JP2000311237A - 注記文字出力方法、地理情報管理システム及び記録媒体 - Google Patents

注記文字出力方法、地理情報管理システム及び記録媒体

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JP2000311237A
JP2000311237A JP11120451A JP12045199A JP2000311237A JP 2000311237 A JP2000311237 A JP 2000311237A JP 11120451 A JP11120451 A JP 11120451A JP 12045199 A JP12045199 A JP 12045199A JP 2000311237 A JP2000311237 A JP 2000311237A
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Toshihiko Kotake
寿彦 小竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図形における注記文字列を統一的に整理編集
して視認性を良くする注記文字出力方法を提供する。 【解決手段】 図形切出ポリゴン201の上下領域に文
字領域202a,202bを形成し、下半分の図形切出
ポリゴン201aで使用する注記文字は文字領域202
aに表記し、上半分の図形切出ポリゴン201bで使用
する注記文字は、文字領域202bに表記する。各文字
領域201a,201bにおける注記文字の間隔は、注
記箇所の数、その注記箇所に対応する注記文字の数及び
そのサイズに基づいて自動的に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータマッ
ピング技術を用いた地理情報管理システムに係り、より
詳しくは、建物、設備、道路等を表す各種図形の内容を
表す注記文字を適切な領域に整理して表示させる技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】地域毎の道路の配置図形や各道路周辺の
建物等の図形を含む道路図面と、建物等の占用許可関連
情報、道路工事関連情報等の属性データとをマッピング
して管理する道路台帳管理システムがある。この種の道
路台帳管理システムでは、属性データが予めデータベー
ス化されており、例えば建物を含む道路図面を作成する
際に、その建物に関連する属性データを読み出して注記
文字として使用している。具体的には、建物のような注
記箇所から道路図面上の所定位置に引き出した注記線上
にその建物の属性データを表す注記文字を表記し、この
道路図面を必要に応じてプロッタ出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、道路台帳管
理システムでは、道路や建物等を構築するための図形構
築要素(線分データ、ポリゴンデータ等)やそれに対応
する属性データは、レイヤ(層)別に管理されているの
が通常である。そのため、異なるレイヤを重層して使用
した場合に、ある建物(注記箇所)を説明するための注
記文字が他の注記文字と輻輳して図面全体の見やすさを
阻害する場合があった。このような場合は、手作業によ
って注記文字の位置を修正するしかなく、煩わしい作業
を要していた。特に、広範囲の地域の道路図面を管理す
る場合は、注記箇所の数が増えるため、輻輳した場合の
注記文字の位置修正作業に要する作業量と時間が膨大と
なる問題があった。このような問題は、道路台帳管理シ
ステムのみならず、複数のレイヤを重層使用して注記文
字付きの図面を作成するシステムにおいて共通に生じ
る。
【0004】そこで、本発明は、注記文字の視認性を向
上させることができ、且つそのための注記文字の編集の
自動化を可能にする注記文字出力方法を提供することを
その課題とする。本発明の他の課題は、上記注記文字出
力方法の実施に適した地理情報管理システムを提供する
ことにある。本発明の他の課題は、注記文字出力方法を
汎用のコンピュータ装置ないしシステム上で実行する上
で好適となる記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の注記文字出力方法は、所定の出力画面の中央付近に
図形領域を形成し、この図形領域の周辺に所定幅の文字
領域を形成するとともに、この文字領域に向けて当該図
形領域に含まれる注記箇所を起点とする注記線を他の注
記線と交差させずに引き出し、この注記線が指向する文
字領域上の文字形成部位に前記注記箇所とリンクして保
持されている注記文字を自動表記することを特徴とす
る。文字形成部位の位置及び配列順は、例えば、図形領
域を仮想的に複数領域に分割し、分割された各々の領域
に存する注記箇所の数、各注記箇所に対応する注記文字
の延べ段数及び文字サイズに基づいて決定する。
【0006】この方法は、例えば、コンピュータが記録
媒体に記録されたプログラムコードを読みとって下記の
処理を実行することによって具体化される。 (1)所定の出力画面の中央付近に1又は複数の注記箇
所を含む矩形状の図形領域を形成するとともに、当該図
形領域の一対の対向辺の両外側に、各注記箇所とリンク
して保持されている注記文字を配列するための文字領域
を形成する処理、(2)前記対向辺に平行となる仮想中
心線で前記図形領域を二分割し、これにより得られた第
1分割領域及び第2分割領域の各々に存する注記箇所の
数、各注記箇所に対応する注記文字の延べ段数及び文字
サイズに基づいて、各分割領域の外側に形成されている
前記文字領域における文字形成部位の位置及びその配列
順を決定する処理、(3)各分割領域に存する個々の注
記箇所を起点とする注記線をその分割領域の外側の文字
領域に向けて引き出し、この注記線が指向する文字形成
部位に当該注記箇所に対応する注記文字を自動表記する
処理。
【0007】より好ましくは、上記各処理に、前記第1
分割領域及び第2分割領域の各々に存する注記箇所の
数、各注記箇所に対応する注記文字の延べ段数または文
字サイズに応じて各分割領域の相対面積を補正する処理
を含める。また、文字形成部位を、各注記箇所に対応す
る注記文字を文字領域に沿って平行且つ等間隔に配列さ
せる部位とする。さらに、各分割領域に存する複数の注
記箇所からその分割領域の外側に位置する文字領域の文
字形成部位に向けて直線状の仮想注記線を引き、これら
の仮想注記線のうち領域境界線と交わる角度が最小とな
るものを当該文字形成部位に対応する注記箇所からの注
記線として決定する処理を含める。この場合、注記線は
文字形成部位の配列順に決定し、記入していくことにな
る。
【0008】上記課題を解決する本発明の地理情報管理
システムは、1又は複数の注記箇所を含む矩形状の地理
図面の構築要素と個々の注記箇所に対応する属性データ
とを管理する図面管理手段と、所定の出力画面に前記地
理図面を構築するとともに当該地理図面上の注記箇所か
ら注記線を引き出してその注記箇所に対応する属性デー
タを注記文字として表記する図面編集手段とを備えた地
理情報管理システムにおいて、図面編集手段が、前記地
理図面の周辺に所定幅の文字領域を形成するとともに、
この文字領域に向けて当該地理図面に含まれる注記箇所
を起点とする注記線を他の注記線と交差させずに引き出
し、この注記線が指向する文字領域上の文字形成部位に
前記注記箇所に対応する注記文字を自動表記するように
構成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を道路台帳管理シス
テムに適用した場合の実施の形態を説明する。この道路
台帳管理システムは、地理図面の一例となる道路図面を
作成するための各種図形構築要素(線分データ、ポリゴ
ンデータ等)と、各道路図面上の道路周辺に存する占用
物件(その占用が許された物件)の属性データ、例え
ば、物件名、利用目的、占用許可内容等とを管理し、所
定の検索条件に適合する占用物件を含む道路図面をその
占用物件の属性データと共に紙面等によって出力するも
のである。
【0010】この実施形態では、図1に示されるよう
に、台帳要素管理装置10、図面編集装置20、出力装
置30を構内ネットワークNで接続して地理台帳管理シ
ステムを構成している。出力装置30は、例えば、道路
台帳図面を紙面のプロットして出力するプロッタであ
る。
【0011】台帳要素管理装置10は、コンピュータ
(ないしコンピュータシステム)によって実現されるデ
ータベースシステムであり、図面管理テーブル11及び
切り出し方法指定テーブル12を有し、これらのテーブ
ル11,12によって各道路台帳図面及びそれに含まれ
る占用物件の図形構築要素と占用物件毎の属性データと
を管理するものである。
【0012】図面管理テーブル11は、複数のレイヤ構
造を持つ道路台帳図面の図形構築要素をクラス単位ある
いはメッシュ単位で管理している。レイヤとしては、例
えば道路図面枠レイヤ、道路管理区分レイヤ、占用物件
クラス内レイヤ等があり、必要に応じてこれらが単独使
用あるい重層使用されるようになっている。道路図面枠
レイヤを特定する要素としては、道路台帳番号、路線管
理者番号、切出領域の座標値がある。道路管理区分レイ
ヤを特定する要素は、例えば道路台帳番号である。占用
物件クラス内レイヤを特定する要素は、路線管理者番号
等である。各レイヤに存する占用物件に対しては、それ
ぞれ属性データがリンクされて保持されている。
【0013】切出方法指定テーブル12は、後述する図
形切出ポリゴンへの道路台帳図面の切出形態や、属性デ
ータを注記するための注記領域幅・注記文字高・注記文
字幅比・注記文字間隔比等を設定するためのテーブルで
ある。
【0014】図面編集装置20は、例えばグラフィック
ワークステーション(GWS)のような図形処理に適し
たコンピュータ(ないしコンピュータシステム)で構成
されるもので、入出力制御部21、パラメータ指定部2
2、検索処理部23、編集部24、図面出力部25の機
能ブロックを有している。
【0015】入出力制御部21は、操作者との間でやり
とりされる各種データの入出力制御を行うものであり、
パラメータ指定部22は、例えば図面編集過程で処理さ
れるデータの出力先等を規定するためのパラメータを指
定するものである。
【0016】検索処理部23は、台帳要素管理装置10
で管理されている各レイヤの道路台帳枠やそれに含まれ
ている占用物件の図形構築要素、各占有図形に対応する
属性データのうち、操作者が指定した条件に適合する1
または複数レイヤ分だけ索出するものである。
【0017】編集部24は、索出された道路台帳枠等の
構築要素に基づいて道路図面の全体枠である図面台帳枠
ポリゴンや道路図面を構成する各種図形の切り出し範囲
を決定する図形切出ポリゴンを形成する機能、図面台帳
枠ポリゴンや図形切出ポリゴンの補正機能、属性データ
注記用の文字領域形成機能、上記文字領域における注記
文字の編集機能、占用物件からの注記書き出し位置の編
集機能等を有するものである。
【0018】図面出力部25は、編集部24から送られ
る道路図面印刷用データを出力装置30に出力するもの
である。
【0019】なお、上記の台帳要素管理装置10及び図
面編集装置20における各種テーブル11,12,機能
ブロック21〜25等は、各装置10,20を構成する
コンピュータ(あるいはコンピュータシステム)が、所
定のプログラムコードを読み込んで実行することにより
実現される。このプログラムコードは、通常、当該コン
ピュータが備える固定型記録媒体(ハードディスク等)
に格納され、そのコンピュータのCPUに随時読み取ら
れて実行されるようになっている。但し、コンピュータ
の稼働時に上記機能ブロック等が形成されていれば本発
明を実施することができるので、その記録形態は任意で
あって良い。例えば、コンピュータとは分離可能なCD
−ROMやFD等の可搬性記録媒体、あるいはネットワ
ークに接続されたプログラムサーバ等に記録され、使用
時に読み込まれて、上記の固定型記録媒体にインストー
ルされて随時実行に供されるようにしても良い。
【0020】また、上記各種テーブル11,12、機能
ブロック21〜25及びそれによる処理は、コンピュー
タが搭載したオペレーティングシステム(OS)や他の
アプリケーションプログラムにその一部を代行させた
り、あるいはOS等の機能を一部利用することによって
実現されるものであっても良い。この場合は、上記プロ
グラムコードと共に、あるいはプログラムコード内にO
S等の機能の一部を呼び出すためのコード情報を上記可
搬性記録媒体等に記録しておく。
【0021】次に、上記のように構成される道路台帳管
理システムの動作、特に、図面編集の際の注記文字の出
力方法を具体的に説明する。この場合の図面編集装置2
0における処理手順の概要を図2、その詳細手順を図3
及び図4に示す。
【0022】図2を参照し、検索処理部23は、操作者
から指定された道路台帳番号に適合する道路台帳枠の図
形構築要素を台帳要素管理装置10より取り込む(ステ
ップS101)。編集部24は、取り込んだ図形構築要
素から図面台帳枠ポリゴンを作成する(ステップS10
2)。
【0023】ここでは、便宜上、以下の手順で、図5に
示されるような矩形状の図面台帳枠ポリゴン200を作
成する。まず、出力画面の任意の角点a(図5参照、座
標:xa,ya)を始点とする長さWxの線分を水平方
向の他の角点b(座標:xb,yb)まで引く(線分a-
b)。これを下辺とする。また、上記角点aを始点とす
る長さWyの線分を下辺と垂直となる方向の角点d(座
標:xd,yd)まで引き(線分a-d)、これを左側線
とする。同様に、角点bを始点とする長さWyの線分
を、下辺と垂直となる方向の角点c(座標:xc,y
c)まで引き(線分b-c)、これを右側線とする。最後
に、角点cを始点とする長さWxの線分を水平方向の角
点dまで引き(線分c-d)、これを上辺とする。このよ
うにして、4つの角点a‐b‐c‐dで特定される図面
台帳枠ポリゴン200を作成する。
【0024】次に、下辺を上辺方向に長さLだけ仮想的
に平行移動した線分の図面台帳枠ポリゴン200との交
点をa’,b’、上辺を下辺方向に長さLだけ仮想的に
平行移動した線分の台帳枠ポリゴンとの交点をc’,
d’とし、「a'-b'-c'-d'-a’」で特定される図形
切出ポリゴン201と、「a-a'-b'-b」で特定され
る第1文字領域202aと、「c-c'-d'-d」で特定
される第2文字領域202bとを形成する(ステップS
103)。なお、各交点a’,b’,c’,d’は、作
成すべき道路図面のサイズや属性データの文字数等に応
じて適宜修正することができる。角点a,b,c,dの
座標が変更される場合もある。
【0025】図2に戻り、編集部24は、当該道路台帳
枠内の地理を表すレイヤの図形構築要素を上記図形切出
ポリゴン201内に切り出す(ステップS104)。こ
のとき、必要に応じて図形構築要素を編集して図形の回
転、拡大、縮小等を行う。また、例えば路線管理者番号
等のような検索条件をもとに占用物件の図形構築要素及
びその属性データを台帳要素管理装置10より取り込む
(ステップS105)。そして、その占用物件を図形切
出ポリゴン201にマッピングするとともに、各占用物
件に対応する属性データ(注記文字)をレイヤデフォル
ト定義に従って注記する(ステップS106)。図5に
示した図面台帳枠ポリゴン200内の道路図面は、この
ようにして作成されたものである。
【0026】図5に示されるとおり、各占用物件の属性
データを表す注記文字が図形切出ポリゴン201内に各
図形と混在しており、注記対象となる占用物件の数によ
っては、注記線が錯綜したり注記文字が重なったりし
て、図面全体の見やすさが阻害されてしまう。そこで、
編集部24では、注記対象となる占用物件の数や注記文
字の段数、文字サイズ等をパラメータとし、図5の図面
台帳枠ポリゴン200を図7のように注記文字が整理さ
れた図面台帳枠ポリゴン200’に編集する(ステップ
S107)。編集された図面台帳枠ポリゴン200’の
データ、つまり図面印刷用のデータは、図面出力部25
を通じて出力装置30に送られ、ここでプロッタ図面と
して出力される(ステップS108)。
【0027】次に、上記ステップS107における図面
編集処理の詳細内容を図3の手順説明図及び図5を参照
して説明する。まず、図5の図面台帳枠ポリゴン200
の角点a‐dの中点eと、角点b‐cの中点fとの間に
仮想中心線210を引き、図形切出ポリゴン201を
「a'‐b'‐f‐e‐a'」で特定される第1図形切出
ポリゴン201aと、「e-f-c'-d'‐e」で特定さ
れる第1図形切出ポリゴン201bとに二分割する(ス
テップS201)。
【0028】次に、第1図形切出ポリゴン201a内で
注記対象となる占用物件の数(Ta)及びそれらの占用
物件の属性データを注記する際の注記文字の延べ段数
(La)、第2図形切出ポリゴン201b内で注記対象
となる占用物件の数(Tb)及びそれらの占用物件の属
性データを注記する際の注記文字の延べ段数(Lb)、
文字サイズ、例えば文字の高さを導出する(ステップS
202)。延べ段数を考慮するのは、一つの占用物件に
対する注記文字が1段表記だったり、複数段表記になっ
たりする場合があるためである。
【0029】注記文字の高さに文字表記の上下マージン
を加えたサイズを「SH」として、各図形切出ポリゴン
201a,201b内に存する占用物件に対する注記文
字を、それぞれ文字領域202a,202bに注記でき
るかどうかを調べる(ステップS203)。いずれか一
方の文字領域202a,202b内において注記し切れ
ないことがわかり、且つそれが補正可能である場合は仮
想中心線210の位置を移動させて各図形切出ポリゴン
の面積を補正する(ステップS203:No、S204:
Yes、S205)。具体的には、段数Laと文字サイズ
SHとの乗算値が図面台帳枠ポリゴン200の水平幅W
xより大きいかどうかを調べ、大きい場合は、Wx以下
になるまで仮想中心線210を下辺方向に平行移動し、
第1図形切出ポリゴン201aの面積を相対的に小さく
する。つまり、第1図形切出ポリゴン201a内で注記
対象となっていた占用箇所のいくつかを第2図形切出ポ
リゴン201bの方で注記対象となるように調整する。
同様に、段数Lbと文字サイズSHとの乗算値がWxよ
りり大きい場合は、Wx以下になるまで仮想中心線21
0を上辺方向に平行移動し、第2図形切出ポリゴン20
1bの面積を相対的に小さくする。
【0030】補正後もLa・SH>Wxで、Lb・SH
>Wxとなる場合、つまり、仮想中心線210の位置を
補正しても注記文字用の領域を確保できない場合は、そ
の旨を出力して処理を終える(ステップS204:N
o)。
【0031】注記文字用の領域を確保できる場合は、第
1文字領域202a及び第2文字領域202b内におけ
る注記文字の配列間隔SPa、SPbを、それぞれ下式
により算出する(ステップS206)。 SPa=(Wx-La・(SH))/(Ta+1) SPb=(Wx-Lb・(SH))/(Tb+1) これらの式は、注記文字の配列間隔を平行且つ等間隔に
するための式であり、分母に「+1」を加算するのは、
最初または最後の部位の注記文字を含むすべての注記文
字において左右の余白を確保するためである。
【0032】次に、各文字領域202a,202bの文
字形成部位に向けて、対象となる占用物件の注記書き出
し位置から注記線を引き出し、この注記線が指向する部
位に、その占用物件についての属性データである注記文
字を表記する(ステップS207)。このとき、すべて
の注記線が他の注記線と重ならないようにするため、図
4に示すような手順で注記線決定処理を行う。
【0033】すなわち、図5の線分a'-b'上で角点
b’を起算に上記配列間隔SPaだけ離れた部位を最初
の部位として位置決めする(ステップS301)。この
最初の部位をta1とする。図6(a)はこの部位ta1の
位置関係を示したものである。次に、この部位ta1と第
1図形切出ポリゴン201a内に存在するすべての占有
物件の注記書き出し点との間に直線状の仮想注記線を引
く。図6(a)を参照すると、第1図形切出ポリゴン2
01aには、5つの注記書き出し点da1,da2,・・・da5
がある。これらの仮想注記線のうち領域境界線(X座標
軸)と交わる角度が反時計方向で最小となるものを採用
すべき注記線として決定し、この注記線が引き出された
注記書き出し点(図示の例ではda1)を当該部位ta1に
対応する注記書き出し点とする(ステップS302)。
その後、その部位ta1から下辺方向に注記線を延ばす
(ステップS303)。注記文字は、この下辺方向に延
びた注記線で特定される領域に、他の注記文字と同じ向
きで同一的に表記されることになる。
【0034】決定すべき次の注記線がある場合、つま
り、他の注記書き出し点がある場合は(ステップS30
4:No)、線分a'-b'上でta1からの距離がSPa+
SH・Lamとなる部位ta2(但し、Lamは、ta1におけ
る注記文字の段数)を位置決めし(ステップS30
5)、位置決めした部位ta2に対してステップS302
及びステップS303の処理を行い、当該部位ta2とそ
れに対応する注記書き出し点とを結ぶ注記線を決定す
る。対象となるすべての注記線が決定された時点で処理
を終える(ステップS304:Yes)。これにより、図
6(b)に示されるように、上記配列順に文字形成部位
と占用物件とを結ぶ注記線が順次記入されていく。
【0035】文字領域202bについても同様の手順
で、線分c'-d'上の部位tb1,tb2,tb3と注記書き
出し点db1,db2,db3との間の注記線を決定し、記入
していく。このようにして図7に示したような図面台帳
枠ポリゴン200’が得られる。この図7の図面台帳枠
ポリゴン200’を図5の図面台帳枠ポリゴン200と
比較すると、すべての注記線が交差することなく記入さ
れ、注記文字が文字領域202a,202bに平行且つ
間隔に整然と配列されているため、非常に見やすくなっ
ている。
【0036】このように、本実施形態の道路台帳管理シ
ステムでは、第1図形切出ポリゴン201a内の占用物
件に対する注記文字は第1文字領域202aに表記し、
第2図形切出ポリゴン201b内の占用物件に対する注
記文字は第2文字領域202bに表記するとともに、各
文字領域202a,202bにおける注記文字の配列間
隔をそのサイズ及び延べ段数に基づいて決定するように
したので、道路図面の視認性を格段に良くすることがで
きる。また、このような注記文字の編集が自動的になさ
れ、注記文字入力の際のレイヤを参照する必要がなくな
るため、道路台帳管理に要する処理時間も著しく短縮す
ることができるようになる。
【0037】なお、本実施形態では、矩形状の図形切出
ポリゴン201の一対の対向辺の両外側に文字領域20
2a,202bを形成する場合の例を示したが、図形切
出ポリゴンは矩形以外のものであっても良く、また、文
字領域は、注記文字を表記する上で十分なスペースを確
保することができれば、図形切出ポリゴンの周辺のいず
れかに形成しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、図形領域の周辺の文字領域に注記箇所とリン
クして保持されている注記文字が統一的な形態で表記さ
れるため、図形編集の省力化が図れるとともに、図形の
視認性が向上するという、特有の効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した道路台帳管理システムの構成
図。
【図2】本実施形態による注記文字出力方法の手順概要
図。
【図3】注記書き出し点の移動と注記線及び注記文字の
整理とを行う際の手順説明図。
【図4】注記線の決定処理の手順説明図。
【図5】注記文字や注記線を整理する前の状態を示す図
面台帳枠ポリゴンの説明図。
【図6】(a)は他のものと交差しないようにするため
の注記線の決定原理を示した図、(b)は実際に記入さ
れた注記線を示した図。
【図7】注記文字や注記線を整理した後の状態を示す図
面台帳枠ポリゴンの説明図。
【符号の説明】
10 台帳要素管理装置 11 図面管理テーブル 12 切り出し方法指定テーブル 20 図面編集装置 21 入出力制御部 22 パラメータ指定部 23 検索処理部 24 編集部 25 図面出力部 30 出力装置 200、200’図面台帳枠ポリゴン 201、201a、201b 図形切出ポリゴン 202a,202b 文字領域 210 仮想中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB06 HC27 HC28 5B046 DA01 FA09 GA01 5B050 BA17 BA20 CA07 FA02 5B075 ND06 PQ02 PQ32 PQ65 PQ69 UU14 9A001 FF03 HH24 HH25 HH28 JJ11 KK31

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の出力画面の中央付近に図形領域を
    形成し、この図形領域の周辺に所定幅の文字領域を形成
    するとともに、この文字領域に向けて当該図形領域に含
    まれる注記箇所を起点とする注記線を他の注記線と交差
    させずに引き出し、この注記線が指向する文字領域上の
    文字形成部位に前記注記箇所とリンクして保持されてい
    る注記文字を自動表記することを特徴とする、 注記文字出力方法。
  2. 【請求項2】 前記図形領域を仮想的に複数領域に分割
    し、分割された各々の領域に存する注記箇所の数、各注
    記箇所に対応する注記文字の延べ段数及び文字サイズに
    基づいて前記文字形成部位の位置及び配列順を決定する
    ことを特徴とする、 請求項1記載の注記文字出力方法。
  3. 【請求項3】 所定の出力画面の中央付近に1又は複数
    の注記箇所を含む矩形状の図形領域を形成するととも
    に、当該図形領域の一対の対向辺の両外側に、各注記箇
    所とリンクして保持されている注記文字を配列するため
    の文字領域を形成する処理、 前記対向辺に平行となる仮想中心線で前記図形領域を二
    分割し、これにより得られた第1分割領域及び第2分割
    領域の各々に存する注記箇所の数、各注記箇所に対応す
    る注記文字の延べ段数及び文字サイズに基づいて、各分
    割領域の外側に形成されている前記文字領域における文
    字形成部位の位置及びその配列順を決定する処理、 各分割領域に存する個々の注記箇所を起点とする注記線
    をその分割領域の外側の文字領域に向けて引き出し、こ
    の注記線が指向する文字形成部位に当該注記箇所に対応
    する注記文字を自動表記する処理、 をコンピュータ上で実行することを特徴とする、注記文
    字出力方法。
  4. 【請求項4】 前記第1分割領域及び第2分割領域の各
    々に存する注記箇所の数、各注記箇所に対応する注記文
    字の延べ段数または文字サイズに応じて各分割領域の相
    対面積を補正する処理を含む、 請求項3記載の注記文字出力方法。
  5. 【請求項5】 前記文字形成部位が、各注記箇所に対応
    する注記文字を文字領域に沿って平行に配列させる部位
    であることを特徴とする、 請求項3記載の注記文字出力方法。
  6. 【請求項6】 前記配列の間隔が等間隔であることを特
    徴とする、 請求項5記載の注記文字出力方法。
  7. 【請求項7】 各分割領域に存する複数の注記箇所から
    その分割領域の外側に位置する文字領域の文字形成部位
    に向けて直線状の仮想注記線を引き、これらの仮想注記
    線のうち領域境界線と交わる角度が最小となるものを当
    該文字形成部位に対応する注記箇所からの注記線として
    決定する処理を含む、 請求項3記載の注記文字出力方法。
  8. 【請求項8】 前記注記線を前記文字形成部位の配列順
    に順次決定していくことを特徴とする、請求項7記載の
    注記文字出力方法。
  9. 【請求項9】 1又は複数の注記箇所を含む矩形状の地
    理図面の構築要素と個々の注記箇所に対応する属性デー
    タとを管理する図面管理手段と、所定の出力画面に前記
    地理図面を構築するとともに当該地理図面上の注記箇所
    から注記線を引き出してその注記箇所に対応する属性デ
    ータを注記文字として表記する図面編集手段とを備えた
    地理情報管理システムにおいて、 図面編集手段が、 前記地理図面の周辺に所定幅の文字領域を形成するとと
    もに、この文字領域に向けて当該地理図面に含まれる注
    記箇所を起点とする注記線を他の注記線と交差させずに
    引き出し、この注記線が指向する文字領域上の文字形成
    部位に前記注記箇所に対応する注記文字を自動表記する
    ように構成されていることを特徴とする、地理情報管理
    システム。
  10. 【請求項10】 前記図面編集手段は、前記図形領域を
    仮想的に複数領域に分割し、分割された各々の領域に存
    する注記箇所の数、各注記箇所に対応する注記文字の延
    べ段数及び文字サイズに基づいて前記文字形成部位の位
    置及び配列順を決定するように構成されていることを特
    徴とする、 請求項9記載の地理情報管理システム。
  11. 【請求項11】 所定の出力画面の中央付近に1又は複
    数の注記箇所を含む矩形状の図形領域を形成するととも
    に、当該図形領域の一対の対向辺の両外側に、各注記箇
    所とリンクして保持されている注記文字を配列するため
    の文字領域を形成する処理、 前記対向辺に平行となる仮想中心線で前記図形領域を二
    分割し、これにより得られた第1分割領域及び第2分割
    領域の各々に存する注記箇所の数、各注記箇所に対応す
    る注記文字の延べ段数及び文字サイズに基づいて、各分
    割領域の外側に形成されている前記文字領域における文
    字形成部位の位置及びその配列順を決定する処理、 各分割領域に存する個々の注記箇所を起点とする注記線
    をその分割領域の外側の文字領域に向けて引き出し、こ
    の注記線が指向する文字形成部位に当該注記箇所に対応
    する注記文字を自動表記する処理、 をコンピュータに実行させるためのプログラムコードが
    記録された、コンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099578A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 図面作画装置及び図面作画方法
JP2015088057A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 富士通株式会社 表示プログラム、補助情報自動配置装置、及び方法
JP2015222490A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 前田建設工業株式会社 チェックシート作成システム、及びチェックシート作成方法

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