JP3239636B2 - 小型簡易センサの機能切り換え方法 - Google Patents
小型簡易センサの機能切り換え方法Info
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- JP3239636B2 JP3239636B2 JP23289294A JP23289294A JP3239636B2 JP 3239636 B2 JP3239636 B2 JP 3239636B2 JP 23289294 A JP23289294 A JP 23289294A JP 23289294 A JP23289294 A JP 23289294A JP 3239636 B2 JP3239636 B2 JP 3239636B2
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- Japan
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- sensor
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- sensor body
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- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は微量の液体試料からその
特定成分の濃度などを簡便に測定しうる小型簡易センサ
に関するものであり、特に血糖値などを測定するバイオ
センサに適用して効果があるものである。
特定成分の濃度などを簡便に測定しうる小型簡易センサ
に関するものであり、特に血糖値などを測定するバイオ
センサに適用して効果があるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、小型簡易センサとして、血液や尿
からグルコース、乳酸、尿素などの濃度を、家庭でも簡
単に測定できるバイオセンサの開発が進められている。
中でも、採取した微量の体液中の特定成分と反応する試
薬を担持した小さな使い捨てのチップと、その反応によ
って得られる反応電流を測定して、特定成分の濃度に応
じた値を表示する小型のセンサ本体とからなるバイオセ
ンサは、誰にでも容易に正確な測定ができ、普及が大い
に期待されている。
からグルコース、乳酸、尿素などの濃度を、家庭でも簡
単に測定できるバイオセンサの開発が進められている。
中でも、採取した微量の体液中の特定成分と反応する試
薬を担持した小さな使い捨てのチップと、その反応によ
って得られる反応電流を測定して、特定成分の濃度に応
じた値を表示する小型のセンサ本体とからなるバイオセ
ンサは、誰にでも容易に正確な測定ができ、普及が大い
に期待されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なバイオセンサにおいては、例えば血糖値の測定途中と
測定終了時にそれぞれ異なったブザー音を鳴らすように
設定した場合に、そのブザー音量を調節する機能を追加
したいことがある。
なバイオセンサにおいては、例えば血糖値の測定途中と
測定終了時にそれぞれ異なったブザー音を鳴らすように
設定した場合に、そのブザー音量を調節する機能を追加
したいことがある。
【０００４】しかしながらこのようなブザー音量を切り
換える頻度は少ないことから、小型のセンサ本体の表面
に音量の切り換えスイッチを配置することは好ましくな
い。
換える頻度は少ないことから、小型のセンサ本体の表面
に音量の切り換えスイッチを配置することは好ましくな
い。
【０００５】そこで本発明は、センサ本体に切り換えス
イッチを配置しなくても、センサ本体の機能を切り換え
ることのできる方法を提供することを目的とする。
イッチを配置しなくても、センサ本体の機能を切り換え
ることのできる方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の小型簡易センサの機能切り換え方法は、セ
ンサ本体に電池が装着されたときに、チップが既にセン
サ本体に装着されているかどうかを検出する第１のステ
ップと、既にチップが装着されている場合には、所定の
時間を計時し、前記所定の時間内にセンサ本体に装着さ
れたチップが抜かれたかどうかを監視する第２のステッ
プと、前記第２のステップにおいてチップが取り除かれ
た場合には、さらに所定の時間を計時し、所定の時間内
にチップが挿入されたかどうかを監視する第３のステッ
プとを有し、前記第２または第３のステップをそれぞれ
任意の回数行って、センサ本体の機能を切り換えるよう
にしたことを特徴としている。
に、本発明の小型簡易センサの機能切り換え方法は、セ
ンサ本体に電池が装着されたときに、チップが既にセン
サ本体に装着されているかどうかを検出する第１のステ
ップと、既にチップが装着されている場合には、所定の
時間を計時し、前記所定の時間内にセンサ本体に装着さ
れたチップが抜かれたかどうかを監視する第２のステッ
プと、前記第２のステップにおいてチップが取り除かれ
た場合には、さらに所定の時間を計時し、所定の時間内
にチップが挿入されたかどうかを監視する第３のステッ
プとを有し、前記第２または第３のステップをそれぞれ
任意の回数行って、センサ本体の機能を切り換えるよう
にしたことを特徴としている。
【０００７】
【作用】上記方法によれば、センサ本体に電池を装着す
る操作と、チップをセンサ本体に対して挿脱する操作と
により、センサ本体の機能を切り換えることができる。
このため使用頻度の少ない機能を、小型のセンサ本体に
押し釦スイッチ等を設けることなく切り換えることがで
き都合がよい。
る操作と、チップをセンサ本体に対して挿脱する操作と
により、センサ本体の機能を切り換えることができる。
このため使用頻度の少ない機能を、小型のセンサ本体に
押し釦スイッチ等を設けることなく切り換えることがで
き都合がよい。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の小型簡易センサの機能切り換
え方法について、その実施例を図面を参照しながら具体
的に説明する。図１は本発明の一実施例におけるバイオ
センサの斜視図を示すものであり、特に図（ａ）は反応
試薬を担持した使い捨てのチップ１と、濃度測定を行う
センサ本体２のそれぞれを示しており、図（ｂ）はチッ
プ１をセンサ本体２に装着した状態を示している。
え方法について、その実施例を図面を参照しながら具体
的に説明する。図１は本発明の一実施例におけるバイオ
センサの斜視図を示すものであり、特に図（ａ）は反応
試薬を担持した使い捨てのチップ１と、濃度測定を行う
センサ本体２のそれぞれを示しており、図（ｂ）はチッ
プ１をセンサ本体２に装着した状態を示している。
【０００９】ここで例えば血糖値の測定を行うときに
は、チップ１をセンサ本体２に挿入した状態で血液を点
着する。そしてチップ１に形成した電極端子に電圧を印
加することにより反応電流を検出し、グルコース濃度を
表示板にする。
は、チップ１をセンサ本体２に挿入した状態で血液を点
着する。そしてチップ１に形成した電極端子に電圧を印
加することにより反応電流を検出し、グルコース濃度を
表示板にする。
【００１０】ところで上述のようなバイオセンサにおい
ては、血糖値の測定途中と、測定終了後、血糖値を表示
した時に、それぞれ異なったブザー音を鳴らす機能は、
使用者にとって使い勝手がよいので従来より一般的に設
けられているが、さらにブザー音の音量を調節できる機
能があると付加価値の高いものとなる。
ては、血糖値の測定途中と、測定終了後、血糖値を表示
した時に、それぞれ異なったブザー音を鳴らす機能は、
使用者にとって使い勝手がよいので従来より一般的に設
けられているが、さらにブザー音の音量を調節できる機
能があると付加価値の高いものとなる。
【００１１】しかしながらこの音量調節の機能はあれば
便利であるものの、その使用頻度は少ないので、小型の
センサ本体２の外装部に特別に音量調節スイッチを設け
るほどのものでもない。そこで本実施例においては、チ
ップ１をセンサ本体２に対して挿脱することにより、音
量を調節できるように構成したものであり、図２に示す
回路により実現する。
便利であるものの、その使用頻度は少ないので、小型の
センサ本体２の外装部に特別に音量調節スイッチを設け
るほどのものでもない。そこで本実施例においては、チ
ップ１をセンサ本体２に対して挿脱することにより、音
量を調節できるように構成したものであり、図２に示す
回路により実現する。
【００１２】図２において、１はチップを、２はセンサ
本体を示しており、さらに１１はチップ１を装着するコ
ネクタ、１２は装着されたチップ１に当接することによ
り、接点がショートするなどしてチップ１の有無を検出
可能にしたバネスイッチなどのチップ検出回路、１３は
血糖値の測定や音量調節などセンサ本体２の全体を制御
するマイコン、１４は測定値等を表示する表示板、１５
はブザー、１６はブザー音量を大小２段階に切り換える
音量切り換えスイッチ、１７は電池１８の装着に応じて
センサ本体２へ電圧を印加する構造の電池蓋である。
本体を示しており、さらに１１はチップ１を装着するコ
ネクタ、１２は装着されたチップ１に当接することによ
り、接点がショートするなどしてチップ１の有無を検出
可能にしたバネスイッチなどのチップ検出回路、１３は
血糖値の測定や音量調節などセンサ本体２の全体を制御
するマイコン、１４は測定値等を表示する表示板、１５
はブザー、１６はブザー音量を大小２段階に切り換える
音量切り換えスイッチ、１７は電池１８の装着に応じて
センサ本体２へ電圧を印加する構造の電池蓋である。
【００１３】上記構成のセンサ本体２における音量調節
の操作について、図３のフローチャートを参照しながら
説明する。まず、Ｓ１のステップでは、図１（ｃ）に示
すように、ユーザはセンサ本体２の電池蓋１７を開けて
電池１８を一旦取り出す。そしてチップ１をセンサ本体
２に挿入してから電池１８を再度装着する。
の操作について、図３のフローチャートを参照しながら
説明する。まず、Ｓ１のステップでは、図１（ｃ）に示
すように、ユーザはセンサ本体２の電池蓋１７を開けて
電池１８を一旦取り出す。そしてチップ１をセンサ本体
２に挿入してから電池１８を再度装着する。
【００１４】Ｓ２のステップにおいて、チップ検出回路
１２によりチップ１の装着が確認されるとＳ３の処理に
移る。このＳ２のステップにおいて、電池１８を再度装
着した時にチップ１が装着されていなければ、通常の血
糖値の測定が可能な測定待機の状態となる。すなわちチ
ップ１が装着されたときに、チップ検出回路１２が出力
する信号により、マイコン１３が立ち上がり上述の血糖
値の測定動作を行うことになる。
１２によりチップ１の装着が確認されるとＳ３の処理に
移る。このＳ２のステップにおいて、電池１８を再度装
着した時にチップ１が装着されていなければ、通常の血
糖値の測定が可能な測定待機の状態となる。すなわちチ
ップ１が装着されたときに、チップ検出回路１２が出力
する信号により、マイコン１３が立ち上がり上述の血糖
値の測定動作を行うことになる。
【００１５】チップ１を装着していると、Ｓ３のステッ
プにおいて、マイコン１３が立ち上がり音量調節のフロ
ーが始まる。すなわちＳ３、Ｓ４のステップにおいて、
マイコン１３は計時を開始し、予め定めた所定の時間、
例えば１０秒の間にチップ１がユーザによって抜きとら
れるかどうかを監視している。
プにおいて、マイコン１３が立ち上がり音量調節のフロ
ーが始まる。すなわちＳ３、Ｓ４のステップにおいて、
マイコン１３は計時を開始し、予め定めた所定の時間、
例えば１０秒の間にチップ１がユーザによって抜きとら
れるかどうかを監視している。
【００１６】そして１０秒の間にユーザによってチップ
１が抜きとられ、チップ検出回路１２がチップ１の無い
ことを確認すると、次のＳ５のステップに移り、再び計
時を開始し、２秒の間にユーザによってチップ１が装着
されるかどうかを監視する。ここで２秒の間に再び電極
が装着されると、Ｓ７のステップで現在のブザー音量を
表示板１４に表示する。
１が抜きとられ、チップ検出回路１２がチップ１の無い
ことを確認すると、次のＳ５のステップに移り、再び計
時を開始し、２秒の間にユーザによってチップ１が装着
されるかどうかを監視する。ここで２秒の間に再び電極
が装着されると、Ｓ７のステップで現在のブザー音量を
表示板１４に表示する。
【００１７】ここでＳ４、Ｓ６の計時のステップで、チ
ップ１が抜き取られたり、チップ１が挿入されたりしな
い限りは、音量調節のフローを中断し、Ｓ１３に移り通
常の測定が可能な状態となるようにしている。これはユ
ーザが音量調節の意志がないのに、電池１の装着時にチ
ップ１をすでに装着している場合が考えられるからであ
り、このような場合に調節動作を中止させるためであ
る。
ップ１が抜き取られたり、チップ１が挿入されたりしな
い限りは、音量調節のフローを中断し、Ｓ１３に移り通
常の測定が可能な状態となるようにしている。これはユ
ーザが音量調節の意志がないのに、電池１の装着時にチ
ップ１をすでに装着している場合が考えられるからであ
り、このような場合に調節動作を中止させるためであ
る。
【００１８】そして再び、Ｓ８のステップで、チップ１
が２秒の間にユーザによって取り除かれるかどうかを監
視し、チップ１が取り除かれたなら、ブザー音量を大ま
たは小に切り換え、切り換え後のブザー音量を２秒間表
示する。Ｓ１２のステップで２秒間経過するとマイコン
１３を休止状態にし、通常の測定動作が可能な状態とな
り、音量の調節操作を終える。
が２秒の間にユーザによって取り除かれるかどうかを監
視し、チップ１が取り除かれたなら、ブザー音量を大ま
たは小に切り換え、切り換え後のブザー音量を２秒間表
示する。Ｓ１２のステップで２秒間経過するとマイコン
１３を休止状態にし、通常の測定動作が可能な状態とな
り、音量の調節操作を終える。
【００１９】なお本実施例では、ブザー音量の切り換え
操作について説明したが、そのほかに、ブザー音の有無
や表示板照明の調節、測定単位や検量線等を切り換える
場合にも、本実施例を適用することができる。
操作について説明したが、そのほかに、ブザー音の有無
や表示板照明の調節、測定単位や検量線等を切り換える
場合にも、本実施例を適用することができる。
【００２０】さらに、電池の装着時にチップの装着を確
認した後に、所定時間内におけるチップの挿脱を繰り返
すステップは、上述の本実施例に限らずフローを変更す
ることも可能である。
認した後に、所定時間内におけるチップの挿脱を繰り返
すステップは、上述の本実施例に限らずフローを変更す
ることも可能である。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、本発明の機能切り換え方
法によれば、電池の着脱とチップの挿脱の操作を組み合
わせにより、機能の切り換えを行うようにしたので、特
に使用頻度の少ない機能の切り換えが、小型のセンサ本
体に対し特別な押し釦スイッチを設けなくても行え、都
合がよい。
法によれば、電池の着脱とチップの挿脱の操作を組み合
わせにより、機能の切り換えを行うようにしたので、特
に使用頻度の少ない機能の切り換えが、小型のセンサ本
体に対し特別な押し釦スイッチを設けなくても行え、都
合がよい。
【図１】本発明の小型簡易センサの切り換え方法の一実
施例におけるバイオセンサを示す斜視図
施例におけるバイオセンサを示す斜視図
【図２】同実施例におけるセンサ本体の回路図
【図３】同実施例における機能切り換えのフローチャー
ト
ト
１ チップ ２ センサ本体 １１ コネクタ １２ チップ検出回路 １３ マイコン １４ 表示板 １５ ブザー １７ 電池蓋 １８ 電池
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−325064（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−107154（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−357452（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−167812（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01N 27/26 371 G01N 27/28 331 G01N 27/416
Claims (1)
- 【請求項１】採取した液体試料と反応する反応試薬を形
成したチップと、前記チップに点着された前記液体試料
の特定成分のレベルを検出して表示するセンサ本体とか
らなる小型簡易センサにおいて、 センサ本体に電池が装着されたときに、チップが既にセ
ンサ本体に装着されているかどうかを検出する第１のス
テップと、 既にチップが装着されている場合には、所定の時間を計
時し、前記所定の時間内にセンサ本体に装着されたチッ
プが抜かれたかどうかを監視する第２のステップと、 前記第２のステップにおいてチップが取り除かれた場合
には、さらに所定の時間を計時し、所定の時間内にチッ
プが挿入されたかどうかを監視する第３のステップとを
有し、 前記第２または第３のステップをそれぞれ任意の回数行
って、センサ本体の機能を切り換えるようにしたことを
特徴とする小型簡易センサの機能切り換え方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23289294A JP3239636B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 小型簡易センサの機能切り換え方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23289294A JP3239636B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 小型簡易センサの機能切り換え方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0894569A JPH0894569A (ja) | 1996-04-12 |
| JP3239636B2 true JP3239636B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=16946484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23289294A Expired - Lifetime JP3239636B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 小型簡易センサの機能切り換え方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3239636B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP23289294A patent/JP3239636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0894569A (ja) | 1996-04-12 |
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