JP2007233455A - レイアウトエディタ装置、配線表示方法、及び配線表示プログラム - Google Patents

レイアウトエディタ装置、配線表示方法、及び配線表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007233455A
JP2007233455A JP2006050787A JP2006050787A JP2007233455A JP 2007233455 A JP2007233455 A JP 2007233455A JP 2006050787 A JP2006050787 A JP 2006050787A JP 2006050787 A JP2006050787 A JP 2006050787A JP 2007233455 A JP2007233455 A JP 2007233455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
display
output terminal
input terminal
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006050787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4644614B2 (ja
Inventor
Ikuko Murakawa
郁子 村川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006050787A priority Critical patent/JP4644614B2/ja
Priority to US11/419,909 priority patent/US7353482B2/en
Publication of JP2007233455A publication Critical patent/JP2007233455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4644614B2 publication Critical patent/JP4644614B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level
    • G06F30/394Routing

Abstract

【課題】ネットの論理的な接続及び構造が分かり易い表示形式で、エラー解消のための変更作業に必要なレイアウトに関連する情報を表示する配線表示方法を提供する。
【解決手段】1つの出力端子と第1の入力端子との間を繋ぐ第1の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、第1の方向のみに延展するように繋げていくことで第1の配線を直線として描画し、更に、描画された第1の配線上の分岐点の位置を示すマークを描画し、分岐点と第2の入力端子との間を繋ぐ第2の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、第1の配線上の分岐点から第1の方向に垂直な第2の方向に所定距離だけずれた位置から第1の方向のみに延展するように繋げていくことで第2の配線を直線として描画する各段階を含むことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、一般に計算機利用設計装置及びレイアウト表示方法に関し、詳しくはレイアウトエディタ装置及び配線表示方法に関する。
近年のLSI設計では、半導体集積回路の微細化に伴い、タイミングエラーやクロストークノイズ等の回路特性の修正を目的として、レイアウト設計段階において論理設計・物理設計を適宜変更することが不可避となっている。その際、タイミングやクロストーク等の影響を考慮した配置配線ツールによって、回路特性を自動修正できる場合もあるが、レイアウトエディタを使用して人手で修正することが必要になる場合もある。
エラーを確実に収束させるためには、修正対象以外への影響を最小限に抑える必要がある。このような点を考慮しながら、レイアウト設計者は、詳細配線後にレイアウトエディタを使ってセルのリサイズを行ったり、配線経路の近辺に1入力1出力のセル(Trueバッファ或いは2個のInverterバッファ)を挿入するとともに配線を部分的に削除して繋ぎ変えたりする必要がある。
例えばTrueバッファを挿入する場合には、レイアウト設計者は、以下に示すような手順に従い処理を行う。(1)何れのネットにバッファを挿入するかを決定する。(2)ネットリスト上の何処(論理的位置)にバッファを挿入するかを決定する。(3)レイアウト中のどの辺り(物理的位置)にバッファを挿入するかを決定する。(4)挿入するバッファの特性を決定する(選択する)。(5)変更を反映させる(論理変更するとともに、挿入したバッファを配置する)。(6)挿入したバッファに繋がるネットを配線し、配線のエラーを取り除く。
上記各ステップで具体的に必要な作業は、以下のようになる。まず例えば図1のように、配線セグメント10、11、12、及び13を含み、セットアップエラーが存在するパス14を含むネットのレイアウトが、レイアウトエディタにより画面表示される。上記手順の(1)において、レイアウト設計者は、パス14のうち配線セグメント12の部分の遅延が大きいと判断し、この部分を含むネットを図2に示すように、レイアウトエディタにより画面表示させる。図2において、一連の繋がった実線で表示されるネット15が、バッファ挿入対象のネットである。
次に、手順の(2)では、レイアウト設計者は、図2のように画面表示されたレイアウトを見ながらネットの論理構造(各セルの論理的な接続構造)を考えて、バッファを挿入する論理的位置を決定する。例えば、ネット部分16に対応する位置を、バッファ挿入位置として選択する。この際、レイアウト設計者は、挿入するバッファを既存のセルの何れのピンに繋げるのかを決める必要がある。
手順の(3)では、図2のように画面表示されたレイアウトにおいて、ネット部分16にバッファを挿入するために、具体的にバッファを配置する物理的な位置(表示レイアウト図中の二次元的な座標)を決定する。この際、挿入ポイント及びその近辺にバッファを挿入し配線するスペースがあることが求められるので、レイアウト設計者は、レイアウトエディタからそれらの情報を読み取らなければならない。また手順(5)のために、レイアウト設計者は挿入ポイントの座標を覚えておかなければならない。
手順の(4)では、挿入するバッファの特性を決定する(選択する)。この選択したバッファを挿入ポイントに挿入することにより、結果としてタイミングエラーが軽減しなければならないが、挿入するバッファの特性についての判断は専らレイアウト設計者の経験に頼ることになる。
手順の(5)では、図2のように画面表示されたレイアウトにおいて、図3左側に示すようにバッファ17を配置する。手順の(6)では、図2のように画面表示されたレイアウトにおいて、図3中央に示すように既存配線を挿入ポイントの近くで切り取り、不要部分18を削除する。その後、図3右側に示すように、新しいネット19を削除部分に似せてマニュアルで配線する。更には、切り取りポイントからピンまでの引き込み部分や、マニュアル配線で省略した部分を配線ツールにより修復する必要がある。
上記のような手順により論理設計及び物理設計を変更する方法は、以下に説明するような問題がある。まず、図2のように画面表示されるレイアウトを見て、ネットの論理構造等を考えなければならないので、ネットの論理的な接続が分かり難く、設計変更の戦略を決定するのに時間がかかる。即ち、レイアウトエディタによるネット表示では、配線接続の概略を瞬時に把握することが困難なために、戦略を具体化するのに時間がかかる。
また更には、セルを挿入する場所を決めるのに時間がかかるという問題がある。即ち、セルを挿入するための空きスペースを目視で見つける必要があるとともに、配置座標を指定する際にレイアウトの規約に従った合法的な座標を求める必要があり、これらの作業に手間と時間がかかる。
また、挿入セルの種類や挿入位置の組み合わせに対して良し悪しを示す指標が提示されないので、失敗した場合に再度やり直しをする必要がある。即ち、挿入するセルの特性(駆動能力や負荷容量等)と前段或いは次段のセルまでの距離やその特性との組み合わせが、新たなエラーを起こさないかどうかを見積もる手段がない。
また、挿入するセルの特性及び挿入座標が決定しても、セル挿入を反映するように論理設計データ及び物理設計データを修正するコマンドを、手作業で作成する必要があるという問題がある。即ち、このようなコマンドを作成する作業を支援する仕組みが、レイアウトエディタに組み込まれていない。従って、セル挿入コマンドの手作業での作成に時間がかかり、誤りが混入するおそれがある。
また更には、新規に追加したネットに対して元の配線を再利用できる仕組みがレイアウトエディタに組み込まれていないという問題がある。従って、手作業で配線を復元する必要があり、手間と時間がかかってしまう。
以上を鑑みて本発明は、ネットの論理的な接続及び構造が分かり易い表示形式で、エラー解消のための変更作業に必要なレイアウトに関連する情報を表示する配線表示方法及びレイアウトエディタ装置を提供することを目的とする。
レイアウトエディタ装置は、プログラム、回路の論理設計データ、及び該回路のレイアウトデータを格納するデータメモリと、表示画面の表示データを格納するイメージフレームメモリと、該メモリに格納された該プログラムに基づき該論理設計データ及び該レイアウトデータに対して処理を行う演算処理ユニットを含み、該演算処理ユニットは、該プログラムを実行することにより、着目ネットを構成する少なくとも1つの出力端子、1つ又は複数の入力端子、各配線セグメント、及び該各配線セグメントの物理的長さ及び物理的幅を示す着目ネットデータを該データメモリの該レイアウトデータから抽出し、該着目ネットデータに基づいて該イメージフレームメモリに表示画面を描画する際に、該着目ネットの1つの出力端子を描画し、該1つの出力端子と該1つ又は複数の入力端子のうちの第1の入力端子との間を繋ぐ第1の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該1つの出力端子から第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第1の配線を直線として描画し、該1つの出力端子から延びる該第1の配線の終端に該第1の入力端子を描画し、該1つの出力端子に結合される第2の入力端子がある場合には、該直線として描画された第1の配線上の分岐点の位置を示すマークを描画し、該分岐点と該第2の入力端子との間を繋ぐ第2の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該第1の配線上の該分岐点から該第1の方向に垂直な第2の方向に所定距離だけずれた位置から該第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第2の配線を直線として描画し、該ずれた位置から延びる該第2の配線の終端に該第2の入力端子を描画することを特徴とする。
配線表示方法又は配線表示プログラムは、着目ネットの1つの出力端子を表示画面に描画し、該1つの出力端子と第1の入力端子との間を繋ぐ第1の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該1つの出力端子から第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第1の配線を直線として描画し、該1つの出力端子から延びる該第1の配線の終端に該第1の入力端子を描画し、該1つの出力端子に結合される第2の入力端子がある場合には、該直線として描画された第1の配線上の分岐点の位置を示すマークを描画し、該分岐点と該第2の入力端子との間を繋ぐ第2の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該第1の配線上の該分岐点から該第1の方向に垂直な第2の方向に所定距離だけずれた位置から該第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第2の配線を直線として描画し、該ずれた位置から延びる該第2の配線の終端に該第2の入力端子を描画する各段階を含むことを特徴とする。
本発明の少なくとも1つの実施例においては、着目ネットの入出力端子と配線セグメントとを上記のように表示することにより、レイアウトを検討する際に重要な要素である信号の伝搬距離(配線長)を、表示画面上の第1の方向の位置に一対一に対応付けている。従って、各出力端子から各入力端子までの配線長を容易に画面表示から読み取ることが可能になるとともに、各配線の長さを互いに比較することも極めて容易となる。また配線の各分岐点について、信号の伝搬距離として把握される絶対的な位置及び相対的な位置関係を、容易に読み取ることができる。また更には、何れの出力端子(ドライバ)が何れの入力端子を駆動しているか、また着目した1つの出力端子(ドライバ)が幾つの入力端子を駆動しているかを、配線表示から容易に読み取ることができる。このようにネット配線の接続及び構造を分かりやすく表示して、論理変更及び物理変更に関する戦略を決定するまでの時間を短縮することが可能となる。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図4は、本発明による配線表示の一例を示す図である。図4に示すように、本発明によるレイアウトエディタは、配線表示20を表示装置の画面上に表示する。この配線表示20は、レイアウトエディタが画面上に表示する図5に示す通常のレイアウト表示とは別に提示されるものである。例えば、表示装置の画面上に図5のレイアウト表示をするウィンドウを提示するとともに、配線表示20を表示するウィンドウを提示するようにすればよい。この際、適宜何れかのウィンドウを選択して画面前面に移動させる等、通常のウィンドウ動作が可能であるように構成してよい。
図5のレイアウト表示において、着目ネット(変更対象のネット)は、配線セグメント21乃至34、出力端子40、及び入力端子41乃至43を含む。図中、出力端子40や入力端子41〜43を含む矩形部分は、セル(トランジスタや論理ゲート等の回路素子)を示す。図5のレイアウト表示に示される配線セグメント21乃至34、出力端子40、及び入力端子41乃至43が、図4の配線表示20に表示される配線セグメント21乃至34、出力端子40、及び入力端子41乃至43に対応する。
図4に示す配線表示20は、実際のレイアウト要素の中から入出力端子と配線セグメントだけを取り出して表示する。この際、表示領域の一方の側(この例では図面左側)に出力端子40を表示し、1つの出力端子40から延びる1つの配線を構成する複数の配線セグメント21乃至26を、第1の方向(この例では水平方向)に一直線に繋げて並べるように表示する。この一直線に繋げられた複数の配線セグメント21乃至26の終端に、入力端子41を表示する。異なる端子間を接続する異なる配線は、第1の方向とは垂直な第2の方向(この例では垂直方向)に、位置をずらして表示する。即ち、全ての配線は第1の方向に延び、第2の方向に並べて表示される。配線の途中に分岐がある場合には、分岐を示すマーク45及び46を表示し、分岐から先の配線セグメント27〜33及び34を分岐元の配線セグメントとは別の行に表示する。
各配線セグメント21乃至33の長さは実寸に比例する長さで表現する。また配線セグメント21乃至33の幅は、他の配線セグメントの幅と相対的に比較可能な方法で表現する。この配線表示20においては、配線の実際の延展方向、同一セル内の端子間の距離、及びビアの存在は無視される。
本発明においては、着目ネットの入出力端子と配線セグメントとを図4のように表示することにより、レイアウトを検討する際に重要な要素である信号の伝搬距離(配線長)を、水平方向(第1の方向)の位置に一対一に対応付けている。従って、各出力端子から各入力端子までの配線長を容易に画面表示から読み取ることが可能になるとともに、各配線の長さを互いに比較することも極めて容易となる。また配線の各分岐点について、信号の伝搬距離として把握される絶対的な位置及び相対的な位置関係を、容易に読み取ることができる。また更には、何れの出力端子(ドライバ)が何れの入力端子を駆動しているか、また着目した1つの出力端子(ドライバ)が幾つの入力端子を駆動しているかを、配線表示から容易に読み取ることができる。このようにネット配線の接続及び構造を分かりやすく表示して、論理変更及び物理変更に関する戦略を決定するまでの時間を短縮することが可能となる。
本発明の配線表示20では、図4に示されるように、配線層毎に異なる表示形態を用いて配線セグメントを表示することにより、各配線セグメント21乃至34が配置される配線層を容易に把握できるように構成してよい。この際、異なる表示形態としては、例えば異なる色、異なる階調、又は異なるテクスチャに表示する等が考えられる。このように各配線セグメントの配線層を示すことで、上層に配置される配線セグメントについては入出力端子との接続に関してビアを使用する必要があることが、画面表示から容易に読み取れる。レイアウト設計者は、この情報を考慮しながら、論理変更及び物理変更を行うことができる。
図6は、配線表示20の変形の一例を示す図である。例えば、図4の配線表示20が表示されているウィンドウで、何らかの操作(キー入力、マウスによる所定のボタンのクリック等)を行うと、その操作に応じて、配線表示20が図6に示されるものに変更されるよう構成してよい。或いは、図4の配線表示20のウィンドウに加え、新たに図6の配線表示20を表示するウィンドウが提示されるように構成してよい。
図6の配線表示20においては、各配線セグメントが、対応する連続空きスペースの量に応じて異なる表示形態で表示される。異なる表示形態としては、例えば異なる色、異なる階調、又は異なるテクスチャに表示する等が考えられる。図6の例では、連続空きスペースが0の場合、1から5の場合、6から10の場合、及び11以上の場合に場合分けして、表示形態を異ならせてある。
連続空きスペースは、以下に説明するように、新たにセルを挿入することができる空きスペースの大きさを示すものである。従って、図6のような配線表示20とすることで、レイアウト設計者は、どの程度の大きさのセルを何れの配線セグメントの位置に挿入することができるかを、表示画面から容易に読み取ることができる。
図7は、連続空きスペースについて説明するための図である。図7には、セル配置平面(基板拡散層)におけるセルの配置状況を示す。セル配置平面は、縦横に並べられた複数の配置単位領域に分割されている。図示される部分の6つの配置単位領域が配置単位領域51乃至56として示される。ここで配置単位領域とは、ある配線セグメント上のある点に新たにセルを挿入する場合に、新たに挿入するセルを配置する位置として適切な、配線セグメント上のその点の近傍領域である。
配置単位領域51は、最大連続空きスペース61を有する。最大連続空きスペース61は、配置単位領域51内の連続空きスペースのうちで最大長のものである。同様に、配置単位領域52乃至55は、それぞれ最大連続空きスペース62乃至65を有する。なお配置単位領域56には、連続空きスペースが存在しない。
図8は、連続空きスペースを管理するためのデータの一例を示す図である。図8に示すように、各配置単位領域には領域番号が割り当てられ、この領域番号で管理される。図7に示されるように、例えば配置単位領域51乃至56は、領域番号として1乃至6が割り当てられる。
図8に示すように、各領域番号には、最大連続空きスペースが一対一に対応付けられている。この例では、領域番号1の配置単位領域の最大連続空きスペースの大きさは、5つ分の単位スペースの大きさに等しい。これは図7において、配置単位領域51の最大連続空きスペース61の長さが、単位スペース5つ分ということである。同様に、領域番号2の配置単位領域の最大連続空きスペースの大きさは、7つ分の単位スペースの大きさに等しい。これは図7において、配置単位領域52の最大連続空きスペース62の長さが、単位スペース7つ分ということである。以下同様に、領域番号3乃至6の配置単位領域について、最大連続空きスペースの大きさは、それぞれ9、18、10、0個分の単位スペースの大きさに等しい。
図9は、レイアウトエディタのライブラリとして用意されるライブラリセルを管理するためのデータ例である。図9に示されるように、ライブラリ番号1乃至6のライブラリセルは、それぞれ4、8、16、12、12、及び8の大きさである。従って、例えば図8の領域番号3の配置単位領域の最大連続空きスペースは9であるので、この配置単位領域には、ライブラリ番号1、2、及び6のライブラリセルを配置することができるが、その他のライブラリ番号3、4、及び5は配置することができない。即ち、着目した配線セグメントが領域番号3の配置単位領域53に位置している場合、この着目配線セグメント上の点で挿入可能なセルは、ライブラリ番号1、2、及び6のライブラリセルである。
図10は、配線表示20の変形の別の一例を示す図である。例えば、図4又は図6の配線表示20が表示されているウィンドウで、何らかの操作(キー入力、マウスによる所定のボタンのクリック等)を行うと、その操作に応じて、配線表示20が図10に示されるものに変更されるよう構成してよい。或いは、図4又は図6の配線表示20のウィンドウに加え、新たに図10の配線表示20を表示するウィンドウが提示されるように構成してよい。
図10の配線表示20においては、各配線セグメントが、対応する配線混雑度の大きさに応じて異なる表示形態で表示される。異なる表示形態としては、例えば異なる色、異なる階調、又は異なるテクスチャに表示する等が考えられる。図10の例では、配線混雑度が0の場合、−1から−2の場合、−3から−5の場合、及び−6以下の場合に場合分けして、表示形態を異ならせてある。
配線混雑度は、端子からの配線の引き出し易さを表す指標である。マイナスの数が小さいほど(絶対値が大きいほど)、配線が混雑してなく余裕があることを示す。従って、図6のような配線表示20とすることで、レイアウト設計者は、何れの配線セグメントが入出力端子と接続しやすいか、即ち何れの配線セグメントに新たなセルを挿入しやすいかを、表示画面から容易に読み取ることができる。
図11は、配線混雑度を説明するための図である。(a)は、着目配線セグメントに対応する配置単位領域の第1層の配線状態を示す平面図であり、(b)は、着目配線セグメントに対応する配置単位領域の第2層の配線状態を示す平面図である。(a)に示す第1層において、主軸方向(その配線層の優先配線方向)に延びる配線トラック(配線を配置する位置を示す仮想線)のうちで、全く配線が配置されていない空きトラックはトラック71及び72の2本である。また(b)に示す第2層において、主軸方向(その配線層の優先配線方向)に延びる配線トラック(配線を配置する位置を示す仮想線)のうちで、全く配線が配置されていない空きトラックはトラック73の1本である。
配線混雑度は、各配線層の空きトラックの数を全ての配線層について合計した数にマイナス符号をつけたものである。例えば説明の便宜上、全配線層数が2であるとすると、図11に示す配置単位領域に対応する着目配線セグメントの配線混雑度は−3となる。
図12は、配線混雑度を管理するためのデータの一例を示す図である。図12に示されるように、各領域番号に対して、一対一に配線混雑度のデータが対応付けられている。この例の場合、領域番号1乃至6の配置単位領域は、それぞれ−3、0、−1、−4、−4、0の配線混雑度を有する。
なお図11に示すような各配線層は、図13に示すようなデータを用いて管理されている。図13は、配線層を管理するためのデータ例を示す図である。図13に示されるように、各配線層には配線レイヤ番号が割り当てられ、主軸方向と、配線トラック間隔(最小配線間隔)が定義されている。例えばXが横方向であり、Yが縦方向である。
図14は、配線表示20の変形の更に別の一例を示す図である。例えば、図4、6、又は10の配線表示20が表示されているウィンドウで、何らかの操作(キー入力、マウスによる所定のボタンのクリック等)を行うと、その操作に応じて、配線表示20が図14に示されるものに変更されるよう構成してよい。或いは、図4、6、又は10の配線表示20のウィンドウに加え、新たに図14の配線表示20を表示するウィンドウが提示されるように構成してよい。
図14においては、隣接配線が存在する配線セグメントを他の配線セグメントとは区別可能な表示形態で表示する。この例では、配線セグメント31が、隣接配線が存在する配線セグメントとして、他の配線セグメントとは区別可能な表示形態で表示されている。区別可能な表示形態としては、例えば異なる色、異なる階調、又は異なるテクスチャを用いたり、或いは点滅させて表示したりする等が考えられる。
隣接配線とは、着目配線セグメントの隣のトラックに隣接して平行に配置される配線であり、このような配線があるとクロストークが発生し、着目配線セグメントにエラーが発生しやすくなる。従って、図14の配線セグメント31のように隣接配線が存在するものとして表示された配線セグメントは、その位置を移動させる或いは適当な位置にバッファを挿入する等すればエラーを回避できる可能性があるで、優先的な修正候補と考えることができる。
図15は、配線表示20の変形の更に別の一例を示す図である。例えば、図4、6、10、又は14の配線表示20が表示されているウィンドウで、何らかの操作(キー入力、マウスによる所定のボタンのクリック等)を行うと、その操作に応じて、配線表示20が図15に示されるものに変更されるよう構成してよい。或いは、図4、6、10、又は14の配線表示20のウィンドウに加え、新たに図15の配線表示20を表示するウィンドウが提示されるように構成してよい。
図15においては、各出力端子が、それに対応するドライバセルの駆動能力の大きさに応じた表示形態で表示される。また各入力端子が、それに対応するレシーバセルの負荷としての重さに応じた表示形態で表示される。また各配線セグメントが、それを伝播する信号の劣化の度合い(信号立ち上がり及び立ち下りの鈍化の度合い)に応じた表示形態で表示される。表示形態としては、例えば異なる色、異なる階調、又は異なるテクスチャに表示する等が考えられる。
図15(a)の例では、出力端子40のドライバの駆動能力は「弱」であり、配線セグメント21乃至28及び34においては信号状態が良好であるが、配線セグメント30においては信号劣化のために警告状態となり、配線セグメント31乃至33ではエラーとなっている。このように表示された場合、レイアウト設計者は、例えば出力端子40の部分にマウスのポインタを合わせてクリックする等の動作により、出力端子40に割り当てられている駆動能力を変更してから、再度画面表示することができる。例えば図15(b)に示されるように、出力端子40のドライバの駆動能力を「中」に設定すれば、全ての配線セグメント21乃至34の状態を良好にできることが、再表示された配線セグメントの信号状態を見て分かる。
このように出力端子が駆動可能な配線長(信号状態)を表示することで、セル挿入箇所の選定に際してその情報を利用することができる。また出力ピンの駆動能力の大小や入力端子の負荷の大小を表示することで、ドライバやレシーバのセルをリサイズする際にその情報を利用することができる。例えば、信号状態が警告或いはエラーとなっている場合には、その箇所より出力端子に近い側へのセル挿入を考える。もしセル挿入が不可能であれば、挿入するセルの負荷を減らしたり、ドライバのリサイズにより駆動能力を上げたりする。またそのような変更後に再表示して、問題がないことを確認することができる。
なお各セルは例えば図16のようなデータを用いて管理される。図16は、各セルの管理に用いるデータ例を示す図である。図16に示されるように、例えばTrueバッファについては、1つのTrueバッファに対して、1つの入力ピン特性、1つのバッファ名、1つの出力ピン特性、及び1つの必要スペースが対応付けられている。このようなセルの一覧を図15の表示に併せて提示することで、レイアウト設計者は、適切なバッファを選択することができる。
図17は、セル挿入処理について説明するための図である。図17に示されるのは、例えば図4と同様の配線表示20である。例えば配線セグメント29の位置にセルを挿入するためには、レイアウト設計者は、マウスのポインタ81を配線セグメント29上に移動させ、その後マウスボタンをクリックする。このマウスボタンのクリックに応じて、例えば図16に示すバッファ一覧が表示され、何れかのバッファを選択することで、選択したバッファを配線セグメント29の位置に挿入することができる。
この際、挿入するセルは上記のように選択されたセルであること、セル挿入箇所は配線セグメント29の位置であることが分かっているので、レイアウトエディタは論理設計データ及び物理設計データに対するセル挿入指示コマンドを自動的に生成して発行することができる。即ちレイアウトエディタは、図18に示すように、論理設計データ中の指定されたセル挿入箇所にバッファ82を挿入する。なお図18に示す論理設計は、画面表示される必要はない。
図19は、図5に示すレイアウト表示の一部を示す図である。レイアウトエディタが物理設計データに対するセル挿入指示コマンドを自動的に生成して発行すると、図19に示されるように、配線セグメント29を含む配置単位領域84の内部の適当な位置にバッファ82が表示され、既存のネットの配線が挿入ポイント83の位置で切断される。この際、配線セグメント30の部分は、削除するのではなくそのまま残し、バッファ82の出力端子から延びる新たなネットの一部としてデータ登録される。
図19において点線で示す部分はこの段階では未結線である。この部分は、その後手作業で結線する構成としてよい。また或いは、レイアウトエディタが自動的に結線する構成としてよい。
図20は、セル移動処理について説明するための図である。図20に示されるのは、例えば図17のセル挿入処理後の配線表示20である。例えば配線セグメント29と配線セグメント30との間に挿入されたバッファ82を移動するためには、レイアウト設計者は、マウスのポインタ81をバッファ82上に移動させ、その後ドラッグ&ドロップすることにより、バッファ82を配線セグメント27上に移動することができる。
この際、移動するセル及びセル移動先の箇所は分かっているので、レイアウトエディタは物理設計データに対するセル移動指示コマンドを自動的に生成して発行することができる。この例では、セル移動元とセル移動先とで、セルの位置が変わっても論理構造は変わらないので、論理設計データは変更されない。
図21は、図5に示すレイアウト表示の一部を示す図である。レイアウトエディタが物理設計データに対するセル移動指示コマンドを自動的に生成して発行すると、図21に示されるように、配線セグメント27を含む配置単位領域85の内部の適当な位置にバッファ82が移動され、既存のネットの配線が挿入ポイント86の位置で切断される。この際、配線セグメント27の切断位置以降の部分と配線セグメント28及び29とは、削除するのではなくそのまま残し、移動後のバッファ82Aの出力端子から延びる新たなネットの一部としてデータ登録される。
図21において点線で示す部分はこの段階では未結線である。この部分は、その後手作業で結線する構成としてよい。また或いは、レイアウトエディタが自動的に結線する構成としてよい。
図22は、セル移動処理の別の例について説明するための図である。図22に示されるのは、例えば図17のセル挿入処理後の配線表示20である。例えば配線セグメント29と配線セグメント30との間に挿入されたバッファ82を移動するためには、レイアウト設計者は、マウスのポインタ81をバッファ82上に移動させ、その後ドラッグ&ドロップすることにより、バッファ82を配線セグメント22上に移動することができる。
この際、移動するセル及びセル移動先の箇所は分かっているので、レイアウトエディタは論理設計データ及び物理設計データに対するセル移動指示コマンドを自動的に生成して発行することができる。即ちレイアウトエディタは、図23に示すように、論理設計データ中のバッファ82を削除して、バッファ82Bとして移動先に挿入する。この際、削除された部分の前後の配線セグメントは結合して1つのネットとしてデータ登録する。なお図23に示す論理設計は、画面表示される必要はない。
図24は、図5に示すレイアウト表示の一部を示す図である。レイアウトエディタが物理設計データに対するセル移動指示コマンドを自動的に生成して発行すると、図24に示されるように、配線セグメント22上の挿入位置88を含む配置単位領域87の内部の適当な位置にバッファ82が移動され、既存のネットの配線が挿入位置88で切断される。この際、切断位置88以降の配線セグメント22の部分及びそれ以降の配線セグメントは、削除するのではなくそのまま残し、移動後のバッファ82Bの出力端子から延びる新たなネットの一部としてデータ登録される。
図24において点線で示す部分はこの段階では未結線である。この部分は、その後手作業で結線する構成としてよい。また或いは、レイアウトエディタが自動的に結線する構成としてよい。
図25は、セル削除処理の例について説明するための図である。図25に示されるのは、例えば図17のセル挿入処理後の配線表示20である。例えば配線セグメント29と配線セグメント30との間に挿入されたバッファ82を削除するためには、レイアウト設計者は、マウスのポインタ81をバッファ82上に移動させ、その後マウスボタンをクリックする。このマウスボタンのクリックに応じて、例えば削除オプションが表示され、この削除オプションを選択することで、選択したバッファを削除することができる。
この際、削除するセルは分かっているので、レイアウトエディタは論理設計データ及び物理設計データに対するセル削除指示コマンドを自動的に生成して発行することができる。即ちレイアウトエディタは、図26に点線で示すように、論理設計データ中のバッファ82を削除する。この際、削除された部分の前後の配線セグメントは結合して1つのネットとしてデータ登録する。なお図26に示す論理設計は、画面表示される必要はない。
図27は、図5に示すレイアウト表示の一部を示す図である。レイアウトエディタが物理設計データに対するセル削除指示コマンドを自動的に生成して発行すると、図27に点線で示すようにバッファ82が削除され、更に、配線セグメント30が配線セグメント29の属するネットの一部としてデータ登録される。
図28は、セルリサイズ処理について説明するための図である。図28に示されるのは、例えば図4と同様の配線表示20である。例えば出力端子40に対応するセルをリサイズして駆動能力を変更するためには、レイアウト設計者は、マウスのポインタ81を出力端子40上に移動させ、その後マウスボタンをクリックする。このマウスボタンのクリックに応じて、例えばリサイズオプションが表示され、リサイズオプションを選択するとセルの一覧が表示される。セル一覧から何れかのバッファを選択することで、出力端子40のセルを選択したセルに変更することができる。
この際、変更後のセルの種類とセル変更箇所は分かっているので、レイアウトエディタは論理設計データ及び物理設計データに対するセルリサイズ指示コマンドを自動的に生成して発行することができる。即ちレイアウトエディタは、図29に示すように、出力端子40に対応するセル90を、指定されたセル91で置き換える。なお図29に示す論理設計は、画面表示される必要はない。
図30は、図5に示すレイアウト表示の一部を示す図である。レイアウトエディタが物理設計データに対するセルリサイズ指示コマンドを自動的に生成して発行すると、図30に示されるように、出力端子40に対応するセル90が、指定されたセル91で置き換えられる。これにより、出力端子40に接続されるネットを駆動する駆動能力を変更することができる。
図31は、本発明によるレイアウトエディタ装置の動作を示すフローチャートである。まずステップS1で、セルライブラリ情報を入力する。即ち、レイアウトエディタ装置が、所定のデータ格納ユニットからセルライブラリ情報を読み込む。ここでセルライブラリ情報は、セルサイズ、セル内の出力ピンの駆動能力、セル内の入力ピンの入力負荷等を含む。
ステップS2で、各配線層の情報を入力する。即ち、レイアウトエディタ装置が、所定のデータ格納ユニットから各配線層の情報を読み込む。ここで各配線層の情報は、配線幅、主軸方向、単位面積あたりの負荷容量、スペーシングルール等を含む。
ステップS3で、スルーエラー(信号劣化によるエラー)を回避するための駆動能力と入力負荷との関係式を入力する。即ち、レイアウトエディタ装置が、所定のデータ格納ユニットから駆動能力と入力負荷との間の関係式を読み込む。
ステップS4で、論理等価なセルグループ情報を入力する。即ち、セルのうちでTrueバッファのみをグループとして纏めたセルの一覧、セルのうちでInverterバッファのみをグループとして纏めたセルの一覧、セルのうちでANDゲートのみをグループとして纏めたセルの一覧等を、レイアウトエディタ装置が、所定のデータ格納ユニットから読み込む。
ステップS5で、レイアウト結果を入力する。即ち、レイアウトエディタ装置が、既に作成済みのレイアウト情報を、所定のデータ格納ユニットから読み込む。ここでレイアウト情報は、セル、配線セグメント、ビア等の回路要素の物理的な配置と接続に関する情報である。
ステップS6で、レイアウト領域を複数の配置単位領域に分割し、各配置単位領域毎に最大連続空きスペース及び配線混雑度を算出する。即ち、レイアウトエディタ装置が、ステップS5で読み込んだレイアウト情報に基づいて、配置単位領域毎に最大の空きスペースを特定しそのサイズを算出して最大連続空きスペースを求めるとともに、配置単位領域毎に全ての配線層について空きトラック数を合計して配線混雑度を求める。
ステップS7で、第1のウィンドウに回路要素の物理的なレイアウト即ち2次元的配置を表示する。即ち、レイアウトエディタ装置が、ステップS5で読み込んだレイアウト情報に基づいて、セル配置平面(基板拡散層)のセル配置、その上部の各配線層の配線セグメント配置、及び配線層間を接続するビア配置を、図5に示されるように上から見た平面図として画面に表示する。
ステップS8で、終了か否かを判断する。即ち、終了コマンドが入力された場合には、レイアウトエディタ装置は動作を終了する。終了でない場合には、処理はステップS9に進む。
ステップS9で、ネット特別表示指示が有るか否かを判断する。レイアウトエディタ装置が図4のような本発明による配線表示20を行うようユーザから指示された場合、この判断結果は「yes」となり、次のステップS10を実行する。そのような指示がない場合には、ステップS10をスキップしてその次のステップS11に進む。
ステップS10で、第2のウィンドウに対象ネットを表示する。即ち、エディット対象としてユーザが指定した着目ネットを、図4のような配線表示20として第2のウィンドウに表示する。前述のように、ユーザは、必要に応じて図6、図10、図14、及び図15に示されるような表示形態を選択して表示することができる。
ステップS11で、論理及び/又はレイアウト変更の指示があるか否かを判断する。即ち、レイアウトエディタ装置は、配線表示20上でユーザが例えば図17、図20、図22、図25、及び図28に示すような、セル挿入、移動、削除、変更等の動作を実行したか否かを判断する。なおこのような変更動作としては、セルを対象とするものだけではなく、配線セグメントを対象とした変更や移動等の動作もある。変更指示がある場合にはステップS12に進み、変更指示ない場合にはステップS7に戻る。
ステップS12で、論理及び/又はレイアウトを変更する。即ち、レイアウトエディタ装置は、ステップS11でのユーザ指示に応じて、論理設計データ及び/又は物理設計データを変更するコマンドを生成して発行する。これらのコマンドに応じて、論理設計データ及び/又は物理設計データが変更される。その後、手順はステップS6に戻り、以降の処理を繰り返す。
図32は、図31に示すような動作を実行するレイアウトエディタ装置を用いてユーザが実行する動作手順の一例を示す図である。図32の例では、一例としてセル挿入の場合の手順を示してある。
ステップS1で、設計した回路にエラーがあるか否かを判断する。エラーがない場合には処理を終了する。エラーがある場合には、ステップS2に進む。
ステップS2で、エラーパスを表示する。即ち、例えば図1に示すように、エラーが存在するパスを識別可能な表示形態として、回路のレイアウトを画面に表示する。
ステップS3で、対象ネットをレイアウトエディタ上で配線表示する。即ちユーザは、エラーを解決するためのエディット対象としてネットを指定し、レイアウトエディタ装置に図4に示すような配線表示20として着目ネットを画面表示させる。ユーザは、必要に応じて図6、図10、図14、及び図15に示されるような表示形態を選択して表示することができる。
ステップS4で、原因を推測し、修正戦略を検討する。即ちユーザは、適宜、図4、図6、図10、図14、及び図15に示されるような表示形態を選択して配線表示20を表示させながら、エラーを解消するための修正方法を検討する。
ステップS5で、配線表示上で挿入箇所を指定する。即ちユーザは、例えば図17に示されるようにマウスのポインタを用いて挿入箇所を指定する。
ステップS6で、挿入セルを選択し、仮挿入してチェックする。即ちユーザは、マウスのポインタを挿入箇所に移動させてマウスボタンをクリックすることにより、例えばバッファ一覧を表示させ、何れかのバッファを選択することで、選択したバッファを指定位置に挿入することができる。この仮挿入後に、図15に示されるようにドライバの駆動能力、レシーバの負荷、配線セグメント上の信号状態を表示させて確認することで、ユーザは、当該変更が適切なものであるか否かを判断することができる。その後、必要に応じて挿入位置及び挿入セルの種類を変えながら、適切な挿入位置及び挿入セルの種類を選択する。
ステップS7で、変更指示を行う。即ちユーザは、例えばキー入力或いはマウス操作等により、変更を確定するように指示を出す。これに応じてレイアウトエディタ装置が、論理設計データ及び/又は物理設計データを変更するコマンドを生成して発行する。これらのコマンドに応じて、論理設計データ及び/又は物理設計データが変更される。
ステップS8で、配線エラーを修正する。即ち、上記のように論理設計データ及び/又は物理設計データを変更した後に、再度タイミング検証を行う。その後、手順はステップS1に戻り、エラーが解消されたか否かを再度チェックする。
図33は、本発明によるレイアウトエディタ装置の構成を示す図である。
図33に示されるように、本発明によるレイアウトエディタ装置は、例えばパーソナルコンピュータやエンジニアリングワークステーション等のコンピュータにより実現される。図49の装置は、コンピュータ510と、コンピュータ510に接続されるディスプレイ装置520、通信装置523、及び入力装置よりなる。入力装置は、例えばキーボード521及びマウス522を含む。コンピュータ510は、CPU511、RAM512、ROM513、ハードディスク等の二次記憶装置514、可換媒体記憶装置515、及びインターフェース516を含む。
キーボード521及びマウス522は、ユーザとのインターフェースを提供するものであり、コンピュータ510を操作するための各種コマンドや要求されたデータに対するユーザ応答等が入力される。ディスプレイ装置520は、コンピュータ510で処理された結果等を表示すると共に、コンピュータ510を操作する際にユーザとの対話を可能にするために様々なデータ表示を行う。通信装置523は、遠隔地との通信を行なうためのものであり、例えばモデムやネットワークインターフェース等よりなる。
本発明によるレイアウトエディタは、コンピュータ510が実行可能なコンピュータプログラムとして提供される。このコンピュータプログラムは、可換媒体記憶装置515に装着可能な記憶媒体Mに記憶されており、記憶媒体Mから可換媒体記憶装置515を介して、RAM512或いは二次記憶装置514にロードされる。或いは、このコンピュータプログラムは、遠隔地にある記憶媒体(図示せず)に記憶されており、この記憶媒体から通信装置523及びインターフェース516を介して、RAM512或いは二次記憶装置514にロードされる。
キーボード521及び/又はマウス522を介してユーザからプログラム実行指示があると、CPU511は、記憶媒体M、遠隔地記憶媒体、或いは二次記憶装置514からプログラムをRAM512にロードする。CPU511は、RAM512の空き記憶空間をワークエリアとして使用して、RAM512にロードされたプログラムを実行し、適宜ユーザと対話しながら処理を進める。なおROM513は、コンピュータ510の基本動作を制御するための制御プログラムが格納されている。
上記コンピュータプログラムをCPU511が実行することで、上記各実施例で説明されたように、レイアウトエディタの各機能を実行する。例えば図4に示すような本発明による配線表示20を画面に表示し、この配線表示20を見ながら、ユーザはセル挿入、セル移動、セル削除、セル変更、配線セグメント変更、配線セグメント移動等の変更を行うことができる。
配線表示20を画面に表示するために、CPU511は、RAM512又は二次記憶装置514に格納される各層の二次元配置に関するレイアウト情報から、ユーザが指定した着目ネットに関する情報を着目ネットデータとして抽出する。この際、CPU511は、着目ネットを構成する配線セグメントの物理的長さ及び物理的幅を抽出し、各出力端子に繋がる配線セグメント、分岐点、及び1つ又は複数の入力端子を特定する。CPU511は、ディスプレイ装置520の画面に対応するイメージフレームメモリ(図33ではRAM512の一部)に、出力端子を描画し、画面の第1の方向に一直線に繋がって延展するように、この出力端子に繋がる各配線セグメントをその物理的長さに比例する表示長及びその物理的幅を反映した表示幅で描画する。この一直線に繋げられた複数の配線セグメントの終端に、対応する入力端子を描画する。異なる配線は、第1の方向とは垂直な第2の方向に、位置をずらして描画する。配線の途中に分岐がある場合には、分岐を示すマークを描画し、分岐から先の配線セグメントについては、分岐元の配線セグメントとは別の第2方向位置に描画する。
即ち、CPU511は、プログラムを実行することにより、着目ネットを構成する少なくとも1つの出力端子、1つ又は複数の入力端子、各配線セグメント、及び各配線セグメントの物理的長さ及び物理的幅を示す着目ネットデータをデータメモリのレイアウトデータから抽出し、着目ネットデータに基づいてイメージフレームメモリに表示画面を描画する。この際に、CPU511は、着目ネットの1つの出力端子を描画し、1つの出力端子と1つ又は複数の入力端子のうちの第1の入力端子との間を繋ぐ第1の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、表示画面上において1つの出力端子から第1の方向のみに延展するように繋げていくことで第1の配線を直線として描画し、1つの出力端子から延びる第1の配線の終端に第1の入力端子を描画し、1つの出力端子に結合される第2の入力端子がある場合には、直線として描画された第1の配線上の分岐点の位置を示すマークを描画し、分岐点と第2の入力端子との間を繋ぐ第2の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、表示画面上において第1の配線上の分岐点から第1の方向に垂直な第2の方向に所定距離だけずれた位置から第1の方向のみに延展するように繋げていくことで第2の配線を直線として描画し、ずれた位置から延びる第2の配線の終端に第2の入力端子を描画する。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
従来技術におけるレイアウト表示の一例を示す図である。 従来技術におけるレイアウト表示の一例を示す図である。 従来技術のレイアウトエディタにおけるセル挿入動作の一例を示す図である。 本発明による配線表示の一例を示す図である。 本発明におけるレイアウト表示の一例を示す図である。 配線表示の変形の一例を示す図である。 連続空きスペースについて説明するための図である。 連続空きスペースを管理するためのデータの一例を示す図である。 レイアウトエディタのライブラリとして用意されるライブラリセルを管理するためのデータ例を示す図である。 配線表示の変形の別の一例を示す図である。 配線混雑度を説明するための図である。 配線混雑度を管理するためのデータの一例を示す図である。 配線層を管理するためのデータ例を示す図である。 配線表示の変形の更に別の一例を示す図である。 配線表示の変形の更に別の一例を示す図である。 各セルの管理に用いるデータ例を示す図である。 セル挿入処理について説明するための図である。 論理設計中のセル挿入について説明するための図である。 レイアウト中のセル挿入について説明するための図である。 セル移動処理について説明するための図である。 レイアウト中のセル移動について説明するための図である。 セル移動処理の別の例について説明するための図である。 論理設計中のセル移動について説明するための図である。 レイアウト中のセル移動について説明するための図である。 セル削除処理について説明するための図である。 論理設計中のセル削除について説明するための図である。 レイアウト中のセル削除について説明するための図である。 セルリサイズ処理について説明するための図である。 論理設計中のセルリサイズについて説明するための図である。 レイアウト中のセルリサイズについて説明するための図である。 本発明によるレイアウトエディタ装置の動作を示すフローチャートである。 レイアウトエディタ装置を用いてユーザが実行する動作手順の一例を示す図である。 本発明によるレイアウトエディタ装置の構成を示す図である。
符号の説明
20 配線表示
21〜34 配線セグメント
40 出力端子
41〜43 入力端子
81 マウスポインタ
82 挿入セル
510 コンピュータ
511 CPU
512 RAM
513 ROM
514 二次記憶装置
515 可換媒体記憶装置
516 インターフェース
520 ディスプレイ装置
521 キーボード
522 マウス
523 通信装置

Claims (10)

  1. プログラム、回路の論理設計データ、及び該回路のレイアウトデータを格納するデータメモリと、
    表示画面の表示データを格納するイメージフレームメモリと、
    該メモリに格納された該プログラムに基づき該論理設計データ及び該レイアウトデータに対して処理を行う演算処理ユニットを含み、
    該演算処理ユニットは、該プログラムを実行することにより、着目ネットを構成する少なくとも1つの出力端子、1つ又は複数の入力端子、各配線セグメント、及び該各配線セグメントの物理的長さ及び物理的幅を示す着目ネットデータを該データメモリの該レイアウトデータから抽出し、該着目ネットデータに基づいて該イメージフレームメモリに表示画面を描画する際に、
    該着目ネットの1つの出力端子を描画し、
    該1つの出力端子と該1つ又は複数の入力端子のうちの第1の入力端子との間を繋ぐ第1の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該1つの出力端子から第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第1の配線を直線として描画し、
    該1つの出力端子から延びる該第1の配線の終端に該第1の入力端子を描画し、
    該1つの出力端子に結合される第2の入力端子がある場合には、該直線として描画された第1の配線上の分岐点の位置を示すマークを描画し、該分岐点と該第2の入力端子との間を繋ぐ第2の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該第1の配線上の該分岐点から該第1の方向に垂直な第2の方向に所定距離だけずれた位置から該第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第2の配線を直線として描画し、該ずれた位置から延びる該第2の配線の終端に該第2の入力端子を描画する
    ことを特徴とするレイアウトエディタ装置。
  2. 該イメージフレームメモリに描画された配線セグメントは、配線セグメントの配置される配線層、配線セグメントの所定の近傍領域内におけるセルを挿入可能なスペースの大きさ、配線セグメントの所定の近傍領域内における配線の混雑度の度合い、及び配線セグメントに隣接する配線セグメントの有無のうちの少なくとも1つを示す情報とともに表示されることを特徴とする請求項1記載のレイアウトエディタ装置。
  3. 該イメージフレームメモリに描画された出力端子、配線セグメント、及び入力端子は、それぞれ出力端子の駆動能力、配線セグメント上の信号劣化の度合い、及び入力端子の負荷を示す情報とともに表示されることを特徴とする請求項1記載のレイアウトエディタ装置。
  4. 該着目ネットデータに基づいて描画された表示画面上で該着目ネットに変更を加える指示が入力されると、該変更後の該着目ネットに対して、出力端子の駆動能力、配線セグメント上の信号劣化の度合い、及び入力端子の負荷を示す情報とともに出力端子、配線セグメント、及び入力端子が表示されることを特徴とする請求項3記載のレイアウトエディタ装置。
  5. 該演算処理ユニットは該プログラムを実行することにより、該データメモリに格納される該レイアウトデータの少なくとも一部に対応する2次元回路配置図を、上記着目ネットの表示画面とは異なる表示画面として、該イメージフレームメモリに描画することを特徴とする請求項1記載のレイアウトエディタ装置。
  6. 該着目ネットデータに基づいて描画された表示画面上で該着目ネットに変更を加える指示が入力されると、該指示に応じて該論理設計データ及び該レイアウトデータを変更することを特徴とする請求項1記載のレイアウトエディタ装置。
  7. 着目ネットの1つの出力端子を表示画面に描画し、
    該1つの出力端子と第1の入力端子との間を繋ぐ第1の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該1つの出力端子から第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第1の配線を直線として描画し、
    該1つの出力端子から延びる該第1の配線の終端に該第1の入力端子を描画し、
    該1つの出力端子に結合される第2の入力端子がある場合には、該直線として描画された第1の配線上の分岐点の位置を示すマークを描画し、
    該分岐点と該第2の入力端子との間を繋ぐ第2の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該第1の配線上の該分岐点から該第1の方向に垂直な第2の方向に所定距離だけずれた位置から該第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第2の配線を直線として描画し、
    該ずれた位置から延びる該第2の配線の終端に該第2の入力端子を描画する
    各段階を含むことを特徴とする配線表示方法。
  8. 前記描画された配線セグメントは、配線セグメントの配置される配線層、配線セグメントの所定の近傍領域内におけるセルを挿入可能なスペースの大きさ、配線セグメントの所定の近傍領域内における配線の混雑度の度合い、及び配線セグメントに隣接する配線セグメントの有無のうちの少なくとも1つを示す情報とともに表示されることを特徴とする請求項7記載の配線表示方法。
  9. 前記描画された出力端子、配線セグメント、及び入力端子は、それぞれ出力端子の駆動能力、配線セグメント上の信号劣化の度合い、及び入力端子の負荷を示す情報とともに表示されることを特徴とする請求項7記載の配線表示方法。
  10. 着目ネットの1つの出力端子を表示画面に描画し、
    該1つの出力端子と第1の入力端子との間を繋ぐ第1の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該1つの出力端子から第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第1の配線を直線として描画し、
    該1つの出力端子から延びる該第1の配線の終端に該第1の入力端子を描画し、
    該1つの出力端子に結合される第2の入力端子がある場合には、該直線として描画された第1の配線上の分岐点の位置を示すマークを描画し、
    該分岐点と該第2の入力端子との間を繋ぐ第2の配線を構成する各配線セグメントを、その物理的長さに比例する表示長及び物理的幅を反映した表示幅で、該表示画面上において該第1の配線上の該分岐点から該第1の方向に垂直な第2の方向に所定距離だけずれた位置から該第1の方向のみに延展するように繋げていくことで該第2の配線を直線として描画し、
    該ずれた位置から延びる該第2の配線の終端に該第2の入力端子を描画する
    各段階をコンピュータに実行させるよう構成されることを特徴とする配線表示プログラム。
JP2006050787A 2006-02-27 2006-02-27 レイアウトエディタ装置、配線表示方法、及び配線表示プログラム Expired - Fee Related JP4644614B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006050787A JP4644614B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 レイアウトエディタ装置、配線表示方法、及び配線表示プログラム
US11/419,909 US7353482B2 (en) 2006-02-27 2006-05-23 Routing display facilitating task of removing error

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006050787A JP4644614B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 レイアウトエディタ装置、配線表示方法、及び配線表示プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007233455A true JP2007233455A (ja) 2007-09-13
JP4644614B2 JP4644614B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=38445488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006050787A Expired - Fee Related JP4644614B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 レイアウトエディタ装置、配線表示方法、及び配線表示プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7353482B2 (ja)
JP (1) JP4644614B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237906A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujitsu Ltd 設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラム

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8658542B2 (en) 2006-03-09 2014-02-25 Tela Innovations, Inc. Coarse grid design methods and structures
US8541879B2 (en) 2007-12-13 2013-09-24 Tela Innovations, Inc. Super-self-aligned contacts and method for making the same
US7956421B2 (en) 2008-03-13 2011-06-07 Tela Innovations, Inc. Cross-coupled transistor layouts in restricted gate level layout architecture
US7446352B2 (en) 2006-03-09 2008-11-04 Tela Innovations, Inc. Dynamic array architecture
US9563733B2 (en) 2009-05-06 2017-02-07 Tela Innovations, Inc. Cell circuit and layout with linear finfet structures
US8653857B2 (en) 2006-03-09 2014-02-18 Tela Innovations, Inc. Circuitry and layouts for XOR and XNOR logic
US7763534B2 (en) 2007-10-26 2010-07-27 Tela Innovations, Inc. Methods, structures and designs for self-aligning local interconnects used in integrated circuits
US7577933B1 (en) * 2006-11-17 2009-08-18 Sun Microsystems, Inc. Timing driven pin assignment
US8667443B2 (en) 2007-03-05 2014-03-04 Tela Innovations, Inc. Integrated circuit cell library for multiple patterning
US8453094B2 (en) * 2008-01-31 2013-05-28 Tela Innovations, Inc. Enforcement of semiconductor structure regularity for localized transistors and interconnect
JPWO2012124117A1 (ja) * 2011-03-17 2014-07-17 富士通株式会社 タイミングエラー除去方法、設計支援装置、及びプログラム
CN103294839A (zh) * 2012-02-29 2013-09-11 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 长度计算系统及长度计算方法
US8584077B1 (en) 2012-07-30 2013-11-12 Agilent Technologies, Inc. User-controllable connectivity engine for electronic design automation tools
US10013521B2 (en) 2015-11-13 2018-07-03 International Business Machines Corporation Layouting of interconnect lines in integrated circuits
US10169515B2 (en) * 2015-11-16 2019-01-01 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Layout modification method and system
US10295988B2 (en) * 2016-08-31 2019-05-21 Synopsys, Inc. Electronic virtual layer
CN109992715B (zh) * 2019-03-28 2021-08-03 网易传媒科技(北京)有限公司 信息展示方法、装置、介质和计算设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1078974A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Nec Corp 配線パターン強調表示システム
JP2000011009A (ja) * 1998-06-17 2000-01-14 Nec Corp 配線表示システム及びその表示方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5691913A (en) * 1994-03-28 1997-11-25 Matsushita Electric Ind. Co. Layout designing apparatus for circuit boards
US7016801B2 (en) * 2002-07-31 2006-03-21 The Boeing Company System and method for interconnection analysis

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1078974A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Nec Corp 配線パターン強調表示システム
JP2000011009A (ja) * 1998-06-17 2000-01-14 Nec Corp 配線表示システム及びその表示方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237906A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujitsu Ltd 設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4644614B2 (ja) 2011-03-02
US20070204253A1 (en) 2007-08-30
US7353482B2 (en) 2008-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4644614B2 (ja) レイアウトエディタ装置、配線表示方法、及び配線表示プログラム
JP4000198B2 (ja) 会話型回路設計装置
JP6254190B2 (ja) 回路設計レイアウトにおける、チャネルに対する輻輳インジケータの表示
US8166443B2 (en) Method of shield line placement for semiconductor integrated circuit, design apparatus for semiconductor integrated circuit, and design program for semiconductor integrated circuit
US10268794B2 (en) Editing a NoC topology on top of a floorplan
US7921390B2 (en) Method and system for creating, viewing, editing, and sharing output from a design checking system
US6889370B1 (en) Method and apparatus for selecting and aligning cells using a placement tool
US6446246B1 (en) Method and apparatus for detail routing using obstacle carving around terminals
US9208277B1 (en) Automated adjustment of wire connections in computer-assisted design of circuits
US20080104563A1 (en) Timing verification method and timing verification apparatus
JP4448466B2 (ja) 論理回路設計方法、論理回路設計プログラム及び論理回路設計装置
CN109074412B (zh) 使用自动焊接和自动克隆的电路中的连接的交互式布线
US20030046646A1 (en) Integrated circuit design apparatus, method and program
US20130328940A1 (en) Designing device, designing method, and recording medium
US20060076547A1 (en) Three-dimensional viewing and editing of microcircuit design
JP4140013B2 (ja) 半導体集積回路のゲートリサイズ装置及び方法とそのプログラム
US7761835B2 (en) Semiconductor device design method, semiconductor device design system, and computer program for extracting parasitic parameters
JP4071546B2 (ja) 半導体装置の回路設計支援装置およびレイアウト変更方法
JP2004013683A (ja) 半導体集積回路の開発方法、レイアウトエディタ、及び記録媒体
JP2003030264A (ja) Lsiの配置方法及び装置
JP2009245215A (ja) Cadシステム、cadプログラム
JPWO2004079598A1 (ja) 回路配置設計方法及びプログラム
JP2009276968A (ja) 表示制御装置、表示制御方法及び表示制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080729

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees