JPH11186349A - ウェハバーンイン装置 - Google Patents

ウェハバーンイン装置

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JPH11186349A
JPH11186349A JP35444497A JP35444497A JPH11186349A JP H11186349 A JPH11186349 A JP H11186349A JP 35444497 A JP35444497 A JP 35444497A JP 35444497 A JP35444497 A JP 35444497A JP H11186349 A JPH11186349 A JP H11186349A
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JP
Japan
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wafer
burn
semiconductor
cassette
tray
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Application number
JP35444497A
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English (en)
Inventor
Mikiya Mai
幹也 真井
Tomoyuki Nakayama
知之 中山
Kenji Furumoto
建二 古本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーンイン検査が終了した半導体ウェハ又は
トラブルが発生した半導体ウェハが収納されているウェ
ハカセット毎に、ウェハバーンイン装置に対して投入及
び取り出しを行なえるようにする。 【解決手段】 ウェハバーンイン装置は、上下方向又は
左右方向に並んで配置された複数のウェハバーンインユ
ニット3を備えている。各ウェハバーンインユニット3
は、複数の半導体集積回路が形成された半導体ウェハが
保持されるウェハトレイと、半導体ウェハの複数の半導
体集積回路の各外部電極と対向する位置にプローブ端子
を有するプローブカードとが一体化されてなるウェハカ
セット4を収納するウェハカセット収納部と、ウェハカ
セットのウェハトレイに保持される半導体ウェハの温度
を制御する温度制御手段37と、ウェハカセットのウェ
ハトレイに保持される半導体ウェハの複数の半導体集積
回路を駆動するドライバボード36とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハ上に
形成されたチップの複数の半導体集積回路をウェハ状態
で一括に検査するために用いられるウェハバーンイン装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置を搭載した電
子機器の小型化及び低価格化の進歩はめざましく、これ
に伴って、半導体集積回路装置に対する小型化及び低価
格化の要求が強くなっている。
【0003】通常、半導体集積回路装置は、半導体チッ
プとリードフレームとがボンディングワイヤによって電
気的に接続された後、半導体チップが樹脂又はセラミク
スにより封止された状態で供給され、プリント基板に実
装される。ところが、電子機器の小型化の要求から、半
導体集積回路装置を半導体から切り出したままの状態
(以後、この状態の半導体集積回路装置をベアチップ又
は単にチップと呼ぶ。)で直接回路基板に実装する方法
が開発され、品質が保証されたベアチップを低価格で供
給することが望まれている。
【0004】ベアチップに対して品質保証を行うために
は、半導体集積回路装置をウェハ状態でバーンインする
必要がある。
【0005】しかしながら、ベアチップに対するバーン
インは、半導体ウェハの取り扱いが非常に複雑になるの
で、低価格化の要求に応えられない。また、一の半導体
ウェハ上に形成されている複数のベアチップを1個又は
数個ずつ何度にも分けてバーンインを行なうのは、多く
の時間を要するので、時間的にもコスト的にも現実的で
ないので、すべてのベアチップをウェハ状態で一括して
バーンインを行なうことが要求される。
【0006】そこで、特開平8−5666号公報の例え
ば図1に示されるような半導体ウェハ収納器が提案され
ている。該半導体ウェハ収納器は、半導体ウェハを保持
するウェハトレイ(保持板)と、半導体ウェハの複数の
集積回路端子と電気的に接続される複数のプローブ端子
(バンプ)を有するプローブシートと、該プローブシー
トとの間に異方導電性ゴムシートを介在させるように設
けられ内部に配線を有する配線基板と、該配線基板に、
プローブシートの複数のプローブ端子と異方性導電ゴム
及び配線を介して電気的に接続されるように設けられ、
検査用の電源電圧又は信号が入力される外部電極(外部
コネクタ)と、ウェハトレイに保持された半導体ウェハ
の各集積回路素子とプローブシートの各プローブ端子と
が電気的に接続されるように、ウェハトレイと配線基板
とを接近させる手段とを備えている。
【0007】尚、プローブシート、異方導電性ゴム及び
配線基板は一体的に設けられているので、以下において
は、プローブシート、異方導電性ゴム及び配線基板が一
体的に設けられてなるものを便宜上プローブカードと称
する。
【0008】また、特開平8−5666号公報の図6に
は、ウェハトレイと配線基板、つまりウェハトレイとプ
ローブカードとを接近させる手段として、ウェハトレ
イ、配線基板、及びウェハトレイと配線基板との間に介
在するシール材によって形成される密封区間を減圧する
ための吸引孔、該吸引孔を開閉する開閉弁及び図示しな
い減圧手段が示されており、該減圧手段によって密封空
間が減圧されると、ウェハトレイ及びプローブカードは
一体化される。従って、以下においては、ウェハトレイ
及びプローブカードが一体化されてなるものを便宜上ウ
ェハカセットと称する。
【0009】また、特開平8−5666号公報の図14
(b)には、複数のウェハカセットを収納し、各ウェハ
カセットに保持されている半導体ウェハに対して同時に
バーンインを行なうウェハバーンイン装置が示されてい
る。
【0010】以下、特開平8−5666号公報の図14
(b)に示されている従来のウェハバーンイン装置10
0について、図7を参照しながら説明する。
【0011】従来のウェハバーンイン装置100は、半
導体ウェハ101を保持しているウェハトレイ102と
プローブカード103とが減圧力によって一体化されて
なる複数のウェハカセット104を収納するラック11
0と、該ラック110に収納されている各ウェハカセッ
ト104の密封空間の減圧状態を維持する真空ポンプ1
11と、各ウェハカセット104に収納されている半導
体ウェハ101の複数の半導体集積回路を駆動するため
の、電源供給回路、出力信号検出器及びパターンジェネ
レータ等が形成されたエクステンション(延長)ボード
112とから構成されている。
【0012】そして、従来のウェハバーンイン装置にお
いては、半導体ウェハ101の各半導体集積回路にエク
ステンションボード112から電源電圧及び入力信号が
入力されると共に、各半導体集積回路から出力される出
力信号はエクステンションボード112の出力信号検出
器により検出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
ウェハバーンイン装置においては、半導体ウェハの温度
の制御、半導体ウェハの各集積回路を駆動する駆動回路
の制御、及びウェハカセットのウェハバーンイン装置に
対する投入及び取り出しは、ラックに収納されている複
数のウェハカセットに対して一括して行なう構造になっ
ている。
【0014】ところが、図8に示すように、バーンイン
時間の経過に対する不良発生率、及び不良発生率が所定
値以下になる収束ポイントに達するまでのバーンイン時
間の経過は、半導体ウェハ毎に異なっている。すなわ
ち、半導体ウェハA、半導体ウェハB及び半導体ウェハ
Cの順に、バーンイン時間の経過に対する不良発生率が
異なっていると共に、収束ポイントに達するまでのバー
ンイン時間は長くなっている。
【0015】従って、例えば半導体ウェハAについては
収束ポイントに達しているため、バーンイン検査を終了
することはできるが、半導体ウェハCについては収束ポ
イントに達していないため、バーンイン検査を終了する
ことはできない。従って、半導体ウェハCが収束ポイン
トに達するまで、半導体ウェハAが収納されているウェ
ハカセットをウェハバーンイン装置から取り出すことが
できない。
【0016】また、特定のウェハカセットに収納されて
いる半導体ウェハに対するバーンイン検査にトラブルが
発生することがあるが、半導体ウェハに対する温度制御
及び半導体ウェハの各半導体集積回路を駆動する駆動回
路の制御は、ラックに収納されている全てのウェハカセ
ットの半導体ウェハに対して一括して行なわれるので、
全ての半導体ウェハに対するバーンイン検査が終了する
まで、トラブルが発生しているウェハカセットを取り出
すことができない。
【0017】このため、従来のウェハバーンイン装置に
おいては、バーンイン検査に要する時間が長くなってし
まうので、半導体装置の生産効率が低下するという問題
がある。
【0018】前記に鑑み、本発明は、バーンイン検査が
終了した半導体ウェハ又はトラブルが発生した半導体ウ
ェハが収納されているウェハカセット毎にウェハバーン
イン装置装置から取り出せると共に、ウェハバーンイン
装置におけるウェハカセットが取り出された場所に新た
なウェハカセットを投入できるようにして、ウェハバー
ンイン検査の効率を向上させることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るウェハバーンイン装置は、上下方向又
は左右方向に並んで配置された複数のウェハバーンイン
ユニットを備え、複数のウェハバーンインユニットのそ
れぞれは、複数の半導体集積回路が形成された半導体ウ
ェハが保持されるウェハトレイと、該ウェハトレイに保
持される半導体ウェハと対向するように配置され複数の
半導体集積回路の各外部電極と対向する位置にプローブ
端子を有するプローブカードとが一体化されてなるウェ
ハカセットを収納するウェハカセット収納部と、ウェハ
カセット収納部に収納されたウェハカセットのウェハト
レイに保持される半導体ウェハの温度を制御する温度制
御手段と、ウェハカセット収納部に収納されたウェハカ
セットのウェハトレイに保持される半導体ウェハの複数
の半導体集積回路を駆動する駆動回路とを有している。
【0020】本発明のウェハバーンイン装置によると、
該ウェハバーンイン装置を構成する複数のウェハバーン
インユニットのそれぞれが、ウェハトレイとプローブカ
ードとが一体化されてなるウェハカセットを収納するウ
ェハカセット収納部と、ウェハトレイに保持される半導
体ウェハの温度を制御する温度制御手段と、ウェハトレ
イに保持される半導体ウェハの複数の半導体集積回路を
駆動する駆動回路とを有しているため、ウェハカセット
に保持されている半導体ウェハ毎に温度制御及び半導体
集積回路の駆動を行なうことができると共に、バーンイ
ン検査が終了したウェハカセット毎又はトラブルが発生
したウェハカセット毎に取り出すことができ、ウェハカ
セットが取り出されたウェハカセット収納部に新しいウ
ェハカセットを投入することができる。
【0021】本発明のウェハバーンイン装置において、
複数のウェハバーンインユニットのそれぞれは、ウェハ
カセット収納部に収納されたウェハカセットのウェハト
レイに保持される半導体ウェハから出力される出力信号
に基づいて、該半導体ウェハにおけるバーンイン時間の
経過に対する不良発生率を検出する不良発生率検出回路
を有していることが好ましい。
【0022】また、本発明のウェハバーンイン装置にお
いては、複数のウェハバーンインユニットのそれぞれ
は、真空ポンプ、データ管理用ラインバス又は電圧供給
源等よりなる外部装置に対して互いに独立に接続される
外部装置接続部を有していることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係るウェハ
バーンイン装置について図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の一実施形態に係るウェハバ
ーンイン装置1の概略全体構成を示している。図1に示
すように、ウェハバーンイン装置1は、正面に向かって
右側部分に、検査データの送受信及び温度制御等を行な
う制御部2が設けられ、正面に向かって左側部分に複数
個例えば7個のウェハバーンインユニット3が上下方向
に並んで設けられており、各ウェハバーンインユニット
3には、ウェハカセット4がカセット単位で投入され、
投入されたウェハカセット4に収納されている半導体ウ
ェハに対して独立にバーンイン検査を行なう。尚、本実
施形態においては、図1に示すように、ウェハカセット
4は方形状のカセット補助基板5の下面に保持された状
態でウェハバーンインユニット3に投入される。
【0025】図2はウェハカセット4の分解構造を示し
ており、ウェハカセット4は、ウェハ保持部11aを有
するアルミニウム等の金属板よりなるウェハトレイ11
と、ウェハトレイ11の周縁部の溝に嵌合されたシリコ
ンゴム等からなるリング状のシール材12と、該ウェハ
トレイ11のウェハ保持部11aに保持される半導体ウ
ェハ13と、ウェハトレイ11に嵌合されたシール材1
2の上に保持されるガラス基板よりなり多層配線層を有
するプローブカード14とから構成されており、ウェハ
トレイ11には、ウェハトレイ11、シール材12及び
プローブカード14によって形成される密封空間の圧力
を調整するための真空バルブ15が設けられている。
【0026】プローブカード14には、半導体ウェハ1
3に形成されている各半導体集積回路の各外部電極と対
向するようにプローブ端子としての多数のバンプが主面
(下面)に形成されていると共に、外部と接続される外
部電極が周縁部に形成されており、プローブカード14
の各バンプと半導体ウェハ13の各外部電極とは多層配
線層のいずれかに形成されている配線を介して電気的に
接続されている。尚、プローブカード14の構造として
は、特に限定されず、特開平8−5666号公報に示さ
れているような、プローブシート、異方導電性ゴム及び
配線基板よりなるものでもよいし、異方導電性ゴム及び
配線基板のうちの一方又は両方を有しない構造でもよ
い。
【0027】ウェハトレイ11に保持されている半導体
ウェハ13とプローブカード14とを、半導体ウェハ1
3の各外部電極とプローブカード14の各バンプとが対
向するように位置合わせした後、ウェハトレイ11、シ
ール材12及びプローブカード14によって形成される
密封空間を真空バルブ15から減圧すると、半導体ウェ
ハ13の各外部電極とプローブカード14の各バンプと
は接触する。この状態でウェハカセット4はウェハバー
ンインユニット3に投入される。
【0028】図3は、本実施形態に係るウェハバーンイ
ン装置1における各ウェハバーンインユニット3の内部
構造を示しており、ウェハバーンインユニット3の上部
には保持基板21が水平方向に配置されている。尚、図
3においては、3aはウェハバーンインユニット3に設
けられた、ウェハカセット4を出し入れするための開口
部である。
【0029】保持基板21の左右両側には間隔をおいて
支持棒22が吊持されており、各支持棒22の周面には
上下動可能に筒状部材23がそれぞれ嵌合されている。
左右の筒状部材23にはカセット支持板24が固定され
ており、該カセット支持板24は筒状部材23と共に上
下動する。また、保持基板21における支持棒22が吊
持されている部位の内側の上面には間隔をおいて支持板
上下動用モータ25が設けられており、該支持板上下動
用モータ25の回転軸26の下部には雄ねじが形成され
ている。一方、カセット支持板24における筒状部材2
3が固定されている部位の内側の上面には、内周面に雌
ねじが形成されたねじ部材27が固定され、該ねじ部材
27の雌ねじと支持板上下動用モータ25の回転軸26
の雄ねじとは螺合しており、カセット支持部材24は支
持板上下動用モータ25の回転軸26の回転に伴って上
下動する。
【0030】カセット支持板24の下面にはL字状のカ
セット保持部材28が間隔をおいて設けられており、該
カセット保持部材28の底部にウェハカセット4が載置
される。尚、図3に示すように、カセット補助基板5の
上面には、レバー6により図3の前後方向に回動する係
合部材7が設けられており、該係合部材7がウェハトレ
イ11の下面に前後方向から係合することにより、ウェ
ハカセット4はカセット補助基板5に着脱可能に固定さ
れる。
【0031】カセット補助基板5の側面に下部コネクタ
29が設けられていると共に、カセット支持板24の下
面における下部コネクタ29と対向する部位には、カセ
ット補助基板5の内部に形成された配線層及びプローブ
カード14のバンプに電気的に接続されている上部コネ
クタ30が設けられており、カセット支持板24の下動
に伴って上部コネクタ30が下動すると、下部コネクタ
29と上部コネクタ30とは結合して電気的に接続され
る。
【0032】保持基板21の中央部の上面にはコネクタ
離脱用モータ31が設けられており、該コネクタ離脱用
モータ31の回転軸32の下部には雄ねじが形成されて
いる。また、ねじ部材27同士の間には水平方向に連結
部材33が固定され、該連結部材33はハット状のコネ
クタ離脱部材34を回転不能且つ上下動可能に保持して
いる。コネクタ離脱部材34の上面には、内周面に雌ね
じが形成されたねじ部材35が固定され、該ねじ部材3
5の雌ねじとコネクタ離脱用モータ31の回転軸32の
雄ねじとは螺合しており、コネクタ離脱部材34はコネ
クタ離脱用モータ31の回転軸32の回転に伴って下動
し、カセット補助基板5ひいては下部コネクタ29の上
動を阻止する。これにより、支持板上下動用モータ25
の回転軸26の回転に伴ってカセット支持部材24ひい
ては上部コネクタ30が上動すると、下部コネクタ29
と上部コネクタ30との結合が解除される。
【0033】支持板上下動用モータ25及びコネクタ離
脱用モータ31の上にはドライバボード36が設けられ
ており、該ドライバボード36には、支持板上下動用モ
ータ25及びコネクタ離脱用モータ31を駆動するモー
タ駆動回路、上部コネクタ30と電気的に接続されてお
り、ウェハカセット4に収納されている半導体ウェハ1
3の半導体集積回路を駆動するウェハ駆動回路、並びに
ウェハカセット4に収納されている半導体ウェハ13か
らの出力信号に基づきバーンイン時間の経過に対する不
良発生率を検出する不良発生率検出回路、並びに不良発
生率検出回路が検出した不良発生率に基づき不良発生率
が収束しているか否かを判定する不良発生率収束判定回
路が設けられている。
【0034】ウェハカセット4の下側には、該ウェハカ
セット4を構成するウェハトレイ11ひいては半導体ウ
ェハ13の温度を制御する温度制御手段37が設けられ
ており、該温度制御手段37は支持棒22の下端部に固
定された温度制御手段保持板38の上に載置されてい
る。
【0035】図4は、ウェハバーンインユニット3の概
略全体構成を示しており、ウェハバーンインユニット3
の背面には、真空ポンプと接続される真空ポンプ接続
部、データ管理用バスラインと接続されるデータ入出力
部、及び電圧供給源と接続される電圧供給部がそれぞれ
設けられている。
【0036】以上説明したように、本実施形態に係るウ
ェハバーンイン装置1によると、半導体ウェハ13が収
納されたウェハカセット4を保持するカセット保持手
段、ウェハカセット4に収納された半導体ウェハ13の
半導体集積回路を駆動するウェハ駆動回路、該ウェハ駆
動回路と電気的に接続され且つカセット補助基板5の下
部コネクタ29と着脱可能に結合する上部コネクタ3
0、該上部コネクタ30を下部コネクタ29に対して結
合するコネクタ結合手段、上部コネクタ30と下部コネ
クタ29との結合を離脱させるコネクタ離脱手段、及び
ウェハカセット4に収納された半導体ウェハ13の温度
を制御する温度制御手段をウェハバーンインユニット3
毎に備えていると共に、これらカセット保持手段、ウェ
ハ駆動回路、コネクタ結合手段、コネクタ離脱手段及び
温度制御手段はウェハバーンインユニット3毎に駆動可
能であるから、ウェハバーンインユニット3毎にバーン
イン検査を行なうことができると共に、いずれかのウェ
ハバーンインユニット3にウェハカセット4が投入され
ていなくても他のウェハバーンインユニット3に対して
バーンイン検査を行なうことができる。
【0037】また、図7に示した従来のウェハバーンイ
ン装置100においては、ラック110のウェハカセッ
ト出し入れ用の開口部の反対側にエクステンションボー
ド112が配置されていたが、本実施形態によると、ウ
ェハカセット4の上方つまりウェハカセット4の表裏方
向側にドライバーボード36が設けられていると共に、
該ドライバ−ボード36は、カセット補助基板5に設け
られた下部コネクタ29及びカセット支持板24に設け
られた上部コネクタ30を介してウェハカセット4に接
続されるため、従来のウェハバーンイン装置に比べて、
信号線の配線長が短くなる。このため、ドライバボード
36からプローブカード14に出力される種々の電気信
号に、波形の鈍り、オーバーシュート及びアンダーシュ
ート等の信号劣化が生じ難くなるので、所定のバーンイ
ン検査を確実に行なうことができる。
【0038】さらに、カセット保持手段、ウェハ駆動回
路、コネクタ結合手段、コネクタ離脱手段及び温度制御
手段はウェハバーンインユニット3毎に設けられている
ため、図4に示すように、背面に設けられた真空ポンプ
接続部、データ入出力部及び電圧供給部に、真空ポン
プ、データ管理用バスライン及び電圧供給部を接続する
ことにより、独立したウェハバーンイン装置として用い
ることができる。
【0039】図5は、本実施形態の第1変形例に係るウ
ェハバーンイン装置の概略全体構成を示しており、正面
に向かって右側部分に、検査データの送受信及び温度制
御等を行なう制御部2が設けられ、正面に向かって左側
部分に例えば10個のウェハバーンインユニット3が上
下方向に5個づつ2列に並んで設けられている。
【0040】図6は、本実施形態の第2変形例に係るウ
ェハバーンイン装置の概略全体構成を示しており、上側
部分に検査データの送受信及び温度制御等を行なう制御
部2が設けられ、下側部分に例えば6個のウェハバーン
インユニット3が水平方向に3個づつ2段に並んで設け
られている。
【0041】図1、図5及び図6の対比から明らかなよ
うに、ウェハバーンインユニット3の組み合わせによっ
て、ウェハバーンイン装置の大きさ及び処理能力を選択
することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るウェハバーンイン装置によ
ると、ウェハカセットに保持されている半導体ウェハ毎
に温度制御及び半導体集積回路の駆動を行なうことがで
きると共に、バーンイン検査が終了したウェハカセット
毎又はトラブルが発生したウェハカセット毎に取り出す
ことができ、ウェハカセットが取り出されたウェハカセ
ット収納部に新しいウェハカセットを投入することがで
きるため、バーンイン検査に要する時間を短縮できるの
で、半導体装置の生産効率を向上させることができる。
【0043】本発明に係るウェハバーンイン装置におけ
る各ウェハバーンインユニットが、不良発生率検出回路
を有していると、半導体ウェハから出力される出力信号
に基づいてバーンイン時間の経過に対する不良発生率を
検出できるため、バーンイン時間をウェハカセット毎に
調整することができる。
【0044】また、本発明に係るウェハバーンイン装置
における各ウェハバーンインユニットが、真空ポンプ、
データ管理用ラインバス又は電圧供給源等よりなる外部
装置に対して互いに独立に接続される外部装置接続部を
有していると、一のウェハバーンインユニットを取り出
しても、他のウェハバーンインユニットに投入されてい
るウェハカセットに収納されている半導体ウェハに対し
て正常にバーンイン検査を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るウェハバーンイン装
置の概略全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るウェハバーンイン装
置に投入されるウェハカセットの一例を示す分解斜視図
である。
【図3】本発明の一実施形態に係るウェハバーンイン装
置のカセット収納部の内部構造を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るウェハバーンイン装
置のウェハバーンインユニットの概略図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るウェハバーンイン装
置の第1変形例の概略全体構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るウェハバーンイン装
置の第2変形例の概略全体構成を示す斜視図である。
【図7】従来のウェハバーンイン装置の概略全体構成を
示す斜視図である。
【図8】半導体ウェハ毎に、バーンイン時間の経過に対
する不良発生率及び不良発生率が所定値以下になる収束
ポイントに達するまでのバーンイン時間が異なることを
示す特性図である。
【符号の説明】
1 ウェハバーンイン装置 2 制御部 3 ウェハバーンインユニット 3a 開口部 4 ウェハカセット 5 カセット補助基板 6 レバー 7 係合部材 11 ウェハトレイ 11a ウェハ保持部 12 シール部材 13 半導体ウェハ 14 プローブカード 15 真空バルブ 21 保持基板 22 支持棒 23 筒状部材 24 カセット支持板 25 支持板上下動用モータ 26 回転軸 27 ねじ部材 28 カセット保持部材 29 下部コネクタ 30 上部コネクタ 31 コネクタ離脱用モータ 32 回転軸 33 連結部材 34 コネクタ離脱部材 35 ねじ部材 36 ドライバボード 37 温度制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向又は左右方向に並んで配置され
    た複数のウェハバーンインユニットを備え、 前記複数のウェハバーンインユニットのそれぞれは、 複数の半導体集積回路が形成された半導体ウェハが保持
    されるウェハトレイと、該ウェハトレイに保持される半
    導体ウェハと対向するように配置され複数の半導体集積
    回路の各外部電極と対向する位置にプローブ端子を有す
    るプローブカードとが一体化されてなるウェハカセット
    を収納するウェハカセット収納部と、前記ウェハカセッ
    ト収納部に収納されたウェハカセットのウェハトレイに
    保持される半導体ウェハの温度を制御する温度制御手段
    と、 前記ウェハカセット収納部に収納されたウェハカセット
    のウェハトレイに保持される半導体ウェハの複数の半導
    体集積回路を駆動する駆動回路とを有していることを特
    徴とするウェハバーンイン装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のウェハバーンインユニットの
    それぞれは、前記ウェハカセット収納部に収納されたウ
    ェハカセットのウェハトレイに保持される半導体ウェハ
    から出力される出力信号に基づいて、該半導体ウェハに
    おけるバーンイン時間の経過に対する不良発生率を検出
    する不良発生率検出回路を有していることを特徴とする
    ウェハバーンイン装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のウェハバーンインユニットの
    それぞれは、真空ポンプ、データ管理用ラインバス又は
    電圧供給源等よりなる外部装置に対して互いに独立に接
    続される外部装置接続部を有していることを特徴とする
    ウェハバーンイン装置。
JP35444497A 1997-12-24 1997-12-24 ウェハバーンイン装置 Pending JPH11186349A (ja)

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