JP3268627B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3268627B2
JP3268627B2 JP20122296A JP20122296A JP3268627B2 JP 3268627 B2 JP3268627 B2 JP 3268627B2 JP 20122296 A JP20122296 A JP 20122296A JP 20122296 A JP20122296 A JP 20122296A JP 3268627 B2 JP3268627 B2 JP 3268627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置に関
し、特に反射膜が多層形成された光ディスクを再生また
は記録する光ディスク装置のフォーカスサーボ制御を改
善した光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置においては、装着
された光ディスクに対してピック・アップ・レンズを介
してレーザビームを集光させ、その反射光をフォトディ
テクタで検出する集束光学系と、レーザビームを光ディ
スクに集光させるためのアクチュエータを有するフォー
カス引き込み制御系とを備え、記録や再生を行なう。か
かる従来の光ディスク装置の構成ブロック図が図13に
示されている。
【0003】図13に示す装置は、合計4つの単位素子
A,B,C,Dから成るフォト・ディテクタ31と、各
単位素子A、B、C、Dからの検出信号を各々増幅する
アンプ32、33、34、35と、増幅後の出力を全て
加え合わせるように増幅するRFアンプ36と、アンプ
33と35の出力を加え合わせると共に、アンプ32と
34の出力と差し引くように増幅するフォーカスエラー
(以後FEと略記する)アンプ37とを備える。
【0004】また、本光ディスク装置は、4分割フォト
ディテクタの総和信号(A+B+C+D)、又はこの総
和信号をある程度帯域制限したRF信号38を正相入力
(+)とし、且つ可変抵抗器42の分割電圧を逆相入力
(−)として、フォーカス・オー・ケー(FOK)信号
55を出力するRFコンパレータ40と、FEアンプ3
7のFE信号39を正相入力(+)とし、且つ抵抗器4
3と44との分割電圧を逆相入力(−)として、フオー
カス・ゼロ・クロス(FZC)信号56を出力するFZ
Cコンパレータ41と、サーボ系のON/OFFスイッ
チ46と、スイッチ46とFEアンプ37の出力との間
に接続された抵抗器45と、スイッチ46の一端とコン
トローラ54からの制御信号とが入力されるサーボ回路
47と、サーボ回路47からの信号を電力増幅するドラ
イバ48と、ドライバ48の出力に接続されたフオ一カ
ス・コイルから成るアクチュエータ49と、FOK信号
55及びFZC信号56を入力として、スイッチ46や
サーボ回路47等のサーボ系を制御するマイクロ・コン
ピュータから成るコントローラ54とを備える。ここで
FOK信号55とFZC信号56とをフォーカス誤差信
号と定義する。
【0005】上述した可変抵抗器42は、電源電圧+V
と定電圧VCとの間に接続され、後述するFOKレベル
を適宜調整して、光ディスクの表面を検出せず、光ディ
スクの反射膜の合焦点を検出するために設けられてい
る。定電圧VCの端子53は、分割抵抗51と52の接
続点を入力とするバッファ50の出力に接続されてい
る。抵抗器43と44は、電源電圧+Vと接地との間に
直列に接続され、FE信号39のゼロ・クロス点を正確
に検出するために、逆相入力(−)のバイアスを予め所
定電圧に設定しておくためのものである。以上説明した
図13のブロック図は、主としてフォーカス引き込み制
御系関係のブロック図である。
【0006】図13の光ディスク装置の制御手順を示す
図14のフローチャート、更に各部の波形を示す図15
のタイムチャートを参照すると、先ずステップS31に
おいて、レーザ電源が投入されて、レーザビームが、装
着された光ディスクに当たる。次に、ステップS32に
おいて、フォーカス・サーボ系は、ピック・アップ・レ
ンズを下方から上方へ光ディスクに近づくように一定速
度で移動を開始する。これにより、合焦点位置は光ディ
スクの外方から内部へ次第に移動する。
【0007】その際、先ず光ディスクの表面に合焦点位
置が達する時点t1の位置P1において、RF信号38
に小さなピークの波形が現れ、この波形はRFコンパレ
ータ40に設定されたしきい値EのFOKレベル以下で
あるため、FOK信号55には変化は現れない。一方、
FE信号39にはS字カーブまたは逆S字カーブが現わ
れ、フォーカス・ゼロ・クロス時点を立ち下がりとする
負パルスがFZC信号56として出力される。この位置
P1は、光ディスク表面上の合焦点位置であり、この時
点でサーボ系を停止して焦点を固定しても何等意味がな
いため、スイッチ46はON状態、すなわちサーボ系は
依然不動作状態であり、ステップS35に移行せず、更
に移動が行われれる。
【0008】ステップS33でFOK信号55が検出さ
れる時点t2の位置P2は、光ディスクの内部にある反
射層上での合焦点位置であり、このときにはRF信号3
8はFOKレベルを越えるため、この越える期間をパル
ス幅とする正パルスFOK信号55が得られる。一方、
FE信号39は、大きなS字状のインパルスとなり、F
ZCコンパレータ41で整形されて、ゼロ・クロス時点
を立ち下がりとするFZC信号56が得られる。
【0009】ここでは、ステップS34のFZC信号5
6がL(低)レベルであり、ステップS33におけるF
OK信号55がH(高)レベルであるから、ステップS
35に移行し、フォーカス・サーボループを閉じ、ピッ
ク・アップ・レンズの移動は停止され、位置P2はフォ
ーカス・オン・ポイントとして、反射層上での合焦点が
確立する。
【0010】レンズを一定速度で移動させて行くと、焦
点が一瞬合うポイントが発生する。この合焦点の検出
は、RF信号38がFOK信号レベルより大きく、且つ
FE信号の振幅がしきい値Eより小さい期間内のゼロ・
クロス・ポイントであり、この期間に相当する位置内に
対物レンズがあれば、常に安定したフォーカス引き込み
を行うことができることが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光デ
ィスク装置では、唯一つの反射層を有する光ディスクに
大してフォ一カスサーボをかける技術であり、多層膜を
有する光ディスクに対して任意の反射層を選択してフォ
ーカスサーボをかけることができず、また特定の反射層
にフォーカスジャンプをかけることもできなかった。
【0012】そこで、本発明の目的は、反射膜が多層の
光ディスクにおいても、目的とする反射層を選択してフ
ォーカスサーボをかけることのできる光ディスク装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による光ディスク装置は、反射膜が多層形成
された光ディスクを再生または記録する光ディスク装置
において、フォ一カス誤差信号検出のために光ピックア
の対物レンズを光軸に沿って一方向に移動させるフ
ォーカスコイルのドライブ制御手段と、前記光デイスク
の反射膜と対物レンズの焦点とが一致したことを検出す
る焦点検出手段と、この焦点検出手段からの検出信号を
順次カウントし、このカウント値に基づいて前記反射膜
の各層を判別する反射層判別手段と、前記再生または記
録する目的の反射層に対応したカウント値を予め設定す
るカウント設定手段と、前記反射層判別手段のカウント
値と前記カウント設定手段のカウント値とが一致したこ
とを検出する一致検出手段と、この一致検出手段からの
出力信号のタイミングでフォーカスサーボループを閉じ
る制御手段とを備え、前記光ピックアップの対物レンズ
を光軸に沿って往復移動させ、往移動により前記反射膜
の全層数を検出し、復移動により前記目的の反射層にフ
ォ一カスサ一ボをかけるように構成されている。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を示す図
1のブロック図を参照する。図1に示す光ディスク装置
は、マイクロコンピュータ6のブロックが従来と相違
し、これ以外のブロックは図13の従来の光ディスク装
置と共通する。共通した構成に付いては、共通の参照数
字を用いて図示するに留め、説明を省略する。
【0017】第1の実施形態の構成は、フォーカス誤差
信号検出のために、光ピックアップの対物レンズを光軸
に沿って一方向に移動させるフォーカスコイルのドライ
ブ制御手段5と、光ディスクの反射膜と対物レンズの焦
点とが一致したことを検出する焦点検出手段1と、焦点
検出手段1からの検出信号を順次カウントし、このカウ
ント回数から反射膜の各層を判別する反射層判別手段2
と、再生又は記録する目的の反射層に対応したカウント
回数を予め設定するカウント設定手段4と、前記反射層
判別手段2のカウントと前記カウント設定手段4のカウ
ントが一致したことを検出する一致検出手段3とを備
え、この一致検出手段3からの出力信号のタイミングで
フォーカスサ一ボループを閉じるようにしている。
【0018】かかる構成における動作を示す図2のタイ
ミングチヤートを参照する。図2は一例として反射膜が
3層構造の光ディスクを用いた場合に検出される各部の
信号波形を示している。先ずサーボループスイッチをオ
ン、反射層数検出のカウンタを初期化、日的とする反射
層に対応するカウント値を設定する。次に、レーザを発
光させ、ピックアップレンズを下から上に移動する。
【0019】図2に示すように光ディスクの表面上と反
射膜でRF信号38のDC電圧が上昇する。この時、R
F信号38がFOKレベルを越えるとFOK信号55が
Hとなる。そして、フォーカスエラー信号39がセンタ
電圧VCをクロスした時点をFZC信号56がLになる
ことで検出し、このFOK信号55がHであり且つFZ
C信号56がLになった瞬間、反射膜にフォ一カスが合
ったタイミングを検出できる。この検出信号を順次カウ
ントしていくことにより、光ディスクの表面からの反射
膜の層数が何番目かがわかる。
【0020】図2においては、FOKレベルがレベル1
とレベル2の2つがあるが、レベル1では反射層のみを
検出するレベルとした場合である。また、多層膜の光デ
ィスクではディスクの表面と反射膜の反射率があまり差
がない時があり、この時どちらも検出できるレベルとし
て、レベル2を設定し、光ディスク表面も含めてカウン
トし、後でカウント値を1つ少なく換算した方が誤動作
を防ぐことができる場合がある。
【0021】図2の例ではFOKレベル1の時にはカウ
ンタの初期値をカウンタ値1(0Oh)に設定し、FO
Kレベル2の時にはカウンタの初期値をカウンタ値2
(FFh)に設定する。いずれも反射膜の検出時には第
1層目には01h、第2層目には02h、第3層目には
03hとして検出できるようになっている。従って、目
的とする反射層を第2層目とすると、カウント値は02
hに設定し、反射層数検出のカウンタが02hになった
時、一致検出が成立し、フォーカスサーボを閉じるよう
になる。尚、レンズの移動が最終端に来た時には、ディ
スクなし状態またはエラーとして終了する。
【0022】次に、この実施形態の流れを、図3、図4
のフローチヤ一トに沿って説明する。ステップS1〜S
4は初期化ルーチンであり、ステップS5〜S13はフ
ォーカスルーチン1である。図3において、先ずステッ
プS1において、サーボループSWをONし、すなわ
ち、サーボ回路の入力をVCにして、フォーカスサーボ
の動作を止めるためのスイッチ操作を行う。次のステッ
プS2において、反射層判別手段のカウンタ初期化、す
なわち、反射層の検出回数をカウントするカウンタを初
期化、図2のカウンタ値1の例の場合は初期値は00
h、カウンタ値2の例の場合は初期値はFFhにする。
【0023】ステップS3においては、目的の反射層に
対応するカウンタを設定、つまり、図2の下段の00h
から03hの値を設定すれば、それに対応する反射層の
層数目を選択できることを意味している。ステップS4
では、ピックアップ内部のレーザーダイオードを点灯さ
せ、レーザを発光する。
【0024】続いて、ステップS5では、ピックアップ
レンズを下から上へ移動開始し、すなわち、反射層にフ
ォーカスを合わせるために、ピックアップレンズを下か
ら上へゆっくりと移動させながら、焦点が合う所をサー
チする。図4のステップS6では、FOK信号がLかそ
うでないかを判定し、FOK信号が連続してLであるこ
とを検出し、RF信号38が完全になくなったことを判
別する。これは、多層膜の各層の間を確実に検出するこ
とにより次の反射層の有無をノイズによる誤動作を防ぎ
ながら検出するものである。
【0025】ステップS7においては、レンズ移動終了
かレンズ移動中かを判定する。これは、ピックアップレ
ンズが十分に上まで上昇できる時間を予め設定してお
き、ピックアップレンズの上昇開始より一定時間を計測
して、その時間内にフォーカスがかかるか否かで判定す
る。かからない場合には、ディスクがないか、目的の反
射層を検出できなかったエラーとして、ステップS14
で確定する。続いて、ステップS8では、FOK信号が
Hかそうでないかを判定し、フォーカスが反射膜または
ディスクの表面に近づいたときにRF信号38が上昇し
たことを検出する。
【0026】ステップS9では、FZC信号がHかそう
でないかを判定する。すなわち、FOK信号がHになっ
ってから、更に焦点が一致するポイントに近づくとFE
信号39がS字状に変化する。この変化し始めた時点を
FZC信号56のHへの変化によって検出している。こ
の時のFZC信号56はチャタリングが発生するので、
連続したHによりHを検出する。
【0027】ステップS10においては、FZC信号が
Lかそうでないかを判定する。すなわち、フォーカスが
完全に一致したタイミングを検出している。ここで目的
の反射層になるまで反射層の数をカウントする。
【0028】ステップS11では、カウントを1つ加算
する。ステップS12のカウント値一致したか否かの処
理では、目的の反射層の数とカウントした反射層の数が
一致したことを判別する。ステップS13の「サーボル
ープSWをOFF」という動作で、サーボループが閉じ
られる。このようにして、目的の反射層にサーボをかけ
る。
【0029】次に、本発明の第2の実施形態を図1のブ
ロック図、図5のタイムチャート図6、図7のフローチ
ャートを用いて説明する。この第2の実施形態のブロッ
ク図は、図1と共通するため、詳述しない。この第2の
実施形態は、光ピックアップの対物レンズを光軸に沿っ
て往復動作させ、行きの動作で反射膜の全層数を検出
し、次の戻りの動作で目的の反射層にフォーカスサ一ボ
をかけるようにした光ディスク装置である。
【0030】図6の反射膜の全層数の検出の動作は、図
3と図4に示したフローチヤートと略同様であるが、対
物レンズが移動できる最終端まで行った時、この時まで
のカウント値を光ディスクの反射膜の全層数として検出
している。この動作は、図2におけるFOKレベルをレ
ベル2、カウンタの初期値をFFhとした場合と同じで
ある。そして、次に対物レンズの移動最終端である上か
ら下へ向かって光ピツクアツプの対物レンズを移動させ
る。この時の各部の信号のタイムチヤートを図5に示
す。
【0031】図5が、図2と異なる点は、ピックアップ
レンズの移動方両が逆になるため、FE信号39の極性
が反転したような形で出カされる。従って、FZC信号
56の零クロスの検出はHになるタイミングを検出する
ことによって行う。合焦点の検出はFOK信号55がH
で、且つFZC信号56がHになることで検出する。こ
の検出信号をカウントした値と、日的とする反射層に対
応するカウント値が一致した時サーボループを閉じる。
こうして、ピックアツブレンズの往復動作で、反射膜の
全層数検出と目的の反射層へのフォーカス制御とがすべ
て完結する。
【0032】この第2の実施形態の動作フローは、図6
及び図7に示す通り、初期化ルーチン、全層数の検出ル
ーチン・フォーカスルーチン2を有する。初期化ルーチ
ンでは、FOKレベルをレベル2に選んで、光ディスク
の表面は検出しない。
【0033】全層数の検出ルーチンは、図4のステップ
S12、S13、S14がなく、ステップS7におい
て、レンズ移動終了した場合には、ステップS15にお
いて、そのカウント値が01hと等しいか又は多いとき
図7に移行し、ディスクなしと判定する。その他のステ
ップは、図4に共通するため、図6に図示するに留め、
詳述しない。
【0034】図7のフォーカスルーチン2において、ス
テップS18でピックアップレンズを上から下へ移動開
始する。FZC信号56が連続してLとなるか調べるた
め、ステップS19、S20を用いる。この点が図4の
ステップS9、S10と異なるが、この他は図4と共通
するため、図示するに留める。
【0035】次に、本発明の第3の実施形態を、図8、
図9、図10のタイムチヤ一ト、図11、図12のフロ
ーチャートを用いて説明する。第3の実施形態のブロッ
ク図は、図1と共通するため、説明を省く、この実施形
態は、再生中の光ディスクの反射層からフォ一カスジヤ
ンプして他の反射層へ移動させ、次の反射膜にフォ一カ
スを合わせることができる光ディスク装置である。フォ
ーカスジヤンブする場合、現在再生中の反射膜から目的
の反射膜までジヤンプする層数を計算し、カウント設定
手段4にセツトする。そしてサーボ回路からフォーカス
のジヤンプパルスを出力する。ジヤンプパルスは対物レ
ンズを加速するキックパルスと減速させるブレーキパル
スとの組み合わせである。この時の波形が図8、図9、
図10に示されている。
【0036】キックパルスは、図8の1層ジヤンプの時
にはタイマ1によって設定した時間だけ出力し、その後
ブレーキパルスに切換える。図9の2層ジヤンプの時に
はジヤンプする層数が2であるので、その半分の1をカ
ウントした所でブレーキパルスに切換える。この時タイ
マ2は動作させなくてもよい。図10の3層ジヤンプの
場合にはジヤンプする層数が3であるが、その略半分の
カウントを1としてカウントさせ、次に、タイマ2を働
かせ、図のような位置でブレーキパルスに切換える。こ
うすることにより、加速のパルスと減速のパルスの時間
が略等しくなり目的の反射層の付近で位置決めできる。
そして、目的の反射層を一致検出手段3で検出した時、
ブレーキパルスをオフするようにして、目的の反射層に
フォーカスサーボをかける。尚、フォーカスサーボはこ
の動作中すべてオンの状態で行なうようにする。
【0037】図11において、先ずステップS21でジ
ャンプする層数を設定手段4のカウンタにセットする。
次に、キックパルスを出力する(ステップS22)。ス
テップS23にて、タイマ1により一定時間経過した場
合ステップS27へ、経過しない場合はステップS24
で反射層を検出したか判断し、検出した場合はステップ
S25へ、検出しない場合はステップS23へ戻る。ス
テップS25では、カウンタ値の略半分になった場合に
ステップS26で一定時間経過しているか否か判断し、
経過している場合はステップS27へ移行し、ブレーキ
パルスを出力する。
【0038】次に、図12において、ステップS28で
目的とする反射層を検出したか否か判断し、反射層を検
出した場合は、ステップ29で目的のカンイタ値か否か
を判定し、目的カウンタ値でなければS28に戻り、そ
うであれば、カウンタブレーキパルスをオフする。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク装置にすれば、多層の光デイスク内の任意の反射層を
選択してフォーカスサーボをかけることができ、また、
再生中または記録中の反射層からも任意の反射層にフォ
ーカスジヤンプすることもでき、あるいは光ピックアッ
プの対物レンズを光軸に沿って往復動作させ、行きの動
作で反射膜の全層数を検出し、次の戻りの動作で目的の
反射層にフォーカスサーボをかけるようにできるので、
短時間でデータの読み出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の第1の実施形態
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態を示すタイムチャートである。
【図3】第1の実施形態の一部を示すフローチャートで
ある。
【図4】第1の実施形態の他部を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明による光ディスク装置の第2の実施形態
を示すタイムチヤートである。
【図6】第2の実施形態の一部を示すフローチャートで
ある。
【図7】第2の実施形態の他部を示すフローチャートで
ある。
【図8】本発明による光ディスク装置の第3の実施形態
において、第1層目の検出を示すタイムチヤートであ
る。
【図9】第3の実施形態において、第2層目の検出を示
すタイムチャートである。
【図10】第3の実施形態において、第3層目の検出を
示すタイムチャートである。
【図11】第3の実施形態において一部の流れを示すフ
ローチャートである。
【図12】第3の実施形態において他部の流れを示すフ
ローチャートである。
【図13】従来の光ディスク装置を示すブロック図であ
る。
【図14】従来の光ディスク装置の動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図15】従来の光ディスク装置の動作を示すタイムチ
ヤートである。
【符号の説明】
1 焦点検出手段 2 反射層判別手段 3 一致検出手段 4 カウント設定手段 5 ドライブ制御手段 6 マイクロコンピュータ 31 フォト・ディテクタ 32〜35 アンプ 36 RFアンプ 37 FEアンプ 40 RFコンパレータ 41 FZCコンパレータ 46 サーボ系ON/OFFスイッチ 47 サーボ回路 48 ドライバ 49 アクチュエータ 50 バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−54396(JP,A) 特開 平4−301226(JP,A) 特開 平5−101398(JP,A) 特開 平5−151644(JP,A) 特開 平8−185633(JP,A) 特開 平8−171731(JP,A) 特開 平8−221766(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射膜が多層形成された光ディスクを再生
    または記録する光ディスク装置において、 フォ一カス誤差信号検出のために光ピックアッの対物
    レンズを光軸に沿って一方向に移動させるフォーカスコ
    イルのドライブ制御手段と、 前記光デイスクの反射膜と対物レンズの焦点とが一致し
    たことを検出する焦点検出手段と、 この焦点検出手段からの検出信号を順次カウントし、こ
    のカウント値に基づいて前記反射膜の各層を判別する反
    射層判別手段と、 前記再生または記録する目的の反射層に対応したカウン
    ト値を予め設定するカウント設定手段と、 前記反射層判別手段のカウント値と前記カウント設定手
    段のカウント値とが一致したことを検出する一致検出手
    段と、 この一致検出手段からの出力信号のタイミングでフォー
    カスサーボループを閉じる制御手段と、 を備え、前記光ピックアップの対物レンズを光軸に沿っ
    て往復移動させ、往移動により前記反射膜の全層数を検
    出し、復移動により前記目的の反射層にフォ一カスサ一
    ボをかけることを特徴とする光ディスク装置。
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