JPS6246898Y2 - - Google Patents

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JPS6246898Y2
JPS6246898Y2 JP1981092460U JP9246081U JPS6246898Y2 JP S6246898 Y2 JPS6246898 Y2 JP S6246898Y2 JP 1981092460 U JP1981092460 U JP 1981092460U JP 9246081 U JP9246081 U JP 9246081U JP S6246898 Y2 JPS6246898 Y2 JP S6246898Y2
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JP
Japan
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ball
housing
bearing
thin layer
resin bearing
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JP1981092460U
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JPS57203136U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、厚さ0.2mm乃至0.8mm程度の薄層の樹
脂製軸受をハウジング内周に強固に固定する構造
に関する。
ハウジング内にボールスタツド一端の球頭部を
回動自在に支持した自動車操向装置あるいは懸架
装置などのボールジヨイントは、一般に高荷重用
は金属対金属が摺接する高摩擦抵抗のメタルコン
タクト、低荷重用には金属対樹脂が摺接する低摩
擦抵抗の樹脂コンタクトが適用されている。しか
し省エネ指向から小型軽量化はもとより低摩擦抵
抗で高荷重に耐えるボールジヨイントの開発が望
まれている。
そこで考えられたのが、第1図に示す如くボー
ルスタツド球頭部4との摺動面の高荷重負担側に
0.2乃至0.9mm程度の薄層の樹脂軸受13を設けて
低摩擦化および荷重下におけるボールスタツド移
動量(リフト量)の微少化を図るとともに、ハウ
ジング内壁面を一体のバツクメタルとみなし薄層
の樹脂軸受13を半球状受座7に密接させて耐高
荷重にすることである。
しかしこの場合は、第2図右側に示す如く荷重
下で樹脂薄層部がフローを起こして軸方向大開口
側に伸び減厚部20が発生するとともにメタルコ
ンタクトも発生する。およびハウジング5内で薄
層の樹脂軸受13が回転運動などを生じて異常に
摩耗することがあり、そのため充分な耐久性が得
られない問題があつた。
この点、実開昭55−168715号の如く、樹脂軸受
の大径端面にハウジングの一部を対向させ、その
伸びを防止する方法もある。しかしこの構造によ
ると、樹脂軸受13のフランジ部は、仮にフラン
ジ部外周が締め付けられると、中空半球状部とフ
ランジ部を連結する円筒状部に形成された内周突
出部が球体部1Aを締め付け、ボールスタツドの
作動トルクを増大させる欠点がある。
そこで本考案は上記問題を解決するために行わ
れたもので、0.2mm乃至0.9mm程度の薄層の樹脂軸
受をハウジングに対して固定するにあたり、圧入
固定の変形に基づくボールスタツド作動トルクの
上昇を防止し得るボールジヨイントの樹脂軸受固
定構造の提供を目的とする。
以下本考案の実施例のその構成を図面によつて
説明する。
第3図はボールジヨイントを表わすもので、図
において2はボールスタツドで軸部3の一端に球
頭部4を有する。
5はハウジングで、開口6に続く内周に半球状
の受座7およびその受座の赤道部分からハウジン
グ軸線方向他端側に略円筒状の円筒壁面8とを有
するとともに、赤道付近の内周に同心環状の環状
溝10が形成されている。
13は高荷重負担側の樹脂製の軸受で、第4図
にも拡大して示すようにハウジングの半球状受座
7に適合する中空半球状部14と中空半球状部の
赤道部分に接続された実質的に内周に突出部を有
しない円筒状15およびハウジングの環状溝10
に嵌合する外周に突出したフランジ部16とが形
成されている。
この樹脂軸受13は、例えばポリエチレン、ポ
リアミド、ポリアセタールなどにより中空半球状
部14の厚さが0.2乃至0.9mm程度の薄層に形成さ
れる。
この軸受のフランジ部16は、樹脂軸受13を
ハウジング5内に確実強固に固定するため径方向
に厚く形成されていると共に、その内周面は球頭
部と非接触と成るよう、球頭部4の径より若干大
きく形成されている。
18はロアー軸受で荷重負担が少ないためウレ
タンラバーなどで形成され、摺動部の摩耗吸収の
ため軸線方向に圧縮された状態でセツトされる。
11はハウジング5の一端を閉鎖する閉止板でサ
ークリツプ12により抜け止めされている。
つぎにハウジング5に対する樹脂軸受13の固
定について第5図を用いて説明する。
基本的にはハウジングの半球状受座7と軸受の
中空半球状部14とが密接するようにハウジング
5内に樹脂軸受13を圧入する。
肩9を通過したフランジ部16は、自身の弾力
で復元しそれによつて環状溝10に強く嵌合す
る。
この厚肉のフランジ部16の環状溝10に対す
る嵌合により、樹脂軸受13はハウジング5に対
して強固に固定されボールジヨイント使用中にお
いても移動や回転等の運動をすることがなく、中
空半球状部14も半球状受座7に隙間なく密接し
ボールジヨイント使用中の荷重支持を密接した半
球状受座により確実なものとする。
およびこのボールジヨイントは、樹脂軸受13
を球頭部4との非接触部分でハウジングに強固に
固定するので、被圧入部である厚肉のフランジ部
16の圧入固定による変形が、当該樹脂軸受とボ
ールスタツド球頭部との接面圧力を過大に高める
ことがない。すなわち、中空半球状部14とフラ
ンジ部16とを実質的に内周に突出部を有しない
円筒状部15で連結してあるので、円筒状部15
の内周が球頭部を強く締付けることがない。
そのためこの円筒状部15に内周突出部を有す
る従来のもののボールスタツド作動トルクが約
0.5Kgf・mであつたものが、内周突出部を無く
したことにより約0.08Kgf・mと激減した。
またボールジヨイント使用中に薄層の中空半球
状部14に高荷重が作用した場合、中空半球状部
14は抵抗の少ない赤道側へ伸びようとするが、
強固に環状溝10に嵌合した厚肉のフランジ部1
6が伸びを阻止するので、中空半球状部14の薄
層が破壊されることがない。
したがつてボールジヨイントは長期にわたつて
低摩擦および耐高荷重特性を維持できる。
以上のように本考案によれば、0.2mm乃至0.9mm
程度の薄層の樹脂軸受をハウジングに対して固定
するにあたり、中空半球状部と厚肉フランジ部と
を実質的に内周に突出部を有しない円筒状部で連
結してあるので、厚肉部分の圧入固定による変形
が、当該樹脂軸受とボールスタツド球頭部との接
面圧力を過大に高めることが無く、圧入固定の変
形に基づくボールスタツド作動トルクの上昇を防
止できる。
と共に、球頭部と接する樹脂軸受の薄層部分に無
理な固定締代を設ける必要が無く、このこともボ
ールスタツド作動トルクの上昇回避に極めて有効
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は開発段階のボールジヨイントを表わす
断面図、第2図は第1図の樹脂軸受を拡大して表
わすもので左半分が使用前、右半分がフロー発生
状態の説明図、第3図は本考案の実施例を表わす
もので樹脂軸受固定構造を採用したボールジヨイ
ントの断面図、第4図は第3図に示された樹脂軸
受の拡大断面図、第5図は第3図に示されたボー
ルジヨイントの組立状態の説明図である。 記号の説明、1……ボールジヨイント。2……
ボールスタツド。4……球頭部。5……ハウジン
グ。13……樹脂軸受。14……中空半球状部
(薄層部分)。15……円筒状部。16……フラン
ジ(厚肉部分)。18……軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が開口し他端が閉鎖されたハウジング5内
    にボールスタツド2一端の球頭部4を開口側の樹
    脂製の軸受13と閉鎖側の軸受18を介して回動
    自在に支持したボールジヨイント1において、前
    記開口側の軸受13には球頭部4に接する厚さ
    0.2mm乃至0.9mm程度の環状の薄層部分14と、そ
    の薄層部分14に接続され前記球頭部4の赤道部
    分を僅かに越えて延びると共に実質的に突出部を
    有しない円筒状部15および、その円筒状部15
    に接続され半径方向外周に向けて厚さが増大され
    前記球頭部4と非接触の厚肉部分16とを設け、
    また前記厚肉部分16を前記ハウジング5に対し
    て強固に圧入固定して前記薄層部分14を前記ハ
    ウジング5内周に固定させたことを特徴とするボ
    ールジヨイントの樹脂軸受固定構造。
JP1981092460U 1981-06-23 1981-06-23 Expired JPS6246898Y2 (ja)

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JPS57203136U JPS57203136U (ja) 1982-12-24
JPS6246898Y2 true JPS6246898Y2 (ja) 1987-12-22

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JPS62171512A (ja) * 1986-01-24 1987-07-28 Musashi Seimitsu Ind Co Ltd ボ−ルジヨイント

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JPS55168715U (ja) * 1979-05-21 1980-12-04

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JPS57203136U (ja) 1982-12-24

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