JP2002099578A - 図面作画装置及び図面作画方法 - Google Patents

図面作画装置及び図面作画方法

Info

Publication number
JP2002099578A
JP2002099578A JP2000287686A JP2000287686A JP2002099578A JP 2002099578 A JP2002099578 A JP 2002099578A JP 2000287686 A JP2000287686 A JP 2000287686A JP 2000287686 A JP2000287686 A JP 2000287686A JP 2002099578 A JP2002099578 A JP 2002099578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
bits
candidate
character string
graphic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000287686A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Oshiba
隆士 大柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000287686A priority Critical patent/JP2002099578A/ja
Publication of JP2002099578A publication Critical patent/JP2002099578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】図形に対応する属性情報を読み手に読みやすく
自動的に図面に表記する。 【解決手段】図面に描画される対象図形に対応する文字
列が表記される領域を抽出する領域抽出手段12と、抽
出された領域に文字列を表記する文字列表記手段13と
を含む。領域抽出手段12は、文字列を表記する領域の
候補である候補領域を採用する領域採用手段15と、候
補領域が適当であるか不適であるかを判別する判別手段
16とを含み、適当である候補領域が発見されるまで、
領域採用手段15と判別手段16とは動作しつづける。
図面は、ビットに分解され、領域は、ビットから形成さ
れ、ビットは、ビット内に図形が存在する在りビットま
たはビット内に図形が存在しない無しビットのいずれか
であり、不適である候補領域は、在りビットを含み、適
当である候補領域は、在りビットを含まない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図面作画装置及び
図面作画方法に関し、特に、図形に対応した文字列を図
面に表記する図面作画装置及び図面作画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】造船の艤装設計における総合配置図及び
取り付け図など(以下、「設計図面」と記載される)
は、CADにより描画されている。このとき、船体に装
備される艤装品は、それぞれプロダクトモデルにより定
義される。プロダクトモデルは、艤装品の形状と配置と
を示す形状情報と、艤装品の属性を示す属性情報とから
形成され、製造部門が艤装品を切断、組み立て、溶接、
現場取り付けを実行するのに必要な情報を有している。
【0003】CADにより作成された設計図面には、形
状情報のみが図形として描画されている。製造部門で
は、紙に印刷された設計図面に基づいて、船体を製造し
艤装品を配置しているため、設計図面には属性情報の表
記が求められている。設計者は印刷された設計図面に手
入力により属性情報を表記している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、図面
に自動で図形に対応する属性情報を記載する図面作画装
置及び図面作画方法を提供することにある。本発明の他
の課題は、図面に図形に対応する属性情報を速く記載す
る図面作画装置及び図面作画方法を提供することにあ
る。本発明の更に他の課題は、図面に図形に対応する属
性情報を読み手に読みやすく記載する図面作画装置及び
図面作画方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈すること
を意味しない。
【0006】本発明による図面作画装置は、図面に描画
される対象図形に対応する文字列が表記される領域を抽
出する領域抽出手段(12)と、領域抽出手段(12)
により抽出された領域に文字列を表記する文字列表記手
段(13)とを含む。
【0007】領域抽出手段(12)は、文字列を表記す
る領域の候補である候補領域を採用する領域採用手段
(15)と、候補領域が図面に描画される図形を含まな
いとき適当であると判別し候補領域が図形を含むとき不
適であると判別する判別手段(16)とを含み、適当で
ある候補領域が発見されるまで、領域採用手段(15)
と判別手段(16)とは動作しつづけ、領域抽出手段
(12)により抽出された領域は、適当である候補領域
と一致している。このような試行を繰り返すことによ
り、文字列を表記するのに適切な領域を発見する。この
ような判別により、文字列と図形とが重なって読みづら
くなることを防止する。
【0008】図面は、ビットに分解され、領域は、ビッ
トから形成され、ビットは、ビット内に図形が存在する
在りビットまたはビット内に図形が存在しない無しビッ
トのいずれかであり、不適である候補領域は、在りビッ
トを含み、適当である候補領域は、在りビットを含まな
いことが好ましい。
【0009】領域採用手段(15)は、初期に対象図形
の中心から対象図形を含まないように1つの方向にずれ
た位置に候補領域を採用し、候補領域は、判別手段(1
6)により不適であると判別された領域から1ビットだ
けずれている。このように候補領域を採用することによ
り、文字列は対象図形の中央位置の近くに表記される確
率が高く、読みやすい。
【0010】領域抽出手段(12)は、適当である領域
が図面に存在しないとき、対象図形の中心から対象図形
を含まないように1つの方向にずれた位置の領域を抽出
する。適当である領域が存在しないとき、図形と重ねて
文字列を表記することになり、読みやすさの点から好ま
しくはないが、表記しないことより良い。
【0011】更に、文字列と対象図形との間に引き出し
線を表記する引き出し線描画手段(14)を含む。この
ような引き出し線の描画は、読みやすさの点で好まし
い。図形は、属性情報を有し、文字列は属性情報の一部
分に対応し、属性情報から文字列を括り出す括り出し手
段を更に含むことが読みやすさの点で更に好ましい。
【0012】本発明による図面作画方法は、図形が描画
されている図面を作成すること、図形に属する対象図形
に対応する文字列が表記される領域の候補である候補領
域を採用すること(S3)、候補領域内に図形が含まれ
るか含まれないかを判別すること(S2)、図形が含ま
れない候補領域に文字列を表記すること(S6)とを含
む。このような判別により、文字列と図形とが重なって
読みづらくなることを防止する。
【0013】候補領域を採用すること(S3)は、判別
すること(S2)とともに図形が含まれない候補領域が
発見されるまで繰り返して試行される。このような試行
を繰り返すことにより、文字列を表記するのに適切な領
域を発見する。
【0014】図面は、ビットに分解され、領域は、ビッ
トから形成され、ビットは、ビット内に図形が存在する
在りビットまたはビット内に図形が存在しない無しビッ
トのいずれかであり、図形が含まれる候補領域は、在り
ビットを含み、図形が含まれない候補領域は、在りビッ
トを含まないことが好ましい。
【0015】候補領域は初期的に、対象図形の中心から
1つの方向にずれた位置に採用され(S1)、新たに採
用される候補領域は、図形を含むと判別された候補領域
から1ビットだけずれている。このように候補領域を採
用することにより、文字列は対象図形の中央位置の近く
に表記される確率が高く、読みやすい。
【0016】文字列と対象図形との間に、引き出し線を
描画すること(S7)を含むことは、読みやすさの点で
更に好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明による図
面作画装置の実施の形態は、情報処理装置に搭載されて
いる。その情報処理装置1は、図1に示されるように、
CPU2とプログラムメモリ部4とメモリ部5と入力部
6とドライバ部7とプロッタ部8とを備えている。CP
U2は、プログラムメモリ部4とメモリ部5と入力部6
とドライバ部7とプロッタ部8とに接続されている。
【0018】CPU2は、情報処理装置1の全体の処理
を制御する。プログラムメモリ部4は、CPU2が実行
するプログラムを記憶し、CPU2がプログラムを実行
する際に発生するデータを記憶する。メモリ部5は、C
PU2の処理の対象であるデータを記憶する。入力部6
は、ユーザがCPU2へコマンドを入力するための装置
である。ドライバ部7は、磁気ディスクに例示される記
録媒体から情報を読み出し、その記録媒体に情報を書き
込む。プロッタ部8は、CPU2により作成された図面
を紙に出力する。
【0019】プログラムメモリ部4は、図面に図形を描
画するCADプログラム10、作画プログラム11を記
憶している。CADプログラム10、作画プログラム1
1により作画される図面は、艤装品の配置状況を示す設
計図面である。艤装品とは、船体に装備される配管、機
器、ダクト、電路等である。艤装品の配置状況は、各艤
装品に対応するプロダクトモデルにより定義される。
【0020】プロダクトモデルは、形状情報と属性情報
とからなる。形状情報は、艤装品の形状・配置状況を概
略的に示し、CADプログラム10により設計図面に図
形として描画される。属性情報は、文字列で表現され、
作画プログラム11により設計図面に文字列で表記され
る。
【0021】配管に対応する属性情報のデータ構造は、
ルートヘッダと着目点とからなる。ルートヘッダは管系
統番号などを有し、着目点は取り付け区分、口径、取り
付け高さ、取り付け角度などを有する。配管部品に対応
する属性情報のデータ構造は、口径、弁番号などを有す
る着目点からなる。機器に対応する属性情報のデータ構
造は、機器名称などを有する機器ヘッダからなる。
【0022】作画プログラム11は、領域抽出処理12
と文字列表記処理13と引き出し線描画処理14とを備
えている。領域抽出処理12では、属性情報が文字列と
して表記されるのに適当な矩形領域が抽出される。文字
列表記処理13では、領域抽出処理12により抽出され
た矩形領域内に属性情報が文字列で表記される。引き出
し線描画処理14では、図形とその図形に対応した文字
列との間に引き出し線が描画される。
【0023】領域抽出処理12は、候補領域採用処理1
5と判別処理16とを備えている。候補領域採用処理1
5では、属性情報に対応する文字列を表記する矩形領域
の候補として図面に候補領域が採用される。判別処理1
6では、候補領域採用処理15により採用された候補領
域に図形が描画されているか否かが判別される。図形が
描画されていないと判別された候補領域は、領域抽出処
理12により適当な矩形領域として抽出される。領域抽
出処理12では、候補領域採用処理15と判別処理16
とを繰り返して試行されることにより、属性情報が表記
されるのに適当な矩形領域が抽出される。
【0024】設計図面を作成するためのプロダクトモデ
ルはメモリ部5に記憶されている。プロダクトモデル
は、入力部6から入力されてもよい。CADプログラム
10は、そのプロダクトモデルに基づいて設計図面に図
形を自動的に描画する。なお、プロダクトモデルは、オ
ブジェクト形式で記述されても良い。このとき、プロダ
クトモデルは自らを処理する機能を有し、ユーザは艤装
品を選択するだけでCADプログラム10により設計図
面が作成される。
【0025】CADプログラム10及び作画プログラム
11は、磁気ディスクに記録され、ドライバ部7を介し
て、プログラムメモリ部4に記録される。CADプログ
ラム10により設計図面に図形が描画された後に、作画
プログラム11がユーザの指示によりCPU2により実
行される。作画プログラム11は、CADプログラム1
0とは独立に並行に実行され、または、CADプログラ
ム10のライブラリとして従属的に実行される。
【0026】図2は、CPU2が実行する作画プログラ
ム11の動作の一例を示している。本例は、7つのステ
ップから形成されている。
【0027】ステップS1:設計図面に全ての図形が描
画された後、ユーザの指示によりフローは起動する。先
ず、1つのプロダクトモデルが選択され、そのプロダク
トモデルの属性情報から表記が必要な情報が抽出され
る。そのプロダクトモデルに対応する図形の概ね中央位
置に属性情報が表記される矩形領域が設定される。例え
ば、対象図形が横方向の線分であるとき、矩形領域は対
象図形の中点から1文字分だけ上方に設定される。
【0028】ステップS2:文字列が表記される矩形領
域内に図形が描画されているかどうかが判別される。図
面は、1辺0.5mmの正方形である単位区画(ビッ
ト)に分割されている。ビットは、在りビットと無しビ
ットの2種類のビットからなる。在りビットは、そのビ
ット内に図形が描画されている。無しビットは、そのビ
ット内に図形が描画されていない。矩形領域も、図面と
同様にこのビットに分割される。矩形領域が在りビット
を含んでいれば、ステップS3に移行する。矩形領域が
在りビットを含んでいなければ、ステップS6に移行す
る。このような判別により、図形と文字列とが重なって
表記されることが防止され、読み手にとって読みやすい
図面が作成される。
【0029】ステップS3:矩形領域内が在りビットを
含んでいるとき、次に文字列を表記する候補である矩形
領域を選択する。次の矩形領域は、既に在りビットを含
んでいるかどうか判別された矩形領域から上下方向(縦
方向)に1ビットだけまたは前後方向(横方向)に1ビ
ットだけずれた矩形領域である。このように次の矩形領
域を選択することは、文字列は対象図形の中央位置の近
くに表記される確率が高い。
【0030】ステップS4:矩形領域を検索する範囲は
設定されている。検索範囲内に存在する矩形領域を全て
判別したときは、ステップS3では次の矩形領域が選択
されない。次の矩形領域がないとき、ステップS5に移
行する。次の矩形領域があるとき、ステップS2に移行
し、その次の矩形領域が在りビットを含んでいるかどう
かが判別される。
【0031】ステップS5:検索範囲内に求める矩形領
域がないとき、対象図形の中央位置から1文字分だけ上
方に矩形領域をとる。他の図形に重ねて文字列を表記す
ることになるが、表記しないことより良い。
【0032】ステップS6:設定された矩形領域に文字
列を表記する。文字列に傍線を引いても良い。このよう
な傍線は、設計図面を読みやすくする。
【0033】ステップS7:表記された文字列と対象図
形との間に引き出し線が描画される。このような引き出
し線により、対象図形と文字列との対応関係が確実にな
り、読み手にとってわかりやすい図面が作成される。こ
のような作画プログラム11の動作は、設計図面に描画
された艤装品の個数分だけ繰り返される。
【0034】図3〜図8に示されるフローチャートは、
先の図2のフローを更に詳細に記述されたものである。
図中のアルファベット記号は処理フローの矢印が同記号
の場所に繋がっていることを示す。先ず、1つのプロダ
クトモデルが選択され、そのプロダクトモデルの属性情
報から表記が必要な情報が抽出される(ステップS1
0)。例えば、そのプロダクトモデルに対応する艤装品
が配管であるとき、取り付け区分、管系統番号、口径及
び取り付け高さ(または取り付け角度)が表記に必要な
情報として括り出される。艤装品が配管部品であると
き、口径、弁番号が括り出される。艤装品が機器である
とき、機器名称が括り出される。括り出された情報は、
文字列に変換される。
【0035】その文字列が表記される矩形領域の形状が
設定され、候補である矩形領域が最初に配置される初期
位置が設定される(ステップS11)。矩形領域の形状
は、文字列の長さから計算で求めても、実際に設計図面
に表記して求めても良い。初期位置は対象図形の中央位
置から1文字分だけ上方に設定される。対象図形が縦方
向に長い図形であるとき、文字列は縦書きであることが
好ましい。矩形領域はこのとき、対象図形の中央位置か
ら1文字分だけ左方に設定される。
【0036】適当な矩形領域を検索するための変数であ
る開始位置を初期位置に設定する(ステップS12)。
開始位置から上方に適当な矩形領域が存在するがどうか
が検索される(ステップS13)。適当な矩形領域が存
在しないとき(ステップS14;無)、開始位置は対象
図形の中央位置より1文字分だけ下方に設定される(ス
テップS15)。開始位置から下方に適当な矩形領域が
存在するがどうかが検索される(ステップS16)。
【0037】適当な矩形領域が存在しないとき(ステッ
プS17;無)、開始位置は初期位置より1ビットだけ
右側に設定される(ステップS18)。開始位置から上
方に適当な矩形領域が存在するがどうかが検索される
(ステップS19)。開始位置から上方に適当な矩形領
域が存在しないとき(ステップS20;無)、開始位置
は1ビットだけ右側に移動する(ステップS21)。開
始位置が検索範囲内であるとき(ステップS22;越え
ない)、ステップS19に移行し再度、開始位置より上
方に適当な矩形領域が存在するかどうかが検索される。
【0038】開始位置が検索範囲を超えるとき(ステッ
プS22;越える)、開始位置は初期位置より1ビット
だけ左側に設定される(ステップS23)。開始位置か
ら上方に適当な矩形領域が存在するがどうかが検索され
る(ステップS24)。開始位置から上方に適当な矩形
領域が存在しないとき(ステップS25;無)、開始位
置は1ビットだけ左側に移動する(ステップS26)。
開始位置が検索範囲内であるとき(ステップS27;越
えない)、ステップS24に移行し再度、開始位置より
上方に適当な矩形領域が存在するかどうかが検索され
る。
【0039】開始位置が検索範囲を超えるとき(ステッ
プS27;越える)、開始位置は対象図形の中央位置よ
り1文字分だけ下方に、1ビットだけ右側に設定される
(ステップS28)。開始位置から下方に適当な矩形領
域が存在するがどうかが検索される(ステップS2
9)。開始位置から下方に適当な矩形領域が存在しない
とき(ステップS30;無)、開始位置は1ビットだけ
右側に移動する(ステップS31)。開始位置が検索範
囲内であるとき(ステップS32;越えない)、ステッ
プS29に移行し再度、開始位置より下方に適当な矩形
領域が存在するかどうかが検索される。
【0040】開始位置が検索範囲を超えるとき(ステッ
プS32;越える)、開始位置は対象図形の中央位置よ
り1文字分だけ下方に、1ビットだけ左側に設定される
(ステップS33)。開始位置から下方に適当な矩形領
域が存在するがどうかが検索される(ステップS3
4)。開始位置から下方に適当な矩形領域が存在しない
とき(ステップS35;無)、開始位置は1ビットだけ
左側に移動する(ステップS36)。開始位置が検索範
囲内であるとき(ステップS37;越えない)、ステッ
プS34に移行し再度、開始位置より下方に適当な矩形
領域が存在するかどうかが検索される。
【0041】開始位置が検索範囲を超えるとき(ステッ
プS37;越える)、矩形領域は、初期位置に設定され
る(ステップS38)。その後、または適当な矩形領域
が存在するとき(ステップS14;有、ステップS1
7;有、ステップS20;有、ステップS25;有、ス
テップS30;有、ステップS35;有)、その矩形領
域内に文字列を表記する(ステップS39)。表記され
た文字列と対象図形との間に引き出し線が描画される
(ステップS40)。
【0042】図9のフローチャートは、先のフローチャ
ートのステップS13、ステップS19、ステップS2
4の処理を詳細に示している。まず、矩形領域は指定さ
れた開始位置に設定される(ステップS51)。矩形領
域内に図形が存在するかどうかが判別される(ステップ
S52)。即ち、矩形領域はビットに分割され、矩形領
域を形成している全てのビットについて、在りビットで
あるか無しビットで在るかが判別される。矩形領域に在
りビットが含まれていないとき(ステップS52;
無)、その矩形領域を返す(ステップS53)。矩形領
域に在りビットが含まれているとき(ステップS52;
有)、矩形領域を1ビットだけ上方にずらす(ステップ
S54)。矩形領域が検索範囲内であるとき(ステップ
S55;越えない)、ステップS52に移行し、再度、
矩形領域内に在りビットが含まれているかどうかが判別
される。矩形領域が検索範囲を越えるとき(ステップS
55;越える)、適当な矩形領域がないことを返す(ス
テップS56)。
【0043】図10のフローチャートは、先のフローチ
ャートのステップS16、ステップS29、ステップS
34の処理を詳細に示している。まず、矩形領域は指定
された開始位置に設定される(ステップS61)。矩形
領域内に図形が存在するかどうかが判別される(ステッ
プS62)。即ち、矩形領域はビットに分割され、矩形
領域を形成している全てのビットについて、在りビット
であるか無しビットで在るかが判別される。矩形領域に
在りビットが含まれていないとき(ステップS62;
無)、その矩形領域を返す(ステップS63)。矩形領
域に在りビットが含まれているとき(ステップS62;
有)、矩形領域を1ビットだけ下方にずらす(ステップ
S64)。矩形領域が検索範囲内であるとき(ステップ
S65;越えない)、ステップS62に移行し、再度、
矩形領域内に在りビットが含まれているかどうかが判別
される。矩形領域が検索範囲を越えるとき(ステップS
65;越える)、適当な矩形領域がないことを返す(ス
テップS66)。
【0044】このような矩形領域の検索では、開始位置
に近い矩形領域が採用されるため、文字列は対象図形に
近い位置に表記される。この結果、図面は読み手にとっ
て読みやすくなる。
【0045】
【発明の効果】本発明による図面作画装置及び図面作画
方法は、自動に図面に図形に対応する属性情報を表記す
ることができる。この結果、設計者の手間を省き、速く
図面を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による図面作画装置の実施の形
態を示す概念図である。
【図2】図2は、本発明による図面作画方法の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図3】図3は、本発明による図面作画方法の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明による図面作画方法の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図5】図5は、本発明による図面作画方法の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明による図面作画方法の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明による図面作画方法の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図8】図8は、本発明による図面作画方法の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図9】図9は、開始位置より上方に矩形領域を検索す
る処理を示すフローチャートである。
【図10】図10は、開始位置より下方に矩形領域を検
索する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…情報処理装置 2…CPU 4…プログラムメモリ部 5…メモリ部 6…入力部 7…ドライバ部 8…プロッタ部 11…作画プログラム 12…領域抽出処理 13…文字列表記処理 14…引き出し線描画処理 15…候補領域採用処理 16…判別処理 S1〜S66…処理ステップ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図面に描画される対象図形に対応する文字
    列が表記される領域を抽出する領域抽出手段と、 前記領域抽出手段により抽出された領域に前記文字列を
    表記する文字列表記手段とを含む図面作画装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記領域抽出手段は、 前記文字列を表記する領域の候補である候補領域を採用
    する領域採用手段と、 前記候補領域が前記図面に描画される図形を含まないと
    き適当であると判別し前記候補領域が前記図形を含むと
    き不適であると判別する判別手段とを含み、 適当である前記候補領域が発見されるまで、前記領域採
    用手段と前記判別手段とは動作しつづけ、 前記領域抽出手段により抽出された領域は、前記適当で
    ある候補領域と一致している図面作画装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記図面は、ビットに分解され、 前記領域は、前記ビットから形成され、 前記ビットは、前記ビット内に前記図形が存在する在り
    ビットまたは前記ビット内に前記図形が存在しない無し
    ビットのいずれかであり、 前記不適である候補領域は、前記在りビットを含み、 前記適当である候補領域は、前記在りビットを含まない
    図面作画装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3のいずれかにおい
    て、 前記領域採用手段は、初期に前記対象図形の中心から前
    記対象図形を含まないように1つの方向にずれた位置に
    前記候補領域を採用する図面作画装置。
  5. 【請求項5】請求項2〜請求項4のいずれかにおいて、 前記候補領域は、前記判別手段により不適であると判別
    された領域から1ビットだけずれている図面作画装置。
  6. 【請求項6】請求項2〜請求項5のいずれかにおいて、 前記領域抽出手段は、前記適当である領域が前記図面に
    存在しないとき、前記対象図形の中心から前記対象図形
    を含まないように1つの方向にずれた位置の領域を抽出
    する図面作画装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、
    更に、 前記文字列と前記対象図形との間に引き出し線を表記す
    る引き出し線描画手段を含む図面作画装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、 前記図形は、属性情報を有し、 前記文字列は前記属性情報の一部分に対応し、 前記属性情報から前記文字列を括り出す括り出し手段を
    更に含む図面作画装置。
  9. 【請求項9】図形が描画されている図面を作成するこ
    と、 前記図形に属する対象図形に対応する文字列が表記され
    る領域の候補である候補領域を採用すること、 前記候補領域内に前記図形が含まれるか含まれないかを
    判別すること、 前記図形が含まれない候補領域に前記文字列を表記する
    こととを含む図面作画方法。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記候補領域を採用することは、前記判別することとと
    もに前記図形が含まれない候補領域が発見されるまで繰
    り返して試行される図面作画方法。
  11. 【請求項11】請求項9または請求項10のいずれかに
    おいて、 前記図面は、ビットに分解され、 前記領域は、前記ビットから形成され、 前記ビットは、前記ビット内に前記図形が存在する在り
    ビットまたは前記ビット内に前記図形が存在しない無し
    ビットのいずれかであり、 前記図形が含まれる候補領域は、前記在りビットを含
    み、 前記図形が含まれない候補領域は、前記在りビットを含
    まない図面作画方法。
  12. 【請求項12】請求項9〜請求項11のいずれかにおい
    て、 前記候補領域は初期的に、前記対象図形の中心から1つ
    の方向にずれた位置に採用される図面作画方法。
  13. 【請求項13】請求項9〜請求項12のいずれかにおい
    て、 新たに採用される前記候補領域は、前記図形を含むと判
    別された候補領域から1ビットだけずれている図面作画
    方法。
  14. 【請求項14】請求項9〜請求項13のいずれかにおい
    て、更に、 前記文字列と前記対象図形との間に、引き出し線を描画
    することを含む図面作画方法。
  15. 【請求項15】請求項9〜請求項14のいずれかに記載
    の図面作画方法をコンピュータに実行させるための図面
    作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
JP2000287686A 2000-09-21 2000-09-21 図面作画装置及び図面作画方法 Pending JP2002099578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000287686A JP2002099578A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 図面作画装置及び図面作画方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000287686A JP2002099578A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 図面作画装置及び図面作画方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002099578A true JP2002099578A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18771401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000287686A Pending JP2002099578A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 図面作画装置及び図面作画方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002099578A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012095691A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波画像処理装置およびプログラム

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61166681A (ja) * 1985-01-18 1986-07-28 Hokkaido Electric Power Co Inc:The 作図の文字自動配置方法
JPH0492974A (ja) * 1990-08-04 1992-03-25 Shinko Electric Ind Co Ltd 自動寸法表示装置
JPH0737116A (ja) * 1993-07-21 1995-02-07 Hitachi Ltd 文字列表示方法と装置および図形情報管理システム
JPH07282074A (ja) * 1994-04-04 1995-10-27 N T T Data Tsushin Kk 二次元図形の指標文字列出力装置
JPH0830415A (ja) * 1994-07-20 1996-02-02 Kyushu Nippon Denki Software Kk シンボルへの付帯情報表示方法およびシンボルへの付帯 情報表示方式
JPH08314993A (ja) * 1995-05-16 1996-11-29 Hitachi Ltd 地図上における引出し線自動作画方法
JPH09146529A (ja) * 1995-09-25 1997-06-06 Hitachi Ltd 文字の表示方法および画像表示装置
JPH10154174A (ja) * 1996-09-24 1998-06-09 Fujitsu Ltd 文字列自動編集システム
JP2000311237A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Ntt Data Corp 注記文字出力方法、地理情報管理システム及び記録媒体
JP2001325311A (ja) * 2000-05-18 2001-11-22 Kubota Corp 管網表示装置
JP2002042148A (ja) * 2000-07-19 2002-02-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The データ配置方法および2次元図面データ処理システム

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61166681A (ja) * 1985-01-18 1986-07-28 Hokkaido Electric Power Co Inc:The 作図の文字自動配置方法
JPH0492974A (ja) * 1990-08-04 1992-03-25 Shinko Electric Ind Co Ltd 自動寸法表示装置
JPH0737116A (ja) * 1993-07-21 1995-02-07 Hitachi Ltd 文字列表示方法と装置および図形情報管理システム
JPH07282074A (ja) * 1994-04-04 1995-10-27 N T T Data Tsushin Kk 二次元図形の指標文字列出力装置
JPH0830415A (ja) * 1994-07-20 1996-02-02 Kyushu Nippon Denki Software Kk シンボルへの付帯情報表示方法およびシンボルへの付帯 情報表示方式
JPH08314993A (ja) * 1995-05-16 1996-11-29 Hitachi Ltd 地図上における引出し線自動作画方法
JPH09146529A (ja) * 1995-09-25 1997-06-06 Hitachi Ltd 文字の表示方法および画像表示装置
JPH10154174A (ja) * 1996-09-24 1998-06-09 Fujitsu Ltd 文字列自動編集システム
JP2000311237A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Ntt Data Corp 注記文字出力方法、地理情報管理システム及び記録媒体
JP2001325311A (ja) * 2000-05-18 2001-11-22 Kubota Corp 管網表示装置
JP2002042148A (ja) * 2000-07-19 2002-02-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The データ配置方法および2次元図面データ処理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012095691A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波画像処理装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5428727A (en) Method and system for registering and filing image data
US7499045B2 (en) Graphics image generation
JPH0786883B2 (ja) 網図または諭理回路図自動生成方法およびそのシステム
US6339439B1 (en) Device for modifying appearance of related display planes
JP2011034204A (ja) コンテンツ読み上げ順序を視覚化するための視覚化プログラム、視覚化方法、及び視覚化装置
JP2002099578A (ja) 図面作画装置及び図面作画方法
US5671427A (en) Document editing apparatus using a table to link document portions
US5727224A (en) Document image processor for inserting and editing bracket symbols and associated text
JP2014126954A (ja) 図面文字配置支援システム
JP4693167B2 (ja) 帳票検索装置、帳票検索方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
CN115048096B (zh) 一种数据结构动态可视化方法和系统
JP2000305933A (ja) 情報検索装置、情報検索方法、及び記憶媒体
US20050229135A1 (en) Apparatus and method for creating circuit diagram, program therefor and recording medium storing the program
JPH10326298A (ja) 3次元モデルデザインレビュー装置
US20040199483A1 (en) Design work assistance apparatus
JP2001282773A (ja) 構造化文書編集装置及び、構造化文書編集方法及び記録媒体
JP2008009678A (ja) 論理図面表示方法、プログラム及び装置
JPH09160961A (ja) ルート最適探索方法
JPH06161728A (ja) フローチャート作成システム
JP2005128265A (ja) 小縮尺配管図形データの作成方法
JP3878174B2 (ja) レコード抽出方法、レコード抽出装置、及びレコード抽出プログラム
JPH06282593A (ja) 引出線作成方法
JP2007048230A (ja) 三次元モデル製品形状自動構築システム及び基本寸法データ表示方法
JP2740506B2 (ja) 画像認識方法
JP5298893B2 (ja) 情報処理装置及び方法、プログラム並びに記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101109