JPH11255465A - スイッチ動作力測定装置 - Google Patents

スイッチ動作力測定装置

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Publication number
JPH11255465A
JPH11255465A JP6309298A JP6309298A JPH11255465A JP H11255465 A JPH11255465 A JP H11255465A JP 6309298 A JP6309298 A JP 6309298A JP 6309298 A JP6309298 A JP 6309298A JP H11255465 A JPH11255465 A JP H11255465A
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JP
Japan
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switch
push rod
operating force
force value
pressing force
Prior art date
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Pending
Application number
JP6309298A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Morita
英行 森田
Toshiaki Iwamoto
利秋 岩本
Yuji Koizumi
裕司 小泉
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、押し棒がスカートガードを押圧し
た際に、その押し棒がスカートガード上をすべることの
ないスイッチ動作力測定装置を提供する。 【解決手段】 押し棒6の先端部6aにキャップ体41
を圧入固定し、このキャップ体41の外底部41a中央
に、スカートガードに設けたスカートガードスイッチ用
の調整孔43に嵌合する突出体42を設けることで達成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチを作動さ
せるために加えた押圧力を測定するスイッチ動作力測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スイッチを作動させるために所
定の押圧力を加えたとき、そのスイッチが正常に作動す
るか否かの試験を行う必要がある。例えば、乗客のスカ
ートガード安全装置には、特開昭60−258082号
公報に記載のようにスカートガードの内側にスイッチが
設けられ、ステップとスカートガード間に靴等が挟まれ
たときのスカートガードの撓みをこのスイッチの作動に
よって検出し、この検出があったときに乗客コンベアを
停止させるように構成されており、通常このスイッチは
10〜15kgの押圧力を加えたときに作動するように
設定されている。従来、このスイッチが設定した押圧力
で作動するか否かを検出するために、保守員がテンショ
ンゲージを手に持ちスイッチに対応する部分のスカート
ガードを外側から押圧し、スカートガードを撓ませなが
らスイッチを作動させ、スイッチの作動時に発生するカ
チッという動作音を耳で確認すると共に、このときのテ
ンションゲージの目盛を目で読み取り、その後、所定の
用紙に記録するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスイッチ動作力測定では、手に力を入れている
状態で、スイッチの動作音を耳で確認したときのテンシ
ョンゲージの目盛をただちに目で読み取るようにしてい
たため、測定には熟練が必要であり、また保守現場が騒
がしい場合、スイッチの動作音を聞き取るのが容易では
なく、正確な測定のために測定作業を繰返し行ったりし
て時間と労力を必要とする欠点があった。
【0004】そこで、上記欠点を解決するために、握り
部に対して移動可能に指示されてスイッチに押圧力を与
える細長状の押し棒と、上記スイッチの動作時の動作力
値を測定する動作力値変換部と、上記押し棒により加え
られた押圧力を検出する押圧力検出手段と、上記スイッ
チの動作時に発生する振動を検出するスイッチ動作検出
手段とを設け、上記動作力値変換部は、上記スイッチ動
作検出手段の振動検出時における上記押圧力検出手段に
よる押圧力を動作力値に変換して出力するようにしたス
イッチ動作力測定装置が開発されている。
【0005】この開発中のスイッチ動作力測定装置は、
上述のように押し棒により押圧力を加えている状態で、
スイッチ動作検出手段かスイッチの動作時に発生する振
動を検出したときの押圧力を押圧力検出手段で検出し、
この押圧力を動作力値に変換して出力する動作力値変換
部を設けたため、従来のようにスイッチの動作音から判
断するものに比べて、周囲の状況に影響されることな
く、正確に、かつ、容易にスイッチの動作力値を測定す
ることができる。
【0006】ところが、握り部を握って押し棒の先端面
でスカートガードを押すと、押し棒の先端面の面積が小
さいために、押し棒がスカートガード表面上で滑ってし
まい、円滑な測定作業ができないという問題点があるこ
とがわかった。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を解決しえる
スイッチ動作力測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、握り部に対
して移動可能に支持されてスイッチに押圧力を与えると
細長状の押し棒と、上記スイッチの動作時の動作力値を
測定する動作力値変換部と、上記押し棒により加えられ
た押圧力を検出する押圧力検出手段と、上記スイッチの
動作時に発生する振動を検出するスイッチ動作検出手段
とを設け、上記動作力値変換部は、上記スイッチ動作検
出手段の振動検出時における上記押圧力検出手段による
押圧力を動作力値に変換して出力するようにしたスイッ
チ動作力測定装置において、上記押し棒の先端にキャッ
プ体を圧入固定し、このキャップ体の外底部中央に、ス
カートガードに設けたスカートガードスイッチ用の調整
孔に嵌合する突出体を設けることにより達成される。
【0009】かかる構成によれば、キャップ体の突出体
がスカートガードスイッチ用の調整孔に嵌合しているた
め、押し棒がスカートガード上で滑ることを完全に阻止
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面によって説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態によるスイッ
チ動作力測定装置を示す平面図である。
【0012】エスカレータのスカートガードスイッチな
どのスイッチAの作動押圧力を測定するスイッチ動作力
測定装置は、スカートガードなどの被押圧体Bを押圧し
たときにスイッチAが作動したのを検出する検出部2
と、この検出部2がスイッチAの作動を検出したとき押
圧力値に変換して記録および表示する動作力値変換部3
と、一端が検出部2に取り付けられると共に、他端をコ
ンセントにより動作力値変換部3に接続した接続手段5
とから構成されている。この接続手段5内には、動作力
値変換部3側に設けた乾電池を検出部2側の駆動源とし
て共用するための配線も含まれている。
【0013】図2は検出部2のみを示す斜視図で、直径
約8mmの金属棒からなる細長状の押し棒6と、この押
し棒6を移動可能に保持した回転防止部10と、押し棒
6を被押圧体Bに押圧するよう保守員が握って力を加え
る軽金属製の握り部7とから構成されている。握り部7
は、図1、図2および底面図である図5に示すように大
人が片手もしくは両手で握って押し棒6を被押圧体Bに
押しつけるのに便利な形状、例えば直径約35mmの細
長筒状になっており、その下端には手のひらで押すこと
ができるように弾性体11が設けられ、また外周壁に
は、その握り部7を手で握って押し棒6を被押圧体Bに
向かって押圧する際に手が滑るのを防止する滑り防止材
12が施されている。図3に示すように押し棒6の中心
線P1は握り部7の中心線P2とずらしており、できる
だけ回転防止部10の反突出側に偏心させている。また
回転防止部10は種々の形状を採ることができるが、こ
こでは握り部7の径方向に突出して握り部7と共に回転
するのを防止する形状の収納容器に成されており、その
一方の側部は図4の平面図に示すように握り部7と連続
したほぼ同様の曲面に成されている。このように回転防
止部10の形状と押し棒6の位置を考慮することによ
り、握り部7の外周部から押し棒6の中心線P1までの
距離を小さくすることができ、例えば、エスカレータの
スカートガードスイッチがステップの踏板面の側方に近
接させた状態に配設されている場合でも、押し棒6をス
カートガードに対して垂直に押し付けることができるよ
うになり、押し棒6の先端での滑りなどを防止すること
ができる。
【0014】このように突出した回転防止部10を付設
することによって装置全体が大型化することになるが、
検出部2の断面図である図3に示すように、この回転防
止部10内を有効に活用している。つまり回転防止部1
0内には、押し棒6により被押圧体Bに加えられた押圧
力を検出してその押圧力を電気信号に変換して押圧力信
号として出力する歪ゲージ等の押圧力検出手段37と、
スイッチAの動作時発生する振動を検出してこれを電気
信号に変換し動作信号として出力する圧電センサ等のス
イッチ動作検出手段36とが収納されている。この回転
防止部10に支持された押し棒6は、図6に拡大して示
すように、その先端部6aの隅部全周にテーパー面6b
を有し、かつ、後端に支持台7aから抜け出るのを防止
するつば部7bが一体的に設けられており、支持台7a
に固定した黄銅製の案内リング13内を上下方向および
回転方向に移動可能に支持されている。支持台7aの裏
面には、ばね部材14が取付部材15によって片持ち支
持されており、このばね部材14の自由端近傍には、ボ
ールスクリュー16がナット17によって固定され、こ
のボールスクリュー16のボール部先端16aが押し棒
6のつば部7bの裏面に点接触されている。従って、握
り部7を握って被押圧体Bに向かって押し棒6を押圧す
ると、押し棒6の下端部ではボールスクリュー16を介
してばね部材14が撓むことになり、このばね部材14
の撓み量を押圧力検出手段37が検出し、その撓み量に
応じたディジタル信号を接続手段5を介して動作力値変
換部3に出力するようにしている。押し棒6の先端部6
aには、ステンレスなどからなる金属製のキャップ体4
1が、図6及び図7のように、圧入固定されている。キ
ャップ体41の外底部41aは、押し棒6の断面積(図
6のVII−VII断面)より大きい面積の平坦面としてあ
る。キャップ体41の外底部41aの中央には、突出体
42が一体に形成される。この突出体42は、スカート
ガードなどの被押圧体Bに設けたスカートガードスイッ
チなどのスイッチA用の調整孔43(図1参照)に嵌合
可能な大きさに設定されている。
【0015】一方、図1に示した動作力値変換部3は、
縦寸法100mm、横寸法60mm、厚さ寸法25mm
のポケットサイズとしたケース18と、このケース18
の上面に設けた液晶から成る出力手段の1つである表示
器19と、ケース18の上面に設けた電源入切スイッチ
20と、ケース18の上面に設けた第1操作釦類21と
を有している。これらの表示器19および第1操作釦類
21は、ケース18の上面から外方に突出しない構造と
して後述するようにポケット内への収納性を高めてい
る。また動作力値変換部3のケース18の側面には、後
述するマイコン25のRS232C出力部35に別の出
力手段であるプリンタを接続するための図示しないコン
セントを差し込む接続部が配設されている。ケース18
内には、制御基板および乾電池等が収納され、制御基板
上には、図8に示すように検出部2側から出力される押
圧力信号を増幅する第1増幅回路22と、この第1増幅
回路22で増幅した信号からノイズ成分を除去するフィ
ルター回路23と、押圧力信号をディジタル信号に変換
するAD変換器24と、このAD変換器24からディジ
タル信号のパルス数から押圧力値を換算して表示器19
に表示信号を出力するマイクロコンピュータ(以下、単
にマイコンと称する)25と、検出部2のスイッチ動作
検出手段36から出力された動作信号を増幅する第2増
幅回路26と、動作信号の出力レベルが規定レベル(1
5mV)以上に達している状態のとき動作信号をディジ
タル信号に変換してマイコン25に出力するコンパレー
タ27とが設けられている。
【0016】制御基板上に設けられたマイコン25は、
I/Oポート28、メモリ29およびCPU30とを有
しており、I/Oポート28、メモリ29およびCPU
30はバス31で接続されている。AD変換器24の出
力によりマイコン25内で算出された押圧力値は、押し
棒6に加わる押圧力の変化に対応して連続して順次変換
され、この変換された押圧力値が表示器19に順次表示
されるように構成している。しかしながら、コンパレー
タ27からディジタル信号がマイコン25内に出力され
ると、表示器19に表示される押圧力値の変化が停止さ
れてそのときの押圧力値が保持され、この保持された押
圧力値がスイッチAの動作値としてメモリ29に記憶す
るようにしている。
【0017】動作力値変換部3のケース18の上面に配
設された第1操作釦類21は、メモリアップ釦32と、
メモリダウン釦33と、クリア釦34とから成ってい
る。メモリアップ釦32を1回押すと、マイコン25に
おけるメモリ29の新しいメモリアドレスに、設定した
スイッチAの動作力値が記憶可能な状態となると共に、
その新しいメモリアドレスに記憶されている内容が表示
器19に表示される。またメモリダウン釦33を1階押
すと、マイコン25におけるメモリ29のアクセスされ
ているメモリアドレスの1つ手前のメモリアドレスに、
スイッチAの動作力値が記憶可能な状態になると共に、
その1つ手前のメモリアドレスに記憶されている内容が
表示器19に表示される。ここでメモリ29は、128
個の動作力値を記憶できる容量となっている。従って、
メモリアップ釦32を操作することで、メモリ29に記
憶した順に、またメモリダウン釦33を操作すること
で、メモリ29に記憶した動作力値を新しい順から順次
表示器19に表示させて目視確認することができる。
【0018】一方、クリア釦34を押すと、表示器19
に表示されている動作力値の表示が表示器19から消え
ると共に、その動作力値がメモリ29から消去される。
また、メモリダウン釦33およびクリア釦34をほぼ同
時に押すと、メモリ29内に記憶された全ての動作力値
が消去され、メモリアップ釦32およびメモリダウン釦
33をほぼ同時に押すと、ケース18内の制御基板に設
けたRS232C出力部35に接続された図示しないプ
リンタで、メモリ29に記憶された全ての動作力値を印
刷することができるようになっている。さらに、動作力
値変換部3の表示器19は、マイコン25の駆動源とな
る乾電池の電圧が低下して規定電圧以下になると、「L
OBAT」と表示して乾電池の交換を促したり、あるい
は、メモリ29に動作力値を格納できない状態になると
エラーコード「E1」を表示したり、さらに、RS23
2C出力部35による印刷が不能となるエラーコード
「E2」を表示したりするなど、作業者への注意を促す
メッセージが表示されるようになっている。
【0019】検出部2の回転防止部10は、上述したよ
うに握り部7と同一径であった場合に装置全体が転がっ
て破損の原因になるのを防止するために、握り部7の径
方向に突出させて形成している。この突出された回転防
止部10を有効に活用するため、その収納容器に図1〜
図4に示すように検出部用アップ釦38と検出部用クリ
ア釦39と測定完了表示灯40とを設けているが、これ
ら検出部用アップ釦38と検出部用クリア釦39と測定
完了表示灯40は、回転防止部10の収納容器の表面か
ら外方に突出しない構造として誤操作を防止している。
この検出部用アップ釦38を1回操作する毎に図7に示
したメモリ29のメモリアドレスを新しくアクセスし、
アクセスされたメモリアドレスに記憶されている動作力
値が表示器19に表示される。また検出部用クリア釦3
9を1回操作する毎に、表示器19に表示されている動
作力値が表示器19から消えると共に、その動作力値が
メモリ29から消去される。検出部用アップ釦38を操
作して新しいメモリアドレスがアクセスされたとき動作
力値が記憶されていると点灯するが、検出部用クリア釦
39を操作すると新しくアクセスされたメモリアドレス
に記憶されている動作力値が消去され、このとき測定完
了表示灯40が消灯するので、保守員はこれを目視して
動作力値を測定可能な状態となったことを知ることがで
きる。また測定完了表示灯40は、アクセスされている
メモリアドレスに新しく測定された動作力値が記憶さ
れ、かつ、その動作力値が表示器19に表示されると点
灯する。保守員はこれを目視して検出部用アップ釦38
を操作して新しいメモリアドレスがアクセスすると、動
作力値を測定可能な状態であれば消灯してこれを知るこ
とができる。
【0020】検出部用クリア釦39は、図2に示すよう
に回転防止部10の収納容器の上面10aで、かつ測定
完了表示灯40の外周縁部分に配設されており、測定完
了表示灯40の点灯および消灯を確認しながら操作する
ことができる。検出部用アップ釦38は、握り部7を手
で握った状態のままでその手の親指によって操作できる
ように収納容器の側面10bに配設されており、複数の
スイッチAを連続して測定する場合の操作性が良い。
【0021】このように回転防止部10に検出部用アッ
プ釦38と検出部用クリア釦39と測定完了表示灯40
とを設けているため、保守員は、動作力値変換部3の表
示部19を見たり第1操作釦類21を操作しながらスイ
ッチAの動作力値を測定することもできるし、また動作
力値変換部3を胸ポケットに入れながら検出部2側の釦
類を作業しながらスイッチAの動作力値を測定すること
も可能になる。この後者の作業の邪魔にならないように
接続手段5は、その長さを例えば120cm程度に設定
するのが良い。
【0022】上述のように構成したスイッチ動作力測定
装置によるスイッチAの動作力測定作業は、次のように
行われる。
【0023】先ず、検出部2の検出部用アップ釦38あ
るいは動作力値変換部3のメモリアップ釦32を操作し
て、新しく測定される動作力値を記憶させるメモリアド
レスをアクセスする。このとき表示器19には、アクセ
スされたメモリアドレスの記録値が表示されるが、該当
する記録値がないので「0.0」と表示される。しか
し、「0.0」以外の数値が表示された場合、それは過
去に測定した動作力値であるから、検出部用クリア釦3
9あるいはメモリクリア釦34を操作して、メモリアド
レスを消去すると同時に表示器19の表示を「0.0」
とする。さらに、検出部用アップ釦38あるいはメモリ
アップ釦32を操作してメモリ29のメモリアドレスを
アクセスした際に、そのメモリアドレスに過去に測定し
た動作力値が残っていた場合、測定完了表示灯40が点
灯して保守員にメモリアドレスに残っている動作力値を
消去するように促す。その後、検出本体用クリア釦39
あるいはメモリクリア釦34を操作してメモリアドレス
に記憶されている動作力値を消去すると、測定完了表示
灯40は自動的に消灯する。
【0024】次に、保守員が検出部2の握り部7を握っ
て、図1に示すようにスイッチAが対向する部分の被押
圧体Bに設けたスイッチ用調整孔43に、押し棒6の先
端部6aに設けたキャップ体41の突出体42を嵌合さ
せた後、このその押し棒6を被押圧体Bに向かって押圧
させる。この場合、突出体42がスイッチ用調整孔43
に嵌合しているため、押し棒6が被押圧体上を滑ること
がない。そして、図3から分かるように、この押圧力に
対応して押し棒6が握り部7側に移動させられてボール
スクリュー16が押され、これによってばね部材14が
撓む。このとき、押し棒6は案内リング13によって案
内されながら移動するため、両者の位置関係が変化する
ことなく押圧力値に対応した撓みを精度良く得ることが
できる。このばね部材14の撓み量は、押圧力検出手段
37で検出され、その撓み量に応じたディジタル信号の
パルス数が図8に示すマイコン25に出力される。マイ
コン25は、パルス数に応じて算出した押圧力値をスイ
ッチAの動作力値として表示器19に順次表示する指令
を表示器19に出力する。
【0025】その後、押し棒6によって被押圧体Bが変
形させられてスイッチAに接触し、そのスイッチAの接
点が切り替わる。スイッチAが動作すると、その動作時
に発生する音等による振動が、押し棒6とばね体14を
介してスイッチ動作検出手段36によって検知される。
この検知により、動作力変換部3に動作信号がスイッチ
動作検出手段36から出力され、表示器19に表示され
ているその動作力値がホールドされると共に、そのホー
ルドされた動作力値がメモリ29に記憶される。その
後、出力手段の一部である表示部19に表示させたり、
出力手段であるプリンタで印字して目視することができ
るので、保守員は、単に押し棒6を被押圧体Bに押圧す
るだけで、動作力値の測定を行うことができ、従来のよ
うにスイッチAが設置されている周囲の状況に影響され
ることなく、正確に、かつ、容易にスイッチAの動作力
値を測定することができる。
【0026】上述した手順で動作力値を測定したスイッ
チに続いて、隣接して設けられた他のスイッチの動作力
値を測定する場合は、検出部用アップ釦38あるいはメ
モリアップ釦32を操作して新しいメモリアドレスをア
クセスした後、上述の手順と同様に操作して行うことが
できる。これらの手順を繰り返すことで、例えば、エス
カレータのスカートガードスイッチ等のように1つの機
器にある多数のスイッチを連続してメモリ29に記憶さ
せることができる。メモリ29に記憶させた動作力値
は、動作力値変換部3のメモリアップ釦32とメモリダ
ウン釦33を同時に押すことで、動作力値変換部3に接
続されたプリンタで出力させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、押し棒
で被押圧体を押圧する際、キャップ体41の突出体を、
被押圧体の調整孔に嵌合した状態とすることで、押し棒
6の滑りを完全に防止できるスイッチ動作力測定装置が
得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるスイッチ動作力測定
装置を示す平面図である。
【図2】図1に示したスイッチ動作力測定装置における
検出部の斜視図である。
【図3】図1に示したスイッチ動作力測定装置における
検出部の断面図である。
【図4】図1に示したスイッチ動作力測定装置における
検出部の平面図である。
【図5】図1に示したスイッチ動作力測定装置における
検出部の底面図である。
【図6】図1に示したスイッチ動作力測定装置の要部拡
大図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【図8】図1に示したスイッチ動作力測定装置の動作力
値変換部を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 検出部 3 動作力値変換部 5 接続手段 6 押し棒 7 握り部 10 回転防止部 19 表示部 32 メモリアップ釦 33 メモリダウン釦 34 メモリクリア釦 36 押圧力検出手段 37 スイッチ動作検出手段 38 検出部用アップ釦 39 検出部用クリア釦 40 測定完了表示灯 41 キャップ体 41a 外底部 42 突出体 43 調整孔 A スイッチ B 被押圧体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部に対して移動可能に支持されてス
    イッチに押圧力を与えると細長状の押し棒と、上記スイ
    ッチの動作時の動作力値を測定する動作力値変換部と、
    上記押し棒により加えられた押圧力を検出する押圧力検
    出手段と、上記スイッチの動作時に発生する振動を検出
    するスイッチ動作検出手段とを設け、上記動作力値変換
    部は、上記スイッチ動作検出手段の振動検出時における
    上記押圧力検出手段による押圧力を動作力値に変換して
    出力するようにしたスイッチ動作力測定装置において、
    上記押し棒の先端にキャップ体を圧入固定し、このキャ
    ップ体の外底部中央に、スカートガードに設けたスカー
    トガードスイッチ用の調整孔に嵌合する突出体を設けた
    ことを特徴とするスイッチ動作力測定装置。
JP6309298A 1998-03-13 1998-03-13 スイッチ動作力測定装置 Pending JPH11255465A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013228224A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Hitachi Building Systems Co Ltd 動作圧力測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013228224A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Hitachi Building Systems Co Ltd 動作圧力測定装置

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