JP3381978B2 - データ入力装置 - Google Patents

データ入力装置

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JP3381978B2
JP3381978B2 JP23876193A JP23876193A JP3381978B2 JP 3381978 B2 JP3381978 B2 JP 3381978B2 JP 23876193 A JP23876193 A JP 23876193A JP 23876193 A JP23876193 A JP 23876193A JP 3381978 B2 JP3381978 B2 JP 3381978B2
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淳 中津川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マッピングシステムの
データベースに設備データ等のデータを入力するデータ
入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マッピングシステムでは道路境界等を表
わす地図データと、ガス管等を表わす設備データ等をベ
クトルデータとしてデータベースに保管し、適宜ディス
プレイに表示して利用する。
【0003】ところで、ガスの配管工事を行い、ガス管
等の位置を変更する場合、データベース内のガス管等の
設備データも変更する必要がある。この設備データの変
更は次のようにして行われる。まず、配管工事の行われ
る領域を含む地図データを出力し、この地図に設備完成
図に記載された数値を参照しつつトレースして設備デー
タ入力下図を作成し、デジタイザにこの設備データ入力
下図を貼り付けて設備データの入力を行う。このよう
に、設備データ入力下図を作成するのは、設備完成図と
地図データベースの地図とが微妙に異なるので、設備完
成図を入力下図として使用できないからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
ッピングシステムでは、ガス管等の位置の変更があった
場合、設備データ入力下図等の作成の必要があり、変更
に伴うデータの入力作業が煩わしいものとなったいた。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、データの入力を簡
単に行うことができるデータ入力装置を提供することに
ある
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第1の発明は、地図データを格納するデータベー
スと、前記データベースから地図データを取り出して表
示する手段と、表示された地図データを形成する直線の
うち、オペレータが指定する点の近傍の直線を抽出し
て、前記指定された点から前記直線上に垂線を降ろし、
その交点を当該直線上の点として特定当該直線上の点を
特定する点特定手段と、半径を入力する手段と、特定さ
れた前記点を中心として、前記半径を基にして円弧を生
成する円弧生成手段と、前記円弧生成手段により生成さ
れた複数の円弧に接するような直線を自動的に生成する
直線生成手段と、を具備し、前記直線生成手段は、前記
地図データを形成する直線に対して、指定された点側に
ある直線を自動的に生成することを特徴とするデータ入
力装置である。第2の発明は、地図データを格納するデ
ータベースと、前記データベースから地図データを取り
出して表示する手段と、表示された地図データを形成す
る直線のうち、オペレータが指定する点の近傍の直線を
抽出して、前記指定された点の近傍に前記直線上の座標
が既知の点があれば、その座標が既知の点を当該直線上
の点として特定当該直線上の点を特定する点特定手段
と、半径を入力する手段と、特定された前記点を中心と
して、前記半径を基にして円弧を生成する円弧生成手段
と、前記円弧生成手段により生成された複数の円弧に接
するような直線を自動的に生成する直線生成手段と、を
具備し、前記直線生成手段は、前記地図データを形成す
る直線に対して、指定された点側にある直線を自動的に
生成することを特徴とするデータ入力装置である。第3
の発明は、地図データを格納するデータベースと、前記
データベースから地図データを取り出して表示する手段
と、表示された地図データを形成する直線のうち、オペ
レータが指定する直線上の、座標が既知の複数の点から
伸びる垂線を抽出する手段と、前記座標が既知の複数の
点から、前記抽出された各垂線に沿って、それぞれの距
離を入力する距離入力手段と、前記垂線上において、前
記距離入力手段によって入力された距離分だけ離れた点
を特定する点特定手段と、前記点特定手段によって特定
された点を通る直線を生成する直線生成手段と、を具備
することを特徴とするデータ入力装置である。
【0007】
【作用】本発明では、データベースから地図データを取
り出して表示し、表示された地図データを形成する直線
のうち、オペレータが指定する点の近傍の直線を抽出し
て、当該直線上の点を特定し、半径を入力し、特定され
た点を中心として、半径を基にして円弧を生成し、生成
された複数の円弧に接するような直線を生成する。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の1実施例に係るデータ入
力装置の概略構成図である。1はホストコンピュータ、
3は地図データベースであり、この地図データベース3
内に道路境界、ガス管、水道管等に関するデータが異な
るレイヤに格納される。5はアプリケーションプログラ
ムであり、ホストコンピュータ1はこのアプリケーショ
ンプログラム5に従って処理を行う。7はワーク領域、
9は通信ライン、11はデジタイザ用のディスプレイ、
13はデジタイザであり、デジタイザ13上に入力図面
15およびメニュー17が貼付される。19は指示具で
ある。20はキーボードである。
【0009】つぎに本実施例の動作について説明する。
【0010】オペレータがキーボード20からメッシュ
番号を入力すると(ステップ301)、ホストコンピュ
ータ1は地図データベース3から、このメッシュ番号に
対応する地図の地図データおよび設備データを取り出し
てワーク領域7に転送する(ステップ302)。
【0011】図5はワーク領域7に転送されたレイヤを
示すもので、ステップ302の処理により、ワーク領域
7に地図レイヤ21、ガス管レイヤ23、バルブレイヤ
25が形成される。ここでガス管レイヤ23、バルブレ
イヤ25は設備データのレイヤである。
【0012】円弧を発生させる場合(ステップ30
3)、次のステップに進む。ここで円弧の発生を終了す
るか否かを判定し(ステップ304)、円弧の発生を行
う場合、円弧発生処理ルーチンに移る(ステップ30
5)。
【0013】図4は円弧発生処理を示すフローチャート
である。この状態ではディスプレイ11には地図データ
が表示されており、表示された地図データの所定のライ
ン付近の点を指示具19等により入力する(ステップ5
01)。
【0014】図6はこのときのディスプレイ11の表示
内容を示す図である。すなわち道路境界31、33等が
ディスプレイ11に表示されており、オペレータが指示
具19を用いて点35、点37を入力する。
【0015】ホストコンピュータ1は入力された点の最
も近傍のラインデータを検出し、円弧の中心座標を決定
する(ステップ502)。
【0016】すなわち図7に示すように、点35に最も
近いライン31を検出し、点35からライン31に垂線
を降ろし、その交点43の座標を求め、円弧の中心座標
とする。点37についても同様の処理を行い、垂線41
とライン31の交点45の座標を求める。
【0017】オペレータがメニュー17またはキーボー
ド20から半径を入力する(ステップ503)。この半
径は埋設されたガス管の道路境界からの距離である。ホ
ストコンピュータ1はステップ502で算出された中心
座標と半径とをワーク領域7内のレイヤ27に格納し
(ステップ504)、ディスプレイ11上で円弧を表示
させる(ステップ505)。
【0018】図8はディスプレイ11上に表示される円
弧47、49を示す図である。
【0019】図2において円弧の発生を終了する場合
(ステップ304)、処理を終了するか否かを判定し
(ステップ306)、終了しない場合、ガス管の属性デ
ータをメニュー17から入力し(ステップ307)、接
合すべきガス管の位置座標を指示具19を用いて入力す
る(ステップ308)。すなわち、オペレータが円弧に
接するような直線(ガス管を示す直線)上の点を試行錯
誤的に求めることにより、このような直線を指定する。
【0020】すなわち図9に示すように、オペレータは
指示具19を用いて円弧47、49に接するような直線
51上の点の位置座標を入力して直線51を特定する。
【0021】ステップ306において処理を終了する場
合、終端処理情報を入力する(ステップ309)。この
終端処理情報の入力とは、ガス管が別のガス管と接続さ
れるか、あるいはそのガス管で終端となるか等について
の情報である。
【0022】終端処理情報が入力されると、ホストコン
ピュータ1は終端処理を行う(ステップ310)。すな
わち、ガス管が他のガス管と接続される場合、そのガス
管のレコードを他のガス管のレコードに接続したりする
等の処理を行う。そして、ホストコンピュータはワーク
領域7の設備レイヤ(ガス管レイヤ23およびバルブレ
イヤ25)を地図データベース3に転送して保管する
(ステップ311)。
【0023】なおステップ502において図10に示す
ように、交点の近傍を指示具19で指定した場合には、
その交点の座標を円弧の中心座標として用いることがで
きる。 また前述した実施例では、ステップ308にお
いてオペレータが円弧に接するような直線を試行錯誤的
に求めたが、次のようにして2つの円弧47、49に接
する直線をホストコンピュータ1が自動的に求めること
もできる。
【0024】図11は中心(X1 ,Y1 )、半径R1
円弧63と、中心(X2 ,X2 )、半径R2 の円弧65
とに接する直線61を求める説明図である。
【0025】直線61の方程式を y=ax+b……(1) とする。式(1)を変形して、 y−ax−b=0……(2) 円弧63、円弧65が直線61と接するためには、 |aX1 −Y1 +b|/(a2 +1)1/2 =R1 ……(3) |aX2 −Y2 +b|/(a2 +1)1/2 =R2 ……(4) を満足すればよい。(3)から (aX1 −Y1 +b)/(a2 +1)1/2 =±R1 ……(5) (4)から (aX2 −Y2 +b)/(a2 +1)1/2 =±R2 ……(6) (5)/(6)により (aX1 −Y1 +b)/(aX2 −Y2 +b)=±R1
/±R2 =C1……(7)したがって、 b=a(C1 2 −X1 )/(1−C1 ) +(−C1 2 +Y1 )/(1−C1 )=C2 a+C3 ……(8) 式(8)を式(5)に代入してaを求めると、 a=[±R1 (a2 +1)1/2 +Y1 −C3 ]/(X1 +C2 )……(9) 式(8)、式(9)によりa、bが定まり直線61が決
定される。
【0026】なお図12に示すように道路境界(街路)
71上の点73、75から、街路に垂直な線上にあり、
街路71からR1 、R2 の距離にある点77、79を指
定することもある。この場合、点73、75の座標(X
1 ,Y1 )、(X2 ,Y2 )は既知であり、次のように
して点77、79の座標(X3 ,Y3 )、(X4
4 )を求める。街路を表わす直線71を、 y=mx+n……(10) とする。
【0027】点73と点77を結ぶ線分は直線71と直
交するので、 (Y3 −Y1 )/(X3 −X1 )=−(1/m)……(11) したがって、 X3 −X1 +mY3 −mY1 =0……(12) また、 |mX3 −Y3 +n|/(m2 +1)1/2 =R1 ……(13) (12)と(13)を解いて(X3 ,Y3 )を求める。
【0028】同様にして(X4 ,Y4 )を求める。
【0029】このように本実施例ではガス管等の設備デ
ータの入力を簡単に行うことができる。なお、本実施例
では、ガス管等の設備データの入力について説明した
が、本発明は、設備データに限らず道路境界等の地図デ
ータの入力についても用いることができる。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、データの入力を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係る設備データ入力装置
の概略構成図
【図2】 実施例の動作を示すフローチャート
【図3】 実施例の動作を示すフローチャート
【図4】 実施例の動作を示すフローチャート
【図5】 ワーク領域7内の各レイヤを示す図
【図6】 ディスプレイ11上の表示内容を示す図
【図7】 ディスプレイ11上の表示内容を示す図
【図8】 ディスプレイ11上の表示内容を示す図
【図9】 ディスプレイ11上の表示内容を示す図
【図10】 ディスプレイ11上の表示内容を示す図
【図11】 円弧63、円弧65の接線を求めるための
説明図
【図12】 街路の垂線上の所定の距離にある点を求め
るための説明図
【符号の説明】
1………ホストコンピュータ 3………地図データベース 5………アプリケーションプログラム 7………ワーク領域 11………ディスプレイ 13………デジタイザ 15………入力図面 17………メニュー 19………指示具 20………キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 EDMICS ED−Draw操作説 明書,富士ゼロックス株式会社,p. 137,138,154,195 ICAD/SDS4,SDS5コマン ド手帳(設計・製造支援システム/標準 設計システム)99AR−6620−1,富士 通株式会社,p.161 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データを格納するデータベースと、 前記データベースから地図データを取り出して表示する
    手段と、 表示された地図データを形成する直線のうち、オペレー
    タが指定する点の近傍の直線を抽出して、前記指定され
    た点から前記直線上に垂線を降ろし、その交点を当該直
    線上の点として特定当該直線上の点を特定する点特定手
    段と、 半径を入力する手段と、 特定された前記点を中心として、前記半径を基にして円
    弧を生成する円弧生成手段と、 前記円弧生成手段により生成された複数の円弧に接する
    ような直線を自動的に生成する直線生成手段と、 を具備し、前記直線生成手段は、前記地図データを形成する直線に
    対して、指定された点側にある直線を自動的に生成する
    ことを特徴とするデータ入力装置。
  2. 【請求項2】 地図データを格納するデータベースと、 前記データベースから地図データを取り出して表示する
    手段と、 表示された地図データを形成する直線のうち、オペレー
    タが指定する点の近傍の直線を抽出して、前記指定され
    た点の近傍に前記直線上の座標が既知の点があれば、そ
    の座標が既知の点を当該直線上の点として特定当該直線
    上の点を特定する点特定手段と、 半径を入力する手段と、 特定された前記点を中心として、前記半径を基にして円
    弧を生成する円弧生成手段と、 前記円弧生成手段により生成された複数の円弧に接する
    ような直線を自動的に生成する直線生成手段と、 を具備し、前記直線生成手段は、前記地図データを形成する直線に
    対して、指定された点側にある直線を自動的に生成する
    ことを特徴とするデータ入力装置。
  3. 【請求項3】 地図データを格納するデータベースと、 前記データベースから地図データを取り出して表示する
    手段と、 表示された地図データを形成する直線のうち、オペレー
    タが指定する直線上の、座標が既知の複数の点から伸び
    る垂線を抽出する手段と、 前記座標が既知の複数の点から、前記抽出された各垂線
    に沿って、それぞれの距離を入力する距離入力手段と、 前記垂線上において、前記距離入力手段によって入力さ
    れた距離分だけ離れた点を特定する点特定手段と、前記点特定手段によって特定された点を通る直線を生成
    する直線生成手段と、 を具備することを特徴とするデー
    タ入力装置。
JP23876193A 1993-08-31 1993-08-31 データ入力装置 Expired - Lifetime JP3381978B2 (ja)

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JPH0765061A JPH0765061A (ja) 1995-03-10
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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
EDMICS ED−Draw操作説明書,富士ゼロックス株式会社,p.137,138,154,195
ICAD/SDS4,SDS5コマンド手帳(設計・製造支援システム/標準設計システム)99AR−6620−1,富士通株式会社,p.161

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JPH0765061A (ja) 1995-03-10

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