JPH11184907A - Cadシステムおよび記録媒体 - Google Patents

Cadシステムおよび記録媒体

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JPH11184907A
JPH11184907A JP9355750A JP35575097A JPH11184907A JP H11184907 A JPH11184907 A JP H11184907A JP 9355750 A JP9355750 A JP 9355750A JP 35575097 A JP35575097 A JP 35575097A JP H11184907 A JPH11184907 A JP H11184907A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画面上で図形の要素の寸法を変更
するCADシステムおよび記録媒体に関し、画面上で寸
法を変えたい図形の要素を選択し他の図形の要素を選択
してその要素の寸法あるいはその要素の寸法種の寸法の
うちから選択し倍率指定して寸法を決定し、寸法を変更
あるいは関連する寸法を連動して変更し、簡易な操作に
よって図面や図形上の寸法を任意の所望値に変更可能に
することを目的とする。 【解決手段】 画面上で表示された図形中から寸法を変
えたい要素を選択する第1の選択手段と、表示された他
の図形中から変更の基準の要素を選択する第2の選択手
段と、第2の選択手段によって選択された要素に基づい
て、第1の選択手段の要素の寸法を変更する手段とを備
えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面上で図形の要
素の寸法を変更するCADシステムおよび記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2次元のCADシステムにおい
て、既存の図面や図形を流用して、寸法が部分的に異な
る図面や図形を作成する設計を行う機能を持たせ、設計
の効率化を図っている。
【0003】この際、図面や図形上で変えたい寸法を選
択し、新しい寸法を入力したり、増分を入力して自動的
に反映した寸法に変更したり、更に同一の図形(例えば
円、直線などの図形)があったときにそれを選択して同
じ寸法にしたりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、図面や図形上で変えたい寸法を選択し、新寸法を入
力、増分を入力して自動的に新寸法に変更、同一の他の
図形を選択して同一寸法に変更したりしていたため、新
寸法を入力するのでは入力作業が面倒であり、増分を入
力したのでは同様に増分量を入力する必要があり入力作
業が面倒であり、同一の他の図形がない場合には他の図
形を選択して同一寸法にできないなどの問題があった。
【0005】本発明は、これらの問題を解決するため、
画面上で寸法を変えたい図形の要素を選択し他の図形の
要素を選択してその要素の寸法あるいはその要素の寸法
種の寸法のうちから選択し倍率指定して寸法を決定し、
寸法を変更あるいは関連する寸法を連動して変更し、簡
易な操作によって図面や図形上の寸法を任意の所望値に
変更可能にすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、選択手段
1は、画面上で表示された図形中から寸法を変えたい要
素Aを選択したり、変更対象の要素Bを選択したりなど
するものである。
【0007】入力手段2は、選択手段1によって選択さ
れた寸法を変えたい要素Aおよび変更対象の要素Bをも
とに寸法を求めて入力するものである。表示手段3は、
入力手段によって入力された寸法をもとに図形を表示す
るものである。
【0008】次に、動作を説明する。選択手段1が画面
上で表示された図形中から寸法を変えたい要素Aを選択
および表示された他の図形中から変更対象の要素Bを選
択し、入力手段2が選択された図形の要素Bが元の図形
の要素Aと同一のときにその要素Bの寸法に変更、異な
るときに表示されている寸法に変更するようにしてい
る。
【0009】また、選択手段1が画面上で表示された図
形中から寸法を変えたい要素Aを選択および表示された
他の図形中から変更対象の要素Bを選択し、入力手段2
が選択された図形の要素Bが元の図形の要素Aと異なる
ときに要素Bの関連する寸法を全て表示して選択された
寸法に変更するようにしている。
【0010】これらの際に、入力手段2が変更された後
の寸法について指定された任意の倍率の寸法にして元の
要素Aの寸法を変更するようにしている。また、表示手
段3が画面上で図形の要素Aの寸法が変更されたとき
に、変更された寸法のみを変えた図形および関連する寸
法も一緒に変えた図形を表示し選択された図形に変更す
るようにしている。
【0011】従って、画面上で寸法を変えたい図形の要
素Aを選択し他の図形の要素Bを選択してその要素Aの
寸法あるいはその要素の寸法種の寸法のうちから選択し
倍率指定して寸法を決定し、寸法を変更あるいは関連す
る寸法を連動して変更することにより、簡易な操作によ
って図面や図形上の要素Aの寸法を任意の所望値に変更
し、既にある図面や図形をもとに簡易かつ迅速に設計す
ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図1から図7を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明のシステム説明図を示す。
図1において、S1は、要素Aの寸法線をヒットする。
これは、例えば後述する図2の(a)のCAD画面上で
表示された要素Aの寸法線(長さ“10”)にマウスカ
ーソスを位置づけてクリックし、ヒットする。
【0014】S2は、入力領域を表示する。これは、S
1のヒットに対応して寸法線の長さを入力する入力域を
表示する。S3は、変えたい寸法値を持つ要素Bがヒッ
トされたか判別する。これは、例えば後述する図2の
(a)のS1でヒットした要素Aの他の要素Bがヒット
されたか判別する。YESの場合には、S5に進む。N
Oの場合には、S4でキーボードから寸法値を入力し、
S8で入力域に寸法値をセットし、S9に進む。
【0015】S5は、S3のYESで他の要素Bがヒッ
トされたと判明したので、要素Aと要素Bが同一種の要
素か、あるいは可変させたい長さを持つ要素か判別す
る。これは、S1でヒットした要素Aと、他のヒットし
た要素Bとが同一種の要素か(例えば図2の(a)に示
すように要素Aが円、要素Bが円の場合か)、あるいは
可変させたい長さをもつ要素かを判別する。YESの場
合には、S7に進む。NOの場合には、S6に進む。
【0016】S6は、S5のNOで同一種の要素でな
く、可変させたい長さを持つ要素でもなかったので、寸
法種を表示して選択する。これは、例えば後述する図2
の(b)の異種要素の場合に示すように、要素Bが直線
要素Bの場合には、図2の(c)に示すように、要素B
の寸法要素として、直線であるから図示の下記のように
各寸法種に対応づけて寸法を表示し、これらのうちから
適切な寸法種を選択する。
【0017】○水平寸法:40 ○垂直寸法:30 ○法線寸法:50 S7は、倍率指定する。これは、S5のYESの場合に
選択された要素Bの寸法、あるいはS5のNOの場合に
S6で選択された寸法種の寸法について、後述する図2
の(c)のスクロールバーを操作して所定の倍率を指定
する。これにより、デフォルトは倍率“1”であるの
で、そのままの寸法であり、倍率が例えば“2”のとき
は2倍した値を寸法、あるいは例えば倍率が“1/2”
のときは1/2倍した値を寸法とする。
【0018】S8は、S7の指定された倍率を乗算した
後の寸法を入力域に寸法値としてセットする。S9は、
表示する。これは、S1でヒットされた要素Aの寸法線
について、S8で入力域にセットされた寸法線の寸法値
を変更した図形を表示、あるいはヒットされた寸法線と
関連する寸法線なども一緒に変更した図形を表示する
(図7を用いて後述する)。
【0019】以上によって、図面上あるいは図形上で寸
法を変更する要素Aの寸法線をヒットおよび対象となる
要素Bをヒットし、要素Bが同一の要素のときは要素B
の寸法値を要素Aの寸法値とし、一方、異なる要素のと
きは要素Bの全ての寸法種の寸法値を表示して選択され
た寸法値を要素Aの寸法値とし、次に、倍率指定して倍
率を乗算した後の寸法値を要素Aの寸法値に変更し、更
にヒットされた寸法値を変更した図形および関連する寸
法値も一緒に変更した図形を合わせて表示し選択して更
新することにより、図面上あるいは図形上で要素の寸法
値を、他の要素の寸法値をもとに簡易な操作で迅速に入
力することが可能となると共に関連する寸法値も一緒に
変更し、意図する形状に変更することが可能となる。
【0020】図2は、本発明の説明図(その1)を示
す。図2の(a)は、同一要素の場合を示す。これは、
既述した図1のS1でヒットした寸法線を変更しようと
する要素Aと、寸法を変えようとする対象の要素Bとが
同一種の場合を示す。この場合には、図1のS1で要素
Aの寸法線(円の直径)をヒットし、S3で要素B(円
で直径が“30”)をヒットすると、要素Aと要素Bと
が同一要素であるので、要素Aの寸法“10”を要素B
の寸法“30”に変更する。
【0021】以上のように、要素Aの寸法線(寸法値
“10”)をクリックし、次に要素Bをクリックすると
いう簡単な操作によって、要素Aの寸法線の寸法値を
“30”に変更することが可能となる。また、要素Aの
寸法線の寸法値を“30”以外にするには、既述した図
1のS7で倍率を指定すると、当該倍率を乗算した後の
寸法値が要素Aの寸法値にすることが可能となる。
【0022】図2の(b)は、異種要素の場合を示す。
これは、既述した図1のS1でヒットした寸法値を変更
しようとする要素Aと、寸法を変えようとする対象の要
素Bとが異種の場合を示す。この場合には、図1のS1
で要素Aの寸法線(円の直径)をヒットし、S3で要素
B(直線の線分)をヒットすると、要素Aと要素Bとが
異種要素であるので、後述する図2の(c)に示すよう
に、要素Bの寸法種と寸法値を表示し、これらのうちか
ら1つを選択すると、選択した要素Bの寸法種の寸法値
に変更する。
【0023】以上のように、要素Aの寸法線をクリック
し、次に要素Bをクリックしたときに異種要素であるの
で、要素Bの寸法値が表示されるので1つを選択すると
いう簡単な操作によって、要素Aの寸法値を要素Bの選
択された寸法種の寸法値に変更することが可能となる。
また、要素Aの寸法値を選択した寸法値以外にするに
は、既述した図1のS7で倍率を指定すると、当該倍率
を乗算した後の寸法値が要素Aの寸法値にすることが可
能となる。
【0024】図2の(c)は、処理B(異種要素の場
合)を示す。これは、既述した図1のS6の処理であっ
て、既述した図2の(b)のCAD画面上で要素Aをク
リックし、次に要素Bとして異種要素の直線要素Bをク
リックしたときに表示されるポップアップメニューであ
って、 ○水平寸法:40 ○垂直寸法:30 ●法線寸法:50 を表示し、ここでは、●の法線寸法を選択した様子を示
す。これにより、図2の(b)の場合には、要素Aの寸
法値“10”を寸法値“50”に変更する。
【0025】以上のように、要素Aと要素Bが異種要素
の場合には、要素Bの全ての寸法種および寸法値をポッ
プアップメニュー上に表示し、選択された寸法値に要素
Aの寸法値を変更(入力)することが、簡単な操作(要
素Aの寸法値の選択、要素Bの選択、要素Bの寸法種の
選択という3回の選択操作)によって迅速に変更(入
力)することが可能となる。
【0026】図2の(d)は、処理C(倍率指定)を示
す。これは、既述した図1のS7の処理であって、既述
した図2の(a)の同一要素の場合には要素Aの寸法線
および要素Bを選択した後、図2の(b)の異種要素の
場合には要素Aの寸法線、要素B、および要素Bの寸法
種のいずれかを選択した後、表示される画面であって、
デフォルトは倍率“1.0”が表示され、変えたい場合
には垂直スクロールバーをクリックして2、3、4・・
・あるいは1/2、1/3、1/4・・・と所望の倍率
にセットすると、自動的にセットした倍率を寸法値に乗
算して新たな寸法値を求め、これを要素Aの寸法値に変
更(入力)する。
【0027】以上のように、要素Aの寸法値を変更(入
力)した後に、倍率指定を行って倍率を乗算した後の寸
法値に変更(入力)することにより、要素Aの寸法値お
よび要素B(異種の場合には更に要素Bの寸法種)を選
択して寸法値を変更(入力)した後、更に指定倍率を乗
算して所望の寸法値にして要素Aの寸法値を変更(入
力)することが極めて簡易な操作によって可能となる。
【0028】図3は、本発明のデータ構造例を示す。図
3の(a)は、円を示す。円は図示の中心座標(x、
y)および半径rで表現し、後述する図3の(c)に示
すように要素データ(円)として保存する。
【0029】図3の(b)は、直線を示す。直線は図示
の始点Aの座標(x、y)、終点Bの座標(x’、
y’)で表現し、直線の寸法種は図示の水平寸法、垂直
寸法、法線寸法によって表現し、後述する図3の(d)
に示すように要素データ(直線)として保存する。
【0030】図3の(c)は、要素データ(円)を示
す。この要素データ(円)は、図示の下記のデータを格
納したものである。 ・要素ID: ・要素種 :円 ・半径 :r ・中心座標:(x、y) ・その他 :属性 図3の(d)は、要素データ(直線)を示す。この要素
データ(直線)は、図示の下記のデータを格納したもの
である。
【0031】・要素ID: ・要素種 :線分 ・始点座標:(x、y) ・終点座標:(x’、y’) ・その他 :属性 図3の(e)は、寸法線データを示す。この寸法線デー
タは、図示の下記のデータを格納したものである。
【0032】・要素へのID: ・要素種 :寸法線 ・始点座標 :(x、y) ・終点座標 :(x’、y’) ・表示文字 : ・表示位置 : ・寸法種ID : ・寸法値 : ここで、要素へのIDは寸法線を付与する要素の要素I
Dである。
【0033】図4は、本発明の説明図(その2)を示
す。これは、要素B(要素Aの寸法値を変更しようとす
る対象の要素、以下同様)の寸法種について説明したも
のである。
【0034】図4の(a)は、要素が直線の場合を示
す。図4の(a−1)は、垂直線分を示す。要素Bが垂
直線分の場合には、寸法種は図示の垂直寸法aのみであ
る。
【0035】図4の(a−2)は、水平線分を示す。要
素Bが水平線分の場合には、寸法種は図示の水平寸法a
のみである。図4の(a−3)は、任意線分を示す。要
素Bが任意線分(垂直線分、水平線分以外の線分)の場
合には、図示の水平寸法a、垂直寸法b、法線寸法cで
ある。
【0036】図4の(a−4)は、ポップアップメニュ
ーを示す。これは、図4の(a−3)の要素Bが任意線
分の場合に表示されるポップアップメニュー(既述した
図2の(c)に相当)であって、図示の下記の項目を表
示する。
【0037】・選択された要素ID: ・選択された要素種 :直線 □水平寸法 : □垂直寸法 : □法線寸法 : ここで、□はラジオボタンであって、クリックしていず
れか1つを選択する。
【0038】以上のように要素Bが任意線分のときに図
示のポップアップメニューを表示し、これから1つを選
択して要素A(既述した図1のS1の要素A)の寸法値
として変更(入力)することが可能となる。
【0039】図4の(b)は、円の場合を示す。要素B
が円の場合には、寸法種は図示の直径寸法a、半径寸法
bおよび曲線寸法cである。したがって、要素Bが円の
場合には、図4の(a−4)の直線の場合に相当するポ
ップアップメニューは、図示しないが ・選択された要素ID: ・選択された要素種 :円 □直径寸法 :a □半径寸法 :b □曲線寸法 :c となり、これらか1つを選択して要素Aの寸法値として
変更(入力)することが可能となる。
【0040】図5は、本発明の動作説明図を示す。これ
は、要素Bが既述した図4の直線(垂直線分、水平線
分、任意線分)、円の場合に表示するポップアップメニ
ュー(S13、S15、S16、S17)の例を示す。
【0041】図5において、S11は、要素Bをクリッ
クする。S12は、要素Bが円、直線のいずれか判別す
る。S13は、クリックされた要素Bが円の場合に、ポ
ップアップメニューに図示の下記の寸法種の寸法を表示
する(既述した図4の(b)およびその説明参照)。
【0042】・直線寸法: ・半径寸法: ・曲線長 : S14は、クリックされた要素Bが直線であった場合
に、更に直線Bの状態を判別する。
【0043】S15は、S14の判別で要素Bの直線が
水平線分であった場合、ポップアップメニューに図示の
下記の寸法種の寸法を表示する(既述した図4の(a−
2)およびその説明参照)。
【0044】・水平寸法:S16は、S14の判別で要
素Bの直線が垂直線分であった場合、ポップアップメニ
ューに図示の下記の寸法種の寸法を表示する(既述した
図4の(a−1)およびその説明参照)。
【0045】・垂直寸法:S17は、S14の判別で要
素Bの直線が任意線分であった場合、ポップアップメニ
ューに図示の下記の寸法種の寸法を表示する(既述した
図4の(a−3)およびその説明参照)。
【0046】・水平寸法: ・垂直寸法: ・法線寸法: S18は、要素C(≠要素B)をクリックする。これ
は、S11で要素Bをクリックし、更に当該S18で要
素C(要素Bと異なる)をクリックしたか判別する。Y
ESの場合には、S19に進む。NOの場合には、終了
する。
【0047】S19は、S18のYESで要素Bの他に
要素Cが更にクリックされたので、直線B、C間の角度
を入力域に表示する。これは、S11でクリックされた
要素Bの線分と、S18のYESでクリックされた要素
Cの線分との角度θを入力域に表示し、要素Aの寸法値
(この場合には2線分間の角度θ)を変更(入力)す
る。
【0048】以上によって、要素Aの寸法(長さ、角
度)をクリックし、続いて要素Bをクリックしたときに
異種要素の場合には、要素Bの寸法種をポップアップメ
ニュー上に表示して選択された寸法に要素Aの寸法を変
更(入力)したり、更に要素Cがクリックされたときに
要素Bと要素Cの間の角度θに要素Aの角度を変更(入
力)したりすることが可能となる。
【0049】図6は、本発明の具体例説明図を示す。こ
の例では、要素のある寸法5を寸法10に変形する場合
を示す。図6の(a−1)は画面上に表示した変更前の
線分を示し、図6の(a−2)はポップアップメニュー
上に表示した変更前の線分の水平寸法、垂直寸法、法線
寸法をそれぞれ示す。このポップアップメニュー上で法
線寸法をクリックして選択し、かつ既述した倍率指定で
“2”をセットすると、図6の(b−1)、(b−2)
に示すように変更(入力)する。
【0050】図6の(b−1)は画面上に表示した変更
後の線分を示し、図6の(b−2)はポップアップメニ
ュー上に表示した変更後の線分の水平寸法、垂直寸法、
法線寸法をそれぞれ示す。これは、既述した図6の(b
−1)で法線寸法をクリックして選択し、続いて倍率指
定“2”をセットしたときに変更(入力)された後の状
態を示す。
【0051】以上のように、要素を表示してその寸法種
のうちの任意のものを選択し、続いて倍率指定すること
により、選択した寸法種の寸法値に倍率を乗算した後の
寸法値に変換(入力)して図形を再表示することが可能
となる。
【0052】図7は、本発明の動作説明図を示す。これ
は、既述した図1の処理A(S1ないしS8までの処
理)を行い、要素Aの寸法値を変更した後に、そのまま
表示および関連する寸法値を一緒に変更した図形を表示
し、選択された方に最終的に変更するときの動作を示し
たものである。
【0053】図7において、S21は、処理Aを行う。
これは、上述したように図1のS1ないしS8までの処
理により、要素Aの寸法値を変更する。S22は、寸法
線の両端の座標値が ・他の要素の直線の始点、終点のいずれか? ・他の要素の円の円周上にあるか? を判別する。YESの場合には、S23に進む。NOの
場合には、S21の処理Aで変更した要素Aの寸法をそ
のままで、S25で画面に表示する。
【0054】S23は、 ・直線の場合には、 ・角度一定(図7の(c−1)、(d−1)の左側参
照) ・片方の端点を固定(図7の(c−2)、(d−1)の
右側参照) ・円の場合には、 ・一緒に動く(図7の(d−2)の左側参照) ・円は動かない(図7の(d−2)の右側参照) S24は、パターンを画面上に表示する。これは、S2
3でそれぞれ矢印で示すように直線の場合には図7の
(d−1)、円の場合には図7の(d−2)に示すよう
に表示する。そして、画面上でいずれか1つを選択す
る。
【0055】S25は、画面に表示する。これは、S2
1の処理Aで変更した要素Aの寸法のままで画面上に図
形を表示、あるいはS24で関連する寸法も一緒に変更
させたときと変更させないときの図形(3つ以上の場合
もある)を表示して変更したい図形を選択して画面上に
変更後の要素Aの図形を表示することが可能となる。
【0056】図7の(b)は、要素Aの例を示す。図7
の(b−1)は要素Aが直線の場合を示し、図7の(b
−2)は要素が円の場合を示す。
【0057】図7の(c)は、要素Aの指定した寸法の
みおよび関連する寸法を一緒に変更するときの様子を示
す。図7の(c−1)は要素Aが直線のときに変更した
寸法と一緒に関連する寸法を変更(角度一定で移動)さ
せる様子を示し、図7の(c−2)は要素Aが直線のと
きに変更した寸法の片方の端点を固定して移動する様子
を示す。
【0058】図7の(d)は、画面上で要素を移動する
表示例を示す。図7の(d−1)は要素Aの直線の寸法
を角度一定で変更(左側)および寸法線の一方の端点を
固定して変更した様子を示す。
【0059】図7の(d−2)は要素Aの円を線分と一
緒に変更(左側)および円は固定で線分のみを変更する
様子を示す。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画面上で寸法を変えたい図形の要素Aを選択し他の図形
の要素Bを選択してその要素Bの寸法あるいは要素Bの
寸法種の寸法のうちから選択し倍率指定して寸法を決定
し、寸法を変更あるいは関連する寸法を連動して変更す
る構成を採用しているため、簡易な操作によって図面や
図形上の要素Aの寸法を任意の所望値に変更し、既にあ
る図面や図形をもとに簡易かつ迅速に設計できる。これ
らにより、利用者は、 (1) 簡単にしかも確実に意図した形状を設計でき
る。
【0061】(2) 寸法を表示させる手間を省くこと
ができる。 (3) 既存の要素を利用した設計ができる。 (4) 寸法値で確認しなくても図面中の要素の寸法値
を簡単に入力できる。 という顕著な効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム説明図である。
【図2】本発明の説明図(その1)である。
【図3】本発明のデータ構造例である。
【図4】本発明の説明図(その2)である。
【図5】本発明の動作説明図である。
【図6】本発明の具体例説明図である。
【図7】本発明の動作説明図である。
【符号の説明】
1:選択手段 2:入力手段(変更手段) 3:表示手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面上で図形の要素の寸法を変更するCA
    Dシステムにおいて、 画面上で表示された図形中から寸法を変えたい要素を選
    択する第1の選択手段と、 表示された他の図形中から変更の基準の要素を選択する
    第2の選択手段と、 上記第2の選択手段によって選択された要素に基づい
    て、第1の選択手段の要素の寸法を変更する手段とを備
    えたことを特徴とするCADシステム。
  2. 【請求項2】画面上で図形の要素の寸法を変更するCA
    Dシステムにおいて、 画面上で表示された図形中から寸法を変えたい要素を選
    択する第1の選択手段と、 表示された他の図形中から変更の基準の要素を選択する
    第2の選択手段と、 上記第2の選択手段によって選択された要素が元の図形
    の要素と異なるときに当該要素の寸法種の寸法を表示し
    て選択された寸法に変更する手段とを備えたことを特徴
    とするCADシステム。
  3. 【請求項3】上記変更された後の寸法について指定され
    た任意の倍率の寸法にして元の要素の寸法を変更する手
    段を備えたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2
    記載のCADシステム。
  4. 【請求項4】画面上で図形の要素の寸法を変更するCA
    Dシステムにおいて、 画面上で図形の要素の寸法が変更されたときに、当該変
    更された寸法のみを変えた図形および関連する寸法も一
    緒に変えた図形を表示し選択された図形の寸法に変更す
    る手段を備えたことを特徴とするCADシステム。
  5. 【請求項5】画面上で表示された図形中から寸法を変え
    たい要素を選択する第1の選択手段と、 表示された他の図形中から変更の基準の要素を選択する
    第2の選択手段と、 上記第2の選択手段によって選択された要素に基づい
    て、第1の選択手段の要素の寸法を変更する手段として
    機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】画面上で表示された図形中から寸法を変え
    たい要素を選択する第1の選択手段と、 表示された他の図形中から変更の基準の要素を選択する
    第2の選択手段と、 上記第2の選択手段によって選択された図形の要素が元
    の図形の要素と異なるときに当該要素の寸法種の寸法を
    全て表示して選択された寸法に変更する手段として機能
    させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  7. 【請求項7】画面上で図形の要素の寸法が変更されたと
    きに、当該変更された寸法のみを変えた図形および関連
    する寸法も一緒に変えた図形を表示し選択された図形の
    寸法に変更する手段として機能させるプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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