JP2001311203A - 衛生洗浄装置における洗浄水の加熱装置 - Google Patents
衛生洗浄装置における洗浄水の加熱装置Info
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- JP2001311203A JP2001311203A JP2000132074A JP2000132074A JP2001311203A JP 2001311203 A JP2001311203 A JP 2001311203A JP 2000132074 A JP2000132074 A JP 2000132074A JP 2000132074 A JP2000132074 A JP 2000132074A JP 2001311203 A JP2001311203 A JP 2001311203A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 加熱装置からの洗浄水の排水が簡易に行い
得、かつ、安全弁からの漏水による加熱装置の空焚きを
良好に阻止すること。 【解決手段】 局部洗浄用の洗浄水を適温に加熱する加
熱装置4は、前記洗浄水を適温に加熱するヒータ15を
内蔵した加熱タンク12と、洗浄水の空焚きを防止する
フロートスイッチ17を内蔵したフロートタンク16
と、洗浄水の通水時には出水孔25aを開放し、かつ、
非通水時には前記出水孔を閉鎖するとともに加熱装置内
を大気中と連通可能となしたバキューム弁23と、加熱
装置に加わる過剰な圧力を逃避させるための安全弁24
と、加熱装置内の洗浄水を必要に応じて排水するための
水抜き栓28とを具備して構成し、更に、前記バキュー
ム弁の弁座23aには、弁体23bによる出水孔の閉鎖
時においても、大気の吸気管23eと加熱装置内とを連
通可能なスリット27を形成するようにした。
得、かつ、安全弁からの漏水による加熱装置の空焚きを
良好に阻止すること。 【解決手段】 局部洗浄用の洗浄水を適温に加熱する加
熱装置4は、前記洗浄水を適温に加熱するヒータ15を
内蔵した加熱タンク12と、洗浄水の空焚きを防止する
フロートスイッチ17を内蔵したフロートタンク16
と、洗浄水の通水時には出水孔25aを開放し、かつ、
非通水時には前記出水孔を閉鎖するとともに加熱装置内
を大気中と連通可能となしたバキューム弁23と、加熱
装置に加わる過剰な圧力を逃避させるための安全弁24
と、加熱装置内の洗浄水を必要に応じて排水するための
水抜き栓28とを具備して構成し、更に、前記バキュー
ム弁の弁座23aには、弁体23bによる出水孔の閉鎖
時においても、大気の吸気管23eと加熱装置内とを連
通可能なスリット27を形成するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適温の洗浄水を噴
出させて人体の局部を洗浄するようにした衛生洗浄装置
において、前記洗浄水を適温に加熱する加熱装置の改良
に関する。
出させて人体の局部を洗浄するようにした衛生洗浄装置
において、前記洗浄水を適温に加熱する加熱装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】適温の洗浄水を噴出させて人体の局部を
衛生的に洗浄するようにした衛生洗浄装置の構成は、例
えば、特開平8−326131号公報に開示されてい
る。前記公報に開示されている衛生洗浄装置は、調圧
弁,開閉弁を一体化して設けたバルブユニットと、洗浄
水を適温に加熱する加熱装置と、適温の洗浄水を人体の
局部に向けて噴射するノズル装置と、洗浄後の局部を乾
燥する温風装置とを備えて概略構成されており、これら
を内部に収納した状態のケーシングを、便器本体の上部
後背部に載置・固定することにより、使用に供するよう
にしている。
衛生的に洗浄するようにした衛生洗浄装置の構成は、例
えば、特開平8−326131号公報に開示されてい
る。前記公報に開示されている衛生洗浄装置は、調圧
弁,開閉弁を一体化して設けたバルブユニットと、洗浄
水を適温に加熱する加熱装置と、適温の洗浄水を人体の
局部に向けて噴射するノズル装置と、洗浄後の局部を乾
燥する温風装置とを備えて概略構成されており、これら
を内部に収納した状態のケーシングを、便器本体の上部
後背部に載置・固定することにより、使用に供するよう
にしている。
【0003】次に、前記洗浄水を適温に加熱する加熱装
置は、2つ割にした上,下一対のケースを超音波溶着等
により接合することにより、内部に洗浄水を所定量貯湯
できるように構成されており、前記上,下一対のケース
のうち、上部ケースには、洗浄水を適温に加熱するため
のL字状の加熱ヒータと、温度過昇防止用のバイメタル
スイッチと、洗浄水の温度を検出する温度センサと、所
定量の洗浄水が存在するときのみ加熱ヒータへ通電し
て、洗浄水を加熱可能とするフロートスイッチと、洗浄
水の出湯口を開閉する弁体を有する大気開閉弁が、ま
た、下部ケースには、洗浄水の流入口と、加熱装置内の
洗浄水を必要に応じて排水するための水抜き栓と、加熱
装置に加わる過剰な圧力を逃避させる安全弁が、それぞ
れ設けられている。
置は、2つ割にした上,下一対のケースを超音波溶着等
により接合することにより、内部に洗浄水を所定量貯湯
できるように構成されており、前記上,下一対のケース
のうち、上部ケースには、洗浄水を適温に加熱するため
のL字状の加熱ヒータと、温度過昇防止用のバイメタル
スイッチと、洗浄水の温度を検出する温度センサと、所
定量の洗浄水が存在するときのみ加熱ヒータへ通電し
て、洗浄水を加熱可能とするフロートスイッチと、洗浄
水の出湯口を開閉する弁体を有する大気開閉弁が、ま
た、下部ケースには、洗浄水の流入口と、加熱装置内の
洗浄水を必要に応じて排水するための水抜き栓と、加熱
装置に加わる過剰な圧力を逃避させる安全弁が、それぞ
れ設けられている。
【0004】そして、前記構成の衛生洗浄装置により局
部の洗浄を行う場合、給水源(水道)からバルブユニッ
トを介して所定の圧力に調節された状態で供給される洗
浄水は、加熱装置において適温に加熱されるとともに、
前記適温に加熱された洗浄水は、ノズル装置から人体の
局部に向けて噴射されることにより、前記局部を衛生的
に洗浄するように構成されている。
部の洗浄を行う場合、給水源(水道)からバルブユニッ
トを介して所定の圧力に調節された状態で供給される洗
浄水は、加熱装置において適温に加熱されるとともに、
前記適温に加熱された洗浄水は、ノズル装置から人体の
局部に向けて噴射されることにより、前記局部を衛生的
に洗浄するように構成されている。
【0005】また、局部洗浄中(洗浄水の通水中)に、
バルブユニットを構成する調圧弁の故障等により、水道
圧等の大きな(過剰な)圧力が加熱装置に加わった場合
には、前記加熱装置の下部ケースに設けた安全弁を、前
記圧力を利用して開放し、加熱装置内の洗浄水を外部に
排出させることにより、前記加熱装置が破損するのを防
ぐように構成されている。
バルブユニットを構成する調圧弁の故障等により、水道
圧等の大きな(過剰な)圧力が加熱装置に加わった場合
には、前記加熱装置の下部ケースに設けた安全弁を、前
記圧力を利用して開放し、加熱装置内の洗浄水を外部に
排出させることにより、前記加熱装置が破損するのを防
ぐように構成されている。
【0006】更に、厳寒期における洗浄水の凍結防止
や、長期不使用時における洗浄水の腐敗防止のため等
に、加熱装置内から洗浄水を排水する場合は、前記加熱
装置の下部ケースに設けた水抜き栓を、外部から操作杆
を操作して開放し、加熱装置内の洗浄水を順次排水する
ように構成されている。
や、長期不使用時における洗浄水の腐敗防止のため等
に、加熱装置内から洗浄水を排水する場合は、前記加熱
装置の下部ケースに設けた水抜き栓を、外部から操作杆
を操作して開放し、加熱装置内の洗浄水を順次排水する
ように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然るに、近年衛生洗浄
装置の小形化が要求される中、前記構成の衛生洗浄装置
においては、洗浄水の加熱装置がケーシング内の設置ス
ペースの約半分を占有する大きさで形成されている関係
上、前記衛生洗浄装置の小形化を阻む大きな要因となっ
ていた。
装置の小形化が要求される中、前記構成の衛生洗浄装置
においては、洗浄水の加熱装置がケーシング内の設置ス
ペースの約半分を占有する大きさで形成されている関係
上、前記衛生洗浄装置の小形化を阻む大きな要因となっ
ていた。
【0008】また、前記加熱装置において、その下部ケ
ースに設けた水抜き栓を開放して、加熱装置内から洗浄
水を排水する場合、洗浄水の非通水時には、出湯口が大
気開閉弁の弁体によって閉鎖され、加熱装置が密閉状態
となっている関係上、前記水抜き栓を開放しても洗浄水
が急速に排水されることはない。即ち、前記洗浄水は、
水抜き栓を開放することにより、前記水抜き栓の上部側
から水頭圧の差を利用して加熱装置内に大気(空気)を
取込むとともに、前記水抜き栓の下部側から徐々に排水
するしかなかったので、前記洗浄水の排水には、加熱装
置自体の形状が大きいこととも相まって、相当な時間を
必要とする問題があった。
ースに設けた水抜き栓を開放して、加熱装置内から洗浄
水を排水する場合、洗浄水の非通水時には、出湯口が大
気開閉弁の弁体によって閉鎖され、加熱装置が密閉状態
となっている関係上、前記水抜き栓を開放しても洗浄水
が急速に排水されることはない。即ち、前記洗浄水は、
水抜き栓を開放することにより、前記水抜き栓の上部側
から水頭圧の差を利用して加熱装置内に大気(空気)を
取込むとともに、前記水抜き栓の下部側から徐々に排水
するしかなかったので、前記洗浄水の排水には、加熱装
置自体の形状が大きいこととも相まって、相当な時間を
必要とする問題があった。
【0009】前記の問題を解決するために、例えば、加
熱装置に吸気弁を設けることが考えられる。これによれ
ば、前記吸気弁から加熱装置内に大気(空気)を取込む
ことにより、洗浄水の排水を迅速に行えるようになる反
面、前記吸気弁を必要とするため部品点数が増加すると
ともに、加熱装置の形状が複雑化する等の問題があっ
た。
熱装置に吸気弁を設けることが考えられる。これによれ
ば、前記吸気弁から加熱装置内に大気(空気)を取込む
ことにより、洗浄水の排水を迅速に行えるようになる反
面、前記吸気弁を必要とするため部品点数が増加すると
ともに、加熱装置の形状が複雑化する等の問題があっ
た。
【0010】更に、前記加熱装置において、安全弁は加
熱装置の下部ケースに前記水抜き栓と近接して設けられ
ている関係上、圧縮ばねの軸ズレや弾性力の減退等によ
り弁本体が水圧逃し孔を確実に閉鎖しなかったり、経年
の間にシール部材が劣化・損傷等して、そのシール性能
が著しく低下してくると、加熱装置内の洗浄水が時間の
経過とともに安全弁から漏水し、前記加熱装置内を空に
するという不具合が発生していた。
熱装置の下部ケースに前記水抜き栓と近接して設けられ
ている関係上、圧縮ばねの軸ズレや弾性力の減退等によ
り弁本体が水圧逃し孔を確実に閉鎖しなかったり、経年
の間にシール部材が劣化・損傷等して、そのシール性能
が著しく低下してくると、加熱装置内の洗浄水が時間の
経過とともに安全弁から漏水し、前記加熱装置内を空に
するという不具合が発生していた。
【0011】しかも、前記安全弁からの漏水により加熱
装置内が空になっている状態で、フロートスイッチが故
障や誤作動等した場合、前記加熱装置内が空であるにも
かかわらず、加熱ヒータに通電されることも考えられ、
この結果、加熱装置が空焚き状態となるおそれがあっ
た。
装置内が空になっている状態で、フロートスイッチが故
障や誤作動等した場合、前記加熱装置内が空であるにも
かかわらず、加熱ヒータに通電されることも考えられ、
この結果、加熱装置が空焚き状態となるおそれがあっ
た。
【0012】本発明は、前記の種々な問題点に鑑み、加
熱装置からの洗浄水の排水が簡易に行い得、しかも、安
全弁からの漏水による加熱装置の空焚きを良好に阻止す
ることが可能な、コンパクト化された衛生洗浄装置にお
ける洗浄水の加熱装置を提供することを目的とする。
熱装置からの洗浄水の排水が簡易に行い得、しかも、安
全弁からの漏水による加熱装置の空焚きを良好に阻止す
ることが可能な、コンパクト化された衛生洗浄装置にお
ける洗浄水の加熱装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、便座本体の上部後背部に取外し可能に
取付けられる中空状のケーシング内に、洗浄水を局部に
向けて噴射するためのノズル装置,前記洗浄水を適温に
加熱する加熱装置等局部洗浄のための機能部材を備えた
衛生洗浄装置において、前記加熱装置は、洗浄水を適温
に加熱するヒータを内蔵した加熱タンクと、洗浄水の空
焚きを防止するフロートスイッチを内蔵したフロートタ
ンクと、通水時には洗浄水の流路を開放し、かつ、非通
水時には洗浄水の流路を閉鎖するとともに加熱装置内を
大気中と連通可能となしたバキューム弁と、前記加熱装
置に加わる過剰な圧力を逃避させる安全弁と、加熱装置
内の洗浄水を必要に応じて排水するための水抜き栓とを
具備して構成したことを特徴とする。
解決するために、便座本体の上部後背部に取外し可能に
取付けられる中空状のケーシング内に、洗浄水を局部に
向けて噴射するためのノズル装置,前記洗浄水を適温に
加熱する加熱装置等局部洗浄のための機能部材を備えた
衛生洗浄装置において、前記加熱装置は、洗浄水を適温
に加熱するヒータを内蔵した加熱タンクと、洗浄水の空
焚きを防止するフロートスイッチを内蔵したフロートタ
ンクと、通水時には洗浄水の流路を開放し、かつ、非通
水時には洗浄水の流路を閉鎖するとともに加熱装置内を
大気中と連通可能となしたバキューム弁と、前記加熱装
置に加わる過剰な圧力を逃避させる安全弁と、加熱装置
内の洗浄水を必要に応じて排水するための水抜き栓とを
具備して構成したことを特徴とする。
【0014】また、請求項1記載の衛生洗浄装置におけ
る洗浄水の加熱装置において、前記安全弁は、加熱装置
の上部側に設けたことを特徴とする。
る洗浄水の加熱装置において、前記安全弁は、加熱装置
の上部側に設けたことを特徴とする。
【0015】更に、請求項1記載の衛生洗浄装置におけ
る洗浄水の加熱装置において、前記バキューム弁は、加
熱タンクに取付けられたフロートタンク上部の出水部に
連結管を介して連結し、前記バキューム弁の下部側に
は、安全弁を前記連結管と連通可能に設けたことを特徴
とする。
る洗浄水の加熱装置において、前記バキューム弁は、加
熱タンクに取付けられたフロートタンク上部の出水部に
連結管を介して連結し、前記バキューム弁の下部側に
は、安全弁を前記連結管と連通可能に設けたことを特徴
とする。
【0016】また、請求項1または3記載の衛生洗浄装
置における洗浄水の加熱装置において、前記バキューム
弁は、弁座と接離することにより洗浄水の流路を開閉す
る弁体と、前記弁体を上下方向に移動可能にガイドする
カバー体と、前記カバー体に設けた洗浄水の出水管及び
大気の吸気管とによって構成し、更に、前記弁座には、
弁体が弁座と接触していても吸気管と加熱装置内とを連
通させる大気取込み用のスリットを形成したことを特徴
とする。
置における洗浄水の加熱装置において、前記バキューム
弁は、弁座と接離することにより洗浄水の流路を開閉す
る弁体と、前記弁体を上下方向に移動可能にガイドする
カバー体と、前記カバー体に設けた洗浄水の出水管及び
大気の吸気管とによって構成し、更に、前記弁座には、
弁体が弁座と接触していても吸気管と加熱装置内とを連
通させる大気取込み用のスリットを形成したことを特徴
とする。
【0017】更に、請求項3記載の衛生洗浄装置におけ
る洗浄水の加熱装置において、前記フロートタンク上部
の出水部周縁には、一方端に係合溝を形成した鍔状部を
設け、バキューム弁及び安全弁をフロートタンクに連結
する連結管の先端側には鍔片を設け、前記連結管の鍔片
の一方端をフロートタンクの鍔状部の係合溝に係合し、
かつ、鍔片及び鍔状部の他方端同士をねじ等により固定
して、前記フロートタンクと連結管とを連結するように
したことを特徴とする。
る洗浄水の加熱装置において、前記フロートタンク上部
の出水部周縁には、一方端に係合溝を形成した鍔状部を
設け、バキューム弁及び安全弁をフロートタンクに連結
する連結管の先端側には鍔片を設け、前記連結管の鍔片
の一方端をフロートタンクの鍔状部の係合溝に係合し、
かつ、鍔片及び鍔状部の他方端同士をねじ等により固定
して、前記フロートタンクと連結管とを連結するように
したことを特徴とする。
【0018】本発明は、加熱装置を構成するバキューム
弁の弁座に、大気取込み用のスリットを設けたことによ
り、前記加熱装置の水抜き時には、前記スリットから大
気を加熱装置内に取込んで円滑に水抜き作業が行えると
ともに、安全弁を加熱装置の上部側に設けるようにした
ので、万一、前記安全弁から漏水しても、加熱装置内の
洗浄水が全て排水されるのを良好に阻止して、前記加熱
装置が空焚き状態となるのを防ぐことが可能となる。
弁の弁座に、大気取込み用のスリットを設けたことによ
り、前記加熱装置の水抜き時には、前記スリットから大
気を加熱装置内に取込んで円滑に水抜き作業が行えると
ともに、安全弁を加熱装置の上部側に設けるようにした
ので、万一、前記安全弁から漏水しても、加熱装置内の
洗浄水が全て排水されるのを良好に阻止して、前記加熱
装置が空焚き状態となるのを防ぐことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1ないし図18によって説明する。図1は、本発明の加
熱装置を具備した衛生洗浄装置1を便器本体10に乗載
して取付けた状態を示しており、前記衛生洗浄装置1
は、図2で示す調圧弁,開閉弁を一体化して設けたバル
ブユニット3と、局部洗浄用の洗浄水を適温に加熱する
加熱装置4と、前記適温に加熱された洗浄水を人体の局
部に向けて噴射して、前記局部を洗浄するノズル装置5
と、ノズル装置5への洗浄水の流量を調節する流量調節
弁6と、前記バルブユニット3,加熱装置4,ノズル装
置5,流量調節弁6を駆動制御する制御装置7等を、例
えば、図1で示す中空状のケーシング2内に設置するこ
とにより概略構成されている。なお、前記流量調節弁6
はバルブユニット3と一体的に設けてもよい。また、前
記ケーシング2には、図1で示すように、便蓋8及び便
座9が開閉可能な状態で取付けられている。
1ないし図18によって説明する。図1は、本発明の加
熱装置を具備した衛生洗浄装置1を便器本体10に乗載
して取付けた状態を示しており、前記衛生洗浄装置1
は、図2で示す調圧弁,開閉弁を一体化して設けたバル
ブユニット3と、局部洗浄用の洗浄水を適温に加熱する
加熱装置4と、前記適温に加熱された洗浄水を人体の局
部に向けて噴射して、前記局部を洗浄するノズル装置5
と、ノズル装置5への洗浄水の流量を調節する流量調節
弁6と、前記バルブユニット3,加熱装置4,ノズル装
置5,流量調節弁6を駆動制御する制御装置7等を、例
えば、図1で示す中空状のケーシング2内に設置するこ
とにより概略構成されている。なお、前記流量調節弁6
はバルブユニット3と一体的に設けてもよい。また、前
記ケーシング2には、図1で示すように、便蓋8及び便
座9が開閉可能な状態で取付けられている。
【0020】次に、前記衛生洗浄装置1を便器本体10
に取付ける場合は、図16で示すように、前記便器本体
10の上部後背部に図示しないねじ等を用いて締着・固
定した取付プレート10aを、ケーシング2底面に凹設
した係合部2aに挿入・係合するとともに、前記取付プ
レート10aの係合溝10bに、図18で示すように、
ケーシング2底面に長手方向に沿って配設した係止レバ
ー2bの係止突起2cを係止させることにより、前記衛
生洗浄装置1は便器本体10の上部後背部に図1で示す
如く取外し可能に取付けることができる。
に取付ける場合は、図16で示すように、前記便器本体
10の上部後背部に図示しないねじ等を用いて締着・固
定した取付プレート10aを、ケーシング2底面に凹設
した係合部2aに挿入・係合するとともに、前記取付プ
レート10aの係合溝10bに、図18で示すように、
ケーシング2底面に長手方向に沿って配設した係止レバ
ー2bの係止突起2cを係止させることにより、前記衛
生洗浄装置1は便器本体10の上部後背部に図1で示す
如く取外し可能に取付けることができる。
【0021】つづいて、図3ないし図10により、本発
明の加熱装置4の構成について説明する。図3ないし図
5において、12は局部洗浄用の洗浄水を適温に加熱す
る横長な中空筒状の加熱タンクであり、その斜め下向き
に傾斜させた先端側(図5の右側)には、後述する水抜
き栓28が設けられているとともに、基端側(図5の左
側)の上部には、適温に加熱された洗浄水が通過する通
抜孔13が穿孔されている。なお、前記加熱タンク12
上部の後述する中空筒状のフロートタンク16下端と対
応する位置には、金属製の伝熱板12aが取付けられて
おり、また、前記加熱タンク12の側面には、図4で示
すように、温度過昇防止用のバイメタルスイッチ14が
取付けられている。
明の加熱装置4の構成について説明する。図3ないし図
5において、12は局部洗浄用の洗浄水を適温に加熱す
る横長な中空筒状の加熱タンクであり、その斜め下向き
に傾斜させた先端側(図5の右側)には、後述する水抜
き栓28が設けられているとともに、基端側(図5の左
側)の上部には、適温に加熱された洗浄水が通過する通
抜孔13が穿孔されている。なお、前記加熱タンク12
上部の後述する中空筒状のフロートタンク16下端と対
応する位置には、金属製の伝熱板12aが取付けられて
おり、また、前記加熱タンク12の側面には、図4で示
すように、温度過昇防止用のバイメタルスイッチ14が
取付けられている。
【0022】15は洗浄水の入水管を兼ねる中空状のセ
ラミックヒータ(以下、単にヒータという)であり、そ
の先端側を前記加熱タンク12内に挿入した状態で、基
端側に設けた鍔部15aを加熱タンク12の基端側端面
に締付ねじ等を用いて締着・固定することにより、前記
加熱タンク12に取付けられている。
ラミックヒータ(以下、単にヒータという)であり、そ
の先端側を前記加熱タンク12内に挿入した状態で、基
端側に設けた鍔部15aを加熱タンク12の基端側端面
に締付ねじ等を用いて締着・固定することにより、前記
加熱タンク12に取付けられている。
【0023】16は前記加熱タンク12の上部にシール
部材を介して乗載し、締付ねじ等を用いて水密に固定し
た縦長な中空筒状のフロートタンクであり、その内部に
は、図5で示すように、フロートタンク16内に所定量
の洗浄水が存在するときにのみ、ヒータ15に通電して
洗浄水の加熱を可能とした空焚き防止用のフロートスイ
ッチ17が収納されている。
部材を介して乗載し、締付ねじ等を用いて水密に固定し
た縦長な中空筒状のフロートタンクであり、その内部に
は、図5で示すように、フロートタンク16内に所定量
の洗浄水が存在するときにのみ、ヒータ15に通電して
洗浄水の加熱を可能とした空焚き防止用のフロートスイ
ッチ17が収納されている。
【0024】18は前記フロートタンク16の下部側面
(図5の左下側)に開口した洗浄水の入水口であり、加
熱タンク12とフロートタンク16とによって形成され
る連通路19を介して、前記加熱タンク12の通抜孔1
3と連通されている。20は前記入水口19とは対角線
上に位置するフロートタンク16の上部側面(図5の右
上側)に開口した洗浄水の出水口である。
(図5の左下側)に開口した洗浄水の入水口であり、加
熱タンク12とフロートタンク16とによって形成され
る連通路19を介して、前記加熱タンク12の通抜孔1
3と連通されている。20は前記入水口19とは対角線
上に位置するフロートタンク16の上部側面(図5の右
上側)に開口した洗浄水の出水口である。
【0025】21は前記フロートタンク16の上部側面
(図5の右上側)に、該フロートタンク16と一体的に
形成した鍔状部であり、その中央部には、図7(a)で
示すように、前記出水口20と連接する径大な嵌合孔2
1aが穿設されており、また、一方の端部(図7(a)
の左側)には、後述する連結管26に設けた鍔片26a
が係合する係合溝21bが形成されている。
(図5の右上側)に、該フロートタンク16と一体的に
形成した鍔状部であり、その中央部には、図7(a)で
示すように、前記出水口20と連接する径大な嵌合孔2
1aが穿設されており、また、一方の端部(図7(a)
の左側)には、後述する連結管26に設けた鍔片26a
が係合する係合溝21bが形成されている。
【0026】なお、図5において、22は連通路19を
流通する洗浄水の温度を検出するための温度センサであ
り、その先端部を前記連通路19側に臨ませた状態で、
フロートタンク16の鍔部16aに締付ねじ等によって
締着・固定されている。
流通する洗浄水の温度を検出するための温度センサであ
り、その先端部を前記連通路19側に臨ませた状態で、
フロートタンク16の鍔部16aに締付ねじ等によって
締着・固定されている。
【0027】次に、図3ないし図6において、23は局
部洗浄時に出水孔25aを開放し、かつ、非洗浄時には
前記出水孔25aを閉鎖するとともに加熱装置11内を
大気と連通するバキューム弁、24は加熱装置11にあ
らかじめ設定した値以上の圧力(過剰な圧力)が加わる
ことにより、前記加熱装置11が破損するのを防ぐため
の安全弁をそれぞれ示し、前記安全弁24は、図5,6
で示すように、バキューム弁23の下側に連結部25を
介して、前記バキューム弁23と一体的に垂下・設置さ
れている。また、前記連結部25からは、これと直交し
て連結管26が突設され、前記一体的に形成したバキュ
ーム弁23及び安全弁24を、前記連結管26を介して
フロートタンク16の上部側面に連結可能としている。
部洗浄時に出水孔25aを開放し、かつ、非洗浄時には
前記出水孔25aを閉鎖するとともに加熱装置11内を
大気と連通するバキューム弁、24は加熱装置11にあ
らかじめ設定した値以上の圧力(過剰な圧力)が加わる
ことにより、前記加熱装置11が破損するのを防ぐため
の安全弁をそれぞれ示し、前記安全弁24は、図5,6
で示すように、バキューム弁23の下側に連結部25を
介して、前記バキューム弁23と一体的に垂下・設置さ
れている。また、前記連結部25からは、これと直交し
て連結管26が突設され、前記一体的に形成したバキュ
ーム弁23及び安全弁24を、前記連結管26を介して
フロートタンク16の上部側面に連結可能としている。
【0028】なお、前記バキューム弁23は、図6で示
すように、連結部25上部の出水孔25a周縁に設けた
弁座23aと接離することにより、前記出水孔25aを
開閉する弁体23bと、前記弁体23bを上下方向に移
動可能にガイドするカバー体23cと、前記カバー体2
3cに設けた洗浄水の出水管23d及び大気(空気)の
吸気管23e(図3,4参照)とを備えて構成されてい
る。また、前記弁座23aには、図6,8で示すよう
に、前記弁体23bが弁座23aと接している(弁座2
3a上に降下している)状態であっても、吸気管23e
と連結管26及びフロートタンク16とを連通可能とす
る、大気取込み用のスリット27が所定の寸法で形成さ
れている。
すように、連結部25上部の出水孔25a周縁に設けた
弁座23aと接離することにより、前記出水孔25aを
開閉する弁体23bと、前記弁体23bを上下方向に移
動可能にガイドするカバー体23cと、前記カバー体2
3cに設けた洗浄水の出水管23d及び大気(空気)の
吸気管23e(図3,4参照)とを備えて構成されてい
る。また、前記弁座23aには、図6,8で示すよう
に、前記弁体23bが弁座23aと接している(弁座2
3a上に降下している)状態であっても、吸気管23e
と連結管26及びフロートタンク16とを連通可能とす
る、大気取込み用のスリット27が所定の寸法で形成さ
れている。
【0029】一方、前記安全弁24は、図6で示すよう
に、連結部25下部の水圧逃し孔25b周縁に設けた弁
座24aにシール部材24cを介して接離することによ
り、前記水圧逃し孔25bを開閉する弁本体24bと、
前記弁本体24bを常時弁座24a側に付勢する圧縮ば
ね等のばね部材24dと、前記ばね部材24dを収納す
る有底筒状のばね受体24eと、前記ばね受体24eの
下部側に設けた排水管24f(図4参照)と、前記ばね
受体24eの上方端に形成した複数のスリット24gと
を備えて構成されている。
に、連結部25下部の水圧逃し孔25b周縁に設けた弁
座24aにシール部材24cを介して接離することによ
り、前記水圧逃し孔25bを開閉する弁本体24bと、
前記弁本体24bを常時弁座24a側に付勢する圧縮ば
ね等のばね部材24dと、前記ばね部材24dを収納す
る有底筒状のばね受体24eと、前記ばね受体24eの
下部側に設けた排水管24f(図4参照)と、前記ばね
受体24eの上方端に形成した複数のスリット24gと
を備えて構成されている。
【0030】そして、前記バキューム弁23と安全弁2
4とを一体的に連結する連結部25に突設した連結管2
6を、フロートタンク16の上部側面に連結する場合
は、前記連結管26の先端部を、その外周部にシール部
材を嵌着した状態で、図7(a)で示す矢印方向から、
フロートタンク16に設けた鍔状部21の嵌合孔21a
に、前記連結管26の先端部側に設けた鍔片26aが鍔
状部21に当接するまで嵌合し、この状態で、前記鍔片
26aを、図7(b)で示す矢印方向(反時計方向)に
回動して、その一方端を前記鍔状部21の係合溝21b
に図7(c)で示すように係合する。つづいて、前記鍔
片26aの他方端と鍔状部21の他方端とを図7(d)
で示すように、締付ねじ等を用いて締着・固定すること
により、前記一体的に形成したバキューム弁23及び安
全弁24は、図5,6で示すように、連結管26を介し
てフロートタンク16に簡易に取付けられる。
4とを一体的に連結する連結部25に突設した連結管2
6を、フロートタンク16の上部側面に連結する場合
は、前記連結管26の先端部を、その外周部にシール部
材を嵌着した状態で、図7(a)で示す矢印方向から、
フロートタンク16に設けた鍔状部21の嵌合孔21a
に、前記連結管26の先端部側に設けた鍔片26aが鍔
状部21に当接するまで嵌合し、この状態で、前記鍔片
26aを、図7(b)で示す矢印方向(反時計方向)に
回動して、その一方端を前記鍔状部21の係合溝21b
に図7(c)で示すように係合する。つづいて、前記鍔
片26aの他方端と鍔状部21の他方端とを図7(d)
で示すように、締付ねじ等を用いて締着・固定すること
により、前記一体的に形成したバキューム弁23及び安
全弁24は、図5,6で示すように、連結管26を介し
てフロートタンク16に簡易に取付けられる。
【0031】なお、前記バキューム弁23と安全弁24
とを一体的に連結する連結部25には、図4で示すよう
に、高温の洗浄水が出水管23dからノズル装置5側に
吐水されるのを防止するための温度センサ22aが取付
けられている。
とを一体的に連結する連結部25には、図4で示すよう
に、高温の洗浄水が出水管23dからノズル装置5側に
吐水されるのを防止するための温度センサ22aが取付
けられている。
【0032】次に、図5において、28は厳寒期におけ
る洗浄水の凍結防止や、長期不使用時における洗浄水の
腐敗防止のため等に、前記加熱装置11内から洗浄水を
排水するための水抜き栓であり、前記水抜き栓28は、
図10で示すように、加熱タンク12の先端側内周面に
嵌着したガイド部材29と、前記ガイド部材29の下部
側に開口した水抜孔29aと連通する排水口30aを開
口したカバー体30と、前記カバー体30及びガイド部
材29に摺動自在に支承される一対の弁棒31a,31
bを備え、かつ、前記カバー体30に開口した排水口3
0aを必要に応じて開閉する開閉弁体31と、前記排水
口30aと略同径の透孔32aを開口し、前記加熱タン
ク12の先端面と前記カバー体30の内周面との間で挟
持される中空円板状のシール部材32と、前記開閉弁体
31を前記シール部材32側に常時押圧・付勢して排水
口30aの水密状態を保持する圧縮ばね等からなるばね
部材33とを備えて構成されている。
る洗浄水の凍結防止や、長期不使用時における洗浄水の
腐敗防止のため等に、前記加熱装置11内から洗浄水を
排水するための水抜き栓であり、前記水抜き栓28は、
図10で示すように、加熱タンク12の先端側内周面に
嵌着したガイド部材29と、前記ガイド部材29の下部
側に開口した水抜孔29aと連通する排水口30aを開
口したカバー体30と、前記カバー体30及びガイド部
材29に摺動自在に支承される一対の弁棒31a,31
bを備え、かつ、前記カバー体30に開口した排水口3
0aを必要に応じて開閉する開閉弁体31と、前記排水
口30aと略同径の透孔32aを開口し、前記加熱タン
ク12の先端面と前記カバー体30の内周面との間で挟
持される中空円板状のシール部材32と、前記開閉弁体
31を前記シール部材32側に常時押圧・付勢して排水
口30aの水密状態を保持する圧縮ばね等からなるばね
部材33とを備えて構成されている。
【0033】なお、前記中空円板状のシール部材32の
両端面には、図9で示すように、前記透孔32a側の端
縁に内側突起32bが、また、前記内側突起32bから
所定距離離れた外周側の端縁に外側突起32cがそれぞ
れ周設されている。そして、図5,10で示すように、
カバー体30を加熱タンク12側に締着・固定すること
により、前記シール部材32は、前記外側突起32cを
介して、加熱タンク12の先端面とカバー体30の内周
面との間に挟持された状態で取付けられて、前記加熱タ
ンク12とカバー体30との連結部を水密に保持すると
ともに、前記内側突起32bには、排水口30aを必要
に応じて開閉する開閉弁体31が、ばね部材33の弾性
力により押圧・付勢されることにより、前記排水口30
aを水密に閉鎖する。
両端面には、図9で示すように、前記透孔32a側の端
縁に内側突起32bが、また、前記内側突起32bから
所定距離離れた外周側の端縁に外側突起32cがそれぞ
れ周設されている。そして、図5,10で示すように、
カバー体30を加熱タンク12側に締着・固定すること
により、前記シール部材32は、前記外側突起32cを
介して、加熱タンク12の先端面とカバー体30の内周
面との間に挟持された状態で取付けられて、前記加熱タ
ンク12とカバー体30との連結部を水密に保持すると
ともに、前記内側突起32bには、排水口30aを必要
に応じて開閉する開閉弁体31が、ばね部材33の弾性
力により押圧・付勢されることにより、前記排水口30
aを水密に閉鎖する。
【0034】また、前記開閉弁体31は、加熱タンク1
2内に挿入したヒータ15と同一軸線上に配置して、排
水口30aを開放したときに、前記開閉弁体31の他方
の弁棒31bが、図10(b)で示すように、中空状の
ヒータ15内に挿入できるようにするとともに、前記開
閉弁体31のガイドピッチ(支承間隔)を短くすること
により、水抜き栓28をコンパクト化することが可能と
なる。
2内に挿入したヒータ15と同一軸線上に配置して、排
水口30aを開放したときに、前記開閉弁体31の他方
の弁棒31bが、図10(b)で示すように、中空状の
ヒータ15内に挿入できるようにするとともに、前記開
閉弁体31のガイドピッチ(支承間隔)を短くすること
により、水抜き栓28をコンパクト化することが可能と
なる。
【0035】更に、前記開閉弁体31のガイドピッチ
(支承間隔)を短くすることにより、開閉弁体31の成
形時における弁棒31a,31bの反り,軸ズレ等を防
ぐことが可能となるとともに、ガイド部材29及び開閉
弁体31の対向する面に、それぞればね部材33の端部
を嵌着するための支承部29b,31cを、相対向する
ように突設することにより、ばね部材33の端部が位置
ズレを起こすのを防ぐことが可能となり、この結果、前
記弁棒31a,31bの反り,軸ズレや、ばね部材33
の端部の位置ズレ等に起因する排水口30aの閉鎖不良
の発生を良好に抑制することができる。
(支承間隔)を短くすることにより、開閉弁体31の成
形時における弁棒31a,31bの反り,軸ズレ等を防
ぐことが可能となるとともに、ガイド部材29及び開閉
弁体31の対向する面に、それぞればね部材33の端部
を嵌着するための支承部29b,31cを、相対向する
ように突設することにより、ばね部材33の端部が位置
ズレを起こすのを防ぐことが可能となり、この結果、前
記弁棒31a,31bの反り,軸ズレや、ばね部材33
の端部の位置ズレ等に起因する排水口30aの閉鎖不良
の発生を良好に抑制することができる。
【0036】次に、図15ないし図18において、34
は前記水抜き栓28を必要に応じて開閉操作するための
開閉操作装置で、図10,15で示すように、ケーシン
グ2の後背部壁面に沿って左右方向に移動可能に設けら
れ、開閉弁体31の一方の弁棒31aを加熱タンク12
の内側方向に押動して排水口30aを開放する操作レバ
ー35と、中心部が回動可能に枢支され、かつ、その一
方端を前記操作レバー35と接離させることにより、衛
生洗浄装置1が便器本体10に取付けられていないとき
は前記操作レバー35の操作を可能とし、かつ、衛生洗
浄装置1が便器本体10に取付けられているときは前記
操作レバー35の操作を不能とする押動レバー36とを
備えて構成されている。
は前記水抜き栓28を必要に応じて開閉操作するための
開閉操作装置で、図10,15で示すように、ケーシン
グ2の後背部壁面に沿って左右方向に移動可能に設けら
れ、開閉弁体31の一方の弁棒31aを加熱タンク12
の内側方向に押動して排水口30aを開放する操作レバ
ー35と、中心部が回動可能に枢支され、かつ、その一
方端を前記操作レバー35と接離させることにより、衛
生洗浄装置1が便器本体10に取付けられていないとき
は前記操作レバー35の操作を可能とし、かつ、衛生洗
浄装置1が便器本体10に取付けられているときは前記
操作レバー35の操作を不能とする押動レバー36とを
備えて構成されている。
【0037】そして、前記操作レバー35は、図11で
示すように、加熱装置4の水抜き栓28と対向する右端
部(図11の右側)を曲成することにより、平面形状を
ほぼL字形として形成されており、前記右端部寄りの背
部には、ケーシング2の後背部壁面に開口した窓孔2d
内に臨む操作つまみ35a(図15参照)が突設されて
いる。また、図11で示すように、前記操作レバー35
の長さ方向のほぼ中央には、その上下端部に係止爪35
bが設けられており、前記係止爪35bは、水抜き栓2
8の閉鎖時においては、図12(a)で示すように、ケ
ーシング2の後背部壁面に設けた係止部2eの係止段部
2f,2fの右側に位置し、また、水抜き栓28の開放
時には、図12(b)で示すように、前記係止段部2
f,2fの左側まで移動して、該係止段部2f,2fに
係止され、前記水抜き栓28の開放状態を維持する。
示すように、加熱装置4の水抜き栓28と対向する右端
部(図11の右側)を曲成することにより、平面形状を
ほぼL字形として形成されており、前記右端部寄りの背
部には、ケーシング2の後背部壁面に開口した窓孔2d
内に臨む操作つまみ35a(図15参照)が突設されて
いる。また、図11で示すように、前記操作レバー35
の長さ方向のほぼ中央には、その上下端部に係止爪35
bが設けられており、前記係止爪35bは、水抜き栓2
8の閉鎖時においては、図12(a)で示すように、ケ
ーシング2の後背部壁面に設けた係止部2eの係止段部
2f,2fの右側に位置し、また、水抜き栓28の開放
時には、図12(b)で示すように、前記係止段部2
f,2fの左側まで移動して、該係止段部2f,2fに
係止され、前記水抜き栓28の開放状態を維持する。
【0038】一方、前記押動レバー36は、図13,1
4で示すように、その中心部がケーシング2底面に立設
した支軸2gに回動可能に枢支されており、先端部(図
14の下側)には舌片36aを突設するとともに、基端
部(図14の上側)には操作レバー35の左端部に凹設
した押動段部35cと接離する押圧ピン36bが突設さ
れている。なお、前記押動レバー36は、その中心部の
支持部36dに嵌着され、かつ、巻始め端及び巻終り端
をそれぞれケーシング2の係合部2a側壁及び押動レバ
ー36の背壁面36eに当接させたばね部材37の弾性
力によって、常時反時計方向に付勢されており、先端部
に設けた舌片36aを、図15,16で示すように、ケ
ーシング2底面の係合部2a内部に臨ませている。
4で示すように、その中心部がケーシング2底面に立設
した支軸2gに回動可能に枢支されており、先端部(図
14の下側)には舌片36aを突設するとともに、基端
部(図14の上側)には操作レバー35の左端部に凹設
した押動段部35cと接離する押圧ピン36bが突設さ
れている。なお、前記押動レバー36は、その中心部の
支持部36dに嵌着され、かつ、巻始め端及び巻終り端
をそれぞれケーシング2の係合部2a側壁及び押動レバ
ー36の背壁面36eに当接させたばね部材37の弾性
力によって、常時反時計方向に付勢されており、先端部
に設けた舌片36aを、図15,16で示すように、ケ
ーシング2底面の係合部2a内部に臨ませている。
【0039】なお、図15,17において、38は前記
水抜き栓28と対応してケーシング2底面に穿孔した排
水孔で、衛生洗浄装置1が便器本体10に取付けられて
いる状態では、取付プレート10aによって閉鎖されて
おり、また、衛生洗浄装置1を便器本体10から取外す
ことにより開放される。また、39は前記ケーシング2
底面の押動レバー36と近接する位置に取付けた、衛生
洗浄装置1の取付状態を検知するためのマイクロスイッ
チであり、衛生洗浄装置1が便器本体10から取外され
ているときは、図15で示すように、ばね部材37の弾
性力により反時計方向に付勢される押動レバー36の先
端部上部に形成した押圧板36cにより押圧されてON
状態となり、かつ、衛生洗浄装置1が便器本体10に取
付けられているときは、図17で示すように、前記押圧
板36cによる押圧が解除されてOFF状態となる(O
FF状態で機能部への通電を可とし、ON状態で機能部
への通電を不可とする)。
水抜き栓28と対応してケーシング2底面に穿孔した排
水孔で、衛生洗浄装置1が便器本体10に取付けられて
いる状態では、取付プレート10aによって閉鎖されて
おり、また、衛生洗浄装置1を便器本体10から取外す
ことにより開放される。また、39は前記ケーシング2
底面の押動レバー36と近接する位置に取付けた、衛生
洗浄装置1の取付状態を検知するためのマイクロスイッ
チであり、衛生洗浄装置1が便器本体10から取外され
ているときは、図15で示すように、ばね部材37の弾
性力により反時計方向に付勢される押動レバー36の先
端部上部に形成した押圧板36cにより押圧されてON
状態となり、かつ、衛生洗浄装置1が便器本体10に取
付けられているときは、図17で示すように、前記押圧
板36cによる押圧が解除されてOFF状態となる(O
FF状態で機能部への通電を可とし、ON状態で機能部
への通電を不可とする)。
【0040】次に、本発明の動作について説明する。は
じめに、局部洗浄に供する洗浄水を適温に加熱する場合
について説明する。図5で示すように、中空状のヒータ
15の内周面を通って洗浄水が加熱タンク12内に流入
すると、前記洗浄水は、加熱タンク12先端側の内周面
に嵌着したガイド部材29に衝突して180°向きを替
え、ヒータ15外周面の図示しない発熱体と接触しなが
ら加熱タンク12内を流通し、あらかじめ設定された温
度(適温)まで加熱される。なお、このとき、ガイド部
材29の下部側には水抜孔29aが穿孔されているもの
の、該水抜孔29aと連通する水抜き栓28の排水口3
0aは、開閉弁体31により閉鎖されているので、洗浄
水が加熱タンク12外に排水されることは全くない。
じめに、局部洗浄に供する洗浄水を適温に加熱する場合
について説明する。図5で示すように、中空状のヒータ
15の内周面を通って洗浄水が加熱タンク12内に流入
すると、前記洗浄水は、加熱タンク12先端側の内周面
に嵌着したガイド部材29に衝突して180°向きを替
え、ヒータ15外周面の図示しない発熱体と接触しなが
ら加熱タンク12内を流通し、あらかじめ設定された温
度(適温)まで加熱される。なお、このとき、ガイド部
材29の下部側には水抜孔29aが穿孔されているもの
の、該水抜孔29aと連通する水抜き栓28の排水口3
0aは、開閉弁体31により閉鎖されているので、洗浄
水が加熱タンク12外に排水されることは全くない。
【0041】前記ヒータ15により加熱された洗浄水
は、加熱タンク12基端側上部に穿孔した通抜孔13か
ら流出し、連通路19を通ってフロートタンク16下部
側面に設けた入水口18から、前記フロートタンク16
内に流入する。前記通抜孔13から流出する洗浄水の温
度は連通路19に設けた温度センサ22により検出さ
れ、制御装置7においてあらかじめ設定した温度と比較
され、この結果に応じてヒータ15への通電が制御され
る。
は、加熱タンク12基端側上部に穿孔した通抜孔13か
ら流出し、連通路19を通ってフロートタンク16下部
側面に設けた入水口18から、前記フロートタンク16
内に流入する。前記通抜孔13から流出する洗浄水の温
度は連通路19に設けた温度センサ22により検出さ
れ、制御装置7においてあらかじめ設定した温度と比較
され、この結果に応じてヒータ15への通電が制御され
る。
【0042】つづいて、フロートタンク16内に流入し
た洗浄水は、更に、前記フロートタンク16内を上昇
し、上部側面に設けた出水口20から連結管26→連結
部25を経てバキューム弁23に供給される。洗浄水の
供給により、バキューム弁23の弁体23bは、カバー
体23cに沿って押上げられ、出水孔25aと出水管2
3dとを連通させるとともに、吸気管23eを閉止す
る。そして、前記弁体23bを押上げて流通する洗浄水
は、出水管23dから流量調節弁6を介してノズル装置
5に供給され、前記ノズル装置5から人体の局部に向け
て噴射される。
た洗浄水は、更に、前記フロートタンク16内を上昇
し、上部側面に設けた出水口20から連結管26→連結
部25を経てバキューム弁23に供給される。洗浄水の
供給により、バキューム弁23の弁体23bは、カバー
体23cに沿って押上げられ、出水孔25aと出水管2
3dとを連通させるとともに、吸気管23eを閉止す
る。そして、前記弁体23bを押上げて流通する洗浄水
は、出水管23dから流量調節弁6を介してノズル装置
5に供給され、前記ノズル装置5から人体の局部に向け
て噴射される。
【0043】一方、加熱装置4への洗浄水の供給が停止
されると、バキューム弁23の弁体23bは、自重によ
り弁座23a上に降下して、出水孔25aと出水管23
dとの連通を阻止するとともに、吸気管23eを開放す
る。
されると、バキューム弁23の弁体23bは、自重によ
り弁座23a上に降下して、出水孔25aと出水管23
dとの連通を阻止するとともに、吸気管23eを開放す
る。
【0044】なお、洗浄水の通水時、加熱装置4に加わ
る圧力が、バルブユニット3の調圧弁により所定の圧力
に調節されていれば、安全弁24の弁本体24bは、ば
ね部材24dの弾性力により弁座24a側に押圧・付勢
されて水圧逃し孔25bを水密に閉鎖しているので、前
記洗浄水は、安全弁24から外部に排出されることな
く、バキューム弁23→流量調節弁6を介してノズル装
置5に供給される。
る圧力が、バルブユニット3の調圧弁により所定の圧力
に調節されていれば、安全弁24の弁本体24bは、ば
ね部材24dの弾性力により弁座24a側に押圧・付勢
されて水圧逃し孔25bを水密に閉鎖しているので、前
記洗浄水は、安全弁24から外部に排出されることな
く、バキューム弁23→流量調節弁6を介してノズル装
置5に供給される。
【0045】次に、洗浄水の通水中に、バルブユニット
3の故障等により、加熱装置4に水道圧等の大きな圧力
が直接作用する等して、加熱装置4内の圧力があらかじ
め設定した値以上となると、安全弁24の弁本体24b
が、前記圧力を受けてばね部材24dの弾性力に抗して
図5,6の下方に押圧され、水圧逃し孔25bを開放す
る。この結果、加熱装置4内を流通する洗浄水の一部
は、前記水圧逃し孔25b→ばね受体24e上部のスリ
ット24gを経て、ばね受体24e下部の排水管24f
から加熱装置4外に排出される。
3の故障等により、加熱装置4に水道圧等の大きな圧力
が直接作用する等して、加熱装置4内の圧力があらかじ
め設定した値以上となると、安全弁24の弁本体24b
が、前記圧力を受けてばね部材24dの弾性力に抗して
図5,6の下方に押圧され、水圧逃し孔25bを開放す
る。この結果、加熱装置4内を流通する洗浄水の一部
は、前記水圧逃し孔25b→ばね受体24e上部のスリ
ット24gを経て、ばね受体24e下部の排水管24f
から加熱装置4外に排出される。
【0046】このように、加熱装置4内の圧力があらか
じめ設定した値以上になったときには、前記安全弁24
の水圧逃し孔25bを開放して、排水管24fから洗浄
水の一部を加熱装置4の外部に排出することにより、加
熱装置4内の圧力を逃がすことが可能となり、この結
果、前記加熱装置4が破損するのを良好に防ぐことが可
能となる。
じめ設定した値以上になったときには、前記安全弁24
の水圧逃し孔25bを開放して、排水管24fから洗浄
水の一部を加熱装置4の外部に排出することにより、加
熱装置4内の圧力を逃がすことが可能となり、この結
果、前記加熱装置4が破損するのを良好に防ぐことが可
能となる。
【0047】なお、前記安全弁24は、加熱タンク12
の上方に位置するバキューム弁23の下部側に形成され
いるので、万一、ばね部材24dの軸ズレや弾性力の減
退等により、弁本体24bによって水圧逃し孔25bが
確実に閉鎖されていなかったり、前記弁本体24bに備
えたシール部材24cが経年の間に劣化・損傷等して、
そのシール性能が低下しても、前記安全弁24からは、
連結部25及び連結管26に存在する洗浄水のみが漏水
するだけで、加熱タンク12及びフロートタンク16内
の洗浄水が漏水することはないので、加熱装置4が空焚
き状態となることは全くなく、この結果、空焚き状態の
ヒータに洗浄水が接触することにより、前記ヒータが損
傷するという事態を確実に防ぐことができる。
の上方に位置するバキューム弁23の下部側に形成され
いるので、万一、ばね部材24dの軸ズレや弾性力の減
退等により、弁本体24bによって水圧逃し孔25bが
確実に閉鎖されていなかったり、前記弁本体24bに備
えたシール部材24cが経年の間に劣化・損傷等して、
そのシール性能が低下しても、前記安全弁24からは、
連結部25及び連結管26に存在する洗浄水のみが漏水
するだけで、加熱タンク12及びフロートタンク16内
の洗浄水が漏水することはないので、加熱装置4が空焚
き状態となることは全くなく、この結果、空焚き状態の
ヒータに洗浄水が接触することにより、前記ヒータが損
傷するという事態を確実に防ぐことができる。
【0048】次に、厳寒期における凍結防止、あるい
は、長期不使用時における温水の腐敗を防ぐため等に、
加熱装置4の水抜きを行う場合について説明する。はじ
めに、図1で示すように、衛生洗浄装置1が便器本体1
0に取付けられている状態においては、図17,18で
示すように、押動レバー36は、その舌片36aが取付
プレート10aの端部と当接して回動が規制されている
とともに、押圧ピン36bが操作レバー35の左端に設
けた押動段部35cと当接しているため、操作レバー3
5を図17の左方向に移動させようとしても、前記操作
レバー35は移動を阻止され、水抜き栓28を開放する
ことはできない。従って、衛生洗浄装置1が便器本体1
に取付けられた状態、即ち、ケーシング2底面に穿孔し
た排水孔38が取付プレート10aにより閉鎖されてい
る状態で、水抜き栓28が開放されることにより洗浄水
がケーシング2内に流出して、前記ケーシング2内に収
納した衛生洗浄装置1の機能部に悪影響を及ぼすのを未
然に防ぐことができる。
は、長期不使用時における温水の腐敗を防ぐため等に、
加熱装置4の水抜きを行う場合について説明する。はじ
めに、図1で示すように、衛生洗浄装置1が便器本体1
0に取付けられている状態においては、図17,18で
示すように、押動レバー36は、その舌片36aが取付
プレート10aの端部と当接して回動が規制されている
とともに、押圧ピン36bが操作レバー35の左端に設
けた押動段部35cと当接しているため、操作レバー3
5を図17の左方向に移動させようとしても、前記操作
レバー35は移動を阻止され、水抜き栓28を開放する
ことはできない。従って、衛生洗浄装置1が便器本体1
に取付けられた状態、即ち、ケーシング2底面に穿孔し
た排水孔38が取付プレート10aにより閉鎖されてい
る状態で、水抜き栓28が開放されることにより洗浄水
がケーシング2内に流出して、前記ケーシング2内に収
納した衛生洗浄装置1の機能部に悪影響を及ぼすのを未
然に防ぐことができる。
【0049】そして、前記加熱装置4の水抜きを行うに
は、ケーシング2底面に配設した係止レバー2bを図1
8の左方向に移動させて、取付プレート10aの係合溝
10bと係止レバー2bの係止突起2cとの係合を解除
するとともに、この状態で、ケーシング2を手前側(図
18の下側)に移動させることにより、図16で示すよ
うに、取付プレート10aとケーシング2との係合を解
除して、前記ケーシング2を便器本体10から取外す。
この結果、取付プレート10aにより閉鎖されていた排
水孔38が開放されるとともに、押動レバー36がばね
部材37の弾性力により反時計方向に付勢されて、その
基端側の押圧ピン36bと操作レバー35の押圧段部3
5cとの当接を解除し、操作レバー35の移動を可能と
するので、加熱装置4からの水抜きを行うことができる
ようになる。
は、ケーシング2底面に配設した係止レバー2bを図1
8の左方向に移動させて、取付プレート10aの係合溝
10bと係止レバー2bの係止突起2cとの係合を解除
するとともに、この状態で、ケーシング2を手前側(図
18の下側)に移動させることにより、図16で示すよ
うに、取付プレート10aとケーシング2との係合を解
除して、前記ケーシング2を便器本体10から取外す。
この結果、取付プレート10aにより閉鎖されていた排
水孔38が開放されるとともに、押動レバー36がばね
部材37の弾性力により反時計方向に付勢されて、その
基端側の押圧ピン36bと操作レバー35の押圧段部3
5cとの当接を解除し、操作レバー35の移動を可能と
するので、加熱装置4からの水抜きを行うことができる
ようになる。
【0050】つづいて、前記のように、衛生洗浄装置1
のケーシング2を便器本体10から取外した状態で、操
作レバー35を図15の左方向に引動すると、図10
(b)で示すように、加熱装置4の水抜き栓28と対向
するように曲成した操作レバー35の右端により、開閉
弁体31の一方の弁棒31aがばね部材33の弾性力に
抗して加熱装置4の内側方向に押動される。この結果、
前記開閉弁体31は図10(b)で示すように、シール
部材32の内側突起32bとの当接が解除されて排水口
30aを開放する。
のケーシング2を便器本体10から取外した状態で、操
作レバー35を図15の左方向に引動すると、図10
(b)で示すように、加熱装置4の水抜き栓28と対向
するように曲成した操作レバー35の右端により、開閉
弁体31の一方の弁棒31aがばね部材33の弾性力に
抗して加熱装置4の内側方向に押動される。この結果、
前記開閉弁体31は図10(b)で示すように、シール
部材32の内側突起32bとの当接が解除されて排水口
30aを開放する。
【0051】なお、前記操作レバー35を図15の左方
向に押動すると、その中央部に設けた係止爪35bは、
ケーシング2の後背部壁面に設けた係止部2eの係止段
部2f,2fに押圧されて互いに相対する方向に変形す
るとともに、前記係止段部2f,2fの左側まで移動す
ると、図12(b)で示すように、前記係止段部2f,
2fにおいて係止される。従って、前記操作レバー35
から手を離しても、前記操作レバー35は、その係止爪
35bが係止部2eの係止段部2f,2fに係止されて
いることにより、開閉弁体31の弁棒31aをばね部材
33の弾性力に抗して押圧したままで、排水口30aの
開放状態を維持することができる。
向に押動すると、その中央部に設けた係止爪35bは、
ケーシング2の後背部壁面に設けた係止部2eの係止段
部2f,2fに押圧されて互いに相対する方向に変形す
るとともに、前記係止段部2f,2fの左側まで移動す
ると、図12(b)で示すように、前記係止段部2f,
2fにおいて係止される。従って、前記操作レバー35
から手を離しても、前記操作レバー35は、その係止爪
35bが係止部2eの係止段部2f,2fに係止されて
いることにより、開閉弁体31の弁棒31aをばね部材
33の弾性力に抗して押圧したままで、排水口30aの
開放状態を維持することができる。
【0052】前記のようにして排水口30aが開放され
ると、加熱装置4内の洗浄水は、ガイド部材29の水抜
孔29a→排水口30aを通って、順次加熱装置4の外
部に排水される。即ち、加熱装置4の水抜きを行う。こ
の際、加熱装置4のバキューム弁23は、弁体23bが
その自重によって弁座23a上に降下して、出水孔25
aを閉鎖しているものの、前記弁座23aには図8で示
すように、大気取込み用のスリット27が設けられてい
るので、連結部25,連結管26,フロートタンク1
6,連通路19,加熱タンク12に存在する洗浄水は、
吸気管23eから前記スリット27を介して取込まれる
大気(空気)を利用して、円滑に水抜き栓28の排水口
30aから排水することができる。
ると、加熱装置4内の洗浄水は、ガイド部材29の水抜
孔29a→排水口30aを通って、順次加熱装置4の外
部に排水される。即ち、加熱装置4の水抜きを行う。こ
の際、加熱装置4のバキューム弁23は、弁体23bが
その自重によって弁座23a上に降下して、出水孔25
aを閉鎖しているものの、前記弁座23aには図8で示
すように、大気取込み用のスリット27が設けられてい
るので、連結部25,連結管26,フロートタンク1
6,連通路19,加熱タンク12に存在する洗浄水は、
吸気管23eから前記スリット27を介して取込まれる
大気(空気)を利用して、円滑に水抜き栓28の排水口
30aから排水することができる。
【0053】なお、加熱タンク12の基端側上部に設け
た通抜孔13は、前記加熱タンク12及びフロートタン
ク16の径寸法よりもかなり小さいものの、前記のよう
に弁座23aに設けたスリット27から大気を取込むこ
とにより、前記フロートタンク16内の洗浄水も、残留
することなく円滑・良好に排水することが可能となり、
この結果、前記フロートタンク16が内部に残留する洗
浄水の凍結によって破損するのを良好に防ぐことができ
る。
た通抜孔13は、前記加熱タンク12及びフロートタン
ク16の径寸法よりもかなり小さいものの、前記のよう
に弁座23aに設けたスリット27から大気を取込むこ
とにより、前記フロートタンク16内の洗浄水も、残留
することなく円滑・良好に排水することが可能となり、
この結果、前記フロートタンク16が内部に残留する洗
浄水の凍結によって破損するのを良好に防ぐことができ
る。
【0054】次に、加熱装置4の水抜き終了後、排水口
30aを閉鎖する場合は、操作レバー35を図10
(b)で示す状態から、図の右方向に押動し、操作レバ
ー35の曲成した右端による開閉弁体31の押圧状態を
解除する。この結果、開閉弁体31はばね部材33の弾
性力により、シール部材32の内側突起32bに押圧・
付勢され、排水口30aを水密に閉鎖する。一方、前記
操作レバー35の押動に伴い、操作レバー35に設けた
係止爪35bは、係止部2eの係止段部2fにより互い
に相対する方向に押し縮められ、図12(a)で示すよ
うに、前記係止段部2fの右側まで移動すると元の状態
に復帰する。
30aを閉鎖する場合は、操作レバー35を図10
(b)で示す状態から、図の右方向に押動し、操作レバ
ー35の曲成した右端による開閉弁体31の押圧状態を
解除する。この結果、開閉弁体31はばね部材33の弾
性力により、シール部材32の内側突起32bに押圧・
付勢され、排水口30aを水密に閉鎖する。一方、前記
操作レバー35の押動に伴い、操作レバー35に設けた
係止爪35bは、係止部2eの係止段部2fにより互い
に相対する方向に押し縮められ、図12(a)で示すよ
うに、前記係止段部2fの右側まで移動すると元の状態
に復帰する。
【0055】なお、前記排水口30aを開放したままの
状態で、衛生洗浄装置1を便器本体10に取付けようと
すると、図16で示すように、ケーシング2の係合部2
aに取付プレート10aを係合させた段階で、前記取付
プレート10aにより押動レバー36の舌片36aが押
動されて、前記押動レバー36が時計方向に回動する。
排水口30aの開放時には、操作レバー35左端の押動
段部35cが、図16で示すように、押動レバー36の
押圧ピン36bと近接する位置まで移動しているので、
前記押動レバー36が時計方向に回動することにより、
前記操作レバー35は強制的に図16の右方向に押動さ
れて、その中央部に設けた係止爪35bと係止部2eの
係止段部2f,2fとの係止状態が解除される。この結
果、開閉弁体31は操作レバー35による押圧状態が解
除されて、ばね部材33の弾性力によりシール部材32
側に押圧・付勢され、排水口30aを水密に閉鎖する。
状態で、衛生洗浄装置1を便器本体10に取付けようと
すると、図16で示すように、ケーシング2の係合部2
aに取付プレート10aを係合させた段階で、前記取付
プレート10aにより押動レバー36の舌片36aが押
動されて、前記押動レバー36が時計方向に回動する。
排水口30aの開放時には、操作レバー35左端の押動
段部35cが、図16で示すように、押動レバー36の
押圧ピン36bと近接する位置まで移動しているので、
前記押動レバー36が時計方向に回動することにより、
前記操作レバー35は強制的に図16の右方向に押動さ
れて、その中央部に設けた係止爪35bと係止部2eの
係止段部2f,2fとの係止状態が解除される。この結
果、開閉弁体31は操作レバー35による押圧状態が解
除されて、ばね部材33の弾性力によりシール部材32
側に押圧・付勢され、排水口30aを水密に閉鎖する。
【0056】従って、前記排水口30aの閉め忘れを確
実に防ぐことが可能となり、この結果、排水口30aを
開放したままの状態で衛生洗浄装置1を便器本体10に
取付け、加熱装置4に洗浄水を供給することにより、前
記排水口30aから洗浄水がケーシング2内に流出し
て、衛生洗浄装置1の機能部に悪影響を及ぼすのを確実
に防ぐことができる。
実に防ぐことが可能となり、この結果、排水口30aを
開放したままの状態で衛生洗浄装置1を便器本体10に
取付け、加熱装置4に洗浄水を供給することにより、前
記排水口30aから洗浄水がケーシング2内に流出し
て、衛生洗浄装置1の機能部に悪影響を及ぼすのを確実
に防ぐことができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、横長に
形成した加熱タンクの先端部に水抜き栓を設けるととも
に、その上部には、縦長なフロートタンクを載置・固定
し、更に、前記フロートタンクの上部側方には、縦方向
に一体的に形成したバキューム弁及び安全弁を、連結管
を介して連結することにより加熱装置を構成したので、
前記加熱装置は、加熱タンク先端側の空間や加熱タンク
上方の空間を有効利用して、水抜き栓や安全弁を配設す
ることにより、コンパクト化して形成することが可能と
なり、この結果、前記加熱装置を備えた衛生洗浄装置自
体も、良好に小形化することができる。
形成した加熱タンクの先端部に水抜き栓を設けるととも
に、その上部には、縦長なフロートタンクを載置・固定
し、更に、前記フロートタンクの上部側方には、縦方向
に一体的に形成したバキューム弁及び安全弁を、連結管
を介して連結することにより加熱装置を構成したので、
前記加熱装置は、加熱タンク先端側の空間や加熱タンク
上方の空間を有効利用して、水抜き栓や安全弁を配設す
ることにより、コンパクト化して形成することが可能と
なり、この結果、前記加熱装置を備えた衛生洗浄装置自
体も、良好に小形化することができる。
【0058】また、バキューム弁の弁座に、弁体が前記
弁座上に降下した状態であっても、吸気管と加熱装置内
部とを連通可能とするスリットを設けたので、加熱装置
内から洗浄水を排水する場合には、前記スリットを介し
て吸気管から加熱装置内に大気を取込むことにより、別
個に吸気弁を設けることなく、短時間で円滑に洗浄水の
排水作業を行うことが可能となる。
弁座上に降下した状態であっても、吸気管と加熱装置内
部とを連通可能とするスリットを設けたので、加熱装置
内から洗浄水を排水する場合には、前記スリットを介し
て吸気管から加熱装置内に大気を取込むことにより、別
個に吸気弁を設けることなく、短時間で円滑に洗浄水の
排水作業を行うことが可能となる。
【0059】しかも、加熱タンクからフロートタンクに
向かう洗浄水が通過する通抜孔が、前記加熱タンク及び
フロートタンクと比較して小径に形成されていても、前
記スリットからの大気の取込みにより、前記フロートタ
ンク内の洗浄水を円滑・良好に排水することが可能とな
り、この結果、フロートタンク内に洗浄水が残留するこ
とが全くないので、前記残留水が凍結することによって
加熱装置が破損するのを確実に阻止することができる。
向かう洗浄水が通過する通抜孔が、前記加熱タンク及び
フロートタンクと比較して小径に形成されていても、前
記スリットからの大気の取込みにより、前記フロートタ
ンク内の洗浄水を円滑・良好に排水することが可能とな
り、この結果、フロートタンク内に洗浄水が残留するこ
とが全くないので、前記残留水が凍結することによって
加熱装置が破損するのを確実に阻止することができる。
【0060】更に、安全弁を加熱装置の上部側、即ち、
縦長なフロートタンクの上部側方に連結管を介して連結
したバキューム弁の下部に垂下・設置するようにしたの
で、万一、前記安全弁において漏水が発生しても、前記
安全弁からの漏水は最小限に止めることができ、即ち、
安全弁からの漏水により加熱装置内の全ての洗浄水が外
部に漏出するのを確実に阻止することが可能となる。
縦長なフロートタンクの上部側方に連結管を介して連結
したバキューム弁の下部に垂下・設置するようにしたの
で、万一、前記安全弁において漏水が発生しても、前記
安全弁からの漏水は最小限に止めることができ、即ち、
安全弁からの漏水により加熱装置内の全ての洗浄水が外
部に漏出するのを確実に阻止することが可能となる。
【0061】従って、万一、フロートスイッチが故障や
誤動作等した場合でも、加熱装置が空焚き状態となるこ
とはなく、また、空焚き状態で洗浄水が加熱タンク内に
供給され、前記洗浄水とヒータとが接触することによっ
て、前記ヒータが破損するのを良好に防ぐことができ
る。
誤動作等した場合でも、加熱装置が空焚き状態となるこ
とはなく、また、空焚き状態で洗浄水が加熱タンク内に
供給され、前記洗浄水とヒータとが接触することによっ
て、前記ヒータが破損するのを良好に防ぐことができ
る。
【0062】また、フロートタンクと連結管との連結作
業は、フロートタンクの上部側面に設けた鍔状部の係合
溝に、連結管の先端側に設けた鍔片の一方端を係合し、
かつ、鍔状部及び鍔片の他方端同士をねじ等により締着
・固定することにより、部品点数を極力低減した状態
で、円滑・迅速に行うことができるため、大変利便であ
る。
業は、フロートタンクの上部側面に設けた鍔状部の係合
溝に、連結管の先端側に設けた鍔片の一方端を係合し、
かつ、鍔状部及び鍔片の他方端同士をねじ等により締着
・固定することにより、部品点数を極力低減した状態
で、円滑・迅速に行うことができるため、大変利便であ
る。
【図1】本発明の加熱装置を具備した衛生洗浄装置を便
器本体に取付けた状態を示す平面図である。
器本体に取付けた状態を示す平面図である。
【図2】衛生洗浄装置の概略構成図である。
【図3】本発明の加熱装置を示す平面図である。
【図4】同じく、加熱装置の側面図である。
【図5】同じく、加熱装置の縦断側面図である。
【図6】一体的に形成したバキューム弁と安全弁とを縦
断して示す側面図である。
断して示す側面図である。
【図7】フロートタンクと連結管とを連結する動作を説
明するための説明図である。
明するための説明図である。
【図8】(a)はバキューム弁の斜視図、(b)はバキ
ューム弁の平面図である。
ューム弁の平面図である。
【図9】水抜き栓を構成するシール部材の要部断面斜視
図である。
図である。
【図10】水抜き栓の開閉動作を説明するための説明図
である。
である。
【図11】操作レバーの斜視図である。
【図12】操作レバーの係止状態を説明するための説明
図である。
図である。
【図13】押動レバーの斜視図である。
【図14】同じく、押動レバーの要部を切欠いて示す平
面図である。
面図である。
【図15】操作レバー及び押動レバーの配置状態を説明
するための説明図である
するための説明図である
【図16】衛生洗浄装置を便器本体に取付ける際に、操
作レバーを押動レバーにより強制的に押動して水抜き栓
を閉鎖する動作を説明するための説明図である。
作レバーを押動レバーにより強制的に押動して水抜き栓
を閉鎖する動作を説明するための説明図である。
【図17】衛生洗浄装置を便器本体に取付けた状態を示
す要部の平面図である。
す要部の平面図である。
【図18】同じく、要部を切欠いて示す平面図である。
1 衛生洗浄装置 4 加熱装置 12 加熱タンク 16 フロートタンク 23 バキューム弁 24 安全弁 25 連結部 26 連結管 27 スリット 28 水抜き栓 34 開閉操作装置
フロントページの続き (72)発明者 松下 康一郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 牛島 義和 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松井 実 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 伊藤 綱基 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 Fターム(参考) 2D038 DA00 JB02 JF05
Claims (5)
- 【請求項1】 便座本体の上部後背部に取外し可能に取
付けられる中空状のケーシング内に、洗浄水を局部に向
けて噴射するためのノズル装置,前記洗浄水を適温に加
熱する加熱装置等局部洗浄のための機能部材を備えた衛
生洗浄装置において、前記加熱装置は、洗浄水を適温に
加熱するヒータを内蔵した加熱タンクと、洗浄水の空焚
きを防止するフロートスイッチを内蔵したフロートタン
クと、通水時には洗浄水の流路を開放し、かつ、非通水
時には洗浄水の流路を閉鎖するとともに加熱装置内を大
気中と連通可能となしたバキューム弁と、前記加熱装置
に加わる過剰な圧力を逃避させる安全弁と、加熱装置内
の洗浄水を必要に応じて排水するための水抜き栓とを具
備して構成したことを特徴とする衛生洗浄装置における
洗浄水の加熱装置。 - 【請求項2】 前記安全弁は、加熱装置の上部側に設け
たことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置におけ
る洗浄水の加熱装置。 - 【請求項3】 前記バキューム弁は、加熱タンクに取付
けられたフロートタンク上部の出水部に連結管を介して
連結し、前記バキューム弁の下部側には、安全弁を前記
連結管と連通可能に設けたことを特徴とする請求項1記
載の衛生洗浄装置における洗浄水の加熱装置。 - 【請求項4】 前記バキューム弁は、弁座と接離するこ
とにより洗浄水の流路を開閉する弁体と、前記弁体を上
下方向に移動可能にガイドするカバー体と、前記カバー
体に設けた洗浄水の出水管及び大気の吸気管とによって
構成し、更に、前記弁座には、弁体が弁座と接触してい
ても吸気管と加熱装置内とを連通させる大気取込み用の
スリットを形成したことを特徴とする請求項1または3
記載の衛生洗浄装置における洗浄水の加熱装置。 - 【請求項5】 前記フロートタンク上部の出水部周縁に
は、一方端に係合溝を形成した鍔状部を設け、バキュー
ム弁及び安全弁をフロートタンクに連結する連結管の先
端側には鍔片を設け、前記連結管の鍔片の一方端をフロ
ートタンクの鍔状部の係合溝に係合し、かつ、鍔片及び
鍔状部の他方端同士をねじ等により固定して、前記フロ
ートタンクと連結管とを連結するようにしたことを特徴
とする請求項3記載の衛生洗浄装置における洗浄水の加
熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000132074A JP2001311203A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 衛生洗浄装置における洗浄水の加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000132074A JP2001311203A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 衛生洗浄装置における洗浄水の加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001311203A true JP2001311203A (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=18640842
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000132074A Withdrawn JP2001311203A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 衛生洗浄装置における洗浄水の加熱装置 |
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JP (1) | JP2001311203A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050034779A (ko) * | 2003-10-10 | 2005-04-15 | 주식회사 워터웍스 유진 | 비데 온도조절장치 |
JP2014196606A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | Toto株式会社 | 防水性リモコン装置 |
JP2014228252A (ja) * | 2013-05-27 | 2014-12-08 | アイシン精機株式会社 | 熱交換ユニットおよび人体局部洗浄装置 |
CN108151320A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-06-12 | 西马智能科技股份有限公司 | 一种即热模块 |
-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000132074A patent/JP2001311203A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050034779A (ko) * | 2003-10-10 | 2005-04-15 | 주식회사 워터웍스 유진 | 비데 온도조절장치 |
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CN108151320A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-06-12 | 西马智能科技股份有限公司 | 一种即热模块 |
CN108151320B (zh) * | 2018-02-08 | 2024-04-23 | 西马智能科技股份有限公司 | 一种即热模块 |
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