JP2015222490A - チェックシート作成システム、及びチェックシート作成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
選択させ、選択された領域に関する選択図面情報を前記記憶部に記憶し、前記関連情報のうち前記選択図面情報に関連する抽出関連情報を前記操作部を介して抽出し、抽出した抽出関連情報を前記記憶部に記憶し、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを前記書式情報に基づいて配置し、かつ、前記抽出関連情報は前記図面情報の符号と関連付けて、チェックシートを作成するチェックシート作成部と、を備えるチェックシート作成システムである。
特定することもできる。また、本発明は、そのようなプログラムを記録した記録媒体として特定することもできる。この場合、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。なお、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、又は化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
<<配筋検査シート作成システムの構成>>
図1は、第一実施形態に係る配筋検査シート作成システム1(以下、単に、作成システムともいう)の構成を示す。作成システム1は、汎用のコンピュータによって構成され、CPU6(中央演算処理装置)及びメモリ7を有する情報処理装置2、キーボード、マウスからなる入力装置3、ディスプレイからなる表示装置4、SSD(Solid Sta
te Drive)からなる記憶装置5を備える。
表示のみを行い、コンピュータ、タブレット端末、及び携帯端末とネットワークを介して接続されたサーバ上で図面処理や配筋検査シートの作成処理を行うようにしてもよい。
図2は、実施形態に係る図面処理のフロー図を示す。この処理は、図面処理プログラムが起動されることで開始される。図面処理を行う上では、建築物の伏図(本発明の図面情報)、部材リストの図面(本発明の関連情報)、書式データが記憶装置5の指定された領域に予め格納されている必要がある。
ここで、図3は、実施形態に係る伏図データの一例を示す。記憶装置5の指定された領域には、建築物の伏図としての画像データ(伏図データ)がフロア単位で格納されている。伏図データは、フロアを更に細分化して格納してもよい。図4は、実施形態に係る伏図データの拡大図の一例を示す。図4は、柱と壁の一部を示している。柱には、各柱の角部近傍に、柱を種類別に識別するための符号(C3,C6,C7)が付されている。符号は、アルファベットと数字を組み合わせることで構成されているが、識別子として機能すればよく、符号の態様はこれに限定されない。符号は、ひらがな、カタカナ等の他の文字や記号を単独、又は組合せて構成してもよい。また、壁には、各壁の中央付近に、壁を種類別に識別するための符号(W1,W2,W3)が付されている。なお、図示では、省略するが、建築物を構成する他の部材(基礎、柱、梁、壁、スラブなど)についても、同様に、各部材を部材別に識別するための符号が付されている。
図5は、実施形態に係る部材データの一例を示す。記憶装置5の指定された領域には、建築物を構成する部材の部材データが部材の種類単位(基礎、柱、梁、壁、スラブなど)で格納されている。図6は、実施形態に係る部材データのうち、柱に関する部材データの一例を示す。部材データは、「符号」、「断面図(1階柱頭)」、「寸法(Dx×Dy)」、「鉄筋種類(主筋、HOOP筋)」、「備考」によって構成されている。但し、これらは一例であり、部材データは、配筋検査に必要な情報が含まれていればよい。符号は、建築物を構成する部材を識別するための識別子であり、伏図に付された符号に対応している。断面図は、建築物を構成する部材の断面図であり、図6では、柱の配筋断面図が記載されている。部材の断面図(配筋断面図)には、配置場所(1階柱頭)、寸法等が記載されている。寸法は、柱の断面における寸法であり、紙面X方向及びY方向の寸法を示す。鉄筋種類は、主筋やHOOP筋(帯筋)の種類、鉄筋径、ピッチ、本数など、配筋検査に必要な情報を含む。備考は、上記以外で、配筋検査に必要な情報(例えば、補助鉄筋の種類、鉄筋径、ピッチ、本数など)が記載されている。なお、図示では、省略するが、建築
物を構成する他の部材(基礎、柱、梁、壁、スラブなど)についても、同様に、鉄筋検査に必要な情報が記載されている。
図7は、実施形態に係る書式データの一例を示す。記憶装置5の指定された領域には、複数の書式データが格納されている。図8は、実施形態に係る書式データの拡大図の一例を示す。書式データは、書誌的事項領域A1、伏図領域A2、部材領域A3、備考欄領域A4によって構成されている。書誌的事項領域A1は、タイトル、物件名、検査工区、施工者、検査日等を含む。伏図領域A2は、伏図データが配置される領域である。部材領域A3は、部材データが配置される領域である。備考欄領域A4は、例えば、伏図データや部材データの説明事項など、鉄筋検査に必要な情報が記載される領域である。図8に示す書式データは、中央に伏図領域A2が配置され、左側に2列の部材データ領域A3、右側に1列の部材データ領域A3が配置されている。また、上側に書誌的事項領域A1が配置され、右側の部材データ領域A3の更に右側に備考欄領域A4が配置されている。但し、これらは一例であり、書式データは、例えば、上下に部材データA3を配置するもの、L字状に部材データA3を配置するもの等でもよい。
配筋検査シートの作成処理は、情報処理装置2によって実行される。ステップS01では、伏図から選択図面ファイル(本発明の選択図面情報)が作成される。具体的には、記憶装置5に格納されている伏図データの中から、配筋検査シートを作成する伏図が選択され、表示装置4に表示される。図9は、伏図データが表示された画面の一例を示す。そして、表示装置4に表示されている特定の領域を示す四角枠B1が入力装置3を操作することで適宜変形され、特定の領域が選択される。図10は、特定の領域が選択された画面の一例を示す。選択された領域が伏図データから切り出され、選択図面ファイルとして、記憶装置5に格納される。選択図面ファイルの保存形式は、例えばdwg形式とすることができる。選択図面ファイルの保存形式は、これに限定されない。また、領域の選択方法も、上記に限定されない。選択図面ファイルが作成されると、ステップS02へ進む。
れる符号と、部材リストファイルに含まれる符号が一致している場合には、一致している旨がテキストファイルに記載される。一方、選択図面ファイルに含まれる符号と、部材リストファイルに含まれる符号が一致していない場合には、一致していない旨、及び一致していない符号のリストがテキストファイルに記載される。符号が一致していない場合、その旨が記載されたテキストファイルを構造設計者に送信するようにしてもよい。部材リストファイルの整合性が確認されると、ステップS04へ進む。
出力処理では、作成された配筋検査シートのファイルが所定のプログラム(本実施形態
では、エクセル(登録商標))によって開かれ、表示装置4に表示される。プリンタの出力指示を受け付けると、配筋検査シートが紙媒体で出力される。
作成システム1によれば、選択図面ファイルに含まれる伏図と部材リストファイルに含まれる部材データとを書式データに基づいて配置し、かつ、伏図の符号とこの符号に対応する部材データと引き出し線で関連付けて、配筋検査シートを作成することができる。従って、配筋検査シート作成の作業負担が従来よりも大幅に削減される。また、作成された配筋検査シートは、既定の書式に基づいて作成されるため、作成者による書式のばらつきも低減され、見やすいものとなる。
2・・・情報処理装置
3・・・入力装置
4・・・表示装置
5・・・記憶装置
6・・・CPU
7・・・メモリ
8・・・配筋検査シート作成部
9・・・シート出力部
Claims (5)
- 図形と符号を含む図面に関する図面情報と、前記図面情報に関連する関連情報と、前記図面情報と前記関連情報とを出力する際の配置を既定する書式情報と、を記憶する記憶部と、
前記図面情報と、前記関連情報と、前記書式情報とのうち、少なくとも何れか一つを表示する表示部と、
前記表示部に表示される情報に対しての指示を受け付ける操作部と、
前記表示部に表示される図面から特定の領域を前記操作部を介して選択させ、選択された領域に関する選択図面情報を前記記憶部に記憶し、前記関連情報のうち前記選択図面情報に関連する抽出関連情報を前記操作部を介して抽出し、抽出した抽出関連情報を前記記憶部に記憶し、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを前記書式情報に基づいて配置し、かつ、前記抽出関連情報は前記図面情報の符号と関連付けて、チェックシートを作成するチェックシート作成部と、
を備えるチェックシート作成システム。 - 前記チェックシート作成部は、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを比較し、比較結果を前記表示部に表示する、請求項1に記載のチェックシート作成システム。
- 前記図面情報は、基礎、柱、梁、壁、スラブのうち少なくとも何れか一つを含む建築物の伏図、前記基礎、柱、梁、壁、スラブを識別する符号を含み、
前記関連情報は、前記符号毎に纏められ、前記基礎、柱、梁、壁、スラブを構成する鉄筋に関する鉄筋情報を含む、
請求項1又は2に記載のチェックシート作成システム。 - 前記チェックシート作成部は、前記選択図面情報の符号と前記抽出関連情報とを引き出し線で関連付ける、請求項1から3の何れか1項に記載のチェックシート作成システム。
- 図形と符号を含む図面に関する図面情報と、前記図面情報に関連する関連情報と、前記図面情報と前記関連情報とを出力する際の配置を既定する書式情報とのうち、少なくとも何れか一つを表示する表示部に表示される図面から特定の領域を操作部を介して選択させ、前記選択された領域に関する選択図面情報を記憶部に記憶し、前記関連情報のうち前記選択図面情報に関連する抽出関連情報を抽出し、前記抽出した抽出関連情報を前記記憶部に記憶し、前記選択図面情報と前記抽出関連情報とを前記書式情報に基づいて配置し、かつ、前記抽出関連情報は前記図面情報の符号と関連付けて、チェックシートを作成する処理をコンピュータが実行するチェックシート作成方法。
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