JP2015222490A - チェックシート作成システム、及びチェックシート作成方法 - Google Patents

チェックシート作成システム、及びチェックシート作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】見やすいチェックシートを容易に作成できる技術を提供する。【解決手段】図形と符号を含む図面に関する図面情報と、図面情報に関連する関連情報と、図面情報と関連情報とを出力する際の配置を既定する書式情報と、を記憶する記憶装置5と、図面情報と、関連情報と、書式情報とのうち、少なくとも何れか一つを表示する表示装置4と、表示部に表示される情報に対しての指示を受け付ける操作部と、表示部に表示される図面から特定の領域を操作部を介して選択させ、選択された領域に関する選択図面情報を記憶部に記憶し、関連情報のうち選択図面情報に関連する抽出関連情報を操作部を介して抽出し、抽出した抽出関連情報を記憶部に記憶する情報処理装置2と、選択図面情報と抽出関連情報とを書式情報に基づいて配置し、かつ、抽出関連情報は図面情報の符号と関連付けて、チェックシートを作成するチェックシート作成部8と、を備える【選択図】図1

Description

本発明は、チェックシート作成システム、及びチェックシート作成方法に関する。
建築物の図面を作成する技術(例えば、特許文献1を参照)、構造設計を支援する技術(例えば、特許文献2を参照)、鉄筋を割り付けて設計を支援する技術(例えば、特許文献3を参照)が知られている。
特開平10−198715号公報 特開2004−110658号公報 特開2010−33542号公報
建築物の作業現場では、躯体や仕上げなど工事工程ごとに様々な検査が行われる。特にコンクリート打設前に行われる配筋検査では、検査箇所の伏図(平面図)と部材断面図を照らし合わせながら、設計通りの鉄筋が使用され、また設計通りに鉄筋が組まれているかといった確認が行われる。配筋検査の時間短縮や効率化を図るため、配筋検査では、設計図面とは別に、検査個所の伏図(平面図)と使用する部材断面図や情報を併記したチェックシートを準備することが行われている。
但し、従来、このチェックシートの作成負担が大きいことが懸念されていた。特に、マンションや複合ビル施設など、大型の建築物では、作成する枚数が多くなるため、作成負担が大きくなる。また、決められた書式が存在しないため、作成者によって書式にばらつきが出てしまい見難い場合がある、人による作業のため、枚数が多くなるとミスが発生しやすい、作成に時間がかかるため、完成が配筋検査の直前になりやすいといった問題もあった。また、このような問題は、建築作業現場の配筋検査に限られたものではない。例えば、仕上げ工事の平面図と展開図と標準仕様といったように、図面や情報が別々の書面に記載されており、検査や確認の際にこれらの図面や情報を一度に確認したいような場面であって、検査や確認のためのチェックシートの作成が有効と考えられる場面に広くあてはまる。
本発明は、上記の問題に鑑み、見やすいチェックシートを正確に、かつ容易に作成できる技術を提供することを課題とする。
本発明では、上記課題を解決するため、図面情報と図面情報に関連する関連情報とを紐づけておき、図面から選択された領域に関する選択図面情報と、関連情報のうち、選択図面情報に関連する抽出関連情報とを、既定の書式に基づいて配置することとした。
詳細には、本発明は、図形と符号を含む図面に関する図面情報と、前記図面情報に関連する関連情報と、前記図面情報と前記関連情報とを出力する際の配置を既定する書式情報と、を記憶する記憶部と、前記図面情報と、前記関連情報と、前記書式情報とのうち、少なくとも何れか一つを表示する表示部と、前記表示部に表示される情報に対しての指示を受け付ける操作部と、前記表示部に表示される図面から特定の領域を前記操作部を介して
選択させ、選択された領域に関する選択図面情報を前記記憶部に記憶し、前記関連情報のうち前記選択図面情報に関連する抽出関連情報を前記操作部を介して抽出し、抽出した抽出関連情報を前記記憶部に記憶し、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを前記書式情報に基づいて配置し、かつ、前記抽出関連情報は前記図面情報の符号と関連付けて、チェックシートを作成するチェックシート作成部と、を備えるチェックシート作成システムである。
本発明に係るチェックシート作成システムによれば、選択図面情報と抽出関連情報とを書式情報に基づいて配置し、かつ、抽出関連情報を図面情報の符号と関連付けてチェックシートを作成することができる。従って、チェックシート作成の作業負担が従来よりも大幅に削減される。また、作成されたチェックシートは、既定の書式に基づいて作成されるため、作成者による書式のばらつきも低減され、見やすいものとなる。
ここで、前記チェックシート作成部は、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを比較し、比較結果を前記表示部に表示するようにしてもよい。これにより、情報の漏れや情報の整合性を確認することができる。
また、前記図面情報は、基礎、柱、梁、壁、スラブのうち少なくとも何れか一つを含む建築物の伏図、前記基礎、柱、梁、壁、スラブを識別する符号を含み、前記関連情報は、前記符号毎に纏められ、前記基礎、柱、梁、壁、スラブを構成する鉄筋に関する鉄筋情報を含むことができる。
本発明によれば、チェックシート作成システムを建築物の配筋検査シートを作成するシステムとして活用することができる。但し、上記は、本発明に係るチェックシート作成システムの適用例の一例にすぎない。本発明に係るチェックシート作成システムは、平面図と展開図と標準仕様といったように、図面や情報が別々の書面に記載されており、検査や確認の際にこれらの図面や情報を一度に確認したいような場面であって、検査や確認のためのチェックシートの作成が有効と考えられる分野に広く適用することができる。
また、前記チェックシート作成部は、前記選択図面情報の符号と前記抽出関連情報とを引き出し線で関連付けるようにしてもよい。選択図面情報の符号と抽出関連情報とを引き出し線で関連付ける(結びつける)ことで、選択図面情報と抽出関連情報との対応関係が非常に分かり易くなる。
ここで、本発明は、情報処理方法として特定することができる。すなわち、本発明は、図形と符号を含む図面に関する図面情報と、前記図面情報に関連する関連情報と、前記図面情報と前記関連情報とを出力する際の配置を既定する書式情報とのうち、少なくとも何れか一つを表示する表示部に表示される図面から特定の領域を操作部を介して選択させ、前記選択された領域に関する選択図面情報を記憶部に記憶し、前記関連情報のうち前記選択図面情報に関連する抽出関連情報を抽出し、前記抽出した抽出関連情報を前記記憶部に記憶し、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを前記書式情報に基づいて配置し、かつ、前記抽出関連情報は前記図面情報の符号と関連付けて、チェックシートを作成する処理をコンピュータが実行するチェックシート作成方法である。本発明に係るチェックシート作成方法によれば、選択図面情報と抽出関連情報とを書式情報に基づいて配置し、かつ、抽出関連情報を図面情報の符号と関連付けてチェックシートを作成することができる。従って、チェックシート作成の作業負担が従来よりも大幅に削減される。また、作成されたチェックシートは、既定の書式に基づいて作成されるため、作成者による書式のばらつきも低減され、見やすいものとなる。
また、本発明は、上述したチェックシート作成システムで実行されるプログラムとして
特定することもできる。また、本発明は、そのようなプログラムを記録した記録媒体として特定することもできる。この場合、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。なお、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、又は化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
本発明によれば、見やすいチェックシートを容易に作成することができる。
図1は、実施形態に係る配筋検査シート作成システムの構成を示す。 図2は、実施形態に係る配筋検査シート作成処理のフロー図を示す。 図3は、実施形態に係る伏図データの一例を示す。 図4は、実施形態に係る伏図データの拡大図の一例を示す。 図5は、実施形態に係る部材データの一例を示す。 図6は、実施形態に係る部材データのうち、柱に関する部材データの一例を示す。 図7は、実施形態に係る書式データの一例を示す。 図8は、実施形態に係る書式データの拡大図の一例を示す。 図9は、伏図データが表示された画面の一例を示す。 図10は、特定の領域が選択された画面の一例を示す。 図11は、鉄筋検査シート作成の設定画面の一例を示す。 図12は、実施形態に係る配筋検査シートの一例を示す。 図13は、実施形態に係る配筋検査シートの拡大図の一例を示す。
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、チェックシートとして、鉄筋コンクリート造の建築物(以下、単に建築物ともいう)の配筋検査シートを作成する例について説明する。以下の説明は例示であり、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<実施形態>
<<配筋検査シート作成システムの構成>>
図1は、第一実施形態に係る配筋検査シート作成システム1(以下、単に、作成システムともいう)の構成を示す。作成システム1は、汎用のコンピュータによって構成され、CPU6(中央演算処理装置)及びメモリ7を有する情報処理装置2、キーボード、マウスからなる入力装置3、ディスプレイからなる表示装置4、SSD(Solid Sta
te Drive)からなる記憶装置5を備える。
情報処理装置2は、制御基板によって構成され、入力装置3、表示装置4、記憶装置5を制御する。入力装置3は、情報の入力や、情報の選択や抽出の指示を受け付ける。入力装置3は、タッチパネルディスプレイによって構成してもよい。CPU5は、メモリ6(ROM(Read Only Memory)、RAM(Random AcceSS Memory))に格納された、配筋検査シート作成部8、シート出力部9などの機能部をプログラムとして機能させ、入力装置3を介して入力される各種情報に基づいて、配筋検査シート作成処理やシート出力処理等を実行する。表示装置4は、入力装置3を介して入力される各種情報、指示を受け付ける画面、処理結果(例えば、配筋検査シート)を表示する。なお、作成システム1は、タブレット端末、携帯端末によって構成してもよい。また、コンピュータ、タブレット端末、及び携帯端末では、情報の受け付け、算出結果の
表示のみを行い、コンピュータ、タブレット端末、及び携帯端末とネットワークを介して接続されたサーバ上で図面処理や配筋検査シートの作成処理を行うようにしてもよい。
記憶装置5は、配筋検査シート作成処理やシート出力処理に必要な情報(後述する、伏図データ、部材データ、書式データなど)を格納する。記憶装置5は、ハードディスクドライブ(Hard disk drive)やフラッシュメモリ等によって構成してもよい。
配筋検査シート作成部8は、配筋検査シートを作成する。シート出力部9は、作成された配筋検査シートを出力する。配筋検査シート作成部8は、例えば既存のCAD(computer aided design)プログラムに組み込んで構成することができる。但し、配筋検査シート作成部8は、CADプログラムとは別に、独立したプログラムとしてもよい。なお、実施形態では、配筋検査シート作成部8とシート出力部9が独立した機能部(プログラム)となっているが、配筋検査シート作成部8とシート出力部9を一つの機能部(プログラム)で構成してもよい。つまり、配筋検査シート作成部8に、後述するシート出力部9の出力機能を持たせてもよい。
<<配筋検査シート作成処理>>
図2は、実施形態に係る図面処理のフロー図を示す。この処理は、図面処理プログラムが起動されることで開始される。図面処理を行う上では、建築物の伏図(本発明の図面情報)、部材リストの図面(本発明の関連情報)、書式データが記憶装置5の指定された領域に予め格納されている必要がある。
<<伏図データ>>
ここで、図3は、実施形態に係る伏図データの一例を示す。記憶装置5の指定された領域には、建築物の伏図としての画像データ(伏図データ)がフロア単位で格納されている。伏図データは、フロアを更に細分化して格納してもよい。図4は、実施形態に係る伏図データの拡大図の一例を示す。図4は、柱と壁の一部を示している。柱には、各柱の角部近傍に、柱を種類別に識別するための符号(C3,C6,C7)が付されている。符号は、アルファベットと数字を組み合わせることで構成されているが、識別子として機能すればよく、符号の態様はこれに限定されない。符号は、ひらがな、カタカナ等の他の文字や記号を単独、又は組合せて構成してもよい。また、壁には、各壁の中央付近に、壁を種類別に識別するための符号(W1,W2,W3)が付されている。なお、図示では、省略するが、建築物を構成する他の部材(基礎、柱、梁、壁、スラブなど)についても、同様に、各部材を部材別に識別するための符号が付されている。
<<部材データ>>
図5は、実施形態に係る部材データの一例を示す。記憶装置5の指定された領域には、建築物を構成する部材の部材データが部材の種類単位(基礎、柱、梁、壁、スラブなど)で格納されている。図6は、実施形態に係る部材データのうち、柱に関する部材データの一例を示す。部材データは、「符号」、「断面図(1階柱頭)」、「寸法(Dx×Dy)」、「鉄筋種類(主筋、HOOP筋)」、「備考」によって構成されている。但し、これらは一例であり、部材データは、配筋検査に必要な情報が含まれていればよい。符号は、建築物を構成する部材を識別するための識別子であり、伏図に付された符号に対応している。断面図は、建築物を構成する部材の断面図であり、図6では、柱の配筋断面図が記載されている。部材の断面図(配筋断面図)には、配置場所(1階柱頭)、寸法等が記載されている。寸法は、柱の断面における寸法であり、紙面X方向及びY方向の寸法を示す。鉄筋種類は、主筋やHOOP筋(帯筋)の種類、鉄筋径、ピッチ、本数など、配筋検査に必要な情報を含む。備考は、上記以外で、配筋検査に必要な情報(例えば、補助鉄筋の種類、鉄筋径、ピッチ、本数など)が記載されている。なお、図示では、省略するが、建築
物を構成する他の部材(基礎、柱、梁、壁、スラブなど)についても、同様に、鉄筋検査に必要な情報が記載されている。
<<書式データ>>
図7は、実施形態に係る書式データの一例を示す。記憶装置5の指定された領域には、複数の書式データが格納されている。図8は、実施形態に係る書式データの拡大図の一例を示す。書式データは、書誌的事項領域A1、伏図領域A2、部材領域A3、備考欄領域A4によって構成されている。書誌的事項領域A1は、タイトル、物件名、検査工区、施工者、検査日等を含む。伏図領域A2は、伏図データが配置される領域である。部材領域A3は、部材データが配置される領域である。備考欄領域A4は、例えば、伏図データや部材データの説明事項など、鉄筋検査に必要な情報が記載される領域である。図8に示す書式データは、中央に伏図領域A2が配置され、左側に2列の部材データ領域A3、右側に1列の部材データ領域A3が配置されている。また、上側に書誌的事項領域A1が配置され、右側の部材データ領域A3の更に右側に備考欄領域A4が配置されている。但し、これらは一例であり、書式データは、例えば、上下に部材データA3を配置するもの、L字状に部材データA3を配置するもの等でもよい。
<<配筋検査シートの作成処理>>
配筋検査シートの作成処理は、情報処理装置2によって実行される。ステップS01では、伏図から選択図面ファイル(本発明の選択図面情報)が作成される。具体的には、記憶装置5に格納されている伏図データの中から、配筋検査シートを作成する伏図が選択され、表示装置4に表示される。図9は、伏図データが表示された画面の一例を示す。そして、表示装置4に表示されている特定の領域を示す四角枠B1が入力装置3を操作することで適宜変形され、特定の領域が選択される。図10は、特定の領域が選択された画面の一例を示す。選択された領域が伏図データから切り出され、選択図面ファイルとして、記憶装置5に格納される。選択図面ファイルの保存形式は、例えばdwg形式とすることができる。選択図面ファイルの保存形式は、これに限定されない。また、領域の選択方法も、上記に限定されない。選択図面ファイルが作成されると、ステップS02へ進む。
ステップS02では、部材データから部材リストファイル(本発明の抽出関連情報)が作成される。具体的には、記憶装置5に格納されている部材データの中から、特定の領域に関連する部材が抽出され、抽出された部材が部材リストファイルとして、記憶装置5に格納される。換言すると、選択図面ファイルに含まれる符号が抽出され、抽出された符号に対応する部材データが抽出され、抽出された部材が部材リストファイルとして、記憶装置5に格納される。部材リストファイルの保存形式は、dwg形式、wmf形式、bmp形式とすることができる。なお、部材データの一覧を表示装置4に表示し、ユーザに選択させ、選択された部材を部材リストファイルとして、記憶装置5に格納するようにしてもよい。また、最終的に鉄筋検査シートに、伏図の符号と関連付けられて配置される部材データにチェックしたかどうかを機能可能なチェックボックスを合わせて記載してもよく、部材リストファイルの作成段階で、上記チェックボックスを付すかどうかの指示を受け付けるようにしてもよい。部材リストファイルが作成されると、ステップS03へ進む。なお、例えば、伏図データから特定の領域の選択のみを先行して行い、部材リストファイルの作成後、選択図面ファイルの作成を行うようにしてもよい。
ステップS03では、部材リストファイルの整合性の確認が行われる。具体的には、選択図面ファイルに含まれる符号と、部材リストファイルに含まれる符号とを対比し、両者の符号が一致しているかの確認が行われる。なお、整合性の確認を行う部材をユーザに選択させるようにしてもよい。例えば、部材リストファイルは、柱、壁、梁について作成されているが、部材リストファイルの整合性の確認は、柱についてのみ行うようにしてもよい。整合性の確認結果は、テキストファイルとして出力される。選択図面ファイルに含ま
れる符号と、部材リストファイルに含まれる符号が一致している場合には、一致している旨がテキストファイルに記載される。一方、選択図面ファイルに含まれる符号と、部材リストファイルに含まれる符号が一致していない場合には、一致していない旨、及び一致していない符号のリストがテキストファイルに記載される。符号が一致していない場合、その旨が記載されたテキストファイルを構造設計者に送信するようにしてもよい。部材リストファイルの整合性が確認されると、ステップS04へ進む。
ステップS04では、配筋検査シート作成に必要な設定を受け付ける。具体的には、選択図面ファイル、部材リストファイル、及び書式データの指定、作成する配筋検査シートの種類(例えば、柱の配筋検査シート、壁の配筋検査シートなど)を受け付ける。また、書誌的事項領域A1に必要な情報として、タイトル、物件名、検査工区、施工者、検査日等の入力も受け付けられる。また、備考欄領域A4に必要な情報として、伏図データや部材データの説明事項の入力も受け付けられる。書誌的事項領域A1に必要な情報や備考欄領域A4に必要な情報は、予め記憶装置5に格納しておき、呼び出すようにしてもよい。ここで、図11は、配筋検査シート作成の設定画面の一例を示す。この設定画面では、選択図面ファイル、部材リストファイル、及び書式データを指定するファイル呼び出し領域、作成する配筋検査シートの種類のリスト、及びチェックボックスを含む設定領域が表示されている。ファイル呼び出し領域では、ファイル名を直接入力してもよく、また、参照ボタンを選択してファイルを呼び出すこともできる。また、設定領域では、チェックボックスにチェックを入れることで、チェックが入っている項目の配筋検査シートが作成される。配筋検査シート作成に必要な設定が行われると、ステップS05へ進む。
ステップS05では、配筋検査シートが作成される。具体的には、選択された選択図面ファイルに含まれる伏図が、選択された書式データの伏図領域A1に割り当てられる。また、選択された部材リストファイルに含まれる部材データが、選択された書式データの部材データ領域A3に割り当てられる。また、書誌的事項領域A1には、タイトル、物件名、検査工区、施工者、検査日等が割り当てられ、備考欄領域A4には、伏図データや部材データの説明事項が割り当てられる。また、伏図領域A1の各符号とこの符号に対応する部材データ領域A3の各部材データが引き出し線で結ばれる。
ここで、図12は、実施形態に係る配筋検査シートの一例を示す。この配筋検査シートでは、中央に伏図が配置され、伏図の両側に部材データが複数配置されている。また、上側にはタイトル、物件名、検査工区、施工者、検査日が配置され、右端には説明事項が配置されている。
図13は、実施形態に係る配筋検査シートの拡大図の一例を示す。図13に示すように、伏図の符号(図13では、符号C3)とこの符号に対応する部材データが引き出し線で結ばれている。引き出し線は、矢印となっており、部材の位置がより確認しやすくなっている。配筋検査シートが作成されると、ステップS06へ進む。
ステップS06では、配筋検査シートが出力される。具体的には、既定されたファイル形式で配筋検査シートが作成され、記憶装置5の指定された領域に格納される。本実施形態では、配筋検査シートがエクセル(登録商標)形式で出力される。配筋検査シートは、ビットマップ形式やPDF形式など、他のファイル形式で出力するようにしてもよい。ファイル形式は、ステップS04の設定受付において、配筋検査シートを表示する端末に応じて適宜設定できるようにしてもよい。以上により、配筋検査シートの作成処理が完了する。
<<出力処理>>
出力処理では、作成された配筋検査シートのファイルが所定のプログラム(本実施形態
では、エクセル(登録商標))によって開かれ、表示装置4に表示される。プリンタの出力指示を受け付けると、配筋検査シートが紙媒体で出力される。
<効果>
作成システム1によれば、選択図面ファイルに含まれる伏図と部材リストファイルに含まれる部材データとを書式データに基づいて配置し、かつ、伏図の符号とこの符号に対応する部材データと引き出し線で関連付けて、配筋検査シートを作成することができる。従って、配筋検査シート作成の作業負担が従来よりも大幅に削減される。また、作成された配筋検査シートは、既定の書式に基づいて作成されるため、作成者による書式のばらつきも低減され、見やすいものとなる。
また、部材リストファイルの整合性の確認が行われるので、部材データの漏れや誤りを確実に確認することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係るチェックシート作成システムやチェックシート作成方法は、可能な限り各実施形態を組み合わせて実施することができる。
例えば、本実施形態では、鉄筋コンクリート造の建築物を例に説明したが、本発明に係るチェックシート作成システムやチェックシート作成方法は、橋、トンネルなどの土木構造物等にも適用できる。また、本実施形態では、配筋検査シートを例に説明したが、これには限定されない。本発明に係る本発明に係るチェックシート作成システムやチェックシート作成方法は、平面図と展開図と標準仕様といったように、図面や情報が別々の書面に記載されており、検査や確認の際にこれらの図面や情報を一度に確認したいような場面であって、検査や確認のためのチェックシートの作成が有効と考えられる分野に広く適用することができる。例えば、図面と安全項目の併記が必要とされる安全パトロールのチェックシートや図面と展開図と標準仕様の併記が必要とされる仕上げ工事のチェックシートにも適用することができる。
1・・・配筋検査シート作成システム
2・・・情報処理装置
3・・・入力装置
4・・・表示装置
5・・・記憶装置
6・・・CPU
7・・・メモリ
8・・・配筋検査シート作成部
9・・・シート出力部

Claims (5)

  1. 図形と符号を含む図面に関する図面情報と、前記図面情報に関連する関連情報と、前記図面情報と前記関連情報とを出力する際の配置を既定する書式情報と、を記憶する記憶部と、
    前記図面情報と、前記関連情報と、前記書式情報とのうち、少なくとも何れか一つを表示する表示部と、
    前記表示部に表示される情報に対しての指示を受け付ける操作部と、
    前記表示部に表示される図面から特定の領域を前記操作部を介して選択させ、選択された領域に関する選択図面情報を前記記憶部に記憶し、前記関連情報のうち前記選択図面情報に関連する抽出関連情報を前記操作部を介して抽出し、抽出した抽出関連情報を前記記憶部に記憶し、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを前記書式情報に基づいて配置し、かつ、前記抽出関連情報は前記図面情報の符号と関連付けて、チェックシートを作成するチェックシート作成部と、
    を備えるチェックシート作成システム。
  2. 前記チェックシート作成部は、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを比較し、比較結果を前記表示部に表示する、請求項1に記載のチェックシート作成システム。
  3. 前記図面情報は、基礎、柱、梁、壁、スラブのうち少なくとも何れか一つを含む建築物の伏図、前記基礎、柱、梁、壁、スラブを識別する符号を含み、
    前記関連情報は、前記符号毎に纏められ、前記基礎、柱、梁、壁、スラブを構成する鉄筋に関する鉄筋情報を含む、
    請求項1又は2に記載のチェックシート作成システム。
  4. 前記チェックシート作成部は、前記選択図面情報の符号と前記抽出関連情報とを引き出し線で関連付ける、請求項1から3の何れか1項に記載のチェックシート作成システム。
  5. 図形と符号を含む図面に関する図面情報と、前記図面情報に関連する関連情報と、前記図面情報と前記関連情報とを出力する際の配置を既定する書式情報とのうち、少なくとも何れか一つを表示する表示部に表示される図面から特定の領域を操作部を介して選択させ、前記選択された領域に関する選択図面情報を記憶部に記憶し、前記関連情報のうち前記選択図面情報に関連する抽出関連情報を抽出し、前記抽出した抽出関連情報を前記記憶部に記憶し、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを前記書式情報に基づいて配置し、かつ、前記抽出関連情報は前記図面情報の符号と関連付けて、チェックシートを作成する処理をコンピュータが実行するチェックシート作成方法。
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