JP2005129089A - フォーカス制御装置、記録媒体および光ディスク再生装置 - Google Patents

フォーカス制御装置、記録媒体および光ディスク再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ディスクまたは再生装置ごとのエラーレベルのばらつき、温度等の周辺環境による再生装置の特性の変化に対応した安定性の高いレイヤジャンプ技術を提供する。
【解決手段】 光ディスク11の再生に先立ち、フォーカスエラー信号のピークを検出し、この値を基にフォーカスエラー信号の基準値を設定する。レイヤジャンプ実行時に、対物レンズ13aに対するキック信号は、フォーカスエラー信号が基準値を超えると出力を停止する。反対側の極性でフォーカスエラー信号が基準値を超えるとブレーキ信号を出力する。ブレーキ信号を出力する時間は、キック信号を出力した時間に基づいて設定される。ブレーキ信号出力停止後、フォーカスエラー信号のピークを待って、フォーカスサーボ21をオンにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多層記録光ディスクの再生装置に係り、特に任意の記録層にフォーカスサーボを施すために、対物レンズをフォーカス方向に移動させるレイヤジャンプ制御技術に関するものである。
近年、大容量記録媒体として、DVDと称される光ディスクが実用化されてきている。DVDの記録層は、片面あたり最大2層で、両面に記録することができる。このような多層記録光ディスクの再生装置には、再生中の記録層(レイヤ)に対してフォーカスサーボが施されている状態で、他のレイヤの再生が要求された場合に、その目的とするレイヤに対してフォーカスサーボが施されるように、対物レンズの光ディスクに対するフォーカス方向の距離を制御する機能(レイヤジャンプ機能)を備えることが要求される。従来の多層記録光ディスク再生装置は、以下に示すような処理を行い、上記機能を実現している。
図12は、下層(対物レンズに近いレイヤ、「レイヤ0」と称する)、上層(「レイヤ1」と称する)の2記録層からなる光ディスクの下層を再生中に、上層の再生が要求された場合のレイヤジャンプ処理フロー図である。図13は、このときのフォーカスエラー信号および制御信号等の関係を示すタイミング図である。図13において、FcHコンパレータスライスレベルと、FcLコンパレータスライスレベルは、フォーカスエラー信号と比較されるための基準電圧で、出荷時には、あらかじめ値が設定されている。FcHは、フォーカスエラー信号電圧が、FcHコンパレータスライスレベルを超えている(Hi向き)期間は、Hi出力となり、その他の期間は、Lo出力となる。一方、FcLは、フォーカスエラー信号電圧が、FcLコンパレータスライスレベルを超えている(Lo向き)期間、Hi出力となり、その他の期間は、Lo出力となる。
レーザ光を光ディスクの記録層に集光する対物レンズの周囲には、コイル部分が設けられており、これらがバネにより上下自在に支持されている。コイルにキック電圧を印加すると、対物レンズが光ディスクに近づく方向への力が加えられ、ブレーキ電圧を印加すると、光ディスクから遠ざかる方向への力が加えられることとなっている。
レイヤ0を再生中、すなわちレイヤ0にフォーカスサーボが施されている状態で、レイヤ1の再生が要求されると、再生装置は、フォーカスサーボをオフにして(S401)から、対物レンズ上方向(光ディスクに近づく方向)へのキック電圧を印加する(S402、図13 時刻a)。その後、FcLが、立ち上がって(図13 時刻b)から立ち下がる(図13 時刻c)までを監視する(S403)。FcLの立下りを検出すると、キック電圧の印加を終了する(S404)。その後、FcHの立ち上がり(図13 時刻d)の監視を開始する(S405)。FcHの立ち上がりを検出すると(図13 時刻d)、対物レンズ下方向のブレーキ電圧を印加する(S406)。その後、FcHの立ち下がりの監視を開始する(S407)。FcHの立下りを検出すると(図13 時刻e)、ブレーキ電圧の印加を停止する(S408)。そして、フォーカスサーボをオンにして(S409)、レイヤ1の再生を開始する。なお、ここでは、トラッキング方向の制御処理については省略している。
しかし、上記の処理において、FcHコンパレータスライスレベルと、FcLコンパレータスライスレベルはあらかじめ設定された一律の値であり、ディスクまたは再生装置ごとのエラーレベルのばらつき、あるいは、温度等の周辺環境による再生装置の特性の変化に対応することができない。また、コンパレータスライスレベルは、どのような再生状態においても確実にフォーカスエラー信号のピークレベル内に収める必要があるので、あまり大きな値とすることができない。このため、本来のピーク以外の小さなピークが基準レベル付近に生じてしまう迷光とよばれるフォーカスエラー特性が生じた場合、コンパレータスライスレベルの値によっては、ピークポイントを誤認し、レイヤジャンプに失敗するおそれがある。
本発明の目的は、ディスクまたは再生装置ごとのエラーレベルのばらつき、温度等の周辺環境による再生装置の特性の変化に対応した安定性の高いレイヤジャンプ技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるフォーカス制御装置は、複数の信号記録層から構成される光ディスクに対し、光を集光させる対物レンズと、この対物レンズを光ディスクの記録層に直交する方向に移動させるフォーカス駆動手段と、前記光ディスクからの反射光を検出する光検出手段と、この光検出手段の検出信号に基づいて、前記光ディスクの記録層に対する前記対物レンズの焦点ずれに対応したフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、フォーカスエラー信号のピークを検出するピーク検出手段と、このピーク検出手段の検出信号に応じて、フォーカスエラー信号の基準値を算出する基準値算出手段と、フォーカスエラー信号とフォーカスエラー信号の基準値とを比較して、その結果に基づく比較信号を生成する比較信号生成手段と、前記対物レンズの焦点位置を移動させる要求を受け付け、前記ピーク検出手段の検出信号と比較信号とに基づいて、前記フォーカス駆動手段を制御する信号を生成し、出力する制御手段とを備えることを特徴とする。
上述のように、本発明によれば、ディスクまたは再生装置ごとのエラーレベルのばらつき、温度等の周辺環境による再生装置の特性の変化に対応した安定性の高いレイヤジャンプが可能となる。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、多層記録光ディスク再生システムのフォーカス制御機構を示すブロック図である。この多層記録光ディスク再生システムは、例えば、DVDのような多層記録構造を有する光ディスク11をスピンドルモーター12で所定の速度で回転駆動させ、光学ピックアップ13からレーザ光を出射し、対物レンズ13aで、光ディスク11の記録層に集光する。そして、この反射光を再び光学ピックアップ13で読み取る。読み取られた光学信号の一部は、電気信号に変換された後、フォーカスエラー生成回路14に入力される。フォーカスエラー生成回路14は、変換された電気信号から、フォーカスエラー信号を生成する。ここで、フォーカスエラー信号は、例えば、光学ピックアップ13の受光部に4分割光検出素子を設け、非点収差法により、上下左右の光検出素子出力の差分を増幅すること等により生成することができる。
また、光学ピックアップ13で読み取られた信号は、電気信号(RF信号)に変換された後、再生回路50に入力される。再生回路50は、光ディスクの記録層に記録されたディジタル信号に基づいて、音声データ、映像データ等の再生を行う。なお、再生回路50は、単層構造の光ディスクも再生可能であることはいうまでもない。
フォーカスエラー生成回路14で生成されたフォーカスエラー信号は、ピーク検出回路15と、FcHコンパレータ17と、FcLコンパレータ18と、スイッチ20とに入力される。
FcHコンパレータ17は、フォーカスエラー信号が、FcHコンパレータスライスレベルを超えた場合に、FcH信号を出力する。FcLコンパレータ18は、フォーカスエラー信号が、FcLコンパレータスライスレベルを超えた場合に、FcL信号を出力する。FcHコンパレータスライスレベルとFcLコンパレータスライスレベルは、ディスクの再生に先立ち、コンパレータスライスレベル設定回路16が設定する基準電圧で、設定方法については後述する。コンパレータ17、18が出力するFcH信号と、FcL信号は、レイヤジャンプ制御回路19に入力される。
ピーク検出回路15は、光ディスク再生に先立ち行われるピークレベル検出処理時においては、フォーカスエラー信号のピークポイントの検出およびピーク電圧の測定を行ない、コンパレータスライスレベル設定回路16に出力する。光ディスク再生時においては、フォーカスエラー信号のピークポイントの検出を行ない、レイヤジャンプ制御回路19に出力する。
コンパレータスライスレベル設定回路16は、光ディスク再生時毎のコンパレータスライスレベル電圧を設定する。コンパレータスライスレベル電圧は、ピークレベル検出処理時における、フォーカスエラー信号のピーク電圧に応じて、Hi側Lo側の2通り設定され、光ディスク再生時にコンパレータ17、18において、フォーカスエラー信号と比較される。
レイヤジャンプ制御回路19は、光ディスク11の再生中に、ある記録層にフォーカスサーボが施されている状態で、他の記録層の再生が要求された場合のレイヤジャンプ処理の制御を行う。すなわち、他の記録層の再生が要求されると、スイッチ20を操作し、フォーカスサーボを切った後、コンパレータ17、18の信号と、ピーク検出回路15の信号を監視しながら、対物レンズ13aを駆動するための信号を加算回路22に出力する。そして、レイヤジャンプが完了すると、スイッチ20を操作し、フォーカスサーボをオンにする。また、本回路は信号を出力する時間を計測する機能と、信号を出力する時間を制御する機能も有している。
フォーカスサーボ制御回路21は、バイアス調整回路、ゲイン調整回路、位相補償回路、増幅回路等から構成され、入力されたフォーカスエラー信号が、基準レベルとなるようにフォーカス駆動コイルに与える制御信号を生成する、フォーカスサーボ処理を行う。すなわち、フォーカスサーボ制御回路21は、いわゆる光ディスク11の回転時の面振れ等に対応し、信号記録面に対して、常にレーザ光の焦点位置を追従させる処理を行なう。フォーカスサーボ制御回路21は、スイッチ20を切り替えることによりフォーカスエラー信号入力のオンオフが制御される。
加算回路22は、フォーカスサーボ制御回路21と、レイヤジャンプ制御回路19とからの、対物レンズ13a駆動信号を加算して、フォーカス制御ドライブ回路23に出力する。
フォーカス制御ドライブ回路23は、入力された制御信号に対応した対物レンズ13aを駆動するための電圧を生成し、2軸アクチュエータ24に供給する。
なお、以上の各回路の処理は、ソフトウェアで実現させてもよい。
2軸アクチュエータ24は、光学ピックアップ13の対物レンズ13aを、フォーカス方向と、光ディスクの半径方向との2方向に駆動操作する。
本例において、多層記録光ディスクは、図2に示すように2つの記録層(レイヤ)を有する2層構造で、再生時に対物レンズ13aに近い層をレイヤ0と称し、対物レンズ13aに遠い層をレイヤ1と称するものとする。本図において、実線の記録層がレイヤ0で、破線で示す記録層がレイヤ1である。多層記録光ディスクの外形寸法は、例えば、CD−ROMと同じく直径120mm、厚さ1.2mmである。ただし、DVDは、厚さ0.6mmのディスクを2枚貼り合わせた構造となっている。記録は、片面あたり最大2層で、両面に記録することができる。記憶容量は片面1層記録で4.7Gバイト、片面2層記録で8.5Gバイト、両面1層記録で9.4Gバイト、両面2層記録で17Gバイトである。トラック・ピッチは0.74μm、データ読取レーザの波長は650nmである。なお、本発明によるレイヤジャンプ制御は、2層構造の光ディスクのみならず、3層以上の層構造の光ディスクに適用できることはいうまでもない。
光ディスク11からのデータ読取は、光学ピックアップ13によって行われる。光学ピックアップは、例えば、図3に示すように、対物レンズ13aと、コリメートレンズ13bと、偏光プリズム13cと、半導体レーザ発信器13dと、シリンドリカルレンズ13eと、光検出素子13fとから構成される。半導体レーザ発信器13dから出射されたレーザ光は、偏光プリズム13cを直進し、コリメートレンズ13bを通過した後、対物レンズ13aにより、光ディスク11のいずれかの記録層に集光されることになる。光ディスク11からの反射光は、対物レンズ13aを逆行し、コリメートレンズ13bを通過した後、偏光プリズム13cで直角に折曲された後、シリンドリカルレンズ13eを介して、光検出素子13fに入光する。
図4は、対物レンズ13aが、2軸アクチュエータ24により、フォーカス方向に駆動する機構図である。対物レンズ13aは、対物レンズ固定具13gを介して、対物レンズ支持バネ24cにより、上下左右移動可能に支持されている。対物レンズ13aの周囲には、フォーカス用コイル24aが設けられており、さらに、外側には磁石24bが設けられている。フォーカス用コイル24aに制御信号が供給されると、対物レンズ13aは、矢印に示すようにフォーカス方向の駆動力を与えられることになる。
図5は、対物レンズ13aが、2層記録光ディスク11に対して、遠い位置から、光ディスク11に近づく位置にまで移動したときの、フォーカスエラー信号の波形図である。本図において、矢印で示すレイヤ0合焦点は、下層レイヤ(レイヤ0)の合焦点位置、レイヤ1合焦点は、上層レイヤ(レイヤ1)の合焦点位置である。ここで、レイヤ0合焦点と、レイヤ1合焦点のフォーカスエラーレベルは、光学特性によって変化し、必ずしも一致するものではない。フォーカスエラー信号電圧0を基準に、上方向をHi方向、下方向をLo方向とする。
フォーカスエラー信号は、対物レンズ13aが、光ディスク11に対して遠い位置から移動を開始すると、一度Hi方向にピークを形成し、基準レベルに達した付近で、レイヤ0の合焦点となる。その後、Lo方向にピークを形成し、再び基準レベルを通過し、Hi方向にピークを形成する。そして、次に基準レベルに達した付近で、レイヤ1の合焦点となる。なおも光ディスクに近い位置に対物レンズ13aが移動すると、再びLo方向にピークを形成する。
上記のような構成における、フォーカス制御機構の処理動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、光ディスク11が装填される、もしくは、装填された状態で電源が投入された場合等に本処理が開始され(S101)、ピーク検出回路が、ピークレベル検出(S102)を行う。このように、光ディスク毎に本処理を行うことで、光ディスクの特性のばらつき、周辺環境の変化等に対応したレイヤジャンプ処理が可能となる。
ここで、ピークレベル検出処理(S102)について、再び図5の波形図、および、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、対物レンズ13aを光ディスク11から遠い位置に設定する(サーチダウンS201)。次にレーザ出射をオンにする(S202)。そして、対物レンズ13aを光ディスク11に近い位置に移動させていき(サーチアップS203)、フォーカスエラー信号の変化を監視する。このとき、フォーカスエラー信号は、先に示したように図5に示すような波形を描くが、検出目的となるピークポイントは、矢印で示すLoピークポイントと、Hiピークポイントの2点である。なぜならば、レイヤ0、レイヤ1のいずれかのレイヤにフォーカスサーボが施されている状態で、他のレイヤにフォーカスを移動させる場合に、対物レンズ13aが移動する範囲は、図5におけるレイヤ0合焦点と、レイヤ1合焦点の間に限られるからである。
したがって、ピークレベルの検出では、最初に検出されるHi側のピークは無視し、Lo側のピークとして最初に検出される(S204)Loピークポイントにおけるフォーカスエラー信号の基準レベルに対する電圧を、LoピークレベルScLとして設定する(S205)。そして、Hi側のピークとして2番目に検出される(S206)Hiピークポイントにおけるフォーカスエラー信号の基準レベルに対する電圧を、HiピークレベルScHとして設定する(S207)。その後、対物レンズ13aを元の位置に戻して(S208)、ピークレベル検出処理(S102)を終了する。
ピークレベル検出(S102)により、ScHとScLとを取得すると、コンパレータスライスレベル設定回路16は、その値を基にフォーカスエラーレベルの基準電圧であるFcHコンパレータスライスレベルと、FcLコンパレータスライスレベルを以下に示す方法で設定する(S103)。すなわち、FcHコンパレータスライスレベルは、ScHに所定の係数αを乗じた値に設定し、FcLコンパレータスライスレベルは、ScLに所定の係数βを乗じた値に設定する。ここで係数α、βの値は、例えば、0.2あるいは0.5といった、1未満の正の値であり、具体的な数値は、光ディスク再生装置の特性に応じて、あらかじめ特定の値が定められる。なお、係数α、βは、レイヤ0からレイヤ1に移動する場合と、レイヤ1からレイヤ0に移動する場合とで、値を変えて設定することも可能である。
このように、コンパレータスライスレベルは、ディスク挿入毎、電源入力毎、停止状態から再生毎に設定されるため、ディスクごとのエラーレベルのばらつきや周辺環境の変化に対応した値を得ることができる。特に、光学系の迷光成分により、基準レベル付近に小さなピークオフセットが生じたとしても、これをコンパレータスライスレベル内に収める係数α、β値を設定しておくことにより、影響を受けることがなく、レイヤジャンプの安定性が極めて良好なものとなる。
コンパレータスライスレベルが設定されると、操作者の再生命令を受け付け(S104)、再生処理を開始する(S105)。
次に、再生処理(S105)中の動作として、レイヤ0にフォーカスサーボが施されているときに、レイヤ1の再生が要求された場合を例にして、本発明によるレイヤジャンプ処理について、図面を参照しながら説明する。
図8は、このときの処理を説明するフローチャートである。また、図9と図10は、レイヤ0からレイヤ1にレイヤジャンプするときのタイミング図である。図9と図10において、最下段は時刻を表し、時刻aはキック電圧印加開始時、時刻bはキック電圧印加終了時、時刻dはブレーキ電圧印加開始時、時刻eはブレーキ電圧印加終了時、時刻pはHiピーク検出時である。図9は、ブレーキ電圧印加終了時eが、Hiピーク検出時pより遅い場合で、図10は、ブレーキ電圧印加終了時eが、Hiピーク検出時pより早い場合である。
レイヤ0再生中に、すなわちレイヤ0にフォーカスサーボが施されている状態で、レイヤ1の再生要求があると、レイヤジャンプ制御回路19は、スイッチ20を切り替えて、フォーカスサーボをオフにする(S301)。そして、対物レンズ13a上方向(光ディスク11に近づく方向)のキック電圧を生成させる信号を、フォーカスドライブ回路23に、加算回路22を介して送るとともに(S302、図9 時刻a、図10 時刻a)、キック時間の計測を開始する(S303)。その後、FcLの立ち上がりの監視を開始する(S304)。FcLの立ち上がりを検出すると(図9 時刻b、図10 時刻b)、キック電圧の印加を終了させるとともに(S305)、キック時間の計測を終了する(S306)。計測したキック時間は、ブレーキ時間の基準となるため、レイヤジャンプ制御回路19が保持する。
このように、本発明によれば、FcLが立ち上がりによりキック電圧の印加を終了させるため、キック電圧の印加時間を短くすることができる。これは、キック電圧印加終了時からブレーキ電圧印加開始時までの時間を長く取ることができることを意味する。このため、2軸アクチュエータ24が安定したところでブレーキを開始することが可能となり、2軸アクチュエータ24の収束性が向上する。
なお、キック電圧は、高いほうが望ましい。キック電圧が高ければ、印加時間が一層、短くなり、収束性がさらに高まるからである。収束性が高まれば、レイヤジャンプを高速化することができ、高倍速再生の実現が可能となる。
また、収束性が高まることにより、再生装置の横置き(ディスクの回転面が水平となる置き方)、縦置き(ディスクの回転面が垂直なる置き方)での、重力方向の変化による特性変化に対しての影響を軽減することができる。図11は、再生装置50を横置き(a)と縦置き(b)にしたときの重力の影響の有無を説明する図である。図11(a)に示すように、再生装置50を横置きに設置した場合は、対物レンズ13aに対し、フォーカス方向と平行な向きに重力がかかるため、重力の影響を受けるのに対し、同図(b)に示すように、再生装置を縦置きに設置した場合は、対物レンズ13aに対し、フォーカス方向と垂直な向きに重力がかかるため、重力の影響は受けないことになる。2軸アクチュエータの収束性を高めると、横置きの際の重力の影響を受ける時間を短くすることができるため、重力の影響による縦置き横置き間の特性の変化を軽減することが可能となる。
次に、レイヤジャンプ制御回路19は、FcHの立ち上がりの監視を開始する(S307)。FcHの立ち上がりを検出すると(図9 時刻d、図10 時刻d)、対物レンズ13a下方向(光ディスク11から遠ざかる方向)のブレーキ電圧を生成させる信号を、フォーカスドライブ回路23に、加算回路22を介して送るとともに(S308)、ブレーキ時間の計測を開始する(S309)。
このブレーキ信号は、ブレーキ時間が、先ほど計測したキック時間に係数γを乗じた値に等しくなるまで送り続ける(S311)。ここで、係数γは、キック時間に対するブレーキ時間の設定について、制御回路の時間遅れ分を調節するための係数で、例えば0.8あるいは0.9といった数値を設定する。なお、係数γは、レイヤ0からレイヤ1に移動する場合と、レイヤ1からレイヤ0に移動する場合とで、値を変えて設定することも可能である。
ブレーキ時間が、キック時間に係数γを乗じた値に等しくなると(図9 時刻e、図10 時刻e)、ブレーキ電圧の印加を終了させる(S312)。
なお、ブレーキ時間は、キック時間に係数γを乗じた値とする代わりに、制御回路の時間送れ分を、計測されたキック時間から差し引いた値としてもよい。
このように、キック時間に対応したブレーキ時間を設けるため、2軸アクチュエータ24の収束性を高めることが可能となる。
この間、ピーク検出回路15は、フォーカスエラー信号のHiピークを監視しており(S310)、ブレーキ電圧印加終了時(図9 時刻e、図10 時刻e)において、Hiピークポイント(図9 p、図10 p)を検出したか否かを判断する。そして、Hiピークポイントを検出していた場合は、フォーカスサーボをオンにして(S314)、レイヤ1の再生を開始する。一方、ブレーキ電圧印加終了時にHiピークポイントを検出していない場合には、Hiピークポイントの検出を待ち(S313)、Hiピークポイント(図9 p、図10 p)が検出された後にフォーカスサーボをオンにして(S314)、レイヤ1の再生を開始する。これは、Hiピークポイントを過ぎてから、フォーカスサーボをオンにすることにより、安定したフォーカスサーボが施されるためである。すなわち、ブレーキ電圧印加終了直後にフォーカスサーボをオンすると、Hiピークポイント前では、フォーカス引きこみ範囲外であるので、フォーカスを引きこめないおそれがあるのに対し、本処理によれば、必ずHiピークポイント後にフォーカスサーボをオンするため、確実にフォーカスを取り込むことが可能となる。
レイヤ1にフォーカスサーボが施されているときに、レイヤ0の再生が要求された場合は、キック電圧とブレーキ電圧の印加方向、および、フォーカスエラー信号の上下が反転するのみで、基本的な処理内容は、レイヤ0にフォーカスサーボが施されているときに、レイヤ1の再生が要求された場合と同様のアルゴリズムで実施可能である。
以上のような、レイヤジャンプ処理を繰り返した後、光ディスク11の再生を終了する(S106)。
多層記録光ディスク再生システムのフォーカス制御機構を示すブロック図。 多層記録光ディスクの構造を説明する断面図。 光学ピックアップの構造の一例を説明する概念図。 2軸アクチュエータのフォーカス方向の駆動機構を説明する概念図。 対物レンズが、2層記録光ディスクに対して、遠い位置から近づく位置にまで移動したときに測定される、フォーカスエラー信号の波形図。 フォーカス制御機構の処理を説明するフローチャート。 ピークレベル検出処理のフローチャート。 レイヤジャンプ処理を説明するフローチャート。 フォーカスエラー信号および制御信号等の関係を示すタイミング図。 フォーカスエラー信号および制御信号等の関係を示すタイミング図。 再生装置の横置き、縦置きでの重力の影響を説明する図。 従来方式のレイヤジャンプ処理のフローチャート。 従来方式のフォーカスエラー信号および制御信号等の関係を示すタイミング図。
符号の説明
11…多層記録光ディスク、12…スピンドルモータ、13…光学ピックアップ、14…フォーカスエラー生成回路、15…ピーク検出回路、16…コンパレータスライスレベル設定回路、17…FcHコンパレータ、18…FcLコンパレータ、19…レイヤジャンプ制御回路、20…スイッチ、21…フォーカスサーボ制御装置、22…加算回路、23…フォーカス制御ドライブ回路、24…2軸アクチュエータ

Claims (9)

  1. 信号記録層を複数層有する光ディスクに対し、光を集光させる対物レンズと、
    この対物レンズを光ディスクの記録層に直交する方向に移動させるフォーカス駆動手段と、
    前記光ディスクからの反射光を検出する光検出手段と、
    この光検出手段の検出信号に基づいて、前記光ディスクの記録層に対する前記対物レンズの焦点ずれに対応したフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、
    フォーカスエラー信号のピークを検出するピーク検出手段と、
    このピーク検出手段の検出信号に応じて、フォーカスエラー信号の基準値を算出する基準値算出手段と、
    フォーカスエラー信号とフォーカスエラー信号の基準値とを比較して、その結果に基づく比較信号を生成する比較信号生成手段と、
    前記対物レンズの焦点位置を移動させる要求を受け付け、前記ピーク検出手段の検出信号と比較信号とに基づいて、前記フォーカス駆動手段を制御する信号を生成し、出力する制御手段と
    を備えることを特徴とするフォーカス制御装置。
  2. 前記フォーカス駆動手段を制御する信号は、前記対物レンズを移動させる信号と、前記対物レンズを制動させる信号であること
    を特徴とする請求項1記載のフォーカス制御装置。
  3. 前記対物レンズの焦点を移動させる要求を受け付けると、前記対物レンズを移動させる信号を出力し、
    前記比較信号により、フォーカスエラー信号が前記フォーカスエラー信号の基準値を超えたことを検知すると、この対物レンズを移動させる信号の出力を終了させること
    を特徴とする請求項2記載のフォーカス制御装置。
  4. 対物レンズを移動させる信号を出力する時間を計測する手段と、
    この時間に基づいて対物レンズを制動させる信号を出力する時間を算出する手段と
    を備える請求項3記載のフォーカス制御装置であって、
    前記対物レンズを移動させる信号の出力を終了させた後、前記比較信号により、フォーカスエラー信号が前記フォーカスエラー信号の基準値を超えたことを検知すると、前記対物レンズを制動させる信号を出力し、
    前記対物レンズを制動させる信号を出力する時間経過後に、前記対物レンズを制動させる信号の出力を終了させること
    を特徴とするフォーカス制御装置。
  5. フォーカスエラー信号に基づいて、前記フォーカス駆動手段を制御して、前記対物レンズをその焦点位置が前記光ディスクの記録層に合うように調整するフォーカスサーボ手段を備える請求項4記載のフォーカス制御装置であって、
    前記対物レンズの焦点を移動させる要求を受け付けると、このフォーカスサーボ手段を切り離し、
    前記前記対物レンズを制動させる信号の出力を終了させた時点において、前記ピーク検出手段がフォーカスエラー信号のピークを検出している場合には、フォーカスサーボ手段を接続し、
    前記ピーク検出手段がフォーカスエラー信号のピークを検出していない場合には、前記ピーク検出手段がフォーカスエラー信号のピークを検出した後にフォーカスサーボ手段を接続すること
    を特徴とするフォーカス制御装置。
  6. 前記フォーカスエラー信号の基準値を算出する基準値算出手段は、
    光ディスク再生前に基準値の算出を行うものであって、
    前記フォーカスエラー信号の基準値は、前記対物レンズの焦点が光ディスクの最下記録層に合っている状態から最上記録層に合っている状態までにおける、フォーカスエラー信号の、両極毎に最も高いエラー値を基に算出されること
    を特徴とする請求項1〜5記載のフォーカス制御装置。
  7. 複数の信号記録層から構成される光ディスクに対し、光を集光させる対物レンズと、
    この対物レンズを光ディスクの記録層に直交する方向に移動させるフォーカス駆動手段と、
    前記光ディスクからの反射光を検出する光検出手段と、
    この光検出手段の検出信号に基づいて、前記光ディスクの記録層に対する前記対物レンズの焦点ずれに対応したフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、
    を備えるエンタテインメント装置で実行可能なプログラムであって、
    フォーカスエラー信号のピークを検出するピーク検出処理と、
    このピーク検出処理の検出信号に応じて、フォーカスエラー信号の基準値を算出する基準値算出処理と、
    フォーカスエラー信号とフォーカスエラー信号の基準値とを比較して、その結果に基づく比較信号を生成する比較信号生成処理と、
    前記対物レンズの焦点位置を移動させる要求を受け付け、前記ピーク検出手段の検出信号と比較信号とに基づいて、前記フォーカス駆動手段を制御する信号を生成し、出力する処理と
    を前記エンタテインメント装置に実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したエンタテインメント装置読取可能な記録媒体。
  9. 請求項1〜6記載のフォーカス制御装置を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
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