JPS6327144Y2 - - Google Patents

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JPS6327144Y2
JPS6327144Y2 JP14060483U JP14060483U JPS6327144Y2 JP S6327144 Y2 JPS6327144 Y2 JP S6327144Y2 JP 14060483 U JP14060483 U JP 14060483U JP 14060483 U JP14060483 U JP 14060483U JP S6327144 Y2 JPS6327144 Y2 JP S6327144Y2
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JP
Japan
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flange
air supply
shaft
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rotating shaft
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JP14060483U
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JPS6047921U (ja
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、工作機械等に於けるスピンドル装
置に使用される軸給気を利用した静圧気体軸受に
関する。
従来の技術 受け部材の小型化及びスピンドル自体の軽量化
を図る為に給気を軸側から行う軸給気形静圧気体
軸受がある。この軸給気形静圧気体軸受は第1図
に示すように、端部に凸縁1aを有し、かつ、中
心部に貫通孔1bを穿設した受け部材1と、端部
にフランジ2aを有し、かつ、中心部に外周面に
開口するノズル2b,2b…とフランジ2aの両
面に開口するノズル2c,2c…に夫々連通され
た給気孔2dを穿設した回転軸2と、中心部に回
転軸2の給気孔2dより若干小径の給気孔3aを
穿設したスラスト板3と、該スラスト板3を端面
に嵌合し、かつ、中心部に給気ホース4を接続す
る給気口5aを穿設した側板5と、回転軸2のフ
ランジ2aの厚さと略同じ幅のスペーサ6とから
なり、受け部材1の貫通孔1b内に所定の軸受ス
キマで回転軸2を挿通した後、回転軸2のフラン
ジ2aを受け部材1の凸縁1aとスラスト板3と
の間に所定の軸受スキマで嵌入するように受け部
材1の凸縁1a端面にスペーサ6を介してスラス
ト板3を嵌合した側板5を固着している。
そして、給気ホース4から側板5の給気口5
a、スラスト板3の給気孔3aを経て回転軸2の
給気孔2dに加圧した気体を供給し、この圧力気
体をノズル2b,2b…及びノズル2c,2c…
から回転軸2の外周面及びフランジ2a両面に放
出することにより、受け部材1に対して回転軸2
をラジアル方向及びスラスト方向に静圧支持して
いる。
考案が解決しようとする課題 ところで、これは軸側による非接触給気タイプ
であり、供給された気体はスラスト板3の給気孔
3aが回転軸2の給気孔2dより小径なので抵抗
なく流れるが、回転軸2とスラスト板3は接触を
避ける為に第2図に示すようにその間にはスキマ
があり、このスキマに、供給された気体の一部が
流れ込んでしまう。この結果、気体の消費流量が
増加したり、ノズル2b及び2cへの給気圧が下
がつて負荷容量及び剛性が低下するといつた問題
がある。
この考案は、このようなスキマへの気体の流出
をなくすることにより、消費流量の減少を図ると
共に供給圧の圧力損失を防ぐようにした軸給気形
静圧気体軸受を提供することを目的とするもので
ある。
課題を解決するための手段 この考案は、フランジを形成した端部にて開口
する給気孔を有する回転軸を受け部材の貫通孔内
に挿通し、上記フランジを挾んで受け部材の端部
凸縁と側板を対向させ、上記側板に回転軸の給気
孔と連通するように設けた給気口から上記給気孔
を通して供給される圧力気体を上記回転軸の外周
面及びフランジ両面に開放し、上記受け部材に上
記回転軸をラジアル方向及びスラスト方向に静圧
支持した軸給気形静圧気体軸受は於いて、上記フ
ランジの外方側端面中央部と、これに対向する側
板とのどちらか一方にポンプイン形動圧発生用溝
を形成し、かつ、上記フランジ両面に作用するス
ラスト方向の支持力が均等になるように上記フラ
ンジの内方側端面側の静圧軸受面積を外方側端面
側の静圧軸受面積より大きくした。
実施例 第3図はこの考案の軸給気形静圧気体軸受の一
例を要部を縦断面して示したものであり、第1図
と同一物は同一符号で示し、その説明は省略す
る。即ち、第3図に示す実施例に於いては、回転
軸2のフランジ2a端面と向かい合つて相互間に
スキマを構成するスラスト板3の端面に、第4図
に示すようなポンプイン形の動圧発生用螺旋溝3
aを形成したもので、回転軸2が回転すると回転
軸2のフランジ2aとスラスト板3との間のスキ
マに螺旋状溝3bにより動圧が生じ、この動圧に
よりスキマへの気体の流出を阻止するようにした
ものである。尚、この時、動圧の発生により回転
軸2がスラスト板3と反対側に押されて回転軸2
のフランジ2aと受け部材1とが接触するのを避
けるため、受け部材1の凸縁1a側に開口するノ
ズル2eと、スラスト板3側に開口するノズル2
fとの位置関係を調整して、フランジ2aの受け
部材1側の静圧軸受面積よりもスラスト板3側の
静圧軸受面積を小さくし、回転軸2のフランジ2
a両面に作用するスラスト方向の支持力が等しく
なるようにしている。また、図示実施例では、側
板5に別体のスラスト板3を嵌合してこのスラス
ト板3に動圧発生用螺旋溝3bを形成している
が、側板5にスラスト板3相当部分を一体的に形
成することもでき、その場合動圧発生用螺旋溝3
bもこの側板5に形成する。
第5図はこの考案の別の実施例を示したもので
あり、回転軸2のフランジ2a端面中央部に半球
状の凸球部2gを設けると共に、側板5の回転軸
2のフランジ2aと対向する端面中央部に凸球部
2gを嵌合する凹球面5bを設け、凸球部2gの
表面または凹球面5bのいずれか一方(図面の実
施例では凸球部2gの表面)にポンプイン形の動
圧発生用螺旋状溝2hを形成したものであり、回
転軸2が回転すると、回転軸2の凸球部2gと、
側板5の凹球面5bとの間のスキマに溝2hによ
り動圧が発生し、この動圧によりスキマへの気体
の流出を阻止している。
考案の効果 この考案は、回転軸のフランジ外方側端面のス
キマに動圧を発生させるようにしたので、このス
キマから供給気体が流出することがなく、これに
より供給圧の圧力損失を防いで高い負荷容量を得
ることができると共に、消費流量の減少を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸給気形静圧軸受を示す断面
図、第2図は第1図における回転軸とスラスト板
との間の部分の拡大図、第3図はこの考案の実施
例たる軸給気形静圧気体軸受を示す断面図、第4
図はスラスト板の端面図、第5図はこの考案の別
の実施例を示す断面図である。 1……受け部材、2……回転軸、2a……フラ
ンジ、2d……給気孔、2e,2f……ノズル、
2g……凸球部、2h……動圧発生用溝、3……
スラスト板、3a……給気孔、3b……動圧発生
溝、4……給気ホース、5……側板、5b……凹
球面、6……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジを形成した端部にて開口する給気孔を
    有する回転軸を受け部材の貫通孔内に挿通し、上
    記フランジを挾んで受け部材の端部凸縁と側板を
    対向させ、上記側板に回転軸の給気孔と連通する
    ように設けた給気口から上記給気孔を通して供給
    される圧力気体を上記回転軸の外周面及びフラン
    ジ両面に開放し、上記受け部材に上記回転軸をラ
    ジアル方向及びスラスト方向に静圧支持した軸給
    気形静圧気体軸受に於いて、上記フランジの外方
    側端面中央部と、これに対向する側板とのどちら
    か一方にポンプイン形動圧発生用溝を形成し、か
    つ、上記フランジ両面に作用するスラスト方向の
    支持力が均等になるように上記フランジの内方側
    端面側の静圧軸受面積を外方側端面側の静圧軸受
    面積より大きくしたことを特徴とする軸給気形静
    圧気体軸受。
JP14060483U 1983-09-09 1983-09-09 軸給気形静圧気体軸受 Granted JPS6047921U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14060483U JPS6047921U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 軸給気形静圧気体軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14060483U JPS6047921U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 軸給気形静圧気体軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6047921U JPS6047921U (ja) 1985-04-04
JPS6327144Y2 true JPS6327144Y2 (ja) 1988-07-22

Family

ID=30314740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14060483U Granted JPS6047921U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 軸給気形静圧気体軸受

Country Status (1)

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JP (1) JPS6047921U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0638136B2 (ja) * 1985-06-21 1994-05-18 コパル電子株式会社 光偏向器の軸受
JP2870749B2 (ja) * 1987-10-31 1999-03-17 株式会社島津製作所 航空機の空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6047921U (ja) 1985-04-04

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