JPH11192075A - 乾し海苔 - Google Patents

乾し海苔

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JPH11192075A
JPH11192075A JP10259334A JP25933498A JPH11192075A JP H11192075 A JPH11192075 A JP H11192075A JP 10259334 A JP10259334 A JP 10259334A JP 25933498 A JP25933498 A JP 25933498A JP H11192075 A JPH11192075 A JP H11192075A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は湿気に強くパリパリ感を維持し、保
管や取扱いが簡単で、且つ表面がべとつきにくく、更に
色々な香りや風味などを簡単に付けることが出来ると共
に味付け海苔に対して反りを防止し、フィルム包装機や
おにぎり成形機に掛けて使用できる乾し海苔を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 味付け又は一般の海苔本体1の片面に、
少なくともグルカン粉末を添加したゲル状の被膜2を形
成させる構造とする。この時の被膜2は調味料,香辛
料,栄養強化剤,着色料等の1つ又は2つ以上を混入し
たものとしても良く、またグルカン粉末の添加量とし
て、ゲル状の被膜2に対して2.5%〜5%重量とすると
良い。更に海苔本体1の味付けされた表面に、ごま味
噌,塩,カレ−粉,ツナマヨネ−ズなどのパウダ−3を
塗して、更に被膜2を形成すると良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾し海苔に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、おにぎりや手巻き寿司などの握り
飯に乾し海苔を用いる際は、乾し海苔を火に当てて軽く
焼いた後、おにぎりの外周を前記海苔で包んだり或いは
手巻き寿司の海苔として巻いていたが、海苔は水分を非
常に吸い易いため、おにぎりや手巻き寿司を食べる時に
は、焼き海苔のパリパリした食感が失せてしまうのが現
状であり、握り飯を食べる時に海苔がへばり付き易く、
手を汚すこともあった。また乾し海苔などを保管する場
合には、海苔は非常に水分を吸い易いため、密閉した容
器や袋などに入れると共に乾燥剤を中に必ず入れて保管
しなければならなかった。特に家庭に於いては、乾し海
苔や味付け海苔を保管する際、除湿効果が無くなった古
い乾燥剤を何時までも使用していると、海苔へ湿気が吸
収されて風味や食感が損なわれるため、定期的に乾燥剤
の交換が必要であった。しかし乾燥剤の除湿効果が無く
なったか否かの判断が難しく、早めに乾燥剤を交換しな
ければならず手間が掛るものであった。
【0003】また近年に於ける握り飯には、焼き海苔が
握り飯用フィルムの中に入れられて水分を吸わないよう
に収納され、そのフィルムが握り飯の周囲に包まれて市
販されている。これを食べる時には前記フィルムを引き
抜くと、自然に海苔がその周囲を包むことが出来る構造
のものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記乾
し海苔が焼かれたものを運搬すると、パリパリして割れ
たり、欠けたりし易く非常に脆いものであるため、厳重
な包装をしなければならず、運搬や取扱いに際しても非
常に神経を使わなければならず大変であった。しかも海
苔は湿気に対して極めて弱いため、それを輸出すること
は大変に難しいものであった。
【0005】一方、前記フィルムの中に焼き海苔を入れ
て周囲が包まれた握り飯は、前記フィルムの引き抜き方
が分かりにくく、慣れないと海苔が途中で切れたり或い
は上手に握り飯を巻き込めずに分離したりする時には、
海苔を巻き直さなければならず、かなり手間が掛かるこ
とも多くあった。また前記握り飯用フィルムに海苔を入
れる場合、海苔供給機から搬送された海苔をフィルム包
装機に入れる際、案内部に海苔がスム−ズに入らない
と、フィルムの所定位置に海苔が入らない状態でカット
されて不良品となり易かった。特に味付け海苔をフィル
ム包装機に入れる場合には、海苔は味付けされた方に反
ってしまい、海苔供給機から取出しがスム−ズに行え
ず、また取出された海苔を搬送する際は、搬送用の爪を
乗り越えて空送りし易くなり、且つフィルム包装機の案
内部に海苔が当って割れたり或いは海苔がスム−ズに入
らない場合が多く、不良品が多過ぎて殆ど良品にならな
いため、従来から味付け海苔をフィルム包装機に掛けて
使用することが困難であった。例え反った海苔がフィル
ムで包装されたとしても、それをおにぎり成形機に供給
する際にセット出来なくなり、握り飯用フィルムとして
は、一般の海苔以外のものは使用出来ない等の問題点が
あった。
【0006】本発明は湿気に強くパリパリした食感が長
く確保出来ると共に保管や取扱いが簡単で手間が掛から
ず、且つ手に持った際に表面がべとつきにくくなる乾し
海苔を提供することを目的とする。
【0007】本発明の別目的としては、海苔に色々な香
りや風味などを簡単に付けることが出来て広い用途が期
待できると共に味付け海苔に対して反りを防止し握り飯
用フィルム包装機に掛け、且つおにぎり成形機にも掛け
ることが可能である乾し海苔を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は成されたものであり、つまり、常法にて得
られた海苔本体の表面に、少なくともグルカン粉末を添
加したゲル状の被膜を形成させる構造とする。この時、
前記被膜に、調味料,香辛料,栄養強化剤,着色料等の
1つ又は2つ以上を混入しても良く、またグルカン粉末
の添加量として、ゲル状の被膜に対して2.5%〜5%重
量とすると良い。
【0009】又、常法にて得られた海苔本体の片面に味
付けすると共に少なくともグルカン粉末を添加したゲル
状の被膜を他面に形成させて反りが激減出来る構造とす
る。また海苔本体の両面に被膜を形成したものとしても
良く、更に海苔本体の味付けされた片面には、ごま味
噌,塩,カレ−粉,ツナマヨネ−ズなどのパウダ−を塗
して被膜を形成したものとしても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示す図
であり、これに基づき説明する。(1)は常法にて得ら
れた海苔本体であり、該海苔本体(1)としては、単な
る板状の乾し海苔を用いる。(2)は海苔本体(1)の
表面に形成させたゲル状の被膜であり、該被膜(2)
は、グルカン粉末に水を加え撹拌したペ−ストを塗布し
て加熱凝固させて形成するが、前記ペ−ストに、調味
料,香辛料,栄養強化剤,着色料等の1つ又は2つ以上
を混入させた添加ペ−ストとしても良い。また前記グル
カン粉末の添加量は、ペ−ストに対して2.5%〜5%重
量とする。この時、2.5%重量以下になると凝固しにく
くなってペ−ストが出来なくなる。一方、5%重量以上
になるとペ−ストの粘度が高くなって撹拌しにくいもの
になる。尚、前記被膜(2)は海苔本体(1)の表面と
共に裏面にも形成させた両面被覆としても良い(図2参
照)。
【0011】次に前記グルカン粉末について詳細に説明
する。このグルカン粉末としては、増粘安定剤である武
田薬品工業(株)の製品名「カ−ドラン」を使用する。こ
のカ−ドランはD−グルコ−スがC1とC3位でβ−グ
ルコシド結合した化学構造を有する直鎖上のβ−1,3
グルカンである。この粉末は無味,無臭の白色で、栄養
的には不活性で、食物繊維が主成分である。また水,ア
ルコ−ル,その他殆どの有機溶媒に溶けず、アルカリ性
水溶液に溶解する。しかし前記グルカン粉末に水を加え
て撹拌するとペ−ストになり、これを80℃以上で加熱
すると、凝固してゲル状となる。得られたゲル状物質は
一度凝固すると元に戻らず、加湿や加熱に強いものとな
る。また110℃〜130℃のいわゆるレトルト食品処
理温度でもゲル状物質の強度が増加し、冷凍が可能であ
り、保臭力がある。更に食感上しなやかさが維持され、
着色や異臭の発生もなく、耐熱性や冷凍耐性など、他の
多糖類,蛋白質ゲル化剤にない特徴を持っている。
【0012】図3〜図6は本発明の別実施形態を示す図
であり、これに基づき説明する。(1)は常法にて得ら
れた海苔本体であり、該海苔本体(1)としては板状の
乾し海苔を焼いてその片面に味付したものを用いる。
(2)は海苔本体(1)の他面或いは両面に形成させた
ゲル状の被膜であり、該被膜(2)は前記実施形態で用
いるものと同一とすれば良いが、後述するパウダ−
(3)がペ−ストに添加されたものを用いても良い。
(3)は海苔本体(1)の味付けした面の上に塗すか或
いは他面にサラダ油やごま油などの食用油を塗って塗す
パウダ−であり、該パウダ−(3)としては市販されて
いるごま味噌,塩,カレ−粉,ツナマヨネ−ズの内の1
つを用いると良い。尚、ツナマヨネ−ズのパウダ−
(3)としては、例えば九重化成株式会社製や朝岡香辛
料株式会社製のものを使えば良い。またパウダ−(3)
として、上記以外に唐辛子など一般に使用する香辛料な
どを用いても良い。
【0013】本発明品の製法について説明する。先ず始
めに、常温の水に所定割合のカ−ドラン(グルカン粉
末)を加え、高速ミキサ−で撹拌することにより、カ−
ドラン粉末が水中で分散されてペ−スト状になる。この
時、カ−ドランは50℃付近から粘度が急上昇する性質
があるため、撹拌時に40℃以上にならないように注意
する。撹拌後、ペ−ストに調味料,香辛料,栄養強化
剤,着色料等の1つ又は2つ以上を適宜に加えるか、或
いはペ−ストにごま味噌,塩,カレ−粉,ツナマヨネ−
ズなどの内の1つのパウダ−(3)を適宜に加え、更に
撹拌し、カ−ドラン3.5%重量のペ−ストを作る。この
ペ−ストを、予め焼いた板状の海苔本体(1)の表面或
いは裏面又は両面に極めて薄く塗る。尚、塗布する際、
海苔本体(1)の味付けした表面の上からパウダ−
(3)を先に塗したり、或いは海苔本体(1)の裏面を
上にしてサラダ油などを塗ってパウダ−(3)を先に塗
しても良い。次にこれを80℃〜130℃で約10〜2
0秒間加熱させると、カ−ドランが凝固する。またペ−
ストを塗布した海苔本体(1)は、ペ−ストが凝固して
ゲル状の被膜(2)を形成する。尚、この時の加熱温度
が、80℃以下ではペ−ストが凝固しにくくなり、また
130℃以上になると殆どそれ以上の凝固強度が得られ
ず、且つ海苔本体(1)が変質又は焼け過ぎて、味,風
味,食感等を損なう恐れがあった。
【0014】本発明品を保管する場合には、従来から使
用している海苔専用容器を用意し、本発明品を図7に示
すように袋(4)の中に収納すれば良い。この時には、
先ず始めに被膜(2)が下側に来るように海苔本体
(1)を置く。次の海苔本体(1)も被膜(2)が下側
に来るように重ねて置き、このようにして海苔本体
(1)を順次積重させる。そして、最後の一枚の海苔本
体(1)は被膜(2)が上側に来るように重ねる。つま
り、各海苔本体(1)の両面は被膜(2)で挾まれた状
態となるのである。尚、海苔本体(1)の両面に被膜
(2)を形成したものを用いる場合は任意に積重しても
良い。所定枚数積重した海苔本体(1)は袋(4)の内
部に収納し、中の空気を追い出せば、積重した海苔本体
(1)は密着して収まる。従って、海苔本体(1)の表
面と他面は被膜(2)で湿気から守られるので、乾燥剤
がなくても本発明品は長期間に渡って保管出来るものと
なる。しかも、海苔本体(1)はしなやかな被膜(2)
で保護されているので、取扱いが丁寧でなくても、海苔
本体(1)が割れにくく且つ欠けて分離することが殆ど
なくなるのである。尚、海苔本体(1)の表面と裏面に
予め被膜(2)が形成されたものは、例え外に出したま
までも、一般の乾し海苔よりも遥かに湿気に強いものと
なり、海苔自体の取扱いが更に簡単なものとなる。
【0015】図8は味付け海苔本体(1)が握り飯用フ
ィルムの袋(4)に入れられて、おにぎり成形機に掛け
ることが可能になったものを示す図であり、これについ
て説明する。先ず始めに図3のように被膜(2)が海苔
本体(1)の他面に形成されているものを使用すると、
海苔本体(1)の表側が反ろうとしても、被膜(2)に
よって反りが防止されて略平らな状態を確保出来るもの
となる。この時、被膜(2)が図4〜図6に示すように
両面に形成していれば反りはより発生しにくくなると共
に図5,図6のようにパウダ−(3)を塗しても搬送中
に落ちる恐れがないものとなる。次に味付け海苔本体
(1)を順次積重して100〜500枚の適宜枚数を確
保する。これを海苔供給機に入れる。すると味付けされ
た海苔本体(1)は1枚ずつ送り出され、更にコンベア
に乗せられて爪で押されながらフィルム包装機まで搬送
される。この時、前記海苔本体(1)は反りが殆どない
ので爪で所定位置まで確実に送られると共にフィルム包
装機の案内部に海苔本体(1)がスム−ズに入る。従っ
て味付けされた海苔本体(1)であっても従来の焼き海
苔と同様にフィルム包装機に掛けて握り飯用フィルムの
袋(4)に入れられてカット出来るのである。その後、
握り飯用フィルムの袋(4)に入れられた海苔本体
(1)は握り飯を作る工場に納品する。工場に於いてお
にぎりを作る場合には、納品された海苔本体(1)をお
にぎり成形機に積重したまま供給すると自動的におにぎ
りの周囲を包んで完成する。この時、海苔本体(1)に
反りがあると、海苔本体(1)が入れられた握り飯用フ
ィルムの袋(4)は出ないで引掛かってしまい、それを
送ることが出来なくなるが、本発明品に於いては引掛か
りもなくスム−ズに送られて使用することが確認出来
た。
【0016】次に本発明品を用いて図9に示すような握
り飯(5)を包む場合について説明する。先ず略三角形
に作られた握り飯(5)と本発明品を用意する。尚、握
り飯(5)の形状は略三角形に限定されるものではな
い。次に握り飯(5)の表面に、本発明品の被膜(2)
側を当てて包む。この時、海苔本体(1)がパリパリし
ていても、しなやかに曲がるゲル状の被膜(2)によっ
て海苔本体(1)は割れて分離することは殆どなく握り
飯(5)を包むことが出来る。しかも握り飯(5)の湿
気は、水に溶けずに湿気に強い被膜(2)によって海苔
本体(1)が覆われているので、この握り飯(5)を食
べる時には、従来品と比べると、焼き海苔のパリパリし
た食感を長く保持できる。また被膜(2)は無味無臭で
あるので、海苔の持つ味や香りも損なわず、且つ被膜
(2)は植物繊維が主成分であるので、従来の海苔で包
んだ握り飯(5)と変わりなく安心して食べることが出
来るものとなる。尚、被膜(2)に、調味料,香辛料,
栄養強化剤,着色料等を混入することにより、味,香
り,栄養分,見栄えの良い色合いなどが握り飯(5)に
付加されたものを得ることが可能となる。又、海苔本体
(1)の味付けされた上にパウダ−(3)を塗した後に
被膜(2)を形成させるか或いは海苔本体(1)の他面
にサラダ油などを塗ったり、且つパウダ−(3)を塗し
た後に被膜(2)を形成させてパウダ−(3)が落ちな
いようにすると良い。
【0017】
【発明の効果】本発明はこのように構成させたことによ
り、下記に記載する効果を有する。
【0018】請求項1のように常法にて得られた海苔本
体(1)の表面に、少なくともグルカン粉末を添加した
ゲル状の被膜(2)を他面に形成させることにより、本
発明の海苔を使用して握り飯(5)などを包むと、湿気
に強いものとなり、従来のように軟らかくなってパリパ
リした食感がなくなることなく、食感の良い状態が長く
確保出来ると共に焼き海苔にした際の運搬や取扱いに対
して従来のような過剰包装や過剰神経を使う必要が殆ど
なく、且つその保管や取扱いが簡単で手間が掛からない
ものとなると共に長期間に渡る保管が可能なものとな
る。従って、本発明の海苔製品は輸出可能となるのであ
る。
【0019】請求項2のように常法にて得られた海苔本
体(1)の片面に味付けすると共に少なくともグルカン
粉末を添加したゲル状の被膜(2)を他面に形成させる
ことにより、味付け海苔本体(1)を用いても反りが殆
どなくなるため、フィルム包装機やおにぎり成形機に掛
けて自動的に握り飯(5)などを包むことが可能とな
る。また請求項1と同様に運搬や取扱いが極めて簡単で
手間が掛からないものとなる。
【0020】請求項3に示すように海苔本体(1)の両
面に被膜(2)を形成することにより、海苔本体(1)
の味付けされた表面に他のものを付けてもフィルムの袋
(4)や手にべとつかず、且つおにぎり成形機などに従
来使用出来なかった色々の種類の海苔が使用可能となる
ので、海苔の用途が広がるものとなる。
【0021】請求項4のように海苔本体(1)の味付け
した片面にパウダ−(3)を塗して被膜(2)を形成す
ることにより、従来にない味付けを海苔本体(1)に付
けることができ、且つ見た目にも新しい製品が開発可能
なものとなる。
【0022】請求項5のように海苔本体(1)の他面に
食用油を塗ってパウダ−(3)を塗して被膜(2)を形
成させ、前記海苔本体(1)の味付けした片面に被膜
(2)を形成することにより、請求項4と同様な効果を
得る。
【0023】請求項6に示すように被膜(2)に、調味
料,香辛料,栄養強化剤,着色料等の1つ又は2つ以上
を混入させることにより、従来使用出来なかった味付け
や着色等が簡単にでき、且つ変質や脆さがなくなり、新
たな味,風味,香り,栄養分,見栄えの良い色合い等を
付加した海苔製品が得られるため、新たな用途が開拓可
能となって、海苔の需要に貢献出来るものとなる。
【0024】請求項7に示すようにグルカン粉末の添加
量として、ゲル状の被膜(2)に対して2.5%〜5%重
量とすることにより、グルカン粉末に水を加え撹拌した
ペ−ストを塗布する際、海苔本体(1)の表面に薄く塗
布し易いので、薄い被膜(2)を安定して形成させるこ
とが容易となり、製品の品質安定に役立つものとなる。
【0025】請求項8のようにパウダ−(3)としてご
ま味噌を用いると、ごまと味噌の香ばしい風味が加わ
り、おにぎりや手巻き寿司などの握り飯(5)用に使用
すると今までにない商品となる。またパウダ−(3)と
して塩を用いると、塩が海苔と調和し、握り飯(5)の
味のバランスが取れたものとなる。更にカレ−粉をパウ
ダ−(3)として用いると、若い人に好まれる味とな
り、ツナマヨネ−ズを用いると、洋風の味となるので、
握り飯(5)が従来のものとひと味違った商品が出来上
がるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】本実施形態の被膜が両面に設けられた状態を示
す断面図である。
【図3】本発明の別実施形態を示す断面図である。
【図4】別実施形態の被膜が両面に設けられた状態を示
す断面図である。
【図5】別実施形態の味付け海苔本体の表面にパウダ−
を塗して被膜が設けられた状態を示す断面図である。
【図6】別実施形態の味付け海苔本体の他面にパウダ−
を塗して被膜が設けられた状態を示す断面図である。
【図7】本実施形態のものが積重されて袋詰めした状態
を示す説明図である。
【図8】別実施形態のものが握り飯用フィルムに包装さ
れた状態を示す説明図である。
【図9】本発明の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 海苔本体 2 被膜 3 パウダ−

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常法にて得られた海苔本体(1)の表面
    に、少なくともグルカン粉末を添加したゲル状の被膜
    (2)を形成したことを特徴とする乾し海苔。
  2. 【請求項2】 常法にて得られた海苔本体(1)の片面
    に味付けすると共に少なくともグルカン粉末を添加した
    ゲル状の被膜(2)を他面に形成したことを特徴とする
    乾し海苔。
  3. 【請求項3】 前記海苔本体(1)の両面に、前記被膜
    (2)を形成した請求項1又は2記載の乾し海苔。
  4. 【請求項4】 前記海苔本体(1)の味付けされた片面
    にはパウダ−(3)を塗して被膜(2)を形成した請求
    項2記載の乾し海苔。
  5. 【請求項5】 前記海苔本体(1)の他面に食用油を塗
    ってパウダ−(3)を塗して被膜(2)を形成させ、且
    つ前記海苔本体(1)の片面にも被膜(2)を形成した
    請求項2記載の乾し海苔。
  6. 【請求項6】 前記被膜(2)に、調味料,香辛料,栄
    養強化剤,着色料等の1つ又は2つ以上を混入させた請
    求項1、2、3、4又は5記載の乾し海苔。
  7. 【請求項7】 前記ゲル状の被膜(2)に対して、前記
    グルカン粉末の添加量が2.5%〜5%重量である請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の乾し海苔。
  8. 【請求項8】 前記パウダ−(3)が、ごま味噌,塩,
    カレ−粉,ツナマヨネ−ズの内の1つである請求項4又
    は5記載の乾し海苔。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010035362A (ko) * 2001-02-07 2001-05-07 김애정 김치맛 조미김 제조방법
KR20030043556A (ko) * 2001-11-23 2003-06-02 허균 페이스트 층을 갖는 김밥 및 그 제조방법
CN109805107A (zh) * 2019-03-26 2019-05-28 安徽红花食品有限公司 一种即食夹心豆腐皮的加工方法

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