JPH11193216A - 水系美爪料 - Google Patents

水系美爪料

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JPH11193216A
JPH11193216A JP36058897A JP36058897A JPH11193216A JP H11193216 A JPH11193216 A JP H11193216A JP 36058897 A JP36058897 A JP 36058897A JP 36058897 A JP36058897 A JP 36058897A JP H11193216 A JPH11193216 A JP H11193216A
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JP
Japan
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group
acid
nail
aqueous
nail polish
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JP36058897A
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English (en)
Inventor
Mizue Kawaai
みずえ 川相
Susumu Sugawara
享 菅原
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)水性ポリマーエマルジョン、及び
(B)式(1) 【化1】 (R1 及びR2 はH、ハロゲン原子又は置換基を有して
いてもよい炭素数1〜25のアルキル基、アラルキル基
若しくはアリール基を示す)で表わされるα−ヒドロキ
シ酸又はその塩を含有する水系美爪料。 【効果】 2枚爪又は爪の折れを防止する効果に優れ、
しかも顔料の退色が防止され、色調の安定したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚爪(爪甲層状
分裂症)又は爪の折れを防止する効果に優れ、しかも顔
料の退色が防止され色調の安定した水系美爪料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】爪には、個々の内部機能、生活状態、食
事、年齢、疲労状態等に起因して、種々の障害が発生す
る。爪に構造上の障害が発生すると、爪は硬くなった
り、裂けたり割れやすくなり、また2枚爪になったりす
る。従来、このような障害を改善するため、ヒドロキシ
カルボン酸を0.5〜3重量%含有し、爪の硬化を減少
させ、爪を柔軟にするネイルトリートメント組成物(特
開平9−104608号公報)が提案されている。
【0003】しかしながら、このようなネイルトリート
メント組成物は、爪の硬化を減少させることはできる
が、2枚爪又は爪の折れを防止することはできなかっ
た。
【0004】一方、ポリマーエマルジョンを含有する水
系美爪料は、有機溶剤を使用しないため、爪への悪影響
が少なく、爪の傷等の発生を防止する目的で使用されて
いる。しかしながら、このような水系美爪料は、2枚爪
又は爪の折れを防止することはできなかった。また、一
般に美爪料では、光や熱による劣化等の影響で、経日に
よる退色が生じやすく、大きな問題となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、2枚爪又は爪の折れを防止する効果に優れ、しかも
退色が防止された水系美爪料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、2枚爪又は爪の折れ
が生じるのは、爪の割れとは異なり、爪が硬くなること
だけが原因ではないため、前記ネイルトリートメント剤
ではこれを防止できないことが明らかになり、更に水性
ポリマーエマルジョンとともに特定のα−ヒドロキシ酸
を含有する水系美爪料が、2枚爪又は爪の折れを防止す
る効果に優れ、しかも光等による退色が防止され、長期
間色調が安定していることを見出し、本発明を完成し
た。
【0007】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B): (A)水性ポリマーエマルジョン、(B)一般式(1)
【0008】
【化3】
【0009】(式中、R1 及びR2 は同一又は異なっ
て、水素原子、ハロゲン原子、又はヒドロキシル基、ア
ルデヒド基、カルボキシル基若しくは炭素数1〜9のア
ルコキシル基で置換されていてもよい炭素数1〜25の
アルキル基、アラルキル基若しくはアリール基を示す)
で表わされるα−ヒドロキシ酸又はその塩を含有する水
系美爪料を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)の
水性ポリマーエマルジョンとしては、水を主とする溶剤
にポリマーを分散させてなるエマルジョンであれば特に
制限されず、例えば重合可能な二重結合を有する単量体
を可塑剤又は成膜助剤の存在下に重合してなるものが挙
げられる。
【0011】ここで用いられる重合可能な二重結合を有
する単量体としては、親水性単量体、疎水性単量体のい
ずれでもよく、親水性単量体としては、アクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、ク
ロトン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸;ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、ポリエチレングリコールモノ
アクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレ
ート等のヒドロキシ基含有エチレン性単量体;アクリル
アミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタアクリルアミド、N−ダイア
セトンアクリルアミド等のエチレン性アミド;アミノエ
チルアクリレート、アミノエチルメタクリレート、N,
N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメ
チルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジエチルア
ミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート、N,N,N−トリメチルアミノエチ
ルアクリレート、N,N,N−トリメチルアミノエチル
メタクリレート等のエチレン性アミン又はその塩などが
挙げられる。
【0012】また、疎水性単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、クロロスチレン、アルキルスチレ
ン、ジビニルベンゼン等の芳香族モノ及びジビニル化合
物;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアク
リレート、プロピルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ターシャ
リーブチルアクリレート、ターシャリーブチルメタクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシル
メタクリレート等のアクリル酸エステル及びメタクリル
酸エステル;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等
のシアン化ビニル化合物;酢酸ビニル等のビニルエステ
ル;塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニ
ル;トリフルオロエチルメタクリレート、2,2,3,
3−テトラフルオロプロピルメタクリレート、2,2,
3,3,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレー
ト、パーフルオロオクチルメタクリレート、パーフルオ
ロオクチルアクリレート等のフッ素系単量体;下記の一
般式(3)〜(7)で表わされるようなシリコーンマク
ロモノマーなどが挙げられる。
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R6 は水素原子又はメチル基を示
し、R7 〜R15はそれぞれ低級アルキル基、低級アルコ
キシ基又はフェニル基を示し、Xは下記式;
【0015】
【化5】
【0016】(R7 〜R11は前記と同じ意味を示す)で
表わされる基を示し、mは1〜500の数を示す)
【0017】これらの単量体は1種のみを使用しても、
また2種以上を組合せて使用してもよいが親水性単量体
が0〜30%、疎水性単量体が70〜100%の組合せ
を用いるのが好ましく、親水性単量体が0〜15%、疎
水性単量体が85〜100%の組合せを用いるのが好ま
しい。また、単量体としては、特にアニオン性単量体、
両性単量体、ノニオン性単量体が好ましい。
【0018】また、可塑剤又は成膜助剤としては、例え
ばセロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等
のセロソルブ類;カルビトール、ジメチルカルビトー
ル、ジエチルカルビトール、ブチルカルビトール、ジブ
チルカルビトール等のカルビトール類;エチレンカーボ
ネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート類;
セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、
ブチルカルビトールアセテート、スクロースアセテート
等のアセテート類;ヘキサノール、ベンジルアルコー
ル、フェネチルアルコール等のアルコール類;ヘキシレ
ングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール等のジオール類;フタル酸ジエステル類、アジピン
酸ジエステル類、コハク酸ジエステル類、セバシン酸ジ
エステル類、アビエチン酸エステル類、カプリル酸エス
テル、カプロン酸エステル、酢酸エステル、エナント酸
エステル、ミリスチン酸エステル、クエン酸エステル等
のエステル類;スクロースベンゾエート等の安息香酸エ
ステル;ジエチルベンゼンなどや、次の一般式(2)
【0019】
【化6】R4-O-(R3O)n-R 5 (2)
【0020】(式中、R3 は炭素数2〜4のアルキレン
基を示し、R4 及びR5 は同一又は異なって、炭素数1
〜8の炭化水素基又は炭素数1〜4のアシル基を示し、
nは1〜3の整数を示す)で表わされるオキシアルキレ
ングリコール誘導体などが挙げられる。
【0021】これらのうち、一般式(2)で表わされる
オキシアルキレングリコール誘導体において、式中R3
で示されるアルキレン基としては、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン基が挙げられる。またR4 及びR5 で示さ
れる炭化水素基又はアシル基としては、メチル、エチ
ル、プロピル、t−ブチル、n−ブチル、ペンチル、イ
ソペンチル、ベンジル、メチルベンジル、エチルベンジ
ル等の炭素数1〜8の炭化水素基;アセチル、プロピオ
ニル等の炭素数1〜4のアシル基が挙げられる。具体的
には、例えばエチレングリコールジエチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチ
レングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エ
チレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、プロピレングリコール−t−ブチル−メ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、ジプロピレングリコールジメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールメチルエーテルイソブチレ
ート等が挙げられる。
【0022】可塑剤又は成膜助剤としては、特にオキシ
アルキレングリコール誘導体(2)が好ましい。
【0023】可塑剤又は成膜助剤の添加量は、重合安定
性、貯蔵安定性及び塗膜の耐水性、耐久性などの点で上
記単量体100重量部に対し1〜50重量部が好まし
く、5〜30重量部が更に好ましい。
【0024】成分(A)の水性ポリマーエマルジョンの
重合方法としては、例えば乳化重合、溶液重合、バルク
重合、沈殿重合、無乳化重合等の公知の方法のいずれで
も良く、例えば特開平6−80537号公報に記載の方
法に製って重合させることができる。なお、重合により
得られる水性ポリマーエマルジョンの重合平均分子量は
200,000以下が好ましく、10,000〜10
0,000が更に好ましい。
【0025】成分(A)の水性ポリマーエマルジョン
は、1種又は2種以上を組合せて用いることができ、全
組成中に固形分換算で1〜60重量%、特に10〜60
重量%配合するのが、皮膜形成性、乾燥性、安定性など
の点で好ましい。なお、水性ポリマーエマルジョンを2
種以上を混合して用いる場合には、ガラス転移温度の異
なるポリマー2種以上を組合せることもできる。
【0026】本発明で用いられる成分(B)のα−ヒド
ロキシ酸は、前記一般式(1)で表わされるものであ
る。式中、R1 及びR2 で示されるもののうち、ハロゲ
ン原子としては、フッ素、塩素、臭素等が挙げられる。
炭素数1〜25のアルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、ペンチル基、オクチル基、ラウリル基、ステアリル
基等が挙げられ、アラルキル基としては、ベンジル基等
が挙げられ、アリール基としては、フェニル基等が挙げ
られる。これらのアルキル基、アラルキル基、アリール
基は、1又は2以上のヒドロキシル基、アルデヒド基、
カルボキシル基又は炭素数1〜9のアルコキシル基で置
換されていてもよく、炭素数1〜9のアルコキシル基と
しては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基等が挙げられる。
【0027】α−ヒドロキシ酸は、フリーの酸の形態の
ほか、有機塩基又はアルカリ金属との塩でも良く、更に
立体異性体が存在する場合にはD型、L型、DL型のい
ずれでも良い。
【0028】このようなα−ヒドロキシ酸の具体例とし
ては、グリコール酸、乳酸、メチル乳酸、2−ヒドロキ
シブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒドロキ
シヘキサン酸、2−ヒドロキシヘプタン酸、2−ヒドロ
キシオクタン酸、2−ヒドロキシノナン酸、2−ヒドロ
キシデカン酸、2−ヒドロキシウンデカン酸、α−ヒド
ロキシラウリン酸、α−ヒドロキシミリスチン酸、α−
ヒドロキシパルミチン酸、α−ヒドロキシステアリン
酸、α−ヒドロキシアラキドン酸、マンデル酸、ベンジ
ル酸、フェニル乳酸、アトロラクチン酸、4−ヒドロキ
シマンデル酸、3−ヒドロキシ−4−メトキシマンデル
酸、4−ヒドロキシ−3−メトキシマンデル酸、3−
(2−ヒドロキシフェニル)乳酸、3−(4′−ヒドロ
キシフェニル)乳酸、3,4−ジヒドロキシマンデル
酸、グリセリン酸、2,3,4−トリヒドロキシブタン
酸、2,3,4,5−テトラヒドロキシペンタン酸、
2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキサン酸、
2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプタン
酸、タルトロン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等が挙
げられる。
【0029】α−ヒドロキシ酸としては、特にグリコー
ル酸、乳酸、マンデル酸、リンゴ酸、クエン酸が好まし
い。
【0030】成分(B)のα−ヒドロキシ酸は、前記の
ようなものであり、水溶性、水不溶性のいずれでも良い
が、水不溶性のものを用いる場合には、当該水不溶性α
−ヒドロキシ酸の可溶化剤を配合するのが好ましい。こ
こで用いられる水とα−ヒドロキシ酸の両方に相溶性を
有する可溶化剤としては、例えばエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピ
レングリコール1−メチルエーテル、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールジメチルエーテル等のグリ
コールエーテル類;エチレングリコールメチルエーテル
アセテート、ジエチレングリコールエチルエーテルアセ
テート等のアセテート類;エタノール、プロパノール等
のアルコール類;エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール等のジオール類;エタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イ
ソプロパノールアミン、イソプロピルアミン等のアミン
類;アセトン、プロピレンカーボネート等を挙げること
ができる。これらのなかでもアルコール類若しくはグリ
コールエーテル類又はそれらの組合わせが好ましく、例
えば、エタノールとジエチレングリコールモノエチルエ
ーテルの組合わせ、エタノールとエチレングリコールモ
ノエチルエーテルの組合わせを挙げることができる。
【0031】上記の可溶化剤は1種又は2種以上を組合
わせて用いることができる。この可溶化剤の配合量は水
系美爪料中において0.05〜30重量%が好ましく、
特に0.25〜20重量%であると、有効量のα−ヒド
ロキシ酸を配合でき、塗布性や塗膜の乾燥性がよいので
好ましい。
【0032】成分(B)のα−ヒドロキシ酸は、1種又
は2種以上を組合せて用いることができ、全組成中に
0.01〜20重量%、特に0.01〜10重量%、更
に0.01〜0.45重量%配合すると、十分な2枚爪
又は爪の折れ防止効果が得られるので好ましい。
【0033】本発明の水系美爪料には、前記成分のほ
か、通常水系美爪料に用いられる成分、例えば油分、保
湿剤、紫外線吸収剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、
増粘剤、染料、顔料、香料等を、本発明の効果を損なわ
ない範囲で適宜配合することができる。
【0034】ここで染料としては、例えば赤色106
号、赤色213号、赤色215号、赤色225号、赤色
227号、赤色401号、黄色4号、黄色5号、青色1
号、緑色3号、紫色201号、紫色401号、黒色40
1号等が挙げられる。
【0035】また、顔料としては、例えば赤色201
号、赤色202号、赤色220号、赤色221号、赤色
226号、赤色405号、黄色4号アルミニウムレー
キ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色205号、黄色
401号、青色404号等の有機顔料;二酸化チタン、
褐色酸化鉄、ベンガラ、黄酸化鉄、コンジョウ、グンジ
ョウ、黒酸化鉄、カーボンブラック、雲母チタン、オキ
シ塩化ビスマス等の無機顔料を使用することができる。
【0036】これらの顔料の分散剤としては、石けん、
ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグ
ネシウム、パルミチン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ス
テアリン酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸トリエタノールアミン、セチル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタ
ノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル燐
酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテル燐酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンセチルエーテル燐酸、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンステアリルエーテル燐酸、ポリオキシエチレン
オレイルエーテル燐酸、ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル燐酸、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル燐酸トリエタノールアミン、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル燐酸ナトリウム、ラウ
ロイルサルコシンナトリウム、大豆リン脂質等のアニオ
ン界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベン
ザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ステアリルジ
メチルベンジルアンモニウム、塩化セチルピリジニウ
ム、臭化アルキルイソキノリニウム、臭化ドミフェン等
のカチオン界面活性剤;β−ラウリルアミノプロピオン
酸ナトリウム、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン等の両イオン性界面活
性剤;自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、親油型
モノステアリン酸グリセリン、親油型モノオレイン酸グ
リセライド、モノステアリン酸エチレングリコール、モ
ノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プ
ロピレングリコール、モノラウリン酸ソルビタン、モノ
パルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタ
ン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソル
ビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸エス
テル、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、ラウリン
酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステ
アリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリ
エチレングリコール、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエー
テル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオク
チルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンステアリン
酸アミド、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセ
リン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E
O)、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(20EO)、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソ
ルビタン(6EO)、モノステアリン酸ポリオキシエチ
レンソルビタン(20EO)、ヘキサステアリン酸ポリ
オキシエチレンソルビット、モノオレイン酸ポリオキシ
エチレンソルビタン(20EO)、トリオレイン酸ポリ
オキシエチレンソルビタン(20EO)、テトラオレイ
ン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレ
ンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンヒマシ油、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン
ラノリン等のノニオン界面活性剤などが挙げられる。
【0037】更に増粘剤としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリ
エチレンオキシド、メチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
カチオン化グアーガム、カチオン化セルロース等の有機
系増粘剤や、無機系のベントナイト系粘土鉱物、ベーマ
イト等の含水酸化物等が使用できる。これらのうち、ベ
ントナイト系粘土鉱物としては、スメクタイト系粘土鉱
物が好ましく、例えばモンモリロナイト、ソーコナイ
ト、バイデライト、ヘクトライト、サポナイト等が挙げ
られる。これらの粘土鉱物は、天然のものでも合成され
たものでもよく、具体的には、日本有機粘土社製のBe
n−gel、Ben−gelHV、Ben−gelF
W、Ben−gel15、Ben−gel23、Ben
−gel31、ベントナイト−S、ベントナイト−W
や、クニミネ工業社製のクニピア・F、クニピア・G、
クニピア・K、スメクトンSA、コープケミカル社製の
ルーセンタイトSWN、ルーセンタイトSWF、ラポル
テ社製のラポナイトB、S、RD、RDS、XLG、X
LS等が使用される。
【0038】本発明の水系美爪料は、通常の方法に従っ
て製造することができる。また、成分(B)として水不
溶性のα−ヒドロキシ酸を用いる場合には、例えば可溶
化剤を含有する溶媒中に水不溶性α−ヒドロキシ酸を均
一に分散させた後、水性ポリマーエマルジョンと混合す
ることにより、本発明の水系美爪料を得ることができ
る。ここで、溶媒としては、水、水と水相溶性溶剤との
混合溶媒等が挙げられる。水相溶性溶剤としては、例え
ばエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール;
エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、
ペンタエリスリトール、ソルビトール等の多価アルコー
ル;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノフェニルエーテル等のグリコー
ルエーテルなどが挙げられる。
【0039】
【発明の効果】本発明の水系美爪料は、2枚爪又は爪の
折れを防止する効果に優れ、しかも顔料の退色が防止さ
れ、色調の安定したものである。
【0040】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0041】参考例1 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管
を備えた反応器に水150部、ラウリル硫酸ナトリウム
3部、過硫酸アンモニウム0.5部を仕込み、窒素ガス
を流し、溶存酸素を除去した。一方、滴下ロートにメチ
ルメタクリレート75部、アクリル酸−2−エチルヘキ
シル25部、フタル酸ジブチル10部、n−ドデシルメ
ルカプタン2.5部を仕込んだ。攪拌下、反応器内を7
0℃まで昇温し、滴下ロートより上記モノマーを3時間
かけて滴下した。滴下終了後、3時間かけて熟成を行
い、若干の凝集物を除去し、ポリマー固形分45%のポ
リマーエマルジョンを得た。上記ポリマーエマルジョン
100部にジエチレングリコールジメチルエーテル15
部を加え、30分間攪拌し、ポリマーエマルジョンA
(ポリマー固形分39.1%)を得た。
【0042】実施例1 表1に示す組成の水系美爪料を製造し、これを使用した
ときの2枚爪又は爪の折れ防止効果、及び退色防止効果
を評価した。結果を表1に併せて示す。
【0043】(製法)イオン交換水に界面活性剤を溶解
させ、これに顔料を分散させた後、ポリマーエマルジョ
ン、次いでその他の成分を添加し、均一に攪拌混合した
後、脱気して、水系美爪料を得た。
【0044】(試験方法) (1)2枚爪・爪の折れ防止効果:通常ネイルエナメル
使用者30名を5グループに分け、片手に本発明品1、
2、3、4又は5を、もう片手に比較品1を塗布し、3
日おきに塗り替え、1か月後の爪の状態を以下の基準で
評価した。なお、利き手の影響を考慮して、グループ毎
にパネラーの半数ずつで使用するエナメルの左右を変え
てテストを行った。 ○:2枚爪・折れの生じた指の本数が10%未満。 △:2枚爪・折れの生じた指の本数が10%以上〜30
%未満。 ×:2枚爪・折れの生じた指の本数が30%以上。
【0045】(2)退色防止効果:各水系美爪料を、2
0日間日光暴露した場合(耐日光性)、及び蛍光灯下に
200万lux・hr放置した場合(耐蛍光灯性)の退色状
態を色差計で測定し、併せて目視でも観察した。 ◎:色差計によるΔEが3未満(退色なし)。 ○:色差計によるΔEが3以上5未満(退色なし)。 △:色差計によるΔEが5以上10未満(やや退色あ
り)。 ×:色差計によるΔEが10以上(かなり退色あり)。
【0046】
【表1】
【0047】実施例2 以下に示す組成の水系美爪料を実施例1と同様にして製
造した。
【0048】
【表2】 (成分) (重量%) 乳酸 2.0 赤色202号 1.0 イオン交換水 15.7 ポリマーエマルジョンA(参考例1) 80.0 界面活性剤(花王社製、レオドールTW-0120) 0.5 ベントナイト 0.5 シリコーン系消泡剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン 社製、シリコーンSH-5505) 0.1 防腐剤(吉富製薬社製、メチルパラベン) 0.2
【0049】実施例3 以下に示す組成の水系美爪料を実施例1と同様にして製
造した。
【0050】
【表3】 (成分) (重量%) グリコール酸 0.5 マンデル酸 0.5 赤色202号 1.0 イオン交換水 16.7 ポリマーエマルジョンA(参考例1) 80.0 界面活性剤(花王社製、レオドールTW-0120) 0.5 ベントナイト 0.5 シリコーン系消泡剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン 社製、シリコーンSH-5505) 0.1 防腐剤(吉富製薬社製、メチルパラベン) 0.2
【0051】実施例4 以下に示す組成の水系美爪料を実施例1と同様にして製
造した。
【0052】
【表4】 (成分) (重量%) 乳酸 0.5 赤色202号 1.0 イオン交換水 17.2 ポリマーエマルジョンA(参考例1) 80.0 界面活性剤(花王社製、レオドールTW-0120) 0.5 ベントナイト 0.5 シリコーン系消泡剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン 社製、シリコーンSH-5505) 0.1 防腐剤(吉富製薬社製、メチルパラベン) 0.2
【0053】実施例2〜4で得られた水系美爪料はいず
れも、2枚爪又は爪の折れを防止する効果に優れ、しか
も顔料の退色が防止され、色調の安定したものであっ
た。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)水性ポリマーエマルジョン、(B)一般式(1) 【化1】 (式中、R1 及びR2 は同一又は異なって、水素原子、
    ハロゲン原子、又はヒドロキシル基、アルデヒド基、カ
    ルボキシル基若しくは炭素数1〜9のアルコキシル基で
    置換されていてもよい炭素数1〜25のアルキル基、ア
    ラルキル基若しくはアリール基を示す)で表わされるα
    −ヒドロキシ酸又はその塩を含有する水系美爪料。
  2. 【請求項2】 成分(B)が、水溶性のものである請求
    項1記載の水系美爪料。
  3. 【請求項3】 成分(B)が、水不溶性のものである請
    求項1記載の水系美爪料。
  4. 【請求項4】 成分(B)の可溶化剤を含有する請求項
    3記載の水系美爪料。
  5. 【請求項5】 成分(A)が、重合可能な二重結合を有
    する単量体を可塑剤又は成膜助剤の存在下に重合してな
    るものである請求項1〜4のいずれか1項記載の水系美
    爪料。
  6. 【請求項6】 可塑剤又は成膜助剤が、一般式(2) 【化2】R4-O-(R3O)n-R 5 (2) 〔式中、R3 は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、R
    4 及びR5 は同一又は異なって、炭素数1〜8の炭化水
    素基又は炭素数1〜4のアシル基を示し、nは1〜3の
    整数を示す〕で表わされるオキシアルキレングリコール
    誘導体である請求項5記載の水系美爪料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013144661A (ja) * 2011-12-16 2013-07-25 Mitsubishi Pencil Co Ltd 美爪料組成物
JP2015129105A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 株式会社ナチュラルフィールドサプライ 除光液

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