JPH0129320Y2 - - Google Patents

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JPH0129320Y2
JPH0129320Y2 JP11437286U JP11437286U JPH0129320Y2 JP H0129320 Y2 JPH0129320 Y2 JP H0129320Y2 JP 11437286 U JP11437286 U JP 11437286U JP 11437286 U JP11437286 U JP 11437286U JP H0129320 Y2 JPH0129320 Y2 JP H0129320Y2
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JP
Japan
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rotating ring
rotating
ring
mechanical seal
set plate
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JP11437286U
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JPS63128365U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はメカニカルシールに関し、特に回転
軸を軸線方向に移動調整する必要のある回転機器
に適用する静止形メカニカルシールに関するもの
である。
〈従来の技術〉 うず巻きポンプ等の羽根車を回転させる形式の
ポンプ等においては羽根車とケーシングとの隙間
を調整するために、その回転軸を軸線方向に移動
調整する必要が生じる。従来、このような回転機
器にはその軸封装置としてグランドパツキンやリ
ツプシールなどが主として用いられてきた。しか
し、近時シール性の向上が求められてきており、
それに応えるものとしてメカニカルシールの適用
が検討されている。
しかし、メカニカルシールを回転軸を移動調整
する機器に用いた場合その調整によりメカニカル
シールの密封面の面圧が変化する問題が有る。
第3図は最も一般的な回転形メカニカルシール
の構成を示すもので、回転軸X上に装着された回
転環61はスプリング受け62のスプリング65
に押圧されグランドカバー63を介してケーシン
グ64に装着された非回転環60に押しつけられ
て密封面を構成している。このような構成におい
て、回転軸Xを軸線方向に移動させるとスプリン
グ受け62だけが移動し、メカニカルシールの装
着長さLが変化し、その結果、面圧が過大になつ
たり或は過小になつたりして漏洩が短期間に発生
することが予想される。即ち、装着長さLが長く
なると面圧が小さくなり、短くなると面圧が大き
くなるため、この面圧を一定に保つためには、装
着長さLを一定にする必要がある。
〈考案の概要〉 本考案は上記した点に鑑みて成されたもので、
まずメカニカルシールとして静止形の構造を採用
した上、ケーシング側に軸線方向移動可能に嵌装
された非回転環と、回転軸上に固定された回転環
と、該回転環から軸線方向所定距離の位置に形成
された非回転環位置決め用溝と、該溝に装脱可能
に嵌挿し非回転環に当接して非回転環の軸線方向
位置を規制するセツトプレートと、該セツトプレ
ートにより規制された位置で非回転環を固定する
固定具とを備えたことを特徴とするものである。
この構成によれば、回転軸を移動する際に非回
転環もセツトプレートによりその軸線方向位置を
規制され軸の移動量と同じだけ自動的に動かされ
るため、メカニカルシールの装着長さは常に一定
に保たれる。その結果密封面の面圧も一定とな
り、良好なシール性を維持できる。
また、本考案で静止形メカニカルシールを採用
したのは次ぎの理由による。通常の回転形メカニ
カルシールでは、装着の際に非回転環の密封面の
直角精度の高いものが要求されるため、本考案の
ように非回転環を軸線方向移動可能とした場合移
動の都度に精密な直角出し作業が必要と成り、軸
線方向移動作業に非常な手間がかかる。一方静止
形メカニカルシールでは非回転環の直角精度はそ
れほど高くなくても良く、軸線方向移動作業が容
易であるからである。
〈実施例〉 以下本考案をその一実施例に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図に示す実施例は本考案をうず
巻ポンプに適用した例である。図中50はケーシ
ング、51は羽根車であり羽根車51の位置をケ
ーシング50内でケーシングを解体することなく
調整する必要から、回転軸Xを軸線方向に移動調
整する。回転軸X上には回転環2が嵌挿固定され
ている。一方ケーシング50側には非回転環1が
嵌挿されている。非回転環1は非回転密封環10
とグランドカバー11から成り、この間にスプリ
ング12を介装して非回転密封環10を回転環2
方向へと押圧し、摺動密封面を形成するようにな
つている。
非回転密封環10とグランドカバー11は共に
軸線方向移動可能と成つている。また、非回転密
封環10とケーシング50との間にはOリング1
3が介装され、グランドカバー11と回転軸Xと
の間にはオイルシール14が介装されている。
このような回転環2、非回転密封環10、スプ
リング12、グランドカバー11などから構成さ
れるメカニカルシール装着長さLを一定に保つた
めに溝3が回転軸X上に形成されている。この溝
3にセツトプレート4が適宜装着されグランドカ
バー11の後端に当接してグランドカバー11の
位置決めを行い装着長さLを一定の値とする。セ
ツトプレート4は回転軸Xを移動調整するときの
み溝3に嵌挿されボルト40によりグランドカバ
ー11に装着され、通常の使用時には上にあげて
おく。第2図はセツトプレート4を上にあげた状
態を示すものである。これはセツトプレート4に
長孔をあけておき、上下方向スライド可能として
おけば良い。また、セツトプレート4はグランド
カバー11から取り外しできるようにしてもよ
い。
セツトプレート4によりその位置を規制された
グランドカバー11は固定具、この実施例ではセ
ツトスクリユウ5により固定される構成と成つて
いる。
次ぎに使用方法を説明する。回転軸Xを軸線方
向に移動調整するに際して、まずセツトスクリユ
ウ5を緩めグランドカバー11を移動自由な状態
にしておく。そして、セツトプレート4の下端を
溝3に差し込みボルト40によりグランドカバー
11の後端部に固定する。この状態で回転軸Xを
軸線方向に移動すれば、回転環2、非回転密封環
10、グランドカバー11は回転軸Xの移動と同
じだけ移動し、その装着長さLは回転軸Xの移動
による影響を受けず、常に一定に保たれる。回転
軸Xの移動調整を終えたら、セツトスクリユウ5
を締めてグランドカバー11を固定し、ボルト4
0を緩めてセツトプレート4を上にあげて、第2
図に示す状態とする。
以上により、非回転密封環10と回転環2が形
成する密封面の面圧を一定に保つたまま、回転軸
Xの移動調整を行うことが可能となる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案の静止形メカニカル
シールによれば、回転軸を移動調整する必要のあ
る回転機械において、回転軸の移動調整に際しメ
カニカルシールの装着長さが変わることがない。
その為摺動密封面の面圧が変化することなく、良
好なシール性を維持できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す半断面図、第
2図はセツトプレートを取外した状態を示す半断
面図、第3図は従来例を示す半断面図である。 1:非回転環、2:回転環、3:溝、4:セツ
トプレート、5:セツトスクリユウ、10:非回
転密封環、11:グランドカバー、12:スプリ
ング、13:Oリング、14:オイルシール、4
0:ボルト、50:ケーシング、51:羽根車、
60:非回転環、61:回転環、62:スプリン
グ受け、63:グランドカバー、64:ケーシン
グ、65:スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸を軸線方向に移動調整する必要のある回
    転機器に装着される静止形メカニカルシールにお
    いて、 ケーシング側に軸線方向移動可能に嵌装された
    非回転環と、 回転軸上に固定された回転環と、 該回転環から軸線方向所定距離の位置に形成さ
    れた非回転環位置決め用溝と、 該溝に装脱可能に嵌挿し非回転環に当接して非
    回転環の軸線方向位置を規制するセツトプレート
    と、 該セツトプレートにより規制された位置で非回
    転環を固定する固定具、 とを有することを特徴とする静止形メカニカルシ
    ール。
JP11437286U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPH0129320Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11437286U JPH0129320Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11437286U JPH0129320Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63128365U JPS63128365U (ja) 1988-08-22
JPH0129320Y2 true JPH0129320Y2 (ja) 1989-09-06

Family

ID=30997051

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11437286U Expired JPH0129320Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JP (1) JPH0129320Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS63128365U (ja) 1988-08-22

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