JPH11191222A - 光ディスク装置におけるフォーカシング装置 - Google Patents

光ディスク装置におけるフォーカシング装置

Info

Publication number
JPH11191222A
JPH11191222A JP35813397A JP35813397A JPH11191222A JP H11191222 A JPH11191222 A JP H11191222A JP 35813397 A JP35813397 A JP 35813397A JP 35813397 A JP35813397 A JP 35813397A JP H11191222 A JPH11191222 A JP H11191222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
pulse
output
brake
kick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35813397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3758347B2 (ja
Inventor
Takeshi Katayama
剛 片山
Masahito Nagasawa
雅人 長沢
Kouichi Komawaki
康一 駒脇
Mitsunori Konno
満典 今野
Hiroshi Inoue
広 井上
Kazuo Ageo
和夫 上尾
Yoshiyuki Inoue
禎之 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP35813397A priority Critical patent/JP3758347B2/ja
Publication of JPH11191222A publication Critical patent/JPH11191222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3758347B2 publication Critical patent/JP3758347B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層膜ディスクを用いた記録再生および再生
装置において、基準となる信号の無い層間で、安定して
フォーカスジャンプを行う。 【解決手段】 ディスクの面振れを検出、あるいは推定
し、この信号の状態によってフォーカスジャンプ時にお
けるキックパルスの高さを可変することができる構成と
することで多層膜ディスクを用いた記録再生あるいは再
生装置において安定にフォーカスジャンプを行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多層膜媒体を用
いた光ディスク装置におけるフォーカシング装置とトラ
ッキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォーカシングサーボは、ディスクの面
振れに対し、対物レンズとディスク信号面との相対距離
を一定に保ち、ディスク信号面がレーザのビームウェス
トの範囲、いわゆる焦点深度(約±1μm)内に位置す
るように対物レンズを制御する。このフォーカシングサ
ーボは、ディスクからの反射光の状態からフォーカシン
グ誤差信号を検出し、これにより対物レンズを駆動する。
図21は従来のフォーカシングサーボ回路の具体例を示
す図である。図において、88はピックアップ光検出用
ダイオード、89は電流−電圧変換回路、90は減算回
路、91は位相補償回路、92はスイッチ、93は駆動
回路兼ピックアップUP/DOWN回路、94はピック
アップUP/DOWN信号、95はフォーカスアクチュ
エータ、96は自動焦点検出回路を示す。4つのダイオ
ード88は4分割された光検出器であり、2組の対角線
上の検出器はそれぞれ減算回路に入力されてフォーカシ
ング誤差信号を発生する。フォーカシング誤差信号は、
サーボループの位相補償回路91、ループのスイッチ回
路92および駆動回路を通りフォーカスアクチュエータ
95を駆動する。対物レンズとディスクの相対位置を±
1μm以内に保たなければならないがCDプレーヤに±
1μm以内の高精度でディスクを装着することは不可能
である。そのため、ディスクと離れた位置にある対物レ
ンズを持ち上げ、サーボの制御範囲内、すなわちフォー
カシング誤差信号を得るまで対物レンズを駆動する必要
がある。ピックアップUP/DOWN信号94はこのた
めの対物レンズ駆動信号である。スイッチは対物レンズ
がサーボをかけられる範囲、すなわちS字状のフォーカ
シング誤差信号負帰還領域に入ったとき自動焦点検出信
号(FOK信号)でサーボループを閉じるためのスイッ
チである。
【0003】また、図22は従来の光ディスクを用いた
記録再生および再生装置の全体構成図である。図におい
て、66は光ディスク(多層膜ディスク)、67はディ
スクモータ、68はディスクモータサーボ、69はレー
ザーダイオード、70は対物レンズ、71はフォーカシ
ングアクチュエータ、72はトラッキングアクチュエー
タ、73は光検出器、74はピックアップ送り機構、7
5はオートレーザーパワーコントロール回路、76はフ
ォーカシングサーボ回路、77はトラッキングサーボ回
路、78はピックアップ送りサーボ回路である。
【0004】規格におけるディスクは、0.6mm厚の
基板を張り合わせて1.2mmの厚みとしている。片面
ディスクの場合には、成形時に情報を転写した0.6m
m厚基板を、情報記録面を向かい合わせに貼り合わせ
る。また、ディスクの一方の情報記録面を半透明層を形
成し、他方の情報記録面に通常の反射層を形成すること
によって、半透明層を形成した基板側から両記録層の情
報をディスク反転することなく読み取ることができる。
この場合、第1層と第2層との間の接着層の厚みは30
〜40μmとし、一方の情報記録層を読み取っていると
きには他方の情報記録層は30〜40μm程度デフォー
カスされることとなって、他方の情報記録層からの反射
光はほとんど変化しない。すなわち、層間ストロークは
きわめて小さな値となる。
【0005】しかし、第1層を読み取る時と第2層を読
み取る時では、実質的に基板の厚みが30〜40μm異
なることとなる。この厚みの誤差は光学系の球面収差の
原因となる。そこでその誤差を両層に振り分けるよう
に、第1層を形成する基板の厚みを0.6mmより接着
層の厚みの半分程度薄くする。こうすることによって、
第1層までの基板の厚みは20μm程度薄めに、第2層
までの基板の厚みは20μm程度厚めになる。どちらの
層を読み取る時でも同程度基板厚み誤差が生じ、これに
よる収差がわずかに発生するので、記録密度を10%低
減して、1層あたりの記憶容量を4.25GBとし、両
層あわせて8.5GBとした。図23は従来の光ディス
クの構造を示す図である。通常トラックジャンプを行う
場合、トラックとトラックとの中間の位置を検出するこ
とができる。その位置でキックパルスとブレーキパルス
を切り替えることによってディスクの偏心、現在位置か
ら目的位置までの約半分の位置まで進行方向のをサーボ
ループに印加し、半分の位置から目的位置まで逆方向の
駆動力を与えるブレーキパルスを印加するまでサーボル
ープを閉じたままで、ジャンプを行っている。特に、トラ
ックジャンプの場合は、ディスク偏心の影響でアクチュ
エータに慣性力がついており、固定したパルス長のキッ
クパルスとブレーキパルスを印加する上記慣性力の影響
でジャンプ引き込みの失敗が生じる問題があった。しか
し、トラックとトラックの中間点を検出し、ここでパル
スを切り替えれば、同じ電圧のパルスを印加しても中間
点への到達時間が異なるため、慣性の大きさに応じてパ
ルス幅が可変され、偏心の影響を相殺できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、光検出器から
得られる光ディスクの面振れ信号に基づきフォーカス制
御を行い、フォーカスアクチュエータを用いて対物レン
ズを縦方向に動作させることでディスクの面振れに追従
し、焦点合わせを行ってきた。しかし、多層膜ディスクを
用いた記録再生あるいは再生装置において、1層目から
2層目もしくは2層目から1層目にフォーカスジャンプ
を行う場合、基準となる信号が得られないため、フォー
カスジャンプを安定に行うことができないといった問題
点があった。
【0007】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、ディスクの面振れを検出、ある
いは推定し、この信号に基づいてキックパルスの高さを
可変させ、最適なキックパルスを得ることで安定にフォ
ーカスジャンプを行うことができる光ディスク装置にお
けるフォーカシング装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる光ディ
スク装置におけるフォーカシング装置においては、フォ
ーカスエラー発生手段と、光ディスク面振れ信号を発生
する面振れ信号発生手段と、フォーカスエラー信号に対
応して現在層から次層へフォーカスジャンプを行うキッ
クパルスとブレーキパルスを発生するフォーカスジャン
プ発生手段と、フォーカスエラー信号によるフォーカス
サーチ引き込み手段と、フォーカスジャンプ発生手段か
らの出力と前記面振れ信号発生手段からの出力を加算し
た出力と、フォーカスサーチ引き込み手段からの信号を
切り換える切換手段と、切換手段からの出力で駆動する
フォーカス駆動手段を備えたものである。
【0009】また、フォーカスジャンプ時のキックパル
スのタイミングを指示するタイミング指示手段と、フォ
ーカスエラー信号と、タイミング指示手段からの出力に
対応して現在層から次層へフォーカスジャンプを行うキ
ックパルスとブレーキパルスを発生するフォーカスジャ
ンプ発生手段と、フォーカスエラー信号からフォーカス
サーボ補償するフォーカスサーボ補償手段と、フォーカ
スジャンプ発生手段からの出力とフォーカスサーボ補償
手段からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力
によりフォーカスジャンプを行ったときの出力を記憶す
る記憶手段と、加算器からの出力と、記憶手段からの出
力をフォーカスジャンプ発生手段からの信号により切り
換える切換手段と、切換手段からの出力で駆動するフォ
ーカス駆動手段を備えたものである。
【0010】さらに、フォーカスエラー信号により現在
層からの最適な脱出速度を検出する脱出速度検出手段
と、該脱出速度検出手段からの出力によりキックパルス
の高さとキックパルスの幅を決定するキックパルスの高
さ決定手段と、該キックパルスの高さ決定手段からの出
力によりキックパルスを発生するキックパルス発生手段
と、次層への最適な飛び込み時間または飛び込み速度を
決定する飛び込み決定手段と、該飛び込み決定手段から
の出力によりブレーキパルスの高さとブレーキパルスの
幅を決定するブレーキパルスの高さ決定手段と、該ブレ
ーキパルスの高さ決定手段からの出力によりブレーキパ
ルスを発生するブレーキパルス発生手段を備えたもので
ある。
【0011】また、ブレーキパルス高さ決定手段は、キ
ックパルスの高さ決定手段からの出力と 飛び込み決定
手段からの出力によりブレーキパルス高さとブレーキパ
ルスの幅を決定するブレーキパルス高さ決定手段でを備
えたものである。
【0012】さらにまた、フォーカスジャンプ発生手段
は、フォーカスエラー信号により現在層からの最適な脱
出速度を検出する脱出速度検出手段と、脱出速度検出手
段からの出力によりキックパルスの高さとキックパルス
の幅を決定するキックパルスの高さ決定手段と、キック
パルスの高さ決定手段からの出力によりキックパルスを
発生するキックパルス発生手段と、次層への最適な飛び
込み時間または飛び込み速度を決定する飛び込み決定手
段と、飛び込み決定手段からの出力によりブレーキパル
スの高さとブレーキパルスの幅を決定するブレーキパル
スの高さ決定手段と、ブレーキパルスの高さ決定手段か
らの出力によりブレーキパルスを発生するブレーキパル
ス発生手段とフォーカスエラー信号のオーバーシュート
とアンダーシュートを検出するオーバーシュートとアン
ダーシュート検出手段と、オーバーシュートとアンダー
シュート検出手段からの出力により補助パルスを発生す
る補助パルス発生手段を備えたものである。
【0013】また、フォーカスジャンプ開始指令信号と
飛び込み決定手段からの信号によりキックパルス終了時
からブレーキパルス発生時までの時間を計測する時間計
測手段と、時間計測手段からの出力によりブレーキパル
スの高さとブレーキパルスの幅を決定するブレーキパル
スの高さ決定手段と、前記オーバーシュートとアンダー
シュート検出手段からの出力と前記時間計測手段からの
出力により補助パルスを発生する補助パルス発生手段を
備えたものである。
【0014】さらに、フォーカスサーチ時の フォーカ
スエラー信号の高さを記憶するサーチ時のフォーカスエ
ラー高さ記憶手段と、サーチ時のフォーカスエラー高さ
記憶手段からの出力とフォーカスエラー信号によりキッ
クパルスの高さとキックパルスの幅を決定するキックパ
ルスの高さ決定手段を備えたものである。この発明はデ
ィスク面振れを検出、あるいは推定し、この面振れ信号
に基づいて、キックパルススタートを決め、キックパル
スおよびブレーキパルスの決定は、フォーカスエラー信
号として検出される残留エラー信号に基づき、アクチュ
エータがフォーカス方向に加速度ゼロになった時点にフ
ォーカスジャンプするか、加速度ゼロの時の基準キック
パルス幅および、ブレーキパルス幅もしくは高さに残留
エラー信号から推定されるアクチュエータ加速度(慣性
量)分だけの補正量を加減算して、キックパルス、ブレ
ーキパルスを印加することにより行われる。また、フォ
ーカスジャンプ動作を行うにあたって、キックパルスを
発生させる直前のドライブ電圧を記憶手段によって記憶
させることで、キックブレーキパルスにおいてキックパ
ルス直前のフォーカスドライブ電圧をキックパルス終了
時からブレーキパルス発生時までの時間の間の電圧と同
じにすることができ、フォーカスドライブ電圧はディス
クの面振れに追従しており、ディスクの面振れと同じよ
うに周期性をもって変化しているため、キックパルス発
生直前の電圧を記憶しておくことが可能であり、その電
圧を保持することで多層膜ディスクにおいて、現在層か
ら次層へとフォーカスジャンプを行う際に、次層突入時
に極めて安定にかつ確実にフォーカスジャンプを行うこ
とができる。さらに、現在フォーカス制御を行っている
層からの最適な脱出速度を検出し、キックパルス高さ決
定手段によって次層へ安定にフォーカスジャンプを行う
ことができるキックパルスの高さを決定する。この決定
に基づいて、キックパルス発生手段によってキックパル
スを発生させることができる。また、次層への飛び込み
検出手段によって次層への最適な飛び込み時間または飛
び込み速度を検出し、ブレーキパルス高さ決定手段によ
ってブレーキパルスの高さを決定する。また、次層への
最適な飛び込み時間または飛び込み速度を検出し、この
検出した結果とキックパルス高さ決定手段からの出力を
ブレーキパルス高さ決定手段に入力し、キックパルスの
高さもしくは幅に連動させてブレーキパルスの高さもし
くは幅を決定する。この決定に基づいて、ブレーキパル
ス発生手段によってブレーキパルスを発生させ、上記キ
ックパルスと加算させ、多層膜ディスクにおける安定な
フォーカスジャンプに必要なキックパルスとブレーキパ
ルスを得ることができる。さらに、フォーカスエラー信
号のオーバーシュートとアンダーシュートをオーバシュ
ートアンダーシュート検出回手段で検出し、このオーバ
ーシュートおよびアンダーシュートの値に基づいて補助
パルス発生手段をもちいて補助パルスを発生させ、フォ
ーカスジャンプにおけるブレーキ終了時にブレーキが強
すぎた場合と、ブレーキが弱すぎた場合、ブレーキパル
スに任意の補助パルスを印加する。また、オーバーシュ
ートおよびアンダーシュートの値に基づいて補助パルス
を印加させる際に、フォーカスジャンプ開始指令信号と
次層への飛び込み時間速度検出手段からの信号を時間計
測手段に入力し、キックパルス終了時からブレーキパル
ス発生時までの時間を計測し、この時間に関連づけてブ
レーキパルスの高さを可変させる。また、時間計測手段
の出力は補助パルス発生手段にも入力され、補助パルス
についても同様に高さを可変することができる。さらに
また、フォーカスサーチ時のフォーカスエラー信号の高
さを記憶し、この高さに関連させて、キックパルスの高
さまたは幅を可変させる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図24は多層膜ディスクを用いた場合の
フォーカスジャンプ時におけるフォーカスエラー信号を
示したもので、79は多層膜ディスク、80は2層目情
報記録面、81は1層目情報記録面、82は1層目にフ
ォーカスをあわせている光ピックアップ、83は2層目
にフォーカスをあわせている光ピックアップ、84は現
在層から次層へフォーカスジャンプを行う際のフォーカ
スエラー信号波形、85は現在層における合焦点、86
は次層における合焦点、87は現在層の合焦点から次層
の合焦点までのフォーカスエラー信号を示す。図におい
て例えば1層目から2層目へフォーカスジャンプを行う
際に、波形84のようにまず1層目(現在層)のフォー
カスエラー信号および合焦点85を得ることができる。
次に2層目(次層)へ突入しようとするため、2層目に
おけるフォーカスエラー信号と合焦点86を得ることが
できる。これは図24の左の図に示すように光ピックア
ップ82によって1層目にフォーカスをあわせていた状
態から光ピックアップ83によって2層目にフォーカス
をあわせるため、フォーカスジャンプを行ったことを示
す。ここでピックアップ82と83はフォーカスをあわ
せている層が異なるだけで同一の光ピックアップを示
す。87は現在層の合焦点から自走までの合焦点までの
フォーカスエラー信号を示したもので以下、図3・4・6
・7・14・15のフォーカスエラー信号と同一の意味
を持つものである。(1層目の合焦点から2層目の合焦
点までおよび2層目の合焦点から1層目の合焦点までの
フォーカスエラー信号のことである。) 図1はこの発明の実施の形態1である多層膜ディスクを
用いた記録再生および再生装置のフォーカスサーボ回路
のブロック図である。図において1は多層膜光ディス
ク、2はディスクモータ、3は光ピックアップ、4はフ
ォーカスエラーアンプ、5はフォーカスループ低域補償
フィルタ、6はフォーカスループ位相補償フィルタ、7
はフォーカスサーチ引き込み回路、8はフォーカスジャ
ンプ回路、9は切り替えスイッチ、10はフォーカスア
クチュエータドライバ、11はフォーカスアクチュエー
タを示す。
【0016】図において、まず、光ピックアップ3から
フォーカスエラーアンプ4を介して、光ディスクの面振
れ信号が出力され、フォーカスループ低域補償フィルタ
5とフォーカスサーチ引き込み回路7、フォーカスジャ
ンプ回路8にそれぞれ入力される。フォーカスループ低
域補償フィルタ5の出力はフォーカスループ位相補償フ
ィルタ6を介して、フォーカスジャンプ回路8の出力と
加算され、切り替えスイッチ9に接続される。また、フ
ォーカスサーチ引き込み回路7の出力は切り替えスイッ
チ9に接続される。上記加算された出力またはフォーカ
スサーチ引き込み回路7の出力のどちらかがフォーカス
アクチュエータドライバ10を介して、フォーカスアク
チュエータ11を駆動させる構成となっている。例え
ば、光ディスクの第1層目にフォーカス制御がかかった
とすると、ディスク面振れを検出、あるいは推定し、こ
の面振れ信号に基づいて、キックパルススタートを決め
ることによって、フォーカスジャンプ信号を得る。この場
合におけるキックパルスおよびブレーキパルスの決定
は、フォーカスエラー信号として検出される残留エラー
信号に基づき、アクチュエータがフォーカス方向に加速
度ゼロになった時点にフォーカスジャンプするか、加速
度ゼロの時の基準キックパルス幅および、ブレーキパル
ス幅もしくは高さに残留エラー信号から推定されるアク
チュエータ加速度(慣性量)分だけの補正量を加減算し
て、キックパルス、ブレーキパルスを印加することによ
り行われる。ここでキックパルス可変回路14は残留エ
ラー信号に基づき、キックパルスの高さを可変すること
で装着された光ディスクに対して最適なキックパルスを
出力し、フォーカスジャンプ信号を得ることで強制的に
第2層目にフォーカスを合わせることができる。上記フ
ォーカス信号を得るキックパルス可変回路を備えたフォ
ーカシング装置を用いると多層膜ディスクを用いた記録
再生あるいは再生装置においてフォーカスジャンプを安
定に行うことができる。
【0017】図2は本発明の実施の形態1によるフォー
カスジャンプ回路のブロック図で、図において12は現
在層からの脱出速度検出回路、13はキックパルス高さ
決定回路、14はキックパルス発生回路、15は次層へ
の飛び込み時間速度検出回路、16はブレーキパルス高
さ決定回路、17はブレーキパルス発生回路、18は加
算器を示す。図において光ピックアップから得られたフ
ォーカスエラー信号は現在層からの脱出速度検出回路1
2と次層への飛び込み検出回路15へとそれぞれ入力さ
れる。多層膜ディスクを用いた光ディスク再生装置にお
いてフォーカスジャンプを行う場合、固定パルスを用い
ると安定にフォーカスジャンプを行うことが極めて困難
なため、現在層からの脱出速度検出回路12によって現
在フォーカス制御を行っている層からの最適な脱出速度
を検出し、キックパルス高さ決定回路13によって次層
へ安定にフォーカスジャンプを行うことができるキック
パルスの高さを決定する。この決定に基づいて、キック
パルス発生回路14によってキックパルスを発生させる
ことができる。また、次層への飛び込み検出回路15に
よって次層への最適な飛び込み時間または飛び込み速度
を検出し、ブレーキパルス高さ決定回路16によってブ
レーキパルスの高さを決定する。この決定に基づいて、
ブレーキパルス発生回路17によってブレーキパルスを
発生させ、上記キックパルスと加算器18によって加算
させ、多層膜ディスクにおける安定なフォーカスジャン
プに必要なキックパルスとブレーキパルスを得ることが
できる。図3は、多層膜ディスクにおける第1層目から
第2層目へのフォーカスジャンプを行う際のフォーカス
エラー信号とキックパルスとブレーキパルスの波形を示
したものである。図において、19はフォーカスエラー
信号、aは任意のキックパルス発生値、a’は任意のス
レッショルド値、bは任意のスレッショルド値、20は
フォーカスジャンプを行う際のキックパルスブレーキパ
ルス波形、21はジャンプパルスおよびキックパルス、
22はブレーキパルス、cはキックパルスの可変した高
さの値、dはブレーキパルスの可変した高さの値を示
す。図において21の斜線部であるフォーカスジャンプ
動作を行うきっかけとなるジャンプパルスを発生させ、
フォーカスエラー信号のaの位置からa’の位置までの
値を計測し、上記値に基づいて発生させたキックパルス
の高さcを可変させ、同様に、スレッショルド値bでブ
レーキパルスを発生させ、ブレーキパルスの高さdを可
変していることがわかる。また、図4は多層膜ディスク
における第2層目から第1層目へのフォーカスジャンプ
を行う際のキックパルスとブレーキパルスの波形を示し
たもので、23はフォーカスエラー信号、24はフォー
カスジャンプを行う際のキックパルスブレーキパルス波
形、25はキックパルス、26はブレーキパルスを示
す。同様に、フォーカスエラー信号におけるeの位置か
らe’の位置までの値を計測し、上記値に基づいて発生
させたキックパルスの高さgを可変させ、スレッショル
ド値fでブレーキパルスを発生させ、ブレーキパルスの
高さhを可変していることがわかる。これによって光ス
ポットの1層目からの飛び出し速度が大きくなりつつあ
る場合は、キックパルスの高さが小さくなり、結果的に
飛び出し速度を一定に保つように制御する。また、飛び
出し速度が小さくなりつつある場合はキックパルスの高
さが大きくなり、結果的に飛び出し速度を一定に保つよ
うに制御する。また、2層目への突入速度が大きくなり
つつある場合は、ブレーキパルスの高さが大きくなり、
結果的に突入速度を一定に保つように制御する。さら
に、突入速度が小さくなりつつある場合はブレーキパル
スの高さが小さくなり、結果的に突入速度を一定に保つ
ように制御する。
【0018】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2であるフォーカスジャンプ回路のブロック図であ
る。図において、12から18は図2と同じである。
【0019】図において光ピックアップから得られたフ
ォーカスエラー信号は現在層からの脱出速度検出回路1
2と次層への飛び込み検出回路15へとそれぞれ入力さ
れる。多層膜ディスクを用いた光ディスク再生装置にお
いてフォーカスジャンプを行う場合、固定パルスを用い
ると安定にフォーカスジャンプを行うことが極めて困難
なため、現在層からの脱出速度検出回路12によって現
在フォーカス制御を行っている層からの最適な脱出速度
を検出し、キックパルス高さ決定回路13によって次層
へ安定にフォーカスジャンプを行うことができるキック
パルスの高さもしくは幅を決定する。この決定に基づい
て、キックパルス発生回路14によってキックパルスを
発生させることができる。また、次層への飛び込み検出
回路15によって次層への最適な飛び込み時間または飛
び込み速度を検出し、この検出した結果とキックパルス
高さ決定回路13の出力をブレーキパルス高さ決定回路
16入力し、キックパルスの高さもしくは幅に連動させ
てブレーキパルスの高さもしくは幅を決定する。この決
定に基づいて、ブレーキパルス発生回路17によってブ
レーキパルスを発生させ、上記キックパルスと加算器1
8によって加算させ、多層膜ディスクにおける安定なフ
ォーカスジャンプに必要なキックパルスとブレーキパル
スを得ることができる。図6は、多層膜ディスクにおけ
る第1層目から第2層目へのフォーカスジャンプを行う
際のフォーカスエラー信号とキックパルスとブレーキパ
ルスの波形を示したものである。図において19はフォ
ーカスエラー信号、27はフォーカスジャンプを行う際
のキックパルスブレーキパルス波形、28はジャンプパ
ルスおよびキックパルス、29はブレーキパルス、iは
キックパルスの可変した高さの値、jはブレーキパルス
の可変した高さの値、kはキックパルスの幅に関連づけ
て決定したブレーキパルスの幅を示す。図において28
の斜線部であるフォーカスジャンプ動作を行うきっかけ
となるジャンプパルスを発生させ、フォーカスエラー信
号のaの位置からa’の位置までの値を計測し、上記値
の基づいて発生させたキックパルスの高さcを可変さ
せ、同様に、スレッショルド値bでブレーキパルスを発
生させ、ブレーキパルスの高さdを可変するか、もしく
は、キックパルスの幅に関連づけてブレーキパルスの幅
kを可変させることができる。また、図7は多層膜ディ
スクにおける第2層目から第1層目へのフォーカスジャ
ンプを行う際のキックパルスとブレーキパルスの波形を
示したもので、23はフォーカスエラー信号、30はフ
ォーカスジャンプを行う際のキックパルスブレーキパル
ス波形、31はジャンプパルスおよびキックパルス、3
2はブレーキパルスを示す。図においてフォーカスエラ
ー信号のeの位置からe’の位置までの値を計測し、上
記値に基づいて発生させたキックパルス高さlを可変さ
せ、同様に、スレッショルド値fでブレーキパルスを発
生させ、ブレーキパルスの高さmを可変するか、もしく
は、キックパルスの幅に比例させてブレーキパルスの幅
nを可変させることができる。このように構成すること
によって、脱出速度検出がディスクの傷等によって正確
に行えない場合にキックパルスの高さが異常になっても
ブレーキパルスがこれに連動していないため、フォーカ
スジャンプはずれを防ぐことができる。
【0020】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3であるフォーカスジャンプ回路のブロック図であ
る。図において12から18は図2と同じである。33
はオーバーシュートアンダーシュート検出回路、34は
補助パルス発生回路を示す。
【0021】図において上記実施の形態1と同様にキッ
クパルスとブレーキパルスを発生させるとともに、フォ
ーカスエラー信号のオーバーシュートとアンダーシュー
トをオーバシュートアンダーシュート検出回路33で検
出し、このオーバーシュートおよびアンダーシュートの
値に基づいて補助パルス発生回路34をもちいて補助パ
ルスを発生させ、フォーカスジャンプにおけるブレーキ
終了時にブレーキが強すぎた場合と、ブレーキが弱すぎ
た場合、ブレーキパルスに任意の補助パルスを印加す
る。ブレーキパルスに補助パルスを印加することによっ
て、安定にかつ確実に多層膜ディスクにおける現在層か
ら次層へのフォーカスジャンプを行うことができる。
【0022】以下図8の動作を具体的に示す。図9は多
層膜ディスクを用いた光ディスク装置の第1層目から第
2層目へのフォーカスジャンプ動作時においてブレーキ
が強すぎた場合のフォーカスエラーと補助パルスを印加
したブレーキパルスを示した図である。図において35
はフォーカスエラー信号、36は補助パルスを印加した
ブレーキパルス、femaxはフォーカスエラー信号の
最大振幅を示す。ここで図9について説明すると、fe
max/4のときに固定のブレーキパルスを与える。任
意の設定時間T1が経過したときのフォーカスエラー信
号35の値がfemaxの50%以上の場合、補助パル
スを図のように印加させることで、第1層目から第2層
目へのフォーカスジャンプにおいてブレーキ終了時にフ
ォーカスエラー信号35の値がfemaxの値の半分以
上あった場合、つまり、ブレーキが強すぎた場合にも安
定にフォーカスジャンプを行うことができる。
【0023】図10は多層膜ディスクを用いた光ディス
ク装置の第1層目から第2層目へのフォーカスジャンプ
動作時においてブレーキが弱すぎた場合のフォーカスエ
ラー信号と補助パルスを印加したブレーキパルスを示し
た図である。図において37はフォーカスエラー信号、
38は補助パルスを印加したブレーキパルスを示す。こ
こで図10について説明すると、femax/4のとき
に固定のブレーキパルスを与える。任意の設定時間T1
が経過したときのフォーカスエラー信号37の値が−f
emaxの50%以下の場合、補助パルスを図のように
印加させることで、第1層目から第2層目へのフォーカ
スジャンプにおいてブレーキ終了時にフォーカスエラー
信号37の値が−femaxの値の半分以下であった場
合、つまり、ブレーキが弱すぎた場合にも安定にフォー
カスジャンプを行うことができる。
【0024】また、図11は多層膜ディスクを用いた光
ディスク装置の第2層目から第1層目へのフォーカスジ
ャンプ動作時においてブレーキが弱すぎた場合のフォー
カスエラーと補助パルスを印加したブレーキパルスを示
した図である。図において39はフォーカスエラー信
号、40は補助パルスを印加したブレーキパルス、fe
maxはフォーカスエラー信号の最大振幅を示す。ここ
で図11について説明すると、−femax/4のとき
に固定のブレーキパルスを与える。任意の設定時間T2
が経過したときのフォーカスエラー信号39の値がfe
maxの50%以上の場合、補助パルスを図のように印
加させることで、第2層目から第1層目へのフォーカス
ジャンプにおいてブレーキ終了時にフォーカスエラー信
号39の値がfemaxの値の半分以上あった場合、つ
まり、ブレーキが弱すぎた場合にも安定にフォーカスジ
ャンプを行うことができる。
【0025】図12は多層膜ディスクを用いた光ディス
ク装置の第2層目から第1層目へのフォーカスジャンプ
動作時においてブレーキが強すぎた場合のフォーカスエ
ラー信号と補助パルスを印加したブレーキパルスを示し
た図である。図において41はフォーカスエラー信号、
42は補助パルスを印加したブレーキパルスを示す。こ
こで図12について説明すると、−femax/4のと
きに固定のブレーキパルスを与える。任意の設定時間T
2が経過したときのフォーカスエラー信号41の値が−
femaxの50%以下の場合、補助パルスを図のよう
に印加させることで、第2層目から第1層目へのフォー
カスジャンプにおいてブレーキ終了時にフォーカスエラ
ー信号41の値が−femaxの値の半分以下であった
場合、つまり、ブレーキが強すぎた場合にも安定にフォ
ーカスジャンプを行うことができる。なお、本実施の形
態における固定のブレーキパルスの値、任意設定時間T
1、T2が経過したときのフォーカスエラー信号の値は
例示にすぎない。
【0026】実施の形態4.図13はこの発明の実施の
形態4であるフォーカスジャンプ回路のブロック図であ
る。図において12から18は図2と同じである。33
はオーバーシュートアンダーシュート検出回路、34は
補助パルス発生回路、43は時間計測回路を示す。
【0027】上記のようにオーバーシュートやアンダー
シュートのみから補助パルスを決定する場合、フォーカ
スサーボゲインの大小によっても上記オーバーシュート
量でアンダーシュート量が変動するため、次層への正確
な引き込みが行えない場合があった。また、これらのオ
ーバーシュートやアンダーシュートは、光スポットの次
層への飛び込み速度によっても変動するため、この飛び
込み速度の要因も考慮する必要があった。ここで上記実
施の形態1と同様にキックパルスとブレーキパルスを発
生させるとともに、オーバーシュートおよびアンダーシ
ュートの値に基づいて補助パルスを印加させる際に、フ
ォーカスジャンプ開始指令信号と次層への飛び込み時間
速度検出回路15からの信号を時間計測回路43に入力
し、キックパルス終了時からブレーキパルス発生時まで
の時間を計測し、この時間に関連づけてブレーキパルス
の高さを可変させる。また、時間計測回路43の出力は
補助パルス発生回路34にも入力され、補助パルスにつ
いても同様に高さを可変することができる。つまり、キ
ックパルス終了時からブレーキパルス発生時までの時間
を計測することで例えば、上記時間が短い場合は、次層
への飛び込み速度が速く、ブレーキパルスおよび補助パ
ルスの高さを高くし、ブレーキを強くかけることで安定
にかつ確実に多層膜ディスクにおける現在層から次層へ
のフォーカスジャンプを行うことができる。また、上記
時間が長い場合は、次層への飛び込みが比較的ゆっくり
と行われているため、ブレーキパルスおよび補助パルス
の高さを低くし、ブレーキを弱くかつききすぎない程度
にかけることで安定にかつ確実に多層膜ディスクにおけ
る現在層から次層へのフォーカスジャンプを行うことが
できる。
【0028】図14は多層膜ディスクにおける第1層目
から第2層目へのフォーカスジャンプを行った際のフォ
ーカスエラー信号とキックパルスブレーキパルスの波形
を示した図である。図において、44はフォーカスエラ
ー信号で45はキックパルスブレーキパルスの波形、T
3はキックパルス終了時からブレーキパルス発生時まで
の時間を示したものである。図14のT3の時間の長さ
にブレーキパルスおよび補助パルスの高さを関連づける
ことで上記実施の形態4で説明したフォーカスジャンプ
を行うことができる。また、図15は多層膜ディスクに
おける第2層目から第1層目へのフォーカスジャンプを
行った際のフォーカスエラー信号とキックパルスブレー
キパルスの波形を示した図である。図において、46は
フォーカスエラー信号で47はキックパルスブレーキパ
ルスの波形、T4はキックパルス終了時からブレーキパ
ルス発生時までの時間を示したものである。同様に、図
15のT4の時間の長さにブレーキパルスおよび補助パ
ルスの高さを関連づけることでフォーカスゲインの変動
に対し、上記実施の形態4で説明した安定でかつ確実な
フォーカスジャンプを行うことができる。
【0029】実施の形態5.図16はこの発明の実施の
形態5であるフォーカスジャンプ回路のブロック図であ
る。図において12から18は図2と同じである。48
はサーチ時のフォーカスエラー信号の高さ記憶回路を示
す。
【0030】図において12〜18は図2と同じで、4
8はフォーカスサーチ時のフォーカスエラー信号の高さ
記憶回路を示す。図において光ピックアップから得られ
たフォーカスエラー信号は現在層からの脱出速度検出回
路12と次層への飛び込み検出回路15とサーチ時のフ
ォーカスエラー高さ記憶回路48へとそれぞれ入力され
る。多層膜ディスクを用いた光ディスク再生装置におい
てフォーカスジャンプを行う場合、固定パルスを用いる
と安定にフォーカスジャンプを行うことが極めて困難な
ため、現在層からの脱出速度検出回路12によって現在
フォーカス制御を行っている層からの最適な脱出速度を
検出し、キックパルス高さ決定回路13によって次層へ
安定にフォーカスジャンプを行うことができるキックパ
ルスの高さまたは幅を決定する。この決定に基づいて、
キックパルス発生回路14によってキックパルスを発生
させることができる。このとき、フォーカスサーチ時の
フォーカスエラー信号の高さを記憶し、この高さに関連
させて、キックパルスの高さまたは幅を可変させる。ま
た、次層への飛び込み検出回路15によって次層への最
適な飛び込み時間または飛び込み速度を検出し、ブレー
キパルス高さ決定回路16によってブレーキパルスの高
さを決定する。この決定に基づいて、ブレーキパルス発
生回路17によってブレーキパルスを発生させ、上記可
変されたキックパルスと加算器18によって加算させ、
多層膜ディスクにおける安定なフォーカスジャンプに必
要なキックパルスとブレーキパルスを得ることができ
る。
【0031】図17はサーチ時のフォーカスエラー高さ
記憶回路48を用いた場合の記憶したフォーカスエラー
信号と可変されたキックパルスを示した図で、図におい
て49は記憶回路48に記憶したフォーカスエラー信
号、50は可変されたキックパルス、Oはフォーカスエ
ラー信号の最大振幅の半分の値、T5キックパルス発生
からOまでかかる時間を示したものである。図において
フォーカスラー信号49の最大振幅値を記憶し、この振
幅値の半分の値であるOまで差し掛かったときに、すで
に発生させているキックパルスの高さもしくは幅を可変
させることでさらに安定にかつ確実に次層へ飛び込ます
ことができる。通常、キックパルスの幅を可変すること
で安定にフォーカスジャンプ動作時に次層へ飛び込ます
ことができるが、キックパルスの高さを可変させたもの
を印加させても同様の効果を得ることができる。また、
第2層目から第1層目へのフォーカスジャンプ動作時に
おいても図16の構成を持つフォーカスジャンプ回路を
用いると同様の効果を得ることができる。このようにフ
ォーカスエラー信号から脱出速度を検出する際に、一定
のスレッショルド電圧ではなく、正規化された値を用い
ることによってフォーカスエラー信号の感度がレーザー
パワーのバラつきやディスクの反射率のバラつきによっ
て変動しても正確に検出できる。
【0032】実施の形態6.図18はこの発明の実施の
形態6である記憶回路を用いたフォーカスサーボ回路の
ブロック図である。図において12から18は図2と同
じである。48はサーチ時のフォーカスエラー信号の高
さ記憶回路を示す。図18はこの発明の実施の形態6で
ある多層膜ディスクを用いた記録再生および再生装置の
フォーカスサーボ回路のブロック図である。図において
51はフォーカスサーボ補償回路、52は実施例1〜5
までのフォーカスジャンプ回路、53は加算器、54は
フィルタ、55はフォーカス制御をかける際のドライブ
電圧を記憶する記憶回路、56は切り替えスイッチ、5
7はフォーカスアクチュエータドライバ、58はフォー
カスアクチュエータ、59はフォーカスジャンプ時のキ
ックパルスの発生タイミングを指示するCPUを示す。
【0033】次に図18の動作について説明すると、光
ピックアップから検出されたフォーカスエラー信号はフ
ォーカスサーボ補償回路51とフォーカスジャンプ回路
52に入力され、それぞれの出力は加算器53によって
加算され、通常のフォーカス制御およびこの発明におけ
るフォーカスジャンプを行うことができる。また、CP
U59からフォーカスジャンプのタイミングを指示され
たフォーカスジャンプ回路52はフィルタ54を介し
て、フォーカスジャンプを行ったときのフォーカスドラ
イブ電圧を記憶回路55を用いて記憶する。以上の構成
とすることでことで、切り替えスイッチ56において上
記加算器53からの出力か、もしくはフォーカスジャン
プを行ったときの記憶したフォーカスドライブ電圧のど
ちらかに切り替えることができる。それぞれの信号はフ
ォーカスアクチュエータドライバ57を介して、フォー
カスアクチュエータ58を駆動する構成となっている。
【0034】図19は多層膜膜ディスクを用いた記録再
生装置におけるフォーカス制御時のフォーカスドライブ
電圧と第1層目の面触れと第2層目における面振れを示
したもので、60はフォーカスドライブ電圧波形、61
は第1層目における面振れ、62は第2層目における面
振れ波形をそれぞれ示したものである。図においてディ
スクの面振れに追従しているフォーカスアクチュエータ
のドライブ電圧はディスクの周期性と同じ周期性を持つ
波形となっていることがわかる。
【0035】次に、フィルタ54と記憶回路55を用い
てフォーカスドライブ電圧を記憶することで安定にかつ
確実にフォーカスジャンプを行うことができる実施の形
態6について図20を用いてさらに詳しく説明する。図
において63はフォーカスエラー信号、64はキックブ
レーキパルス、65はキックブレーキパルスを加算した
フォーカスドライブ電圧の波形、T6はキックパルス終
了時からブレーキパルス発生時までの時間を示す。フォ
ーカスジャンプ動作を行うにあたって、キックパルスを
発生させる直前のドライブ電圧を図18の記憶回路55
によって記憶させることで、図20のキックブレーキパ
ルス64においてキックパルス直前のフォーカスドライ
ブ電圧をキックパルス終了時からブレーキパルス発生時
までの時間T6の間の電圧と同じにすることができる。
以上のことから、図19で説明したようにフォーカスド
ライブ電圧はディスクの面振れに追従しており、ディス
クの面振れと同じように周期性をもって変化しているた
め、キックパルス発生直前の電圧を記憶しておくことが
可能であり、また、T6の間、その電圧を保持すること
で多層膜ディスクにおいて、現在層から次層へとフォー
カスジャンプを行う際に、次層突入時に極めて安定にか
つ確実にフォーカスジャンプを行うことができる。仮
に、キックパルスとブレーキパルスの間においてドライ
ブ電圧をリファレンス電圧レベルにし、フォーカスアク
チュエータの駆動電流を止めてしまうとディスクの面振
れの大小や向きいかんにかかわらず、キック前のアクチ
ュエータ慣性力とキックパルスとブレーキパルスによる
駆動力のみでアクチュエータが駆動されることとなり、
キック後ブレーキまでの間にディスクの面振れに追従す
るだけの駆動力が失われてしまう。そのためフォーカス
ジャンプ直前のフォーカスアクチュエータでは駆動電圧
をジャンプ中に保持することでディスクの面振れに対す
る追従能力を維持できる。この時、フォーカスジャンプ
直前の電圧検出時はドライブ信号に含まれず、ノイズを
サンプルしないようにフィルタリングすることが望まし
いことは言うまでもない。さらに、任意の時間からキッ
クパルス発生時までのフォーカスドライブ電圧の平均化
した値とキックパルス終了時からブレーキパルス発生時
までの時間T6の間の電圧と同じにすることで同様の効
果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0037】ディスク面振れを対応して、多層膜ディス
クを用いた記録再生あるいは再生装置においてフォーカ
スジャンプを安定に行うことができる。
【0038】また、周期性をもって変化しているディス
クの面振れを記憶しておくことが可能であり、多層膜デ
ィスクにおいて、現在層から次層へとフォーカスジャン
プを行う際に、次層突入時に極めて安定にかつ確実にフ
ォーカスジャンプを行うことができる。
【0039】さらに、フォーカスジャンプを行う場合、
最適な脱出速度のキックパルスの高さを決定し、次層へ
の最適な飛び込み時間または飛び込み速度を検出し、ブ
レーキパルスの高さを決定するので、多層膜ディスクに
おける安定なフォーカスジャンプに必要なキックパルス
とブレーキパルスを得ることができ、このため、飛び出
し速度を一定に保ち、突入速度を一定に保つように制御
する事が出来る。
【0040】また、脱出速度検出がディスクの傷等によ
って正確に行えない場合にキックパルスの高さが異常に
なってもブレーキパルスがこれに連動していないため、
フォーカスジャンプはずれを防ぐことができる。
【0041】さらに、フォーカスジャンプにおけるブレ
ーキ終了時にブレーキが強すぎた場合と、ブレーキが弱
すぎた場合にブレーキパルスに補助パルスを印加するこ
とによって、安定にかつ確実に多層膜ディスクにおける
現在層から次層へのフォーカスジャンプを行うことがで
きる。
【0042】また、キックパルス終了時からブレーキパ
ルス発生時までの時間を計測し、この時間に対応させて
ブレーキパルスの高さを可変させるので、フォーカスゲ
インの変動に対し、安定でかつ確実なフォーカスジャン
プを行うことができる。
【0043】さらに、フォーカスエラー信号から脱出速
度を検出する際に、一定のスレッショルド電圧ではな
く、正規化された値を用いることによってフォーカスエ
ラー信号の感度がレーザーパワーのバラつきやディスク
の反射率のバラつきによって変動しても正確に検出でき
る。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である多層膜ディス
クを用いた記録再生装置および再生装置のフォーカスサ
ーボ回路のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である多層膜ディス
クを用いた記録再生装置および再生装置のフォーカスジ
ャンプ回路のブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である多層膜ディス
クにおける第1層目から第2層目へのフォーカスジャン
プを行う際のフォーカスエラー信号とキックパルスとブ
レーキパルスの波形を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1である多層膜ディス
クにおける第2層目から第1層目へのフォーカスジャン
プを行う際のフォーカスエラー信号とキックパルスとブ
レーキパルスの波形を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2である多層膜ディス
クを用いた記録再生装置および再生装置のフォーカスジ
ャンプ回路のブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態2である多層膜ディス
クにおける第1層目から第2層目へのフォーカスジャン
プを行う際のフォーカスエラー信号とキックパルスとブ
レーキパルスの波形を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2である多層膜ディス
クにおける第2層目から第1層目へのフォーカスジャン
プを行う際のフォーカスエラー信号とキックパルスとブ
レーキパルスの波形を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3である多層膜ディス
クを用いた記録再生装置および再生装置のフォーカスジ
ャンプ回路のブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態3である多層膜ディス
クを用いた記録再生装置および再生装置の第1層目から
第2層目へのフォーカスジャンプ動作時においてブレー
キが強すぎた場合のフォーカスエラー信号と補助パルス
を印加したブレーキパルスを示した図である。
【図10】 この発明の実施の形態3である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置の第1層目か
ら第2層目へのフォーカスジャンプ動作時においてブレ
ーキが弱すぎた場合のフォーカスエラー信号と補助パル
スを印加したブレーキパルスを示した図である。
【図11】 この発明の実施の形態3である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置の第2層目か
ら第1層目へのフォーカスジャンプ動作時においてブレ
ーキが強すぎた場合のフォーカスエラー信号と補助パル
スを印加したブレーキパルスを示した図である。
【図12】 この発明の実施の形態3である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置の第2層目か
ら第1層目へのフォーカスジャンプ動作時においてブレ
ーキが弱すぎた場合のフォーカスエラー信号と補助パル
スを印加したブレーキパルスを示した図である。
【図13】 この発明の実施の形態4である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置のフォーカス
ジャンプ回路のブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態4である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置の第1層目か
ら第2層目へのフォーカスジャンプ動作時におけるフォ
ーカスエラー信号とキックパルスブレーキパルスの波形
を示した図である。
【図15】 この発明の実施の形態4である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置の第2層目か
ら第1層目へのフォーカスジャンプ動作時におけるフォ
ーカスエラー信号とキックパルスブレーキパルスの波形
を示した図である。
【図16】 この発明の実施の形態5である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置のフォーカス
ジャンプ回路のブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態5である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置においてフォ
ーカスサーチ時のフォーカスエラー高さ記憶回路を用い
た場合の記憶したフォーカスエラー信号と可変されたキ
ックパルスの波形を示した図である。
【図18】 この発明の実施の形態6である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置の記憶回路を
用いたフォーカスサーボ回路のブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態6である多層膜膜デ
ィスクを用いた記録再生装置および再生装置におけるフ
ォーカス制御時のフォーカスドライブ電圧と第1層目の
面触れと第2層目における面振れを示した図である。
【図20】 この発明の実施の形態6である多層膜ディ
スクを用いた記録再生装置および再生装置におけるフォ
ーカスジャンプ動作時のフォーカスエラー信号とキック
ブレーキパルスとフォーカスドライブ電圧を示した図で
ある。
【図21】 従来のフォーカスサーボ回路の具体例を示
す図である。
【図22】 従来の光ディスクを用いた記録再生および
再生装置の全体構成図である。
【図23】 従来の光ディスクの構造を示す図である。
【図24】 従来の光ディスクのフォーカスジャンプ時
におけるフォーカスエラー信号を示した図である。
【符号の説明】
1 多層膜光ディスク、 2 ディスクモータ、 3
光ピックアップ、 4フォーカスエラーアンプ、 5
フォーカスループ低域補償フィルタ、 6フォーカスル
ープ位相補償フィルタ、 7 フォーカスサーチ引き込
み回路、8 フォーカスジャンプ回路、 9 切り替え
スイッチ、 10 フォーカスアクチュエータドライ
バ、 11 フォーカスアクチュエータ、 12 現在
層からの脱出速度検出回路、 13 キックパルス高さ
決定回路、 14 キックパルス発生回路、 15 次
層への飛び込み時間速度検出回路、 16 ブレーキパ
ルス高さ決定回路、 17 ブレーキパルス発生回路、
18 加算器、 19 フォーカスエラー信号、 2
0 キックパルスブレーキパルス波形、 21ジャンプ
パルスおよびキックパルス、 22 ブレーキパルス、
23 フォーカスエラー信号、 24 キックパルス
ブレーキパルス波形、 25 キックパルス、 26
ブレーキパルス、 27 キックパルスブレーキパルス
波形、28 ジャンプパルスおよびキックパルス、 2
9 ブレーキパルス、 30キックパルスブレーキパル
ス波形、 31 ジャンプパルスおよびキックパルス、
32 ブレーキパルス、 33 オーバーシュートア
ンダーシュート検出回路、 34 補助パルス発生回
路、 35 フォーカスエラー信号、 36ブレーキパ
ルス、 37 フォーカスエラー信号、 38 ブレー
キパルス、39 フォーカスエラー信号、40 ブレーキ
パルス、 41 フォーカスエラー信号、 42 ブレ
ーキパルス、 43 時間計測回路、 44 フォーカ
スエラー信号、 45 キックパルスブレーキパルス波
形、 46 フォーカスエラー信号、 47 キックブ
レーキパルス波形、 48 フォーカスサーチ時のフォ
ーカスエラー信号高さ記憶回路、 49 フォーカスエ
ラー信号、 50 キックパルス、 51 フォーカス
サーボ補償回路、 52 フォーカスジャンプ回路、
53 加算器、 54 フィルタ、 55 記憶回路、
56 切り替えスイッチ、 57 フォーカスアクチ
ュエータドライバ、 58 フォーカスアクチュエー
タ、 59 CPU(中央演算処理装置)、 60 フ
ォーカスドライブ電圧波形、 61 第1層における面
振れ波形、 62 第2層における面振れ波形、 63
フォーカスエラー信号、64 キックブレーキパル
ス、 65 フォーカスドライブ電圧波形、 66 光
ディスク、 67 ディスクモータ、 68 ディスク
モータサーボ、 69 レーザダイオード、 70 対
物レンズ、 71 フォーカシングアクチュエータ、
72 トラッキングアクチュエータ、 73 光検出
器、 74 ピックアップ送り機構、 75 オートレ
ーザパワーコントロール、 76 フォーカシングサー
ボ、 77 トラッキングサーボ、 78 ピックアッ
プ送りサーボ、 79 多層膜光ディスク、80 2層
目情報記録面、 81 1層目情報記録面、 82 光
ピックアップ、 83 光ピックアップ、 84 現在
層から次層へフォーカスジャンプを行う際のフォーカス
エラー信号波形、 85 現在層における合焦点、 8
6 次層における合焦点、 87 現在層の合焦点から
次層の合焦点までのフォーカスエラー信号、 88 ピ
ックアップ光検出用ダイオード、 89 電流−電圧変
換回路、 90 減算回路、 91 位相補償回路、
92 スイッチ、 93駆動回路兼ピックアップUP/
DOWN回路、 94 ピックアップUP/DOWN信
号、 95 フォーカスアクチュエータ、 96 自動
焦点検出回路。
フロントページの続き (72)発明者 今野 満典 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 井上 広 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 上尾 和夫 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目5番1号 三菱 電機マイコン機器ソフトウエア株式会社内 (72)発明者 井上 禎之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報記録再生面を有する多層膜光
    ディスクを記録再生する光ディスク装置において、光検
    出手段と、該光検出手段よりフォーカスエラー信号を発
    生するフォーカスエラー発生手段と、該フォーカスエラ
    ー信号から光ディスク面振れに対応する面振れ制御手段
    と、前記フォーカスエラー信号に対応して現在層から次
    層へフォーカスジャンプを行うキックパルスとブレーキ
    パルスを発生するフォーカスジャンプ発生手段と、前記
    フォーカスエラー信号によるフォーカスサーチ引き込み
    手段と、前記フォーカスジャンプ発生手段からの出力と
    前記面振れ制御手段からの出力とを加算した出力か、前
    記フォーカスサーチ引き込み手段からの信号に切り換え
    る切換手段と、切換手段からの出力で駆動するフォーカ
    ス駆動手段を備えることを特徴とする光ディスク装置に
    おけるフォーカシング装置。
  2. 【請求項2】 複数の情報記録再生面を有する多層膜光
    ディスクを記録再生する光ディスク装置において、フォ
    ーカスジャンプ時のキックパルスのタイミングを指示す
    るタイミング指示手段と、前記フォーカスエラー信号
    と、前記タイミング指示手段からの出力に対応して現在
    層から次層へフォーカスジャンプを行うキックパルスと
    ブレーキパルスを発生するフォーカスジャンプ発生手段
    と、前記フォーカスエラー信号からフォーカスサーボ補
    償するフォーカスサーボ補償手段と、前記フォーカスジ
    ャンプ発生手段からの出力と前記フォーカスサーボ補償
    手段からの出力を加算する加算器と、該加算器からの出
    力を記憶する記憶手段と、前記フォーカスジャンプ発生
    手段からの出力により、前記加算器からの出力か、前記
    記憶手段からの出力に切り換える切換手段と、該切換手
    段からの出力で駆動するフォーカス駆動手段を備えるこ
    とを特徴とする光ディスク装置におけるフォーカシング
    装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカスジャンプ発生手段は、前
    記フォーカスエラー信号により現在層からの最適な脱出
    速度を検出する脱出速度検出手段と、該脱出速度検出手
    段からの出力によりキックパルスの高さとキックパルス
    の幅を決定するキックパルスの高さ決定手段と、該キッ
    クパルスの高さ決定手段からの出力によりキックパルス
    を発生するキックパルス発生手段と、前記フォーカスエ
    ラー信号より次層への最適な飛び込み時間または飛び込
    み速度を決定する飛び込み決定手段と、該飛び込み決定
    手段からの出力によりブレーキパルスの高さとブレーキ
    パルスの幅を決定するブレーキパルスの高さ決定手段
    と、該ブレーキパルスの高さ決定手段からの出力により
    ブレーキパルスを発生するブレーキパルス発生手段とか
    らなる請求項1または請求項2記載の光ディスク装置に
    おけるフォーカシング装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキパルス高さ決定手段が、前
    記キックパルスの高さ決定手段からの出力と前記飛び込
    み決定手段からの出力により前記ブレーキパルス高さと
    ブレーキパルスの幅を決定するブレーキパルス高さ決定
    手段であることを特徴とする請求項3記載の光ディスク
    装置におけるフォーカシング装置。
  5. 【請求項5】 前記フォーカスジャンプ発生手段は、前
    記フォーカスエラー信号により現在層からの最適な脱出
    速度を検出する脱出速度検出手段と、該脱出速度検出手
    段からの出力によりキックパルスの高さとキックパルス
    の幅を決定するキックパルスの高さ決定手段と、該キッ
    クパルスの高さ決定手段からの出力によりキックパルス
    を発生するキックパルス発生手段と、前記フォーカスエ
    ラー信号により次層への最適な飛び込み時間または飛び
    込み速度を決定する飛び込み決定手段と、該飛び込み決
    定手段からの出力によりブレーキパルスの高さとブレー
    キパルスの幅を決定するブレーキパルスの高さ決定手段
    と、該ブレーキパルスの高さ決定手段からの出力により
    ブレーキパルスを発生するブレーキパルス発生手段と前
    記フォーカスエラー信号のオーバーシュートとアンダー
    シュートを検出するオーバーシュートとアンダーシュー
    ト検出手段と、該オーバーシュートとアンダーシュート
    検出手段からの出力により補助パルスを発生する補助パ
    ルス発生手段とからなる請求項1または請求項2記載の
    光ディスク装置におけるフォーカシング装置。
  6. 【請求項6】 フォーカスジャンプ開始指令信号と前記
    飛び込み決定手段からの信号によりキックパルス終了時
    からブレーキパルス発生時までの時間を計測する時間計
    測手段と、該時間計測手段からの出力によりブレーキパ
    ルスの高さとブレーキパルスの幅を決定するブレーキパ
    ルスの高さ決定手段と、前記オーバーシュートとアンダ
    ーシュート検出手段からの出力と前記時間計測手段から
    の出力により補助パルスを発生する補助パルス発生手段
    とを備えたことを特徴とする請求項5記載の光ディスク
    装置におけるフォーカシング装置。
  7. 【請求項7】 フォーカスサーチ時の前記フォーカスエ
    ラー信号の高さを記憶するサーチ時のフォーカスエラー
    高さ記憶手段と、該フォーカスエラー高さ記憶手段から
    の出力と前記フォーカスエラー信号によりキックパルス
    の高さとキックパルスの幅を決定するキックパルスの高
    さ決定手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載の
    光ディスク装置におけるフォーカシング装置。
JP35813397A 1997-12-25 1997-12-25 光ディスク装置におけるフォーカシング装置 Expired - Fee Related JP3758347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35813397A JP3758347B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 光ディスク装置におけるフォーカシング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35813397A JP3758347B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 光ディスク装置におけるフォーカシング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11191222A true JPH11191222A (ja) 1999-07-13
JP3758347B2 JP3758347B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=18457720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35813397A Expired - Fee Related JP3758347B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 光ディスク装置におけるフォーカシング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3758347B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001065551A1 (fr) * 2000-03-03 2001-09-07 Sony Computer Entertainment Inc. Dispositif de commande de focalisation, support d'enregistrement et disque optique reproduisant le dispositif
KR100339477B1 (ko) * 2000-01-04 2002-06-01 구자홍 다층 디스크에서의 층간 점프 제어방법
KR100425318B1 (ko) * 2001-12-28 2004-03-31 삼성전자주식회사 광 매체의 레이어 절환 제어 방법 및 장치
KR100432832B1 (ko) * 2000-09-06 2004-05-22 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 광 디스크 장치 및 정보의 기록 재생 방법
JP2005129089A (ja) * 2000-03-03 2005-05-19 Sony Computer Entertainment Inc フォーカス制御装置、記録媒体および光ディスク再生装置
KR100723523B1 (ko) * 2006-01-20 2007-05-30 삼성전자주식회사 포커스 레이어 점프 제어회로 및 상기 회로에서 사용하는포커스 레이어 점프 제어방법
US7586816B2 (en) 2005-03-02 2009-09-08 Sony Corporation Playback apparatus and layer jump method
US8194521B2 (en) 2008-09-01 2012-06-05 Panasonic Corporation Optical disc device, video reproducing apparatus, server, car navigation system using the optical disc device, integrated circuit and recording/reproducing method

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339477B1 (ko) * 2000-01-04 2002-06-01 구자홍 다층 디스크에서의 층간 점프 제어방법
JP2005129089A (ja) * 2000-03-03 2005-05-19 Sony Computer Entertainment Inc フォーカス制御装置、記録媒体および光ディスク再生装置
KR100750797B1 (ko) * 2000-03-03 2007-08-20 가부시키가이샤 소니 컴퓨터 엔터테인먼트 포커스 제어장치, 기록매체 및 광디스크 재생장치
WO2001065551A1 (fr) * 2000-03-03 2001-09-07 Sony Computer Entertainment Inc. Dispositif de commande de focalisation, support d'enregistrement et disque optique reproduisant le dispositif
US6744709B2 (en) 2000-03-03 2004-06-01 Sony Computer Entertainment Inc. Focusing control apparatus, recording medium, and optical disk playback apparatus
US7075878B2 (en) 2000-09-06 2006-07-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk device and information recording/reproducing method
US6954417B2 (en) 2000-09-06 2005-10-11 Matsushita Electric Industrial, Co., Ltd. Optical disk device and information recording/reproducing method
US7027378B2 (en) 2000-09-06 2006-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk device and information recording/reproducing method
KR100432832B1 (ko) * 2000-09-06 2004-05-22 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 광 디스크 장치 및 정보의 기록 재생 방법
US7283450B2 (en) 2000-09-06 2007-10-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk device and information recording/reproducing method
US7333405B2 (en) 2000-09-06 2008-02-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk device and information recording/reproducing method
US7738343B2 (en) 2000-09-06 2010-06-15 Panasonic Corporation Optical disk device and information recording/reproducing method
KR100425318B1 (ko) * 2001-12-28 2004-03-31 삼성전자주식회사 광 매체의 레이어 절환 제어 방법 및 장치
US7586816B2 (en) 2005-03-02 2009-09-08 Sony Corporation Playback apparatus and layer jump method
KR100723523B1 (ko) * 2006-01-20 2007-05-30 삼성전자주식회사 포커스 레이어 점프 제어회로 및 상기 회로에서 사용하는포커스 레이어 점프 제어방법
US8194521B2 (en) 2008-09-01 2012-06-05 Panasonic Corporation Optical disc device, video reproducing apparatus, server, car navigation system using the optical disc device, integrated circuit and recording/reproducing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3758347B2 (ja) 2006-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3546549B2 (ja) 光学式ディスク駆動装置および方法
JP4317896B2 (ja) 光ディスク装置
US6246646B1 (en) Focus control apparatus for multilayer optical recording medium
JP4329539B2 (ja) 光ディスク記録再生装置とそのフォーカス処理方法および光ディスク記録媒体
US20080037390A1 (en) Read/write position controller for optical pickup
JPWO2002067250A1 (ja) 光ディスク装置
WO1997036291A1 (fr) Appareil optique d'enregistrement et de reproduction
JP3758347B2 (ja) 光ディスク装置におけるフォーカシング装置
JP3552143B2 (ja) 多層ディスク用キャリッジ制御装置
JP4527657B2 (ja) 情報再生装置
JPH1139664A (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
EP1248255A2 (en) Focusing controller for jump control between recording layers
US7440362B2 (en) Optical disc drive which uses a train of pulses to shift the focus of a focusing section
JP4092774B2 (ja) 光ディスク装置におけるフォーカシング装置
JP3611426B2 (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
JP2880374B2 (ja) 光ディスク装置のフォーカス制御装置
JPH09115146A (ja) 光ディスク装置におけるフォーカシング装置
JP3818198B2 (ja) 光ディスク装置
JP3268627B2 (ja) 光ディスク装置
JP4202972B2 (ja) 光ディスク装置
JPH11339276A (ja) 光ディスク装置
JPH0254429A (ja) 光学式記録再生装置
JPH05159321A (ja) 光ディスク装置のトラックアクセス制御装置
US20050013220A1 (en) Method of driving step motor of compact disc drive
US8125861B2 (en) Optical disk device

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Effective date: 20040826

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20051213

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051226

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees