JPH11187976A - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JPH11187976A
JPH11187976A JP35803397A JP35803397A JPH11187976A JP H11187976 A JPH11187976 A JP H11187976A JP 35803397 A JP35803397 A JP 35803397A JP 35803397 A JP35803397 A JP 35803397A JP H11187976 A JPH11187976 A JP H11187976A
Authority
JP
Japan
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temperature
heater
heat transfer
main body
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP35803397A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosuke Saito
良助 斎藤
Yoshinori Taguchi
良則 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Twinbird Corp
Original Assignee
Twinbird Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータや鍋等が高温状態であるかどうかを使
用者に明確に表示する。 【解決手段】 装置本体1の前部に設けた表示部8に凹
部9を形成する。表示部8に貼着される表示パネル13に
は、凹部9に対応する位置に透明部14を形成する。これ
ら凹部9と透明部14との間に、可逆的な感温変色性を有
する感温部材10を設ける。装置本体1内にヒータを鋳込
んだ熱板と接触する伝熱部21を設け、この伝熱部21の先
端部を感温部材10の直下まで延在させる。この伝熱部21
を介してヒータから熱が伝わる感温部材10の色により、
ヒータや鍋等が高温状態であるかどうかが分かる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気コンロ、電気
鍋等の電熱調理器に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の電気調
理器は、例えば実開平5−31741号公報等に記載さ
れているように、装置本体と、この装置本体に設けられ
るヒータと、前記装置本体に設けられる表示部より構成
されているものが一般的であった。そして、通常は表示
部にヒータへの通電を表示するランプを設けており、こ
のランプがヒータへの通電中点灯するようにし、ヒータ
や鍋等が高温になっていることへの注意を促していた。
【0003】しかしながら、ヒータへの通電中はランプ
が点灯しているので、ヒータや鍋等が高温になっている
ことへの注意を促すことはできるが、ヒータや鍋等は通
電を停止してもしばらく余熱が残り、また、ヒータ停止
後はヒータや鍋等がまだ熱い状態かどうかを視覚では判
断できないため、使用者がまだ熱いヒータや鍋等に不用
意に触れてしまう虞があった。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決し、通電停
止後であってもヒータや鍋等が高温であるかどうかを表
示でき、また、その際により感度良く、より安全に高温
表示ができる電気調理器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体と、
この装置本体に設けられるヒータと、前記装置本体に設
けられる表示部と、該表示部に貼着される表示パネルと
を有する電気調理器において、前記表示パネルの一部に
透明部を形成し、前記表示部と前記透明部に挟まれた部
分に可逆的な感温変色性を有する感温部材を挟着して設
けると共に、前記装置本体内に前記ヒータと伝熱的に接
続された伝熱部を設け、該伝熱部の先端部を少なくとも
前記感温部材の直下まで延設したものである。
【0006】本発明は、以上のように構成することによ
り、ヒータや鍋等の有する熱が感温部材の直下まで延在
した伝熱部の先端部まで熱伝導により伝えられ、この伝
熱部から輻射及び対流により伝えられる熱によって感温
部材が変色することで、ヒータや鍋等が高温であること
を表示する。この感温部材は、ヒータへの通電を遮断し
た後も、ヒータや鍋等が高温である間は変色したまま
で、ヒータや鍋等が高温であることを表示し続ける。そ
して、ヒータや鍋等が冷めると感温部材は元の色に戻
り、ヒータや鍋等に触れても安全であることを表示す
る。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例について、図
面を用いて説明する。1は装置本体たる電気調理器本体
であり、上面に円形の開口部2を形成している。該開口
部2内の底部には、耐熱性を有するスペーサー3を介し
て円形凹状の遮熱板4が取り付けられている。そして本
体1の上部に位置する前記遮熱板4の上面には、略環状
に形成したシーズヒータ等のヒータ5を鋳込んだアルミ
ニウム又はアルミニウム合金製の略円形状の熱板6が取
り付けられている。前記ヒータ5は、熱板6の外周寄り
に略同心状に鋳込まれている。そして該熱板6は、遮熱
板4に対し中央部でビス7等によって固定されている。
また、熱板6の上面は、全体として半径10000mm程
度の凹面に形成されている。
【0008】本体1の前部には表示部8が形成されてい
る。該表示部8には凹部9が形成されており、該凹部9
には温度によって可逆的に変色する感温部材10が取り付
けられている。尚、この場合変色とは、発色、消色を含
むものとする。また、表示部8には通電ランプ11及び加
熱ランプ12が取り付けられている。そして、前記感温部
材10、通電ランプ11及び加熱ランプ12を覆って本体1に
表示パネル13が貼着されている。この表示パネル13に
は、前記感温部材10を覆う位置に透明部14が形成されて
おり、この透明部14と凹部9との間に感温部材10が挟着
された状態になっていて、表示パネル13上から感温部材
10を視認可能に構成されている。尚、感温部材10は表示
パネル13によって覆われているため、表示部8から剥離
しにくくなっている。
【0009】熱板6の底部には、温度制御部材15が固定
部材16によって伝熱的に取り付けられている。該温度制
御部材15は、熱板6のヒータ5を鋳込んだ位置の近傍に
取り付けられている。また、温度制御部材15は、温度検
知棒17、接点開閉体18、電気接点19及び温度設定軸20を
有し、温度検知棒17は熱板6に接触することにより該熱
板6の温度を検知している。前記固定部材16は金属製で
あり、その一部が前記表示部8の凹部9及び感温部材10
の直下まで延在して伝熱部21を一体に形成している。こ
の伝熱部21は、固定部材16及びこの固定部材16が取り付
けられている熱板6を介してヒータ5に伝熱的に接続さ
れている。また、温度設定軸20の下部にはピニオンギア
22が同軸的に固着されており、該ピニオンギア22には、
このピニオンギア22と噛み合うラックギア23を有する温
度設定摘み24が係合している。そして、該温度設定摘み
24は、底蓋25を本体1に取り付けることによって本体1
に摺動自在に取り付けられている。また、前記温度制御
部材15とは独立して、前記熱板6の裏面に過熱防止部材
26が金属製の取付板27を介して取り付けられている。こ
の過熱防止部材26は、前記熱板6の中心を挟んで前記温
度制御部材15の反対側に、且つ前記熱板6のヒータ5を
鋳込んだ位置の近傍に伝熱的に取り付けられている。
【0010】また、図5に示すように、ヒータ5、温度
制御部材15及び過熱防止部材26は電気的に直列に接続さ
れており、商用交流電源28の両極間に接続器29及び温度
ヒューズ30を介して接続される。また、前記通電ランプ
11及び抵抗31の直列回路が前記温度ヒューズ30を介して
接続器29の両極間に接続されているとともに、前記加熱
ランプ12及び抵抗32の直列回路がヒータ5の両極間に接
続されている。
【0011】次に、本実施例の作用について説明する。
温度設定摘み24を「切」位置から任意の設定温度位置に
摺動させると、電気接点19が閉じてヒータ5に通電され
る。同時に、通電ランプ11及び加熱ランプ12も通電さ
れ、ヒータ5が通電中であることが表示される。ヒータ
5に供給された電気エネルギーは熱エネルギーに変換さ
れ、この熱エネルギーが熱板6を介して鍋(図示せ
ず)、ひいては鍋に収容された被調理物(図示せず)を
加熱する。そして、ヒータ5の熱により熱板6が所定の
温度を越えると、接点開閉体18によって電気接点19が押
されることで電気接点19が開き、ヒータ5への通電が遮
断される。ヒータ5への通電が遮断された後、熱板6の
温度が低下すると、接点開閉体18が復元して電気接点19
が再び閉じ、ヒータ5への通電が再開される。このよう
にして熱板6の温度が制御される。そして、前記加熱ラ
ンプ12は、この温度制御部材15の電気接点19の開閉に伴
って点滅を繰り返す。
【0012】この時、熱板6の熱は固定部材16の伝熱部
21に伝導する。そして、伝熱部21に伝導した熱は、輻射
及び対流によって表示部8を介して凹部9に取り付けら
れた感温部材10に伝わり、この感温部材10を加熱する。
そして、この感温部材10は、所定温度を越えると変色し
て、熱板6、ひいてはこの熱板6に載置されている鍋が
高温になっていることを表示する。その後、調理を終了
してヒータ5への通電を遮断すると、熱板6の温度は低
下し始める。そして、熱板6が所定温度以下になると感
温部材10は元の色に復色し、熱板6や鍋に触れても安全
な温度になっていることを表示する。逆に、ヒータ5へ
の通電が遮断されても、熱板6が所定温度以上である
間、即ちヒータ5や鍋等がまだ高温である間は、感温部
材10は変色したままであり、熱板6や鍋が高温になって
いることを表示する。
【0013】前記伝熱部21は感温感度を高めるものであ
り、安全性を考慮した場合設けることが望ましいもので
ある。例えば、以下の表1は同じ構造の電気調理器に対
して伝熱部21を設けたものと伝熱部21を設けないものと
の比較表である。尚、このデータを得るにあたって用い
た感温部材10は、加熱時45℃で変色し、冷却時30℃で復
色するものである。
【0014】
【表1】
【0015】この表1から判るように、伝熱部21を設け
たものは、伝熱部21を設けないものに対して、通電開始
から感温部材10が変色するまでの時間が短縮され、通電
停止から感温部材10が復色するまでの時間が延長されて
いると共に、感温部材10が復色した時点での熱板6の温
度が低下しており、即ち安全性が向上している。
【0016】また、伝熱部21の先端部を固定部材16と別
部品により構成することも可能ではあるが、本実施例に
おいては、固定部材16と伝熱部21とを一体に形成してい
るため、部品点数が増えず、組み立てやすいという効果
が得られる。
【0017】尚、本発明は以上の実施例に限定されるも
のではなく、請求項に記載の要旨内で種々の変形が可能
である。例えば、本実施例では感温部材10は単に変色す
るだけのものであるが、変色すると文字(例えば「高温
注意」等)が浮かび上がるように加工しておけば、より
効果的である。これは、感温部材10を単に変色するだけ
のものに構成しておいて、透明部14に常温時の感温部材
10と同じ色で印字しておいても同様の効果が得られる。
また、本実施例では熱板6の上面を半径10000mmの
凹面状に形成したが、凹面半径はこの数値に限られるも
のではない。逆に、熱板6の上面は僅かに凸に形成して
も、完全に平坦に形成しても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成することに
より、ヒータや鍋等の有する熱が感温部材の直下まで延
在した伝熱部の先端部まで熱伝導により伝えられ、この
伝熱部から輻射及び対流により伝えられる熱によって感
温部材が変色することで、ヒータや鍋等が高温であるこ
とを表示する。この感温部材は、ヒータへの通電を遮断
した後も、ヒータや鍋等が高温である間は変色したまま
で、ヒータや鍋等が高温であることを表示し続ける。そ
して、ヒータや鍋等が冷めると感温部材は元の色に戻
り、ヒータや鍋等に触れても安全であることを表示する
ので、使用者に対して安全な電気調理器を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の部分拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施例の平面図である。
【図4】本発明の一実施例の部分拡大底面図である。
【図5】本発明の一実施例の回路図である。
【符号の説明】
1 装置本体(電気調理器本体) 5 ヒータ 8 表示部 10 感温部材 13 表示パネル 14 透明部 21 伝熱部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、この装置本体に設けられる
    ヒータと、前記装置本体に設けられる表示部と、該表示
    部に貼着される表示パネルとを有する電気調理器におい
    て、 前記表示パネルの一部に透明部を形成し、前記表示部と
    前記透明部に挟まれた部分に可逆的な感温変色性を有す
    る感温部材を挟着して設けると共に、前記装置本体内に
    前記ヒータと伝熱的に接続された伝熱部を設け、該伝熱
    部の先端部を少なくとも前記感温部材の直下まで延設し
    たことを特徴とする電気調理器。
JP35803397A 1997-12-25 1997-12-25 電気調理器 Pending JPH11187976A (ja)

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JP35803397A JPH11187976A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 電気調理器

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