JP2001325311A - 管網表示装置 - Google Patents

管網表示装置

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JP2001325311A
JP2001325311A JP2000146172A JP2000146172A JP2001325311A JP 2001325311 A JP2001325311 A JP 2001325311A JP 2000146172 A JP2000146172 A JP 2000146172A JP 2000146172 A JP2000146172 A JP 2000146172A JP 2001325311 A JP2001325311 A JP 2001325311A
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Hiroyasu Mizufune
博康 水船
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄な処理を行うことなく管路構成物に関す
る属性情報を重なり合いを抑制した状態で迅速に表示す
る管路表示装置を合理的に構成する。 【解決手段】 指定された管路構成物の属性情報の初期
表示位置における表示エリアと、ディスプレイ1に表示
されている管路構成物や既に表示されている属性情報の
表示エリアとの重複の有無を、メッシュ状の分割領域に
おける重なり合いに基づいて判別し、重なり合いを判別
した場合には、重なり合いを少なくする側に向けて表示
エリアの表示位置を移動させて属性情報の表示を行うよ
う処理部Mの形態を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶手段に保存し
た管網の情報を画像化してディスプレイに表示する画像
表示手段を備え、この画像表示手段によってディスプレ
イに表示された管網構成物が指定手段で指定された際に
は、その管網構成物の属性情報を指定された管網構成物
の近傍位置に表示する情報表示手段を備えている管網表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された管網表示装置と
類似する技術として特開平7‐21217号公報(従来
例1と称する)に示されるものが存在し、この従来例で
は、管網図に表示すべき複数の数値情報の表示位置の重
なりを判別して表示位置を変更することで重なり合いを
解消して情報の読取りを良好にするよう構成されてい
る。又、管網を表示するものでないが表示手段に対して
属性情報を表示するものとして特開昭63‐73376
号公報(従来例2と称する)や特開平5‐61927号
公報(従来例3と称する)に示されるものが存在し、何
れの従来の技術とも、重なり合いを回避するよう情報の
表示位置を変更する処理を行うものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例1では
管路に関するデータに対しては、設定距離だけ左右上下
に移動させ、節点に関するデータに対しては設定長さを
半径とする円周に沿って移動させて重なりを回避するも
のとなっている。具体的には、管路に関するデータの場
合には予め設定された方向に設定された距離だけ表示位
置を移動させた状態を想定し、この想定に基づいて夫々
の位置における重なり状態を判別する処理を行うものと
なっていることから、現実には重なり合う側へ表示位置
を移動した状態を想定して重なり合いを判別すると云う
無駄な処理が行われることもある。又、従来例2では属
性情報の表示領域の近傍サーチの処理によって重なり合
いを判別し、この重なり合いを生じない位置に表示位置
を移動させるものであり、従来例3では表示位置を上下
左右に移動させて重なり合いが少なくなる位置を求める
ことから、何れも従来例1と本質的に変わるとことがな
く、無駄な処理に繋がる点で改善の余地がある。
【0004】本発明の目的は、無駄な処理を行うことな
く管路構成物に関する属性情報を重なり合いを抑制した
状態で迅速に表示し得る管路表示装置を合理的に構成す
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は、記憶手段に保存した管網の情報を画像化し
てディスプレイに表示する画像表示手段を備え、この画
像表示手段によってディスプレイに表示された管網構成
物が指定手段で指定された際には、その管網構成物の属
性情報を指定された管網構成物の近傍位置に表示する情
報表示手段を備えている管網表示装置において、前記情
報表示手段が、前記管路構成物の表示位置を基準とした
初期表示位置に対して前記属性情報の表示を行う初期表
示処理を含むと共に、この初期表示処理による表示を行
う以前に初期表示位置に表示される属性情報の表示エリ
アと、既に表示されている画像、あるいは、他の属性情
報の表示エリアとの重複量を求める重複量算出処理を含
み、この重複量算出処理で重複を判別した際には、前記
初期表示位置への表示を行わず重複量が少なくなる方向
に表示位置を設定して前記属性情報の表示を行う表示位
置変更処理を含んで構成されている点にあり、その作
用、及び、効果は次の通りである。
【0006】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記重複量算出処理が、画像の表示空間を
メッシュ状に分割して多数の分割領域を設定すると共
に、前記既に表示されている画像、あるいは、他の属性
情報の表示エリアが重複する分割領域を求め、又、前記
属性情報の表示エリアが重複する分割領域を求め、この
ように求めた夫々の分割領域同士の重なり合いの数値を
前記重複量として処理を行うよう構成されている点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1又は2において、前記表示位置変更処理で変更された
表示位置の情報を初期表示位置として保存する初期表示
位置設定手段を備えている点にあり、その作用、及び、
効果は次の通りである。
【0008】本発明の第4の特徴(請求項4)は請求項
1〜3のいずれか1項において、前記初期表示位置の情
報が、表示位置情報と前記管路構成物の表示姿勢に基づ
いて設定された表示姿勢情報とを含んで構成されると共
に、前記表示位置変更手段で表示位置を変更する際には
表示姿勢を維持して表示位置情報だけの変更を行うよ
う、前記表示位置変更処理の処理形態が設定されている
点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0009】本発明の第5の特徴(請求項5)は請求項
1〜4のいずれか1項において、前記属性情報として文
字、数字、記号等、表示にフォントデータを用いるもの
においては、フォントサイズを小さくして前記属性情報
の表示エリアを縮小する表示エリア縮小手段を備えてい
る点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0010】〔作用〕
【0011】上記第1の特徴によると、情報表示手段の
初期表示処理で設定される初期表示位置に対して属性情
報の表示エリアを設定した状態で重複を生じない場合に
は、この初期表示位置に表示エリアを設定して属性情報
の表示を行うと共に、初期表示処理で設定された属性情
報の表示エリアが、既に表示されている画像、あるい
は、他の属性情報の表示エリアとが重複する場合には、
重複量算出処理で重複量を求め、表示位置変更処理が重
複量が少なくなる方向に表示エリアの位置を変更するの
で、従来の技術のように複数の位置に表示位置を想定し
た状態で重複の程度を判断する処理を行うものと比較し
て処理のステップが少なくて済み、この処理の結果、属
性情報の表示エリアと既に表示されている情報、あるい
は、他の属性情報の表示エリアとの重複量を少なくす
る、あるいは、全く重複しない状態にできる。
【0012】上記第2の特徴によると、重複量算出処理
によって、既に表示されている画像、あるいは、他の属
性情報の表示エリアが重複する分割領域を求め、又、表
示を行うべき属性情報の表示エリアが重複する分割領域
を求め、このように求めた分割領域同士の重なり合いの
数値から重複量を判断するので、重複量を求めるための
演算が極めて簡単で迅速な処理が可能となる。
【0013】上記第3の特徴によると、初期表示位置設
定手段が、表示位置変更処理で変更された表示位置の情
報を初期表示位置として保存するので、例えば、重なり
合いを生じない状態での表示を行った後には、再度表示
を行う場合でも表示位置を変更する処理を再度行わずに
済み、重なり合いを生じない表示を迅速に行える。
【0014】上記第4の特徴によると、表示位置変更処
理で属性情報の表示位置を変更する際には、表示姿勢を
維持して表示位置の変更だけを行うので、例えば、傾斜
姿勢で表示される管路構成物を指定した場合でも、その
管路構成物と平行姿勢で属性情報が表示されるものとな
り、視覚的に捉えやすいものとなる。
【0015】上記第5の特徴によると、表示エリア縮小
手段がフォントデータを小さくした場合には表示エリア
を縮小できるので、表示される情報量を少なくすること
なく狭い領域に対しても、既に表示されている情報、あ
るいは、他の属性情報の表示エリアと重なり合うことな
く属性情報の表示を可能にする。
【0016】〔発明の効果〕従って、無駄な処理を行う
ことなく管路構成物に関する属性情報を重なり合いを低
減した状態で迅速に表示し得る管路表示装置が合理的に
構成されたのである(請求項1)。又、簡単な処理で一
層迅速な処理で属性情報の表示を行えるものとなり(請
求項2)、属性情報の表示を再度行う場合には迅速な表
示を可能にするものとなり(請求項3)、視覚的に捉え
易い状態での属性情報の表示を行い(請求項4)、表示
可能な表示エリアが小さい場合でも情報量を少なくする
ことなく属性情報の表示を可能にするものとなった(請
求項5)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、CRTや液晶
ディスプレイで成るディスプレイ1、及び、記憶手段と
してのハードディスク2を内蔵した管網表示装置として
の汎用コンピュータ3夫々を有して管網の情報をディス
プレイ1に表示するシステムが構成されている。又、汎
用コンピュータ3にはデータ入力用及び指定手段として
のキーボード4と、指定手段としてのマウス5が付属し
ており、該汎用コンピュータ3はプリンター6と接続し
ている。
【0018】この汎用コンピュータ3は市町村が管理す
る管網の情報をハードディスク2に保存してあり、所定
の操作を行うことでオペレータが必要とする管網の情報
をディスプレイ1に対して必要とする拡大率で表示する
処理と、管網の属性情報に基づいて水理解析を行う処理
と、これらの処理の結果をプリンター6でプリントする
処理とを行えるものとなっている。更に、マウス5の操
作やキーボード4の操作によってディスプレイ1に表示
された管網構成物、つまり、管路や弁栓等にカーソルを
一致させてマウス5のスイッチをクリックする等の操作
に基づき、カーソルで指定した位置の管路や弁栓の属性
情報を、その近傍位置に表示できるものとなっており、
その処理形態を以下に説明する。
【0019】つまり、ディスプレイ1に対して管網の情
報を表示する処理と、管網構成物の属性情報を表示する
処理とを行う処理系の概略は図2のように示すことが可
能であり、同図に示すように前記汎用コンピュータ3に
はハードウエア、あるいは、ソフトウエア、あるいは、
これらの組み合わせで成る処理部Mを備えると共に、こ
の処理部Mからの情報をビデオ信号出力部Vを介して前
記ディスプレイ1に出力する信号系を形成すると共に、
この処理部Mに対してキーボード4やマウス5からの信
号の入力系が形成されている。
【0020】前記処理部Mには画像表示手段10と情報
表示手段11とを備えており、画像表示手段10はハー
ドディスク2に保存された管網構成物の位置情報に基づ
き、例えば、管路の場合にはディスプレイ1の表示空間
に対して管路の両端位置や屈曲点の間にライン状の画像
を形成する処理を行い、弁栓の場合は位置情報に基づい
て弁栓を示すシンボルの画像を形成する処理を行い、情
報表示手段11は、ハードディスク2に保存された属性
情報を文字や数字となる画像に変換する処理を行うもの
となっている。又、この情報表示手段11に対しては、
初期位置表示処理、重複量算出処理、表示位置変更処
理、表示項目設定処理夫々の処理結果が入力するよう構
成され、初期表示処理は初期表示位置設定手段12から
の情報が入力すると共に、表示位置情報と表示姿勢情報
とを出力するものとなっている。
【0021】具体的な処理形態としては、管路に設定さ
れた多数の属性情報の中からディスプレイ1に表示させ
る属性情報を予め選択する必要があり、この属性情報を
選択する際には、所定の操作を行うことにより、図4の
フローチャートに示す処理に基づき、ディスプレイ1に
対して図3に示すダイヤログボックスが表示され、この
表示に基づいてオペレータが表示すべき項目を選択する
操作を行い、この操作が終了すると属性情報の表示レイ
アウト、フォンサイズが自動的に設定されるものとなっ
ている(#101〜#104ステップ)。この処理が前
記表示項目設定処理であり、この表示項目が選択されな
い場合にはデフォルトとして設定された表示項目が表示
される。
【0022】又、選択される属性情報は、管路の場合、
管径、管長のように水理解析に必要な情報ばかりでな
く、布設年月日、管路の種類、材質、工事を行った業者
名等の情報を含むものであり、前記画像表示手段10で
は、管路レイヤー、弁栓レイヤー、道路レイヤー、建物
レイヤー等の複数のレイヤーが設定され、夫々のレイヤ
ーの表示内容が重ね合わせた状態で前記ビデオ信号出力
部Vに出力されるものとなっている。
【0023】そして、例えば、マウス5の操作でディス
プレイ1に表示された管路や弁栓にカーソルを一致させ
てマウス5のスイッチをクリックした場合には、図5の
フローチャートに示す処理が実行される。この処理で
は、カーソルで指定された管路や弁栓を特定し、初期表
示処理に基づく属性情報の表示を行うべき座標と姿勢と
を設定すると共に、前記ハードディスク2から属性情報
を読み出し、設定項目に基づいて表示エリアA(Aは表
示エリアの総称)をセットする(#201、#202ス
テップ)。次に、表示エリアAと管路構成物、あるい
は、他の属性情報との重なり合いを算出する処理を行
い、重なり合いが無ければ初期表示位置の表示エリアA
に対して属性情報の表示を行い、又、重なり合いがある
ことを判別した場合には、重なり合いを少なくする方向
に表示位置を求め、重なり合いが解消すれば、その位置
の情報を初期表示位置として保存すると共に、属性情報
の表示を行い、重なり合いが解消しない場合には、フォ
ントの縮小を行って属性情報の表示を行う処理を行うも
のとなっている(#203〜#209ステップ)。尚、
この処理では管路構成物と重なり合いだけを考慮した
が、ディスプレイ1に表示されている道路や建物のとの
重なり合いを考慮するよう処理形態を設定して良く、
又、属性情報同士で重なり合いの状態で表示を行う場合
には先の属性情報の上に覆う状態で後に表示される属性
情報の表示を行って、後に表示される属性情報を明瞭化
するよう実施しても良い。
【0024】そして、この処理のうち、#201ステッ
プが初期表示処理に対応し、#204ステップが重複量
算出処理に対応し、#205ステップが表示位置変更処
理に対応し、#206ステップが初期表示位置設定手段
12の制御動作に対応するものとなっている。
【0025】重なり合いを判別する処理、及び、表示位
置を変更する処理は以下のステップに従って行われる。
つまり、図6に示すように、管路D1、管路D2、弁D
3の順序で、これらにカーソルを一致させて指定を行い
属性情報を表示する操作が行われることを想定すると、
管路D1の場合には管路D1に予めセットされた基準位
置に基づいて初期表示位置として表示位置情報P1と表
示角度情報θ1とがセットされると共に、これらの情報
と表示項目とに基づいて表示エリアA1が設定される。
次に、図7に示すようにディスプレイ1の表示空間に設
定間隔となるメッシュを想定し、夫々のメッシュで形成
される分割領域(メッシュ状に区画された領域)と表示
エリアA1との重複領域を特定すると共に、分割領域と
管路D1との重複領域、あるいは、分割領域と近傍の管
路や弁との重複領域を特定し、このように特定された分
割領域同士の重なり合い、つまり、AND条件が成立す
る数を計数することで、重なり合う分割領域の数値を求
める処理を行う。又、この処理では重なり合いの数値が
「0」となり重なり合いが存在しないので、管路D1の
属性情報は表示位置情報P1を基点として表示角度情報
θ1で属性情報を順次表示するものとなる。
【0026】重なり合いを判別する具体的な処理形態と
して、夫々の分割領域(メッシュ状に区画された領域)
に対して、夫々の分割領域を特定する番号や識別コード
が付されており、この分割領域と表示エリアA1との重
複領域を特定する処理が行われた後には、重複する分割
領域を特定する番号や識別コードがメモリに保存され、
このように保存された番号やコードを比較した結果、同
じ番号や符号が存在しない場合に重なり合いが無いと判
別し、同じ番号や符号が存在する場合に重なり合いが存
在すると判別するものとなっている。この処理は以下の
2種の処理でも同様に行われる。
【0027】又、管路D2の場合には(図6を参照)、
管路D2に予めセットされた基準位置に基づいて初期表
示位置として表示位置情報P2と表示角度情報θ2とが
セットされると共に、これらの情報と表示項目とに基づ
いて表示エリアA2が設定される。次に、図7に示すよ
うに、前述と同様にメッシュで形成される分割領域と表
示エリアA2との重複領域を特定し、分割領域と管路D
2との重複領域、あるいは、分割領域と近傍の管路や弁
との重複領域を特定し、このように特定された分割領域
同士の重なり合い、つまり、AND条件が成立する数を
計数することで、重なり合う分割領域の数値を求める処
理を行う。又、この処理では管路D4と重なり合いの数
値が「5」となるので、重なり合いが存在しない側(同
図では右側)に移動方向を設定し、図8に示すように予
め設定した量だけ表示位置P2を移動させる処理を重な
り合いの数値が「0」に達するまで繰り返し、重なり合
いの数値が「0」に達した位置を表示位置に設定して属
性情報を順次表示し、更に、この表示エリアA2と前記
基準位置S2との間に引き出し線Lを形成すると共に、
この設定位置を初期表示位置として保存するものとな
る。
【0028】又、弁D3の場合には(図6を参照)、弁
D3に予めセットされた基準位置に基づいて初期表示位
置として表示位置情報P3と表示角度情報θ3とがセッ
トされると共に、これらの情報と表示項目とに基づいて
表示エリアA3が設定される。次に、図7に示すよう
に、前述と同様にメッシュで形成される分割領域と表示
エリアA3との重複領域を特定し、分割領域と弁D3と
の重複領域を特定し、このように特定された分割領域同
士の重なり合い、つまり、AND条件が成立する数を計
数することで、重なり合う分割領域の数値を求める処理
を行う。又、この処理では表示エリアA1と重なり合い
の数値が「10」となるので、重なり合いが存在しない
側(同図では上側)に移動方向を設定し、図8に示すよ
うに予め設定した量だけ表示位置P3を移動させる処理
を行って重なり合いの数値が「0」に達するまで繰り返
し、重なり合いの数値が「0」に達した位置を表示位置
に設定して属性情報を順次表示し、更に、この表示エリ
アA3と前記基準位置S3との間に引き出し線Lを形成
すると共に、この設定位置を初期表示位置として保存す
るものとなる。以上の処理の結果、ディスプレイ1に対
して図9に示す如く、管路構成物に対しても、夫々の属
性情報同士に対しても重複しない相対位置関係となる表
示エリアA1、A2、A3の位置を設定して属性情報の
表示が行われるものとなる。
【0029】尚、表示位置を変更する処理では、位置を
変更する方向を上下左右程度に設定する他に、分割領域
における重なり合い分布方向を求め、この分布方向と直
交する方向に移動方向を設定することや、分割領域にお
ける重なり合いの量から移動量を求める処理を行うこと
も可能である。
【0030】このように、本発明では、管路や弁栓の属
性情報の表示を行う場合には、ディスプレイ1に表示さ
れた管路や弁栓の位置にカーソルを一致させてマウス5
のスイッチを操作する等により指定を行うだけで、処理
部Mが自動的に属性情報の表示位置を設定して属性情報
の表示を行う結果、情報の把握が容易となるものであ
り、しかも、この属性情報の表示を行う際には、属性情
報の表示エリアAがディスプレイ1に既に表示された管
路や弁栓、あるいは、既に表示されている属性情報と重
なり合う場合には重なり合いが低減する位置に表示位置
を設定して表示を行うので視認しやすい状態となり、し
かも、重なり合いが解消されない場合にはフォントを縮
小することで情報量を減ずることなく重なり合いを解消
した状態、あるいは、重なり合いを小さくした状態での
表示を可能にして良好な表示状態を現出するものとなっ
ている。特に、このように表示位置の変更が行われた場
合に、再度、属性情報を表示する操作が行われた場合に
は、表示位置が保存されるので、同じ処理を繰り返して
行う無駄時間を解消して迅速な表示を可能にするものと
なっている。
【0031】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、管網を大きく拡大した場合のようにデ
ィスプレイに表示可能なエリアが拡大する場合にのみ、
重なり合いを避ける対象として、ディスプレイに表示さ
れている道路部分、建物部分を含めるよう処理形態を設
定することも可能であり、ディスプレイに表示された属
性情報の領域にカーソルを一致させて例えば、任意の位
置までドラッグする等の操作に基づいて属性情報の初期
表示位置をオペレータが任意に設定する処理を行うよう
処理形態を設定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】管路表示装置の全体図
【図2】管路表示装置の制御系のブロック回路図
【図3】表示項目のダイヤログボックスを示す図
【図4】表示項目選択ルーチンのフローチャート
【図5】属性情報表示ルーチンのフローチャート
【図6】属性情報の表示エリアの初期表示位置を示す図
【図7】属性情報の表示エリアの重なり合いを求める処
理を説明する図
【図8】属性情報の表示エリアの表示位置を変更する方
向を示す図
【図9】重なり合いが解消された属性情報の表示エリア
の位置関係を示す図
【符号の説明】
1 ディスプレイ 2 記憶手段 4、5 指定手段 11 情報表示手段 A 表示エリア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段に保存した管網の情報を画像化
    してディスプレイに表示する画像表示手段を備え、この
    画像表示手段によってディスプレイに表示された管網構
    成物が指定手段で指定された際には、その管網構成物の
    属性情報を指定された管網構成物の近傍位置に表示する
    情報表示手段を備えている管網表示装置であって、 前記情報表示手段が、前記管路構成物の表示位置を基準
    とした初期表示位置に対して前記属性情報の表示を行う
    初期表示処理を含むと共に、この初期表示処理による表
    示を行う以前に初期表示位置に表示される属性情報の表
    示エリアと、既に表示されている画像、あるいは、他の
    属性情報の表示エリアとの重複量を求める重複量算出処
    理を含み、この重複量算出処理で重複を判別した際に
    は、前記初期表示位置への表示を行わず重複量が少なく
    なる方向に表示位置を設定して前記属性情報の表示を行
    う表示位置変更処理を含んで構成されている管網表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記重複量算出処理が、画像の表示空間
    をメッシュ状に分割して多数の分割領域を設定すると共
    に、前記既に表示されている画像、あるいは、他の属性
    情報の表示エリアが重複する分割領域を求め、又、前記
    属性情報の表示エリアが重複する分割領域を求め、この
    ように求めた夫々の分割領域同士の重なり合いの数値を
    前記重複量として処理を行うよう構成されている請求項
    1記載の管網表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示位置変更処理で変更された表示
    位置の情報を初期表示位置として保存する初期表示位置
    設定手段を備えている請求項1又は2記載の管網表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記初期表示位置の情報が、表示位置情
    報と前記管路構成物の表示姿勢に基づいて設定された表
    示姿勢情報とを含んで構成されると共に、前記表示位置
    変更手段で表示位置を変更する際には表示姿勢を維持し
    て表示位置情報だけの変更を行うよう、前記表示位置変
    更処理の処理形態が設定されている請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の管網表示装置。
  5. 【請求項5】 前記属性情報として文字、数字、記号
    等、表示にフォントデータを用いるものにおいては、フ
    ォントサイズを小さくして前記属性情報の表示エリアを
    縮小する表示エリア縮小手段を備えている請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の管網表示装置。
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