JPH11191270A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH11191270A
JPH11191270A JP9359376A JP35937697A JPH11191270A JP H11191270 A JPH11191270 A JP H11191270A JP 9359376 A JP9359376 A JP 9359376A JP 35937697 A JP35937697 A JP 35937697A JP H11191270 A JPH11191270 A JP H11191270A
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signal
voltage
current
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frequency
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JP9359376A
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Tsutomu Kai
勤 甲斐
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の再生速度を更に高速化するために
は、予め定めた補正値ではPLL制御ループにおける充
分なオフセット除去が出来ない。 【解決手段】 VCO5と、VCO5の出力から得られ
るPCK信号と記録媒体1からのEFM信号との位相差
を検出する位相比較器2と、位相比較器2で検出した位
相差に応じた電流を出力するチャージポンプ3と、チャ
ージポンプ3からの電流を電圧に変換し、制御電圧とし
てVCO5に出力するフィルター4と、EFM信号とP
CK信号からジッターを検出するジッター検出器6と、
検出したジッターに応じてチャージポンプ3の出力電流
に補正を加えるための電流を出力する補正電流源7とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM再生
装置等の信号再生回路に使用されるPLL回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD−ROM装置の記録媒体か
ら光ピックアップにより読み出された信号は、波形整形
された後、2値化されてEFM信号として信号再生回路
に設けられたPLL回路の位相比較器に入力される。こ
の位相比較器には別に入力信号(EFM信号)を打ち抜
くために利用されるクロック信号(PCK信号)が入力
され、このPCK信号と上記EFM信号との位相が比較
される。位相比較器により比較されて出力される位相差
はチャージポンプに入力され、そのチャージポンプから
前述の位相差に対応する電流がフィルターに出力され
る。フィルターでは、電流に変換された位相差成分を電
圧に変換するとともに低域を強調して制御電圧として電
圧制御発振器(以後、VCOと略称する)に出力する。
VCOは、入力された制御電圧に応じた発振周波数の信
号を発振して分周器に入力する。分周器ではその発振信
号を分周してPCK信号として上記の位相比較器に入力
する。この構成によりEFM信号とPCK信号との位相
を一致させて、記録媒体に記録された情報を読み出す。
【0003】ところで、前述のPLL回路に用いるチャ
ージポンプは、基本的には図6に示すように、正極性の
定電流源41と負極性の定電流源42と、それらの定電
流源41,42をそれぞれオン・オフするスイッチ4
3,44とから構成され、その各スイッチ43,44を
位相比較器からの出力に応じて制御することにより、出
力電流を調節している。この電流がフィルター4のキャ
パシタンスCに流入することにより制御電圧に変換され
る。
【0004】いま、図7(a)に示すように、EFM信
号とPCK信号に位相差が無い場合は、正極側のスイッ
チ制御信号と負極側のスイッチ制御信号とは同期間のT
w/2となり、それぞれのスイッチ43,44は同一期
間オンするので、正の定電流源41から流入する電流+
i・Tw/2と負の定電流源42から流入する電流−i
・Tw/2とは逆極性で同一電流となり、1周期間では
0となり制御電圧は変化しない。
【0005】次に、図7(b)に示すように、EFM信
号がPCK信号より位相が進んでいる場合は、正極側の
スイッチ制御信号の期間はt1 、負極側のスイッチ制御
信号の期間はTw/2(<t1 )となり、正の定電流源
41から流入する電流+i・t1 と負の定電流源42か
ら流入する電流−i・Tw/2との差i(t1 −Tw/
2)だけ、1周期間で正極電流となり、この電圧分が元
の制御電圧より大きくなる。
【0006】次に、図7(c)に示すように、EFM信
号がPCK信号より位相が遅れている場合は、正極側の
スイッチ制御信号の期間はt2 、負極側のスイッチ制御
信号の期間はTw/2(>t2 )となり、正の定電流源
41から流入する電流+i・t2 と負の定電流源42か
ら流入する電流−i・Tw/2との差i(t2 −Tw/
2)だけ、1周期間で負極電流となり、この電圧分が元
の制御電圧より小さくなる。
【0007】このように、EFM信号とPCK信号との
位相差に応じてチャージポンプ3の正極電流と負極電流
との流入期間が制御され、その結果、フィルター4を通
じてVCOへのの制御電圧が調節される。
【0008】ところが、以上のようにVCOへの制御電
圧の調節は、各定電流源41,42のそれぞれの電流+
i及び−iが逆極性の同一電流であると想定し、チャー
ジポンプ3の正負各々の定電流源のオン期間の制御によ
り行っているため、正と負の電流値に差があると誤差を
生じる。実際には正負の電流値を正確に一致させるのは
困難であり、PLL制御ループにオフセットを生じてい
た。そこで、それを解決するため、従来、例えば、以下
に示すような方法が用いられていた。
【0009】図8において、まず、チャージポンプ3の
入力を疑似信号発生器21側に切り替え、疑似信号発生
器21から予め分かっている信号を位相差信号としてチ
ャージポンプ3に入力し、フィルター4を通過した後の
電圧と、疑似信号発生器21から出力される信号に対応
する基準となる電圧とを基準値比較器23により比較
し、基準値比較器23での比較結果に従って、その検出
された誤差を打ち消せるように、補正電流源22におけ
る補正電流を設定する。次に、チャージポンプ3の入力
を位相比較器2側に切り替え、記録媒体1からのEFM
信号と、VCO5から分周器8を通過したPCK信号と
の位相差に応じてチャージポンプ3を動作させ、この時
に上記設定された補正電流によりチャージポンプ3の出
力電流を補正する。このようにして、チャージポンプ3
におけるアンバランスにより生じるオフセットを除去す
る。
【0010】また、図9において、予め実験によりPC
K信号に対応する補正データを取って記憶しておき、例
えば、マイコン31を用いて補正電流源32を制御し、
チャージポンプ3の出力電流を補正する。すなわち、位
相比較器2には、記録媒体1からのEFM信号と分周器
8からのPCK信号とが入力され、その比較結果がチャ
ージポンプ3に入力される。一方、マイコン31はその
ときのPCK信号に応じて、記憶された上記の予め実験
により得られた補正データを用いて補正電流源32に補
正値の指示を出力する。そうすると、チャージポンプ3
では、位相比較器2からの比較結果に従ってVCO5に
対する制御電圧が調節されるときに、補正電流源32か
らの補正電流により更に補正された電流をフィルター4
に出力する。フィルター4ではチャージポンプ3からの
電流を電圧に変換され、その電圧がVCO5に入力され
てPCK信号の位相が調節される。このようにして、チ
ャージポンプ3におけるアンバランスにより生じるオフ
セットを予め得た実験データを利用して除去する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような疑似信号を用いる方法や予め実験で得た補正デー
タを利用する方法では、補正するときの再生速度(PC
K信号の周波数に関係する)を想定し、その再生速度に
おいて定めた補正電流を用いてオフセットを除去してい
るが、記録媒体の再生速度を更に高速化するためには、
前述のように、予め定めた補正値ではPLL制御ループ
における充分なオフセット除去が出来ないという課題が
ある。
【0012】本発明は、従来のこのようなオフセット除
去の課題を考慮し、記録媒体の再生速度の更なる高速化
に充分対応できるPLL回路を提供することを目的とす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、制
御電圧に従って出力発振周波数可変な電圧制御発振器
と、その電圧制御発振器の出力信号から得られるクロッ
ク信号と入力信号との位相差を検出する位相比較器と、
その位相比較器で検出された位相差に応じた電流を出力
するチャージポンプ回路と、そのチャージポンプ回路か
らの電流を電圧に変換し、その電圧を制御電圧として電
圧制御発振器に出力するフィルターと、入力信号とクロ
ック信号とからジッターを検出するジッター検出器と、
その検出されたジッターに応じてチャージポンプ回路の
出力電流を補正する電流を出力する補正電流源とを備え
たPLL回路である。
【0014】請求項2の本発明は、制御電圧に従って出
力発振周波数可変な電圧制御発振器と、その電圧制御発
振器の出力信号から得られるクロック信号と入力信号と
の位相差を検出する位相比較器と、その位相比較器で検
出された位相差に応じた電流を出力するチャージポンプ
回路と、そのチャージポンプ回路からの電流を電圧に変
換し、その電圧を制御電圧として電圧制御発振器に出力
するフィルターと、入力信号とクロック信号とからジッ
ターを検出するジッター検出器と、その検出されたジッ
ターに応じてチャージポンプ回路の出力電流を補正する
PLL回路である。
【0015】請求項3の本発明は、制御電圧に従って出
力発振周波数可変な電圧制御発振器と、その電圧制御発
振器の出力信号から得られるクロック信号と入力信号と
の位相差を検出する位相比較器と、その位相比較器で検
出された位相差に応じた電流を出力するチャージポンプ
回路と、そのチャージポンプ回路からの電流を電圧に変
換し、その電圧を制御電圧として電圧制御発振器に出力
するフィルターと、入力信号とクロック信号とからジッ
ターを検出するジッター検出器と、その検出されたジッ
ターに応じて位相比較器にオフセットを加えるPLL回
路である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明にかかる一実施の形態のP
LL回路の構成図である。図1において、本実施の形態
のPLL回路は、制御電圧により発振周波数が制御され
るVCO5、そのVCO5からの発振出力の周波数を分
周する分周器8、例えば、CD−ROM等の記録媒体1
から読み出された再生信号(RF信号)を2値化するこ
とによって得た2値化信号(EFM信号)と、VCO5
から出力され、分周器8により分周されたクロック信号
(PCK信号)とを入力し、それら信号の位相を比較す
る位相比較器2、その位相比較器2からの比較結果を入
力し、その比較結果に従って、正負の定電流源(図6参
照)のオン・オフを制御することによりVCO5の制御
電圧を生成するための電流を出力するチャージポンプ
3、そのチャージポンプ3から出力される電流を電圧に
変換するとともに低域を強調し、制御電圧としてVCO
5に出力するフィルター4、上記のEFM信号とPCK
信号とを入力し、それら信号からジッターを検出するジ
ッター検出器6、及びそのジッター検出器6の出力結果
に応じた補正電流をチャージポンプ3の出力電流を補正
するために出力する補正電流源7により構成されてい
る。
【0018】図2は、EFM信号とPCK信号との位相
差(%)と頻度との関係を示すジッターヒストグラムで
ある。図2において、オフセットが無い場合は、実線で
示すように、位相差0%のピークを中心として各位相差
における頻度は正負(すなわち、進みと遅れ)対称にな
るが、オフセットが存在する場合は、そのオフセット量
に応じてピークの位置がずれ、位相差0%に対して正負
各位相差における頻度に差が生じる。図では、例とし
て、−25%のオフセット量の場合を1点鎖線で示し、
+25%のオフセット量の場合を破線で示している。従
って、この正負、つまり進みと遅れの頻度差を検出すれ
ば、補正すべきオフセット量が頻度差の検出毎に分か
り、再生速度を高速化してもPLL制御ループにおける
オフセットの除去に対応できる。ここで、ジッターを検
出するためには、EFM信号の立ち上がり、あるいは立
ち下がりにおける位相差を多数検出する必要があるが、
例えば、エッジの個数が1000個というような個数で
設定しても良いし、平均1000個程度含まれるような
時間により決めてもよい。また、この1000個は一例
であり、オフセット量を反映でき、高速な再生速度に対
応できる実用的な範囲であれば、任意の個数や時間を設
定すればよい。
【0019】前述のジッター検出器6の構成の一例を図
3に示す。このジッター検出器6は、EFM信号のエッ
ジに対して、PCK信号のエッジの位相が進んでいるか
遅れているかを判定する位相差符号判定器9と、フレー
ム信号により起動し、所定時間毎に信号を出力するタイ
マー回路18と、位相差符号判定器9の出力を、タイマ
ー回路18からの出力信号により所定時間毎に積算する
アップダウンカウンタ16と、そのアップダウンカウン
タ16の出力をタイマー回路18からの出力信号により
所定時間毎に保持する頻度差保持手段としてのラッチ回
路17とを備えたものであり、EFM信号がPCK信号
に対して進んでいるエッジの頻度と遅れているエッジの
頻度との頻度差によりジッターを検出している。
【0020】また、位相差符号判定器9の具体的構成
は、例えば、図4に示すように、3つのDフリップフロ
ップ回路11、2つのエクスクルーシブOR回路13、
2つのAND回路14,15などから構成され、3つの
Dフリップフロップ回路11は、あるEFM信号のエッ
ジの最も近くに存在するPCK信号のエッジにおけるE
FM信号のレベル状態を、2つのエクスクルーシブOR
回路13に出力する。この2つのエクスクルーシブOR
回路13と2つのAND回路14,15で符号判定部1
2を構成している。その符号判定部12で判定されたE
FM信号のPCK信号に対する進み及び遅れは、次段の
アップダウンカウンタ16に出力され、EFM信号がP
CK信号に対して進んでいるエッジの頻度と遅れている
エッジの頻度との頻度差がアップダウンカウンタ16に
積算される。このときの積算の所定時間は、前述したよ
うに、タイマー回路18により設定され、同様に、その
タイマー回路18による所定時間毎に、その積算された
頻度差がラッチ回路17に保持される。
【0021】次に、上記実施の形態のPLL回路の動作
について、図面を参照しながら説明する。
【0022】まず、記録媒体1から読み出されたEFM
信号と、VCO5から出力され、分周器8で分周されて
生成されたPCK信号が、位相比較器2及びジッター検
出器6に入力される。位相比較器2では、EFM信号と
PCK信号との位相差が検出され、その検出結果をチャ
ージポンプ3の出力と加算してフィルター4へ出力す
る。
【0023】一方、ジッター検出器6では、入力された
EFM信号及びPCK信号から、3つのDフリップフロ
ップ11により、EFM信号のエッジに対しPCK信号
の最も近い3つのエッジにおけるEFM信号のレベル状
態を検出して符号判定部12に出力する。符号判定部1
2は、そのレベル状態によりEFM信号がPCK信号に
対して位相が進んでいるか遅れているかの信号、すなわ
ち、アップ又はダウンの信号をアップダウンカウンタ1
6に出力する。
【0024】この符号判定の方法は、図5において、E
FM信号がPCK信号に対して進んでいる場合、(a)
に示すように、EFM信号が立ち上がりエッジのとき
は、上段のようにPCK信号の3つのエッジにおけるレ
ベル状態がLHHであり、また、EFM信号が立ち下が
りエッジのときは、下段のようにPCK信号の3つのエ
ッジにおけるレベル状態がHLLである。逆に、EFM
信号がPCK信号に対して遅れている場合、(b)に示
すように、EFM信号が立ち上がりエッジのときは、上
段のようにPCK信号の3つのエッジにおけるレベル状
態がLLHであり、また、EFM信号が立ち下がりエッ
ジのときは、下段のようにPCK信号の3つのエッジに
おけるレベル状態がHHLである。
【0025】タイマー回路18によって、アップダウン
カウンタ16に所定時間蓄積されて得られた進みと遅れ
の頻度差は、その所定時間毎にラッチ回路17に保持さ
れ、図2で前述したように、その頻度差に対応したオフ
セット量を補正するための信号が補正電流源7に出力さ
れる。そうすると、補正電流源7は、その時のオフセッ
ト量を補正するための補正電流を出力し、位相比較器2
の比較結果に従って出力されたチャージポンプ3の電流
が補正される。次に、その補正された出力電流がフィル
ター4で電圧に変換され、低域が強調されて制御電圧と
してVCO5に出力される。VCO5は、入力された制
御電圧に従った発振周波数を分周器8に出力し、分周器
8で分周された信号がPCK信号として位相比較器2に
入力される。
【0026】このようにして、PLL制御ループにおけ
るオフセットが除去され、再度、位相比較器2に入力さ
れたPCK信号とEFM信号との位相が比較され、タイ
マー回路18が所定時間間隔で出力するリセット信号毎
に、EFM信号のPCK信号に対する進み又は遅れの符
号判定が繰り返され、それらの頻度差が蓄積されて所定
時間毎に補正電流が設定される。その後、前述と同様に
してPLL制御ループのオフセットが除去される。
【0027】なお、上記実施の形態では、記録媒体とし
てCD−ROMを例に説明したが、例えば、CD−R、
DVDなどの他の記録媒体であっても適用できるのは言
うまでもない。
【0028】また、上記実施の形態では、位相符号判定
器に図4に示す回路を用いたが、この回路は一例であ
り、同様の機能を有する回路であれば、これとは異なる
組合せの論理回路を用いてもよい。
【0029】また、上記実施の形態では、頻度の蓄積を
タイマー回路を用いて所定時間毎に行う構成としたが、
これに代えて、EFM信号のエッジの個数を計数して、
その所定個数毎にアップダウンカウンター及びラッチ回
路をリセットする構成としてもよい。
【0030】また、フィルターに入力する電流に補正電
流を加算する例を示したが、これに代えて、図10に示
すように、ジッター検出器6で検出されたジッターに応
じて、直接チャージポンプ3の出力電流を調整する構成
としてもよい。あるいは又、図11に示すように、ジッ
ター検出器6で検出されたジッターに応じて、位相比較
器2にオフセットを加えることによりチャージポンプの
出力電流を調整する構成としてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、入力信号とクロック信号とからジッターを検出
するジッター検出器と、その検出されたジッターに応じ
てチャージポンプ回路の出力電流を補正する電流を出力
する補正電流源とを備えているので、記録媒体の再生速
度の更なる高速化に充分に対応できるという長所を有す
る。
【0032】また、本発明は、ジッター検出器で検出さ
れたジッターに応じて、チャージポンプ回路の電流を補
正するか、あるいは位相比較器にオフセットを加える構
成とした場合も、上記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態のPLL回路の構
成図である。
【図2】同実施の形態の動作を説明するためのEFM−
PCK位相差の入力特性を示す図である。
【図3】同実施の形態におけるジッター検出器を示す構
成図である。
【図4】同実施の形態における位相差符号判定器を示す
回路図である。
【図5】図4の位相差符号判定器の動作を説明する図で
ある。
【図6】チャージポンプの基本動作を説明する図であ
る。
【図7】同図(a)は、EFM信号とPCK信号に位相
差が無い場合の波形図、同図(b)はEFM信号がPC
K信号より位相が進んでいる場合の波形図、同図(c)
は、EFM信号がPCK信号より位相が遅れている場合
の波形図である。
【図8】従来のPLL回路の一例を示す構成図である。
【図9】従来のPLL回路の別の一例を示す構成図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態のPLL回路における別
の例を示す構成図である。
【図11】本発明の実施の形態のPLL回路におけるま
た別の例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 位相比較器 3 チャージポンプ 4 フィルター 5 VCO 6 ジッター検出器 7、22、32 補正電流源 8 分周器 9 位相差符号判定器 16 アップダウンカウンター 17 ラッチ回路 18 タイマー回路 21 疑似信号発生器 23 基準値比較器 31 マイコン 41 定電流源(正) 42 定電流源(負)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電圧に従って出力発振周波数可変な
    電圧制御発振器と、その電圧制御発振器の出力信号から
    得られるクロック信号と入力信号との位相差を検出する
    位相比較器と、その位相比較器で検出された位相差に応
    じた電流を出力するチャージポンプ回路と、そのチャー
    ジポンプ回路からの電流を電圧に変換し、その電圧を制
    御電圧として前記電圧制御発振器に出力するフィルター
    と、前記入力信号と前記クロック信号とからジッターを
    検出するジッター検出器と、その検出されたジッターに
    応じて前記チャージポンプ回路の出力電流を補正する電
    流を出力する補正電流源とを備えたことを特徴とするP
    LL回路。
  2. 【請求項2】 制御電圧に従って出力発振周波数可変な
    電圧制御発振器と、その電圧制御発振器の出力信号から
    得られるクロック信号と入力信号との位相差を検出する
    位相比較器と、その位相比較器で検出された位相差に応
    じた電流を出力するチャージポンプ回路と、そのチャー
    ジポンプ回路からの電流を電圧に変換し、その電圧を制
    御電圧として前記電圧制御発振器に出力するフィルター
    と、前記入力信号と前記クロック信号とからジッターを
    検出するジッター検出器と、その検出されたジッターに
    応じて前記チャージポンプ回路の出力電流を補正するこ
    とを特徴とするPLL回路。
  3. 【請求項3】 制御電圧に従って出力発振周波数可変な
    電圧制御発振器と、その電圧制御発振器の出力信号から
    得られるクロック信号と入力信号との位相差を検出する
    位相比較器と、その位相比較器で検出された位相差に応
    じた電流を出力するチャージポンプ回路と、そのチャー
    ジポンプ回路からの電流を電圧に変換し、その電圧を制
    御電圧として前記電圧制御発振器に出力するフィルター
    と、前記入力信号と前記クロック信号とからジッターを
    検出するジッター検出器と、その検出されたジッターに
    応じて前記位相比較器にオフセットを加えることを特徴
    とするPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記ジッター検出器は、前記入力信号の
    エッジに対して、前記クロック信号のエッジの位相が進
    んでいるか遅れているかを判定する位相差符号判定器
    と、その位相差符号判定器の出力を所定時間毎に積算す
    るアップダウンカウンタと、そのアップダウンカウンタ
    の出力を前記所定時間毎に保持する頻度差保持手段とを
    有するものであって、前記入力信号が前記クロック信号
    に対して進んでいるエッジの頻度と遅れているエッジの
    頻度との頻度差により前記ジッターを検出することを特
    徴とする請求項1、2、又3に記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】 前記ジッター検出器は、前記入力信号
    のエッジに対して、前記クロック信号のエッジの位相が
    進んでいるか遅れているかを判定する位相差符号判定器
    と、その位相差符号判定器の出力を前記入力信号のエッ
    ジの所定数毎に積算するアップダウンカウンタと、その
    アップダウンカウンタの出力を前記所定数毎に保持する
    頻度差保持手段とを有するものであって、前記入力信号
    が前記クロック信号に対して進んでいるエッジの頻度と
    遅れているエッジの頻度との頻度差により前記ジッター
    を検出することを特徴とする請求項1、2、又は3に記
    載のPLL回路。
JP9359376A 1997-12-26 1997-12-26 Pll回路 Pending JPH11191270A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079787A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Sony Corp 信号処理装置及び信号再生装置
US7496008B2 (en) 2003-07-28 2009-02-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for removing offset of phase locked loop circuit and method thereof
JP2017059882A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 株式会社東芝 雑音除去機能を有する機器
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