JPH11193584A - 固定方法 - Google Patents

固定方法

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JPH11193584A
JPH11193584A JP80798A JP80798A JPH11193584A JP H11193584 A JPH11193584 A JP H11193584A JP 80798 A JP80798 A JP 80798A JP 80798 A JP80798 A JP 80798A JP H11193584 A JPH11193584 A JP H11193584A
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JP
Japan
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plaster board
reinforcing
fixing
fixed
reinforcing material
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JP80798A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Iwane
和良 岩根
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JUKANKYO KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
JUKANKYO KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by JUKANKYO KENKYUSHO KK, Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical JUKANKYO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打留材での保持が困難な部材の打留のための
補強が、施工作業場等で手軽に行える固定方法を提供す
る。 【解決手段】 打留材での保持が困難な部材の表面の打
留箇所に、繊維を含有する基材と粘接着剤からなる補強
材を貼着し、該補強材を貫通して被固定体を打留材で固
定することを特徴とする固定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定方法に関し、
更に詳しくは、打留材での保持が困難な石膏ボード等の
部材への被固定体の固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石膏ボード等の打留材での保持が
困難な部材に被固定体を固定する方法は、接着工法が一
般に行われいる。該接着工法は、上記部材に接着剤を塗
布し、接着剤が硬化して、被固定体への接着強度が十分
に発現するまで、該接着剤塗布面と被固定体との間に空
隙ができないように、各種の仮止め部材を多数動員して
押圧し、長時間この状態で養生する工法である。
【0003】しかしながら、上記被固定体の貼着面のみ
ならず打留材での保持が困難な部材の表面自体、不陸が
多く、しばしば接着不良等の手直し工事に煩わされるも
のであって、工数のみならず、接着剤の使用による労働
衛生上の配慮を必要とする等、施工コストの嵩むもので
あった。
【0004】さりとて、これらの打留材での保持が困難
な部材をクギやビス等の打留材で固定しようとしても、
打留効果がなく、時間の経過と共に打留部が甘くなって
僅かな衝撃や振動によって被固定体が部材より剥離した
り、落下してしまうものであるので、例えば、特公昭6
1−58303号公報に、これらの打留材での保持が困
難な部材に予め木桟をマトリックス状に張り巡らせ打留
可能部分を可及的大ならしめる工夫がなされた木桟付石
膏ボードの製造方法が開示されている。
【0005】しかし、特公昭61−58303号公報に
開示された木桟付石膏ボードは、上記公報記載の通り、
工場で予め木桟をマトリックス状に張り巡らせる面倒な
工程を必要とする上に、張設された木桟付石膏ボード上
に棚等の被固定体を固定する場合、補強用の木桟が貼着
されているので、一々木桟の位置を確認しながら打留作
業を行わなくてはならず、更に、必要な位置に木桟がな
い等という不便があったりして必ずしも満足いく問題解
決にはなっていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑みなされたものであって、その目的とするところは、
打留材での保持が困難な部材の打留のための補強が、施
工作業場等で手軽に行える固定方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
打留材での保持が困難な部材の表面の打留箇所に、繊維
を含有する基材と粘接着剤層からなる補強材を貼着し、
該補強材を貫通して被固定体を打留材で固定することを
特徴とする固定方法をその要旨とするものである。
【0008】本発明で用いられる打留材での保持が困難
な部材は、特に限定されるものではないが、例えば、石
膏ボード、珪酸カルシウム板等の比較的重量があり、結
着性に乏しい無機粉末を固化して作製された、衝撃や振
動に対して欠損し易い建築材料等が挙げられる。上記石
膏ボードは、その裏面に木桟や木質板が積層されたもの
であってもよい。
【0009】本発明で用いられる補強材の基材は、特に
限定されるものではないが、例えば、合板、パーティク
ルボード、木片セメント板、繊維強化プラスチック、繊
維強化ゴム、金属板等が挙げられる。これらの基材の厚
さは、基材の性状、補強される打留材での保持が困難な
部材や該部材が打留される被固定体のサイズや用途によ
って適宜決定されるものではあるが、好ましくは、0.
5〜20mm、より好ましくは、1〜10mmである。
【0010】上記基材に含有される繊維は、打留時にク
ギやビス等の打留材に絡んで、該打留材の打留強度を発
現し、もしくは打留強度を補強する作用を有するもので
あれば、特に限定されるものではなく、例えば、木材繊
維、木綿等の植物性繊維、ウール等の動物性繊維、ステ
ンレス鋼ウール等の金属繊維、ガラス繊維、ロックウー
ル、スラッグファイバー、カーボン繊維、ボロン繊維等
の無機質繊維、ポリアミド系繊維、ポリビニルアルコー
ル系繊維、ポリエステル系繊維、アラミド繊維等の有機
質合成繊維等が挙げられる。
【0011】これらの繊維は、織製された織布であって
もよく、編製されたニットや網状体であってもよく、又
は、ニードルパンチング、繊維の交点における熱融着や
粘接着等の方法でシート化された不織布であってもよ
く、単に梳綿されただけの繊維マットやチョップドスト
ランド等の短繊維や通常の押出成形や射出成形によって
成形できる熱可塑性樹脂ペレットに混練される極短繊
維、更に、木材のように素材そのものの構成成分として
の繊維であってもよい。
【0012】上記基材に上記繊維を含有させる形態は、
特に限定されるものではないが、例えば、上記繊維に熱
可塑性樹脂や熱硬化性樹脂やゴム等を含浸硬化させた
り、積層一体化させたものであってもよく、熱可塑性樹
脂や熱硬化性樹脂やゴムに極短繊維を混練して均一に分
散させたものであってもよい。又上記繊維を含有する基
材は、更に、異種の繊維を含有する基材や熱可塑性樹脂
シート、熱硬化性樹脂板又はゴムシート等が積層されて
もよい。上記の繊維は、繊維長が長くて強いものがよ
く、繊維量は多いものほど打留材の打留効果が大きくな
る。
【0013】又、補強材の粘接着剤層は、上記繊維を含
有する基材を、打留材での保持が困難な部材の打留する
表面に、接着し得るものであれば特に限定されるもので
はなく、例えば、粘着剤からなるものであってもよく、
接着剤からなるものであってもよい。これらの粘着剤や
接着剤は、上記基材の性状や打留材での保持が困難な部
材の表面性質に応じて、最も効果的に打留強度を発現し
得るものが適宜設定されるが、例えば、アクリル系粘着
剤、シリコーン系粘着剤、フェーノール樹脂系接着剤、
酢酸ビニル樹脂系接着剤、アクリルエマルジョン系接着
剤、ポリウレタン系接着剤、ニトリルゴム系接着剤、水
性1液ペースト型無機接着剤等が挙げられる。
【0014】上記補強材の粘接着を上記基材の塗工する
手段は、特に限定されるものではなく、例えば、ディッ
ピング法、スプレー法、刷毛塗り法、ロールコーター
法、押出被覆法、転写法等の公知のいずれの方法も採用
し得るものである。又、塗膜の形態は、上記基材の一面
のみに塗工されたものであってもよく、両面に塗工され
たものであってもよい。又、上記粘接着の塗膜は、基材
面全面に隈なく塗工されてもよく、ストライプ状、水玉
模様のように、基材面全面に塗工されてはいるが、部分
的に粘接着の塗膜の存在しない部分が設けられたもので
あってもよい。
【0015】上記被固定体としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、ユニットバス、トイレユニット
等の住宅設備のような大型部材、トイレットホルダー、
吊り棚、天井灯や壁面灯等の照明機器等のような小型部
材、キッチンや下駄箱の天袋収納、収納戸棚等の通称
「箱物」等が挙げられる。
【0016】請求項2記載の発明は、上記繊維を含有す
る基材が繊維強化プラスチックシートである請求項1記
載の固定方法をその要旨とするものである。
【0017】上記繊維強化プラスチックシートは、特に
限定されるものではなく、例えば、フェノール樹脂板や
ガラス繊維強化アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合(ABS)樹脂のような熱硬化性樹脂系や熱可
塑性樹脂系の繊維強化プラスチックシート等のように剛
性の大きいものであってもよく、ガラスマットを芯材と
するクロロプレン系ゴムマットのように或る程度柔軟性
に富んだ素材からなるものであってもよい。基材が柔軟
性に富んだ素材からなるものである場合には、若干厚さ
を増すことによって、打留材の打留性能を向上させるこ
とができる。
【0018】請求項3記載の発明は、打留材での保持が
困難な部材の打留箇所に、打留材の径より大きい径の孔
を穿設し、該孔に流動状態の合成樹脂系組成物を充填
し、該合成樹脂系組成物を固化させて補強部を形成した
後、該補強部に被固定体を打留することを特徴とする固
定方法をその要旨とするものである。
【0019】本発明の固定方法において用いられる打留
材での保持が困難な部材は、先ず、打留箇所に、打留材
の径より大きい径の孔が穿設される。上記孔の径は、特
に限定されるものではなく、上記部材の性状、打留間隔
等に応じて、最も効果的に打留強度を発現し得るように
適宜設定されるが、余り小さいと、補強材の上記打留材
での保持が困難な部材への固定強度が小さくなり、打留
効果を低下させ、余り大きいと、打留材での保持が困難
な部材自体の特性を損なうおそれがあるので、好ましく
は上記打留材の径の3〜30倍、より好ましくは5〜2
0倍である。
【0020】上記補強部を形成する流動状態の合成樹脂
系組成物は、上記孔内で隙間なく充填固化し、該孔の露
出面に接着して打留可能な補強部を形成し得るものであ
れば特に限定されるものではないが、例えば、加熱溶融
している熱可塑性樹脂組成物、常温硬化性、加熱硬化性
もしくは光硬化性樹脂組成物、前記する繊維が混合分散
された1成分系ないしは2成分系の合成樹脂系組成物等
が挙げられる。上記繊維は、請求項1記載の発明の固定
方法において用いられた繊維が挙げられる。又、上記繊
維が混合分散された合成樹脂系組成物としては、熱可塑
性ないしは硬化性樹脂中に単に繊維が混合分散されたも
のであってもよいが、軟化剤、粘着付与樹脂、溶剤等を
含む粘接着性合成樹脂系組成物であってもよい。
【0021】次いで、上記打留材での保持が困難な部材
に穿設された孔に、上記流動状態の合成樹脂系組成物が
注入充填された後、必要に応じて加熱され或いは光照射
され、上記合成樹脂系組成物を乾燥固化ないしは硬化さ
せる。上記流動状態の合成樹脂系組成物が注入手段は、
特に限定されるものではないが、例えば、流動状態の合
成樹脂系組成物を容器から単に傾斜させて注入する方
法、携帯用注入ガンで圧入する方法等が挙げられる。
又、上記流動状態の合成樹脂系組成物の注入に際して、
必要に応じて、上記孔の露出面を、例えば、シリコーン
系カップリング剤等の表面処理剤で処理し、上記流動状
態の合成樹脂系組成物の接着性を高めることが好まし
い。
【0022】上記繊維の注入充填は、上記孔に織製され
た織布、編製されたニットや網状体、又は、ニードルパ
ンチング、繊維の交点における熱融着や粘接着等の方法
でシート化された不織布、単に梳綿されただけの繊維マ
ット等の繊維を含有する基材成分を、予め略上記孔の径
に打ち抜いて、必要枚数積層して充填し、然る後、流動
状態の合成樹脂系組成物を注入充填し、含浸一体化され
て行われてもよく、短繊維状に切断された繊維を合成樹
脂系組成物に混合分散し充填して行われてもよい。
【0023】このように打留材での保持が困難な部材に
穿設された孔に合成樹脂系組成物が充填され、固化して
補強部が形成され、該補強部を貫通して打留材が打留さ
れ、打留材での保持が困難な部材に被固定体が固定され
る。
【0024】請求項1記載の発明の固定方法は、叙上の
ように、基材に含有される繊維は、打留時にクギやビス
等の打留材に絡んで、該打留材の打留強度を発現し、も
しくは打留強度を補強する作用を有するものであり、上
記基材は、粘接着剤層で打留材での保持が困難な部材と
被固定体とが粘接着されているので、石膏ボード等の打
留材での保持が困難な部材に打留材で打留された箱物等
の被固定体は、強固に打留され、時間の経過によって打
留部が甘くなることもなく、耐震性にも優れたものとな
る。
【0025】更に、本発明の固定方法は、叙上のよう
に、打留のための補強が施工作業場で手軽に行えるもの
であるので、打留材での保持が困難な部材は、予め工場
等で特別の工程を設けて、使用時のあらゆる被固定体の
固定可能性を考慮した補強材の裏打ちをする必要もなく
使用できるものである。従って、部材の調達が極めて容
易となり、施工時の被固定体の固定位置の変更等が自由
に行える便利がある等、部材費及び該固定工数を低下さ
せることができる。
【0026】請求項2記載の発明の固定方法は、叙上の
ように、打留材での保持が困難な部材として、石膏ボー
ドを用いるものであるが、該石膏ボードは、脆く僅かな
衝撃等で欠損し、打留材での保持が困難な部材である
が、本発明によって、請求項1記載の発明の固定方法で
詳述するように、強固な被固定体の固定が可能となり、
且つ、部材の調達が極めて容易となり、施工時の被固定
体の固定位置の変更等が自由に行える便利がある等、部
材費及び該固定工数を低下させることができる。
【0027】請求項3記載の発明の固定方法は、叙上の
ように、打留材での保持が困難な部材の打留箇所に、打
留材の径より大きい径の孔を穿設し、該孔に流動状態の
合成樹脂系組成物を充填し、該合成樹脂系組成物を固化
させて補強部が形成されているものであるので、石膏ボ
ード等の打留材での保持が困難な部材に打留材で打留さ
れた箱物等の被固定体は、該補強部において強固に打留
され、時間の経過によって打留部が甘くなることもな
く、耐震性にも優れたものとなる。
【0028】更に、本発明の固定方法は、叙上のよう
に、打留のための補強が施工作業場で手軽に行えるもの
であるので、打留材での保持が困難な部材は、予め工場
等で特別の工程を設けて、使用時のあらゆる被固定体の
固定可能性を考慮した補強材の裏打ちをする必要もなく
使用できるものである。従って、部材の調達が極めて容
易となり、施工時の被固定体の固定位置の変更等が自由
に行える便利がある等、部材費及び該固定工数を低下さ
せることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しなが
ら説明するが、本発明は、これらの実施例に限定される
ものではない。
【0030】(実施例1)図1において、1は、厚さ1
2mm×幅(上下)300mm×長さ(左右)900m
mの石膏ボード、2は、厚さ5mm×100mm×10
0mmのカーボン繊維系FRPからなる基材成分21の
両面にシアノアクリレート系接着剤からなる接着剤層2
2が形成されてなる補強材、3は、縦300mm×横9
00mm×奥行き250mmの化粧合板製の吊り棚であ
り、石膏ボード1表面に補強材2を介して吊り棚3が接
着され、該吊り棚3は、その内側から、2枚の補強材2
を貫通して、背後の石膏ボード1に打留材(ビス)4で
上記石膏ボード1の上縁より垂直に100mm及び20
0mm下がった位置に2ヶ所、左右端から各々150m
m内側に入ったとこより300mm間隔で合計6ヶ所に
おいてビス4で固定された。
【0031】(実施例2)図2において、1は、厚さ1
5mm×幅(上下)300mm×長さ(左右)900m
mの石膏ボード、2及び2’は、厚さ2mm×100m
m×100mmのカーボン繊維系FRPからなる基材成
分21の両面にシアノアクリレート系接着剤からなる接
着剤層22が形成されてなる補強材、3は、実施例1と
同じ化粧合板製の吊り棚であり、石膏ボード1表裏両面
に補強材2及び2’が貼着されており、吊り棚3は、補
強材2を介して上記石膏ボード1表面に接着され、該吊
り棚3は、その内側から、補強材2及び石膏ボード1を
貫通して補強材2’に至るビス4で、実施例1と同様に
ビスで固定された。
【0032】(実施例3)図3において、10は、厚さ
12mm×幅(上下)300mm×長さ(左右)900
mmの石膏ボードであり、該石膏ボード10の上縁より
垂直に100mm及び200mm下がった位置に2列
に、左右端から各々150mm内側に入ったとこより3
00mm間隔で、直径15mmの孔を合計6個穿設し
た。次いで、これらの孔全部に、加熱溶融したABS樹
脂組成物が注入され、上記石膏ボード10の表裏両面よ
り僅かに外側に飛び出した状態でABS樹脂組成物が充
填固化し、打留用補強部20が形成された。
【0033】このようにして打留用補強部20が形成さ
れた石膏ボード10に、実施例1と同じ化粧合板製の吊
り棚3を、図3に示すように、その内側から、上記補強
部20においてビス4で固定された。
【0034】(実施例4)実施例3のABS樹脂組成物
に替えて常温硬化性エポキシ樹脂を用いたこと以外、実
施例3と同様にして、化粧合板製の吊り棚3を石膏ボー
ド10表面にビス4で固定された。
【0035】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明の固定方法
は、叙上のように構成されているので、石膏ボード等の
打留材での保持が困難な部材に打留材で打留された箱物
等の被固定体は、強固に打留され、時間の経過によって
打留部が甘くなることもなく、耐震性にも優れたものと
なる。
【0036】本発明の固定方法は、更に、部材の調達が
極めて容易となり、施工時の被固定体の固定位置の変更
等が自由に行える便利がある等、部材費及び該固定工数
を低下させることができる。
【0037】請求項2記載の発明の固定方法は、請求項
1記載の発明の固定方法において、打留材での保持が困
難な部材として、石膏ボードを用いるものであり、上述
するように、強固な被固定体の固定が可能となり、且
つ、部材の調達が極めて容易となり、施工時の被固定体
の固定位置の変更等が自由に行える便利がある等、部材
費及び該固定工数を低下させることができる。
【0038】請求項3記載の発明の固定方法は、叙上の
ように構成されているので、石膏ボード等の打留材での
保持が困難な部材に打留材で打留された箱物等の被固定
体は、該補強部において強固に打留され、時間の経過に
よって打留部が甘くなることもなく、耐震性にも優れた
ものとなる。
【0039】本発明の固定方法は、更に、部材の調達が
極めて容易となり、施工時の被固定体の固定位置の変更
等が自由に行える便利がある等、部材費及び該固定工数
を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1又は2記載の発明の固定方法の一例を
説明するための固定部の断面図である。
【図2】請求項1又は2記載の発明の固定方法の他の例
を説明するための固定部の断面図である。
【図3】請求項3記載の発明の固定方法の一例を説明す
るための固定部の断面図である。
【符号の説明】
1、10:石膏ボード 2、2’:補強材 20:補強部 21:繊維を含有する基材 22:接着剤層 3:吊り棚(被固定体) 4:ビス(打留材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打留材での保持が困難な部材の表面の打
    留箇所に、繊維を含有する基材と粘接着剤層からなる補
    強材を貼着し、該補強材を貫通して被固定体を打留材で
    固定することを特徴とする固定方法。
  2. 【請求項2】 上記繊維を含有する基材が繊維強化プラ
    スチックシートである請求項1記載の固定方法。
  3. 【請求項3】 打留材での保持が困難な部材の打留箇所
    に、打留材の径より大きい径の孔を穿設し、該孔に流動
    状態の合成樹脂系組成物を充填し、該合成樹脂系組成物
    を固化させて補強部を形成した後、該補強部に被固定体
    を打留材で固定することを特徴とする固定方法。
JP80798A 1998-01-06 1998-01-06 固定方法 Pending JPH11193584A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188521A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 トヨタホーム株式会社 棚板の壁取付構造
CN108078243A (zh) * 2016-11-20 2018-05-29 天津嘉美易科科技发展有限公司 一种会议服务专用室电视墙柜

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JP2016188521A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 トヨタホーム株式会社 棚板の壁取付構造
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