JPH11192861A - インストルメントパネル - Google Patents

インストルメントパネル

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Publication number
JPH11192861A
JPH11192861A JP9368465A JP36846597A JPH11192861A JP H11192861 A JPH11192861 A JP H11192861A JP 9368465 A JP9368465 A JP 9368465A JP 36846597 A JP36846597 A JP 36846597A JP H11192861 A JPH11192861 A JP H11192861A
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JP
Japan
Prior art keywords
electronic device
small electronic
instrument panel
opening
small
Prior art date
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Pending
Application number
JP9368465A
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English (en)
Inventor
Kentaro Harada
健太郎 原田
Norio Takai
範夫 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Denso Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Denso Corp
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Publication date
Application filed by Inoac Corp, Denso Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP9368465A priority Critical patent/JPH11192861A/ja
Publication of JPH11192861A publication Critical patent/JPH11192861A/ja
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型電子機器の不使用時には該電子機器を該
載置台の上面に載置した状態で収納部内に収納すると共
に、使用時には該載置台を引出して該電子機器を操作し
得るようにする。 【解決手段】 小型電子機器14の通過を許容する開口
部12aを前面側の所要位置に形成し、この開口部12
aに連通して該小型電子機器14を収納し得る容積を有
する収納部12を画成する。この収納部12に、小型電
子機器14を載置した状態で開口部12aを介して外方
の乗員室15に延出させ得る搭載基台16を、水平方向
へのスライド自在に配設する。搭載基台16は、収納部
12に固定的に取付けた固定フレーム18と、該固定フ
レーム18にスライド可能に配設される移動フレーム2
0と、該移動フレーム20の上面に配設されて小型電子
機器14の載置を許容する載置部43とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インストルメン
トパネルに関し、更に詳細には、パーソナルコンピュー
タに代表される携帯用の小型電子機器を出し入れ可能に
収納し得る部分を画成した車両用のインストルメントパ
ネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車等における乗員室の内部前方に
は、車幅方向に延在するインストルメントパネルが配設
されている。このインストルメントパネルには、一般的
に運転席からの視認容易な位置にスピードメータやタコ
メータ等の各種計器類が配置されると共に、助手席側に
各種の小間物や車検証等を収納するためのグローブボッ
クスやエアバック等が必要に応じて配設される。また、
快適装備としてのオーディオ機器やエアコンユニットの
各種操作部が、センターコンソール部に集中的に配設さ
れている。更に近年に至っては、所謂「カーナビゲーシ
ョン」が広く普及しつつあり、インストルメントパネル
の所定位置に設けたディスプレイに地図情報や各種情報
を選択的に表示し得るようになっている。
【0003】一方、図7および図8に示すように、乗員
室15と車体前方を区画するファイヤーウォール94と
インストルメントパネル10との間には、該乗員室15
内の空調を行なうためのエアコンユニット50の構成部
材として、蒸発器やヒータコア等の熱交換系を内装した
エアコン本体51が中央に配置されると共に、その一側
面に連通接続された空気ダクト52を介して該エアコン
本体51への空気の取込みおよび送り出しを行うブロア
54が、助手席と対峙する位置に配置されている。この
エアコンユニット50を介して所定温度に調温された空
気は、空気吹出ダクト58を介してインストルメントパ
ネル10の前面所定位置に設けた空気吹出口56へ導か
れ、該空気吹出口56から乗員室15へ吹出すよう構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高度情報化
社会の進展に伴い携帯型の小型電子機器(例えばノート
型のパーソナルコンピュータ等)や携帯電話等が急速に
普及し、該小型電子機器をビジネス用のツールとして乗
員室内に持ち込み、移動中の乗用車の車内や外出先で機
器操作をしたり、携帯電話を用いて必要な情報の収集お
よび転送をすることが頻繁に行なわれるようになってい
る。しかるに従来の乗用車等の車両では、前記小型電子
機器を乗員室内で快適に使用することや、該小型電子機
器を好適に収納することを前提とした提案は殆どなされ
ていない現状にあった。例えば、乗員室の前席(運転席
または助手席)において前記小型電子機器を操作する際
には、前記インストルメントパネル10の前面に該小型
電子機器を安定的に保持する保持台等がないため、この
電子機器を自身の両脚上に載置し、しかも上体を前傾し
た不自然な姿勢での作業を強いられ、効率的かつ快適な
機器操作をなし得ないものとなっていた。
【0005】すなわち、従前の車両におけるインストル
メントパネル10では、前述したように、助手席側の前
方内部にエアコンユニット50の構成部材やエアバッグ
等の各種搭載機器が所狭しと内装されていたので、図8
に示すように、前記小型電子機器を収容し得る大きさの
収納部を画成することが全く不可能であったうえに、グ
ローブボックス74も小容量のものしか配設し得なかっ
た。従って、前記小型電子機器の不使用時には、該小型
電子機器を助手席や後部座席等に載置せざるを得ず、こ
のため精密機器が車両走行時に座席上をランダムに移動
するという不都合があった。また多人数が乗車した場合
には、該小型電子機器の置き場所そのものが無くなって
しまう難点も指摘される。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、小型コンパクトなエアコンユニ
ットを乗員室内の前方中央部に配設する前提において、
インストルメントパネルの所要位置に携帯用の小型電子
機器を出し入れ可能な収納部を画成すると共に、該収納
部内と前席前方との間でスライド自在な載置台を設け、
小型電子機器の不使用時には該電子機器を該載置台の上
面に載置した状態で収納部内に収納すると共に、使用時
には該載置台を引出して該電子機器を操作し得るように
したインストルメントパネルを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係るインストル
メントパネルは、車体に取付けられて乗員室内の前方に
位置する各種の車両用搭載機器を覆蓋するインストルメ
ントパネルにおいて、前記乗員室を指向する前面側の所
要位置に形成されて、携帯用の小型電子機器の通過を許
容する開口部と、前記開口部に連通して奥側に延在し、
前記小型電子機器を収納し得る容積を有する収納部とか
らなり、前記開口部を介して小型電子機器を、前記乗員
室の側から前記収納部へ出し入れ可能に収納し得るよう
構成したことを特徴とする。
【0008】また前記課題を克服し、所期の目的を好適
に達成するため、別の発明に係るインストルメントパネ
ルは、車体に取付けられて乗員室内の前方に位置する各
種の車両用搭載機器を覆蓋するインストルメントパネル
において、前記乗員室を指向する前面側の所要位置に形
成されて、携帯用の小型電子機器の通過を許容する開口
部と、前記開口部に連通して奥側に延在し、前記小型電
子機器を収納し得る容積を有する収納部と、前記収納部
の内部に水平方向へのスライド自在に配設され、前記小
型電子機器を載置した状態で、前記開口部を介して外方
の乗員室に延出させ得る搭載基台とからなり、前記小型
電子機器の不使用時には、該小型電子機器を前記搭載基
台に載置した状態で前記収納部に収納し、前記小型電子
機器の使用時には、前記搭載基台を該小型電子機器と共
に外方の乗員室に延出させ得るよう構成したことを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るインストルメ
ントパネルにつき、好適な実施例を挙げて添付図面を参
照しながら以下説明する。なお、従来の技術における既
出の部材と同一の部材に関しては、同一の符号を付して
説明する。
【0010】図5は、本発明の好適な一実施例に係るイ
ンストルメントパネルの外観を示す概略斜視図であり、
本実施例では右ハンドル仕様として設計し組立てられた
インストルメントパネル10を例示している。なお説明
の便宜上、図1における左側をインストルメントパネル
10の「左側」、右側をインストルメントパネル10の
「右側」とすると共に、同図の手前側(乗員室後方を指向
する側)を該インストルメントパネル10の「前側」、奥
のフロントガラス側を「後側」とする。また、本実施例の
インストルメントパネル10は、別体として成形される
下部本体62と上部半体64とからなる分割タイプとし
て構成され、これら下部本体62と上部半体64とを相
互に組合わせて車体へ組付けるようになっている。
【0011】前記インストルメントパネル10における
下部本体62は、車両室内における左右全幅に亘って延
在する正面略T形に合成樹脂成形され、その右側部分6
6は運転席前方に位置して、ステアリングコラム用の開
口部70や各種スイッチパネル72等が設けられ、また
左側部分68は助手席前方に位置して、車検証等の小間
物を収納し得る第1グローブボックス74が開閉可能に
配設されている。またセンターコンソール部76は、前
面側へ膨出した形状に成形されており、後述のエアコン
ユニット82の操作部やオーディオ機器の操作部(何れ
も図示せず)およびカーナビゲーション(カーテレビ)の
ディスプレイ78が上方に配設され、小間物を収納し得
る第2グローブボックス80等が下方に配設されてい
る。なお、前記左側部分68および右側部分66の上縁
部には、左右方向に延在して横長の開口部を形成した第
1吹出口56が、水平軸を中心とする回動が可能に配設
されており、エアコンユニット82におけるエアコン本
体84から空気吹出ダクト58,58を介して送られる
調温空気を、車両室内の後方側へ向けて幅広に吹出すよ
うになっている。
【0012】前記上部半体64は、図6に示すように、
所要形状に成形された板状のカバー蓋体として合成樹脂
成形され、その上面左側(助手席側)にエアバッグ90用
の蓋86が装着されている。また、本実施例のインスト
ルメントパネル10では、乗員室15の前方中央部に配
設されたエアコンユニット82のエアコン本体84の上
面に、車両の走行に係る各種の情報、すなわち速度,エ
ンジン回転数,燃料残量および各種警告情報等を総合的
に表示し得る横長板状の計器盤88が配設されている。
更に乗員室15の前方には、車体の左右方向に延在して
該車体を補強するリィンフォースバー92が配設され、
助手席側の前方には、このリィンフォースバー92を利
用してエアバッグ90が固定されている。
【0013】本実施例の車両では、前述すると共に図6
に示すように、エアコン本体84やブロア等を一体化さ
せて小型コンパクトに構成したエアコンユニット82
を、乗員室15の前方中央部における車体に配設固定し
てある。従って、実施例のインストルメントパネル10
では、図7に示した従来のエアコンユニット50におけ
る構成部材(ブロア54等)の配設部位に対応した左側部
分68に、ノート型のパーソナルコンピュータ(ノート
パソコン)を代表とする携帯型の小型電子機器14を収
納可能な収納部12が画成されている。すなわちこの収
納部12は、図1に示すように、前記第1グローブボッ
クス74と第1吹出口56との間に横長矩形状に開口さ
れた開口部12aから連設した収納カバー体47によ
り、水平後方へ向かって画成されている。
【0014】この収納部12には、該収納部12の内部
と助手席前方に臨む位置との間を水平に往復移動可能な
搭載基台16が配設され、前記小型電子機器14を載置
セットした状態において、該収納部12内に押込んで収
納したり助手席前方へ引出し得るようになっている。す
なわち搭載基台16は、図2に示すように、前記収納部
12内でインストルメントパネル10に対して固定的に
配設される枠状の固定フレーム18と、該固定フレーム
18にスライド自在に配設されて、収納部12内とイン
ストルメントパネル10における助手席側前方に臨む位
置との間を往復動し得る移動フレーム20とから基本的
に構成されている。
【0015】前記固定フレーム18は、図2に示すよう
に、断面コ字状に成型された固定保持部材22,22
が、その開口部を互いに対向させた水平状態で左右に所
定間隔をおいて並列配置され、これら固定保持部材2
2,22の前端部および後方側の下面に端部接続された
板材24,24により、全体として枠体状に形成されて
いる。そして両固定保持部材22の外側面の略中央部に
は、該固定保持部材22を前記収納部12内に固定的に
取付けるための取着片37,37が、対向的に配設され
ている。これら各取着片37は、固定保持部材22の高
さ寸法よりも充分に高い寸法に設定された台形状の板部
材であって、その上端部に水平方向へ屈曲成形された取
付部38,38が対向的に延出しており、図1に示すよ
うに、これら取付部38,38および上面に取付けられ
る取付片39,39を利用して前記リィンフォースバー
92に固定することにより、前記固定フレーム18を収
納部12に対して固定的に取付けるようになっている。
【0016】前記移動フレーム20は、前記小型電子機
器14を載せた状態で保持する載置部材であって、図2
および図3に示すように、前記各固定保持部材22にお
けるコ字状の内側面に対応的に位置させた一対のレール
40,40と、両レール40,40を所定の離間寸法に固
定保持する桟材42,42と、これらレール40と桟材
42で形成される開口面上に固定された載置板43とか
ら構成されている。前記各レール40は、図1および図
2に示すように、固定保持部材22より適宜長めに設定
した長尺な板材をその長手方向に沿って断面逆L字状に
折曲成形したものであり、長尺部40aを垂直に位置さ
せると共に、該長尺部40aの上方に位置する短尺部4
0bを夫々離間する方向(レール外方)に向けた水平状態
で対向的に配置させている。そして、各レール40にお
ける短尺部40bは、前記固定保持部材22における前
端部の内側面に自由回転可能に配設されたローラ44に
載置され、該短尺部40bの下面を該ローラ44が転動
しながら移動フレーム20のスライドを適宜案内するよ
うになっている。また、前方側の桟材42は細長帯状材
として形成され、その両端部を各レール40における長
尺部40aの前端から対向した曲折成形部分に連結して
架設されると共に、後方側の桟材42は逆L字形に成形
された曲折材として形成され、移動フレーム20を前記
固定フレーム18に沿って後方へスライド移動させた際
に、該桟材42の垂直部後面が後述する支持体26の当
接板34に適宜接触するようになっている。
【0017】また、前記各レール40における短尺部4
0bの後方側には、レール40の長手方向に沿って延在
する所要長さの係止部40cが下方へ突設されている。
この係止部40cは、移動フレーム20を収納部12内
から助手席側へスライド移動させた際に、固定保持部材
22の前端部に配設した前記各ローラ44に係止するよ
うになっており、固定フレーム18に対する該移動フレ
ーム20の停止保持と脱抜防止をなすようになってい
る。更に、各短尺部40bの後端部には、該短尺部40
b上面と前記固定保持部材22における水平部下面との
離間寸法に一致する高さのスライド部材46が突設さ
れ、固定フレーム18に対してスライド自在な移動フレ
ーム20を常に水平状態に姿勢保持すると共に、前方へ
延出した該移動フレール20が前下がり状態になること
を防止するようになっている。
【0018】そして前記移動フレーム20の前端部に
は、スライド方向と直交する方向における水平軸を中心
に揺動する蓋部材48が、前記前方側の桟材42に対し
て垂直起立状態と水平倒伏状態とに姿勢変位が可能に配
設されている。この蓋部材48は、インストルメントパ
ネル10の左側部分68に形成された開口凹部13と合
致する寸法および形状に成形されており、垂直起立状態
に保持して前記移動フレーム20を後方へスライドさせ
た際には、前記収納部12を閉成すると共に、該開口凹
部13に整合してインストルメントパネル10の表面と
外観的に一体化するよう成形されている。また、移動フ
レーム20に載置された小型電子機器14の使用に際し
ては、図4(b)に示すように、前記蓋部材48を水平倒
伏状態に変位させることにより、該電子機器14に対す
る操作性を阻害しないようになっている。なお、蓋部材
48の背面上方には、開口部12a上方に配設した係止
孔45と係脱可能なロック部材49が、後方へ延出した
状態に配設されている。
【0019】前記固定保持部材22,22の略中央部に
取付けられた後方の板材24には、図2および図3に示
すように、左右方向中央部に支持体26が配設されてい
る。この支持体26は、収納部12に収納された前記移
動フレーム20を弾性的に固定保持するものであり、断
面L型に折曲された固定板28が、その一側面を固定保
持部材22の前方側に指向させた状態で前記板材24の
上面に垂直に固定されている。固定板27の背面側に
は、移動フレーム20のスライド移動方向に沿って管状
の保持部30が配設され、該保持部30に対して所要長
のロッド32が摺動自在に挿設されている。このロッド
32の前端部には、例えば円形に成型された当接板34
が取付けられると共に、該ロッド32の後端部に、当接
板34と略同じ直径に設定された抜止部35が取付けら
れている。また当接板34と固定板28との間で突出す
るロッド32には、コイルスプリング36が遊挿され、
該コイルスプリング36の弾性力により、該ロッド32
が常に前方側へ延出した状態に付勢保持されている。
【0020】このように構成された前記搭載基台16で
は、対象とする小型電子機器14を載置板43の上面に
載置して適宜固定セットし、前記蓋部材48を垂直起立
状態に保持した状態において、移動フレーム20をスラ
イドさせて収納部12内に押込むと、前記後方側の桟材
42における垂直部後面が前記支持体26の当接板34
に適宜接触すると共に、該蓋部材48が開口凹部13に
整合した状態で前記ロック部材49が係止孔45に係止
し、当該の小型電子機器14を収納部12内に収納した
状態で移動フレーム20が固定保持される。また前記蓋
部材48を更に押込むと、前記ロック部材49と係止孔
45との係止状態が解除され、前記コイルスプリング3
6の弾性力による当接板34の押出力のもとに、前記移
動フレーム20は助手席前方側へ押し出されて載置した
小型電子機器14をインストルメントパネル10の外部
へ露出するようになっている。
【0021】また実施例のインストルメントパネル10
では、搭載基台16における移動フレーム20の載置板
43に小型電子機器14をセットした状態において、具
体的に図示しないが、該小型電子機器14の入出力端子
を利用して車両に搭載された前記ディスプレイ78や電
子制御装置およびカーナビゲーション等に電気的に接続
し得るようになっている。従って、前記小型電子機器1
4のデータをカーナビゲーションに電送したりディスプ
レイ78に表示することが可能であり、また逆にカーナ
ビゲーションのデータを小型電子機器14に電送して該
電子機器14のディスプレイに表示することも可能とな
っている。
【0022】
【実施例の作用】次に、前述のように構成した本実施例
に係るインストルメントパネルの作用につき説明する。
【0023】前記携帯型の小型電子機器14を搭載基台
16にセットする場合には、先ず前記蓋部材48を前方
へ押圧してロック部材49と係止孔45との係止を解除
させ、次いで該蓋部材48に対する押圧を止めることに
より、支持体26の当接板34に付勢させていた移動フ
レーム20は、前方へスライドして助手席前方へ適宜延
出する。そして、前記移動フレーム20を最大限に引き
出した状態において、載置板43に小型電子機器14を
上方から載置することにより、該小型電子機器14が搭
載基台16の載置板43に安定的にセットされる。
【0024】また、載置板43にセットした小型電子機
器14の蓋を閉じた状態で蓋部材48を後方へ押せば、
移動フレーム20が後方へスライドして該小型電子機器
14は収納部12内に収納されると共に、ロック部材4
9が係止孔45に係止される。このような小型電子機器
14の収納状態においては、図1に示すように、蓋部材
48が収納部12を閉成すると共に、開口凹部13に整
合してインストルメントパネル10と外観的に一体化す
る。また、移動フレーム20における後方側の桟材42
が支持体26の当接板34を適宜押圧した状態となるか
ら、コイルスプリング36の付勢下に該移動フレーム2
0は前方側へ押圧された状態となり、前記ロック部材4
9と係止孔45との係止が好適に保持される。
【0025】そして前記小型電子機器14を使用する際
には、前述したように、前記蓋部材48を前方へ押圧し
てロック部材49と係止孔45との係止を解除させた
後、移動フレーム20を前方へスライド移動させながら
引き出し、載置板43上にセットされている該小型電子
機器14を、インストルメントパネル10の外部へ露出
させる(図4(a)参照)。そして、前記蓋部材48を水平
倒伏状態に回動変位させ、小型電子機器14の蓋を開放
して所要の機器操作等を行ない得るようになる(図4
(b)参照)。このように実施例のインストルメントパネ
ル10では、収納部12に収納されていた小型電子機器
14を、助手席に着座した乗員の前方に引き出した状態
で保持し得るようになっているから、自然な着座姿勢に
おいて該小型電子機器14に対する機器操作を行ない得
るようになる。
【0026】また実施例のインストルメントパネル10
では、前述したように、搭載基台16における移動フレ
ーム20の載置板43に載置した小型電子機器14と、
車両に搭載された前記ディスプレイ78や電子制御装置
およびカーナビゲーション等とを電気的に接続すること
により、例えば小型電子機器14のデータを該ディスプ
レイ78に表示させながら機器操作を行なうことが可能
である。また、カーナビゲーションに小型電子機器14
内のデータを電送することで、地図情報や各種情報の追
加等を行なったり、該カーナビゲーションの地図情報を
小型電子機器14のディスプレイに表示したりすること
も可能である。
【0027】なお前記実施例では、小型電子機器14と
して携帯型のノートパソコンを例示したが、この小型電
子機器14はこれに限定されるものではなく、前記搭載
基台16にセットして収納部12に収納し得るサイズの
ものであれば、オーディオ関連装置やその他の機器等で
あってもよいことは勿論である。
【0028】また前記実施例では、小型電子機器14を
載置する搭載基台16の移動フレーム20が、手動で前
後にスライドするよう構成したものを例示したが、適宜
の駆動手段に連繋して該駆動手段の駆動制御のもとにス
ライドするよう構成すれば、小型電子機器14の出し入
れを自動的に行なうことが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るイン
ストルメントパネルによれば、携帯型のパーソナルコン
ピュータに代表される小型電子機器をそっくり収納し得
る容積を有する収納部を、乗員室を指向した所定位置に
開口した状態に画成したことにより、乗員室内に持ち込
んだ該小型電子機器をこの収納部に好適に収納すること
ができ、該小型電子機器の置き場所に苦慮することがな
い利点がある。またこの収納部に、該収納部の内部と乗
員室側の外部との間をスライド可能な搭載基台を装備す
れば、小型電子機器を該搭載基台に載置した状態で簡単
かつ容易に収納部へ収納することができる。しかも、搭
載基台に載置した小型電子機器は、乗員室側へスライド
させて引き出した状態で保持可能であるから、乗員が自
然な姿勢で該小型電子機器に対する機器操作を行ない得
る等の有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るインストルメントパネル
を概略的に示す縦断側面図である。
【図2】実施例に係るインストルメントパネルに画成し
た収納部に配設される搭載基台を、移動フレームを後退
させた状態で示す一部破断斜視図である。
【図3】図2に示した搭載基台を、移動フレームを前進
させた状態で示す概略斜視図である。
【図4】実施例に係るインストルメントパネルにおい
て、(a)は搭載基台に載置した小型電子機器を収納部か
ら引き出した状態を示し、(b)は該小型電子機器の使用
状態を示す縦断側面図である。
【図5】実施例に係るインストルメントパネルにおい
て、搭載基台に載置した小型電子機器を収納部から引き
出した状態を示す斜視図である。
【図6】実施例に係るインストルメントパネルにおい
て、該パネルの下部半体から上部半体を分離した状態で
示す概略斜視図である。
【図7】乗員室内の前方に配設される従来のエアコンユ
ニットの構成部材を概略的に示す斜視図である。
【図8】大型のエアコンユニットが配設された従来のイ
ンストルメントパネルの内部を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
12 収納部 12a 開口部 14 小型電子機器 15 乗員室 16 搭載基台 18 固定フレーム 20 移動フレーム 43 載置部 48 蓋部材 82 搭載機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 範夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取付けられて乗員室(15)内の前方
    に位置する各種の車両用搭載機器(82)を覆蓋するインス
    トルメントパネルにおいて、 前記乗員室(15)を指向する前面側の所要位置に形成され
    て、携帯用の小型電子機器(14)の通過を許容する開口部
    (12a)と、 前記開口部(12a)に連通して奥側に延在し、前記小型電
    子機器(14)を収納し得る容積を有する収納部(12)とから
    なり、 前記開口部(12a)を介して小型電子機器(14)を、前記乗
    員室(15)の側から前記収納部(12)へ出し入れ可能に収納
    し得るよう構成したことを特徴とするインストルメント
    パネル。
  2. 【請求項2】 車体に取付けられて乗員室(15)内の前方
    に位置する各種の車両用搭載機器(82)を覆蓋するインス
    トルメントパネルにおいて、 前記乗員室(15)を指向する前面側の所要位置に形成され
    て、携帯用の小型電子機器(14)の通過を許容する開口部
    (12a)と、 前記開口部(12a)に連通して奥側に延在し、前記小型電
    子機器(14)を収納し得る容積を有する収納部(12)と、 前記収納部(12)の内部に水平方向へのスライド自在に配
    設され、前記小型電子機器(14)を載置した状態で、前記
    開口部(12a)を介して外方の乗員室(15)に延出させ得る
    搭載基台(16)とからなり、 前記小型電子機器(14)の不使用時には、該小型電子機器
    (14)を前記搭載基台(16)に載置した状態で前記収納部(1
    2)に収納し、 前記小型電子機器(14)の使用時には、前記搭載基台(16)
    を該小型電子機器(14)と共に外方の乗員室(15)に延出さ
    せ得るよう構成したことを特徴とするインストルメント
    パネル。
  3. 【請求項3】 前記搭載基台(16)は、収納部(12)に固定
    的に取付けた固定フレーム(18)と、該固定フレーム(18)
    にスライド可能に配設されて前記開口部(12a)から外側
    へ延出する移動フレーム(20)と、該移動フレーム(20)の
    上面に配設されて前記小型電子機器(14)の載置を許容す
    る載置部(43)とからなる請求項2記載のインストルメン
    トパネル。
  4. 【請求項4】 前記小型電子機器(14)は、入力部,本体
    部およびディスプレイを備えるパーソナルコンピュータ
    である請求項1〜3の何れかに記載のインストルメント
    パネル。
  5. 【請求項5】 前記小型電子機器(14)は、車両に搭載さ
    れて各種の情報を表示するディスプレイ(78)と電気的に
    接続され、該小型電子機器(14)のデータを該ディスプレ
    イ(78)に表示可能となっている請求項1〜4の何れかに
    記載のインストルメントパネル。
  6. 【請求項6】 前記収納部(12)は、前記開口部(12a)を
    開放可能な蓋部材(48)で常には閉成される請求項1〜3
    の何れかに記載のインストルメントパネル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3214535U (ja) * 2017-09-19 2018-01-25 利往 萩原 車両ノート型パソコン収納装置

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