JPS5836936Y2 - 自動調心式密封装置 - Google Patents

自動調心式密封装置

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JPS5836936Y2
JPS5836936Y2 JP15034978U JP15034978U JPS5836936Y2 JP S5836936 Y2 JPS5836936 Y2 JP S5836936Y2 JP 15034978 U JP15034978 U JP 15034978U JP 15034978 U JP15034978 U JP 15034978U JP S5836936 Y2 JPS5836936 Y2 JP S5836936Y2
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JP
Japan
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recess
seal ring
sum
recesses
fluid
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Expired
Application number
JP15034978U
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English (en)
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JPS5568753U (ja
Inventor
忠 古賀
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密封装置に関し、更に詳しくはシールリングを
回動軸に対し、同心位置に支承保持して、回動軸に対す
るシールリングの偏心によってもたらされるトラブルを
生起させないようにした自動調心式密封装置の構造を提
示するものである。
従来より、例えばポンプ装置に訃いては、第1図に示す
ように、ポンプ部とベアリング側とを遮断するメカニカ
ルシール装置を冷却するために、メカニカルシール装置
とポンプ部との間にラビリンスシールaを設け、吐出液
の一部をメカニカルシール装置とラビリンスシールaの
間に形成された空室内へ導いてメカニカルシール装置を
冷却させ、次いでラビリンスシールaを通してポンプ部
側へ戻すようになした構造が広く使用されている。
しかしながら、ポンプ装置等においては、回動軸が運転
中に中心軸線を移動させてラビリンスシールaに対し偏
心状態を示す傾向を備えているので、偏心発生に伴ない
、回動軸局面とラビリンスシールa内周面の隙間が円周
上一部に釦いて極小となり、該極小隙間部分に発熱現象
が生じ、回動軸局面、ラビリンスシール内周面に腐蝕、
損傷を発生させる。
この回動軸、ラビリンスシール間の相対偏心によるトラ
ブルは取扱液が揮発性に富んでいる場合等において特に
いちじるしい。
ポンプ部側のラビリンスシールが回動軸の偏心に対応し
て中心軸線を偏位させることができるようにするために
、第2図に示すように、ポンプケーシングと別体に形成
したシールリングをゴム材料製Oリング等の弾性体を介
してポンプケーシングに支持させ、一方の端面をポンプ
ケーシングに固設した内壁面に密接させてなる緩衝式シ
ールbが使用されているが、この種のものにおいてもシ
ールリングを回動軸に対し常時同心に保つことができな
いので、第1図の場合と同様のトラブルを回避すること
ができない。
本考案は上記した従来技術による密封装置における問題
点に鑑み、回動軸に外挿し、一方の端面を・・ウジング
の壁面に密接させるシールリングの内周面に、複数個の
極浅の凹所を円周方向に配設して該凹所内に流体を加圧
侵入させ、軸芯より上方の凹所に属する流体膜による回
動軸周面に対する圧力の重力方向の分圧力の和が、軸芯
より下方の凹所に属する流体膜による回動軸周面に対す
る圧力の動力方向の分圧力の和に比し、シールリングの
自重分だけ大きくなるように設定して、シールリングが
回動軸に対し、常時同芯位置に保たれるようになすもの
である。
上記した軸芯より上方の凹所内の液体膜による回動軸周
面に対する圧力と、軸芯より下方の凹所内の液体膜によ
る回動軸周面に対する圧力の調整は、各凹所に対し、液
圧調整機構を介して圧力流体を送入するか、軸芯より上
方の凹所の面積の緩和と軸芯より下方の凹所の面積の緩
和とを適宜に設定することによりなされる。
以下、本考案の実施例を図面にしたがって説明すると、
第3図および第4図は第1の実施例を示すものである。
回動軸1の軸封部・・フランジ2には該ハウジング2端
部に固設した端盤3およびバウシング2に内挿固着して
なる隔板4によって環状凹部5が構成される。
6は上記回動軸1に対し回動自在に外挿するとともに環
状凹部5内に位置せしめたシールリングであり、該シー
ルリング6の一端に設けた環状突起1は他端と上記隔板
4に設けた凹部8間に介装した圧縮型のコイルスプリン
グ90弾性によって端盤3の内面に気密的に当接してな
るとともに内壁10が回動軸1の周面との間に極小の隙
間を保つ内径に構成される。
当該内壁10面には円周方向に数個の等表面積になる凹
所11が等配されるとともに該各凹所11は連通孔12
釦よびシールリング6の外周に設けられた液圧調整機構
13を介して外周に開口するもので、液圧調整機構13
は螺孔14に対して絞り孔16を有する弁体15を螺着
したものである。
また上記凹所11の深さは数ミクロンから数十□クロン
であり、該凹所11に流体を注圧し密封装置を構成する
ものである。
なの図中17は上記軸封部ハウジング2の他端に設けた
シールフランジ、18は該シールフランジ17に嵌合保
持されたシールリングであり、回動軸1に外挿固着した
シール部材19と回動自在に密接してなり、上記密封装
置間に環状空室20を構成するとともにフラッシングポ
ート21から適当な圧力にてポンプ揚液等の流体を注入
するように構成される。
上記構成になる密封装置はフラッシングポート21から
環状空室20に注圧された流体が隔板4軸孔の間隙から
環状凹部5に侵入し、この流体が各絞り孔16を介して
凹所11に達するものであり、第4図に示すごとく軸心
面Hよシ上側の絞り孔16aが下側の絞り孔16bより
大径になり、上側凹所11a内の流体膜の回動軸1に対
する圧力の下向きの分圧力の和が、下側凹所11b内の
流体膜の回動軸1に対する圧力の上向き分圧力の和より
シールリング6の自重分だけ大きくなるように設定され
ている。
上記した上下各凹所11a−11b内の流体膜による回
動軸1に対する圧力の上下各方向の分圧力に対する回動
軸2かもの反力により、シールリング6は回動軸1に対
し、常時同心に保たれて安定したシール効果をもたらし
、更に内壁10が回動軸1と接触することがなく摩耗に
よる熱の発生が見られない。
つぎに第5図および第6図は本考案の他の実施例を示す
もので、本実施例はシールリングの内周面側に形成する
凹所の面積を軸心の上下において適宜の差を示すごとく
設定して上下各回所内の流体膜の回動軸に対する圧力の
間に差異を生じさせるものである。
回動軸10回りに構成された環状凹部5に位置せしめら
れるシールリング6′は一端に設けた環状突起γ′を、
該シールリング6′他端と隔板4の凹部8間に介装した
コイルスプリング9によって端盤3に対し気密的に押圧
保持してなる。
また内壁10′面にはコイルスプリング9側に一端を開
設してなる凹所11′が第6図に示すごとく円周方向に
配設されるとともに該凹所11′の幅は後述するととく
軸芯位置Hより上方のものが広く、筐た下方のものが狭
く構成され、・・フランジ2から突設したピン22の先
端がシールリング6′の外周軸方向に設けた係止溝23
に対し摺動自在に係合しシールリング6′の回動を阻止
してなる。
なお他の部分の構成は第1実施例と同様である。
上記構成になる装置はフラッシングポート21かもの流
体圧が環状四部5を介して各凹所11′に侵入した流体
により流体膜圧力として作用するもので、第6図に示す
ごとく凹所11′は軸芯に対し左右側は対称であるとと
もに上側の凹溝11′aの幅は下側の凹所11′bの幅
よシ広くなり、上側各凹溝11′a内の流体膜の回動軸
1に対する圧力の下向きの分圧力の和が、下側各凹所1
1′b内の流体膜の回動軸1に対する圧力の上向きの分
圧力の和よジシールリング6′の自重分だけ大きくなる
ように設定されている。
上記した上下各凹所11’a 、 11’b内の流体膜
の回動軸1に対する圧力の上下方向の分圧力に対する回
動軸1からの反力によシ−ルリング6′は回動軸1に対
し常時同心に保たれて安定したシール効果をもたらす。
以上説明したように本考案はシールリングを回動軸に対
して常時同心位置に保持することによシシール効果を最
大に発揮しようとするものであり、第2の実施例の場合
、各凹所の幅を変える代わりに凹所の配設分布を変える
ことによっても同様な効果を得ることができるものであ
る。
また本考案はシールリングと回動軸が非接触に保持され
るため摩擦熱の発生が小さく流体の蒸発現象による潤滑
不良を防止することができる等、良好なシール効果を維
持するものであり、本考案実施後の実用的効果は極めて
犬である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図および第2
図は従来のシール装置を示す略断面図、第3図は第1の
実施例を示す略断面図、第4図は同シール部拡大断面図
、第5図は第2の実施例を示す略断面図、第6図は同シ
ール部拡大断面図である。 1・・・・・・回動軸、2・・・・・・・・ウジング、
5・・・・・・環状凹部、6,6′・・・・・・シール
リング、9・・・・・・コイルスプリング、11,11
’・・・・・・凹所、12・・・・・・連通孔、13・
・・・・・液圧調整機構、21・・・・・・フラッシン
グポート、22・・・・・・ピン、23・・・・・−係
止溝、a・・・・・・ラビンスシール、b・・・・・・
Oリング緩衝式シールO

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動軸1に外挿し、一方の端面を・・ウジング2の壁面
    に密接させるシールリング6の内周面に、複数個の極浅
    の凹所11を円周方向に配設し、該凹所11内に流体を
    加圧侵入させる密封装置において、軸芯より上方の凹所
    11に属する流体膜により上記回動軸1の周面に付加さ
    せる圧力の重力方向の分圧力の和が、軸心より下方の凹
    所11に属する流体膜によシ上記回動軸1の周面に付加
    される圧力の重力方向の分圧力の和に比し、上記シール
    リング6の自重分だけ大きくなるように、上記各凹所1
    1に対し、液圧調整機構13を介して流体を送入するか
    、または軸心より上方の凹所11の面積の総和および軸
    心より下方の凹所11の面積の総和を設定して、上記シ
    ールリング6が上記回動軸1に対し、常時同心に保たれ
    るように構成したことを特徴とする自動調心式密封装置
JP15034978U 1978-11-02 1978-11-02 自動調心式密封装置 Expired JPS5836936Y2 (ja)

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JP15034978U JPS5836936Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02 自動調心式密封装置

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JP15034978U JPS5836936Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02 自動調心式密封装置

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Publication Number Publication Date
JPS5568753U JPS5568753U (ja) 1980-05-12
JPS5836936Y2 true JPS5836936Y2 (ja) 1983-08-19

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JP15034978U Expired JPS5836936Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02 自動調心式密封装置

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JP7350447B2 (ja) * 2019-12-09 2023-09-26 イーグル工業株式会社 メカニカルシール
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JPS5568753U (ja) 1980-05-12

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