JP3701411B2 - 遊技機製造用釘打装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機等の遊技機を製造する際に、遊技盤に釘を1本ずつ自動的に打ち込む装置であって、特に、遊技盤を搬入コンベアで釘打機に供給する部分に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−114147号公報に開示された遊技機製造用釘打装置は、複数の釘打機が縦列配置された2列の組列間に搬入・搬出コンベアを2列ずつ配置し、各搬入コンベアにより各組列における各釘打機の位置に遊技盤を搬送し、当該遊技盤を搬入コンベアから釘打機の搭載テーブルに位置決め搭載した後に、釘打機が遊技盤に該当する釘打データーの位置と順序とにより遊技釘等のような釘を1本ずつ打ち込む。所定数の遊技釘の打ち込みが終了すると、搭載テーブルより遊技盤を取り出して搬出コンベアに移送し、搬出コンベアが遊技盤を次工程である役物取り付け工程に向けて搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の釘打装置では、各組列での釘打機の保守点検を行いやすくすることから、一方の組列における各釘打機を同方向に向けて縦列配置し、他方の組列における各釘打機を一方の組列での釘打機の向きと逆方向となるように同方向に向けて縦列配置してある。このため、一方の組列における釘打機のテーブルに位置決め搭載された遊技盤の向きと、他方の組列における釘打機のテーブルに位置決め搭載された遊技盤の向きとが逆向きになるため、前工程であるルータ加工工程から搬出された遊技盤を同一機種毎に多段に積み重ねてブロックを形成し、それらのブロックを手押し式の台車に個別に載せて各搬入コンベアの上流側に運搬する過程で、ブロックの向きを各組列毎の釘打機の向きに適合するように台車を転回する、ブロックの向き替え操作を行っている。このため、搬入コンベアの設置台数も釘打機の組列数と同数だけ必要となる上、台車を転回する広いスペースも必要となることが否めなかった。
【0004】
そこで、この発明は、搬入コンベアの上流側で遊技盤の向きを当該遊技盤が供給される釘打機の向きに合うように自動的に変えて、経済的に有利に、生産効率を向上できる遊技機製造用釘打装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
1つの本発明に係る遊技機製造用釘打装置は、釘を打ち込むための遊技盤を搬入コンベアで当該搬入コンベアの側方に配置された複数の釘打機のそれぞれに供給し、各釘打機が搬入コンベアから供給された遊技盤に釘を1本ずつ打ち込み、各釘打機が釘打ちの完了した遊技盤を当該釘打機の側方に配置された搬出コンベアに排出する遊技機製造用釘打装置において、搬入コンベアから各釘打機に供給される釘を打ち込むための遊技盤の向きを供給先の釘打機の向きに合うように切り替えるために、搬送部と反転部と姿勢検出部と供給先判定部と処理部とを備え、搬送部がコンベアを備え、反転部が昇降可能な可動フレームを備え、搬送部のコンベアおよび反転部の可動フレームが搬入コンベアの上流側に設けられ、供給先判定部が各釘打機からの材料要求指令により当該材料要求指令を出力した釘打機の向きに関する属性を判別して処理部に出力し、姿勢検出部が搬送部のコンベアに搭載された釘を打ち込むための遊技盤の向きを検出して処理部に出力し、処理部が供給先判定部からの材料要求指令を発した釘打機の属性と姿勢検出部からの遊技盤の向きとを照合し、この照合の結果、釘打機の属性と遊技盤の向きとが一致する場合は、処理部が姿勢切り替え不動作の指令を搬送部及び反転部に出力することによって、反転部の可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも下位に位置し、搬送部のコンベアが釘を打ち込むための遊技盤をそのままの向きで搬入コンベアに搬出し、上記照合の結果、釘打機の属性と遊技盤の向きとが不一致の場合は、処理部が姿勢切り替え動作の指令を搬送部及び反転部に出力することによって、可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも下位から上位となるように上昇して搬送部のコンベアから釘を打ち込むための遊技盤を浮上支持した後に所定の回転角度範囲に水平に回転・停止して当該遊技盤の向きを供給先の釘打機の向きに合うように切り替え、その後、可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも上位から下位となるように下降して、上記供給先の釘打機の向きに合うように向きの切り替えられた遊技盤が反転部の可動フレームから搬送部におけるコンベアに搭載され、コンベアが供給先の釘打機の向きに合うように向きの切り替えられた遊技盤を搬入コンベアに搬出することを特徴としている。この1つの本発明に係る遊技機製造用釘打装置によれば、搬入コンベアの上流側で遊技盤の向きを当該遊技盤の供給される先の釘打機の向きに合うように自動的に切り替えることにより、搬入コンベアに対する搬送部と反転部と姿勢検出部と供給先判定部と処理部との数を最低数の1個に減らすことができて、経済的に有利に、生産効率を向上できる。もう1つの本発明に係る遊技機製造用釘打装置は、遊技盤に釘を1本ずつ打ち込む複数の釘打機を同方向に向けて縦列配置して一方の組列を構成し、遊技盤に釘を1本ずつ打ち込む複数の釘打機を一方の組列での釘打機の向きと逆向きとなるように同方向に向けて縦列配置して他方の組列を構成し、複数の釘打機からなる一方の組列と複数の釘打機からなる他方の組列との間には、一方の組列を構成する複数の釘打機と他方の組列を構成する複数の釘打機とのそれぞれに釘を打ち込むための遊技盤を供給する1列の搬入コンベアと一方の組列を構成する複数の釘打機と他方の組列を構成する複数の釘打機とのそれぞれから排出された釘打ちの完了した遊技盤を搬出する1列の搬出コンベアとを上下に配置してなる搬送機構が1列に配置された遊技機製造用釘打装置において、搬入コンベアから各釘打機に供給される釘を打ち込むための遊技盤の向きを供給先の釘打機の向きに合うように切り替えるために、搬送部と反転部と姿勢検出部と供給先判定部と処理部とを備え、搬送部がコンベアを備え、反転部が昇降可能な可動フレームを備え、搬送部のコンベアおよび反転部の可動フレームが搬入コンベアの上流側に設けられ、供給先判定部が各釘打機からの材料要求指令により当該材料要求指令を出力した釘打機の向きに関する属性を判別して処理部に出力し、姿勢検出部が搬送部のコンベアに搭載された釘を打ち込むための遊技盤の向きを検出して処理部に出力し、処理部が供給先判定部からの材料要求指令を発した釘打機の属性と姿勢検出部からの遊技盤の向きとを照合し、この照合の結果、釘打機の属性と遊技盤の向きとが一致する場合は、処理部が姿勢切り替え不動作の指令を搬送部及び反転部に出力することによって、反転部の可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも下位に位置し、搬送部のコンベアが釘を打ち込むための遊技盤をそのままの向きで搬入コンベアに搬出し、上記照合の結果、釘打機の属性と遊技盤の向きとが不一致の場合は、処理部が姿勢切り替え動作の指令を搬送部及び反転部に出力することによって、可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも下位から上位となるように上昇して搬送部のコンベアから釘を打ち込むための遊技盤を浮上支持した後に所定の回転角度範囲に水平に回転・停止して当該遊技盤の向きを供給先の釘打機の向きに合うように切り替え、その後、可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも上位から下位となるように下降して、上記供給先の釘打機の向きに合うように向きの切り替えられた遊技盤が反転部の可動フレームから搬送部におけるコンベアに搭載され、コンベアが供給先の釘打機の向きに合うように向きの切り替えられた遊技盤を搬入コンベアに搬出することを特徴としている。このもう1つの発明に係る遊技機製造用釘打装置によれば、複数の釘打機が縦列配置された組列間組列での釘打機からなる複数の組列間に1列の搬入コンベアと1列の搬出コンベアとが上下配置された搬送機構を1列配置したことにより、複数の組列の間隔を狭めて、釘打機の設置密度を高めることができるうえ、搬入・搬出コンベアの数を1列のような最低数にまで減らすことにより、経済的に有利に、生産効率を向上できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜3は一実施形態を示している。図1において、複数の釘打機1が縦列配置された2列の組列A,B間に搬入・搬出コンベア2,3を上下で重なり合うように1列ずつ配置してあるが、この実施形態では上段に搬入コンベア2を配置し、下段に搬出コンベア3を配置している。各組列A,Bでの釘打機1の保守点検の行いやすさから、搬入コンベア2の右側に位置する一方の組列Aにおける各釘打機1は、例えば遊技盤4をそれのアウト口4aや切欠4b等を搬送方向Xの上流側に向くように搭載して釘打ち加工を行うように同方向に向けて縦列配置されている。搬入コンベア2の左側に位置する他方の組列Bにおける各釘打機1は、例えば遊技盤4のアウト口4aや切欠4b等を搬送方向Xの下流側に向くように搭載して釘打ち加工を行うように一方の組列Aでの釘打機1の向きと逆向きとなるように同方向に向けて縦列配置されている。
【0007】
このようなことから、搬入コンベア2がその右側の組列Aの各釘打機1に向けて遊技盤4を搬送する際、当該遊技盤4のアウト口4aや切欠4b等を搬送方向Xの上流側に向けて搬送し、搬入コンベア2がその左側の組列Bの各釘打機1に向けて遊技盤4を搬送する際、当該遊技盤4のアウト口4aや切欠4b等を搬送方向Xの下流側に向けて搬送するために、遊技機製造用釘打装置には向替機構5が設けられる。
【0008】
向替機構5は、搬送部6と反転部7と姿勢検出部8と供給先判定部9と処理部10とを備え、供給先判定部9が各釘打機1からの材料要求指令により当該材料要求指令を出力した釘打機1が搬入コンベア2の右側の組列Aか又は左側の組列Bに属するものかを判別して処理部10に出力し、姿勢検出部8が搬送部6に搭載された遊技盤4の例えばアウト口4aや切欠4b等が搬送方向Xの上流側に向いているか否かというような遊技盤4の向きを検出して処理部10に出力し、処理部10が供給先判定部9からの材料要求指令を発した釘打機1の組列A,Bの属性と姿勢検出部8からの遊技盤4の向きとを照合し、それらの釘打機1の組列A,Bの属性と遊技盤4の向きとが一致する場合は、前工程より受け渡された遊技盤4が供給先の釘打機1の向きによって当該遊技盤4の向きを反転する必要が無いものであることを意味するので、処理部10が姿勢切り替え不動作の指令を搬送部6及び反転部7に出力し、反転部7が搬送部6より下位に位置していて、搬送部6が前工程より受け渡された遊技盤4をそのままの向きで搬入コンベア2に搬出し、これとは逆に釘打機1の組列A,Bの属性と遊技盤4の向きとが不一致の場合は、前工程より受け渡された遊技盤4が供給先の釘打機1の向きによって当該遊技盤4の向きを反転する必要が有るものであることを意味するので、処理部10が姿勢切り替え動作の指令を搬送部6及び反転部7に出力し、反転部7が遊技盤4を機械的に浮上支持して当該遊技盤4の向きを180°平面内で反転した後にその遊技盤4を搬送部6に沈降搭載し、搬送部6が向きの反転された遊技盤4を搬入コンベア2に搬出する。
【0009】
姿勢検出部8は非接触タイプ又は接触タイプのいずれでもよいが、非接触タイプの場合、前工程より搬送部6に受け渡された遊技盤4の向きを特定するために、例えばアウト口4aや切欠4b等のような遊技盤4の向きを特定するための特徴が存在するであろう部分(検出位置)に、図外のレーザー素子やLED素子等の検出光源より検出光を照射し、当該照射野からの反射光を2次元的に感知するような図外の検出受光源で捕らえ、当該捕捉結果により照射野にアウト口4aや切欠4b等が有るか無いかを図外の検出結論部で検出し、その検出結果を処理部10に出力する。この非接触タイプでは、姿勢検出部8の検出結論部と供給先判定部9と処理部10とをコンピューターにより構成し得る。接触タイプの場合は、図外の接触子を前記照射野に相当する検出位置に向けて可動し、その検出位置にアウト口4aや切欠4b等が有る場合は接触子がオフ信号を処理部10に出し、検出位置にアウト口4aや切欠4b等が無い場合は接触子がオン信号を処理部10に出力する。この接触タイプでは供給先判定部9と処理部10とをコンピューターにより構成し得る。
【0010】
ここで、搬入コンベア2は遊技盤4の意匠盤面を上に向けて遊技盤4を搬送方向Xに搬送し、その遊技盤4が各組列A,Bにおける所定の釘打機1と対応する位置に到達する際に、当該所定の釘打機1に対応して遊技盤4の搬送路上に突出するストッパー11により、当該遊技盤4を所定の釘打機1と対応する位置に停止する。この遊技盤4は図外の搬入ローディング機構により釘打機1のテーブル1aに遊技盤4の意匠盤面を上に向けて位置決め搭載される。この遊技盤4が搭載されたことを検出する図外の遊技盤センサー、又は、当該遊技盤センサーに代えて作業者の操作でオン動作される図外のマニュアルスイッチの何れかが、遊技盤種別信号と釘打開始信号とを、釘打機1のコンピューターが内蔵された制御部1bに出力すると、コンピューターが制御部1bの記憶装置に予め記憶された遊技盤種別に対応する釘打データーより釘の打込位置と順序とを抽出し、それらの打込位置と順序とに従ってテーブル1aを平面内で縦横に移動して、テーブル1aの上の遊技盤4の所定位置を、その上方に設置された釘ホルダー機構1c及びハンマー機構1dの下方に位置決め停止する。そして、パーツフィーダーのような釘供給部1eから釘ホルダー機構1cに供給された遊技釘と呼ばれるような図外の釘を、ハンマー機構1dで遊技盤4に打ち込むことで、1枚の遊技盤4に打つべき多数の釘を、遊技盤4に1本ずつ自動的に打ち込む。所定数の釘の打ち込みが終了すると、図外の搬出ローディング機構がテーブル1aより遊技盤4を取り出して搬出コンベア3に移送し、搬出コンベア3が遊技盤4を次工程である図外のガイドレール、センター役物、飾り、風車、入賞口等の遊技機能部品を取り付ける組立工程に向けて搬送する。この搬出コンベア3の搬送方向は、釘打エリアと組立エリアとの配置関係より、搬入コンベア2の搬送方向Xと同じ向きか又は逆向きの何れかに定められる。
【0011】
図2にも示すように、向替機構5の搬送部6は、遊技盤4より小さい平面視角形のコンベアフレーム6aとこれに回転駆動可能に支持された複数のローラー6bとからなるローラーコンベア6cを、180°毎に水平に回転する反転部7と干渉しないように、図外の支持部材で搬入コンベア2の上流側の設置基準12に固定的に設けている。
【0012】
反転部7は、回転板7aを搬送部6の中心の下方で同軸となるように設置基準12に設け、回転板7aに設けられたリングギヤー7bに、設置基準12に取り付けられた回転アクチュエーターとしてのモーター7cの出力端に結合されたギヤー7dを噛合し、回転板7aの上に昇降アクチュエーターとしてのエアーシリンダー7eを取り付け、前記モーター7cでコンベアフレーム6aの外側に配置された平面視方形の可動フレーム7fを180°毎に水平に回転・停止すると共に、前記エアーシリンダー7eで当該可動フレーム7fを図2のb図の実線示の上昇限度位置と、同図の仮想線L示の下降限度位置とに昇降する。上昇限度位置において、可動フレーム7fの遊技盤4を支持するための上端面7f−1がローラーコンベア6cの上側搬送部より上位となり、下降限度位置において、可動フレーム7fの上端面7f−1がローラーコンベア6cの上側搬送部より下位となる。可動フレーム7fは図外のガイド機構により振れ止めされていると共に、四隅に遊技盤4の飛び出しを防止する当板7gを上端面7f−1より上方に突出している。
【0013】
この実施形態によれば、図3のa図に示すように、向替機構5の可動フレーム7fが下降限度位置に停止していて、釘打工程の前工程である例えばルーター加工工程より搬出された遊技盤4が向替機構5に供給される。この場合、例えば、ルーター加工工程より図外のコンベアで搬送してきた遊技盤4を向替機構5のローラーコンベア6cに直接的に移送するには、遊技盤4が向替機構5に到着する以前に、ローラーコンベア6cを図外のモーターで搬送方向Xに、ルーター加工工程側のコンベアの搬送速度と同速度に回転駆動しておくと共に、図外のストッパーを搬送方向Xの下流側で可動フレーム7fに沿ってローラーコンベア6cの上側搬送部よりも上方に突出しておき、この図外のストッパーでルーター加工工程側のコンベアよりローラーコンベア6cに移送された遊技盤4の移動を停止した後に、前記ローラーコンベア6cの回転駆動を停止する。又は、ルーター加工工程より搬送された遊技盤4を図外のマニピレーターやロボットのようなハンド機構で向替機構5に供給するには、ローラーコンベア6cを停止しておく。そして、遊技盤4がローラーコンベア6cに静止した状態で搭載された後に、当該遊技盤4の向きと、当該遊技盤4の供給される先の釘打機1の向きとにより、次の(1)、(2)ような動作に分かれる。
【0014】
(1)図1に示す向替機構5の左側に実線で描いた遊技盤4のように、当該遊技盤4のアウト口4aや切欠4b等が搬送方向Xの上流側に向き、当該遊技盤4が右側の組列Aの釘打機1に供給される場合、又は、図1に示す向替機構5の中に点線で描いた遊技盤4のように、当該遊技盤4のアウト口4aや切欠4b等が搬送方向Xの下流側に向き、当該遊技盤4が左側の組列Bの釘打機1に供給される場合には、処理部10が姿勢検出部8と供給先判定部9とからの情報により姿勢切り替え不動作の指令を搬送部6及び反転部7に出力するので、可動フレーム7fが図3のa図に示すように下降限度位置に停止したまま、ローラーコンベア6cが搬送方向Xに搬入コンベア2の搬送速度と同速度に回転駆動し、遊技盤4がローラーコンベア6cより可動フレーム7fの上方を非接触に通過して搬入コンベア2に移送される。よって、前記向替機構5での実線示の遊技盤4がその向きを右側の組列Aの釘打機1に整合させて供給され、又は、前記向替機構5での点線示の遊技盤4がその向きを左側の組列Bの釘打機1に整合させて供給される。
【0015】
(2)図1に示す向替機構5の左側に実線で描いた遊技盤4のように、当該遊技盤4のアウト口4aや切欠4b等が搬送方向Xの上流側に向き、当該遊技盤4が左側の組列Bの釘打機1に供給される場合、又は、図1に示す向替機構5の中に点線で描いた遊技盤4のように、当該遊技盤4のアウト口4aや切欠4b等が搬送方向Xの下流側に向き、当該遊技盤4が右側の組列Aの釘打機1に供給される場合には、処理部10が姿勢検出部8と供給先判定部9とからの情報により姿勢切り替え動作の指令を搬送部6及び反転部7に出力するので、図3のb図に示すように可動フレーム7fが上昇して遊技盤4をローラーコンベア6cより浮上支持した後に上昇限度位置に停止する。引き続き、図3のc図に示すように、上昇限度位置で、可動フレーム7fが180°水平に回転して停止することで、遊技盤4の向きが切り替わる。図3において、a図では遊技盤4がアウト口4aや切欠4b等を紙面の裏側に位置する状態を示し、可動フレーム7fが180°回転停止した結果、c図では遊技盤4がアウト口4aや切欠4b等を紙面の表側に位置する状態を示している。次に、図3のd図に示すように、可動フレーム7fが下降して向きの切り替えられた遊技盤4をローラーコンベア6cの上に搭載させた後にローラーコンベア6cの上側搬送部より沈降する下降限度位置に停止すると共に、ローラーコンベア6cが搬送方向Xに搬入コンベア2の搬送速度と同速度に回転駆動し、遊技盤4がローラーコンベア6cより可動フレーム7fの上方を非接触に通過して搬入コンベア2に移送される。よって、前記向替機構5での実線示の遊技盤4がその向きを左側の組列Bの釘打機1に整合させて供給され、又は、前記向替機構5での点線示の遊技盤4がその向きを右側の組列Aの釘打機1に整合させて供給される。
【0016】
要するに、この実施形態によれば、向替機構5での遊技盤4の向きと当該遊技盤4の供給される先の釘打機1の向きとが一致する場合は、向替機構5の姿勢切り替え動作を行わずに、遊技盤4を向替機構5より搬入コンベア2を介して供給先の釘打機1に的確に供給することができる。又、向替機構5での遊技盤4の向きと当該遊技盤4の供給される先の釘打機1の向きとが不一致の場合は、向替機構5の姿勢切り替え動作を行うことで遊技盤4の向きを搬送方向Xの上流側と下流側とに切り替えた後に、遊技盤4を向替機構5より搬入コンベア2を介して供給先の釘打機1に的確に供給することができる。
【0017】
前記実施形態では釘打機1の釘ホルダー機構1cとハンマー機構1dとの組を静止し、テーブル1aを移動する場合を図示して説明したが、テーブル1aを静止し、釘ホルダー機構1cとハンマー機構1dとの組を平面的に縦横に移動するか、又は、テーブル1aをX方向、釘ホルダー機構1cとハンマー機構1dとの組をY方向に移動しても、同様の作用効果がある。この場合、釘供給部1eを釘ホルダー機構1cとハンマー機構1dとの組とからなる組と同様に移動すれば、釘ホルダー機構1cへの釘供給が円滑になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態を平面的に示す模式図。
【図2】 同実施形態の向替機構を示し、a図は平面図、b図は側面図。
【図3】 同実施形態の向替機構の作用説明図。
【符号の説明】
1 釘打機
2 搬入コンベア
4 遊技盤
4a 遊技盤のアウト口
4b 遊技盤の切欠
5 向替機構
6 向替機構の搬送部
7 向替機構の反転部
8 向替機構の姿勢検出部
9 向替機構の供給先判定部
10 向替機構の処理部
A,B 釘打機の組列
Claims (2)
- 釘を打ち込むための遊技盤を搬入コンベアで当該搬入コンベアの側方に配置された複数の釘打機のそれぞれに供給し、各釘打機が搬入コンベアから供給された遊技盤に釘を1本ずつ打ち込み、各釘打機が釘打ちの完了した遊技盤を当該釘打機の側方に配置された搬出コンベアに排出する遊技機製造用釘打装置において、搬入コンベアから各釘打機に供給される釘を打ち込むための遊技盤の向きを供給先の釘打機の向きに合うように切り替えるために、搬送部と反転部と姿勢検出部と供給先判定部と処理部とを備え、搬送部がコンベアを備え、反転部が昇降可能な可動フレームを備え、搬送部のコンベアおよび反転部の可動フレームが搬入コンベアの上流側に設けられ、供給先判定部が各釘打機からの材料要求指令により当該材料要求指令を出力した釘打機の向きに関する属性を判別して処理部に出力し、姿勢検出部が搬送部のコンベアに搭載された釘を打ち込むための遊技盤の向きを検出して処理部に出力し、処理部が供給先判定部からの材料要求指令を発した釘打機の属性と姿勢検出部からの遊技盤の向きとを照合し、この照合の結果、釘打機の属性と遊技盤の向きとが一致する場合は、処理部が姿勢切り替え不動作の指令を搬送部及び反転部に出力することによって、反転部の可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも下位に位置し、搬送部のコンベアが釘を打ち込むための遊技盤をそのままの向きで搬入コンベアに搬出し、上記照合の結果、釘打機の属性と遊技盤の向きとが不一致の場合は、処理部が姿勢切り替え動作の指令を搬送部及び反転部に出力することによって、可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも下位から上位となるように上昇して搬送部のコンベアから釘を打ち込むための遊技盤を浮上支持した後に所定の回転角度範囲に水平に回転・停止して当該遊技盤の向きを供給先の釘打機の向きに合うように切り替え、その後、可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも上位から下位となるように下降して、上記供給先の釘打機の向きに合うように向きの切り替えられた遊技盤が反転部の可動フレームから搬送部におけるコンベアに搭載され、コンベアが供給先の釘打機の向きに合うように向きの切り替えられた遊技盤を搬入コンベアに搬出することを特徴とする遊技機製造用釘打装置。
- 遊技盤に釘を1本ずつ打ち込む複数の釘打機を同方向に向けて縦列配置して一方の組列を構成し、遊技盤に釘を1本ずつ打ち込む複数の釘打機を一方の組列での釘打機の向きと逆向きとなるように同方向に向けて縦列配置して他方の組列を構成し、複数の釘打機からなる一方の組列と複数の釘打機からなる他方の組列との間には、一方の組列を構成する複数の釘打機と他方の組列を構成する複数の釘打機とのそれぞれに釘を打ち込むための遊技盤を供給する1列の搬入コンベアと一方の組列を構成する複数の釘打機と他方の組列を構成する複数の釘打機とのそれぞれから排出された釘打ちの完了した遊技盤を搬出する1列の搬出コンベアとを上下に配置してなる搬送機構が1列に配置された遊技機製造用釘打装置において、搬入コンベアから各釘打機に供給される釘を打ち込むための遊技盤の向きを供給先の釘打機の向きに合うように切り替えるために、搬送部と反転部と姿勢検出部と供給先判定部と処理部とを備え、搬送部がコンベアを備え、反転部が昇降可能な可動フレームを備え、搬送部のコンベアおよび反転部の可動フレームが搬入コンベアの上流側に設けられ、供給先判定部が各釘打機からの材料要求指令により当該材料要求指令を出力した釘打機の向きに関する属性を判別して処理部に出力し、姿勢検出部が搬送部のコンベアに搭載された釘を打ち込むための遊技盤の向きを検出して処理部に出力し、処理部が供給先判定部からの材料要求指令を発した釘打機の属性と姿勢検出部からの遊技盤の向きとを照合し、この照合の結果、釘打機の属性と遊技盤の向きとが一致する場合は、処理部が姿勢切り替え不動作の指令を搬送部及び反転部に出力することによって、反転部の可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも下位に位置し、搬送部のコンベアが釘を打ち込むための遊技盤をそのままの向きで搬入コンベアに搬出し、上記照合の結果、釘打機の属性と遊技盤の向きとが不一致の場合は、処理部が姿勢切り替え動作の指令を搬送部及び反転部に出力することによって、可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上 側搬送部よりも下位から上位となるように上昇して搬送部のコンベアから釘を打ち込むための遊技盤を浮上支持した後に所定の回転角度範囲に水平に回転・停止して当該遊技盤の向きを供給先の釘打機の向きに合うように切り替え、その後、可動フレームにおける遊技盤を支持するための上端面が搬送部におけるコンベアの上側搬送部よりも上位から下位となるように下降して、上記供給先の釘打機の向きに合うように向きの切り替えられた遊技盤が反転部の可動フレームから搬送部におけるコンベアに搭載され、コンベアが供給先の釘打機の向きに合うように向きの切り替えられた遊技盤を搬入コンベアに搬出することを特徴とする遊技機製造用釘打装置。
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JP27970896A JP3701411B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 遊技機製造用釘打装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27970896A JP3701411B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 遊技機製造用釘打装置 |
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JPH10118260A JPH10118260A (ja) | 1998-05-12 |
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Family
ID=17614777
Family Applications (1)
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JP27970896A Expired - Fee Related JP3701411B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 遊技機製造用釘打装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3701411B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP27970896A patent/JP3701411B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10118260A (ja) | 1998-05-12 |
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