JPH06202208A - ストロボ用充電スイッチ装置 - Google Patents
ストロボ用充電スイッチ装置Info
- Publication number
- JPH06202208A JPH06202208A JP12293A JP12293A JPH06202208A JP H06202208 A JPH06202208 A JP H06202208A JP 12293 A JP12293 A JP 12293A JP 12293 A JP12293 A JP 12293A JP H06202208 A JPH06202208 A JP H06202208A
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- JP
- Japan
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- charging
- terminal
- battery
- capacitors
- switch device
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な操作で確実にメインコンデンサを充電
でき、しかも電池の消耗を防止するコストの安いストロ
ボ用充電スイッチ装置を提供する。 【構成】 充電ノブを押圧すると、SW1〜2がON
し、またSW3が端子Eの接続を端子Dから端子Cに切
り替える。これにより電池35はコンデンサ40,41
の充電を開始するとともに、MOS型FET42をON
する。この後、充電ノブの押圧が解除されると、SW
1,2がOFFし、またSW3が端子Eの接続を端子C
から端子Dに切り替える。これによりコンデンサ40,
41は電池35との導通を絶たれた状態で直列に接続さ
れ、ゲートGには合成電圧がかかるようになるから、M
OS型FET42は継続してONされ、電池35からの
電流を昇圧回路43に供給し続ける。所定の時間が経過
してコンデンサ40,41の電荷が放電されると、MO
S型FET42は自動的にOFFし、電池35から昇圧
回路43への電流の供給を停止する。
でき、しかも電池の消耗を防止するコストの安いストロ
ボ用充電スイッチ装置を提供する。 【構成】 充電ノブを押圧すると、SW1〜2がON
し、またSW3が端子Eの接続を端子Dから端子Cに切
り替える。これにより電池35はコンデンサ40,41
の充電を開始するとともに、MOS型FET42をON
する。この後、充電ノブの押圧が解除されると、SW
1,2がOFFし、またSW3が端子Eの接続を端子C
から端子Dに切り替える。これによりコンデンサ40,
41は電池35との導通を絶たれた状態で直列に接続さ
れ、ゲートGには合成電圧がかかるようになるから、M
OS型FET42は継続してONされ、電池35からの
電流を昇圧回路43に供給し続ける。所定の時間が経過
してコンデンサ40,41の電荷が放電されると、MO
S型FET42は自動的にOFFし、電池35から昇圧
回路43への電流の供給を停止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストロボ用充電スイッ
チ装置の改良に関するものである。
チ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】低輝度の被写体を撮影する場合には、ス
トロボを発光させると、良好なプリント写真を得ること
ができるから、低価格のカメラ例えばレンズ付きフイル
ムユニットにもストロボ装置が内蔵されている。ストロ
ボ撮影を行うときには、メインコンデンサを規定電圧ま
で予め充電しておく必要があるため、通常はストロボ撮
影に先立って充電スイッチをオン操作するようにしてい
る。
トロボを発光させると、良好なプリント写真を得ること
ができるから、低価格のカメラ例えばレンズ付きフイル
ムユニットにもストロボ装置が内蔵されている。ストロ
ボ撮影を行うときには、メインコンデンサを規定電圧ま
で予め充電しておく必要があるため、通常はストロボ撮
影に先立って充電スイッチをオン操作するようにしてい
る。
【0003】上述した充電スイッチにはプッシュ操作型
のものと、スライド操作型のものとがある。プッシュ操
作型のものは、ユーザーが可動片を押圧している間、オ
ン状態に維持され、押圧を解除したときにはオフされ
る。したがって、充電スイッチをオンにした状態で放置
するということがなく、電池の無駄な消耗を防止するこ
とができるが、充電が完了するまでの間、可動片を押圧
し続けなければならないという操作上の問題がある。ま
たスライド操作型のものは、スイッチつまみを一旦オン
位置にセットすれば、充電スイッチはオン状態に維持さ
れるので、充電スイッチのオン操作は簡単であるが、使
用後に前記スイッチつまみをオフ位置に戻さないと電池
が無駄に消耗されるという問題がある。このような背景
から、一度オンすると、所定時間が経過するまで、自動
的にオン状態が維持される自己保持型の充電スイッチ
や、マイクロコンピュータによりオン・オフ制御される
充電スイッチを用いたカメラが知られている。
のものと、スライド操作型のものとがある。プッシュ操
作型のものは、ユーザーが可動片を押圧している間、オ
ン状態に維持され、押圧を解除したときにはオフされ
る。したがって、充電スイッチをオンにした状態で放置
するということがなく、電池の無駄な消耗を防止するこ
とができるが、充電が完了するまでの間、可動片を押圧
し続けなければならないという操作上の問題がある。ま
たスライド操作型のものは、スイッチつまみを一旦オン
位置にセットすれば、充電スイッチはオン状態に維持さ
れるので、充電スイッチのオン操作は簡単であるが、使
用後に前記スイッチつまみをオフ位置に戻さないと電池
が無駄に消耗されるという問題がある。このような背景
から、一度オンすると、所定時間が経過するまで、自動
的にオン状態が維持される自己保持型の充電スイッチ
や、マイクロコンピュータによりオン・オフ制御される
充電スイッチを用いたカメラが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た自己保持型の充電スイッチやマイコン制御式の充電ス
イッチは、回路構成が複雑でコスト負担が大きいだけで
なく、例えば1・5V程度の低電圧では駆動できない等
の理由から、いわゆる高級カメラにしか適用できない。
このため、簡易型のローコストカメラや、「写ルンです
FLASH」(商品名)で知られるように、フイルムや
一本の単3電池を予め組み込んだレンズ付きフイルムユ
ニットには、上記プッシュ操作型やスライド操作型の充
電スイッチしか組み込めないので、操作性あるい電源の
消耗という点において、問題があった。
た自己保持型の充電スイッチやマイコン制御式の充電ス
イッチは、回路構成が複雑でコスト負担が大きいだけで
なく、例えば1・5V程度の低電圧では駆動できない等
の理由から、いわゆる高級カメラにしか適用できない。
このため、簡易型のローコストカメラや、「写ルンです
FLASH」(商品名)で知られるように、フイルムや
一本の単3電池を予め組み込んだレンズ付きフイルムユ
ニットには、上記プッシュ操作型やスライド操作型の充
電スイッチしか組み込めないので、操作性あるい電源の
消耗という点において、問題があった。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点を考慮して
なされたもので、回路構成が簡単でコスト負担が少な
く、しかも低電圧で駆動できるようにした自己保持型の
ストロボ用充電スイッチ装置を提供することを目的とす
る。
なされたもので、回路構成が簡単でコスト負担が少な
く、しかも低電圧で駆動できるようにした自己保持型の
ストロボ用充電スイッチ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、プッシュボタンの押圧に
より複数のコンデンサを電池に並列接続して充電を行
い、これら複数のコンデンサをプッシュボタンの押圧解
除により直列に接続し、その合成電圧を電池と昇圧回路
との間に設けたスイッチング素子のゲートに印加して、
スイッチング素子をONするようにしたものである。
に、請求項1記載の発明では、プッシュボタンの押圧に
より複数のコンデンサを電池に並列接続して充電を行
い、これら複数のコンデンサをプッシュボタンの押圧解
除により直列に接続し、その合成電圧を電池と昇圧回路
との間に設けたスイッチング素子のゲートに印加して、
スイッチング素子をONするようにしたものである。
【0007】また請求項2記載の発明では、復帰習性に
抗して押圧操作されるプッシュボタンと、プッシュボタ
ンの押圧に連動して充電位置に切り換えられ、その押圧
解除に連動して保持位置に切り換えられる複数の可動接
片と、これらの可動接片が充電位置に切り換えられるこ
とにより電池にそれぞれ並列接続されて充電が行われ、
可動接片が保持位置に切り換えられることによりそれぞ
れ直列接続されるとともに、その合成電圧を電池と昇圧
回路との間に設けたスイッチング素子のゲートに印加す
る複数のコンデンサとを設けたものである。以下本発明
の実施例を図面を参照して説明する。
抗して押圧操作されるプッシュボタンと、プッシュボタ
ンの押圧に連動して充電位置に切り換えられ、その押圧
解除に連動して保持位置に切り換えられる複数の可動接
片と、これらの可動接片が充電位置に切り換えられるこ
とにより電池にそれぞれ並列接続されて充電が行われ、
可動接片が保持位置に切り換えられることによりそれぞ
れ直列接続されるとともに、その合成電圧を電池と昇圧
回路との間に設けたスイッチング素子のゲートに印加す
る複数のコンデンサとを設けたものである。以下本発明
の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】
【実施例】図5は本発明を実施したレンズ付きフイルム
ユニットを示すものである。このレンズ付きフイルムユ
ニット2はパトローネ付きフイルムを予め内蔵したユニ
ット本体3と、これを収納する外装体例えば紙箱4とか
らなる。ユニット本体3の前面には、撮影レンズ5,ス
トロボ発光部6,ファインダ7,充電ノブ8が設けられ
ている。またユニット本体3の上面には、レリーズボタ
ン9,残存撮影枚数表示窓10,ストロボ充電完了を示
すネオン管の点灯を確認するための開口11が設けられ
ている。なお、符号12は巻上げノブである。
ユニットを示すものである。このレンズ付きフイルムユ
ニット2はパトローネ付きフイルムを予め内蔵したユニ
ット本体3と、これを収納する外装体例えば紙箱4とか
らなる。ユニット本体3の前面には、撮影レンズ5,ス
トロボ発光部6,ファインダ7,充電ノブ8が設けられ
ている。またユニット本体3の上面には、レリーズボタ
ン9,残存撮影枚数表示窓10,ストロボ充電完了を示
すネオン管の点灯を確認するための開口11が設けられ
ている。なお、符号12は巻上げノブである。
【0009】図4は前記ユニット本体を分解して示すも
のである。前記ユニット本体3は樹脂成形部品からなる
前カバー20,本体部21,後カバー22とからなる。
本体部21の背面には、パトローネ24を収納するパト
ローネ室25、及びフイルムロール27を収納するフイ
ルム室28が一体に形成されている。また本体部21の
前面にはストロボユニット30が取り付けられている。
のである。前記ユニット本体3は樹脂成形部品からなる
前カバー20,本体部21,後カバー22とからなる。
本体部21の背面には、パトローネ24を収納するパト
ローネ室25、及びフイルムロール27を収納するフイ
ルム室28が一体に形成されている。また本体部21の
前面にはストロボユニット30が取り付けられている。
【0010】ストロボユニット30は、プリント基板3
1に前記ストロボ発光部6,充電ノブ8で押圧されるプ
ッシュスイッチ32,メインコンデンサ33、シンクロ
スイッチ34及び電池接片等を組み付けたものである。
更にまた本体部21の下部には電池35が組み込まれて
おり、この電池35は電池接片を介して、前記ストロボ
ユニット30に電流を供給するものである。前記プリン
ト基板31には回路パターンが形成されており、この回
路パターンにトランス,トリガーコイル,トランジスタ
等の電気素子を接続することによって、前記プリント基
板31にメインコンデンサ33を充電する昇圧回路や、
前記プッシュスイッチ32が組み込まれた充電スイッチ
装置の回路等が形成される。
1に前記ストロボ発光部6,充電ノブ8で押圧されるプ
ッシュスイッチ32,メインコンデンサ33、シンクロ
スイッチ34及び電池接片等を組み付けたものである。
更にまた本体部21の下部には電池35が組み込まれて
おり、この電池35は電池接片を介して、前記ストロボ
ユニット30に電流を供給するものである。前記プリン
ト基板31には回路パターンが形成されており、この回
路パターンにトランス,トリガーコイル,トランジスタ
等の電気素子を接続することによって、前記プリント基
板31にメインコンデンサ33を充電する昇圧回路や、
前記プッシュスイッチ32が組み込まれた充電スイッチ
装置の回路等が形成される。
【0011】図1は充電スイッチ装置の回路構成を示す
ものである。一対のコンデンサ40,41は、プッシュ
スイッチ32の押圧により、電池35の電源供給ライン
35aに並列に接続されて、充電される。なお、これら
のコンデンサ40,41には、充電時間の短い例えば1
00m秒以内に充電されるものが用いられる。また前記
電源供給ライン35aにはスイッチングトランジスタと
してのMOS型FET42が接続されている。このMO
S型FET42はドレインが前記電源供給ライン35a
に、ソースが昇圧回路43に接続されている。コンデン
サ40,41のそれぞれの陽極側端子A,Bと電源供給
ライン35aとの間にはスイッチ1,スイッチ2(以
下、SW1,SW2という)が、またコンデンサ40と
コンデンサ41との間には、詳しくは後述する切換えス
イッチ(以下、SW3という)がそれぞれ接続されてい
る。この実施例ではスイッチングトランジスタとしてM
OS型FETを使用したが、接合型FETやトライアッ
ク等を用いてもよい。
ものである。一対のコンデンサ40,41は、プッシュ
スイッチ32の押圧により、電池35の電源供給ライン
35aに並列に接続されて、充電される。なお、これら
のコンデンサ40,41には、充電時間の短い例えば1
00m秒以内に充電されるものが用いられる。また前記
電源供給ライン35aにはスイッチングトランジスタと
してのMOS型FET42が接続されている。このMO
S型FET42はドレインが前記電源供給ライン35a
に、ソースが昇圧回路43に接続されている。コンデン
サ40,41のそれぞれの陽極側端子A,Bと電源供給
ライン35aとの間にはスイッチ1,スイッチ2(以
下、SW1,SW2という)が、またコンデンサ40と
コンデンサ41との間には、詳しくは後述する切換えス
イッチ(以下、SW3という)がそれぞれ接続されてい
る。この実施例ではスイッチングトランジスタとしてM
OS型FETを使用したが、接合型FETやトライアッ
ク等を用いてもよい。
【0012】前記SW3はアースライン35bに接続さ
れた端子C、端子Aに接続された端子D、及びコンデン
サ41の陰極側に接続された端子Eを有し、この端子E
を端子C又は端子Dに択一的に接続する。なお、端子E
と端子Cとが接続されたときには、コンデンサ41をア
ースライン35bに導通させ、端子Eと端子Dとが接続
されたときには、コンデンサ40,41を直列に接続す
る。また前記端子Bはリード線を介して、MOS型FE
T42のゲートGに接続されている。なお、これらSW
1〜3の各スイッチ接片が、充電ノブ8の押圧で図中矢
線方向に移動されると、コンデンサ40,41はそれぞ
れ充電される。
れた端子C、端子Aに接続された端子D、及びコンデン
サ41の陰極側に接続された端子Eを有し、この端子E
を端子C又は端子Dに択一的に接続する。なお、端子E
と端子Cとが接続されたときには、コンデンサ41をア
ースライン35bに導通させ、端子Eと端子Dとが接続
されたときには、コンデンサ40,41を直列に接続す
る。また前記端子Bはリード線を介して、MOS型FE
T42のゲートGに接続されている。なお、これらSW
1〜3の各スイッチ接片が、充電ノブ8の押圧で図中矢
線方向に移動されると、コンデンサ40,41はそれぞ
れ充電される。
【0013】図2は前記プッシュスイッチの内部を示す
ものである。このプッシュスイッチ32はケース本体4
5と、充電ノブ8で押圧される軸46とからなり、これ
らはそれぞれ絶縁体で形成されている。軸46はケース
本体45内を昇降自在に設けられており、バネ47で上
方に付勢されている。前記軸46には一対の電気接片4
8,49がそれぞれ固着されている。
ものである。このプッシュスイッチ32はケース本体4
5と、充電ノブ8で押圧される軸46とからなり、これ
らはそれぞれ絶縁体で形成されている。軸46はケース
本体45内を昇降自在に設けられており、バネ47で上
方に付勢されている。前記軸46には一対の電気接片4
8,49がそれぞれ固着されている。
【0014】前記ケース本体45には上述した電気接片
48,49に常時接触する電気接片50,51と、電気
接片48,49とスイッチングを行う3個の端子片52
〜54が設けられている。前記電気接片50は電源供給
ライン35aに、電気接片51は端子Eにそれぞれ接続
されている。また端子片52は端子Aに、端子片53は
端子Bに、端子片54はアースライン35bにそれぞれ
接続されている。
48,49に常時接触する電気接片50,51と、電気
接片48,49とスイッチングを行う3個の端子片52
〜54が設けられている。前記電気接片50は電源供給
ライン35aに、電気接片51は端子Eにそれぞれ接続
されている。また端子片52は端子Aに、端子片53は
端子Bに、端子片54はアースライン35bにそれぞれ
接続されている。
【0015】このように構成された本発明の充電スイッ
チ装置の作用について、図3を参照して説明する。T1
秒時に充電ノブ8が押圧されると、電気接片48が端子
片52,53に、電気接片49が端子片54にそれぞれ
接触する。なお、電気接片49と端子片52との接触は
解除される。このようにしてSW1,2がONされ、ま
たSW3が端子Eの接続を端子Dから端子Cに切換える
と、コンデンサ40,41が電池35に並列に接続され
て、充電が開始される。これにより、端子Bの電位が上
昇して、ゲートGに電圧がかかるから、MOS型FET
42がONして、ソースSには図3に示すように電流が
流れ始める。
チ装置の作用について、図3を参照して説明する。T1
秒時に充電ノブ8が押圧されると、電気接片48が端子
片52,53に、電気接片49が端子片54にそれぞれ
接触する。なお、電気接片49と端子片52との接触は
解除される。このようにしてSW1,2がONされ、ま
たSW3が端子Eの接続を端子Dから端子Cに切換える
と、コンデンサ40,41が電池35に並列に接続され
て、充電が開始される。これにより、端子Bの電位が上
昇して、ゲートGに電圧がかかるから、MOS型FET
42がONして、ソースSには図3に示すように電流が
流れ始める。
【0016】T2秒時に充電ノブ8の押圧が解除される
と、軸46はバネ47により上方に押し上げられる。こ
れによりSW1,2がOFFされ、またSW3により端
子Eの接続が端子Cから端子Dに切り替わるから、コン
デンサ40は電源供給ライン35aとの導通を絶たれた
状態でコンデンサ41に直列に接続される。これ以降、
ゲートGにはコンデンサ40,41の合成電圧がかかる
ので、MOS型FET42はより多くの電流を昇圧回路
43に供給するようになる。ところで、MOS型FET
42はインピーダンスが高く、コンデンサ40,41の
電荷が空になるのにしばらく例えば数分かかるので、M
OS型FET42は直ちにOFFされることなく、電池
35からの電流を昇圧回路43に供給し続ける。
と、軸46はバネ47により上方に押し上げられる。こ
れによりSW1,2がOFFされ、またSW3により端
子Eの接続が端子Cから端子Dに切り替わるから、コン
デンサ40は電源供給ライン35aとの導通を絶たれた
状態でコンデンサ41に直列に接続される。これ以降、
ゲートGにはコンデンサ40,41の合成電圧がかかる
ので、MOS型FET42はより多くの電流を昇圧回路
43に供給するようになる。ところで、MOS型FET
42はインピーダンスが高く、コンデンサ40,41の
電荷が空になるのにしばらく例えば数分かかるので、M
OS型FET42は直ちにOFFされることなく、電池
35からの電流を昇圧回路43に供給し続ける。
【0017】昇圧回路43の駆動により、メインコンデ
ンサ33が充電されると、図示しないネオン管が点灯す
る。これ以降、ストロボ撮影が可能となる。なお、ネオ
ン管の点灯は開口11を介して観察することができる。
この後、レリーズボタン9が押圧されると、シンクロス
イッチ34がONして、ストロボ撮影が行われる。コン
デンサ40,41の電荷がリークして、ゲートGの電位
がカットオフレベルまで下がると、MOS型FET42
は自動的にOFFする。以後、電池35から昇圧回路4
3への電流供給は停止されるので、電池35の消耗を防
止することができる。
ンサ33が充電されると、図示しないネオン管が点灯す
る。これ以降、ストロボ撮影が可能となる。なお、ネオ
ン管の点灯は開口11を介して観察することができる。
この後、レリーズボタン9が押圧されると、シンクロス
イッチ34がONして、ストロボ撮影が行われる。コン
デンサ40,41の電荷がリークして、ゲートGの電位
がカットオフレベルまで下がると、MOS型FET42
は自動的にOFFする。以後、電池35から昇圧回路4
3への電流供給は停止されるので、電池35の消耗を防
止することができる。
【0018】以上、説明したように本発明の充電スイッ
チ装置では、充電ノブ8が1回の操作で押圧される時間
例えば前記前記T1時とT2時と間が100m秒と非常
に短くても、昇圧回路43が継続して駆動されるので、
メインコンデンサ33を充電することができる。また本
発明の充電スイッチ装置では、1回の駆動に消費される
電力は、コンデンサ40,41を充電する電力なので、
その消費電力を少なく抑えることができる。更にまた本
発明の充電スイッチ装置では、MOS型FET42のゲ
ートに、コンデンサ40,41の合成電圧をかけるよう
にしたから、低電圧てもMOS型FET42を電圧降下
させずにスイッチングを行わせることができる。なお、
この実施例ではスイッチング素子のゲートに2個のコン
デンサ40,41の合成電圧を印加したが、3個以上の
コンデンサを用いて、これらの合成電圧を前記ゲートに
印加するようにしてもよい。
チ装置では、充電ノブ8が1回の操作で押圧される時間
例えば前記前記T1時とT2時と間が100m秒と非常
に短くても、昇圧回路43が継続して駆動されるので、
メインコンデンサ33を充電することができる。また本
発明の充電スイッチ装置では、1回の駆動に消費される
電力は、コンデンサ40,41を充電する電力なので、
その消費電力を少なく抑えることができる。更にまた本
発明の充電スイッチ装置では、MOS型FET42のゲ
ートに、コンデンサ40,41の合成電圧をかけるよう
にしたから、低電圧てもMOS型FET42を電圧降下
させずにスイッチングを行わせることができる。なお、
この実施例ではスイッチング素子のゲートに2個のコン
デンサ40,41の合成電圧を印加したが、3個以上の
コンデンサを用いて、これらの合成電圧を前記ゲートに
印加するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように本発明では、プッ
シュボタンの押圧により複数のコンデンサを電池に並列
接続して充電を行い、これら複数のコンデンサをプッシ
ュボタンの押圧解除により直列に接続し、その合成電圧
を電池と昇圧回路との間に設けたスイッチング素子のゲ
ートに印加して、スイッチング素子をオンするようにし
たから、短時間の操作で確実に充電できる。このスイッ
チング素子は複数のコンデンサが放電すると自動的にO
FFされるので、電池の無駄な消耗を防止することがで
きる。また本発明は、復帰習性に抗して押圧操作される
プッシュボタンと、プッシュボタンの押圧に連動して充
電位置に切り換えられ、その押圧解除に連動して保持位
置に切り換えられる複数の可動接片と、これらの可動接
片が充電位置に切り換えられることにより電池にそれぞ
れ並列接続されて充電が行われ、可動接片が保持位置に
切り換えられることによりそれぞれ直列接続されるとと
もに、その合成電圧を電池と昇圧回路との間に設けたス
イッチング素子のゲートに印加する複数のコンデンサと
を設けた簡単な構成なので、これを安価に提供すること
ができる。
シュボタンの押圧により複数のコンデンサを電池に並列
接続して充電を行い、これら複数のコンデンサをプッシ
ュボタンの押圧解除により直列に接続し、その合成電圧
を電池と昇圧回路との間に設けたスイッチング素子のゲ
ートに印加して、スイッチング素子をオンするようにし
たから、短時間の操作で確実に充電できる。このスイッ
チング素子は複数のコンデンサが放電すると自動的にO
FFされるので、電池の無駄な消耗を防止することがで
きる。また本発明は、復帰習性に抗して押圧操作される
プッシュボタンと、プッシュボタンの押圧に連動して充
電位置に切り換えられ、その押圧解除に連動して保持位
置に切り換えられる複数の可動接片と、これらの可動接
片が充電位置に切り換えられることにより電池にそれぞ
れ並列接続されて充電が行われ、可動接片が保持位置に
切り換えられることによりそれぞれ直列接続されるとと
もに、その合成電圧を電池と昇圧回路との間に設けたス
イッチング素子のゲートに印加する複数のコンデンサと
を設けた簡単な構成なので、これを安価に提供すること
ができる。
【図1】本発明の充電スイッチ装置の回路構成を示す図
である。
である。
【図2】プッシュスイッチの一例を示す断面図である。
【図3】図1に示す回路の各端子に出力される波形を示
す図である。
す図である。
【図4】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図5】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観を示す斜視図である。
の外観を示す斜視図である。
8 充電ノブ 32 プッシュスイッチ 35 電池 35a 電源供給ライン 35b アースライン 40,41 コンデンサ 42 MOS型FET 43 昇圧回路 45 ケース本体 46 軸 48,49,50,51 電気接片 52,53,54 端子片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 敬介 宮城県黒川郡大和町松坂平1丁目6番地 富士フイルムマイクロデバイス株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 プッシュボタンの押圧操作により、電池
と昇圧回路との間に設けられたスイッチング素子をオン
させて昇圧回路に給電を行うストロボ用スイッチ装置に
おいて、 前記プッシュボタンの押圧により前記電池に対して複数
のコンデンサを並列接続して充電を行い、プッシュボタ
ンの押圧解除により前記複数のコンデンサを直列に接続
してその合成電圧を前記スイッチング素子のゲートに印
加してスイッチング素子のオン状態を維持するようにし
たことを特徴とするストロボ用充電スイッチ装置。 - 【請求項2】 電池と昇圧回路との間に設けたスイッチ
ング素子をオンさせることによってストロボ用メインコ
ンデンサに充電を行うようにしたストロボ用充電スイッ
チ装置において、 復帰習性に抗して押圧操作されるプッシュボタンと、こ
のプッシュボタンの押圧に連動して充電位置に切り換え
られ、その押圧解除に連動して保持位置に切り換えられ
る複数の可動接片と、これらの可動接片が充電位置に切
り換えられることにより電池にそれぞれ並列接続されて
充電が行われ、可動接片が保持位置に切り換えられるこ
とによりそれぞれ直列に接続されるとともに、その合成
電圧を前記スイッチング素子のゲートに印加してスイッ
チング素子のオン状態にする複数のコンデンサとからな
ることを特徴とするストロボ用充電スイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12293A JPH06202208A (ja) | 1993-01-04 | 1993-01-04 | ストロボ用充電スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12293A JPH06202208A (ja) | 1993-01-04 | 1993-01-04 | ストロボ用充電スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06202208A true JPH06202208A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=11465239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12293A Pending JPH06202208A (ja) | 1993-01-04 | 1993-01-04 | ストロボ用充電スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06202208A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5574337A (en) * | 1994-06-30 | 1996-11-12 | Eastman Kodak Company | Single touch flash charger control |
US5634153A (en) * | 1995-12-21 | 1997-05-27 | Eastman Kodak Company | Static immunity for single touch flash charger control |
JP2010508004A (ja) * | 2006-10-21 | 2010-03-11 | アドバンスト・アナロジック・テクノロジーズ・インコーポレイテッド | 充電方式 |
-
1993
- 1993-01-04 JP JP12293A patent/JPH06202208A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8493036B2 (en) | 2006-10-21 | 2013-07-23 | Advanced Analogic Technologies, Inc. | Controllable charge paths, and related methods |
KR101395948B1 (ko) * | 2006-10-21 | 2014-05-16 | 어드밴스드 아날로직 테크놀로지스 인코퍼레이티드 | 충전 스킴 |
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