JPH1119288A - 遊技機製造用釘打装置 - Google Patents

遊技機製造用釘打装置

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JPH1119288A
JPH1119288A JP18277897A JP18277897A JPH1119288A JP H1119288 A JPH1119288 A JP H1119288A JP 18277897 A JP18277897 A JP 18277897A JP 18277897 A JP18277897 A JP 18277897A JP H1119288 A JPH1119288 A JP H1119288A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機を製造する際の釘打ち作業の経済性及
び生産性を図る。 【解決手段】 搬送コンベア2の上流側に設けた搬入側
向替機構5により、遊技盤4の向きを当該遊技盤4の供
給先の釘打機1の向きに合うように自動的に揃えた後に
搬入コンベア2に搬出し、搬入コンベア2で遊技盤4を
側方に配置された釘打機1に搬送して釘打機1のテーブ
ル1aに位置決め搭載し、釘打機1で遊技盤4に釘を1
本づつ自動的に打ち込む。そして、釘打ちが完了する
と、遊技盤4を釘打機1より側方に配置された搬出コン
ベア3に排出する。搬出コンベア3の下流側に設けた搬
出側向替機構12により、釘打ち完了の遊技盤4の向き
を当該遊技盤4が排出された釘打機1の向きに応じて自
動的に揃えた後に次工程の側に搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機等の
遊技機を製造する際に、遊技盤に釘を1本づつ自動的に
打ち込む装置であって、特に、遊技盤を搬入コンベアで
釘打機に供給する部分に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−114147号公報に開示さ
れた遊技機製造用釘打装置は、複数の釘打機が縦列配置
された2列の組列間に搬入・搬出コンベアを2列ずつ配
置し、各搬入コンベアにより各組列における各釘打機の
位置に遊技盤を搬送し、当該遊技盤を搬入コンベアから
釘打機の搭載テーブルに位置決め搭載した後に、釘打機
が遊技盤に該当する釘打データの位置と順序とにより遊
技釘等のような釘を1本づつ打ち込む。所定数の遊技釘
の打ち込みが終了すると、搭載テーブルより遊技盤を取
り出して搬出コンベアに移送し、搬出コンベアが遊技盤
を次工程である役物取り付け工程に向けて搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の釘打装
置では、各組列での釘打機の保守点検を行いやすくする
ことから、一方の組列における各釘打機を同方向に向け
て縦列配置し、他方の組列における各釘打機を一方の組
列での釘打機の向きと逆向きとなるように同方向に向け
て縦列配置してある。このため、一方の組列の釘打機に
関係する遊技盤の向きと、他方の組列の釘打機に関係す
る遊技盤の向きとが逆向きになる。このようなことか
ら、搬入コンベアと搬出コンベアと上下に備えた搬送機
構を2列配置しており、釘打機の複数の組列間隔が広く
なるうえ、建屋の関係から釘打機を複数の組列に設置で
きないこともあった。しかも、前工程であるルータ加工
工程から搬出された遊技盤を同一機種毎に多段に積み重
ねてブロックを形成し、それらのブロックを手押し式の
台車に個別に載せて各搬入コンベアの上流側に運搬する
過程で、ブロックの向きを各組列毎の釘打機の向きに適
合するように台車を転回する、ブロックの向き替え操作
を行っている。このため、搬入コンベアの設置台数も釘
打機の組列数と同数だけ必要となる上、台車を転回する
広いスペースも必要となることが否めなかった。又、釘
打ちの完了した遊技盤を後工程である役物取付工程に搬
出する際にも、一方の組列の釘打機に関係する遊技盤の
向きと、他方の組列の釘打機に関係する遊技盤の向きと
が逆向きであるので、後工程である組立工程に搬出する
までの間に、釘打ちの完了した遊技盤の向きを人為的に
替えていた。
【0004】そこで、この発明は、搬入コンベアの上流
側で遊技盤の向きを当該遊技盤が供給される釘打機の向
きに合うように自動的に揃えると共に、搬出コンベアの
下流側で遊技盤の向きを当該遊技盤が排出された釘打機
の向きにより自動的に揃えることにより、経済的に有利
に、生産効率を向上できる遊技機製造用釘打装置を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の遊技盤を搬入
コンベアで当該搬入コンベアの側方に配置された釘打機
に搬送して当該釘打機のテーブルに位置決め搭載し、こ
の遊技盤に釘を1本づつ自動的に打ち込む一方、釘打ち
が完了した遊技盤を前記釘打機より当該釘打機の側方に
配置された搬出コンベアに排出する遊技機製造用釘打装
置は、搬送コンベアの上流側に遊技盤の向きを当該遊技
盤が供給先の釘打機の向きに合うように切り替える搬入
側向替機構を備える一方、搬出コンベアの下流側に遊技
盤の向きを当該遊技盤が排出された供給元の釘打機の向
きに応じて切り替える搬出側向替機構を備えたことを特
徴としている。この請求項1の構成によれば、搬入コン
ベアの上流側で遊技盤の向きを当該遊技盤の供給先の釘
打機の向きに合うように搬入側向替機構で自動的に揃え
ると共に、搬出コンベアの下流側で遊技盤の向きを当該
遊技盤が排出された釘打機の向きに応じて搬出側向替機
構で自動的に揃えることにより、搬入・搬出コンベアの
それぞれの数を例えば1列のような最低数にまで減らす
ことができて、経済的に有利に、生産効率を向上でき
る。請求項2の遊技機製造用釘打装置は、一方の組列を
構成する複数の釘打機を同方向に向けて縦列配置し、他
方の組列を構成する複数の釘打機を一方の組列での釘打
機の向きと逆向きとなるように同方向に向けて縦列配置
し、一方の組列と他方の組列との間に1列の搬入コンベ
アと1列の搬出コンベアとが上下配置された搬送機構を
1列配置すると共に、この搬送機構の搬入コンベアの上
流側に遊技盤の向きを当該遊技盤が供給先の釘打機の向
きに合うように切り替える搬入側向替機構を備え、搬出
コンベアの下流側に遊技盤の向きを当該遊技盤が排出さ
れた供給元の釘打機の向きに応じて切り替える搬出側向
替機構を備えたことを特徴としている。この請求項2の
構成によれば、釘打機からなる複数の組列間に1列の搬
入コンベアと1列の搬出コンベアとが上下配置された搬
送機構を1列配置したことにより、複数の組列の間隔を
狭めて、釘打機の設置密度を高めることができる。又、
搬入・搬出コンベアの数を1列のような最低数にまで減
らすことにより、経済的に有利に、生産効率を向上でき
る。請求項3の遊技機製造用釘打装置は、請求項1又は
請求項2に記載の搬入側・搬出側向替機構の一方又は両
方を、当該向替機構に対応する搬入・搬出コンベアの搬
送方向と同方向に遊技盤を搬送・停止可能な搬送部と、
この搬送部よりも上位及び下位に昇降可能で上位に上昇
停止した後に所定の回転角度範囲毎に水平に回転・停止
可能な反転部とにより形成したことを特徴としている。
この請求項3の構成によれば、搬送部の搬送・停止及び
反転部の回転・停止の組み合わせ動作により、向きが当
該遊技盤の供給先又は供給元の釘打機の向きに合うよう
に自動的に揃えられた遊技盤を、向替機構から搬入コン
ベアに、又は、搬出コンベアから向替機構に、直接的に
移送できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜3は一実施形態であって、
図1が遊技機製造用釘打装置の斜めからの外観を模式的
に示し、図2が同装置の上面を示し、図3が搬入側及び
搬出側向替機構の動作を示す。図1において、数値制御
又はプログラム制御される複数の釘打機1が縦列配置さ
れた2列の組列A,B間に、搬入・搬出コンベア2,3
を上下に1列づつ配置するが、この実施形態では、上段
に搬入コンベア2を配置し、下段に搬出コンベア3を配
置した。各組列A,Bにおいて、一方の組列Aでの釘打
機1の向きと他方の組列Bでの釘打機1の向きとが逆向
きとなるように、複数の釘打機1を縦列配置して、釘打
機1の保守点検を行いやすくしてある。例えば、搬入コ
ンベア2の右側に位置する一方の組列Aにおける各釘打
機1が、テーブル1aを、搬送方向Xと同じ向きに向け
て、縦列配置され、テーブル1aに遊技盤4をそれのア
ウト口4aや切欠4b等を搬送方向Xの上流側に向くよ
うに搭載して釘打ち加工を行う。搬入コンベア2の左側
に位置する他方の組列Bにおける各釘打機1は、テーブ
ル1aを、搬送方向Xと逆向きに向けて、縦列配置さ
れ、テーブル1aに遊技盤4のアウト口4aや切欠4b
等を搬送方向Xの下流側に向くように搭載して釘打ち加
工を行う。このようなことから、搬入コンベア2は、そ
の右側の組列Aの各釘打機1に向けて遊技盤4を搬送す
る際、当該遊技盤4のアウト口4aや切欠4b等を搬送
方向Xの上流側に向けて搬送し、その左側の組列Bの各
釘打機1に向けて遊技盤4を搬送する際、当該遊技盤4
のアウト口4aや切欠4b等を搬送方向Xの下流側に向
けて搬送する。このために、搬入コンベア2の上流側に
搬入側向替機構5を配置した。
【0007】搬入側向替機構5は、搬送部6と反転部7
及び供給先判定処理部8を備え、供給先判定処理部8が
各釘打機1のコンピューターを有する制御装置1b(図
2参照)からの材料要求指令により、当該材料要求指令
を出した釘打機1が組列Aか又は組列Bに属するものか
を判別し、例えば、組列Aの釘打機1に供給する遊技盤
4の向きを反転する必要が有るとして、供給先判定処理
部8が姿勢切替動作指令を搬送部6及び反転部7に出力
し、前工程より搬入された遊技盤4が反転部7より上位
の搬送部6に正規に搭載した際、搬送部6が搬送動作を
中断し、反転部7が上昇して搬送部6より遊技盤4を機
械的に浮上支持して当該遊技盤4の向きを180°平面
内で反転した後、反転部7が下降してその遊技盤4を搬
送部6の上に沈降搭載し、搬送部6が搬送動作を再開し
て向きの反転された遊技盤4を搬入コンベア2に搬出
し、これとは逆に、組列Bの釘打機1に供給する遊技盤
4の向きを反転する必要が無いとして、供給先判定処理
部8が姿勢切替不動作指令を搬送部6及び反転部7に出
力し、反転部7より上位の搬送部6が前工程より受け渡
された遊技盤4をそのままの向きで搬入コンベア2に搬
出する。
【0008】搬送部6は、遊技盤4より小さい平面視角
形のコンベアフレーム6aとこれに回転駆動可能に支持
された複数のローラー6bとからなるローラーコンベア
6cを、180°毎に水平に回転する反転部7と干渉し
ないように、図外の支持部材で搬入コンベア2の上流側
の設置基準に設けている。
【0009】反転部7は、回転板7aを搬送部6の中心
の下方で同軸となるように設置基準に設けている。回転
板7aに設けられたリングギヤー7bには、設置基準に
取り付けられた回転アクチュエーターとしてのモーター
7cの出力端に結合されたギヤー7dを、噛合してい
る。回転板7aの上には、昇降アクチュエーターとして
のエアーシリンダー7eを取り付けてある。モーター7
cが、コンベアフレーム6aの外側に配置された平面視
方形の可動フレーム7fを、180°毎に水平に回転・
停止する。エアーシリンダー7eが可動フレーム7fを
昇降する。可動フレーム7fの遊技盤4を支持するため
の上端面7f−1は、上昇限度位置で、ローラーコンベ
ア6cの上側搬送部より上位となり、下降限度位置で、
ローラーコンベア6cの上側搬送部より下位となる。可
動フレーム7fは、図外のガイド機構により振れ止めさ
れており、四隅に、遊技盤4の飛び出しを防止する当板
7gを、上端面7f−1より上方に突出している。
【0010】搬出コンベア3は、釘打エリアと次工程エ
リアとの配置関係により、搬送方向を搬入コンベア2の
搬送方向Xと同じ向きか又は逆向きの何れかに定めるこ
とは可能であるが、この実施形態では、搬出コンベア3
の搬送方向を、搬入コンベア2の搬送方向Xと同じ向き
に設定している。よって、搬出コンベア3が、その右側
の組列Aの各釘打機1より搬出された釘打ちの完了した
遊技盤4を、次工程に向けて搬送する際、当該遊技盤4
のアウト口4aや切欠4b等を搬送方向Xと逆向きに向
けて搬送し、その左側の組列Bの各釘打機1より搬出さ
れた釘打ちの完了した遊技盤4を、次工程に向けて遊技
盤4を搬送する際、当該遊技盤4のアウト口4aや切欠
4b等を搬送方向Xと同じ向きに向けて搬送する。この
ために、搬出コンベア3の下流側に搬出側向替機構12
を配置した。
【0011】搬出側向替機構12は、搬送部13と反転
部14及び供給先判定処理部15を備え、供給元判定処
理部15が各釘打機1の制御装置1b(図2参照)から
の材料排出指令により、当該材料排出指令を出した釘打
機1が組列Aか又は組列Bに属するものかを判別し、例
えば、組列Aの釘打機1より排出された遊技盤4の向き
を反転する必要が有るとして、供給元判定処理部15が
姿勢切替動作指令を搬送部13及び反転部14に出力
し、搬出コンベア3より遊技盤4が反転部14より上位
の搬送部13に正規に搬入された際、搬送部13が搬送
動作を中断し、反転部14が上昇して搬送部13より遊
技盤4を機械的に浮上支持して当該遊技盤4の向きを1
80°平面内で反転した後、反転部14が下降してその
遊技盤4を搬送部13の上に沈降搭載し、搬送部13が
搬送動作を再開して向きの反転された遊技盤4を次工程
に搬出し、これとは逆に、組列Bの釘打機1より排出さ
れた遊技盤4の向きを反転する必要が無いとして、供給
元判定処理部15が姿勢切替不動作指令を搬送部13及
び反転部14に出力し、反転部14より上位の搬送部1
3が搬出コンベア3より受け渡された遊技盤4をそのま
まの向きで次工程に搬出する。
【0012】搬送部13は、図外の支持部材で搬出コン
ベア3の下流側の設置基準に設けられ、前記搬送部6と
同様に反転部14と干渉しないようなコンベアフレーム
13aとローラー13bとからなるローラーコンベア1
3cを有する。反転部14は、前記反転部7と同様に、
回転板14aとリングギヤー14bとモーター14cと
ギヤー14dとエアーシリンダー14eと可動フレーム
14f及び当板14gを備え、モーター14cで可動フ
レーム14fを180°毎に水平回転・停止し、エアー
シリンダー14eで可動フレーム14fを昇降する。可
動フレーム14fの上端面14f−1は、上昇限度位置
で、ローラーコンベア13cの上側搬送部より上位とな
り、下降限度位置で、ローラーコンベア13cの上側搬
送部より下位となる。
【0013】図2にも示すように、搬入コンベア2は、
遊技盤4の意匠盤面を上に向けて遊技盤4を搬送方向X
に搬送し、その遊技盤4が各組列A,Bにおける所定の
釘打機1と対応する位置に到達する際に、当該所定の釘
打機1に対応して遊技盤4の搬送路上に下方より突出動
作したストッパー2aにより、当該遊技盤4を所定の釘
打機1と対応する位置に停止する。すると、搬入コンベ
ア2が搬送動作を中断した後に、ストッパー2aが搬送
路上より下方に退避する。ストッパー2aで止められた
遊技盤4は、図外の搬入ローディング機構により、釘打
機1のテーブル1aに、遊技盤4の意匠盤面を上に向け
て、位置決め搭載される。ストッパー2aは、遊技盤4
が搬入ローディング機構で保持された後、この遊技盤4
が搭載されたことを検出する図外の遊技盤センサー、又
は、当該遊技盤センサーに代えて作業者の操作でオン動
作される図外のマニュアルスイッチの何れかが、遊技盤
種別信号及び釘打開始信号を、釘打機1の制御部1bに
出力する。そうすると、制御部1bのコンピューター
が、制御部1bの記憶装置に予め記憶された遊技盤種別
に対応する釘打データーより、釘の打込位置及び順序を
抽出し、それらの打込位置と順序とに従い、テーブル1
aを平面内で縦横に移動して、テーブル1aの上の遊技
盤4の所定位置を、その上方に設置された釘ホルダー機
構1c及びハンマー機構1dの下方に、位置決め停止す
る。そして、パーツフィーダーのような釘供給部1eか
ら釘ホルダー機構1cに供給された遊技釘又は障害釘と
呼ばれるような図外の釘を、ハンマー機構1dで遊技盤
4に打ち込むことで、1枚の遊技盤4に打つべき多数の
釘を、遊技盤4に1本づつ自動的に打ち込む。所定数の
釘の打ち込みが終了すると、図外の搬出ローディング機
構がテーブル1aより遊技盤4を取り出して搬出コンベ
ア3に移送し、搬出コンベア3が遊技盤4を次工程であ
る図外のガイドレール、センター役物、飾り、風車、入
賞口等の遊技機能部品を取り付ける組立工程に向けて搬
送する。
【0014】又、供給先判定処理部8の供給先判定部9
は、各釘打機1からの材料要求指令により、当該材料要
求指令を出力した釘打機1が搬入コンベア2の右側の組
列Aか又は左側の組列Bに属するものかを判別した信号
を、供給先判定処理部8の向替判定部10に出力する。
又、供給先判定処理部8の姿勢検出部11は、搬送部6
に搭載された遊技盤4の例えばアウト口4aや切欠4b
等が搬送方向Xの上流側に向いているか否かというよう
な、遊技盤4の向きを検出して、向替判定部10に出力
する。これにより、向替判定部10が、供給先判定部9
からの材料要求指令を発した釘打機1の組列A,Bの属
性と姿勢検出部11からの遊技盤4の向きとを照合し
て、姿勢切替動作指令又は姿勢切替不動作指令を、搬送
部6及び反転部7に出力する。
【0015】姿勢検出部11は、非接触タイプ又は接触
タイプの何れでもよいが、非接触タイプの場合、前工程
より搬送部6に受け渡された遊技盤4の向きを特定する
ために、例えば、アウト口4aや切欠4b等のような遊
技盤4の向きを特定するための特徴が存在するであろう
部分(検出位置)に、図外のレーザー素子やLED素子
等の検出光源より検出光を照射し、当該照射野からの反
射光を2次元的に感知するような図外の検出受光源で捕
らえ、当該捕捉結果により照射野にアウト口4aや切欠
4b等が有るか無いかを図外の検出結論部で検出し、そ
の検出結果を向替判定部10に出力する。この非接触タ
イプでは、姿勢検出部11の検出結論部と供給先判定部
9及び向替判定部10を、コンピューターにより構成し
得る。接触タイプの場合は、図外の接触子を前記照射野
に相当する検出位置に向けて可動し、その検出位置にア
ウト口4aや切欠4b等が有る場合は、接触子がオフ信
号を向替判定部10に出し、検出位置にアウト口4aや
切欠4b等が無い場合は、接触子がオン信号を向替判定
部10に出力する。この接触タイプでは、供給先判定部
9及び向替判定部10を、コンピューターにより構成し
得る。
【0016】ここで、前記搬入側向替機構5及び搬出側
向替機構12は、機構構成及び動作を基本的に同じに形
成したので、図3を用いて詳述する。この図3では、コ
ンベアフレーム20aを前記コンベアフレーム6a,1
3aに相当する部材とし、ローラー20bを前記ローラ
ー6b,13bに相当する部材とし、ローラーコンベア
20cを前記ローラーコンベア6c,13cに相当する
部材とし、エアーシリンダー21eを前記エアーシリン
ダー7e,14eに相当する部材とし、可動フレーム2
1fを前記可動フレーム7f,14fに相当する部材と
し、上端面21f−1を前記上端面7f−1,14f−
1に相当する部分とし、当板21gを前記当板7g,1
4gに相当する部材としている。先ず、a図に示すよう
に、可動フレーム21fが下降限度位置に停止してい
て、ローラーコンベア6cが遊技盤4を正規に搭載して
搬送動作を中断する。その後、b図に示すように、可動
フレーム21fが上昇して遊技盤4をローラーコンベア
21cより浮上支持した後に上昇限度位置に停止する。
引き続き、c図に示すように、上昇限度位置で、可動フ
レーム21fが180°水平に回転して停止すること
で、遊技盤4の向きを切り替える。つまり、a図及びb
図では遊技盤4がアウト口4aや切欠4b等を紙面の裏
側に位置する状態を示し、可動フレーム21fが180
°回転停止した結果、c図では遊技盤4がアウト口4a
や切欠4b等を紙面の表側に位置する状態を示してい
る。次に、d図に示すように、可動フレーム21fが下
降して向きの切り替えられた遊技盤4をローラーコンベ
ア21cの上に搭載させた後にローラーコンベア21c
の上側搬送部より沈降する下降限度位置に停止する。そ
して、ローラーコンベア21cが搬送動作を再開する。
このローラーコンベア21cの搬送動作は、搬入側向替
機構5の場合は搬入コンベア2の搬送速度と同速度に定
め、搬出側向替機構12の場合は搬出コンベア3の搬送
速度と同速度に定めれば、遊技盤4の受け渡し又は受け
入れを円滑に行える。
【0017】例えば、ルーター加工工程より図外のコン
ベアで搬送されてきた遊技盤4を搬入側向替機構5のロ
ーラーコンベア6cに直接的に移送するには、遊技盤4
が搬入側向替機構5に到着する以前に、ローラーコンベ
ア6cを図外のモータで搬送方向Xに、ルーター加工工
程側のコンベアの搬送速度と同速度に回転駆動しておく
と共に、図外のストッパーを搬送方向Xの下流側で可動
フレーム7fに沿ってローラーコンベア6cの上側搬送
部よりも上方に突出しておき、この図外のストッパーで
ルーター加工工程側のコンベアよりローラコンベア6c
に移送された遊技盤4の移動を停止した後に、前記ロー
ラーコンベア6cの回転駆動を停止する。又は、ルータ
ー加工工程より搬送された遊技盤4を図外のマニピレー
ターやロボットのようなハンド機構で搬入側向替機構5
に供給するには、ローラーコンベア6cを停止してお
く。
【0018】搬出コンベア3で搬送されてきた遊技盤4
を搬出側向替機構12のローラーコンベア13cに直接
的に移送するには、遊技盤4が搬出側向替機構12に到
着する以前に、ローラーコンベア13cを図外のモータ
で搬送方向Xに、搬出コンベア3の搬送速度と同速度に
回転駆動しておくと共に、図外のストッパーを搬送方向
Xの下流側で可動フレーム14fに沿ってローラーコン
ベア13cの上側搬送部よりも上方に突出しておき、こ
の図外のストッパーで搬出コンベア3よりローラコンベ
ア13cに移送された遊技盤4の移動を停止した後に、
前記ローラーコンベア13cの回転駆動を停止する。
【0019】この実施形態によれば、搬送コンベア2の
上流側に設けた搬入側向替機構5により、遊技盤4の向
きを当該遊技盤4の供給先の釘打機1の向きに合うよう
に自動的に揃えた後に搬入コンベア2に搬出する。この
搬入コンベア2で遊技盤4を側方に配置された釘打機1
に搬送する。そこで、遊技盤4を搬入コンベア2より釘
打機1のテーブル1aに位置決め搭載し、釘打機1で遊
技盤4に釘を1本づつ自動的に打ち込む。そして、釘打
ちが完了すると、遊技盤4を釘打機1より側方に配置さ
れた搬出コンベア3に排出する。そうすると、搬出コン
ベア3の下流側に設けた搬出側向替機構12により、釘
打ち完了の遊技盤4の向きを当該遊技盤4が排出された
釘打機1の向きに応じて自動的に揃えた後に次工程の側
に搬出する。よって、遊技機を製造する際の釘打ち作業
の経済性及び生産性の向上を図ることができる。
【0020】しかも、搬入側向替機構5での遊技盤4の
向きと当該遊技盤4の供給先の釘打機1の向きとが一致
する場合は、搬入側向替機構5の姿勢切り替え動作を行
わずに、遊技盤4を搬入側向替機構5より搬入コンベア
2を介して供給先の釘打機1に供給できる。又、搬入側
向替機構5での遊技盤4の向きと当該遊技盤4の供給さ
れる先の釘打機1の向きとが不一致の場合は、搬入側向
替機構5の姿勢切り替え動作を行うことで遊技盤4の向
きを搬送方向Xと同じ向き又は逆向きに切り替えた後
に、遊技盤4を搬入側向替機構5より搬入コンベア2を
介して供給先の釘打機1に供給できる。
【0021】その上、搬出側向替機構12での遊技盤4
の向きと当該遊技盤4の供給元の釘打機1の向きとが一
致する場合は、搬出側向替機構12の姿勢切り替え動作
を行わずに、遊技盤4を搬出側向替機構12より次工程
の側に搬送できる。又、搬出側向替機構12での遊技盤
4の向きと当該遊技盤4の供給元の釘打機1の向きとが
不一致の場合は、搬出側向替機構12の姿勢切り替え動
作を行うことで遊技盤4の向きを搬送方向Xと同じ向き
又は逆向きに切り替えた後に、遊技盤4を搬出側向替機
構12より次工程の側に供給できる。
【0022】又、釘打機1からなる組列A及び釘打機1
からなる組列Bの間に、1列の搬入コンベア2と1列の
搬出コンベア3とが上下配置された搬送機構を1列配置
したので、組列A及び組列Bの間隔を狭めて、釘打機1
の設置密度を高めることができる。
【0023】更に、搬入コンベア2及び搬出コンベア3
の数を1列のような最低数にまで減らしたので、装置を
簡素化できる。
【0024】搬入側・搬出側向替機構5,12におい
て、図3のa図又はd図に示すように、ローラーコンベ
ア20cで遊技盤4を浮上支持した際、ローラー20b
の搬送動作を停止したまま、コンベアフレーム20aを
図外のモーター等のような回転アクチュエーターで所定
の回転角度範囲に回転停止した後に、ローラー20bの
搬送動作を再開すれば、遊技盤4の搬出方向を搬入・搬
送コンベア2,3の搬送方向Xと例えば90°又は27
0°又はそれ以外の角度により交差する方向に切り替え
ることができる。
【0025】前記実施形態では、可動フレーム7f,1
4fの回転角度範囲を180°に定めて、一方の組列と
しての組列Aの釘打機1に対応する遊技盤4の向きを反
転したが、それ以外の1つの又は複数の角度に設定し
て、組列A,Bの釘打機1毎に対応して遊技盤4の向き
を反転することも可能である。例えば、搬出側向替機構
12において、可動フレーム14fの回転角度範囲を9
0°毎で左右の2方向に回転する180°に設定し、組
列Aの釘打機1からの遊技盤4に対しては図2の紙面で
左向きに90°回転し、組列Bの釘打機1からの遊技盤
4に対しては図2の紙面で右向きに90°回転するよう
に制御すれば、遊技盤4のアウト口4aや切欠4bが図
2で左側に向くように、遊技盤4の向きを揃えることが
できる。上記回転角度範囲は90°、180°、270
°以外の角度でも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の斜視図。
【図2】 同実施形態の平面図。
【図3】 同実施形態の向き替え動作の説明図。
【符号の説明】
1 釘打機 2 搬入コンベア 3 搬出コンベア 4 遊技盤 5 搬入側向替機構 6 搬送部 7 反転部 12 搬出側向替機構 13 搬送部 14 反転部 A,B 釘打機の組列

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤を搬入コンベアで当該搬入コンベ
    アの側方に配置された釘打機に搬送して当該釘打機のテ
    ーブルに位置決め搭載し、この遊技盤に釘を1本づつ自
    動的に打ち込む一方、釘打ちが完了した遊技盤を前記釘
    打機より当該釘打機の側方に配置された搬出コンベアに
    排出する遊技機製造用釘打装置において、搬送コンベア
    の上流側に遊技盤の向きを当該遊技盤が供給先の釘打機
    の向きに合うように切り替える搬入側向替機構を備える
    一方、搬出コンベアの下流側に遊技盤の向きを当該遊技
    盤が排出された供給元の釘打機の向きに応じて切り替え
    る搬出側向替機構を備えたことを特徴とする遊技機製造
    用釘打装置。
  2. 【請求項2】 一方の組列を構成する複数の釘打機を同
    方向に向けて縦列配置し、他方の組列を構成する複数の
    釘打機を一方の組列での釘打機の向きと逆向きとなるよ
    うに同方向に向けて縦列配置し、一方の組列と他方の組
    列との間に1列の搬入コンベアと1列の搬出コンベアと
    が上下配置された搬送機構を1列配置すると共に、この
    搬送機構の搬入コンベアの上流側に遊技盤の向きを当該
    遊技盤が供給先の釘打機の向きに合うように切り替える
    搬入側向替機構を備え、搬出コンベアの下流側に遊技盤
    の向きを当該遊技盤が排出された供給元の釘打機の向き
    に応じて切り替える搬出側向替機構を備えたことを特徴
    とする遊技機製造用釘打装置。
  3. 【請求項3】 搬入側・搬出側向替機構の一方又は両方
    を、当該向替機構に対応する搬入・搬出コンベアの搬送
    方向と同方向に遊技盤を搬送・停止可能な搬送部と、こ
    の搬送部よりも上位及び下位に昇降可能で上位に上昇停
    止した後に所定の回転角度範囲毎に水平に回転・停止可
    能な反転部とにより形成したことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の遊技機製造用釘打装置。
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