JPS6311390Y2 - - Google Patents

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JPS6311390Y2
JPS6311390Y2 JP15464983U JP15464983U JPS6311390Y2 JP S6311390 Y2 JPS6311390 Y2 JP S6311390Y2 JP 15464983 U JP15464983 U JP 15464983U JP 15464983 U JP15464983 U JP 15464983U JP S6311390 Y2 JPS6311390 Y2 JP S6311390Y2
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JP
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housing
axial
air supply
radial
bearing
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JP15464983U
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JPS6061517U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 技術分野 この考案は、加圧気体を軸とハウジングとの間
に送り込み、これによつて回転軸を支持するよう
にした静圧気体軸受に関するもので、特に、軸給
気式の静圧気体軸受装置の改良に関する。
ロ 従来技術 静圧気体軸受には軸受部への給気をハウジング
側から行うタプと軸側から行うタイプとがある。
後者のいわゆる軸給気式の場合、ハウジング内部
に配管を設ける必要がないからハウジングの、ひ
いては当該軸受装置全体の、小型軽量化を図るこ
とができ、有利である。このタイプの従来例を示
す第1図を参照すると、給気孔1は、ハウジング
2側より軸3側を大径となして、図中矢印方向に
供給される気体が抵抗なく流れるように作られて
いる。しかし、第2図から判るように、ハウジン
グ2と軸3との接触を避けるための約50μmのす
きま4が存在するが、このすきま4から気体の一
部が流出してしまう。その結果、供給気体の消費
流量の増加や給気圧の低下、したがつて、また、
軸受負荷容量および剛性の低下といつた問題が生
ずる。
ハ 考案の目的 この考案の目的は、上に述べたごとき従来の問
題を解消し得る構造の軸給気式静圧気体軸受装置
を提供することである。すなわちこの考案は、所
定箇所以外からの供給気体の不必要な流出を防止
して給気の圧力損失を低減させるとともに気体の
消費流量が少ない改良した軸給気式静圧気体軸受
装置を提供せんとするものである。
ニ 考案の構成 この考案の軸給気式静圧気体軸受装置は、加圧
気体の供給口21を備えたハウジング11と、こ
のハウジング内に回転自在に収容され、内部に給
気孔20を備えた軸12とからなる。
軸12は互いに軸方向に離隔した第1および第
2のラジアル軸受部16,17を備えた軸部分1
8と、軸部分18の一端に形成された軸線に対し
て垂直なスラスト板19とを含む。
第1のラジアル軸受部16は、ハウジング11
の供給口21と連通する環状溝22、この環状溝
22と給気孔20とを連通せしめる半径方向孔2
6、および周方向に配列され一端にて環状溝22
と連通する複数の軸方向溝23を有する。
第2のラジアル軸受部17は周方向に配列され
た複数の軸方向溝32、および各軸方向溝と給気
孔20とを連通せしめる半径方向孔33を有す
る。
第1および第2のラジアル軸受部16,17に
おいては、隣接する軸方向溝32の間の畝部2
4,34とハウジング11の受面とでいわゆる表
面絞りが構成される。
スラスト板19はその軸方向両側面を受面2
7,28となしてあり、かつ、給気孔20と連通
するとともに各受面27,28に開口するノズル
29を有し、対向するハウジング11の受面3
0,31とでもつてスラスト軸受を構成する。
ホ 考案の効果 この考案によれば、ハウジング側の供給口と軸
とは非接触でありながら、供給気体の不必要な流
出が効果的に防止される。この結果、給気圧の圧
力損失が少なく、また、消費流量の少ない、コン
パクトな軸給気式静圧気体軸受装置を提供するこ
とができる。
さらに、特にラジアル軸受部において、いわゆ
る表面絞りを採用したことにより、供給気体の流
出防止に加えて、軸受のラジアル剛性の向上とい
つた効果も得られるものである。
ヘ 実施例 以下、第3〜6図に示すこの考案の実施例につ
いて述べる。
この実施例は情報機器や音響機器等におけるス
ピンドル装置に応用したもので、スピンドル装置
はハウジング11と、軸12と、軸12を回転駆
動するモータ13を含む。図示実施例において
は、モータ13はハウジング11に固定したステ
ータ14と、軸12に固設したロータ15とから
なるコンパクトな構成を有するものであるが、勿
論これ以外の構成を採択してもよいし、さらに、
これに代えてタービンドライブ方式とすることも
可能である。
軸12はハウジング11内に回転自在に収容さ
れている。軸12は、この概ね両端部に互いに軸
方向に離隔したラジアル軸受部16,17を備え
た軸部分18と、軸部分18の一端に形成された
軸線に対して垂直に延在するスラスト板19とか
らなる。軸12は内部に軸方向に延伸する給気孔
20を備えている。
第1のラジアル軸受部16は軸部分18の他の
部分より大径であつて、ハウジング11に開設さ
れた加圧気体の供給口21と連通する環状溝22
と、この環状溝22の軸方向両側に周方向に配列
され一端にて環状溝22と連通する複数の軸方向
溝23を備えている。供給口21から供給される
気体が軸12側に流れ易いように、環状溝22の
幅は供給口21の口径より大きくしてある。
軸方向溝23の一端は上に述べたとおり環状溝
22と連通するが、他端は大径部の端縁より軸方
向内側にて終結している。別言すれば、ラジアル
軸受部の軸方向外側端には、軸方向溝によつて中
断されない環状大径部35が存在する。(これは
後述する第2のラジアル軸受部17についてもい
える。)したがつて、軸方向溝23は環状溝22
から気体を導き、その全長に亘つて圧力分布を発
生させる。なお、第4図に示すように、第1のラ
ジアル軸受部16とハウジング11の受面との間
の軸受すきま25を、静圧軸受で通常採用される
値(好ましくは数μm〜10数μm)とすることによ
つて、該部からの気体の流出を防ぐことができる
ことに加えて、畝部24とハウジング11の受面
とによるいわゆる表面絞り効果が期待できる。か
くして第1のラジアル軸受部16は高い剛性を備
えた静圧ラジアル軸受を構成する。
環状溝22は、第5図からわかるように、1以
上の半径方向孔26を通じて給気孔20と連通し
ており、給気孔20に流入した加圧供給気体は、
一方では第2のラジアル軸受部17へ、他方では
スラスト板19へ向かう。
第2のラジアル軸受部17は、周方向に配列し
た複数の軸方向溝32を備えている。各軸方向溝
32は第6図に示すように、半径方向孔33を通
じて給気孔20と連通する。したがつて、第1の
ラジアル軸受部17におけると同様、軸方向溝3
2は給気孔20から加圧気体を導き、その全長に
亘つて圧力分布を発生させる。また、隣接する軸
方向溝32の間の畝部34は、対向するハウジン
グ11の受面と協働して表面絞り作用を発揮す
る。なお、第2のラジアル軸受部17において
も、隣接軸方向溝32間の畝部34とハウジング
11の受面との間の軸受すきまは、上述の第1の
ラジアル軸受部16におけると同様の趣旨から、
数μm〜10数μmとする。しかして第2のラジアル
軸受部17も高い剛性を備えた静圧ラジアル軸受
を構成する。
スラスト板19はその軸方向両側面を受面2
7,28となし、給気孔20と連通するとともに
スラスト板19の各受面27,28に開口したノ
ズル29を有する。スラスト板19の各受面と対
向するハウジング11の受面30,31は、スラ
スト板19の厚さより若干大なる距離を隔てて対
向している。しかして、給気孔20を通して供給
される加圧気体がノズル29から噴出することに
より、スラスト板19の受面27,28とハウジ
ング11の受面30,31とでもつて静圧スラス
ト軸受が構成される。
第1および第2のラジアル軸受部16,17は
軸部分18上の位置に関して互いに交代しても、
その基本的効果は変わることはない。また、第1
のラジアル軸受部16の軸方向溝23は、図示
し、かつ、既に述べたように環状溝22の軸方向
両側に設けるのでなく、片側にのみ設けてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸給気式静圧気体軸受装置の軸
方向断面図、第2図は第1図の部拡大図、第3
図はこの発明の実施例たる軸給気静圧気体軸受の
軸方向断面図、第4図は第3図の部拡大図、第
5図は第3図の−線に沿う軸の断面図、第6
図は第3図の−線に沿う軸の断面図である。 11……ハウジング、12……軸、16,17
……ラジアル軸受部、18……軸部分、19……
スラスト板、20……給気孔、21……供給口、
22……環状溝、23,32……軸方向溝、2
4,34……畝部、25……軸受すきま、26,
33……半径方向孔、27,28……スラスト板
の受面、29……ノズル、30,31……ハウジ
ングの受面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加圧気体の供給口を備えたハウジングと、互い
    に軸方向に離隔した第1および第2のラジアル軸
    受部を備えた軸部分および該軸部分の一端に形成
    したスラスト板を含み内部に給気孔を備えた軸と
    からなり、前記第1のラジアル軸受部が前記供給
    口と連通する環状溝、該環状溝と前記給気孔とを
    連通せしめる半径方向孔、および周方向に配列さ
    れ一端にて前記環状溝と連通する複数の軸方向溝
    を有し、前記第2のラジアル軸受部が周方向に配
    列された複数の軸方向溝と各軸方向溝を前記給気
    孔と連通せしめる半径方向孔とを有し、前記第1
    および第2のラジアル軸受部において、前記軸方
    向溝間の畝部と前記ハウジングの受面とで表面絞
    りを構成し、前記スラスト板がその軸方向両側面
    をハウジングの受面と対向する受面となし、か
    つ、前記給気孔と連通するとともに前記スラスト
    板の受面にて開口するノズルを有する軸給気式静
    圧気体軸受装置。
JP15464983U 1983-10-04 1983-10-04 軸給気式静圧気体軸受装置 Granted JPS6061517U (ja)

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JP15464983U JPS6061517U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 軸給気式静圧気体軸受装置

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Publication Number Publication Date
JPS6061517U JPS6061517U (ja) 1985-04-30
JPS6311390Y2 true JPS6311390Y2 (ja) 1988-04-04

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ID=30341790

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0645701Y2 (ja) * 1988-01-30 1994-11-24 京セラ株式会社 セラミック製回転軸
JP6526948B2 (ja) * 2014-05-28 2019-06-05 ピー・エス・シー株式会社 静圧軸受付サーボ弁

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JPS6061517U (ja) 1985-04-30

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