JPH11192289A - 圧力容器の安全機構 - Google Patents

圧力容器の安全機構

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JPH11192289A
JPH11192289A JP9368128A JP36812897A JPH11192289A JP H11192289 A JPH11192289 A JP H11192289A JP 9368128 A JP9368128 A JP 9368128A JP 36812897 A JP36812897 A JP 36812897A JP H11192289 A JPH11192289 A JP H11192289A
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JP
Japan
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main body
door
steam
fixing means
valve
Prior art date
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Application number
JP9368128A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Nakai
哲志 中井
Takuya Shiraishi
▲琢▼也 白石
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力容器において、扉を開く際には確実
に本体内の圧力が大気圧の状態になるようにし、安全性
が高く、操作性に優れた圧力容器を提供することを目的
としている。 【解決手段】 本体1に扉2を密閉固定する扉固定手段
3を備え、この扉固定手段3の解除操作と連動して前記
本体1内と外気とを連通する開閉弁16を備えている。
前記本体1と前記扉2の密閉を維持した状態で、前記開
閉弁16が開くようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧力容器の安全
機構に関するもので、滅菌装置や真空冷却装置等に適用
される。
【0002】
【従来の技術】圧力容器は、本体内が加圧状態または減
圧状態になることにより、本体の内側または外側から圧
力がかかる。この圧力容器の扉を開くときには、本体内
の圧力を外気と同じ大気圧の状態に戻す。本体内が加圧
状態のままであると、扉固定手段の解除操作を行う電動
モータに過負荷がかかったり、扉固定手段が解除された
ときに扉が急開することがあり、また、本体内が減圧状
態のままでは、扉に外側から圧力がかかり、扉を開くこ
とができないからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蒸気滅菌装置において
も、扉を開く操作は、運転工程終了後、滅菌槽内が大気
圧の状態になってから行われるが、次のような現象が起
こることがある。滅菌槽内の蒸気は、排出ラインを通じ
て外部に排出され、この排出ラインに設けた電磁弁を開
閉制御することにより、滅菌槽内の蒸気の排出を行う。
その際、排出ライン中の蒸気が凝縮して凝縮水として排
出ライン中に溜まり、滅菌槽内と外気とを遮断すること
がある。そうすると、被滅菌物を取り出す際に滅菌槽内
に流入した空気が、余熱により加熱されて膨張し、滅菌
槽内が加圧状態になることがある。加圧状態になると、
次に被滅菌物を滅菌槽に入れる際、扉が急開する危険性
がある。また、運転工程終了後、扉を開かずにそのまま
放置しておくと、滅菌槽内の蒸気が凝縮して、その体積
が減少し、滅菌槽内が減圧状態になることがある。減圧
状態になると、扉に外側から圧力がかかり、扉を開くこ
とができなくなる。
【0004】この発明は、圧力容器において、扉を開く
際には確実に本体内の圧力が大気圧の状態になるように
し、安全性が高く、操作性に優れた圧力容器を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、本体に扉を
密閉固定する扉固定手段を備え、この扉固定手段の解除
操作の開始と連動して前記本体内と外気とを連通する開
閉弁を備えたことを第1の特徴とし、前記本体と前記扉
の密閉を維持した状態で、前記開閉弁が開くことを第2
の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の圧力容器は、滅菌装置
や真空冷却装置等の、内側または外側から圧力がかかる
装置に適用される。この発明の圧力容器は、本体と扉を
備え、扉を本体に密閉固定する扉固定手段を備える。そ
して、前記本体内と外気とを連通する開閉弁を備え、こ
の開閉弁は、通常は閉状態にあり、前記扉固定手段の解
除操作の開始と連動して開く。開閉弁が開いたときは、
扉固定手段は完全な解除状態になる前で、本体と扉の密
閉状態は維持されている。
【0007】前記開閉弁は、前記本体に接続した配管に
設けるが、この配管は既設のものを用いることもできる
し、新たに設けることもできる。また、前記配管は、本
体の頂壁部または側壁部に接続し、本体内に蒸気や凝縮
水が存在しても、この配管内にそれらが流入しにくい構
成にする。
【0008】前記開閉弁の開動作は、前記扉固定手段の
解除操作と電気的または機械的に連動させる。例えば、
扉固定手段の解除操作の開始をリミットスイッチ等の位
置検出センサからの信号により検出し、この検出信号を
受けて開閉弁を開く。機械的に連動させる場合は、扉固
定手段の可動部と開閉弁の弁体とを連結し、扉固定手段
の解除操作が開始されてその可動部が動いたときに、開
閉弁の弁体が開方向に動くようにする。
【0009】上述の構成によれば、扉を開くときに本体
内が加圧状態あるいは減圧状態にあっても、扉固定手段
の解除操作の開始と連動して開閉弁が開き、本体内と外
気とが連通して本体内が大気圧の状態になる。したがっ
て、扉の内側から圧力がかかって扉固定手段の解除操作
を行う駆動手段が過負荷となったり、扉固定手段が解除
されたとき扉が急に開くことがなく、非常に安全性が高
い。また、扉の外側から圧力がかかって扉が開かないと
いう事態も発生せず、非常に操作性に優れている。
【0010】
【実施例】以下、この発明を蒸気滅菌装置に適用した実
施例について、図面に基づいて説明する。図1は、この
発明における実施例の説明図である。滅菌槽としての本
体1は、その前面に開閉自在に設けた扉2を備え、扉固
定手段3により前記扉2を前記本体1に密閉固定する構
造になっている。
【0011】前記本体1の背面部に、蒸気供給ライン4
の一端を接続している。この蒸気供給ライン4には蒸気
供給弁5を設け、蒸気供給ライン4の他端は、略U字状
の電気ヒータ6を備えた蒸気発生器7に接続している。
前記蒸気供給弁5を開閉制御することにより、前記蒸気
発生器7から前記本体1への蒸気の供給を制御するよう
になっている。
【0012】前記蒸気供給ライン4における前記蒸気供
給弁5の上流位置から、蒸気逃がしライン8を分岐さ
せ、この蒸気逃がしライン8の先端を貯水タンク9内に
配置している。この蒸気逃がしライン8の先端に、安全
弁10を設けている。前記蒸気発生器7内の蒸気圧力
は、前記電気ヒータ6への通電をON−OFF制御する
ことにより、所定の範囲に維持するようにしているが、
前記蒸気発生器7内の蒸気圧力が制御範囲を超えて非常
に高圧になった場合は、前記安全弁10が開いて、高圧
の蒸気を前記貯水タンク9内に逃がすようになってい
る。
【0013】前記蒸気供給ライン4における前記蒸気供
給弁5の下流位置に、空気供給ライン11を接続してい
る。この空気供給ライン11には、空気供給側より順
に、空気フィルタ12、空気ポンプ13および空気供給
弁14を設けている。前記空気フィルタ12は、前記本
体1内に導入する空気中のほこりや雑菌等を除去するも
のである。前記空気ポンプ13の作動と前記空気供給弁
14の開閉を制御して、前記本体1への清浄空気の供給
を制御する。
【0014】前記蒸気供給ライン4における前記空気供
給ライン11の接続部の下流位置から、外気連通ライン
15を分岐させ、この外気連通ライン15の先端を前記
貯水タンク9内に下向きに開口させている。前記外気連
通ライン15には、開閉弁16を設けている。この開閉
弁16は、前記扉固定手段3の解除操作と連動して開
き、前記本体1内と外気とを連通するようになってい
る。
【0015】前記貯水タンク9の底部と前記蒸気発生器
7の側壁下方部とは、給水ライン17で接続してあり、
この給水ライン17に給水ポンプ18を設けている。こ
の給水ポンプ18は給水の逆流を防止する構造になって
いるので、給水ポンプ18の下流位置に逆止弁を設けて
いないが、そのような構造になっていない給水ポンプを
用いる場合は、給水ポンプ18の下流位置に逆止弁を設
ける。前記給水ライン17における給水ポンプ18の下
流位置から、ブローライン19を分岐させ、このブロー
ライン19の先端は前記貯水タンク9内に開口させてい
る。前記ブローライン19には蒸気発生器7側より順
に、第1ストレーナ20およびブロー弁21を設けてい
る。前記ブローライン19の先端部には、数回ループ状
に巻回して熱交換部22を形成している。この熱交換部
22で、ブロー水と貯水タンク9内の水との熱交換を行
い、ブロー水の温度を低下させてから貯水タンク9内に
流出させるようにしている。
【0016】前記本体1の底部に排出ライン23の一端
を接続している。この排出ライン23の他端は、前記ブ
ローライン19におけるブロー弁21の下流位置に接続
している。前記排出ライン23には、本体1側より順
に、第2ストレーナ24、排出弁25および逆止弁26
を設けている。前記排出弁25を開閉制御することによ
り、本体1内の蒸気および凝縮水を貯水タンク9内に排
出する。
【0017】貯水タンク9には、一端をその側壁下方部
に接続してブローホース27を設けている。このブロー
ホース27は、貯水タンク9との接続部を中心に揺動可
能な構造になっており、その先端開口部が最下方位置
(貯水タンク9との接続部より下)にあるときは、貯水
タンク9内の水がブローホース27を通して外部に排出
され、その先端開口部が最上方位置にあるときは、ブロ
ーホース27はオーバーフロー管として機能する。ま
た、前記ブローホース27は、透明の素材を用いてお
り、水面計の機能も兼ねている。
【0018】次に、図2および図3に基づいて、扉固定
手段3の詳細について説明する。図2は、この発明の実
施例における右側面説明図、図3は、この発明の実施例
における平面説明図である。扉2は、本体1の一側部に
設けた回動軸28で本体1と連結している。この回動軸
28を中心に扉2を回転することにより、本体1の前面
開口部を開閉するようになっている。本体1と扉2との
間には、パッキン29を設けている。
【0019】本体1の他側部にはブロック部材30を固
定してあり、このブロック部材30に本体側挿入孔31
を設けている。扉2には、扉側挿入孔32を有するアー
ム部材33を設けてあり、扉2を閉じた状態でアーム部
材33がブロック部材30に嵌合し、本体側挿入孔31
と扉側挿入孔32とが重なり合う構成になっている。こ
れらの本体側挿入孔31および扉側挿入孔32にロック
ピン34を挿入して、扉2を本体1に密閉固定する。こ
の実施例においては、本体側挿入孔31、扉側挿入孔3
2およびロックピン34により、扉固定手段3を構成し
ている。
【0020】ロックピン34は、連結板35で案内軸3
6と一体に連結してあり、これらのロックピン34、連
結板35および案内軸36は一体に上下動する。ロック
ピン34は、連結板35に対して若干、揺動の自由度を
持たせて接続している。これは、ロックピン34が本体
側挿入孔31および扉側挿入孔32に対してスムーズに
挿脱できるようにするためである。案内軸36は、ブロ
ック部材30に貫通させて設け、上下方向にスライド可
能に設置している。また、案内軸36には、ブロック部
材30の下面との間にバネ37を設けてあり、ロックピ
ン34、連結板35および案内軸36を下方向に付勢し
ている。
【0021】ロックピン34を上方向に抜く操作は、電
動モータ38により行う。電動モータ38は、台座39
に載せて、本体1の側面部に固定している。電動モータ
38の回転軸40には円板41を連結してあり、この円
板41の偏心位置にローラ42を回転自在に固定してい
る。このローラ42を前記連結板35の下面に係合させ
て、いわゆるカム機構を構成している。すなわち、電動
モータ38により円板41を回転させると、ローラ42
が上昇し、それに伴い連結板35が上昇し同時にロック
ピン34も上昇し、ロックピン34が扉側挿入孔32か
ら抜ける構成になっている。
【0022】ロックピン34を扉側挿入孔32に挿入す
るときは、電動モータ38を逆回転させてローラ42を
元の位置に戻す。そうすると、バネ37の力によりロッ
クピン34が下降する。万が一、電動モータ38が故障
したり、停電が発生しても、ロックピン34はバネ37
の力によりロック方向に動くので安全である。
【0023】扉固定手段3のロック位置にロック位置検
出センサ43を、扉固定手段3の解除位置に解除位置検
出センサ44を設けている。図示した実施例では、扉固
定手段3の最下方移動位置にロック位置検出センサ43
を、最上方移動位置に解除位置検出センサ44を設け、
連結板35が、ロック位置検出センサ43および解除位
置検出センサ44に接触することにより出力信号を発す
るようになっている。これらの位置検出センサ43,4
4としては、リミツトスイッチを用いる。ロックピン3
4に水平ピン(図示せず)を固定し、この水平ピンがロ
ック位置検出センサ43および解除位置検出センサ44
に接触する構成にすることもできる。
【0024】図4に、この発明における電気回路の一例
を示す。交流電源45に対して、前記ロック位置検出セ
ンサ43の接点と前記開閉弁16とを直列に接続してい
る。ロック位置検出センサ43は、A接点(連結板35
が当接したら閉じ離れたら開く)とB接点(連結板35
が当接したら開き離れたら閉じる)の両方を備え、前記
開閉弁16はB接点に接続している。A接点は、扉固定
手段3がロック位置にある旨の信号を受ける機器(図示
省略)に接続している。開閉弁16は、通電時は開状態
になり、非通電時は閉状態になる。したがって、扉固定
手段3がロック位置にあるときには、ロック位置検出セ
ンサ43の接点はA接点側にあり、開閉弁16は通電さ
れていないので閉状態である。そして、扉固定手段3の
解除操作が開始されると、ロック位置検出センサ43の
接点はB接点側に移り、開閉弁16は通電されて開状態
になる。扉固定手段3の解除操作を行わない限り開閉弁
16は開かないので、滅菌中に開閉弁16が開いて外気
が流入し被滅菌物が再汚染されるのを確実に防止するこ
とができる。
【0025】図5に、扉固定手段3の要部を拡大して示
す。ロックピン34は、上下の本体側挿入部分46,4
7より中央の扉側挿入部分47を細くして、両者の間に
段部を2箇所形成している。このうち、下方の段部の傾
斜面48が、扉側挿入孔32の下側端部と係合する。小
径の扉側挿入部分47の長さLは、アーム部材33の厚
みよりも若干長く設定している。これは、扉固定手段3
を解除する際、ロックピン34が所定距離移動してロッ
ク位置検出センサ43のB接点が完全に閉じ、開閉弁1
6が開状態になる動作を確実に実行するためである。す
なわち、傾斜面48が扉側挿入孔32の下側端部と係合
する前にロック位置検出センサ43の接点が開くよう
に、前記長さLを設定している。そうすることにより、
ロックピン34を上昇させる際、本体1内に圧力が残っ
た状態で傾斜面48と扉側挿入孔32の下側端部とが係
合し、電動モータ38に過負荷がかかるのを防止するこ
とができる。
【0026】上述のように、ロックピン34が所定距離
移動すれば、開閉弁16が開いて、本体1内と外気とが
連通状態になるが、万が一、ロック位置検出センサ43
や開閉弁16の故障により本体1内に圧力が残っていて
も、扉2が本体1内の圧力を受けて開方向に移動したと
き、扉側挿入孔32の内周面がロックピン34の扉側挿
入部分47と接触することにより、電動モータ38を駆
動してロックピン34を上昇させても、扉側挿入孔32
の下側端部と傾斜面48とが係合して、ロックピン34
が上方向に抜けないようになっている。
【0027】傾斜面48は、ロックピン34の移動方向
に対して傾斜角θを有している。この傾斜角θ、電動モ
ータ38を駆動してロックピン34を抜く力F、および
本体1内の圧力により扉2を開く力Aの関係を、F<A
/ tanθに設定している。前記Fは、電動モータ38の
トルクからバネ37の弾性力を引いたものである。ま
た、A/ tanθは、傾斜面48の抵抗力に相当する。本
体1内に圧力がない場合は、電動モータ38の駆動力に
よりロックピン34を引き抜くことができるが、本体1
内に圧力がある場合は、上式の関係より電動モータ38
の駆動力ではロックピン34を引き抜くことができない
ようになっている。したがって、本体1内に圧力が残っ
ている場合は、ロックピン34が抜けず、扉2が急開し
ないので、非常に安全である。
【0028】上述の実施例について、その作用を説明す
る。本体1内に被滅菌物を収容して扉2を閉じ、扉固定
手段3により扉2を本体1に密閉固定する。そして、運
転スイッチ(図示せず)をONにし、蒸気滅菌装置の運
転を開始する。蒸気滅菌装置の運転は、予め設定したプ
ログラムにしたがって制御器(図示せず)により自動的
に行われる。
【0029】蒸気発生器7で所定圧力の蒸気が発生して
いる状態にあれば、蒸気供給弁5を開いて本体1内に蒸
気を供給する。蒸気発生器7で所定圧力の蒸気が発生し
ていない状態にあれば、所定圧力の蒸気が発生するのを
待って蒸気供給弁5を開く。本体1内のドレンは、排出
弁25を開いて貯水タンク9内に排出する。排出される
ドレンは、熱交換部22の作用により冷却されて排出さ
れるため、フラッシュ蒸気になることはない。本体1内
の温度が所定の滅菌温度になるように、蒸気供給弁5お
よび排出弁25の開閉を制御し、この滅菌温度を所定時
間維持する。
【0030】滅菌終了後、蒸気供給弁5を閉じて蒸気の
供給を停止し、排出弁25を開いて本体1内の蒸気を排
出する。そして、空気ポンプ13を作動させるとともに
空気供給弁14を開いて、清浄空気を本体1内に供給す
る。所定時間経過後、空気ポンプ13を停止させるとと
もに空気供給弁14を閉じる。これにより、蒸気滅菌装
置の運転は終了し、扉固定手段3を解除して扉2を開
き、本体1から被滅菌物を取り出す。
【0031】扉固定手段3の解除操作の開始に連動して
開閉弁16が開き(ロック位置検出センサ43の接点が
B接点側に移動して開閉弁16への通電が開始され開閉
弁16が開状態になる)、本体1内と外気とが連通状態
になり、本体1内は大気圧の状態になる。扉固定手段3
の解除操作に連動して、ロックピン34が移動し始めた
時点で開閉弁16が開くので、ロックピン34が扉側挿
入孔3から抜けて扉固定手段3が完全な解除状態になる
前に、本体1と扉2の密閉が維持された状態で開閉弁1
6が開く。扉2を開く際には、確実に本体1内は大気圧
の状態になっている。したがって、扉2の急開を確実に
防止することができ、非常に安全性が高い。
【0032】また、蒸気滅菌装置の運転終了後、扉2を
開かずにそのまま放置し、本体1内の温度が下がって本
体1内の気体の体積が減少し、本体1内が減圧状態にな
ったとしても、扉固定手段3の解除操作を行ったとき
に、それと連動して開閉弁16が開き、本体1内が大気
圧の状態になる。したがって、扉2をスムーズに開くこ
とができ、非常に操作性に優れている。
【0033】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であり、
扉を開くときに本体内が加圧状態または減圧状態にあっ
ても、扉固定手段の解除操作の開始と連動して開閉弁が
開き、本体内と外気とが連通して本体内を確実に大気圧
の状態にすることができる。したがって、扉の内側から
圧力がかかって扉固定手段の解除操作を行う駆動手段が
過負荷となったり、扉固定手段が解除されたとき扉が急
に開くことがなく、非常に安全性が高い。また、扉の外
側から圧力がかかって扉が開かないという事態も発生せ
ず、非常に操作性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の説明図である。
【図2】この発明の実施例の右側面説明図である。
【図3】この発明の実施例の平面説明図である。
【図4】この発明の実施例の電気回路図である。
【図5】図2の要部を拡大して示す縦断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 扉 3 扉固定手段 16 開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体1に扉2を密閉固定する扉固定手段
    3を備え、この扉固定手段3の解除操作の開始と連動し
    て前記本体1内と外気とを連通する開閉弁16を備えた
    ことを特徴とする圧力容器の安全機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧力容器の安全機構に
    おいて、前記本体1と前記扉2の密閉を維持した状態
    で、前記開閉弁16が開くことを特徴とする圧力容器の
    安全機構。
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