JP4386527B2 - 作図支援方法及びcadプログラムを記憶してなる媒体 - Google Patents

作図支援方法及びcadプログラムを記憶してなる媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CAD等において作図の作業性向上を図れるようにした作図支援方法及びCADプログラムを記憶してなる媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CADシステムを用いて例えば対象物の三面図を作成するような場合、まず正面図を作図してから、正面図から水平線、垂直線を補助線や基準線として延ばし、この補助線や基準線、又はそれらの交点を基準として側面図や平面図を作成するという作業が行われる。
【0003】
また、既存のCADシステムの中には、円の中心、線分の端点や中点等を予め指定して、マウスのカーソルをその近傍に位置させるだけで、目的とする点を指定できるようにした、いわゆる作図支援機能を搭載したものも知られている。この機能を使用することにより、正確な座標値が予め分かっていなくても、目的とする点を指定できるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したCADシステムのうち、前者の方式では、作図作業に、本来、図面として不要な補助線や基準線等を作図し、これを削除するという作業が付帯するため、作業性が悪いという問題がある。また、後者の方式では、補助線や基準線等の作図は、ある程度省略できるものの、作図作業中に目的とする点を指示するための操作、即ちショートカットメニューへのカーソルの移動操作が必ず必要になり、作図作業が中断されて、これによる作業性の低下が無視できないという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、作図作業が中断されることが無く、作図・編集の作業性を大幅に向上させることができる作図支援方法及びCADプログラムを記憶してなる媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る作図支援方法は、カーソルを使用して図形要素を作図するに際して、1又は複数の図形要素に対して特定の位置関係となる位置をカーソルが捕捉したときに、前記特定の位置関係を示す情報に基づいて前記カーソルの表示形態を変えるようにしたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る他の作図支援方法は、図形要素を作図するためのカーソルが、作図済又は作図中の1又は複数の図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捕捉したことを検出するステップと、このステップで前記カーソルが前記図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捕捉したことを検出したら、前記特定の位置関係を示す情報に基づいてカーソルの表示形態を変更するステップとを備えたことを特徴とする。
【0008】
更に、本発明に係る媒体は、図形要素を作図するためのカーソルが、作図済又は作図中の1又は複数の図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捕捉したことを検出する処理と、このステップで前記カーソルが前記図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捕捉したことを検出したら、前記特定の位置関係を示す情報に基づいて前記カーソルの表示形態を変更する処理とを備えたCADプログラムを記憶してなることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、図形要素を作図するためのカーソルが、図形要素に対して特定の位置関係となる位置(例えば2つの線図形要素の延長線の交点、2つの線図形要素の端点から水平及び垂直方向に延びる直線の交点、既存点又は指定点から水平又は垂直に延びる線、既存点又は指定点から予め指定した角度に延びる線等の位置)を捉えたときに、カーソルの表示形態が変更する。このため、作業者は、カーソルの表示形態が変更されたことをもって、目的とする点や線の指定が可能であることを知ることができるので、通常の作図作業の中でカーソルがそのような目的とする位置に移動した際に、点や線の指定操作を行うことができる。本発明によれば、作図作業中に目的とする点や線を指定するためのマウス操作が全く不要であり、作図作業の効率が格段に向上する。
【0010】
なお、カーソルの表示形態を変更する態様としては、カーソル本体の近傍に特定の位置関係を示す情報を表示したり、カーソル自体を特定の位置関係を示す形態に変更することなどが挙げられる。また、カーソルが図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捕捉したときに、その図形要素(反応した図形要素)の表示色を変更するようにすると、図形要素が数多く存在する場合でも、どの図形要素に対して特定の位置関係となったのかが明確になり、作図の作業性は更に向上する。更に、カーソルが図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捕捉したら、図形要素から特定の位置関係となる位置まで図形要素と識別可能な補助線を表示することにより、更に図形要素との特定の位置関係が明確になり、作業性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施例を説明する。
図1は、この発明の一実施例に係る作図支援方法を実現するCADシステムの基本構成の一部を示す機能ブロック図である。
【0012】
入力部1は、マウスやキーボード等の入力装置から構成される。この入力部1から入力される例えばマウスカーソルの位置情報は、カーソル位置検出部2で検出される。このカーソル位置検出部2によって検出されたこのカーソル位置情報は、表示制御部7に供給され、そこで例えばCRT装置や液晶ディスプレイ装置からなる表示部8の表示画面上の検出された位置にマウスカーソル等が表示される。
【0013】
また、カーソル位置検出部2からのカーソル位置情報は、コマンド実行処理部3に与えられ、そこでカーソル位置検出部2で検出されたカーソル位置と入力部1からのクリック情報等から選択されたコマンドを実行し、CAD処理部4に対して実行されたコマンド処理を施す。このコマンド実行処理部3は、カーソル位置検出部2で検出されたカーソル位置にアイコン等のコマンド起動メニューが表示されていない場合には、そのカーソル位置情報をCAD処理部4にスルー状態で供給する。
【0014】
CAD処理部4は、コマンド実行処理部3を介して入力された情報に基づきCAD処理を行う。このCAD処理部4については、通常のCAD処理を行うものなので詳しい説明は割愛するが、外部のハードディスク装置等の記憶媒体からなる図形要素情報記憶部5から図形要素情報を入力し、編集等を加えた後にその図形要素情報を図形要素情報記憶部5に保存する役割も果たしている。
【0015】
また、カーソル位置検出部2からのカーソル位置情報は、目的要素位置捕捉検出部6にも供給される。この目的要素位置捕捉検出部6は、カーソル位置検出部2で検出されたカーソル位置情報が、目的要素位置を捕捉したことを検出する。ここで、「目的要素位置」とは、図形要素情報記憶部5に記憶されている作図済の1又は複数の図形要素、又はCAD処理部4で現在作図中の1又は複数の図形要素(以下、これらを「反応要素」と呼ぶ)に対して特定の位置関係となる目的要素(例えば延長線上の交点や水平、垂直線等)の位置のことである。また、「捕捉する」とは、カーソル位置を中心とする所定の近傍範囲に目的要素位置が位置したことを意味している。目的要素位置捕捉検出部6は、カーソルが目的要素位置を捕捉したことを検出したら、表示制御部7に、その目的要素及びその位置、並びに反応要素の情報を供給する。
【0016】
表示制御部7は、目的要素位置捕捉検出部6からの情報及び予め設定された表示色情報に基づいて、表示部8に表示されるカーソルや反応要素の表示形態を変更したり、反応要素から目的要素までの補助線を表示したりする制御を実行する。
【0017】
図2は、このCADシステムの表示部8上に表示される画面の一例を示す図である。この画面10は、図形表示領域11、各種メニュー表示領域12等で構成されている。まず、画面10のメニュー表示領域12から「作図支援機能」の設定をするためのメニューを選択すると、図3に示すように、作図支援機能設定ダイアログボックス13が画面10上に表示される。
【0018】
同図に示すように、作図支援機能有効チェックボックス14をマウス等を用いてクリックしチェックマークを付けることにより、作図支援機能が有効になる。この場合、作図支援機能が選択された旨の情報はカーソル位置検出部2からコマンド実行処理部3、目的要素位置捕捉検出部6及び表示制御部7に供給され、目的要素位置捕捉検出部6が起動することでその機能が有効になる。この作図支援機能設定ダイアログボックス13で設定できる作図支援機能のコマンドは、
第1に、反応要素である2つの直線要素の延長上の交点を目的要素として、カーソルがこれを捕捉したときに、カーソルの表示形態を変更する延長交点コマンド15と、
第2に、次に示す反応要素のそれぞれの点、
▲1▼直線の場合、端点・中点、
▲2▼円・楕円・穴記号の場合、中心点、
▲3▼円弧・楕円弧の場合、端点・中心点、
▲4▼自由曲線の場合、頂点、
の対からX軸及びY軸に沿う延長直線の交点を目的要素として、カーソルがこれを捕捉したときに、カーソルの表示形態を変更する等X・等Yコマンド16と、第3に、反応要素である図形要素の描画開始点から水平又は垂直方向に延びる線を目的要素として、カーソルがこれを補足したときに、カーソルの表示形態を変更する水平・垂直コマンド17と、
第4に、反応要素である図形要素の描画開始点から予め入力した角度増量値の値と一致する角度方向に延びる線を目的要素とし、カーソルがこれを捕捉したときに、カーソルの表示形態を変更する角度増量コマンド18と
の4つのコマンドがあり、それぞれのコマンド15〜18のチェックボックスをチェックすることにより、チェックされたコマンドが目的要素位置捕捉検出部6で実行される。また、この作図支援機能設定ダイアログボックス13には、角度増量コマンド18において任意の角度を入力部1のキーボード等を用いて手入力により入力する角度増量値入力ボックス19も備えられている。
【0019】
また、この作図支援機能が有効になったことで表示制御部7では、図4に示すように、マウスカーソルを通常モード形状のマウスカーソル25aから作図支援機能モード形状のマウスカーソル25bへ変更し表示部8で表示するように制御する。また、マウスカーソル25bが目的要素位置を捕捉したときに、その目的要素を特定する情報表示カーソル25cがマウスカーソル25bの斜め下位置に表示される。この情報表示カーソル25cの形状は、図5に示すように、目的要素の内容が視覚的に認識し易い形状に設定されている。例えば、マウスカーソル25bが反応要素上の端点や点要素等の既存点を捕捉したときには、情報表示カーソル15cとして既存点であることを示す十字形が表示される。延長交点コマンドや等X・等Yコマンドが実行された場合には、情報表示カーソル15cとして×形が表示される。マウスカーソル25bが反応要素上の点を捕捉しているときには、情報表示カーソル15cとして要素上点であることを示す表示がなされる。同様に、水平・垂直コマンド及び角度増量コマンドが実行された場合には、水平線、垂直線及び角度標記がそれぞれ情報表示カーソル25cとして表示される。
【0020】
更に、この作図支援機能設定ダイアログボックス13には、作図支援機能を有効にした場合に図形表示領域11に表示される図形要素の表示色を設定することができる表示色設定機能も備えられている。作図支援図形表示チェックボックス20をチェックすることで、表示制御部7内の色表示設定機能が有効になる。この表示色設定機能で設定できる図形要素の表示色は、オペレータがマウス等を用いて入力操作しているときの図形要素の表示色と、反応要素の表示色との2種類がある。この場合、入力中の図形要素の表示色についてはプルダウンメニュー21で、反応要素の表示色についてはプルダウンメニュー22で、それぞれ任意の表示色を設定することができる。
【0021】
次に、この作図支援機能を有効にして各コマンド15〜18を実行した場合の動作について説明する。図6は、延長交点コマンド15を実行した場合のイメージを表す図である。まず、図形表示領域11内に開かれた表示ウィンドウ23に表示された2つの図形要素の直線要素24a,24b上の任意の位置にマウスカーソル25bを重ね合わせ、マウスクリック等で図形要素24a,24bを選択/決定する。この選択/決定操作は、対象を特定して演算量を削除するためになされるもので、演算量が問題なければこの操作を行わないようにしても良い。このとき、マウスカーソル25bの中心位置25dから一定領域の範囲25e内に、直線要素24a,24bの延長交点成分が入っていなければ、情報表示カーソル25cは表示されない。
【0022】
次に、マウスカーソル25bを図中矢印方向に移動させてゆくと、直線要素24a,24bの延長交点P1がマウスカーソル25bの一定領域範囲25e内に入ってくる。延長交点P1がマウスカーソル25bの一定領域範囲25e内に入ると情報表示カーソル25cとして交点表示形状がマウスカーソル25bの近傍に表示され、マウスカーソル25bの位置が直線要素24a,24bの延長交点にあることを表示すると共に、例えば、オペレータがこの状態で確定する旨を入力すれば、補助線としてラバーバンド26a,26bが直線要素24a,24bの延長線上に表示され、直線要素24a,24bを正確に延長交点P1まで延長して描画した図形を簡単に作成すること等が可能となる。このとき、直線要素24a,24bは予め設定された反応要素色に変わり、ラバーバンド26a,26bも他の図形要素と異なる表示形態となる。
【0023】
図7は、等X・等Yコマンド16を実行した場合のイメージを表す図である。まず、上述したように、表示された2つの図形要素の直線要素24a,24b上の任意の位置にマウスカーソル25bを重ね合わせ、マウスクリック等で図形要素24a,24bを選択/決定する。この操作も上述したように任意である。このとき、マウスカーソル25bの中心位置25dから一定領域の範囲25e内に、この場合、直線要素24a,24bの端点a,bからX軸方向及びY軸方向に延びる線の交点が含まれていなければ、情報表示カーソル25cは表示されない。
【0024】
次に、マウスカーソル25bを図中矢印方向に移動させてゆくと、直線要素24a,24bの端点a,bからX軸方向及びY軸方向に延びる線の交点P2がマウスカーソル25bの一定領域範囲25e内に入ってくる。このとき、情報表示カーソル25cの形状として交点表示形状がマウスカーソル25bの近傍に表示され、マウスカーソル25bの位置が直線要素24a,24bの端点a,bのX座標値又はY座標値と等しい位置にあることを表示する。このように、直線要素24a,24bの端点a,bの位置を基準とし、そこから等しいX及びY座標値に対して図形等を描画することも可能になる。
【0025】
図8は、水平・垂直コマンド17を実行した場合のイメージを表す図である。まず、表示ウィンドウ23内の任意の位置にマウスカーソル25bのマウスクリック等で図形要素描画の始点sを設定する。このとき、マウスカーソル25bの中心位置25d又はそこから一定領域の範囲25eが、始点sと水平・垂直の位置関係になければ、情報表示カーソル25cは表示されない。
【0026】
次に、マウスカーソル25bを図中矢印▲1▼又は▲2▼方向に移動させてゆき、始点sとそのマウスカーソル25bの中心位置25d等とが水平・垂直の位置関係になる位置にマウスカーソル25bの一定領域範囲25eが入ると、情報表示カーソル25cの形状として水平表示形状又は垂直表示形状がマウスカーソル25bの近傍に表示される。この情報表示カーソル25cが水平表示又は垂直表示のときに線分等を作成すれば、水平線分や垂直線分を補助線等用いなくても簡単に描画することができる。
【0027】
図9は、角度増量コマンド18を実行した場合のイメージを表す図である。まず、表示ウィンドウ23内の任意の位置にマウスカーソル25bのマウスクリック等で図形要素描画の始点sを設定する。次に、作図支援機能設定ダイアログボックス13の角度増量値入力ボックス19に任意の角度を入力する。例えば、その角度を45°と設定した場合、マウスカーソル25bの中心位置25d又はそこから一定領域の範囲25eが、始点sと設定角度45°の位置関係になければ、情報表示カーソル25cは表示されない。
【0028】
次に、マウスカーソル25bを図中矢印方向に移動させる。始点sとそのマウスカーソル25bの中心位置25d等とが45°の位置関係になる位置にマウスカーソル25bの一定領域範囲25eが入る毎に、情報表示カーソル25cとして角度増量表示形状がマウスカーソル25bの近傍に表示される。この情報表示カーソル25cが角度増量表示のときに線分等を作成すれば、任意の角度で正確に線分等を作成することが可能となる。
【0029】
更に、例えば図10に示すように、2つの直線要素24a,24bの延長交点に、始点sから直線要素を描画する場合等に、例えば入力中の直線要素30を青で、作図支援機能の反応要素である直線要素24a,24bを赤で、というように表示色を作図支援機能設定ダイアログボックスの表示色設定機能により設定することができるので、表示ウィンドウ23内に数多くの図形要素が存在するときでもオペレータは確実に各図形要素を識別することが可能となる。
【0030】
図11は、以上の機能を使用して、正面図40から側面図41を作図するときの手順を示す図である。なお、ここでは、反応要素の事前の指定を行わない例を示している。同図(a)に示すように、先ず、正面図49を作画したのち、その上辺から水平に延びる線分に沿ってマウスカーソル25bを移動させる。これは情報表示カーソル25cが水平表示形状を維持している状態を確認しながら行うだけである。次に、端点の指定操作を行って、同図(b)に示すように、垂直にマウスカーソル25bを移動させる。マウスカーソル25bが現在作図中の線42と正面図40の下辺の延長線との交点を捕捉すると、情報表示カーソル25cが交点表示形状となるので、この点で端点指定を行う。これにより、正面図40の上辺から下辺までの垂直線41が作図される。続いて、同図(c)に示すように、マウスカーソル25bを水平方向に移動させる。これは情報表示カーソル25cが水平表示形状を維持している状態を確認しながら行うだけである。端点を確定したら、同様の操作で他の線分も作図することにより、同図(d)のように、補助線や基準線を一切使用せずに正面図40から側面図41を作成することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、図形要素を作図するためのカーソルが、図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捉えたときに、カーソルの表示形態が変更するため、作業者は、カーソルの表示形態が変更されたことをもって、目的とする点や線の指定が可能であることを知ることができ、通常の作図作業の中でカーソルがそのような目的とする位置に移動した際に、点や線の指定操作を行うことができる。このため、作図作業中に目的とする点や線を指定するためのマウス操作が全く不要であり、作図作業の効率が格段に向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る作図支援方法を実現するCADシステムの基本構成の一部を示す機能ブロック図である。
【図2】 同システムの表示部上に表示される画面の一例を示す図である。
【図3】 同画面に表示される作図支援機能設定ダイアログボックスを示す図である。
【図4】 同画面に表示されるマウスカーソルの形状変化を説明するための図である。
【図5】 同画面に表示されるマウスカーソルの形状による表示内容を説明するための図である。
【図6】 同画面に表示される延長交点コマンドを実行した場合のイメージを表す図である。
【図7】 同画面に表示される等X・等Yコマンドを実行した場合のイメージを表す図である。
【図8】 同画面に表示される水平・垂直コマンドを実行した場合のイメージを表す図である。
【図9】 同画面に表示される角度増量コマンドを実行した場合のイメージを表す図である。
【図10】 同画面に表示される入力中直線要素と作図支援機能反応要素の表示色を変えて表示できることを説明するための図である。
【図11】 作図支援機能を使用して正面図から側面図を作図するときの手順を示す図である。
【符号の説明】
1…入力部、2…カーソル位置検出部、3…コマンド実行処理部、4…CAD処理部、5…図形要素情報記憶部、6…目的要素位置捕捉検出部、7…表示制御部、8…表示部。

Claims (5)

  1. カーソルを使用して図形要素を作図するに際して、1又は複数の図形要素に対して前記図形要素から離れた特定の位置関係となる位置をカーソルが捕捉したときに、前記特定の位置関係を示す情報に基づいて前記カーソルの表示形態を変えるようにした作図支援方法であって、
    前記特定の位置関係となる位置は、2つの線図形要素の延長線の交点の位置であるか、又は
    2つの線図形要素の端点から水平及び垂直方向に延びる直線の交点の位置である
    ことを特徴とする作図支援方法。
  2. 図形要素を作図するためのカーソルが、作図済又は作図中の1又は複数の図形要素に対して前記図形要素から離れた特定の位置関係となる位置を捕捉したことを検出するステップと、
    このステップで前記カーソルが前記図形要素に対して前記図形要素から離れた特定の位置関係となる位置を捕捉したことを検出したら、前記特定の位置関係を示す情報に基づいて前記カーソルの表示形態を変更するステップと
    を備えた作図支援方法であって、
    前記特定の位置関係となる位置は、2つの線図形要素の延長線の交点の位置であるか、又は
    2つの線図形要素の端点から水平及び垂直方向に延びる直線の交点の位置である
    ことを特徴とする作図支援方法。
  3. 前記カーソルが前記図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捕捉したら、前記図形要素の表示色を変更することを特徴とする請求項1又は2記載の作図支援方法。
  4. 前記カーソルが前記図形要素に対して特定の位置関係となる位置を捕捉したら、前記図形要素から前記特定の位置関係となる位置まで前記図形要素と識別可能な補助線を表示することを特徴とする請求項又は記載の作図支援方法。
  5. 図形要素を作図するためのカーソルが、作図済又は作図中の1又は複数の図形要素に対して前記図形要素から離れた特定の位置関係となる位置を捕捉したことを検出する処理と、
    このステップで前記カーソルが前記図形要素に対して前記図形要素から離れた特定の位置関係となる位置を捕捉したことを検出したら、前記特定の位置関係を示す情報に基づいて前記カーソルの表示形態を変更する処理と
    をコンピュータに実行させるCADプログラムを記憶してなる媒体であって、
    前記特定の位置関係となる位置は、2つの線図形要素の延長線の交点の位置であるか、又は
    2つの線図形要素の端点から水平及び垂直方向に延びる直線の交点の位置である
    ことを特徴とする媒体
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