JP2862851B2 - リベッティング装置のリベット有無検出方法並びに装置 - Google Patents

リベッティング装置のリベット有無検出方法並びに装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばリベット
などのかしめ成形に用いるリベッティング装置、特にそ
の運転中においてリベットの装着漏れを自動的かつ確実
に検出する方法ならびに装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリベッティング装置は図4に示す
ようなものである。この図で1は加圧側となるリベッテ
ィングマシンで、図示省略してある台座上に固定したコ
ラム2にシリンダ3を固定し、このシリンダ3に上下に
進退するピストン軸4を装着し、このピストン軸4の軸
芯にスピンドル5を回転自在かつピストン軸4と同行す
るよう貫通せしめる。
【0003】上記スピンドル5はシリンダ3上に設けた
モータ(図示省略)で駆動され、スピンドル5の下端の
リベットヘッド成形軸6に上下運動と回転運動を与える
ようにしてある。
【0004】また、図示省略してある台座には上記リベ
ットヘッド成形軸6の下方に位置するワークテーブル7
を設けて受圧側とし、このテーブル7上に加工用ワーク
10を載せて固定するようになっている。
【0005】この従来の装置は上記加工用ワーク10の
挿入孔にリベット軸11を挿入してその上端をワーク1
0の上面より突出させた状態で、ピストン軸4を下降さ
せ、スピンドル5の先端のリベットヘッド成形軸6の端
面をリベット軸11の端部に圧接しながら旋回揺動させ
てその摩擦熱と加圧とにより、リベット軸11の端部を
かしめ成形する。
【0006】このようなリベッティング装置は、例えば
コンベヤ(図示省略)によりテーブル7上に次々とリベ
ット軸装着済のワーク10を自動供給して上記のかしめ
加工を施すものであるが、このような流れ作業によるか
しめ成形では、リベッティング装置のワーク10にリベ
ット止めの漏れを起さないようにする必要がある。
【0007】このため、実公平7−19646号公報に
は図4のようにシリンダ3にドーナツ形の取付け板15
を嵌装固定し、この取付け板15に振動検出センサとし
て圧電型ピックアップ16を取付け、このピックアップ
16の出力回路を弁別回路17に接続してリベットの有
無を検出する技術が記載されている。
【0008】この公知の装置の弁別回路17は図5のよ
うに、ピックアップ16の出力が入力されるレベルコン
パレータ20と、このコンパレータ20にトリガされる
ワンショットマルチバイブレータ等のタイマ回路21
と、このタイマ回路21の出力でコンパレータ20の出
力を阻止あるいは通過させるゲート回路22からなって
いる。
【0009】上記弁別回路17は、圧電型ピックアップ
16の検出出力があらかじめ設定されたレベル電圧以上
となるとレベルコンパレータ20の出力が立ち上がり、
その出力がゲート回路22に出力されると同時に、タイ
マ回路21をトリガする。
【0010】このタイマ回路21はあらかじめ決められ
た継続時間の間タイマ出力を出力し、その間コンパレー
タ20の出力はゲート回路22により阻止される。即
ち、弁別回路17、圧電型ピックアップ16が一定レベ
ルの検出出力を一定時間以上継続したときにのみ、コン
パレータ20を出力させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来装置は加圧
側の振動を捕らえるものであるから、その出力波形は図
6(I)(II)(III)に示すようになる。即ち、
(I)は太径のリベット軸有(太径鋲有)の場合、(I
I)は細径のリベット軸有(細径鋲有)の場合、(II
I)はリベット軸無(有無)の場合を示している。ま
た、この各図でaはリベットヘッド成形軸6の下降時、
bは同じくリベットヘッド成形軸6がリベット軸に接触
したとき、cはリベッティング中を示している。またL
は判定基準を示し、例えば0.8Vである。
【0012】そして、判定基準L以上の振動がt秒間継
続するとリベット有りと判断している。ところが、(I
I)と(III)で明らかなように、a、cの振動が判
定基準Lに近い場合、細径リベット有りか、リベット無
しかの区別がつけられない場合があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はリベッティング装置において、前記受
圧側の振動レベルを検出することにより、加圧側の振動
に影響されずにリベットの有無を検出するリベット有り
無しの検出方法およびその装置を採用する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基いて説明する。この発明の実施形態を示す図
1ないし図3において、前記従来例で述べた部分部分と
同一の部分については、図面の同一部分に同一番号を付
して説明を省略する。
【0015】図1に示すように、ワークテーブル7上に
固定した治具パレット23に圧電型ピックアップ等の振
動検出センサ24を取付ける。そして、センサ24の出
力回路をコントローラ25に接続し、このコントローラ
25をシーケンサ26に接続して弁別回路を構成する。
【0016】この実施形態の作用を図2のフローチャー
トにもとづいて説明すれば、図1のように治具パレット
23にリベット軸27を挿入したアンビル29を固定し
てその上端をアンビル29の上面より突出させた状態
で、チャート上端の31のようにリベッティング装置を
スタートすると、シリンダ3の作用で32のようにピス
トン軸4が下降し、33のようにスピンドル5の先端の
リベットヘッド成形軸6の端面がリベット軸27の端部
に到着すると34のように作業タイマがONとなると共
に、リベットヘッド成形軸6の端面がリベット軸27の
端部に圧接しながら旋回揺動してその摩擦熱と加圧とに
より、リベット軸27の端部をかしめ成形する。
【0017】リベット軸27が存在していると、上記の
ように34の作業タイマのONと共に、かしめ作業がは
じまるので、センサ24からの振動検出出力がコントロ
ーラ25をへてシーケンサ26に入力される。
【0018】一定時間の経過によりリベットのかしめ作
業が終了した後、作業タイマが完了すると、35のよう
に作業タイマ完了となり、図1のシーケンサ26からO
Kの信号がでて図6の36のようにリベット成形軸6が
上昇し、37のように作業完了となる。
【0019】また、上記のチャート31、32のように
リベッティング装置がスタートし、シリンダ3の作用で
32のようなピストン軸4が下降し、33のようにスピ
ンドル5の先端のリベットヘッド成形軸6の端面がリベ
ット軸27の端部に到着する位置となり、34のように
作業タイマがONとなったにもかかわらず、リベット軸
が無くて、センサ24からの振動信号がコントローラ2
5に入力しない場合、39、40、41のように検出タ
イマONから検出タイマ完了の間に振動検出出力がコン
トローラ25にはいらないから、42のようにNGの判
定がなされ、43の作業タイマ完了の時点でピストン軸
4が上昇する。
【0020】図3(I)(II)(III)は振動検出
センサ24の出力波形を示すもので、(I)は太径リベ
ットの成形時、(II)は細径リベットの成形時、(I
II)はリベット無しの場合である。
【0021】上記で明らかなように、(I)の太径リベ
ット軸有(太径鋲有)では、aのリベットヘッド成形軸
6の下降時においては殆ど振動は検出されず、bのリベ
ットヘッド成形軸6がリベット軸に接触したときも振動
は殆ど無く、cのリベッティング開始とともに、大きな
振動が検出され、成形後のピストン軸の上昇時には振動
は殆ど検出されない。
【0022】(II)の細径リベット軸有(細径鋲有)
の成形の場合はcのリベッティング中の波形が太径リベ
ット軸より少し低いがa、bの波形より顕著な波形を示
している。
【0023】(III)のリベット軸無(鋲無)の場
合、a、b、cの全てで判定基準Lより低い値を示して
いる。
【0024】
【発明の効果】この発明は上記のようにリベッティング
装置のテーブルや治具パレットなどの受圧側に振動セン
サを取付けてリベッティング中の振動を検出してリベッ
トの有無を検出するものであるから、従来の検出装置の
ようにリベットヘッド成形軸の下降時やリベットヘッド
成形軸の下端がリベットヘッド軸の端部に接触したとき
の振動に影響されないのでリベットの有無の検出が確実
に行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の要部拡大正面図
【図2】同上の作用を示すフローチャート
【図3】同上の振動検出センサの出力波形図
【図4】従来例の要部拡大正面図
【図5】同上の検出回路の概略図
【図6】同上の振動検出センサの出力波形図
【符号の説明】
1 リベッティングマシン 2 コラム 3 シリンダ 4 ピストン軸 5 スピンドル 6 リベット成形軸 7 ワークテーブル 23 治具パレット 24 振動検出センサ 27 リベット軸 29 アンビル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リベッティングマシンからなる加圧側
    と、その下方のワークテーブルからなる受圧側からな
    り、前記加圧側のリベッティングマシンのリベット成形
    軸を回転させつつ上下して上記受圧側のワークテーブル
    上に突出させたリベット軸端部をかしめるリベッティン
    グ装置において、前記受圧側の振動レベルを検出するこ
    とにより、加圧側の振動に影響されることなくリベット
    の有無を検出することを特徴とするリベッティング装置
    のリベット有無検出方法。
  2. 【請求項2】 加圧側となるリベッティングマシンと、
    その下方の受圧側となるワークテーブルからなり、前記
    リベッティングマシンの昇降および回動自在のスピンド
    ルの下端にリベットヘッド成形軸を設け、上記ワークテ
    ーブルにリベット軸を突出させた加工用ワークを載置
    し、この加工用ワークのリベット軸端部へ、前記リベッ
    ト成形軸端部を圧接しつつ回転させてかしめるリベッテ
    ィング装置において、前記受圧側の一部に振動検出セン
    サを設けると共に、この振動検出センサによるワークテ
    ーブルの振動検出出力を受信して、その検出レベルを検
    出し、加工用ワークのリベット装着の有無を弁別する弁
    別回路を設けたことを特徴とするリベッティング装置の
    リベット有無検出装置。
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