JPH11190200A - トンネル内灯具の作業車 - Google Patents

トンネル内灯具の作業車

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JPH11190200A
JPH11190200A JP9368518A JP36851897A JPH11190200A JP H11190200 A JPH11190200 A JP H11190200A JP 9368518 A JP9368518 A JP 9368518A JP 36851897 A JP36851897 A JP 36851897A JP H11190200 A JPH11190200 A JP H11190200A
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康浩 岩切
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トンネル内灯具の作業車が、ガイドレールにお
ける半径の小さな曲線走行部を走行できるようにする。 【解決手段】作業車Aの走行方向Pにおける前後に配設
されたボギーローラ装置Eを、ボギーアーム18を介し
て作業車Aのフレーム8の前後方向におけるほぼ中央部
に設けられたアーム支点軸16の軸心(旋回中心C1
に対して旋回可能に取付けることにより、該作業車A
が、ガイドレールGの曲線走行部を走行する際に、前記
ボギーローラ装置Eを旋回させ、前記ガイドレールGの
曲線走行部の接線方向に近い方向に沿わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドレールに対
して吊下状態で自走して、トンネル壁面に設置された灯
具の交換、清掃等の各種作業を行うためのトンネル内灯
具の作業車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル内灯具の作業車は、垂直及び水
平の各ローラを備えたボギーローラ装置がフレームの前
後方向の各端部に装着されて、トンネル壁面に取付けら
れたガイドレールに前記各ボギーローラ装置を介して吊
り下げられ、前記ガイドレールの起立板を挟持した一対
の駆動ローラの駆動回転により自走して、トンネル壁面
に設置された灯具の交換、清掃等の各種作業を行うため
のものである。前記ガイドレールの設置形態の一つとし
て、図11に示されるように、一方のトンネル開口でU
字状にわん曲させて設置して、作業車の一往復により、
トンネル壁面の両側に設置されている全ての灯具の交
換、清掃等を行うものがある。このようなガイドレール
Gの設置形態では、そのU字状にわん曲している部分G
aの曲線走行部の曲率半径が小さくなる。このため、小
さな半径の曲線走行部においても、走行可能な作業車が
必要とされる。
【0003】本出願人は、上記した曲線走行部において
も走行可能な作業車を開発して、特願平8-188549号とし
て出願を行った。この作業車は、図12及び図13に示
されるように、フレーム51の前後方向の両端部にそれ
ぞれ垂直旋回軸52を設けて、各ボギーローラ装置E’
を前記各垂直旋回軸52を中心にして左右に旋回可能に
したものである。ボギーローラ装置E’は、水平取付板
53に複数個の水平ローラ54と垂直ローラ55とが取
付けられた構成で、水平ローラ54は、ガイドレールG
のガイド板56を両側から挟持した状態で走行し、垂直
ローラ55は、作業車の重量を支持した状態でガイド板
56の上面を走行する。また、ボギーローラ装置E’
は、ボギーアーム57を介して前記垂直旋回軸52に連
結され、該垂直旋回軸52を中心にして左右に旋回可能
になっている。なお、図12及び図13において、58
は、フレーム51の前後方向の各端部に設けられた駆動
ローラを示す。
【0004】このため、曲線走行部においては、ボギー
ローラ装置E’が垂直旋回軸52を中心に旋回するため
に、作業車の曲線走行が可能となる。しかし、ボギーロ
ーラ装置E’と垂直旋回軸52との間の長さである旋回
半径が短いために、フレーム51の幅方向に沿ったボギ
ーローラ装置E’の移動量に対する旋回角度が大きくな
って、ガイドレールGと水平ローラ54とが干渉し易く
なる。
【0005】ここで、「ガイドレールと水平ローラの干
渉」とは、ボギーローラ装置の全体の方向と、該装置が
走行中のガイドレールの部分の接線方向とのなす交叉角
度が一定角度を超える結果、4個1組の水平ローラのう
ち、一方の対角線方向に配置された2個の水平ローラが
ガイド板の両端面を押し付け合うと同時に、他方の対角
線方向に配置された残りの2個の水平ローラのガイド板
の端面との間に隙間が生じて、大きな走行抵抗が生ずる
現象をいう。しかも、この「干渉現象」は、ガイドレー
ルの曲線走行部において、前後の各ボギーローラ装置の
相互間においても生ずることになる。このため、個々の
ボギーローラ装置では、大きな干渉は生じていなくて
も、前後の各ボギーローラ装置が相互に干渉し合って、
大きな走行抵抗になることがある。そして、前記交叉角
度が一定角度を超えると、一方の対角線方向の2個の水
平ローラのガイド板に対する押付力が極度に大きくなっ
て、作業車は走行不能となる。
【0006】よって、旋回半径の小さなボギーローラ装
置を備えた上記作業車の曲線走行可能なガイドレールG
の曲率は、一定以上の大きなものに限定され、上記した
ようにトンネルの一方の開口でU字状にわん曲されたガ
イドレールGの小さな曲率には対応できない。なお、片
側2車線のトンネルにおいて、ガイドレールGのU字状
部分Gaの最小曲率半径は、約2mである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
したトンネル内灯具の作業車において、ボギーローラ装
置の旋回半径を極力大きくして、半径の小さな曲線走行
部における走行を可能にすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、上記構成のトンネル内灯具
の作業車において、フレームの前後方向の中央部に設け
られた垂直旋回軸を中心にして2本のボギーアームを左
右に旋回可能に支持して、各ボギーアームの自由端部に
ボギーローラ装置をそれぞれ装着したことである。
【0009】ボギーローラ装置の旋回中心は、フレーム
の前後方向の中央部に設けられているために、2本のボ
ギーアームが重ならない範囲内において、その旋回半径
を最大にすることができる。このため、フレームの幅方
向に沿ったボギーローラ装置の移動量が大きくなるのに
加えて、当該移動量に対するボギーアームの旋回角度を
小さくできて、ボギーローラ装置全体の走行方向を、当
該装置が走行中のガイドレールの接線方向に近い方向に
沿わせることができる。このことは、フレームの幅方向
に沿ったボギーローラ装置の移動量を大きくしても、こ
れを構成する各水平ローラがガイドレールのガイド板と
干渉しなくなることを意味する。しかも、ボギーローラ
装置の旋回半径が大きいと、上記「干渉現象」を回避で
きるのみならず、ボギーローラ装置の旋回半径の大きさ
に比例して、ガイドレールの曲線走行部におけるボギー
ローラ装置の追随性が高まって、スムーズに走行できる
ことにもなる。従って、本発明に係るボギーローラ装置
の支持構造によれば、半径の小さな曲線走行部における
走行が可能となる。
【0010】上記理由から、各ボギーローラ装置は、そ
の旋回半径が長い程、上記効果が顕著となるために、そ
の垂直旋回軸をフレームの前後方向の中央に設けて、前
後の各ボギーローラ装置を同一の垂直旋回軸を中心にし
て左右に旋回可能に支持することが望ましい。
【0011】このように、ボギーアームを長くすると、
半径の小さな曲線走行部における走行が可能となる反
面、作業車の幅方向に対する規制が少なくなるために、
加速、減速時等において、作業車に力が作用すると、作
業車が幅方向(左右)に振れ易くなったり、或いは一対
一組となった駆動ローラの設置部位に限定が加わる。こ
の駆動ローラの設置部位は、ボギーローラ装置の旋回を
阻害しないことを条件とすると、前後に設けられた各ボ
ギーローラ装置の直上部と、その垂直旋回軸が設けられ
ているフレームの中央部との3個所に限定される。ここ
で、フレームの中央部に一対の駆動ローラを設けると、
作業車に作用する力の方向と、作業車の進行方向とが合
致するので、作業車に回転力が作用しなくなって、作業
車の走行が最もスムーズになると共に、駆動力を最も効
率的に使用できる。また、該駆動ローラ自体によって
(別の規制部材を設けることなく)、走行中における作
業車の幅方向の振れを防止できる利点がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は本発明に係るトンネル内灯具
の作業車Aと、バッテリー車Bとが連結された状態の側
面図、図2は同じく平面図、図3は作業車Aの正面図、
図4はボギーローラ装置Eの拡大平面図、図5は同じく
一部を破断した側面図、図6は同じく一部を破断した正
面図である。図1ないし図3に示されるように、トンネ
ル内灯具の作業車Aには、駆動源である主モータMが搭
載されている。この主モータMの電源であるバッテリー
3は、バッテリー車Bに搭載されていて、両車A,Bは
連結器4を介して連結されている。バッテリー車Bは、
作業車Aに電源を供給するための車両であり、作業車A
に追随して走行される。作業車Aとバッテリー車Bは、
いずれもトンネルの壁面Wにブラケット5を介して該壁
面Wと平行に取付けられた逆T字状のガイドレールGに
吊り下げられた状態で走行する。作業車A及びバッテリ
ー車Bの各上面における走行方向Pの前後部には、それ
ぞれボギーローラ装置Eが配設されている。
【0013】最初に、作業車Aの構成について説明す
る。作業車Aの上面における走行方向Pのほぼ中央部に
は、一対の駆動ローラ6が前記走行方向Pに直交して設
けられている。該一対の駆動ローラ6は、ガイドレール
Gの起立板1を両側から挟んでいて、その少なくとも一
方が駆動回転されて、バッテリー車Bを牽引、或いは押
しながら、作業車Aを前後方向に走行させる。なお、図
1ないし図3において、11は主モータMの回転を減速
させる減速機、12は減速機の出力軸からの動力の伝達
方向を変換させるためのかさ歯車装置を示す。
【0014】次に、ボギーローラ装置Eについて説明す
る。作業車A及びバッテリー車Bの各ボギーローラ装置
Eの構成はほとんど同一なので、以降、作業車Aについ
てのみ説明する。作業車Aのフレーム8の上面で、一対
の駆動ローラ6の前後の部分には、それぞれ2つのアー
ム支点軸16が立設されている。図5及び図6に示され
るように、このアーム支点軸16には、軸受17を介し
てボギーアーム18の基端部18aが装着されている。
ボギーアーム18は、アーム支点軸16の軸心を中心に
旋回可能である。即ち、この軸心が、ボギーアーム18
の旋回中心C1である。そして、ボギーアーム18の自
由端部18bは中空の円筒形状を成していて、その中空
部分に軸受19を介して旋回軸21が装着されている。
旋回軸21は、その軸心(旋回中心C2 )を中心に旋回
可能である。この旋回軸21の両側面部には、該旋回軸
21に直交する下側水平軸22aが固着している。これ
らの下側水平軸22aは、ボギーアーム18の自由端部
18bに形成された長穴23を介して外方に突出されて
いる。各下側水平軸22aにおいて、ボギーアーム18
の自由端部18bから突出した部分には、それぞれ下側
垂直ローラ24aが回転可能に装着されている。
【0015】更に、各下側水平軸22aの先端部には、
L字状のブラケット25が固着されており、該ブラケッ
ト25の水平部分25aには、走行方向Pの前後に2本
の垂直軸26が立設されている。各垂直軸26には、そ
れぞれ水平ローラ27が回転可能にして装着されてい
る。これら二対の水平ローラ27は、ガイドレールGの
ガイド板2を挟持している。また、ブラケット25にお
ける走行方向Pのほぼ中央部には、側板28が立設され
ている。各側板28の上部には、上側水平軸22bが設
けられていて、各水平軸22bには上側垂直ローラ24
bが装着されている。前述した下側垂直ローラ24aと
前記上側垂直ローラ24bとは、ガイドレールGのガイ
ド板2を上下から押圧している。このように、ボギーロ
ーラ装置Eは、ガイドレールGのガイド板2の下方に配
置されるブラケット25に、一対の上側及び下側の各垂
直ローラ24a,24b と、同じく二対の水平ローラ27
とが取付けられた構成である。そして、上側及び下側の
各垂直ローラ24a,24b がガイドレールGのガイド板
2を垂直方向に押圧し、二対の水平ローラ27が同じく
ガイド板2を水平方向に押圧することにより、ガイドレ
ールGに支持される。しかも該装置Eを構成するブラケ
ット25は、旋回軸21の軸心(旋回中心C2)を中心
に旋回可能である。作業車A及びバッテリー車Bは、い
ずれも走行方向Pに沿った両端部に配設された各ボギー
ローラ装置Eを介して、ガイドレールGに吊り下げられ
た状態で走行する。
【0016】次に、作業車Aが、ガイドレールGの曲線
走行部を走行する場合におけるボギーローラ装置Eの作
用について説明する。図7に示されるように、作業車A
が、ガイドレールGの直線部から曲線走行部に進入する
場合、最初に作業車Aのフレーム8の前部に取付けられ
たボギーローラ装置Eが進入する。すると、二対の水平
ローラ27のうち、ガイドレールGの内側部分(曲率半
径Rの中心Oの存する側)に位置する2個の水平ローラ
27が、ガイドレールGのガイド板2に押し付けられ
る。その結果、ボギーアーム18が、フレーム8に対し
てアーム支点軸16の軸心(旋回中心C1 )を中心に、
曲率半径Rの中心Oの存する側に向かって旋回される。
【0017】前記アーム支点軸16は、フレーム8の前
後方向のほぼ中央部に設けられている。このため、図8
に示されるように、フレーム8の幅方向(作業車Aの走
行方向Pと直交する方向)に沿ったボギーローラ装置E
の移動量が大きくなるのに加えて、当該移動量に対する
ボギーアーム18の旋回角度θを小さくすることがで
き、ボギーローラ装置E全体の走行方向を、当該装置E
が走行中のガイドレールGの接線方向に近い方向に沿わ
せることができる。その結果、ボギーローラ装置Eがフ
レーム8の幅方向に沿って移動しても、該装置Eを構成
する各水平ローラ27と、ガイドレールGのガイド板2
との干渉が回避できる。しかも、ガイドレールGの曲線
走行部におけるボギーローラ装置Eの追随性が高まっ
て、該装置Eはスムーズに走行する。
【0018】ボギーローラ装置Eが旋回中心C1 を中心
に旋回されるに伴い、二対の水平ローラ27が、ガイド
レールGのガイド板2の両端部を押圧する状態も変化す
る。即ち、図9に示されるように、二対の水平ローラ2
7のうち、いずれか一方の対角線上に位置される水平ロ
ーラ27がガイドレールGのガイド板2の両端部に押圧
され、他方の対角線上に位置される水平ローラ27と前
記両端部との間に隙間eが生じることがある。即ち、ガ
イドレールGと各水平ローラ27との干渉が生じる。し
かし、本発明の場合、二対の水平ローラ27を支承する
ブラケット25は、旋回軸21の旋回中心C2 を中心に
旋回可能である。そのため、上記した干渉状態を呈した
二対の水平ローラ27は、前記隙間eを消滅させようと
する方向に旋回されるため、全ての水平ローラ27は、
ほぼ均一な押圧力でガイドレールGのガイド板2の両端
部に押圧される。即ち、ガイドレールGのガイド板2と
各水平ローラ27との干渉が回避される。この結果、作
業車Aは、より小さな曲率で曲げられたガイドレールG
の曲線走行部を走行できる。
【0019】上記したように、各ボギーローラ装置E
は、その旋回半径(ボギーアーム18の長さ)が長い
程、より小さな曲率のガイドレールGの曲線走行部を走
行可能である。そのため、ボギーアーム18の旋回中心
1 をフレーム8の中央に設けて、前後の各ボギーロー
ラ装置Eが同一のアーム支点軸16を中心に左右に旋回
されることが望ましい。この実施例の作業車を図10に
示す。
【0020】このように、ボギーアーム18を長くする
ことにより、作業車Aが曲率の小さな曲線走行部におい
て走行できる。しかし、作業車Aの幅方向に対する規制
が少なくなり、加速、減速時等に、該作業車Aが幅方向
(左右方向)に振れ易くなる。また、一対の駆動ローラ
6の設置部位に限定が加わる。一対の駆動ローラ6の設
置部位は、ボギーローラ装置Eの旋回を阻害しないこと
を条件とすると、フレーム8の前後に設けられた各ボギ
ーローラ装置Eの直上部と、ボギーアーム18のアーム
支点軸16が設けられているフレーム8の中央部との3
箇所に限定される。ここで、いずれかのボギーローラ装
置Eの直上部に一対の駆動ローラ6を設けた場合、加
速、減速時等に作業車Aが幅方向に振れることを防止す
るため、フレーム8の中央部に一対のガイドローラ(図
示せず)を設ける必要がある。しかし、一対の駆動ロー
ラ6を、フレーム8における走行方向Pの中央部に設け
ると、該駆動ローラ6により、走行中の作業車Aの幅方
向の振れが防止できる。
【0021】バッテリー車Bにおけるボギーローラ装置
Eの作用は、作業車Aにおけるボギーローラ装置Eの作
用と全く同一である。
【0022】
【発明の効果】本発明は、フレームの前後方向の中央部
に設けられた垂直旋回軸を中心にして2本のボギーアー
ムを左右に旋回可能に支持して、各ボギーアームの自由
端部にボギーローラ装置をそれぞれ装着することによ
り、ボギーローラ装置の旋回半径を大きくしたので、フ
レームの幅方向に沿ったボギーローラ装置の移動量を大
きくしても、ボギーローラ装置全体の走行方向を、当該
装置が走行中のガイドレールの接線方向に近い方向に沿
わせることが可能となる。また、ボギーローラ装置の旋
回半径が大きいために、ガイドレールの曲線走行部にお
けるボギーローラ装置の追随性も高まって、半径の小さ
なガイドレールの曲線走行部における作業車のスムーズ
な走行が可能となる。
【0023】また、左右に旋回するボギーローラ装置の
垂直旋回軸をフレームの前後方向の中央部に設けてある
ので、そのボギーアームの長さを、フレームの前後方向
の端部に垂直旋回軸を有する従来の作業車のそれよりも
長くしても、ボギーローラ装置をフレームの前後方向の
範囲内に配置することが可能となる。このため、従来の
作業車に比較して、作業車の実質的な長さを短くでき
る。
【0024】特に、一対の駆動ローラをフレームの前後
方向の中央部に設けると、作業車に作用する力の方向
と、作業車の進行方向とが合致するので、作業車に回転
力が作用しなくなって、作業車の走行が最もスムーズに
なると共に、駆動力を最も効率的に使用でき、しかも、
駆動ローラ自体によって、作業車の幅方向の振れを防止
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトンネル内灯具の作業車Aと、バ
ッテリー車Bとが連結された状態の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】作業車Aの正面図である。
【図4】ボギーローラ装置Eの拡大平面図である。
【図5】同じく一部を破断した側面図である。
【図6】同じく一部を破断した正面図である。
【図7】作業車Aが、ガイドレールGの曲線走行部を走
行する状態の作用説明図である。
【図8】図7の要部の拡大図である。
【図9】ボギーローラ装置Eが旋回軸21の軸心(旋回
中心C2 )を中心に回動される状態の作用説明図であ
る。
【図10】前後のボギーアーム18の旋回中心C1 が同
一である実施例の側面図である。
【図11】一方のトンネル開口においてU字状にわん曲
させてガイドレールGをトンネルの両壁面に連続させて
設置した状態を示す模式的斜視図である。
【図12】従来の作業車がガイドレールGの曲線部を走
行している状態を示す平面図である。
【図13】従来の作業車におけるボギーローラ装置E’
の旋回部を示す断面図である。
【符号の説明】
A:作業車 E:ボギーローラ装置 G:ガイドレール W:トンネル壁面 1:起立板 6:駆動ローラ 8:フレーム 16:アーム支点軸(垂直旋回軸) 18:ボギーアーム 18b:自由端部 24a,24b :垂直ローラ 27:水平ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若城 章良 愛知県豊橋市三弥町字元屋敷150番地 神 鋼電機株式会社豊橋事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直及び水平の各ローラを備えたボギー
    ローラ装置がフレームの前後方向の各端部に装着され
    て、トンネル壁面に取付けられたガイドレールに前記各
    ボギーローラ装置を介して吊り下げられ、前記ガイドレ
    ールの起立板を挟持した一対の駆動ローラの駆動回転に
    より自走して、トンネル壁面に設置された灯具の交換、
    清掃等の各種作業を行うためのトンネル内灯具の作業車
    であって、 前記各ボギーローラ装置は、ボギーアームを介して前記
    フレームの前後方向の中央部の垂直旋回軸に左右に旋回
    可能となって支持されていることを特徴とするトンネル
    内灯具の作業車。
  2. 【請求項2】 各ボギーローラ装置は、フレームの前後
    方向の中央に設けられた共通の垂直旋回軸に旋回可能に
    支持されていることを特徴とする請求項1に記載のトン
    ネル内灯具の作業車。
  3. 【請求項3】 ボギーローラ装置は、僅かに旋回可能と
    なってボギーアームの自由端部に支持されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のトンネル内灯具の作
    業車。
  4. 【請求項4】 一対の駆動ローラは、フレームの前後方
    向の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載のトンネル内灯具の作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107139949A (zh) * 2017-06-10 2017-09-08 中信重工开诚智能装备有限公司 一种综合管廊巡检机器人行走驱动机构
WO2023149550A1 (ja) * 2022-02-03 2023-08-10 Thk株式会社 キャリッジ

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CN107139949A (zh) * 2017-06-10 2017-09-08 中信重工开诚智能装备有限公司 一种综合管廊巡检机器人行走驱动机构
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