JPH11190874A - フィルム一体型カメラ - Google Patents

フィルム一体型カメラ

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Publication number
JPH11190874A
JPH11190874A JP35889897A JP35889897A JPH11190874A JP H11190874 A JPH11190874 A JP H11190874A JP 35889897 A JP35889897 A JP 35889897A JP 35889897 A JP35889897 A JP 35889897A JP H11190874 A JPH11190874 A JP H11190874A
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JP
Japan
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strobe
circuit
switch
resistor
stroboscopic
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Application number
JP35889897A
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English (en)
Inventor
Takao Hosaka
隆男 保坂
Hiromi Nakanishi
博美 中西
Yoshijiro Suzuki
喜治郎 鈴木
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム一体型メラのストロボスイッチ作動
子を切り忘れることがあっても、ストロボ回路の消費電
流を極力減少することによって電池寿命を延ばし、スト
ロボ撮影を長期間可能とする。 【解決手段】 ストロボ回路のメインスイッチMSWを
作動するストロボスイッチ作動子に、状態維持型のもの
を用いる。ストロボ回路の昇圧回路に、1〜3次巻線を
有する発振トランスTR1を用いる。昇圧回路の抵抗R
1を1KΩ〜200KΩの値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ本体にスト
ロボを一体に備えたストロボ付きのフィルム一体型カメ
ラ(レンズ付きフィルムユニット)にあって、ストロボ
スイッチ作動子の切り忘れによる電源の消費を極力抑え
るようにしたフィルム一体型カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ本体の製造時に予め未露光のロー
ルフィルムを組み込んで販売されるフィルム一体型カメ
ラでは、カメラ本体にストロボを一体に備えたストロボ
付きののものがある。このストロボ付きフィルム一体型
カメラは、カメラ本体の外面に設けたストロボスイッチ
作動子をONすることにより、ストロボ回路のメインス
イッチが閉じてメインコンデンサに充電されて行き、ス
トロボ充電の完了をインジケータランプの点滅で報知す
るようになっている。
【0003】上述のストロボスイッチ作動子には、撮影
者が操作した時のみONし、作動子から指を離した際に
はOFF状態に復帰して、ストロボ回路のメインスイッ
チも開く自動復帰型と、作動子から指を離してもON状
態をそのまま維持し、ストロボ回路のメインスイッチを
閉じ続けるスライド式やシーソ式,起立式等の状態維持
型とがあり、状態維持型のストロボスイッチ作動子で
は、ON状態の際にカメラ本体の側面に突出するなど、
態様を変化させることにより、ストロボが充電中である
ことを撮影者に喚起するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなストロボ付
きのフィルム一体型カメラにあっては、状態維持型のス
トロボスイッチ作動子を用いると、連続的なストロボ撮
影毎に充電操作を行なわなくて済むというメリットがあ
るが、撮影者がストロボスイッチ作動子を切り忘れてO
N状態が続くと、ストロボ充電動作が継続して電池を無
駄に消耗してしまうこととなり、フィルムの全てのコマ
を撮り終えないうちに、ストロボ撮影が行なえなくなる
虞がある。
【0005】例えば、現在市販されいてるストロボ付き
のフィルム一体型カメラの一例として、電源が1.5V
のアルカリ乾電池1本で、ストロボ回路の昇圧回路の抵
抗が220Ωの場合に、ストロボ充電が可能な1V以上
の乾電池電圧は6時間程度である(図8参照)。従っ
て、使用者がストロボスイッチ作動子を切り忘れたまま
一晩を越すと、翌日には電池が消耗していてストロボ撮
影が行なえないことがあり得る。
【0006】そこで本発明は、使用者がストロボスイッ
チ作動子を切り忘れることがあっても、ストロボ回路の
消費電流を極力減少することによって電池寿命を延ば
し、ストロボ撮影を長期間可能としたストロボ付きのフ
ィルム一体型カメラを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明は上述の目的に従っ
て、予め未露光のロールフィルムを収納したカメラ本体
にストロボを一体に備え、ストロボ回路の昇圧回路に、
1次巻線,2次巻線及び3次巻線とを有する発振トラン
スと、昇圧回路中の電流を制御するための抵抗とを備え
ると共に、前記ストロボ回路のメインスイッチを作動す
るストロボスイッチ作動子に、状態維持型の作動子を用
いたフィルム一体型カメラにおいて、前記昇圧回路の抵
抗を、1KΩ〜200KΩの値に設定したことを特徴と
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態例を図面に基
づいて説明する。図中、図1〜図8は本発明の第1形態
例を示し、図1はフィルム一体型カメラに用いるストロ
ボ回路図、図2はフィルム一体型カメラを正面方向から
見た斜視図、図3は同じくフィルム一体型カメラを背面
方向から見た斜視図、図4は同じくフィルム一体型カメ
ラの一部切欠き正面図、図5は同じくフィルム一体型カ
メラの一部切欠き平面図、図6は図4のVI−VI断面図、
図7はストロボ発光部をカメラ本体内の収納した状態の
図6と同じ切断位置の断面図、図8は第1形態例に基づ
いて行なった試験結果を示すグラフ図である。
【0009】また、図9〜図12は本発明の第2形態例
を示し、図9はフィルム一体型カメラに用いるストロボ
回路図、図10は図9のストロボ回路図を用いたフィル
ム一体型カメラの正面図、図11,図12は、図9のス
トロボ回路のメインスイッチを作動する状態維持型のス
トロボスイッチ作動子が、それぞれOFF,ON位置の
場合の断面平面図である。尚、第2形態例において、第
1形態例と同一構成要素については同一符号を付して、
詳細な説明を省略する。
【0010】図1〜図8に示す第1形態例のフィルム一
体型カメラ1は、主要構成並びに主要部品を具備する本
体フレーム2と、該本体フレーム2の前後に前カバー3
と後カバー4とを嵌合してカメラ本体5を構成し、該カ
メラ本体5の上面右端に、跳ね上げ式のストロボ発光部
6を備えたストロボ付きで、カメラ本体5は、分解用の
工具を用いることなしには分解できない密閉型となって
いる。
【0011】カメラ本体5内のフィルム装填室7には、
カートリッジ室内のカートリッジ(いずれも図示せず)
より引き出された未露光のロールフィルムFが巻き上げ
られており、1コマづつ撮影をする毎に順次フィルムF
をカートリッジに巻き上げて行き、全ての撮影を終了し
た時点では、フィルムFの全てがカートリッジ内に収容
されるようになっている。
【0012】カメラ本体5には、前面に撮影レンズ8と
ファインダ窓9及びストロボスイッチ作動子10とが設
けられ、上面に上述のストロボ発光部6とシャッタレリ
ーズボタン11,フィルムカウンタ窓12と充電確認窓
13とが設けられている。充電確認窓13の内側には、
カメラ本体5内のストロボ基板14に取付けたインジケ
ータランプNeが配設されており、インジケータランプ
Neの点滅発光によってストロボ充電の完了を報知する
ようになっている。カメラ本体5の背面には、ダイヤル
式のフィルム巻き上げノブ15とファインダ接眼窓16
とが設けられており、フィルム装填室7とカートリッジ
室との間の底面側に画成された電池室に、ストロボの電
源として乾電池BTが収容されている。
【0013】ストロボ発光部6の下部となるカメラ本体
5の前面右端上部には、スリット状のガイド溝17が縦
方向に設けられ、該ガイド溝17に上述のストロボスイ
ッチ作動子10が配設される。ストロボスイッチ作動子
10は、ガイド溝17内を上下方向へスライドし、ガイ
ド溝17の上端ではON位置を、下端ではOFF位置を
そのまま維持するスライド式で且つ状態維持型の操作子
で、ガイド溝17内に配設される摘み片10aと、前記
ストロボ基板14に取付けたメインスイッチMSWを開
・閉するためのスイッチ作動片10bと、ストロボ発光
部6を出没するための連結片10cとを持っており、摘
み片10aがガイド溝17上端のON位置では、上部の
ストロボ発光部6が連動してカメラ本体5の上面から支
軸18を支点に跳ね上がり、カメラ本体5内のストロボ
回路が動作してストロボの充電が開始され、また摘み片
10aがガイド溝17下端のOFF位置では、ストロボ
発光部6が連動してカメラ本体5の上面へ面一に没し、
ストロボ回路が動作を停止してストロボ充電を停止す
る。
【0014】ストロボ発光部6にはストロボ発光管Xe
が内蔵されており、このストロボ発光管Xeの点灯と前
述のインジケータランプNeの点滅発光は、カメラ本体
5内に実装されたストロボ回路により行なわれる。図1
に示すストロボ回路において、乾電池BTはストロボス
イッチ作動子10に開閉される2極単投式の常開型メイ
ンスイッチMSWの一方のスイッチ接点SW1(電源ス
イッチ)を介して、昇圧回路VSに接続されている。
【0015】この昇圧回路VSは、発振トランジスタ
Q,1次巻線W1,2次巻線W2及び帰還巻線となる3
次巻線W3を有する発振トランスTR1と抵抗R1とに
より構成されており、電源BTから供給される直流電流
によって発振動作を行い、直流電流を高圧交流に変換す
る。昇圧回路VS中の抵抗R1は、昇圧回路VSを流れ
る電流を制御しており、発振トランスTR1が3次巻線
W3を備えた本形態例では、抵抗R1の値が1KΩ〜2
00KΩの範囲に設定されている。
【0016】昇圧回路VSは、ダイオードDを介してメ
インコンデンサ(電解コンデンサ)MCに接続されてお
り、昇圧回路VSから供給される交流電流はダイオード
Dで整流してメインコンデンサMCに充電される。メイ
ンコンデンサMCの陰極(−)及び陽極(+)は、スト
ロボ発光管(キセノン管)Xeの陰極K,陽極Aに接続
されていて、ストロボ発光管Xeに放電電流を供給する
ようになっている。
【0017】ストロボ発光管Xeの格子Gには、点灯回
路が接続されている。この点灯回路は、抵抗R2,トリ
ガコンデンサTC,トリガスイッチTSWと、1次巻線
W11及び2次巻線W12を有するトリガコイルTR2
により構成されており、ストロボ発光管Xeの格子Gと
メインコンデンサMCの陰極(−)及び陽極(+)と
が、抵抗R2とトリガスイッチTSW及びトリガコイル
TR2にて接続されている。
【0018】この点灯回路では、カメラ本体側のシャッ
タ動作に連動してトリガスイッチTSWが閉じると、ト
リガコンデンサTCに蓄積されている電荷がトリガコイ
ルTR2の1次巻線W11に瞬間電流として流れ、この
瞬間電流によって2次巻線W12に生じるパルス状電圧
がストロボ発光管Xeの格子Gに与えられ、ストロボ発
光管Xeが点灯する。
【0019】上述の点灯回路には警告回路ALが接続さ
れていて、メインコンデンサMCへの充電の完了表示と
ストロボスイッチ作動子10の切り忘れを警告するよう
になっている。この警告回路ALは、抵抗R2及びトリ
ガスイッチTSWの相互接続点と、メインスイッチMS
Wの他方のスイッチ接点SW2との間に配設されるもの
で、抵抗R3とインジケータランプNeの直列回路、及
びこの直列回路と並列に接続された点灯回路と兼用のト
リガコンデンサTCとを有しており、メインスイッチM
SWを閉じると、抵抗R2を介してメインコンデンサM
Cの両端間に接続され、インジケータランプNeが点滅
発光してストロボ充電の完了表示と警告とを行う。
【0020】次に、このように構成された本形態例のス
トロボ回路の作動を説明する。まず、ストロボスイッチ
作動子10を、ガイド溝17の上端であるON位置にス
ライドさせると、ストロボ発光部6がカメラ本体5の上
面から跳ね上がると同時にメインスイッチMSWが閉
じ、該メインスイッチMSWの一方のスイッチ接点SW
1を介して、電源BTに昇圧回路VSが接続される。こ
れにより、発振トランジスタQが動作して、発振トラン
スTR1の1次巻線W1に電流が流れ、更に2次巻線W
2に高圧電流が流れる。2次巻線W2の高圧交流はダイ
オードDで整流され、メインコンデンサMCに充電され
る。
【0021】また、警告回路ALは、メインスイッチM
SWの他方のスイッチ接点SW2を介してメインコンデ
ンサMCの陽極(+)に接続され、メインコンデンサM
Cの陰極(−)と陽極(+)の間と同じ電圧が抵抗R2
と警告回路ALの両端に印加されるので、警告回路AL
のトリガコンデンサTCにも充電が開始される。そし
て、トリガコンデンサTCの充電電圧が、抵抗R3とイ
ンジケータランプNeの直列回路に印加され、トリガコ
ンデンサTCの充電電圧が所定電圧に達すると、インジ
ケータランプNeの放電開始、即ちインジケータランプ
Neが点灯する。この時、メインコンデンサMCの充電
電圧は、ストロボ発光に必要な所定電圧に達している。
【0022】トリガコンデンサTCの充電電圧は、イン
ジケータランプNeの点灯により低下して行き、ある程
度低下するとインジケータランプNeは放電を停止して
消灯する。これにより、トリガコンデンサTCに再び充
電が行なわれ、充電電圧が高くなるとインジケータラン
プNeが再放電して点灯する。インジケータランプNe
は、このようにして点灯と消灯とを繰り返し、メインコ
ンデンサMCの充電完了を点滅発光で表示する。
【0023】そしてインジケータランプNeが点滅発光
したのち、シャッタレリーズボタン10を押してシャッ
タを作動すると、トリガスイッチTSWが閉じて、メイ
ンコンデンサMCの電荷がトリガコイルTR2の1次巻
線W11を通して放電され、該トリガコイルTR2の2
次巻線W12に高電圧が発生して、ストロボ発光管Xe
が点灯し、ストロボ撮影が行われる。またストロボ撮影
終了後は、ストロボスイッチ作動子10をOFF位置に
して、ストロボ発光部6をカメラ本体5の上面へ面一に
没すると同時に、メインスイッチMSWを開することに
より、警告回路ALを含めたストロボ回路の全体が動作
停止し、インジケータランプの点滅も停止する。
【0024】次に、本形態例のフィルム一体型カメラ1
に基づいて行なった電池寿命試験を説明する。ストロボ
回路の昇圧回路VSでは、前述の如く抵抗R1を1KΩ
〜200KΩの値に設定しており、この抵抗R1にスト
ロボ用電源BTとして1.5Vのアルカリ単3乾電池1
本を組合わせし、ストロボスイッチ作動子10をON位
置に維持してストロボ充電を継続する実験を行なったと
ころ、ストロボ充電が可能な(例えば、36〜40コマ
数のロールフィルム1本の全てコマをストロボ撮影する
ために必要な)1V以上の乾電池電圧は、図8に示す如
く、抵抗R1の最小値1KΩで凡そ12時間、10KΩ
で凡そ24時間、最大値200KΩで50時間以上とい
う結果を得た。
【0025】即ち、昇圧回路VSの抵抗R1の最小値を
1KΩとすることにより、ストロボ撮影が可能な最少時
間が、従来の220Ωの抵抗値の2倍に相当する12時
間が確保される。これにより、撮影者がストロボスイッ
チ作動子10を切り忘れたまま一晩が過ぎて翌日気がつ
いたとしても、充分にストロボ撮影が可能となる。ま
た、抵抗R1が200KΩ以上になると、昇圧回路VS
の発振トランスTR1からの発振が、スタートしにくく
なったり途中で切れるなど、発振動作が安定しなくなる
ため、抵抗R1の最大値は200KΩを限度とすること
が望ましい。
【0026】このようにフィルム一体型カメラ1は、状
態維持型のストロボスイッチ作動子10をONしたスト
ロボ作動状態において、ストロボ発光部6がカメラ本体
5の上面から跳ね上がって、非ストロボ撮影の場合とは
態様を変えることにより、フィルム一体型カメラ1がス
トロボ充電状態にあることを撮影者に喚起する一方で、
昇圧回路VSの抵抗R1を最小値1KΩ〜最大値200
KΩとしたことにより、乾電池BTの無駄な消耗を極力
抑えることができ、撮影者がストロボスイッチ作動子1
0を切り忘れてストロボ充電が継続したままであって
も、ストロボ撮影可能な時間を、抵抗R1が最小値の1
KΩの場合でも12時間を確保して、撮影者がストロボ
スイッチ作動子10の切り忘れに気付くのを待つことが
でき、また抵抗R1が最大値の200KΩでは最長50
時間以上、即ちストロボ撮影を2〜3日間に亙って待機
することが可能となる。
【0027】更に本形態例は、昇圧回路VSの抵抗R1
に最小値1KΩ〜最大値200KΩのものを用いるだけ
で、ストロボ回路やカメラ本体形状を何等変更しないで
済むので、経済性と生産性に多大な効果がある。尚、ス
トロボ用電源BTとして、1.5Vのアルカリ単3乾電
池以外に、単4またはそれ以上小さな乾電池を用いるこ
とも可能である。
【0028】本発明は、図9〜図12に示す第2形態例
にも適用が可能である。図9のストロボ回路図では、昇
圧回路VSの1〜3次巻線を有する発振トランスTR1
を用い、同じく昇圧回路の抵抗R1に1KΩ〜200K
Ωの抵抗値を設定する点で第1形態例と共通しており、
第1形態例のストロボ回路図(図1)ではなかった第3
のコンデンサSCを、図9のストロボ回路図に追加して
いる。また、図9のストロボ回路図において、メインス
イッチMSWを単極単投式の常開型スイッチとした点、
図10に示すようにストロボ発光部6を固定式とした点
と、このメインスイッチMSWに組合わせされる図10
〜図12のストロボスイッチ作動子30に起立式の作動
子を採用した点で、第1形態例と異なっている。
【0029】メインスイッチMSWは、カメラ本体5内
に配設されたストロボ基板14のカメラ本体前部側面に
取付けられた長接点S1と短接点S2との組合わせでな
り、またストロボスイッチ作動子30は、基端近傍を、
前カバー3のメインスイッチMSW前部位置に形成され
た作動子取付け部31に、支軸32を用いて回動可能に
取付けられている。
【0030】ストロボスイッチ作動子30は、支軸32
から基端側に設けられたL字状の作用片30aと、同じ
く支軸32から先端側の摘み片30bとを有する板状体
で、支軸32を支点に、前カバー3と平行なOFF位置
から、これに直交するカメラ本体前部方向のON位置ま
での90度の範囲を回動するようになっている。
【0031】作動子取付け部31は、前カバー3からカ
メラ本体5の前部方向へ突出して、ストロボスイッチ作
動子30の作用片30aを囲うガイド壁3aと、前カバ
ー3からメインスイッチMSWとストロボスイッチ作動
子30との間に突出する作動力伝達片3bと、ガイド壁
3a及び作動力伝達片3bとの間に設定される装着凹部
33とからなっている。
【0032】作動力伝達片3bの先端側には、メインス
イッチMSW方向へ突出する押動部3cと、ストロボス
イッチ作動子方向へ突出するストッパ片3dとが設けら
れ、作動力伝達片3b自体にカメラ本体前後方向の弾性
力が付与されており、装着凹部33に、ストロボスイッ
チ作動子30の作用片30aと支軸32とが収容配置さ
れる。
【0033】メインスイッチMSWは、ストロボスイッ
チ作動子30が前カバー3の前面に平行なOFF位置の
非ストロボ撮影時に、長接点S1が短接点S2から離間
している(図11)。また、ストロボスイッチ作動子3
0の摘み片30bを摘んで、支軸32を支点にストロボ
スイッチ作動子30をカメラ本体5の前部方向へ回動す
ると、作動力伝達片3bが作用片30aに押されてメイ
ンスイッチMSW方向へ撓んで行く。
【0034】そして、作用片30aが作動力伝達片3b
のストッパ片3dと当接してストロボスイッチ作動子3
0の回動が規制され、ストロボスイッチ作動子30がカ
メラ本体前部方向に起立したON位置では、メインスイ
ッチMSWの長接点S1が作動力伝達片3bの押動部3
cによって短接点S2に接触し、ストロボ回路が閉じて
メインコンデンサMCへの充電が開始される(図1
2)。
【0035】ストロボスイッチ作動子30がカメラ本体
前部方向に起立した状態では、ストロボスイッチ作動子
30にメインスイッチMSWの長接点S1と作動力伝達
片3bからの反力がカメラ本体前部方向へ作用して、ス
トロボスイッチ作動子30がON状態となって乾電池の
消耗が継続するが、本形態例においても、ストロボ回路
図の昇圧回路VSの抵抗R1を1KΩ〜200KΩの値
を設定したことにより、電池寿命を極力延ばして、第1
形態例と同様にストロボ撮影を長期間可能とすることが
できる。
【0036】
【発明の効果】本発明のフィルム一体型カメラは、以上
のように構成したことにより、乾電池の無駄な消耗が極
力抑えられるので、使用者がストロボスイッチ作動子を
切り忘れてストロボ充電が継続したままとなり、ストロ
ボスイッチ作動子の切り忘れを長期間たってから気付い
たとしても、充分にストロボ撮影を行なうことが可能と
なる。更に本発明は、昇圧回路の抵抗の値を変えるだけ
でよく、ストロボ回路は従来のままで済むので、経済性
と生産性に極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1形態例を示すフィルム一体型カ
メラに用いるストロボ回路図
【図2】 本発明の第1形態例を示すフィルム一体型カ
メラを正面方向から見た斜視図
【図3】 本発明の第1形態例を示すフィルム一体型カ
メラを背面方向から見た斜視図
【図4】 本発明の第1形態例を示すフィルム一体型カ
メラの一部切欠き正面図
【図5】 本発明の第1形態例を示すフィルム一体型カ
メラの一部切欠き平面図
【図6】 本発明の第1形態例を示す図4のVI−VI断面
【図7】 本発明の第1形態例を示すストロボ発光部を
カメラ本体内の収納した状態の図6と同じ切断位置の断
面図
【図8】 試験結果を示すグラフ図
【図9】 本発明の第2形態例を示すフィルム一体型カ
メラのストロボ回路図
【図10】 本発明の第2形態例を示すフィルム一体型
カメラの正面図
【図11】 本発明の第2形態例を示すストロボスイッ
チ作動子がOFF位置の場合の要部断面平面図
【図12】 本発明の第2形態例を示すストロボスイッ
チ作動子がON位置の場合の要部断面平面図
【符号の説明】
1…フィルム一体型カメラ 2…本体フレーム 3…前カバー 5…カメラ本体 6…ストロボ発光部 7…フィルム装填室 10…ストロボスイッチ作動子 14…ストロボ基板 17…ガイド溝 10a…摘み片 10b…スイッチ作動片 10c…連結片 18…支軸 30…ストロボスイッチ作動子 30a…作用片 30b…摘み片 31…ガイド壁3aと作動力伝達片3bと押動部3cと
ストッパ片3dと装着凹部33とを有する作動子取付け
部 32…支軸 AL…警告回路 BT…乾電池 MC…メインコンデンサ(電解コンデンサ) MSW…メインスイッチ Ne…ネオン管(充電の完了を点滅発光で表示するイン
ジケータランプ) Q…発振トランジスタ R1…本発明でいう抵抗 R2,R3…抵抗 S1…長接点 S2…短接点 TC…トリガコンデンサ TSW…トリガスイッチ TR1…1次〜3次巻線を有する発振トランス TR2…トリガコイル VS…昇圧回路 Xe…ストロボ発光管(キセノン管)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め未露光のロールフィルムを収納した
    カメラ本体にストロボを一体に備え、ストロボ回路の昇
    圧回路に、1次巻線,2次巻線及び3次巻線とを有する
    発振トランスと、昇圧回路中の電流を制御するための抵
    抗とを備えると共に、前記ストロボ回路のメインスイッ
    チを作動するストロボスイッチ作動子に、状態維持型の
    作動子を用いたフィルム一体型カメラにおいて、前記昇
    圧回路の抵抗を、1KΩ〜200KΩの値に設定したこ
    とを特徴とするフィルム一体型カメラ。
JP35889897A 1997-11-04 1997-12-26 フィルム一体型カメラ Pending JPH11190874A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35889897A JPH11190874A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 フィルム一体型カメラ
EP98120365A EP0915368A3 (en) 1997-11-04 1998-10-28 Single use camera with built-in electronic flash
US09/182,027 US6339679B1 (en) 1997-11-04 1998-10-29 Single use camera with built-in electronic flash
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