JPH11190327A - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

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JPH11190327A
JPH11190327A JP37037897A JP37037897A JPH11190327A JP H11190327 A JPH11190327 A JP H11190327A JP 37037897 A JP37037897 A JP 37037897A JP 37037897 A JP37037897 A JP 37037897A JP H11190327 A JPH11190327 A JP H11190327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
grease
small
inner peripheral
stud
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37037897A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Taniguchi
貴彦 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Takaoka Co Ltd filed Critical Aisin Takaoka Co Ltd
Priority to JP37037897A priority Critical patent/JPH11190327A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボールジョイントの球頭部と球受部材との間の
摩擦抵抗が小さいボールジョイントを得る。 【解決手段】ソケット1にボールシート2を内挿し、ボ
ールシート2の球状内周面3にボールスタッド4の球頭
部5を摺動自在に嵌合する。ボールスタッド4に球頭部
5と軸部11とを貫通する貫通孔12を形成し、貫通孔
12の内径より僅かに小さな直径を有する小球18を貫
通孔12の球頭部側開口部13に配設し、軸部側開口部
15に蓋体を嵌挿する。小球18と蓋体19との間にグ
リス21を貯蔵したグリス貯蔵室22を形成すると共に
小球18と蓋体19とを互いに反対方向に付勢するコイ
ルバネ23を介設し、小球18をボールシート2の球状
内周面3に係合可能に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング機構及びサスペンション機構等に用いられるボール
ジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボールジョイントは、球頭部を
有するボールスタッドと、該球頭部に摺動自在に嵌合す
る球状内周面を有する球受部材とを備え、該ボールスタ
ッドと該球受部材との間に設けたダストカバーの内部空
間にグリスが充填され、該ボールスタッドが該球受部材
に対して揺動自在に組付けられている(例えば、実公平
2−41371号公報(従来の技術)記載)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ボールジ
ョイントでは、ダストカバーの内部空間に充填されたグ
リスがダストカバーの反対側の球頭部表面に供給されに
くいため、球頭部全体にグリスが行き渡らず、球頭部と
球受部材との間の摩擦抵抗が大きくなるという問題点を
有する。そこで、本発明はかかる問題点を解決するため
になされたものであり、球頭部と球受部材との間の摩擦
抵抗の小さいボールジョイントを提供することを課題と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、球頭部を有す
るボールスタッドと、該球頭部に摺動自在に嵌合する球
状内周面を有する球受部材とを備えたボールジョイント
において、該球頭部表面に開口部を有するグリス貯蔵室
を該ボールスタッド内に設けると共に、回転自在な小球
を該開口部に配設し、該小球を該球受部材の球状内周面
に沿って回転させ、該グリス貯蔵室内のグリスを該球状
内周面に流出させることを特徴とする。
【0005】上記構成とすることにより、小球が回転す
ると、グリス貯蔵室に面した小球部位に付着したグリス
が該小球の回転に伴ってグリス貯蔵室から球受部材の球
状内周面上に流出し、ボールスタッドの球頭部と球受部
材との間にグリス層を形成し、球頭部と球受部材との間
の摩擦抵抗を小さくする。
【0006】
【発明の実施の形態】グリス貯蔵室の数は限定されず、
1室でもよく複数室でもよい。グリス貯蔵室の配置はボ
ールスタッドの球頭部のみに限らず、球頭部に連結する
ボールスタッド軸部にまで及ぶように形成してもよい。
グリス貯蔵室に形成する開口部の数は限定されず、1個
でもよく複数個でもよい。開口部を複数個形成する場
合、例えば、開口部が球頭部表面に所定の間隔を隔てて
均一に分布するように形成することができる。小球は、
開口部に対して相対移動不能に支持されてもよく、開口
部に対して進退可能に支持されてもよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。ソケット1には本発明の球受部材を形成する樹脂
製のボールシート2が内挿され、ボールシート2の球状
内周面3にはボールスタッド4の球頭部5が摺動自在に
嵌合されている。ボールシート2は、ソケット1の底部
6に嵌合したエンドプレート7によりソケット1に対し
て固定され、ボールシート2の底部中央に形成された断
面凸状の空隙部8にはグリス9が充填されている。
【0008】ボールスタッド4は、ボールシート2に嵌
合する球頭部5と、球頭部5に一体に形成され、かつソ
ケット1の開口部10から突出する軸部11とから形成
され、ボールスタッド4の軸心には球頭部5と軸部11
とを貫通する貫通孔12が形成されている。貫通孔12
の球頭部側開口部13には軸心側に突出したエッジ状突
起14が形成され、軸部側開口部15には大径部16が
形成され、軸部側開口部15近傍には軸部11表面に連
通する横孔17が形成されている。貫通孔12の内径よ
り僅かに小さな直径を有する小球18がエッジ状突起1
4によって支承され、大径部16には蓋体19が嵌挿さ
れ、横孔17には通気性多孔質体20が挿入されてい
る。小球18と蓋体19との間にはグリス21が貯蔵さ
れたグリス貯蔵室22が形成されると共に、小球18と
蓋体19とを互いに反対方向に付勢するコイルバネ23
が介設され、小球18がボールシート2の球状内周面3
に係合可能に配設されている。
【0009】ソケット1の開口側端周縁部24とボール
スタッド4の軸部11との間はダストカバー25で覆わ
れ、ダストカバー25の内部空間26にはグリス27が
充填されている。
【0010】ボールスタッド4がボールシート2に対し
て揺動すると、小球18がボールシート2の球状内周面
3に沿って回転しながら移動する。その際、グリス貯蔵
室22に面した小球面28部位にグリス21が付着し、
小球面28部位に付着したグリス21が小球18の回転
に伴ってボールシート2の球状内周面3上に流出し、小
球18とボールシート2との間隙にグリス層を形成す
る。グリス21が球状内周面3上に流出し、グリス貯蔵
室22内に貯蔵されたグリス21の量が減少すると、ボ
ールスタッド4の軸部11の横孔17から流入した空気
の圧力によりグリス21が開口部13側に押され、小球
18表面にグリス21が供給される。
【0011】本実施例では、ソケット1の開口部10側
へのグリス供給はダストカバー25の内部空間26に充
填したグリス27より行い、エンドプレート7側へのグ
リス供給は小球18を介したグリス貯蔵室22のグリス
21により行うので、ボールシート2と球頭部5との間
の全領域にわたってグリス層が形成され、ボールスタッ
ド4のボールシート2に対する揺動を円滑に行うことが
できる。また、本実施例においては、ボールスタッド4
とボールシート2との間隙にムラがある場合でも、小球
18をコイルバネ23により球頭部側開口13に押圧す
るため、ボールシート2の球状内周面3へのグリス21
の流出を良好に行うことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、球頭部を有するボール
スタッドと、該球頭部に摺動自在に嵌合する球状内周面
を有する球受部材とを備えたボールジョイントにおい
て、該ボールスタッドに、該球頭部表面に開口部を有
し、かつ内部空間にグリスを貯蔵するグリス貯蔵室と、
該開口部に回転自在に支承された小球とを設け、該小球
を該球受部材の球状内周面上で回転させ、該グリス貯蔵
室内のグリスを該球状内周面に流出させるので、該ボー
ルスタッドの球頭部と該球受部材との間にグリス層が形
成され、球頭部と球受部材との間の摩擦抵抗が低減し、
ボールジョイントの摺動性が向上すると共にボールジョ
イントの寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ソケット 2 ボールシート 3 球状内周面 4 ボールスタッド 5 球頭部 13 球頭部側開口部 18 小球 21 グリス 22 グリス貯蔵室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球頭部を有するボールスタッドと、 該球頭部に摺動自在に嵌合する球状内周面を有する球受
    部材とを備えたボールジョイントにおいて、 該球頭部表面に開口部を有するグリス貯蔵室を該ボール
    スタッド内に設けると共に、回転自在な小球を該開口部
    に配設し、該小球を該球受部材の球状内周面に沿って回
    転させ、該グリス貯蔵室内のグリスを該球状内周面に流
    出させることを特徴とするボールジョイント。
JP37037897A 1997-12-24 1997-12-24 ボールジョイント Pending JPH11190327A (ja)

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JP37037897A JPH11190327A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 ボールジョイント

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JP37037897A JPH11190327A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 ボールジョイント

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