JPS62144620A - 電気調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 ２　ぺ−７ 本発明は複数の熱源を備えた電気調理器に関するもので
ある。

従来の技術 従来のこの種の電気調理器は、例えば特公昭４０−３３
９５号公報に示されるように、第４図のような構造にな
っていた。

すなわち、フライパン形状の容器１の下部に下ヒータ−
２を埋込んで取付け、かつ容器１を覆う蓋３に土ヒータ
ー４を設け、そして温度感知探針６と一対の動力端子６
を設けた着脱自在の恒温制御装置７を前記容器１の四部
８に装着することにより、フライパン料理を行ない、か
つ蓋３の上ヒータ−４に前記恒温制御装置７を装着する
ことにより、オーブン料理を行なうようにしていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような構造のものではオープン料理
の時、土ヒーター４のみで加熱するため、均一な焼色は
得られず、一方、調理物の上方に上ヒータ−４を配置す
れば、調理物の上面のみが調理されることになって、下
部は未調理となり、ま３、−１ た調理物の側方に上ヒータ−４を配置すると、調理物の
中火部が調理されず、したがって、できばえの悪いもの
しか得られなかった。さらにグリル料理等の強火で高温
を要求される料理を行なう場合、上ヒータ−４は高出力
が必要であり、オープン料理を満足する庫内の大きさで
は相当量の出力が必要となり精度の高い温度制御は困難
であり、そのため、恒温制御装置７の電気接点が溶着す
る可能性が高くなる。接点が溶着すると器体の温度が異
常に上昇し、器体の損傷だけでなく火災が発生するおそ
れがある等の問題があった。

本発明はこのような現状に鑑み、簡単な構成で強火加熱
を実現させ、上ヒーターの定格出力を極力押さえて、故
障や火災のおそれを低減させることができる電気調理器
を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、容器の下方に下
ヒーターと温度制御器を配設し、この下ヒーターのみを
温度制御器によシ温度制御し、かつ上ヒーターは連続通
電状態となるように構成したものである。

作　　用 上記構成によれば、上下ヒーターですばやく庫内温度を
上昇させ、そして上ヒーターは連続通電によって高温に
なり、強火加熱に必要な輻射熱を多大に発生させるため
、良好な強火調理が可能となる。この時、下ヒーターは
温度制御器によって温度制御されるため、器体の許容す
る温度以上には上昇しない。また上下ヒーターで庫内を
加熱し、かつ上ヒーターが連続通電状態となるため、上
ヒーターの定格出力は従来に比べて少なくなり、その結
果、安全性、信頼性が高くなるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図および第２図において、９は上方に開口部を
設けた鍋形状の容器で、この容器９はアルミニウム等の
熱伝導性の良い材料で作られており、かつ底部に下ヒー
タ−Ａ１０と下ヒータ−Ｂ１１を同時に鋳込んで取シ付
けている。１２６ペー７′ は温度制御器で、この温度制御器１２は容器９の底部に
配置され、容器９の温度を可変的に制御するようになっ
ている。１３は前記容器９の外周溝部１４に嵌合して容
器９の側面を覆う調理器本体で、この調理器本体１３は
持ち運び用の把手１６を備え、かつ一方の把手１６の下
方に電源を供給するペク枠１６を設け、さらにこの一対
の把手１６のない部分に操作パネル１７を設けている。

この操作パネル１７には、内部に約６０分間程度のタイ
マー１８とヒーターの切換を行なう切換スイッチ１９が
スイッチ堆付板２０を介して増付けられている。２１は
このタイマー１８、切換スイッチ１９のつまみである。

２２は前記温度制御器１２の動作温度を変化させるため
に設けたレバーで、このレバー２２の一端は前記容器９
の下方に取付けられた遮熱板２３に段付きネジ２４で回
動自在に支持され、かつ他端は前記操作パネル１７の下
方穴部２６を貫通して外部より操作できるように設けら
れ、そしてこのレバー２２の中間部で前記温度制御器１
２の温度可変ピン２６を回動させる６ペーノ゛ ように々っている。２７は温度ヒユーズで、この温度ヒ
ユーズ２７の一端は前記温度制御器１２の端子に取付け
られ、かつ他端はターミナル陶器２８に取付けられてい
る。２９は前記調理器本体１３の下方開口部を覆う裏板
で、この裏板２９は取付金具３０によって前記遮熱板２
３に固定され、かつ前記調理器本体１３の上方開口端を
前記容器９の外周溝部１４に押し付けて確実に固定して
いる。

３１は脚で、この脚３１は裏板２９にリベット等により
取付けられている。

３２は前記容器ｅの上方開口部を覆うとともに載置可能
に構成された蓋で、この蓋３２の最外径は容器９の７ラ
ンジ部３３より少し小さくして適度に位置決めがなされ
るようにしている。そしてこの蓋３２の天面中央には強
化ガラス製のガラス窓３４が備えられ、かつ蓋３２の一
方はこの蓋３２の空気孔３６を覆うように取付けた支持
台３６で押圧され、かつ他方はこの蓋３２の蓋把手３７
の一部で押圧されて固定されている。３８は前記蓋３２
の内部上方に配置された上ヒーターで、この７ペー 上ヒータ−３８の端子部３９は磁器製のヒーター陶器４
ｏを貫通し、ヒーター接続子４１でネジ止め固定されて
いる。４２はこのヒーター陶器４０に取付けられたヒー
ター支持板で、このヒーター支持板４２は上ヒータ−３
８を固定し、かつ上端に爪部４３を設けている６４４は
反射板で、この反射板４４は前記上ヒータ−３８を支え
るための支持部４６を設け、かつ周辺部には絶縁性の優
れた磁器製の支持陶器４６が取付けられている。またこ
の反射板４４は前記ヒーター支持板４２の爪部４３に着
脱自在に嵌合して、前記蓋３２の空気孔３５の近傍に設
けた支持金具４７に支持陶器４６を差し込み、そしてヒ
ーター陶器４０に回動自在に設けたクリップを蓋３２の
外周方向に押し付けることによって土ヒーター３８を反
射板４４とともに蓋３２に着脱自在に取付けるようにな
っている。

４９は連結コードで、この連結コード４９の一端は通常
用いられる器具用プラグ５０で前記上ヒータ−３８のヒ
ーター接続子４１に差し込まれ、かつ他端は安全性の高
いマグネットプラグ５１で前記ベク枠１６に差し込まれ
る。６２は電源コードで、この電源コード６２はベク枠
１６に器具用プラグ５３によって着脱自在に取付けられ
る。６４はオープン料理ある因はスチーム料理の時に用
いられるステンレス製のラックで、このラック６４は調
理台部６６と支持部５６よりなり、調理台部５５は前記
容器９の底部近傍に位置し、かつ支持部６６はそれより
上方で前記容器９の上端部に載置される。６７はラック
６４の把手である。

次に、本実施例の電気回路について説明する。

第３図において、電源端子Ｌ１　にはタイマー１８が接
続され、かつ下ヒータ−Ａ１０の一端が直列に接続され
るとともに、切換スイッチ１９の可動接点１９ａが直列
に接続されている。また下ヒータ−Ｂ１１の一端は固定
接点１９ａに接続され、かつ他端は下ヒータ−Ａ１０の
他端とともに温度制御器１２に接続されている。一方、
固定接点１９ｂは可動接点１９ｄを経て、上ヒータ−３
８の一端に接続されている。そしてこの上ヒータ−９ベ
ー／′ ３８の他端は可動接点１９ｅを経て可動接点１９ｆに接
続されている。固定接点１９ｈは前記下ヒータ−Ａ１ｏ
および下ヒータ−Ｂ１１の他端とともに温度制御器１２
に接続され、かつこの温度制御器１２の他端は温度ヒユ
ーズ２７を経て電源端子Ｌ２に接続されている。また固
定接点１９ｇは温度制御器１２．温度ヒユーズ２７をバ
イパスして直接電源端子Ｌ２に接続されている。６８は
通電状態を示す通電表示ランプである。

次に、上記一実施例の構成における作用を説明する。ケ
ーキ、ローストチキン等のオーブン料理をする場合は、
上ヒータ−３８を取付けた蓋３２を容器９に載置し、連
結コード４９の器具用フリグ５３をヒーター接続子４１
に差し込み、かつマグネットプラグ６１をペク枠１６に
差し込む。そして切換スイッチ１９をオーブンの位置に
セットすると、可動接点１９ａが固定接点１９ｂに接続
され、かつ可動接点１９ｄは閉となる。さらに可動接点
１９ｅも閉と々す、そして可動接点１９ｆは固定接点１
９ｈに接続される。次に予め設定し１ｏペーノ だ位置にレバー２２をセットすると、温度制御器１２の
動作温度は所望温度と対応するように必要な温度に設定
される。タイマー１８を必要な時間に合わせると、電源
がＯＮになり、下ヒータ−Ａ１゜と上ヒータ−３８が同
時に通電され、庫内を加熱する。この時、温度制御器１
２は容器９の温度を感知するが、容器９は絹状で下面全
体を一体に形成しているため、熱受感が良く、かつ庫内
温度との相関性も非常に高く所望の温度に確実に設定で
きる。１０分間程の予熱が終ると、蓋３２を開けて、調
理物（例えばケーキ）をラック５４に乗せ、かつラック
把手６７を持ってラック支持部５６を容器９の上端部に
載置し、再び蓋３２をかぶせる。

さらにタイマー１８を所定時間に七ソ卜すると、調理物
ができ上がるまで、下ヒータ−Ａ１０と上ヒータ−３８
により均一な加熱を加え、温度制御器１２によって最適
な温度に維持する。所定時間が経過すると、タイマー１
８が自動的に電源をＯＦＦ　するため、蓋３２を開けて
調理物を外に出す。後仕末は絹状の容器９を水洗いし、
かつ上ヒ１１べ。

一ター３８を蓋３２から外して蓋３２を水洗いずればよ
く、非常に簡単である。

次に強火加熱で焼魚、焼鳥、焼ブタ等を調理する時は、
切換スイッチ１９をグリルに切換えると、可動接点１９
ｆは固定接点１９ｇと接続され、これにより、土ヒータ
ー３８のみが温度制御器１２とは無関係となり、連続通
電可能の状態となる。

そしてタイマー１８を所定時間の位置にセントすると、
上ヒータ−３８と下ヒータ−Ａ１０が同時に通電されて
庫内をすげやく加熱する。所定温度に達すると、温度制
御器１２が作動して下ヒータ−Ａ１０の通電を制御して
容器９を一定の温度に保ち、容器９の異常な温度上昇を
防止している。

また上ヒータ−３８は連続で通電され、そしてヒーター
の表面温度はｅ６０’ｃ程度で赤熱して安定する。この
ように土ヒーター３８が連続通電されることにより、強
火加熱となり、輻射熱が多大に発生するため、グリル調
理が良好に行なわれる。

この上ヒータ−３８の必要なヒーター出力は実験による
と、５００Ｗ程度でよく、したがって蓋３２や蓋摺手３
７などが熱変形するということはなく、きわめて安全で
あり、また温度制御器１２に流れる電流も少ないため、
電気接点の溶着のおそれはほとんどなくなる。寸だ調理
中は、蓋３２０天面にあるガラス窓４６より調理状態を
確認できる。

調理物を加熱すると油煙、蒸気等が発生するが、これら
は蓋３２の空気孔３６より器体外へ流出するようになっ
ている。そして所定時間が経過すると、タイマー１８が
電源をＯＦＦ　　ｌ、て焼きすぎを防止し、ベルによっ
て使用者に伝える。

このように切換スイッチ１９の操作のみで温度精度が要
求されるオーブン料理と、強火加熱が必要で輻射熱を主
とするグリル料理が簡単に設定でき、安価で操作性の優
れたものを得ることができるものである。

なお、上記実施例では、容器９を絹状のアルミニウム製
とし、かつ下ヒーター１０．１１を同時に鋳込んだもの
にしているが、特にこれに限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し得るものである。

１３ぺ−１ 発明の効果 以上のように本発明によれば、容器の下方に下ヒーター
と温度制御器を配設し、この下ヒーターのみを温度制御
器により温度制御し、かつ上ヒーターは連続通電状態と
なるように構成しているだめ、通電開始時には上下ヒー
ターですげやく庫内温度を上昇させ、そして土ヒーター
は連続通電によって高温になり、強火加熱に必要な輻射
熱を多大に発生させるだめ、良好な強火加熱が可能とな
る。また容器は下ヒーターの温度制御によって異常に温
度が上昇するのを回避されるため、故障や火災が発生す
るおそれも少ない。また上ヒーターの定格出力は少なく
設定できるため、温度制御器の故障も低減し、簡単な構
成で信頼性、安全性の向上をはかることができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電気調理器の縦断面図
、第２図は同電気調理器の斜視図、第３図は同電気調理
器の回路図、第４図は従来の電気調理器を示す縦断面図
である。 １４べ一／゛ ９・・・・・・容器、１ｏ１１１−・・・・下ヒータ−
，１２・・・・・温度制御器、１ｅ・・・・−切換スイ
ツチ、３２・・・・・Ｍ　、３８−−上ヒータ−。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）上方に開口部を設けた容器とこの容器の上方開口
   部を覆う蓋と、この蓋の内部上方に設けられた上ヒータ
   ーとを有し、前記容器の下方に下ヒーターと温度制御器
   を配設し、この下ヒーターのみを温度制御器により温度
   制御し、かつ前記上ヒーターは連続通電状態となるよう
   に構成した電気調理器。
2. （２）温度制御器により上下ヒーターを同時に温度制御
   できる回路を有する特許請求の範囲第１項記載の電気調
   理器。
3. （３）温度制御器により下ヒーターのみ温度制御する回
   路と、上下ヒーターを同時に温度制御する回路とを切換
   え可能に構成した特許請求の範囲第１項記載の電気調理
   器。