JP2001249384A - 発振回路及びストロボ回路 - Google Patents

発振回路及びストロボ回路

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JP2001249384A
JP2001249384A JP2000386939A JP2000386939A JP2001249384A JP 2001249384 A JP2001249384 A JP 2001249384A JP 2000386939 A JP2000386939 A JP 2000386939A JP 2000386939 A JP2000386939 A JP 2000386939A JP 2001249384 A JP2001249384 A JP 2001249384A
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oscillation
circuit
capacitor
transistor
voltage
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JP2000386939A
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Takao Hosaka
隆男 保坂
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、必要な部品点数が少なく、コスト
上昇を抑えつつ電源の消耗を確実に回避することができ
るストロボ回路を提供する。 【解決手段】 電池BTと、発振トランスTR1の一次
巻線とにコレクタ、エミッタ間が直列に接続されるとと
もに、前記発振トランスTR1の二次巻線の誘起電圧に
よりベースが駆動される発振トランジスタQと、前記発
振トランスQの二次巻線に接続され、発振トランスQに
よる昇圧電圧を整流するダイオードDとを備えた昇圧回
路31と、電池BTと発振トランジスタQのベースとの
間に接続した前記発振トランジスタQのベース電位を制
御する発振制御回路2と、このダイオードDにより整流
された電圧により充電されるメインコンデンサMC、メ
インコンデンサMCの充電電圧により駆動されるストロ
ボ発光管Xeとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振回路及び該発
振回路を用いたレンズ付きフィルムユニットに好適なス
トロボ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、予めカメラ本体内に未露光フィル
ムを組み込んで販売されるレンズ付きフィルムユニット
には、撮影時においてカメラ本体に搭載したキセノンラ
ンプ等の発光管をコンデンサの充放電を利用して発光さ
せるストロボ装置付きのものがある。
【0003】このようなストロボ装置付きのレンズ付き
フィルムユニットの場合、コンデンサの充電完了を発光
ダイオード、ネオン管等の指示ランプの点灯によりにユ
ーザに報知している。
【0004】この種のレンズ付きフィルムユニットのス
トロボ回路の従来例を図11を参照して以下に説明す
る。
【0005】図11に示す従来のストロボ回路は、電池
BTの電源電圧をストロボ発光管Xeの発光に必要な所
要の電圧に昇圧する昇圧回路101と、該昇圧回路10
1からの高電圧をメインコンデサMCに充電してストロ
ボ発光管Xeを発光させるストロボ発光回路102と、
ネオンランプNEを点灯発光して、メインコンデンサM
Cへの充電の完了表示と図示していないがレンズ付きフ
ィルムユニットに組み込んだストロボスイッチ操作部の
切り忘れを報知するためのネオンランプ点灯回路103
とを備えている。
【0006】前記電池BTは、ストロボスイッチ操作部
のオン、オフ操作によって開閉される2極単投式のメイ
ンスイッチMSWの一方のスイッチ接点SW1(電源ス
イッチ)を介して、昇圧回路101に接続されている。
【0007】この昇圧回路101は、発振トランジスタ
Qと、発振トランスTR1及び抵抗R1とを具備してい
る。
【0008】発振トランスTR1は、昇圧用の1次巻線
W1,2次巻線W2を具備している。発振トランジスタ
Qと発振トランスTR1は、自走式ブロッキング発振器
を構成しており、メインスイッチMSWの投入で電池B
Tから供給される直流電圧を基に発振動作を行い、発振
トランスTR1の1次巻線W1を流れる1次側電流の増
減によって、2次巻線W2に発振トランスTR1の1次
巻線W1と2次巻線W2の巻線比に応じた交流の高電圧
を発生させる。
【0009】発振トランスTR1は、整流用のダイオー
ドDを介してストロボ発光回路102のメインコンデン
サ(電解コンデンサ)MCとトリガコンデンサTCに接
続されており、2次巻線W2に誘起したの高電圧は、ダ
イオードDで整流されメインコンデンサMCとトリガコ
ンデンサTCを充電するようになっている。
【0010】前記ストロボ発光回路102は、上述のメ
インコンデンサMC及びストロボ発光管Xeと、シャッ
タ羽根に連動して開閉するトリガスイッチTSW,1次
巻線W11及び2次巻線W12を有するトリガコイルT
R2、抵抗R2及びトリガコンデンサTC、メインコン
デンサMCの充電電圧が所定電圧に達したときに点灯す
るネオンランプNE、ネオンランプNEに直列に接続し
た抵抗R4を具備している。
【0011】前記ストロボ発光管Xeは、陰極K、陽極
Aが、メインコンデンサMCの陰極(−)、陽極(+)
に各々接続され、またゲートGが、トリガコイルTR2
の2次巻線W12に接続されている。
【0012】さらに、このストロボ回路は、前記メイン
コンデンサMCの充電完了時において発振トランジスタ
Qの不要な発振動作を停止させ、前記電池BTから昇圧
回路101への電力供給を停止させる発振停止回路10
4を備えている。
【0013】この発振停止回路104は、発振規制トラ
ンジスタQ11と、抵抗R11と、ツェナーダイオード
ZDとを具備している。
【0014】即ち、この発振停止回路104の発振規制
トランジスタQ11は、前記発振トランジスタQのベー
スにエミッタが、メインスイッチMSWの他方のスイッ
チ接点SW2にコレクタが各々接続され、また、発振規
制トランジスタQ11のベースには前記ツェナーダイオ
ードZD、抵抗R11を介して昇圧回路101による高
電圧が供給されるようになっている。
【0015】上述したストロボ回路において、前記発振
停止回路104の動作を主にして説明すると、前記メイ
ンスイッチMSWの操作により両スイッチ接点SW1、
SW2はオンし、発振トランジスタQが発振を開始し、
これにより、昇圧回路101にて昇圧された高電圧は、
前記メインコンデンサMCを充電する。
【0016】同時に、昇圧回路101にて昇圧された電
圧は、ツェナーダイオードZDに供給される。
【0017】そして、前記メインコンデンサMCの充電
電圧が、前記ツェナーダイオードZDのツェナー電圧を
越えると、前記ツェナーダイオードZDは導通(オン)
状態になり、この結果、発振規制トランジスタQ11が
導通状態に転じる。発振規制トランジスタQ11が導通
状態に転じると、この発振規制トランジスタQ11のエ
ミッタが接続されている前記発振トランジスタQのベー
スの電位低下し、この発振トランジスタQはオフとな
る。
【0018】この結果、発振トランジスタQの発振が自
動的停止し、電池BTから前記昇圧回路101の電力供
給が断たれ、メインコンデンサMCの必要以上の充電が
なくなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の発振停
止回路104を備えたストロボ回路によれば、発振トラ
ンジスタQの発振を自動的に停止させ、メインコンデン
サMCの必要以上の充電を防止でき、前記メインスイッ
チMSWの切り忘れ時における電池BTの消耗を回避す
ることができる。
【0020】しかしながら、上述した従来のストロボ回
路の場合、発振停止回路104の部品点数が多く、ま
た、比較的高価な発振規制トランジスタQ11、ツェナ
ーダイオードZDを使用しているため、レンズ付きフィ
ルムユニットの組み立て工数増やコスト上昇を招くとい
う課題があった。
【0021】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、少数の部品付加のみで、タイマー動作(一定時
間後の自動動作停止)や間欠発振動作を実現でき、スト
ロボ装置付きレンズ付きフィルムユニットに用いて好適
な発振回路を提供するものである。
【0022】また、本発明は、必要な部品点数が少な
く、組み立て工数増やコスト上昇を抑えつつメインスイ
ッチの切り忘れ時における電源の消耗を確実に回避し又
は抑えることができるストロボ回路を提供するものであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、直流電源と、発振トランスの一次巻線とにコレク
タ、エミッタ間が直列に接続されるとともに、前記発振
トランスの二次巻線の誘起電圧によりベースが駆動され
る発振トランジスタとを備えた発振回路であって、前記
直流電源と発振トランジスタのベースとの間に、前記発
振トランジスタのベース電位を制御する発振制御回路を
接続したことを特徴とするものである。
【0024】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発振回路において、記発振制御回路は、コンデンサと抵
抗との直列回路からなることを特徴とするものである。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発振回路において、前記発振制御回路は、コンデンサと
抵抗との並列回路と、抵抗との直列回路からなる回路で
あることを特徴とするものである。
【0026】請求項1乃至3に記載の発明によれば、コ
ンデンサと抵抗、又はコンデンサと2個の抵抗という少
数の部品からなる発振制御回路を付加した簡略な構成
で、この発振回路を一定時間後に自動動作停止させるタ
イマー動作や、間欠的な発振動作を実行させることがで
き、ストロボ装置付きレンズ付きフィルムユニットに用
いて好適な発振回路を提供することができる。
【0027】請求項4に記載の発明のストロボ回路は、
直流電源と、発振トランスの一次巻線とにコレクタ、エ
ミッタ間が直列に接続されるとともに、前記発振トラン
スの二次巻線の誘起電圧によりベースが駆動される発振
トランジスタと、を備えた発振回路と、前記発振トラン
スの二次巻線に接続され、発振トランスによる昇圧電圧
を整流する整流素子とを有する昇圧回路と、前記直流電
源と発振トランジスタのベースとの間に接続した前記発
振トランジスタのベース電位を制御する発振制御回路
と、前記整流素子により整流された電圧により充電され
るメインコンデンサ、メインコンデンサの充電電圧によ
り駆動されるストロボ発光管を有するストロボ点灯回路
とを有することを特徴とするものである。
【0028】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
ストロボ回路において、前記発振制御回路は、コンデン
サと抵抗との直列回路からなる回路であることを特徴と
するものである。
【0029】請求項6に記載の発明は、請求項4記載の
ストロボ回路において、前記発振制御回路は、抵抗と、
コンデンサ及び抵抗の並列回路との直列接続からなるこ
とを特徴とするものである。
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項4記載の
ストロボ回路において、前記発振制御回路は、コンデン
サ及び抵抗の並列回路と、前記発振トランスの三次巻線
との直列接続からなる回路であることを特徴とするもの
である。
【0031】請求項8に記載の発明は、請求項4、5、
6、7のいずれかに記載のストロボ回路において、前記
メインコンデンサの充電状態を報知する充電報知素子を
有することを特徴とするものである。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項4乃至8
のいずれかに記載のストロボ回路において、前記充電報
知素子は、LED又はネオンランプから選定されること
を特徴とするものである。
【0033】請求項4乃至9に記載の発明によれば、前
記直流電源と発振トランジスタのベースとの間に接続し
たコンデンサ、抵抗、発振トランスの三次巻線の組み合
わせからなる発振制御回路の動作で、昇圧回路の発振ト
ランジスタのベース電位を制御して確実に発振トランジ
スタの発振動作を停止させることができ、必要な部品点
数が少なく、組み立て工数増やコスト上昇を抑えつつ電
源の消耗を確実に回避することができる。
【0034】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発振回路において、前記発振トラ
ンジスタは、該発振トランジスタがオンするベース電圧
がオフするベース電圧よりも高いことを特徴とするもの
である。
【0035】請求項11に記載の発明は、請求項4乃至
10のいずれかに記載のストロボ回路において、前記発
振トランジスタは、該発振トランジスタがオンするベー
ス電圧がオフするベース電圧よりも高いことを特徴とす
るものてある。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0037】(実施の形態1)図1乃至図4を参照して
本発明の実施の形態1の発振回路について説明する。
【0038】図1に示す発振回路1Aは、直流電源であ
る電池BTと、発振トランスTR1の一次巻線W1とに
コレクタ、エミッタ間が直列に接続されるとともに、前
記発振トランスTR1の二次巻線W2の誘起電圧により
ベースが駆動される発振トランジスタQと、電源スイッ
チであるメインスイッチMSWとを備えている。
【0039】前記電池BTの陽極と発振トランジスタQ
のベースとの間に、コンデンサCaと抵抗Raとの直列
回路からなり前記発振トランジスタQのベース電位を制
御する発振制御回路2を接続している。
【0040】発振トランスTR1の二次巻線W2の一端
(・印を付した端子)は整流用のダイオードDのカソー
ドが接続され、また二次巻線W2の他端は前記発振トラ
ンジスタQのベースに接続されている。
【0041】前記ダイオードDのアノードと前記電池B
Tの陰極との間に負荷であるメインコンデンサ(電解コ
ンデンサ)を接続している。
【0042】この発振回路1Aによれば、メインスイッ
チMSWをオン(時刻T1)して発振トランジスタQの
コレクタ、エミッタ間に、メインスイッチMSW、一次
巻線W1を介して電圧を供給するとともに、発振トラン
スTR1の二次巻線W2の誘起電圧で発振トランジスタ
Qのベースに所定の交流電圧を印加することにより発振
トランジスタQをオンさせて発振を開始させる。
【0043】この時、前記コンデンサCaと抵抗Raと
の直列回路においては、前記コンデンサCaに徐々に電
荷が蓄積され、コンデンサCaの両端子間の電圧が上昇
していく。
【0044】前記コンデンサCaの容量及び抵抗Raの
抵抗値はメインコンデンサMCの充電電圧が使用時に必
要とする電圧に達するのに必要な時間、発振が継続し、
且つ不必要に長い時間、発振が継続しないように、前記
コンデンサCaの容量としては、1000pF以上、1
00μF以下、抵抗Raの抵抗値はコンデンサCaの容
量に合わせて1KΩ乃至10MΩの範囲で選択すること
が望ましい。
【0045】これにより、発振トランジスタQのベース
電位は徐々に低下し、そのカットオフ電圧に至った時点
で発振トランジスタQは自動的にオフ(時刻T2)とな
り、発振回路1Aは発振動作を停止する。
【0046】この発振回路1Aによれば、コンデンサC
aと抵抗Raとの2個の部品を付加した簡略な構成で、
この発振回路1Aを図2に示すように発振開始後、一定
時間(時刻T1から時刻T2に至る時間)経過後に自動
停止させるタイマー動作を行わせることができ、後述す
るストロボ装置付きのレンズ付きフィルムユニット10
に用いて好適となる。
【0047】図3は、実施の形態1の他例である発振回
路1Bを示すものであり、発振回路1Aの構成に、さら
に前記コンデンサCaと並列に抵抗Rbを接続して発振
制御回路2を構成している。
【0048】この発振回路1Bによれば、発振回路1A
と同様な発振トランジスタQを自動的にオフにする動作
に加えて、前記コンデンサCaに蓄積される電荷を抵抗
Rbを経て徐々に放電し、発振トランジスタQのベース
電位をあげて再び発振トランジスタQが発振する。発振
トランジスタQがオンするベース電圧は、オフするベー
ス電圧より高いヒステリシスと特性を有するので、図4
に示すような間欠発振動作を実行する発振回路1Bを提
供でき、後述するストロボ装置付きのレンズ付きフィル
ムユニット10に用いて好適となる。
【0049】この例においても、前記コンデンサCaの
容量及び抵抗Raの抵抗値はメインコンデンサMCの充
電電圧が使用時に必要とする電圧に達するのに必要な時
間、発振が継続し、且つ不必要に長い時間、発振が継続
しないように、前記コンデンサCaの容量としては、1
000pF以上、100μF以下、抵抗Raの抵抗値は
コンデンサCaの容量に合わせて1KΩ乃至10MΩの
範囲で選択することが望ましい。
【0050】また、前記抵抗Rbの抵抗値は、発振トラ
ンジスタQの発振が維持できないようにするため、10
0KΩ乃至47MΩの高抵抗にすることが望ましい。
【0051】(実施の形態2)次に、図5乃至図7を参
照して実施の形態2であるレンズ付きフィルムユニット
10のストロボ回路について説明する。
【0052】図6、図7に示す本実施の形態2のレンズ
付きフィルムユニット10は、主要構成部品を具備する
図示しない本体部の前後部を、合成樹脂製の前カバー1
1と後カバー12とで覆ってカメラ本体13を構成し、
該カメラ本体13の上面右端に固定式のストロボ発光部
14を備えたストロボ付きで、主要部を紙カバー15で
包んだカメラ本体13内には、予め未露光のロールフィ
ルムが装填されていて、後カバー12にはフィルム着脱
用の裏蓋がなく、分解用の工具を用いることなしには前
カバー11と後カバー12とを分解できない密閉構造と
なっている。前記カメラ本体13には、前面に上述のス
トロボ発光部14と、撮影レンズ16、ファインダ窓1
7及びストロボスイッチ作動子18とが設けられ、上面
にシャッタレリーズボタン19及びフィルムカウンタ窓
20と充電確認窓21とが設けられている。
【0053】また、カメラ本体13の背面には、図7に
示すように、ダイヤル式のフィルム巻き上げノブ22と
ファインダ接眼窓23とが設けられており、カメラ本体
13の内底部の図示しない電池室に、乾電池等のストロ
ボ用の電池BTが収容されている。
【0054】ストロボスイッチ作動子18は、ストロボ
発光部14の下部のガイド溝24を横移動するスライド
式となっており、ストロボスイッチ作動子18が、外端
をカメラ本体13の一側部より突出させた位置では、カ
メラ本体13内のストロボ回路30に配設したメインス
イッチMSWがオンしてストロボ充電が開始され、また
ストロボスイッチ作動子18が、内端をガイド溝24の
内側壁に当接させた位置では、メインスイッチMSがオ
フしてストロボ充電を停止するようになっている。
【0055】充電確認窓21の内側には、カメラ本体1
3内のストロボ回路30における充電報知素子としての
ネオンランプNEが配置され、メインコンデンサMCに
対するストロボ充電の完了を報知するようになってい
る。
【0056】ストロボ発光部14内にはストロボ発光管
(キセノン管)Xeが収容されており、このストロボ発
光管Xeの点灯と前述のネオンランプNEの点灯発光
は、カメラ本体13内に実装されたストロボ回路30に
より行なわれる。
【0057】図5に示す本実施の形態2のストロボ回路
30は、電池BTの電圧をストロボ発光管Xeの発光に
必要な所要の電圧に昇圧する昇圧回路31と、ストロボ
発光回路32とを備えている。
【0058】昇圧回路31は、図1に示す発振回路1A
と同様に、電池BTの陽極と発振トランジスタQのベー
スとの間に、コンデンサCaと抵抗Raとの直列回路か
らなり前記発振トランジスタQのベース電位を制御する
発振制御回路2を接続した構成であり、さらに、コンデ
ンサCaと並列に常開型の放電用スイッチSW0を付加
している。
【0059】ストロボ発光回路32の構成は、図11に
示す従来のストロボ回路におけるストロボ発光回路10
2の構成と同一であるので同一の符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0060】本実施の形態2のストロボ回路30によれ
ば、既述した図1に示す発振回路1Aの場合と同様な動
作の下に、コンデンサCaと抵抗Raとの2個の部品を
付加した簡略な構成で、この昇圧回路31の発振トラン
ジスタQを発振開始後、一定時間(時刻T1から時刻T
2に至る時間)経過後に自動停止させるタイマー動作を
行わせることができ、自動的に昇圧回路31の発振動作
を停止して電池BTの不要な消耗を回避できる。
【0061】また、常開型の放電用スイッチSW0を一
瞬オンに操作することによって、コンデンサCaの電荷
を強制的に放電させ、発振トランジスタQのベース電位
を上昇させて発振再起動を実行することもできる。
【0062】なお、この例においても実施の形態1と同
様に、前記コンデンサCaの容量及び抵抗Raの抵抗値
はメインコンデンサMCの充電電圧が使用時に必要とす
る電圧に達するのに必要な時間、発振が継続し、且つ不
必要に長い時間、発振が継続しないように、前記コンデ
ンサCaの容量としては、1000pF以上、100μ
F以下、抵抗Raの抵抗値はコンデンサCaの容量に合
わせて1KΩ乃至10MΩの範囲で選択することが望ま
しい。
【0063】(実施の形態3)図8に示す実施の形態3
のストロボ回路30Aは、従来例と同様な2連のメイン
スイッチMSWを用いたこと、電池BTの陽極と発振ト
ランジスタQのベースとの間に、抵抗Raと、コンデン
サCa及び抵抗Rbの並列回路との直列接続からなる発
振制御回路2を接続したこと、前記ネオンランプNEを
省略するとともに、発振トランスTR1に設けた三次巻
線W3により抵抗Rxを介して充電報知素子であるLE
Dを駆動する構成としたことが特徴であり、残余の構成
は実施の形態2のストロボ回路30と同様である。
【0064】このストロボ回路30Aによれば、図3に
示す発振回路1Bの場合と同様な動作の下に、発振トラ
ンジスタQを自動的にオフにする動作に加えて、前記コ
ンデンサCaに蓄積される電荷を抵抗Rbを経て徐々に
放電し、発振トランジスタQのベース電位を上げて再び
発振トランジスタQを発振させる間欠発振動作を実行さ
せることができる。
【0065】尚、実施の形態3において、電池BTとし
ては1.5Vのアルカリ乾電池、メインコンデンサMC
の容量は70乃至120μF、コンデンサCaの容量は
1000pF乃至47μF、抵抗Raの抵抗値は10乃
至100KΩ、抵抗Rbの抵抗値は100KΩ乃至4.
7MΩの範囲で選択することが望ましい。
【0066】(実施の形態4)図9に示す実施の形態4
のストロボ回路30Bは、図5に示す実施の形態2のス
トロボ回路30に比較し、2連のメインスイッチMSW
を用いたこと、発振制御回路2として、抵抗Raとコン
デンサCaとの並列回路と、発振トランスTR1に設け
た三次巻線W3との直列接続からなる回路を用いたこと
が特徴であり、残余の構成は実施の形態2のストロボ回
路30と同様である。
【0067】このストロボ回路30Bによっても、図3
に示す発振回路1Bの場合と同様な動作の下に、発振ト
ランジスタQを自動的にオフにする動作に加えて、前記
コンデンサCaに蓄積される電荷を抵抗Raを経て徐々
に放電し、発振トランジスタQのベース電位を上げて再
び発振トランジスタQを発振させる間欠発振動作を実行
させることができる。
【0068】(実施の形態5)図10に示す実施の形態
5のストロボ回路30Cは、2連のメインスイッチMS
Wを用いたこと、図8に示す実施の形態3のストロボ回
路30Aの場合と同様な発振制御回路2を用いたこと、
発振トランジスタQとしてPNP型を採用し、これに伴
い電池BT及びメインコンデンサMCの正負の極性を反
転したことが特徴であり、残余の構成は実施の形態2の
ストロボ回路30と同様である。
【0069】このストロボ回路30Cによっても、図3
に示す発振回路1Bの場合と同様な動作の下に、発振ト
ランジスタQを自動的にオフにする動作に加えて、前記
コンデンサCaに蓄積される電荷を抵抗Rbを経て徐々
に放電し、発振トランジスタQのベース電位を上げて再
び発振トランジスタQを発振させる間欠発振動作を実行
させることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、少数の部
品を付加した簡略な構成で、発振動作を開始した後、一
定時間後に自動動作停止させるタイマー動作や、間欠的
な発振動作を実行させることができ、ストロボ装置付き
レンズ付きフィルムユニットに用いて好適な発振回路を
提供することができる。
【0071】また、本発明によれば、少数の部品を付加
した簡略な構成で、発振動作を開始した後、一定時間後
に自動動作停止させるタイマー動作を行い、不要な電池
消耗を回避できるストロボ回路を提供することができ
る。
【0072】さらに、本発明によれば、少数の部品を付
加した簡略な構成で、発振動作を開始した後、間欠的な
発振動作を実行させることができ、電源の消耗を抑える
ことが可能なストロボ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の発振回路を示す回路図
である。
【図2】本発明の実施の形態1の発振回路の発振動作を
示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1の発振回路の他例を示す
回路図である。
【図4】図3に示す発振回路の発振動作を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態2のレンズ付きフィルムユ
ニットのストロボ回路を示す回路図である。
【図6】本発明の実施の形態2のレンズ付きフィルムユ
ニットの斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2のレンズ付きフィルムユ
ニットの背面側から見た斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態3のレンズ付きフィルムユ
ニットのストロボ回路を示す回路図である。
【図9】本発明の実施の形態4のレンズ付きフィルムユ
ニットのストロボ回路を示す回路図である。
【図10】本発明の実施の形態4のレンズ付きフィルム
ユニットのストロボ回路を示す回路図である。
【図11】従来のストロボ回路の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1A 発振回路 1B 発振回路 2 発振制御回路 10 レンズ付フィルムユニット 13 カメラ本体 14 ストロボ発光部 16 撮影レンズ 18 ストロボスイッチ作動子 21 充電確認窓 30 ストロボ発光回路 31 昇圧回路 32 ストロボ発光回路 BT 電池 LED 発光ダイオード NE ネオンランプ MC メインコンデサ MSW メインスイッチ Q 発振トランジスタ TC トリガコンデンサ TR1 発振トランス TR2 トリガコイル Xe ストロボ発光管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、発振トランスの一次巻線と
    にコレクタ、エミッタ間が直列に接続されるとともに、
    前記発振トランスの二次巻線の誘起電圧によりベースが
    駆動される発振トランジスタとを備えた発振回路であっ
    て、 前記直流電源と発振トランジスタのベースとの間に、前
    記発振トランジスタのベース電位を制御する発振制御回
    路を接続したことを特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】 前記発振制御回路は、コンデンサと抵抗
    との直列回路からなることを特徴とする請求項1に記載
    の発振回路。
  3. 【請求項3】 前記発振制御回路は、コンデンサと抵抗
    との並列回路と、抵抗との直列回路からなる回路である
    ことを特徴とする請求項1に記載の発振回路。
  4. 【請求項4】 直流電源と、発振トランスの一次巻線と
    にコレクタ、エミッタ間が直列に接続されるとともに、
    前記発振トランスの二次巻線の誘起電圧によりベースが
    駆動される発振トランジスタと、を備えた発振回路と、
    前記発振トランスの二次巻線に接続され、発振トランス
    による昇圧電圧を整流する整流素子とを有する昇圧回路
    と、 前記直流電源と発振トランジスタのベースとの間に接続
    した前記発振トランジスタのベース電位を制御する発振
    制御回路と、 前記整流素子により整流された電圧により充電されるメ
    インコンデンサ、メインコンデンサの充電電圧により駆
    動されるストロボ発光管を有するストロボ点灯回路と、 を有することを特徴とするストロボ回路。
  5. 【請求項5】 前記発振制御回路は、コンデンサと抵抗
    との直列回路からなる回路であることを特徴とする請求
    項4に記載のストロボ回路。
  6. 【請求項6】 前記発振制御回路は、抵抗と、コンデン
    サ及び抵抗の並列回路との直列接続からなることを特徴
    とする請求項4に記載のストロボ回路。
  7. 【請求項7】 前記発振制御回路は、コンデンサ及び抵
    抗の並列回路と、前記発振トランスの三次巻線との直列
    接続からなる回路であることを特徴とする請求項4に記
    載のストロボ回路。
  8. 【請求項8】 前記メインコンデンサの充電状態を報知
    する充電報知素子を有することを特徴とする請求項4〜
    7の何れか1項に記載のストロボ回路。
  9. 【請求項9】 前記充電報知素子は、LED又はネオン
    ランプから選定されることを特徴とする請求項4〜8の
    何れか1項に記載のストロボ回路。
  10. 【請求項10】 前記発振トランジスタは、該発振トラ
    ンジスタがオンするベース電圧がオフするベース電圧よ
    りも高いことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に
    記載の発振回路。
  11. 【請求項11】 前記発振トランジスタは、該発振トラ
    ンジスタがオンするベース電圧がオフするベース電圧よ
    りも高いことを特徴とする請求項4〜10の何れか1項
    に記載のストロボ回路。
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