JPH1118588A - 農業用不織シート - Google Patents

農業用不織シート

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JPH1118588A
JPH1118588A JP9178742A JP17874297A JPH1118588A JP H1118588 A JPH1118588 A JP H1118588A JP 9178742 A JP9178742 A JP 9178742A JP 17874297 A JP17874297 A JP 17874297A JP H1118588 A JPH1118588 A JP H1118588A
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JP
Japan
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agricultural
fine particles
long
fiber
nonwoven fabric
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JP9178742A
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English (en)
Inventor
Isamu Yamamoto
勇 山本
Shinji Yuasa
伸二 湯浅
Takashi Nogi
崇志 野木
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要の通気性を備えた長繊維不織布を素材と
して用いた農業用不織布シートに十分な遮光性を持たせ
ることで、このシートに遮光性と通気性とを兼備させ
る。 【解決手段】 繊維形成性熱可塑性樹脂からなる長繊維
不織ウェブにて形成された長繊維不織布の少なくとも一
方の表面が、太陽輻射熱を反射させる微粒子を含有した
エマルジョン樹脂によりコーティングされている。その
透光率は10〜70%、遮熱率は60%以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用ハウスカー
テンとして好適に利用できる農業用不織シートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農業用ハウスカーテンとしては、
熱可塑性樹脂よりなるフィルムや、織布や、不織布にて
形成されたものが一般的である。このうち、織布にて形
成されたものとしては、割繊したフィルムからなるもの
や、スリットしたアルミニウム箔を部分的に挟み込んだ
ものなどが用いられている。また不織布にて形成された
ものとしては、いわゆるスパンボンド不織布からなるも
のなどが用いられている。このスパンボンド不織布は、
繊維形成性重合体を溶融紡糸し、紡出糸条を牽引装置で
牽引細化せしめた後、コンベアネット上に堆積させて長
繊維不織ウェブを形成し、この長繊維不織ウェブを一対
のエンボスロール、一対のフラットロールなどからなる
熱圧接装置にて熱圧接した長繊維不織布である。
【0003】これら従来から存在する農業用ハウスカー
テンには、それぞれ下記のような不都合がある。まず、
熱可塑性樹脂よりなるフィルムにて形成された農業用ハ
ウスカーテンの場合、通気性がほとんどないことから農
業用ハウス内の湿度や温度が高くなりやすく、ハウス内
の作物に悪影響を与えるといった不都合がある。
【0004】割繊したフィルムからなる織布では、この
割繊したフィルムを織ったものであることから目が粗
く、そのため光が透過しやすく、よって遮熱の能力が低
く、ハウス内の温度が高くなり、同様に作物に悪影響を
与えるといった不都合がある。スリットしたアルミ箔を
部分的に挟み込んだ織布は、性能的に問題はないが、生
産工程が複雑であり、コストが高くつくので、一般的に
は普及していない。
【0005】これに対し、長繊維不織布よりなる農業用
ハウスカーテンには、繊維と繊維との間の空間の作用に
よって所要の通気性を有する利点がある。しかし、太陽
光もその空間から通すので遮光性に乏しく、農業用ハウ
ス内の温度が高くなり、ハウス内の作物に悪影響を与え
る。
【0006】すなわち、農業用ハウスカーテンとして望
まれる重要な特性、要求性能は、農業用ハウス内の温度
が高くならないように遮光性があることと、農業用ハウ
ス内が蒸れないように通気性があることとの2点であ
る。
【0007】しかしながら、従来から存在する上記の農
業用ハウスカーテンは、この2点のどちらか一方もしく
はどちらも備えていないものであり、甚だ性能不足の製
品でしかなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決し、所要の通気性を備えた長繊維不織布を
素材として用いた農業用不織シートに十分な遮光性を持
たせることで、この遮光性と上述の通気性とを兼備した
農業用不織シートを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を達成すべく鋭意検討の結果、本発明に到達した。即ち
本発明は、繊維形成性熱可塑性樹脂からなる長繊維不織
ウェブにて形成された長繊維不織布の少なくとも一方の
表面が、太陽輻射熱を反射させる微粒子を含有したエマ
ルジョン樹脂によりコーティングされて、透光率が10
〜70%、遮熱率が60%以上であることを特徴とする
農業用不織シートを要旨とするものである。
【0010】本発明によれば、このように通気性を有し
た長繊維不織布の少なくとも一方の表面が太陽輻射熱を
反射させる微粒子を含有したエマルジョン樹脂によりコ
ーティングされて、透光率が10〜70%、遮熱率が6
0%以上であることで、所要の遮光性と通気性とを兼備
したものとなる。
【0011】次に本発明を詳細に説明する。まず、長繊
維不織布を構成するための長繊維について説明する。こ
の長繊維をなす繊維形成性熱可塑性樹脂は、代表的に
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、イソフタル酸供重合ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステルや、ナイロン6、ナイロン66等
のポリアミドや、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィンなどの重合体からなる。そして、これら重
合体どうしのブレンド物や、これら重合体どうしの共重
合体からなるものも含まれる。
【0012】これら繊維形成性熱可塑性樹脂には、本発
明の目的を阻害しない範囲で、艶消し剤、顔料、防炎
剤、消泡剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等
の任意の添加剤が添加されていてもよい。
【0013】この長繊維の単糸繊度は、1〜10デニー
ルであるのが好ましい。1デニール未満であると、得ら
れる長繊維不織布の強力が低く、また、あまりにも繊度
が細い場合は、紡糸工程において糸切れを誘発するので
好ましくない。逆に、10デニールを越えると、繊維が
太いために繊維と繊維の間隔が大きくなり、低デニール
で同目付の長繊維不織布と比べると不織布中の空隙率が
大きくなり、不織布の表面を樹脂コーティングする際の
樹脂の量が多く必要となるため好ましくない。この理由
により3〜6デニールであるのがさらに好ましい。
【0014】長繊維の繊維断面形状は、一般的な中実断
面のほかに、中空断面や異形断面でも良く、長繊維不織
布中の空隙率を小さくする目的でフラットヤーン等を用
いることも本発明においては一向に構わない。また、芯
鞘構造やサイドバイサイド構造や海島構造などの複合構
造を採用することもできる。
【0015】農業用ハウス内の温度上昇は、太陽光に曝
されることによってもたらされる。これは、上述のよう
に農業用ハウスカーテンは幾分かの通気性は持っている
が、雨、風から作物を守るため気密性が高く、したがっ
てハウス内の温度が外へ逃げにくい構造となっているか
らである。このため、ハウス内の温度上昇を抑えるには
太陽光を遮る他はなく、この点が本発明において長繊維
不織布に遮熱性を付与することの意義である。本発明に
おいては、長繊維不織ウェブにて形成された長繊維不織
布の少なくとも一方の表面が、太陽輻射熱を反射させる
微粒子を含有したエマルジョン樹脂によりコーティング
されていることで、所要の遮熱率が実現される。
【0016】本発明の農業用不織シートは、その透光率
が10〜70%、遮熱率が60%以上であることが必要
である。透光率が10%未満であると、ハウス内への太
陽光の透過が少なく、ハウス内が暗くなって作物の成長
に悪影響を及ぼす。反対に透光率が70%を越えた状態
では、太陽輻射熱をもたらす波長領域すなわち可視光線
から近赤外線の領域の反射が少ないことになって、所要
の遮熱率が得られなくなる。この遮熱率が60%未満で
あると、昼間のハウス内の温度が異常に上昇するととも
に、朝と昼の温度差も大きくなるので、作物に悪影響を
及ぼす。このため、好ましくは、透光率は20〜70
%、遮熱率は70%以上である。
【0017】たとえば、本発明にもとづき太陽輻射熱を
反射させる微粒子を含有したエマルジョン樹脂を長繊維
不織布にコーティングしたものと、このようなコーティ
ングを施していないブランクとでは、ハウス内の温度上
昇に最大15℃程度の差がでる。
【0018】なお、上述のように遮熱率と透光率との間
には原則として相関関係が存在し、よほど選択的にある
波長領域のみを反射させるようなことができなければ、
これら遮熱率と透光率とは常に同時に満足される。
【0019】このように本発明においては、太陽輻射熱
を反射させる微粒子をもちいることで、これが直接遮熱
の効果につながる。すなわち本発明においては、この微
粒子が可視光線と近赤外線からなる太陽幅射熱を強く反
射させることで、農業用ハウス内に到達する熱量を減少
させることができるのである。
【0020】この微粒子は、非金属無機材料すなわち一
般にセラミックスと呼ばれているものであると、エマル
ジョン樹脂中に混入させても化学反応を起こし難いうえ
に、経年変化がなく効果の持続性がある。その材料は、
特に限定されないが、遮熱性を持たせることから白色の
ものが好ましい。特に好ましくは、可視光線から近赤外
線の波長領域で反射性が高い、酸化チタン、酸化マグネ
シウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛である。これらの
材料は、太陽光の多くを反射して熱線を遮断し、農業用
ハウス内に到達する熱量を減少させることが可能であ
る。
【0021】本発明では、上記の酸化チタンなどの材料
からなる微粒子を少なくとも1種類以上含むエマルジョ
ン樹脂で、長繊維不織布の少なくとも一方の表面の全体
にコーティングを施すのが好適である。もちいる材料を
1種類以上としたのは、目的とする遮熱性を満足するよ
う適宜コスト等と見合わせ最適なものが選択されれば良
いからである。勿論1種類でも構わない。
【0022】これらの材料からなることで太陽輻射熱を
反射させる微粒子は、その平均粒径が0.1〜50μm
の範囲であるのが好適であり、これが0.2〜2μmの
範囲であるのが特に好適である。平均粒径が0.1μm
よりも小さいと、粒子が透明化し、表面活性が増大し
て、劣化や着色を招きやすい。また粒子の凝集性が増大
して、均一に分散させるのが難しくなる。一方、平均粒
径が50μmを越えると、コーティング部から脱落しや
すくなり、農業用ハウス内の作物上に落ちやすくなる。
この対策として脱落を防ぐ目的でエマルジョン樹脂の量
を増やすと、透水性や通気度が悪化しやすくなる。
【0023】コーティング部に存在する微粒子の量は、
3〜30g/m2 であるのが好適である。これが3g/
2 未満であると、太陽光の反射が少なく遮熱効果が乏
しくなる。また30g/m2 を越えると、太陽光の反射
が増え遮熱効果は大きくなるものの、出来上がった長繊
維不織布の通気性が悪くなり好ましくない。
【0024】本発明では、長繊維不織布の少なくとも一
方の表面が、太陽輻射熱を反射させる微粒子を含有した
エマルジョン樹脂によってコーティングされている。こ
こで言うコーティングとは、長繊維不織布上に均一な膜
状のコーティング層を設けることであり、そのコーティ
ング部に存在する微粒子が太陽光を反射させる効果を発
揮して、長繊維不織布に遮熱効果が付与されることとな
る。
【0025】この時もちいられるエマルジョン樹脂の量
は、微粒子の量によって決まってくる。微粒子の量に対
しエマルジョン樹脂の量が少なすぎると、この微粒子が
長繊維不織布表面上のコーティング部から脱落しやすく
なる。またエマルジョン樹脂の量が多すぎると、長繊維
不織布の通気性が損なわれやすくなる。したがって、コ
ーティングされるエマルジョン樹脂の量は、微粒子がコ
ーティング部から脱落せず、しかも所要の通気性が保た
れる範囲内でなければならない。具体的には、コーティ
ング部における好ましいエマルジョン樹脂の重量は、微
粒子の重量を1としたときに0.8〜2.0の範囲であ
り、さらに好ましくは1.0〜1.3の範囲である。ま
た、遮熱効果の点から言えば長繊維不織布の表裏両面に
コーティングが施されていることの方が好ましい。しか
し、通気性が損なわれやすくなるため、表面だけのコー
ティングの場合に比べ、一つの面のコーティングに使う
エマルジョン樹脂の量を少なくすることが好ましい。
【0026】本発明において用いることができるエマル
ジョン樹脂としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリ
ル、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル等のモノマー
を、一種又は二種以上所望のモル比で組み合わせ、重合
して得られる重合体又は共重合体、あるいはこれらの重
合体又は共重合体を架橋剤によって架橋した架橋型重合
体等を挙げることができる。
【0027】本発明においては、このように長繊維不織
布の表面に微粒子を含むコーティングが施されてなる農
業用不織シートの目付は、35〜100g/m2 である
のが好適である。目付が35g/m2 よりも小さいと、
強力が低下して破れやすくなるため、カーテンとしての
使用に適しにくくなる。また目付が100g/m2 より
も大きいと、カーテンの重量が大きく、また硬くなるた
め、作業性が悪化し、カーテンをはる作業が困難になり
やすくなる。
【0028】本発明の農業用不織シートは、透水率が
0.01〜30%であるのが好ましい。この透水率は、
水平方向のシートの上から水を散布した際の。シートを
通過した水の比率をあらわす。透水率が30%を越える
と、かなりの水がシートを通過することになり、ハウス
内の作物の上に水が滴下して悪影響を及ぼしやすくな
る。反対に0.01%未満であると、水がシートを殆ど
通過しないことになり、シート上に水が溜まりやすく、
この溜まった水を何らかの方法で逃がしてやる必要が生
じ、余計に労力を必要とする可能性が高くなる。
【0029】また本発明の農業用不織シートは、通気度
が1〜60cc/cm2 /secであることが好まし
い。通気度が60cc/cm2 /secを越える場合
は、通気は十分行われるものの、水がシートを通過しや
すいことになって、ハウス内の作物の上に水が滴下して
悪影響を及ぼしやすくなる。反対に通気度が1cc/c
2 /sec未満の場合は、シートが湿気を逃がしにく
く、ハウス内の湿度の制御が困難になりやすくなる。
【0030】なお、上述のように透水率が0.01〜3
0%であることと、通気度が1〜60cc/cm2 /s
ecであることとは、常に同時に満足されるものであ
る。また、好ましくは、透水率は0.01〜25%、通
気度は5〜15cc/cm2 /secである。
【0031】なお、本発明の農業用不織シートでは、長
繊維不織布の表面が微粒子を含有したエマルジョン樹脂
によりコーティングされているため、一般の不織布に比
べれば通気度が小さい。このため、冬期における農業用
ハウス内の保温にも効果をもたらす。
【0032】次に、本発明の農業用不織シートの製造方
法について説明する。本発明の農業用不織シートを製造
する際には、まず長繊維不織布を製造しなければならな
い。この長繊維不織布を製造する際には、初めに繊維形
成性熱可塑性樹脂を溶融させ、紡糸口金に供給する。そ
して口金より紡出された糸条を、従来公知の横型吹付や
環状吹付等の冷却装置を用いて冷却せしめた後、エアー
ジェット等の牽引装置を用いて、目的繊度となるように
牽引細化させて引き取る。牽引速度は3500m/分以
上、特にポリエチレンテレフタレートを材料とする場合
は4500m/分以上とすると、不織布の寸法安定性が
向上するため好適である。牽引装置から排出させた長繊
維には、摩擦帯電装置もしくはコロナ放電装置により繊
維表面上に静電電荷を付与する。これにより、繊維どう
しの静電反発力によって開繊させる。そして、その後、
スクリーンからなるコンベアの如き移動堆積装置上に開
繊集積させ、不織ウェブとする。次いで、このウェブを
熱圧接装置で熱圧接せしめて形態を保持させる。
【0033】また、熱圧接の際の圧接面積比に関しては
特に規定はしないが、この圧接面積比は不織シート全体
の面積に対する圧接された部分の面積の割合で定義され
ることから、同じ線圧で圧接した場合、圧接面積比が小
さい方が圧接点一個の圧着は強固におこなわれているこ
とになる。また、圧接面積比が大きくなると長繊維不織
布中の繊維空隙率が小さくなるので通気度等が低下する
傾向にあることから、本発明のものでは圧接面積比は1
0%〜30%程度が好ましい。
【0034】次に、太陽輻射熱を反射させる微粒子すな
わち酸化チタンなどを少なくとも1種類以上含んだエマ
ルジョン樹脂で、長繊維不織布の少なくとも一方の表面
の全体をコーティングする。このとき、形成されたコー
ティング部に存在する微粒子の量が3〜30g/cm2
となるように、所定の量だけ樹脂を付着させる。その
後、コーティングした樹脂中に含まれる余分な水分を取
り除くために熱処理を施して、目的とする長繊維不織布
すなわち農業用不織シートを得る。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。しかし、本発明は、これらの実施例によって何ら限
定されるものではない。
【0036】以下の実施例において、各特性値は次によ
うにして求めた。 (1)重合体の融点:パーキンエルマー社製DSC−7
型の示差走査型熱量計を用いて、昇温速度20℃/分で
測定した融解吸熱ピークの最大値を与える温度を融点と
した。 (2)ポリエステルの相対粘度:フェノールと四塩化エ
タンとの等重量化の混合溶媒100mlに試料0.5g
を溶解し、温度20℃の条件で常法により測定した。 (3)ポリプロピレンのメルトフローレート(以下、
「MFR」と称する):ASTM D1238(L)に
記載の方法で測定した。
【0037】(4)糸の繊度:牽引装置にて牽引細化し
た長繊維について、電子顕微鏡を用いて、密度補正を行
ない求めた。
【0038】(5)不織布の通気度:JIS−L109
6A法に記載の方法で測定した。
【0039】(6)不織布の透水率:シャワーノズルの
下に水平方向に対して15°に傾斜させて試料を置き、
試料より20cm上方のシャワーノズルから水を散水
し、試料を透過した水の量を測定して、下記の式から透
水率を求めた。
【0040】透水率(%)=〔透水量(cc)/散水量
(cc)〕×100 測定条件は下記の通りとした。 環境条件 :20℃×65%RH シャワーノズル:ノズル直径2cm、ノズル孔直径0.
9mm、ノズル孔8ヶ(円形1列、配列距離1cm) シャワー距離 :20cm 散水量 :320cc/min 試料の大きさ :15cm×15cm 散水時間 :30秒
【0041】(7)不織布の透光率:光源と照度計の受
光部との間に試料を置き、試料より30cm上方より光
を照射して受光部が受けた光の照度を照度計で測定し、
また試料を置かなかった時の照度をブランクとして測定
し、下記の式から透光率を求めた。
【0042】透光率(%)=〔試料を置いたときの照度
(Lx)/ブランクの照度(Lx)〕×100 測定条件は下記の通りとした。
【0043】 環境条件 :20℃×65%RH ライト :レフランプカラー用PRF−500WB
(500W) ライト距離 :30cm 試料の大きさ:25cm×25cm 照度計 :光電池照度計SP1−5形(東京光学器
械(株)社製)
【0044】(8)不織布の遮熱率:冷板に0.8cm
の空気層を設けて試料を置き、試料より30cm上方か
らライト光を照射したときの冷板の消費熱量を測定し、
また試料を置かなかった時の冷板の消費熱量をブランク
として測定し、下記の式から遮熱率を求めた。
【0045】遮熱率(%)=〔試料を置いたときの冷板
の消費熱量(W)/ブランクの消費熱量(W)〕×10
0 測定条件は下記の通りとした。
【0046】 環境条件 :20℃×65%RH ライト :レフランプカラー用PRF−500WB
(500W) ライト距離 :30cm 放射照度 :7000Lx 冷板の大きさ:12cm×12cm 試料の大きさ:13cm×13cm 測定機 :サーモラボIIF7(カトーテック(株)
社製) 測定時間 :15分間
【0047】(実施例1)融点が260℃、相対粘度が
1.38のポリエチレンテレフタレート重合体を用い、
公知の溶融複合紡糸機と紡糸口金とを使用し、紡糸温度
290℃、吐出量1.67g/1ホール・分の条件にて
紡出した。紡出糸条を冷却した後、牽引装置により50
00m/分の速度で引き取って、繊度3デニールの長繊
維を得た。次にこの長繊維を公知の方法にて開繊し、移
動する捕集面上に捕集、堆積して不織ウェブとした。そ
して、このウェブを、エンボスロールからなる熱圧接装
置にて、圧接温度230℃、圧接面積比15%の条件下
で熱圧接し、長繊維不織布を得た。
【0048】その後、酸化チタンを含んだアクリル系樹
脂で長繊維不織布の一方の表面全体をコーティングし、
得られたコーティング部の中の酸化チタンの量が8g/
2、アクリル系樹脂の固形分付着量が8g/m2 とな
るように所定の量だけ樹脂を付着させた。その後、コー
ティングした樹脂中に含まれる余分な水分を取り除くた
めに熱処理を施して、目付66g/m2 の農業用不織シ
ートを得た。得られたシートの物性を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】(実施例2)実施例1と同様にして得られ
た長繊維不織布の一方の表面全体を、酸化チタンを含ん
だアクリル系樹脂でコーティングし、得られたコーティ
ング部の中の酸化チタンの量が6g/m2 、アクリル系
樹脂の固形分付着量が5g/m2 となるよう所定の量だ
け樹脂を付着させた。その後、コーティングした樹脂中
に含まれる余分な水分を取り除くために熱処理を施し
て、目付61g/m2 の農業用不織シートを得た。得ら
れたシートの物性を表1に示す。
【0051】(実施例3)実施例1と同様にして得られ
た長繊維不織布の一方の表面全体を、酸化チタンを含ん
だアクリル系樹脂でコーティングし、得られたコーティ
ング部の中の酸化チタンの量が15g/m2 、アクリル
系樹脂の固形分付着量が15g/m2 となるよう所定の
量だけ樹脂を付着させた。その後、コーティングした樹
脂中に含まれる余分な水分を取り除くために熱処理を施
して、目付80g/m2 の農業用不織シートを得た。得
られたシートの物性を表1に示す。
【0052】(実施例4)実施例1と同様にして得られ
た長繊維不織布の一方の表面全体を、酸化アルミニウム
を含んだアクリル系樹脂でコーティングし、得られたコ
ーティング部の中の酸化アルミニウムの量が10g/m
2 、アクリル系樹脂の固形分付着量が12g/m2 とな
るよう所定の量だけ樹脂を付着させた。その後、コーテ
ィングした樹脂中に含まれる余分な水分を取り除くため
に熱処理を施して、目付67g/m 2 の農業用不織シー
トを得た。得られたシートの物性を表1に示す。
【0053】(実施例5)実施例1と同様にして得られ
た長繊維不織布の一方の表面全体を、酸化亜鉛を含んだ
アクリル系樹脂でコーティングし、得られたコーティン
グ部の中の酸化亜鉛の量が20g/m2 、アクリル系樹
脂の固形分付着量が20g/m2 となるよう所定の量だ
け樹脂を付着させた。その後、コーティングした樹脂中
に含まれる余分な水分を取り除くために熱処理を施し
て、目付90g/m2 の農業用不織シートを得た。得ら
れた農業用不織シートの物性を表1に示す。
【0054】(実施例6)融点が160℃、MFRが7
0g/10分のポリプロピレン重合体を用い、公知の溶
融紡糸機と口金とを使用し、紡糸温度210℃、吐出量
1.33g/1ホール・分の条件にて紡出した。紡出糸
条を冷却した後、牽引装置により4000m/分の速度
で引き取って、繊度3デニールの長繊維を得た。次にこ
の長繊維を公知の方法にて開繊し、移動する捕集面上に
捕集、堆積して不織ウェブとした。そして、このウェブ
を、エンボスロールからなる熱圧接装置にて、圧接温度
135℃、圧接面積比15%の条件下で熱圧接し、長繊
維不織布を得た。
【0055】その後、酸化チタンを含んだアクリル系樹
脂で長繊維不織布の一方の表面全体をコーティングし、
得られたコーティング部の中の酸化チタンの量が7g/
2、アクリル系樹脂の固形分付着量が8g/m2 とな
るように所定の量だけ樹脂を付着させた。その後、コー
ティングした樹脂中に含まれる余分な水分を取り除くた
めに熱処理を施して、目付65g/m2 の農業用不織シ
ートを得た。得られたシートの物性を表1に示す。
【0056】(実施例7)実施例1と同様にして得られ
た長繊維不織布の一方の表面全体を、酸化チタンを含ん
だアクリル系樹脂でコーティングした。そして、得られ
たコーティング部の中の酸化チタンの量を3g/m2
ら30g/m2 まで段階的に増やし、アクリル系樹脂の
固形分付着量も酸化チタンの量と同様に段階的に増やし
た。このときのシートの遮熱率の変化を図1に示す。
【0057】(比較例1)実施例1と同様にして得られ
た長繊維不織布に、酸化チタンを含んだアクリル系樹脂
で長繊維不織布の一方の表面全体をコーティングし、得
られたコーティング部の中の酸化チタンの量が2g/m
2 、アクリル系樹脂の固形分付着量が3g/m2 となる
ように所定の量だけ樹脂を付着させた。その後、コーテ
ィングした樹脂中に含まれる余分な水分を取り除くため
に熱処理を施して、目付55g/m 2 の農業用不織シー
トを得た。得られたシートの物性を表1に示す。
【0058】(比較例2)実施例1と同様にして得られ
た長繊維不織布に、酸化チタンを含んだアクリル系樹脂
で長繊維不織布の一方の表面全体をコーティングし、得
られたコーティング部の中の酸化チタンの量が35g/
2 、アクリル系樹脂の固形分付着量が35g/m2
なるように所定の量だけ樹脂を付着させた。その後、コ
ーティングした樹脂中に含まれる余分な水分を取り除く
ために熱処理を施して、目付120g/m2 の農業用不
織シートを得た。得られたシートの物性を表1に示す。
【0059】表1から明らかなように、本発明の実施例
1〜6の農業用不織シートは、農業用ハウスカーテンと
して必要な特性すなわち遮熱効果と通気性とを満たして
いることから、用途に十分適合したものであった。
【0060】一方、比較例1〜2は、いずれも、農業用
ハウスカーテンとして必要とされる遮熱効果や通気性を
満足しておらず、この用途には不適格なものであった。
【0061】
【発明の効果】本発明の農業用不織シートは、繊維形成
性熱可塑性樹脂からなる長繊維不織ウェブにて形成され
た長繊維不織布の少なくとも一方の表面が、太陽輻射熱
を反射させる微粒子を含有したエマルジョン樹脂により
コーティングされて、透光率が10〜70%、遮熱率が
60%以上であることから、農業用ハウスカーテンとし
て要求される遮熱効果を備え、また長繊維不織布をベー
スとすることから所要の通気性を備えた農業用不織シー
トとすることができる。
【0062】さらに本発明の農業用不織シートは、長繊
維不織布の表面が微粒子を含有したエマルジョン樹脂に
よりコーティングされているため、一般の不織布に比べ
て通気度が小さく、このため冬期の農業用ハウス内の保
温にも効果をもたらす。
【0063】したがって、夏期は遮熱作用により農業用
ハウス内の温度上昇を抑え、冬期は保温作用によりハウ
ス内を温暖に保つことができ、一年を通してすぐれた農
業用ハウスカーテンとして使用することができる。すな
わち、昨今の現状である農業分野の高年齢化に伴い、農
業用ハウスカーテンの取り換え作業が問題となる中、交
換が不要であることが、本発明の農業用ハウスカーテン
のもう一つの大きな効果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の農業用不織シートの遮熱率の変化を示
す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/12 B32B 27/12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維形成性熱可塑性樹脂からなる長繊維
    不織ウェブにて形成された長繊維不織布の少なくとも一
    方の表面が、太陽輻射熱を反射させる微粒子を含有した
    エマルジョン樹脂によりコーティングされて、透光率が
    10〜70%、遮熱率が60%以上であることを特徴と
    する農業用不織シート。
  2. 【請求項2】 太陽輻射熱を反射させる微粒子が、酸化
    チタンと、酸化マグネシウムと、酸化アルミニウムと、
    酸化亜鉛とから選ばれた1種類以上の微粒子であること
    を特徴とする請求項1記載の農業用不織シート。
  3. 【請求項3】 コーティング部に存在する微粒子の量が
    3〜30g/m2 であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の農業用不織シート。
  4. 【請求項4】 コーティングされた状態における微粒子
    とエマルジョン樹脂の固形分との割合が、重量比で、
    (微粒子):(樹脂固形分)=1:0.8〜1:2.0
    であることを特徴とする請求項3記載の農業用不織シー
    ト。
  5. 【請求項5】 透水率が0.01〜30%、通気度が1
    〜60cc/cm2/secであることを特徴とする請
    求項1から4までのいずれか1項記載の農業用不織シー
    ト。
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