JPH11183649A - 表示修正装置付き時計 - Google Patents

表示修正装置付き時計

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Publication number
JPH11183649A
JPH11183649A JP9357352A JP35735297A JPH11183649A JP H11183649 A JPH11183649 A JP H11183649A JP 9357352 A JP9357352 A JP 9357352A JP 35735297 A JP35735297 A JP 35735297A JP H11183649 A JPH11183649 A JP H11183649A
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JP
Japan
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winding stem
wheel
rotation
correction
winding
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Pending
Application number
JP9357352A
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English (en)
Inventor
Mamoru Watanabe
守 渡辺
Masaaki Takahashi
雅明 高橋
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Priority to US09/582,016 priority patent/US6295249B1/en
Priority to EP98961584A priority patent/EP1043634A4/en
Priority to PCT/JP1998/005940 priority patent/WO1999034262A1/ja
Priority to TW087121647A priority patent/TW392096B/zh
Priority to CN98813630A priority patent/CN1285053A/zh
Publication of JPH11183649A publication Critical patent/JPH11183649A/ja
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B27/00Mechanical devices for setting the time indicating means
    • G04B27/02Mechanical devices for setting the time indicating means by making use of the winding means
    • G04B27/06Mechanical devices for setting the time indicating means by making use of the winding means with rocking bar

Abstract

(57)【要約】 【課題】 つづみ車の巻真軸線方向移動量が小さい表示
修正装置を実現する。 【解決手段】 巻真110が0段目にある状態で、つづ
み車114の回転によりきち車116は回転する。小鉄
車128は、巻真110が「1段目」及び「2段目」に
ある状態で、つづみ車114の甲歯114aと噛み合
う。切換レバー130が、小鉄車ピン102cを回転中
心として揺動可能に設けられる。第1修正伝え車132
及び第2修正伝え車134が切換レバー130に設けら
れる。揺動レバー142が第3修正伝え車に対して揺動
可能に設けられる。修正車144が揺動レバー142に
回転可能に設けられる。第1日の裏中間車160及び第
2日の裏中間車162が切換レバー130に回転可能に
取付けられ、巻真110が2段目にあるときに、日の裏
車166を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻真を回転させる
ことにより、時針、分針、日車及び曜車等の表示部材が
表示している表示内容を修正することができるように構
成された表示修正装置付き時計に関する。更に、本発明
は、巻真の回転により表示内容を修正するための時計用
修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表示修正装置付き時計において
は、おしどりの作動により3つの位置に揺動可能なよう
に地板に設けられた揺動かんぬきを用いていた。小鉄車
が揺動かんぬきに回転可能に設けられていた。カレンダ
修正揺動レバーが揺動かんぬきに揺動可能なように設け
られていた。カレンダ修正車が、カレンダ修正揺動レバ
ーに回転可能に設けられ、一定のスリップトルクでスリ
ップ可能に配置されている。巻真が0段目にあるときに
は、揺動かんぬきは巻真の軸線方向の第1の位置に位置
決めされており、巻真を回転させると、つづみ車が回転
し、つづみ車の回転に基づいて小鉄車とカレンダ修正車
が回転する。この状態では、カレンダ修正車の回転に基
づいて回転する歯車はない。
【0003】巻真を1段目に引き出すと、おしどりの回
転に基づいて揺動かんぬきが回転する。すると、揺動か
んぬきは巻真の軸線方向の第2の位置に位置決めされ
る。巻真を回転させると、つづみ車が回転し、つづみ車
の回転に基づいて小鉄車とカレンダ修正車が回転する。
巻真を右回転させると、カレンダ修正揺動レバーが第1
の方向に揺動して、カレンダ修正車の回転に基づいて日
車を回転させ日修正を行う。巻真を左回転させると、カ
レンダ修正揺動レバーが、第1の方向と反対の第2の方
向に揺動して、カレンダ修正車の回転に基づいて曜修正
車を回転させる。曜修正車の回転に基づいて、曜車を回
転させ曜修正を行う。巻真を2段目に引き出すと、おし
どりの回転に基づいて揺動かんぬきが回転する。する
と、揺動かんぬきは巻真の軸線方向の第2の位置に位置
決めされる。巻真を回転させると、つづみ車が回転し、
つづみ車の回転に基づいて小鉄車とカレンダ修正車が回
転する。この状態では、カレンダ修正車の回転に基づい
て回転する歯車はない。
【0004】巻真を回転させると、小鉄車の回転に基づ
いて日の裏車が回転する。日の裏車が回転することによ
り、分車及び筒車が回転する。従って、巻真の回転に基
づいて、分車に取付けられた分針と、筒車に取付けられ
た時針の表示を修正することができる。このような従来
の構造では、つづみ車は、巻真の0段目に対応する第1
の位置と、巻真の1段目に対応する第2の位置と、巻真
の2段目に対応する第3の位置との3箇所に移動するよ
うに構成されている。また、小鉄車とカレンダ修正揺動
レバーとカレンダ修正車は、揺動かんぬきに取付けられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の表示修
正装置付き時計では、下記の課題があった。 (1)巻真を回転させて日車及び曜車等の表示を修正
し、時刻の修正をするときに、つづみ車が巻真の回転軸
線方向の3箇所の位置に移動されるので、つづみ車の移
動する量が大きい。従って、巻真の軸線方向について、
時計のムーブメントの寸法が大きくなる。 (2)複数の部品を搭載した揺動かんぬきを用いるの
で、表示修正装置を構成する部品の形状が複雑であり、
部品の製造及び時計の組立に多くの時間を要していた。
【0006】
【発明の目的】そこで、従来のこのような課題を解決す
るため、本発明の目的は下記に記載する点にある。 (1)つづみ車の巻真軸線方向移動量が小さい表示修正
装置を実現することにより、表示修正装置付き時計のム
ーブメントを小型化する。 (2)表示修正装置を構成する部品の形状を簡略化し
て、製造及び組立が容易な表示修正装置付き時計を実現
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記課題を解決す
るために、本発明は、巻真の回転により表示内容を修正
することができる表示修正装置付き時計において、第1
の情報を表示するための第1情報表示部材と、第2の情
報を表示するための第2情報表示部材とを有する構成と
した。第1情報表示部材は、例えば、日を表示する日表
示部材、すなわち日車等で構成され、第2情報表示部材
は、例えば、時刻を表示する時刻表示部材、すなわち時
針及び分針等で構成される。そのうえ、本発明の表示修
正装置付き時計は、回転軸線を有しており、第1情報表
示部材の表示内容を修正し、かつ、第2情報表示部材の
表示内容を修正するための巻真と、巻真の回転軸線と同
一の回転軸線を有し、巻真の回転に基づいて回転するよ
うに設けられたつづみ車と、巻真を、その回転軸線方向
の第1の巻真位置と、その回転軸線方向の第2の巻真位
置と、その回転軸線方向の第3の巻真位置とに位置決め
するための巻真位置決め手段と、巻真の回転軸線方向の
移動に基づいて、巻真が前記第1の巻真位置にあるとき
につづみ車をその回転軸線方向の第1のつづみ車位置に
位置決めし、巻真が前記第2の巻真位置及び前記第3の
巻真位置にあるときにつづみ車をその回転軸線方向の第
2のつづみ車位置に位置決めするためのつづみ車位置決
め手段とを備えている。
【0008】そのうえ、本発明の表示修正装置付き時計
は、巻真の回転軸線上に回転中心を有し、巻真が第2の
巻真位置にあるときに、第1の回転方向に揺動し、巻真
が第3の位置にあるときに、第1の回転方向と異なる第
2の回転方向に揺動するように設けられた切換レバー
と、巻真が第2の巻真位置にあるときに、つづみ車の回
転に基づいて第1情報表示部材の表示内容を修正するた
めの、切換レバーに設けられた第1の修正手段と、巻真
が第3の巻真位置にあるときに、つづみ車の回転に基づ
いて第2情報表示部材の表示内容を修正するための、切
換レバーに設けられた第2の修正手段とを備えている。
更に、本発明の表示修正装置付き時計は、切換レバーの
回転中心と同じ位置にある回転中心を有し、巻真が前記
第2の巻真位置及び第3の巻真位置にあるときに、つづ
み車の回転に基づいて回転するように設けられた小鉄車
を有するのが好ましい。
【0009】更に、本発明の表示修正装置付き時計で
は、第1の修正手段は、小鉄車の回転に基づいて回転す
るように設けられた1つ以上の修正伝え車と、修正伝え
車の回転に基づいて回転するように設けられ、第1情報
表示部材の表示内容を修正するための修正車とを含むの
が好ましい。更に、本発明の表示修正装置付き時計は、
巻真が第2の巻真位置にあるときに、修正伝え車の回転
に基づいて揺動するように設けられた揺動レバーを備
え、修正車は、揺動レバーに回転可能に取付けられてい
るのが好ましい。この構成により、小型で確実に作動す
る表示修正装置付き時計を実現することができる。更
に、本発明の表示修正装置付き時計は、揺動レバーの回
転方向の位置を規正するための揺動レバー位置決め手段
を備えているのが好ましい。
【0010】この構成により、揺動レバーの回転方向の
位置を確実に定めることができる。更に、本発明の表示
修正装置付き時計は、切換レバーの回転方向の位置を規
正するための切換レバー位置決め手段を備えているのが
好ましい。この構成により、切換レバーの回転方向の位
置を確実に定めることができる。更に、本発明の表示修
正装置付き時計では、切換レバーの回転は、巻真位置決
め手段の作動に基づいて定められるように構成されるの
が好ましい。この構成により、切換レバーを確実に回転
させることができる。更に、本発明の表示修正装置付き
時計は、巻真が前記第3の巻真位置にあるときに第2情
報表示部材の作動を規正するための、巻真位置決め手段
又はつづみ車位置決め手段の作動に基づいて作動するよ
うに設けられた規正レバーを備えているのが好ましい。
【0011】この構成により、規正レバーを確実に作動
させることができ、時計の秒針を確実に停止させること
ができる。更に、本発明の表示修正装置付き時計では、
巻真が第3の巻真位置にあるときにおいて、切換レバー
の回転は、規正レバーの作動に基づいて定められるよう
に構成されるのが好ましい。この構成により、切換レバ
ーを確実に回転させることができる。更に、本発明の表
示修正装置付き時計は、第3の情報を表示するための第
3情報表示部材を備え、巻真が前記第2の巻真位置にあ
るときに、巻真が第1の巻真回転方向に回転するときに
揺動レバーは第1の揺動レバー回転方向に回転して、修
正車が前記第1情報表示部材を修正するように構成さ
れ、巻真が第2の巻真位置にあるときに、巻真が前記第
1の巻真回転方向と異なる第2の巻真回転方向に回転す
るときに揺動レバーは第1の揺動レバー回転方向と異な
る第2の揺動レバー回転方向に回転して、修正車が第3
情報表示部材を修正するように構成されているのが好ま
しい。
【0012】第3情報表示部材は、例えば、曜表示部
材、すなわち、曜車で構成される。この構成により、3
つの情報表示部材の修正を確実に行うことができる。更
に、本発明の表示修正装置付き時計では、第2の修正手
段は、小鉄車の回転に基づいて回転するように設けられ
た1つ以上の日の裏中間車を含み、巻真が第3の巻真位
置にあるときに、日の裏中間車の回転に基づいて回転す
るように設けられた日の裏車を有するのが好ましい。こ
の構成により、針合わせを確実に行うことができる。更
に、本発明の表示修正装置付き時計をてんぷを有する機
械式時計で構成する場合には、巻真が前記第3の巻真位
置にあるときに、規正レバーが、てんぷを規正するよう
に構成されているのが好ましい。この構成により、小型
で確実に作動する規正装置を有する機械式時計を実現す
ることができる。更に、本発明の表示修正装置付き時計
は、秒を表示するための表輪列を有し、巻真が第3の巻
真位置にあるときに、規正レバーが、表輪列のうちの1
つの歯車を規正するように構成されているのが好まし
い。この構成により、確実に表輪列の規正を行うことが
できる。
【0013】(2)また、本発明は、巻真の回転に基づ
いて表示内容を修正することができる表示修正装置付き
時計において、時刻を表示する時刻表示部材と、日を表
示する日表示部材と、曜を表示する曜表示部材と、回転
軸線を有しており、時刻表示部材、日表示部材及び曜表
示部材の表示内容を修正するための巻真と、巻真の回転
軸線と同一の回転軸線を有し、前記巻真の回転に基づい
て回転するつづみ車とを備えている。
【0014】切換装置が、巻真を、その回転軸線方向の
第1の巻真位置と、その回転軸線方向の第2の巻真位置
と、その回転軸線方向の第3の巻真位置とに位置決め
し、巻真の回転軸線方向の移動に基づいて、巻真が前記
第1の巻真位置にあるときにつづみ車をその回転軸線方
向の第1のつづみ車位置に位置決めし、巻真が第2の巻
真位置及び第3の巻真位置にあるときにつづみ車をその
回転軸線方向の第2のつづみ車位置に位置決めするため
に設けられている。切換レバーが、巻真の回転軸線上に
回転中心を有し、巻真が第2の巻真位置にあるときに、
第1の回転方向に揺動し、巻真が前記第3の位置にある
ときに、第1の回転方向と異なる第2の回転方向に揺動
するように設けられている。本発明の表示修正装置付き
時計は、更に、切換レバーの回転中心と同じ位置にある
回転中心を有し、巻真が前記第2の巻真位置及び第3の
巻真位置にあるときに、つづみ車の回転に基づいて回転
するように設けられた小鉄車と、巻真が第2の巻真位置
にあるときに、小鉄車の回転に基づいて日表示部材及び
曜表示部材の表示内容を修正するための、切換レバーに
設けられた第1の修正輪列と、巻真が第3の巻真位置に
あるときに、小鉄車の回転に基づいて時刻表示部材の表
示内容を修正するための、切換レバーに設けられた第2
の修正輪列とを備えている。
【0015】本発明の表示修正装置付き時計では、第1
の修正輪列が、小鉄車の回転に基づいて回転するように
設けられた1つ以上の修正伝え車を含み、この表示修正
装置付き時計は、巻真が第2の巻真位置にあるときに、
修正伝え車の回転に基づいて揺動するように設けられた
揺動レバーと、巻真が第2の巻真位置にあるときに、修
正伝え車の回転に基づいて回転するように前記揺動レバ
ーに取付けられている修正車とを備え、巻真が第2の巻
真位置にあるときに、巻真が第1の巻真回転方向に回転
するときに揺動レバーは第1の揺動レバー回転方向に回
転して、修正車が日表示部材を修正するように構成さ
れ、巻真が第2の巻真位置にあるときに、巻真が第1の
巻真回転方向と異なる第2の巻真回転方向に回転すると
きに揺動レバーは第1の揺動レバー回転方向と異なる第
2の揺動レバー回転方向に回転して、修正車が曜表示部
材を修正するように構成されているのが好ましい。
【0016】本発明の表示修正装置付き時計では、第2
の修正輪列が、小鉄車の回転に基づいて回転するように
設けられた1つ以上の日の裏中間車を含み、巻真が第3
の巻真位置にあるときに、第2の修正輪列の回転に基づ
いて日の裏中間車の回転を介して回転するように設けら
れた日の裏車を有するのが好ましい。本発明の表示修正
装置付き時計は、巻真が第3の巻真位置にあるときに時
刻表示部材の作動を規正するための、切換装置の作動に
基づいて作動する規正レバーを備えているのが好まし
い。このように構成することにより、つづみ車の巻真軸
線方向の移動量を小さくすることができる。従って、表
示修正装置付き時計のムーブメントを小型化することが
できる。。
【0017】また、時計の表示修正装置を構成する部品
の形状を簡略化することができる。従って、時計の製造
及び組立を容易にすることができる。更に、本発明の表
示修正装置付き時計では、上記の第1の修正輪列は、巻
真の回転軸線を時計の基準軸線としたときに、該基準軸
線に対して一方の側である第1領域に配置され、上記の
第2の修正輪列は、基準軸線に対して他方の側である第
2領域に配置されている。この構成により、小型の表示
修正装置付き時計を実現することができる。
【0018】(3)更に、本発明は、巻真の回転に基づ
いて表示内容を修正するための時計用修正装置におい
て、時計のムーブメントに対して移動しない回転中心を
有し、巻真の回転に基づいて回転可能なように、前記ム
ーブメントに対して回転可能に固定された修正用歯車
と、修正用歯車の回転中心と同じ軸線上に回転中心を有
し、この回転中心から第1の方向に延びる第1部分と、
前記回転中心から第2の方向に延びる第2部分とを備
え、ムーブメントに対して第1の回転方向に揺動可能で
あり、かつ、前記第1の回転方向と異なる第2の回転方
向に揺動可能であるように設けられた切換レバーと、修
正用歯車の回転に基づいて回転するように、切換レバー
の前記第1部分に設けられた、少なくとも1つの第1修
正伝え車と、修正用歯車の回転に基づいて回転するよう
に、切換レバーの前記第2部分に設けられた、少なくと
も1つの第2修正伝え車とを備えているように構成し
た。修正用歯車は、例えば、小鉄車として構成される。
この構成により、少ない部品数で、小型の時計用修正装
置を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の巻真の回転によ
る表示修正装置付き時計の実施の形態を図面に基づいて
説明する。 (1)本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形
態の構造 図1及び図2を参照すると、本発明の表示修正装置付き
時計の第1の実施の形態のムーブメント(機械体)10
0は機械式時計で構成されており、ムーブメントの基板
を構成する地板102を有する。巻真110が、地板1
02の巻真案内穴102a及び102bに回転可能に組
み込まれる。文字板104がムーブメント100に取付
けられる。地板102の両側のうちで、文字板104の
ある方の側をムーブメントの「裏側」と称し、文字板1
04のある方の側と反対側をムーブメントの「表側」と
称する。ムーブメントの「表側」に組み込まれる輪列を
「表輪列」と称し、ムーブメントの「裏側」に組み込ま
れる輪列を「裏輪列」と称している。
【0020】時計においては、通常、文字板104の表
面の外周部分に1から12の数字又はこれに対応する略
字等が設けられている。従って、時計の外周部分に沿う
各方向をこの数字を用いて表現することができる。例え
ば、腕時計の場合には、 腕時計の上方向、上側をそれぞれ「12時方向」、
「12時側」と称し、 腕時計の右方向、右側をそれぞれ「3時方向」、
「3時側」と称し、 腕時計の下方向、下側をそれぞれ「6時方向」、
「6時側」と称し、 腕時計の左方向、左側をそれぞれ「9時方向」、
「9時側」と称する。同様に、 文字板104の1時目盛から11時目盛に対応する
方向を、それぞれ「1時方向」から「11時方向」と称
し、文字板104の1時目盛から11時目盛に対応する
位置を、それぞれ「1時位置」から「11時位置」と称
する。
【0021】例えば、図1において、ムーブメントのム
ーブメントの「3時方向」には、巻真110が配置され
ている。巻真110の回転軸線を含む直線を時計の基準
軸線112と定義する。ムーブメントの裏側において、
基準軸線112より左側の領域をムーブメントの「第1
領域」と定義する。この「第1領域」を、文字板の数字
に対応させて、「3〜12〜9時領域」と称する。従っ
て、ムーブメントの表側では、基準軸線112より右側
の領域がムーブメントの「第1領域」になる。ムーブメ
ントの裏側において、基準軸線112より右側の領域を
ムーブメントの「第2領域」と定義する。この「第2領
域」を、文字板の数字に対応させて、「3〜6〜9時領
域」と称する。従って、ムーブメントの表側では、基準
軸線112より左側の領域がムーブメントの「第2領
域」になる。
【0022】巻真110は角部110aと、案内軸部1
10bとを有する。つづみ車114が巻真110は角部
110aに組み込まれる。つづみ車114は巻真110
の回転軸線と同一の回転軸線を有する。すなわち、つづ
み車114は角穴を有し、この角穴が角部110aに嵌
め合うことにより、巻真110の回転に基づいて回転す
るように設けられている。つづみ車114は甲歯114
aと、乙歯114bとを有する。甲歯114aはムーブ
メントの中心に近い方のつづみ車114の端部に設けら
れる。乙歯114bはムーブメントの中心から遠い方の
つづみ車114の端部に設けられる。きち車116が巻
真110の案内軸部110bに回転可能に設けられる。
きち車116は内側歯116aと、外側歯116bとを
有する。巻真110が、回転軸線方向に沿ってムーブメ
ントの内側に一番近い方の第1の巻真位置(0段目)に
ある状態で、つづみ車114の乙歯114bは、きち車
116の内側歯116aと噛み合っている。従って、こ
の状態では、巻真110を回転させると、つづみ車11
4の回転を介してきち車116が回転するように構成さ
れている。巻真110が「1段目」及び「2段目」にあ
る状態で、つづみ車114の乙歯114bは、きち車1
16の内側歯116aと噛み合わないように構成されて
いる。
【0023】おしどり120が地板102の裏側に回転
可能に配置される。かんぬき122が地板102の裏側
に回転可能に配置される。かんぬき122は、かんぬき
ばね部122aのばね力により、おしどり120の先端
部120aに押し付けられるように付勢されている。か
んぬき押さえ124がおしどり120及びかんぬき12
2を押さえるように設けられる。おしどり120に設け
られたおしどり位置決めピン120bがかんぬき押さえ
124のおしどり位置きめ山形部124aに係合し、か
んぬき押さえ124により、おしどり120は、3つの
回転方向の位置に位置決めされる。おしどり120の巻
真案内部120cが巻真110の段部110cに係合し
て、おしどり120の回転に基づいて巻真110の回転
軸線方向の位置を決める。かんぬき122のつづみ車案
内部122cがつづみ車114の段部114cに係合し
て、かんぬき122の回転に基づいてつづみ車114の
回転軸線方向の位置を決める。おしどり120の回転に
基づいて、かんぬき122は2つの回転方向の位置に位
置決めされる。
【0024】本発明の表示修正装置付き時計の構成で
は、巻真110が「0段目」にある状態では、つづみ車
114はムーブメントの外側に近い方の第1の位置にあ
り、巻真110が「1段目」及び「2段目」にある状態
で、つづみ車114はムーブメントの内側に近い第2の
位置にあるように構成されている。おしどり120、か
んぬき122及びかんぬき押さえ124は、表示修正装
置付き時計の切換装置を構成する。おしどり120及び
かんぬき押さえ124のおしどり位置きめ山形部124
aは、巻真110の回転軸線方向の位置を決める巻真位
置決め手段を構成する。かんぬき122は、おしどり1
20及びかんぬき押さえ124の作動に基づいて作動す
るつづみ車位置決め手段を構成する。小鉄車の回転中心
を構成する小鉄車ピン102cが、地板102の裏側で
巻真110の回転軸線上に設けられる。小鉄車128が
小鉄車ピン102cに回転可能に組み込まれる。小鉄車
128は、巻真110が「0段目」にある状態でつづみ
車114の甲歯114aと噛み合わず、巻真110が
「1段目」及び「2段目」にある状態で、つづみ車11
4の甲歯114aと噛み合うように構成される。
【0025】切換レバー130が、小鉄車ピン102c
を回転中心として揺動可能に設けられる。切換レバー止
め枠136が、小鉄車ピン102cの頂部に嵌められ
る。切換レバー止め枠136は、切換レバー130を揺
動可能に保持するために設けられる。切換レバー止め枠
136を小鉄車ピン102cの頂部に固着してもよい
し、或いは、切換レバー止め枠136を小鉄車ピン10
2cの頂部に配置してもよい。切換レバー130は、小
鉄車ピン102cの一方の側、すなわち、基準軸線11
2より左側に配置された「第1領域」内に延びる切換レ
バー第1部分130aと、小鉄車ピン102cの他方の
側、すなわち、基準軸線112より右側に配置された
「第2領域」内に延びる切換レバー第2部分130aと
を含む。切換レバー130はおしどり係合部130eを
有する。切換レバー130のおしどり係合部130e
を、弾性変形可能なばね部として構成するのがよい。
【0026】第1修正伝え車132が切換レバー第1部
分130aに回転可能に取付けられる。第2修正伝え車
134が切換レバー第1部分130aに回転可能に取付
けられる。第1修正伝え車132は、小鉄車128及び
第2修正伝え車134と噛み合っている。第1修正伝え
車132は第1修正伝え車軸部132aを有する。第2
修正伝え車134は第2修正伝え車軸部134aを有す
る。切換レバー位置決め穴102fが地板102に設け
られる。第2修正伝え車軸部134aは切換レバー位置
決め穴102fの中に配置される。切換レバー130の
回転方向の位置は、第2修正伝え車軸部134aが切換
レバー位置決め穴102fの円筒壁面に当接することに
より決定される。従って、第1修正伝え車132及び第
2修正伝え車134は、巻真110が第2の巻真位置
(1段目)にあるときに、小鉄車128の回転に基づい
て日車150及び曜車152の表示内容を修正するため
の、切換レバー130に設けられた第1の修正輪列を構
成する。
【0027】第1の修正輪列を構成する修正伝え車の数
は、2個であるのが好ましいが、1個であってもよい
し、或いは、3個以上であってもよい。第3修正伝え車
140が地板102に回転可能に設けられる。揺動レバ
ー142が第3修正伝え車に対して揺動可能に設けられ
る。揺動レバー142は、一定のスリップトルクを超え
たときに、第3修正伝え車140が揺動レバー142に
対してスリップすることができるように、第3修正伝え
車140に取付けられている。本発明の実施の形態で
は、このスリップトルクが、1〜2g・cmになるよう
に構成するのがよい。修正車144が揺動レバー142
に回転可能に設けられる。修正車144は、修正かな1
44aと、修正歯車144bと、修正車軸部144cと
を有する。第3修正伝え車140は、第2修正伝え車1
34及び修正かな144aと噛み合っている。揺動レバ
ー位置決め穴102gが地板102に設けられる。修正
車軸部144cは揺動レバー位置決め穴102gの中に
配置される。揺動レバー142の回転方向の位置は、修
正車軸部144cが揺動レバー位置決め穴102gの円
筒壁面に当接することにより決定される。
【0028】日を表示する日表示部材を構成する日車1
50が、地板102に回転可能に組み込まれる。日車1
50は31枚の日車歯を有し、日送り機構(図示せず)
により回転する。日車150の回転方向の位置は日ジャ
ンパ(図示せず)により決められている。日車押さえ1
56が日車150を保持している。曜を表示する曜表示
部材を構成する曜車152が設けられる。曜車152は
14枚の歯をもった曜星車154を有し、曜車152は
曜送り機構(図示せず)により回転する。曜車152の
回転方向の位置は曜ジャンパ(図示せず)により決めら
れている。曜修正車158が回転可能に組み込まれる。
曜修正車158は曜星車154と噛み合っている。
【0029】第1日の裏中間車160が切換レバー第2
部分130bに回転可能に取付けられる。第2日の裏中
間車162が切換レバー第2部分130bに回転可能に
取付けられる。第1日の裏中間車160は、小鉄車12
8及び第2日の裏中間車162と噛み合っている。日の
裏車166が基準軸線112より右側の「第2領域」に
配置される。従って、第1日の裏中間車160及び第2
日の裏中間車162は、巻真110が第3の巻真位置
(2段目)にあるときに、小鉄車128の回転に基づい
て日の裏車166を回転させて時刻表示部材の表示内容
を修正するための、切換レバー130に設けられた第2
の修正輪列を構成する。第2の修正輪列を構成する日の
裏中間車の数は、2個であるのが好ましいが、1個であ
ってもよいし、或いは、3個以上であってもよい。
【0030】切換装置の作動に基づいて作動して時刻表
示部材の作動を規正するための規正レバー170が、か
んぬき122の回転中心を中心として回転可能なように
設けられる。巻真110が0段目及び1段目にあるとき
には、おしどり120により、規正レバー170は時計
周り方向に回転され、規正レバー170の切換レバー当
接部170aが第1修正伝え車軸部132aに当たって
位置決めされる。規正レバー170が第1修正伝え車軸
部132aを押すことにより、切換レバー130は時計
周り方向に回転される。前述したように、切換レバー1
30の回転方向の位置は、切換レバー130が時計周り
方向に回転して、第2修正伝え車軸部134aが切換レ
バー位置決め穴102fの円筒壁面に当接することによ
り決定される。この状態では、規正レバー170はてん
ぷ210に接触していない。
【0031】(2)巻真が0段目にある状態における、
本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形態の構
造と作用 図1から図3を参照すると、巻真110が0段目にある
状態では、つづみ車114の乙歯114bは、きち車1
16の内側歯116aと噛み合っている。従って、巻真
110を右回転させると(時計の外側から見て時計周り
方向に巻真110を回転させると)、つづみ車114の
回転に基づいてきち車116が回転し、丸穴車126が
回転する。丸穴車126の回転に基づいて丸穴伝え車2
20が回転する。丸穴伝え車220の回転により、揺動
丸穴車222は回転しながら揺動して、角穴車224と
噛み合い、角穴車224を一定の方向に回転させる。こ
はぜ226が、角穴車224の逆方向の回転を阻止する
ように設けられている。
【0032】香箱車230は香箱真232と、ぜんまい
234と、香箱歯車236と、香箱ふた238とを含
む。角穴車224の回転に基づいて香箱真232が回転
し、ぜんまい234を巻き上げる。ぜんまい234の動
力により、香箱歯車236が一定の方向に回転する。香
箱歯車236の回転に基づいて表輪列が回転し、時刻表
示部材を構成する秒針及び分針を回転させる。表輪列の
回転速度は、てんぷ210を含む調速装置と、脱進装置
により調節される。表輪列の回転に基づいて日の裏車1
66及び筒車を含む裏輪列が回転して、時針を回転させ
る。また、裏輪列の回転に基づいて、日送り機構が作動
して日車150を回転させ、曜送り機構が作動して曜車
152を回転させる。
【0033】(3)巻真が1段目にある状態における、
本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形態の表
示修正装置の構造と作用 (3−1)日修正の作動 図4から図6を参照すると、巻真110を0段目にある
状態から1段分引き出して巻真110が1段目にある状
態にする。巻真110を1段分引き出すと、おしどり1
20が反時計周り方向に回転し、かんぬき122を時計
周り方向に回転させる。この状態では、つづみ車114
の甲歯122aが小鉄車128と噛み合い、つづみ車1
14の乙歯122bはきち車116と噛み合わない。
【0034】巻真110が1段目にあるときには、前述
したように、おしどり120により、規正レバー170
は時計周り方向に回転され、規正レバー170の切換レ
バー当接部170aが第1修正伝え車軸部132aに当
たって位置決めされる。規正レバー170の作用によ
り、切換レバー130が反時計周り方向に回転して、第
2修正伝え車軸部134aが切換レバー位置決め穴10
2fの9時側に近い方の円筒壁面に当接する。この状態
では、規正レバー170はてんぷ210に接触しない。
巻真110を右回転させると(時計の外側から見て時計
周り方向に巻真110を回転させると)、つづみ車11
4の回転に基づいて小鉄車128が反時計周り方向に回
転する。小鉄車128の回転に基づいて、第1修正伝え
車132が時計周り方向に回転する。第1修正伝え車1
32の回転に基づいて、第2修正伝え車134が反時計
周り方向に回転する。第2修正伝え車134の回転に基
づいて、第3修正伝え車140が時計周り方向に回転す
る。すると、揺動レバー142が時計周り方向に回転し
て、修正車軸部144cが揺動レバー位置決め穴102
gの3時側に近い方の円筒壁面に当接して位置決めされ
る。この状態で、巻真110を右回転させると、第3修
正伝え車140が揺動レバー142に対してスリップす
ることができる。第3修正伝え車140の回転に基づい
て修正車144が図4に示す位置で反時計周り方向に回
転する。このような修正歯車144bの回転に基づいて
日車150を反時計周り方向に回転する。日車150の
回転方向の位置は、日ジャンパ180により決められて
いる。以上説明したように、本発明の時計では、巻真1
10が1段目にある状態で巻真110を右回転させるこ
とにより、日修正を行うことができる。
【0035】(3−2)曜修正の作動 図6から図8を参照すると、巻真110が1段目にある
状態において、巻真110を左回転させると(時計の外
側から見て反時計周り方向に巻真110を回転させる
と)、つづみ車114の回転に基づいて小鉄車128が
時計周り方向に回転する。小鉄車128の回転に基づい
て、第1修正伝え車132が反時計周り方向に回転す
る。第1修正伝え車132の回転に基づいて、第2修正
伝え車134が時計周り方向に回転する。第2修正伝え
車134の回転に基づいて、第3修正伝え車140が反
時計周り方向に回転する。すると、揺動レバー142が
反時計周り方向に回転して、修正車軸部144cが揺動
レバー位置決め穴102gの9時側に近い方の円筒壁面
に当接して位置決めされる。この状態で、巻真110を
右回転させると、第3修正伝え車140が揺動レバー1
42に対してスリップすることができる。
【0036】第3修正伝え車140の回転に基づいて修
正車144が図7に示す位置で時計周り方向に回転す
る。このような修正歯車144bの回転に基づいて曜修
正車158が反時計周り方向に回転する。すると、曜修
正車158の回転に基づいて曜車152が時計周り方向
に回転する。曜車150の回転方向の位置は、曜ジャン
パ182により決められている。以上説明したように、
本発明の表示修正装置付き時計では、巻真110が1段
目にある状態で巻真110を左回転させることにより、
曜修正を行うことができる。
【0037】図8を参照すると、本発明の表示修正装置
付き時計の日送り機構は、12時間に1回転する筒車2
50の回転に基づいて24時間に1回転する日回し車2
52と、日回し車252の回転に基づいて1日に1歯分
だけ日車150を送る日回しつめ254とを含む。ま
た、本発明の表示修正装置付き時計の曜送り機構は、日
回し車252の回転に基づいて1日に2歯分だけ曜車1
52を送る曜回しつめ258とを含む。曜車152は曜
車止め座162により筒車250に対して回転可能に支
持されている。
【0038】(4)巻真が2段目にある状態における、
本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形態の構
造と作用 図9から図11を参照すると、巻真110を1段目から
更に1段分引き出して巻真110が2段目にある状態に
する。巻真110を更に1段分引き出すと、おしどり1
20が更に反時計周り方向に回転する。この作動では、
かんぬき122は回転しない。従って、この2段目にあ
る状態では、巻真110が1段目にある状態と同様に、
つづみ車114の甲歯122aは小鉄車128と噛み合
ったままであり、つづみ車114の乙歯122bはきち
車116と噛み合っていない。
【0039】巻真110が2段目にあるときには、おし
どり120が回転することにより、規正レバー170は
反時計周り方向に回転され、規正レバー170の規正作
動部170fがてんぷ210のてんわの部分の外周に当
接して、てんぷ210の回転を止める。その結果、アン
クル268及びがんぎ車262は作動せず、秒車264
の回転が規正され、秒針266の回転が停止する。規正
レバー170の規正作動部170fを、規正レバー17
0の端面で構成してもよいし、規正レバー170の端面
を直角に曲げて構成してもよいし、或いは、別個の規正
用ピンを規正レバー170の端部に固定することによっ
て構成してもよい。また、おしどり120が回転するこ
とにより、おしどり120の先端部120aが切換レバ
ー130のおしどり係合部130eを押す。すると、切
換レバー130が時計周り方向に回転して、第2修正伝
え車軸部134aが切換レバー位置決め穴102fの3
時側に近い方の円筒壁面に当接する。すると、第2日の
裏中間車162が日の裏車166と噛み合う。
【0040】巻真110を右回転させると(時計の外側
から見て時計周り方向に巻真110を回転させると)、
つづみ車114の回転に基づいて小鉄車128が反時計
周り方向に回転する。小鉄車128の回転に基づいて、
第1日の裏中間車160が時計周り方向に回転する。第
1日の裏中間車160の回転に基づいて、第2日の裏中
間車162が反時計周り方向に回転する。第2日の裏中
間車162の回転に基づいて、日の裏車166が時計周
り方向に回転する。日の裏車166の回転に基づいて、
筒車250及び分車260が反時計周り方向に回転す
る。従って、巻真110が2段目にあるときに、巻真1
10を右回転させることにより、いわゆる「逆針合わ
せ」をすることができる。これに対して、巻真110を
左回転させると(時計の外側から見て反時計周り方向に
巻真110を回転させると)、つづみ車114の回転に
基づいて小鉄車128が時計周り方向に回転する。小鉄
車128の回転に基づいて、第1日の裏中間車160が
反時計周り方向に回転する。第1日の裏中間車160の
回転に基づいて、第2日の裏中間車162が時計周り方
向に回転する。第2日の裏中間車162の回転に基づい
て、日の裏車166が反時計周り方向に回転する。日の
裏車166の回転に基づいて、筒車250及び分車26
0が時計周り方向に回転する。従って、巻真110が2
段目にあるときに、巻真110を左回転させることによ
り、いわゆる「正針合わせ」をすることができる。
【0041】筒車250を回転させることにより、筒車
250に取付けられた時針256が表示する「時」の表
示内容を修正することができる。分車270を回転させ
ることにより、分車270に取付けられた分針276が
表示する「分」の表示内容を修正することができる。そ
して、規正レバー170の作用により、「時」及び
「分」の表示内容を修正している間、「秒」の表示内容
は変化しない。
【0042】(5)本発明の表示修正装置付き時計の第
1の実施の形態の部品の配置と全体の作用 図12及び図13を参照すると、本発明の表示修正装置
付き時計の裏側には、日車150と、曜車152(曜星
車154を含む)と、切換装置(おしどり、かんぬき、
かんぬき押さえを含む)とが配置されている。日回しつ
め254及び曜回しつめ258の回転中心254tは、
ムーブメントの基準軸線112に対して右側の第2領域
に配置されている。日回しつめ254及び曜回しつめ2
58の回転中心254tは、第2領域の中で巻真110
から遠い方の半分の領域(「6〜9時領域」と称する)
に配置されている。特に、日回しつめ254及び曜回し
つめ258の回転中心254tは、ムーブメントのほぼ
「8時方向」に配置されるのが好ましい。日ジャンパ1
80は、ムーブメントの基準軸線112に対して左側の
第1領域に配置されている。日ジャンパ180は、第1
領域の中で巻真110から遠い方の半分の領域(文字板
の数字に対応させて、「9〜12時領域」と称する)に
配置されている。特に、日ジャンパ180の回転中心1
80tは、ムーブメントのほぼ「10時方向」と「11
時方向」との間に配置されるのが好ましい。日ジャンパ
180が日車150に係合する部分は、ムーブメントの
ほぼ「9時方向」と「10時方向」との間に配置される
のが好ましい。
【0043】曜ジャンパ182は、ムーブメントの基準
軸線112に対して右側の第2領域に配置されている。
曜ジャンパ182は、第1領域の中で巻真110に近い
方の半分の領域(文字板の数字に対応させて、「3〜6
時領域」と称する)に配置されている。特に、曜ジャン
パ182が曜車に係合する部分は、ムーブメントのほぼ
「6時方向」と「7時方向」との間に配置されるのが好
ましい。曜修正伝え車158の回転中心158tは、ム
ーブメントの基準軸線112に対して左側の第1領域に
配置されている。曜修正伝え車158の回転中心158
tは、ムーブメントのほぼ「12時方向」に配置される
のが好ましい。第3修正伝え車140の回転中心140
tは、ムーブメントの基準軸線112に対して左側の第
1領域に配置されている。第3修正伝え車140の回転
中心140tは、ムーブメントのほぼ「1時方向」に配
置されるのが好ましい。
【0044】図14を参照すると、本発明の表示修正装
置付き時計の表側には、香箱車230と、二番車280
と、三番車284と、分車270と、分伝えかな282
と、秒車264と、がんぎ車262と、アンクル268
と、てんぷ210が配置されている。香箱車230の回
転中心と、二番車280の回転中心と、三番車284の
回転中心とは、ムーブメントの基準軸線112に対して
左側の第2領域に配置されている。香箱車230の回転
中心は、第2領域の中で巻真110に近い方の半分の領
域(文字板の数字に対応させて、「3〜6時領域」と称
する)に配置されている。特に、香箱車230の回転中
心は、ムーブメントの「5時方向」と「6時方向」との
間に配置されるのが好ましい。二番車280の回転中心
と、三番車284の回転中心とは、第2領域の中で巻真
110から遠い方の半分の領域(文字板の数字に対応さ
せて、「6〜9時領域」と称する)に配置されている。
【0045】秒車264の回転中心は、ムーブメントの
基準軸線112上で、巻真110から遠い方の位置に配
置されている。特に、秒車264の回転中心は、ムーブ
メントの「9時方向」に配置されるのが好ましい。図1
4に示す時計の構造は、いわゆる「小秒針」を有する時
計を構成する。二番車280、三番車284及び秒車2
64の回転中心を変え、各輪列の寸法、歯数を変えるこ
とにより、秒針266の回転中心をムーブメントの中心
に配置することができる。このような構造は、いわゆる
「中三針」の時計を構成する。がんぎ車262の回転中
心と、アンクル268の回転中心と、てんぷ210の回
転中心とは、ムーブメントの基準軸線112に対して右
側の第1領域に配置されている。がんぎ車262の回転
中心と、アンクル268の回転中心と、てんぷ210の
回転中心とは、第1領域の中で巻真110から遠い方の
半分の領域(「9〜12時領域」と称する)に配置され
ている。特に、てんぷ210の回転中心は、ムーブメン
トの「10時方向」と「11時方向」との間に配置され
るのが好ましい。
【0046】規正レバー170がてんぷ210を規正す
る箇所は、ムーブメントの「11時方向」と「12時方
向」との間に配置されるのが好ましい。図15を参照す
ると、本発明の表示修正装置付き時計は、香箱車230
に収容されているぜんまいを動力源として二番車280
が回転する。二番車280の回転に基づいて、三番車2
84を介して秒車264が回転する。秒車264に取付
けられた秒針266が「秒」を表示する。秒車264の
回転速度は、てんぷ210、アンクル268及びがんぎ
車262により制御されている。また、二番車280の
回転に基づいて、分伝えかな282を介して分車270
が回転する。分車270に取付けられた分針276が
「分」を表示する。分車270には、スリップ機構が設
けられている。
【0047】更に、分車270の回転に基づいて、日の
裏車166が回転する。日の裏車166の回転に基づい
て、筒車250が回転する。筒車250に取付けられた
時針256が「時」を表示する。筒車250と一体に設
けられた日回しかな250cが回転することにより、日
回し車252が回転する。日回し車252が回転するこ
とにより、日回しつめ254が日車150を1日に1歯
だけ送る。日回し車252が回転することにより、曜回
しつめ258が曜車152を1日に2歯だけ送る。日車
150の回転は、日ジャンパ180により規正されてい
る。曜車152の回転は、曜ジャンパ182により規正
されている。
【0048】(6)本発明の表示修正装置付き時計の第
2の実施の形態の構造 図16を参照すると、本発明の表示修正装置付き時計の
第2の実施の形態のムーブメント400はアナログ電子
時計で構成されている。
【0049】本発明の表示修正装置付き時計の第2の実
施の形態のムーブメント400が、本発明の表示修正装
置付き時計の第1の実施の形態のムーブメント100と
異なる点は、表側の構造、すなわち、時計の動力源、輪
列の回転速度を制御する制御装置、表輪列の構成にあ
る。すなわち、ムーブメント400の切換装置、裏輪
列、針合わせ装置、日送り装置、曜送り装置、日修正装
置及び曜修正装置は、ムーブメント100の構造と同様
である。従って、図16について、図1に示す構造と同
様な部分の説明は省略する。規正車292が、ムーブメ
ント400の表側に配置される。規正車292は秒車2
64又は四番車290と噛み合っている。ムーブメント
400が「小秒針」を有する時計である場合には、規正
車292は秒車264と噛み合うように構成されるのが
よい。ムーブメント400が「中三針」を有する時計で
ある場合には、規正車292は四番車290と噛み合う
ように構成されるのがよい。
【0050】規正レバー170が作動すると、規正レバ
ー170は規正車292を規正するように構成されてい
る。規正車292の回転中心は、ムーブメントの第1領
域の中で巻真110から遠い方の半分の領域(文字板の
数字に対応させて、「9〜12時領域」と称する)に配
置されている。特に、規正車292の回転中心は、ムー
ブメントの「10時方向」と「11時方向」との間に配
置されるのが好ましい。
【0051】(7)本発明の表示修正装置付き時計の第
3の実施の形態の構造 図17を参照すると、本発明の表示修正装置付き時計の
第3の実施の形態のムーブメント500はアナログ電子
時計で構成されている。本発明の表示修正装置付き時計
の第3の実施の形態のムーブメント500が、本発明の
表示修正装置付き時計の第2の実施の形態のムーブメン
ト400と異なる点は、表側の部品の配置及び裏側の部
品の配置が、基準軸線112に対して対称(鏡面対称)
に配置されている点にある。従って、規正車292の回
転中心は、ムーブメントの第2領域の中で巻真110か
ら遠い方の半分の領域(文字板の数字に対応させて、
「6〜9時領域」と称する)に配置されている。特に、
規正車292の回転中心は、ムーブメントの「7時方
向」と「8時方向」との間に配置されるのが好ましい。
特に図示しないが、本発明の表示修正装置付き時計を機
械式時計で構成する場合にも、図12から図14に示す
部品の配置を、基準軸線112に対して左右対称(鏡面
対称)に配置することができる。 (8)本発明の表示修正装置付き時計の第2の実施の形
態の作用 本発明の表示修正装置付き時計の第2の実施の形態の表
示修正装置の作用について説明する。
【0052】本発明の表示修正装置付き時計の第3の実
施の形態の表示修正装置の作用は、第2の実施の形態の
表示修正装置の作用とほぼ同様であるので、ここで詳細
に説明することを省略する。本発明の表示修正装置付き
時計のムーブメント400は、きち車及び巻き上げ装置
を有していない。巻真110が0段目にあるときには、
つづみ車114と噛み合う歯車はない。つづみ車114
には、乙歯を設ける必要がない。ムーブメント400で
は、巻真110が0段目にある状態で、巻真110を回
転させると、つづみ車114が回転するだけである。巻
真110が1段目にある状態における作用は、本発明の
表示修正装置付き時計の第1の実施の形態の作用と同様
である。
【0053】図18を参照すると、巻真110が1段目
にある状態では、つづみ車114の甲歯122aは小鉄
車128と噛み合ったままである。おしどり120が回
転することにより、規正レバー170は反時計周り方向
に回転され、規正レバー170の規正作動部170fが
規正車292に当接して、規正車292の回転を止め
る。その結果、規正車292と噛み合っている秒車26
4の回転が規正され、秒針266の回転が停止する。規
正レバー170が規正する歯車は、秒車264と噛み合
う規正車292であってもよいし、秒車264であって
もよい。また、図19に示すように、四番車290及び
五番車170を備えていて、四番車290に秒車264
を取り付けている時計では、四番車290を規正しても
よいし、或いは、五番車170を規正してもよい。
【0054】ムーブメント400において、おしどり1
20が回転による切換レバー130の作動と、巻真11
0の回転による小鉄車128、第1日の裏中間車16
0、第2日の裏中間車162の作動は、本発明の表示修
正装置付き時計の第1の実施の形態の作用と同様であ
る。従って、巻真110が2段目にあるときに、巻真1
10を右回転させることにより、いわゆる「逆針合わ
せ」をすることができ、巻真110を左回転させること
により、いわゆる「正針合わせ」をすることができる。
同様な説明が、図17に示すムーブメント400にもあ
てはまる。 (9)本発明の表示修正装置付き時計の第2の実施の形
態及び第3の実施の形態の全体の作用 本発明の表示修正装置付き時計の第2の実施の形態及び
第3の実施の形態は、表示修正装置を有する電気時計、
例えば、アナログ電子時計である。
【0055】図19を参照すると、電池420が時計の
動力源を構成し、水晶振動子422が、例えば、32,
768ヘルツで発振する。この水晶振動子422の振動
に基づいて発振回路424が基準信号を出力し、分周回
路426が発振回路424の出力信号を分周する。駆動
回路428が分周回路426の出力信号に基づいて、ス
テップモータを駆動するモータ駆動信号を出力する。コ
イルブロック430がモータ駆動信号を入力すると、ス
テータ432が磁化して、ロータ434を回転させる。
ロータ434は、例えば、1秒ごとに180度回転す
る。ロータ434の回転に基づいて、五番車440の回
転を介して四番車290が回転する。四番車290は1
分間に1回転するように構成されている。秒針266が
四番車290に取付けられている。
【0056】ロータ434の回転に基づいて、1つ以上
の輪列を介して秒車を回転させるように構成してもよ
い。四番車290又は秒車を、時計の中心に配置しても
よいし、時計の中心とは異なる位置に配置してもよい。
三番車284が四番車290の回転に基づいて回転す
る。二番車280が三番車284の回転に基づいて回転
する。二番車280の代わりに分車を用いてもよい。分
針276が二番車280に取付けられている。スリップ
機構が二番車280又は分車に設けられている。スリッ
プ機構により、針合わせをするときに、秒針266を停
止させた状態で、巻真110を回転させることにより、
分針276及び時針256を回転させることができる。
二番車280又は分車は1時間に1回回転する。
【0057】日の裏車166が二番車280の回転に基
づいて回転する。筒車250が日の裏車166の回転に
基づいて回転する。筒車250は12時間に1回回転す
る。筒車250の日回しかな250cが回転することに
より、日回し車252が回転し、日回しつめ254が日
車150を1日に1歯だけ送る。日回し車252が回転
することにより、曜回しつめ258が曜車152を1日
に2歯だけ送る。日車150の回転は、日ジャンパ18
0により規正されている。曜車152の回転は、曜ジャ
ンパ182により規正されている。以上説明した実施の
形態では、曜星車の歯数を14枚として説明したが、曜
星車の歯数は7枚であってもよいし、21枚であっても
よい。曜星車の歯数が7枚である場合には、曜回しつめ
258が曜車152を1日に1歯だけ送るように構成す
る。曜星車の歯数が21枚である場合には、曜回しつめ
258が曜車152を1日に3歯だけ送るように構成す
る。
【0058】以上説明した実施の形態では、秒針を有す
る時計について説明したが、本発明の表示修正装置の構
造は、秒針をもたない「二針時計」又は「一針時計」に
も適用することができる。更に、以上説明した実施の形
態では、巻真110が1段目にあるときに修正すること
ができる表示部材は日車150及び曜車152である
が、本発明の表示修正装置の構造は、日車150だけを
有する時計にも適用することができる。また、本発明の
表示修正装置の構造を適用することができる複数の表示
部材は、例えば、月表示車、月齢表示車、六曜表示車、
年表示車等であってもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、表示修
正装置付き時計において、上記のように構成したので、
以下に記載する効果を有する。 (1)つづみ車が巻真の軸線方向に移動する量を従来の
構造に比べて小さくすることができ、表示修正装置付き
時計の小型化を実現することができる。 (2)部品数が少なく、組立が容易な簡単な構造を有
し、しかも、確実に作動する表示修正装置付き時計を実
現することができる。 (3)小型の時計用修正装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻真が0段目にあるときの、本発明の表示修正
装置付き時計の第1の実施の形態の裏側の構造を示す部
分平面図である。
【図2】巻真が0段目にあるときの、本発明の表示修正
装置付き時計の第1の実施の形態の部分断面図である。
【図3】巻真が0段目にあるときの、本発明の表示修正
装置付き時計の第1の実施の形態の機能ブロック図であ
る。
【図4】巻真が1段目にあって日修正を行う状態におけ
る、本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形態
の裏側の構造を示す部分平面図である。
【図5】巻真が1段目にあって日修正を行う状態におけ
る、本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形態
の部分断面図である。
【図6】巻真が1段目にあって日修正又は曜修正を行う
状態における、本発明の表示修正装置付き時計の第1の
実施の形態の機能ブロック図である。
【図7】巻真が1段目にあって曜修正を行う状態におけ
る、本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形態
の裏側の構造を示す部分平面図である。
【図8】巻真が1段目にあって曜修正を行う状態におけ
る、本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形態
の部分断面図である。
【図9】巻真が2段目にあって時刻修正を行う状態にお
ける、本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の形
態の裏側の部分平面図である。
【図10】巻真が2段目にあって時刻修正を行う状態に
おける、本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の
形態の部分断面図である。
【図11】巻真が2段目にあって時刻修正を行う状態に
おける、本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の
形態の機能ブロック図である。
【図12】巻真が0段目にあるときの、本発明の表示修
正装置付き時計の第1の実施の形態の裏側の構造を示す
概略平面図である。
【図13】日車、曜車、曜ジャンパを取り外した状態に
おける、巻真が0段目にあるときの、本発明の表示修正
装置付き時計の第1の実施の形態の裏側の構造を示す概
略平面図である。
【図14】巻真が2段目にあって時刻修正を行う状態に
おける、本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施の
形態の表側の構造を示す概略平面図である。
【図15】本発明の表示修正装置付き時計の第1の実施
の形態の作動を示す機能ブロック図である。
【図16】巻真が2段目にあって時刻修正を行う状態に
おける、本発明の表示修正装置付き時計の第2の実施の
形態の裏側の構造を示す概略平面図である。
【図17】巻真が2段目にあって時刻修正を行う状態に
おける、本発明の表示修正装置付き時計の第3の実施の
形態の裏側の構造を示す概略平面図である。
【図18】巻真が2段目にあって時刻修正を行う状態に
おける、本発明の表示修正装置付き時計の第2の実施の
形態の機能ブロック図である。
【図19】本発明の表示修正装置付き時計の第2の実施
の形態の動作を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
100 ムーブメント(機械体) 102 地板 104 文字板 110 巻真 112 時計の基準軸線 114 つづみ車 116 きち車 120 おしどり 122 かんぬき 124 かんぬき押さえ 126 丸穴車 128 小鉄車 130 切換レバー 132 第1修正伝え車 134 第2修正伝え車 136 切換レバー止め枠 140 第3修正伝え車 142 揺動レバー 144 修正車 150 日車 152 曜車 154 曜星車 156 日車押さえ 158 曜修正車 160 第1日の裏中間車 162 第2日の裏中間車 170 規正レバー 210 てんぷ 220 丸穴伝え車 222 揺動丸穴車 224 角穴車 226 こはぜ 230 香箱車 232 香箱真 234 ぜんまい 236 香箱歯車 250 筒車 256 時針 260 分車 262 がんぎ車 264 秒車 266 秒針 268 アンクル 270 分車 276 分針 280 二番車 282 分伝えかな 284 三番車 290 四番車 292 規正車 400 ムーブメント 420 電池 422 水晶振動子 424 発振回路 426 分周回路 428 駆動回路 430 コイルブロック 432 ステータ 434 ロータ 440 五番車 500 ムーブメント
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】この構成により、揺動レバーの回転方向の
位置を確実に定めることができる。更に、本発明の表示
修正装置付き時計は、切換レバーの回転方向の位置を規
正するための切換レバー位置決め手段を備えているのが
好ましい。この構成により、切換レバーの回転方向の位
置を確実に定めることができる。更に、本発明の表示修
正装置付き時計では、切換レバーの回転は、巻真位置決
め手段の作動に基づいて定められるように構成されるの
が好ましい。この構成により、切換レバーを確実に回転
させることができる。更に、本発明の表示修正装置付き
時計は、巻真が前記第3の巻真位置にあるときに第2情
報表示部材の作動を規正するための、巻真位置決め手段
の作動に基づいて作動するように設けられた規正レバー
を備えているのが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】この構成により、規正レバーを確実に作動
させることができ、時計の秒針を確実に停止させること
ができる。更に、本発明の表示修正装置付き時計では、
巻真が第3の巻真位置にあるときにおいて、切換レバー
の回転は、巻真位置決め手段の作動に基づいて定められ
るように構成されるのが好ましい。この構成により、切
換レバーを確実に回転させることができる。更に、本発
明の表示修正装置付き時計は、第3の情報を表示するた
めの第3情報表示部材を備え、巻真が前記第2の巻真位
置にあるときに、巻真が第1の巻真回転方向に回転する
ときに揺動レバーは第1の揺動レバー回転方向に回転し
て、修正車が前記第1情報表示部材を修正するように構
成され、巻真が第2の巻真位置にあるときに、巻真が前
記第1の巻真回転方向と異なる第2の巻真回転方向に回
転するときに揺動レバーは第1の揺動レバー回転方向と
異なる第2の揺動レバー回転方向に回転して、修正車が
第3情報表示部材を修正するように構成されているのが
好ましい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】例えば、図1において、ムーブメントの
「3時方向」には、巻真110が配置されている。巻真
110の回転軸線を含む直線を時計の基準軸線112と
定義する。ムーブメントの裏側において、基準軸線11
2より左側の領域をムーブメントの「第1領域」と定義
する。この「第1領域」を、文字板の数字に対応させ
て、「3〜12〜9時領域」と称する。従って、ムーブ
メントの表側では、基準軸線112より右側の領域がム
ーブメントの「第1領域」になる。ムーブメントの裏側
において、基準軸線112より右側の領域をムーブメン
トの「第2領域」と定義する。この「第2領域」を、文
字板の数字に対応させて、「3〜6〜9時領域」と称す
る。従って、ムーブメントの表側では、基準軸線112
より左側の領域がムーブメントの「第2領域」になる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】巻真110は角部110aと、案内軸部1
10bとを有する。つづみ車114が巻真110の角部
110aに組み込まれる。つづみ車114は巻真110
の回転軸線と同一の回転軸線を有する。すなわち、つづ
み車114は角穴を有し、この角穴が角部110aに嵌
め合うことにより、巻真110の回転に基づいて回転す
るように設けられている。つづみ車114は甲歯114
aと、乙歯114bとを有する。甲歯114aはムーブ
メントの中心に近い方のつづみ車114の端部に設けら
れる。乙歯114bはムーブメントの中心から遠い方の
つづみ車114の端部に設けられる。きち車116が巻
真110の案内軸部110bに回転可能に設けられる。
きち車116は内側歯116aと、外側歯116bとを
有する。巻真110が、回転軸線方向に沿ってムーブメ
ントの内側に一番近い方の第1の巻真位置(0段目)に
ある状態で、つづみ車114の乙歯114bは、きち車
116の内側歯116aと噛み合っている。従って、こ
の状態では、巻真110を回転させると、つづみ車11
4の回転を介してきち車116が回転するように構成さ
れている。巻真110が「1段目」及び「2段目」にあ
る状態で、つづみ車114の乙歯114bは、きち車1
16の内側歯116aと噛み合わないように構成されて
いる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本発明の表示修正装置付き時計の構成で
は、巻真110が「0段目」にある状態では、つづみ車
114はムーブメントの外側に近い方の第1の位置にあ
り、巻真110が「1段目」及び「2段目」にある状態
で、つづみ車114はムーブメントの内側に近い第2の
位置にあるように構成されている。おしどり120、か
んぬき122及びかんぬき押さえ124は、表示修正装
置付き時計の切換装置を構成する。おしどり120及び
かんぬき押さえ124のおしどり位置決め山形部124
aは、巻真110の回転軸線方向の位置を決める巻真位
置決め手段を構成する。かんぬき122は、おしどり1
20及びかんぬき押さえ124の作動に基づいて作動す
るつづみ車位置決め手段を構成する。小鉄車の回転中心
を構成する小鉄車ピン102cが、地板102の裏側で
巻真110の回転軸線上に設けられる。小鉄車128が
小鉄車ピン102cに回転可能に組み込まれる。小鉄車
128は、巻真110が「0段目」にある状態でつづみ
車114の甲歯114aと噛み合わず、巻真110が
「1段目」及び「2段目」にある状態で、つづみ車11
4の甲歯114aと噛み合うように構成される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】切換レバー130が、小鉄車ピン102c
を回転中心として揺動可能に設けられる。切換レバー止
め枠136が、小鉄車ピン102cの頂部に嵌められ
る。切換レバー止め枠136は、切換レバー130を揺
動可能に保持するために設けられる。切換レバー止め枠
136を小鉄車ピン102cの頂部に固着してもよい
し、或いは、切換レバー止め枠136を小鉄車ピン10
2cの頂部に配置してもよい。切換レバー130は、小
鉄車ピン102cの一方の側、すなわち、基準軸線11
2より左側に配置された「第1領域」内に延びる切換レ
バー第1部分130aと、小鉄車ピン102cの他方の
側、すなわち、基準軸線112より右側に配置された
「第2領域」内に延びる切換レバー第2部分130bと
を含む。切換レバー130はおしどり係合部130eを
有する。切換レバー130のおしどり係合部130e
を、弾性変形可能なばね部として構成するのがよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】切換装置の作動に基づいて作動して時刻表
示部材の作動を規正するための規正レバー170が、か
んぬき122の回転中心を中心として回転可能なように
設けられる。巻真110が0段目及び1段目にあるとき
には、おしどり120により、規正レバー170は時計
周り方向に回転され、規正レバー170の切換レバー当
接部170aが第1修正伝え車軸部132aに当たって
位置決めされる。規正レバー170が第1修正伝え車軸
部132aを押すことにより、切換レバー130は反時
計周り方向に回転される。前述したように、切換レバー
130の回転方向の位置は、切換レバー130が反時計
周り方向に回転して、第2修正伝え車軸部134aが切
換レバー位置決め穴102fの円筒壁面に当接すること
により決定される。この状態では、規正レバー170は
てんぷ210に接触していない。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】(3−2)曜修正の作動 図6から図8を参照すると、巻真110が1段目にある
状態において、巻真110を左回転させると(時計の外
側から見て反時計周り方向に巻真110を回転させる
と)、つづみ車114の回転に基づいて小鉄車128が
時計周り方向に回転する。小鉄車128の回転に基づい
て、第1修正伝え車132が反時計周り方向に回転す
る。第1修正伝え車132の回転に基づいて、第2修正
伝え車134が時計周り方向に回転する。第2修正伝え
車134の回転に基づいて、第3修正伝え車140が反
時計周り方向に回転する。すると、揺動レバー142が
反時計周り方向に回転して、修正車軸部144cが揺動
レバー位置決め穴102gの9時側に近い方の円筒壁面
に当接して位置決めされる。この状態で、巻真110を
左回転させると、第3修正伝え車140が揺動レバー1
42に対してスリップすることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】巻真110が2段目にあるときには、おし
どり120が回転することにより、規正レバー170は
反時計周り方向に回転され、規正レバー170の規正作
動部170fがてんぷ210のてんわの部分の外周に当
接して、てんぷ210の回転を止める。その結果、アン
クル268及びがんぎ車262は作動せず、秒車264
の回転が規正され、秒針266の回転が停止する。規正
レバー170の規正作動部170fを、規正レバー17
0の端面で構成してもよいし、規正レバー170の端面
を直角に曲げて構成してもよいし、或いは、別個の規正
用ピンを規正レバー170の端部に固定することによっ
て構成してもよい。また、おしどり120が回転するこ
とにより、おしどり120のおしどり位置決めピン12
0bが切換レバー130のおしどり係合部130eを押
す。すると、切換レバー130が時計周り方向に回転し
て、第2修正伝え車軸部134aが切換レバー位置決め
穴102fの3時側に近い方の円筒壁面に当接する。す
ると、第2日の裏中間車162が日の裏車166と噛み
合う。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】図18を参照すると、巻真110が1段目
にある状態では、つづみ車114の甲歯122aは小鉄
車128と噛み合ったままである。おしどり120が回
転することにより、規正レバー170は反時計周り方向
に回転され、規正レバー170の規正作動部170fが
規正車292に当接して、規正車292の回転を止め
る。その結果、規正車292と噛み合っている四番車2
90の回転が規正され、秒針266の回転が停止する。
規正レバー170が規正する歯車は、四番車290と噛
み合う規正車292であってもよいし、四番車290で
あってもよい。また、図19に示すように、四番車29
0及び五番車170を備えていて、四番車290に秒針
266を取り付けている時計では、四番車290を規正
してもよいし、或いは、五番車170を規正してもよ
い。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】ムーブメント400において、おしどり1
20が回転による切換レバー130の作動と、巻真11
0の回転による小鉄車128、第1日の裏中間車16
0、第2日の裏中間車162の作動は、本発明の表示修
正装置付き時計の第1の実施の形態の作用と同様であ
る。従って、巻真110が2段目にあるときに、巻真1
10を右回転させることにより、いわゆる「逆針合わ
せ」をすることができ、巻真110を左回転させること
により、いわゆる「正針合わせ」をすることができる。
同様な説明が、図17に示すムーブメント500にもあ
てはまる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻真の回転により表示内容を修正する
    ことができる表示修正装置付き時計において、 第1の情報を表示するための第1情報表示部材(15
    0)と、 第2の情報を表示するための第2情報表示部材(25
    6、276)と、 回転軸線を有しており、前記第1情報表示部材(15
    0)の表示内容を修正し、かつ、前記第2情報表示部材
    (256、276)の表示内容を修正するための巻真
    (110)と、 前記巻真(110)の回転軸線と同一の回転軸線を有
    し、前記巻真(110)の回転に基づいて回転するよう
    に設けられたつづみ車(114)と、 前記巻真(110)を、その回転軸線方向の第1の巻真
    位置と、その回転軸線方向の第2の巻真位置と、その回
    転軸線方向の第3の巻真位置とに位置決めするための巻
    真位置決め手段(120、124)と、 前記巻真(110)の回転軸線方向の移動に基づいて、
    前記巻真(110)が前記第1の巻真位置にあるときに
    前記つづみ車(114)をその回転軸線方向の第1のつ
    づみ車位置に位置決めし、前記巻真(110)が前記第
    2の巻真位置及び前記第3の巻真位置にあるときに前記
    つづみ車(114)をその回転軸線方向の第2のつづみ
    車位置に位置決めするためのつづみ車位置決め手段(1
    22)と、 前記巻真(110)の回転軸線上に回転中心を有し、前
    記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるときに、
    第1の回転方向に揺動し、前記巻真(110)が前記第
    3の位置にあるときに、前記第1の回転方向と異なる第
    2の回転方向に揺動するように設けられた切換レバー
    (130)と、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記つづみ車(114)の回転に基づいて前記第1
    情報表示部材(150)の表示内容を修正するための、
    前記切換レバー(130)に設けられた第1の修正手段
    (132、134)と、 前記巻真(110)が前記第3の巻真位置にあるとき
    に、前記つづみ車(114)の回転に基づいて前記第2
    情報表示部材(256、276)の表示内容を修正する
    ための、前記切換レバー(130)に設けられた第2の
    修正手段(160、162)と、を備えていることを特
    徴とする表示修正装置付き時計。
  2. 【請求項2】 前記切換レバー(130)の回転中心
    と同じ位置にある回転中心を有し、前記巻真(110)
    が前記第2の巻真位置及び前記第3の巻真位置にあると
    きに、前記つづみ車(114)の回転に基づいて回転す
    るように設けられた小鉄車(128)を有することを特
    徴とする、請求項1に記載の表示修正装置付き時計。
  3. 【請求項3】 前記第1の修正手段は、前記小鉄車
    (128)の回転に基づいて回転するように設けられた
    1つ以上の修正伝え車(132、134、140))
    と、前記修正伝え車(132、134)の回転に基づい
    て回転するように設けられ、前記第1情報表示部材(1
    50)の表示内容を修正するための修正車(144)と
    を含むことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載
    の表示修正装置付き時計。
  4. 【請求項4】 前記巻真(110)が前記第2の巻真
    位置にあるときに、前記修正伝え車(140)の回転に
    基づいて揺動するように設けられた揺動レバー(14
    2)を備え、前記修正車(144)は、前記揺動レバー
    (142)に回転可能に取付けられていることを特徴と
    する、請求項3に記載の表示修正装置付き時計。
  5. 【請求項5】 前記揺動レバー(142)の回転方向の
    位置を規正するための揺動レバー位置決め手段(102
    g、144a)を備えていることを特徴とする、請求項
    4に記載の表示修正装置付き時計。
  6. 【請求項6】 前記切換レバー(130)の回転方向の
    位置を規正するための切換レバー位置決め手段(102
    f、134a)を備えていることを特徴とする、請求項
    1から請求項5のいずれか1項に記載の表示修正装置付
    き時計。
  7. 【請求項7】 前記切換レバー(130)の回転は、前
    記巻真位置決め手段(120)の作動に基づいて定めら
    れることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれ
    か1項に記載の表示修正装置付き時計。
  8. 【請求項8】 前記巻真(110)が前記第3の巻真位
    置にあるときに前記第2情報表示部材(256、27
    6)の作動を規正するための、前記巻真位置決め手段
    (120)又は前記つづみ車位置決め手段(122)の
    作動に基づいて作動するように設けられた規正レバー
    (170)を備えていることを特徴とする、請求項1か
    ら請求項7のいずれか1項に記載の表示修正装置付き時
    計。
  9. 【請求項9】 前記巻真(110)が前記第3の巻真位
    置にあるときにおいて、前記切換レバー(130)の回
    転は、前記規正レバー(170)の作動に基づいて定め
    られることを特徴とする、請求項8に記載の表示修正装
    置付き時計。
  10. 【請求項10】 第3の情報を表示するための第3情
    報表示部材(152)を備え、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記巻真(110)が第1の巻真回転方向に回転す
    るときに前記揺動レバー(142)は第1の揺動レバー
    回転方向に回転して、前記修正車(144)が前記第1
    情報表示部材(150)を修正するように構成され、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記巻真(110)が前記第1の巻真回転方向と異
    なる第2の巻真回転方向に回転するときに前記揺動レバ
    ー(142)は前記第1の揺動レバー回転方向と異なる
    第2の揺動レバー回転方向に回転して、前記修正車(1
    44)が前記第3情報表示部材(152)を修正するよ
    うに構成されている、ことを特徴とする、請求項4から
    請求項9のいずれか1項に記載の表示修正装置付き時
    計。
  11. 【請求項11】 前記第2の修正手段は、前記小鉄車
    (128)の回転に基づいて回転するように設けられた
    1つ以上の日の裏中間車(160、162)を含み、前
    記巻真(110)が前記第3の巻真位置にあるときに、
    前記日の裏中間車(160、162)の回転に基づいて
    回転するように設けられた日の裏車(166)を有する
    ことを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか
    1項に記載の表示修正装置付き時計。
  12. 【請求項12】 前記時計がてんぷ(210)を有する
    機械式時計で構成され、前記巻真(110)が前記第3
    の巻真位置にあるときに、前記規正レバー(170)
    が、前記てんぷ(210)を規正するように構成されて
    いることを特徴とする、請求項8又は請求項9に記載の
    表示修正装置付き時計。
  13. 【請求項13】 前記時計は秒を表示するための表輪列
    を有し、前記巻真(110)が前記第3の巻真位置にあ
    るときに、前記規正レバー(170)が、前記表輪列の
    うちの1つの歯車(292、290、440)を規正す
    るように構成されていることを特徴とする、請求項8又
    は請求項9に記載の表示修正装置付き時計。
  14. 【請求項14】 巻真の回転により表示内容を修正す
    ることができる表示修正装置付き時計において、 時刻を表示する時刻表示部材(256、276)と、 日を表示する日表示部材(150)と、 曜を表示する曜表示部材(152)と、 回転軸線を有しており、前記時刻表示部材(256、2
    76)、前記日表示部材(150)及び前記曜表示部材
    (152)の表示内容を修正するための巻真(110)
    と、 前記巻真(110)の回転軸線と同一の回転軸線を有
    し、前記巻真(110)の回転に基づいて回転するつづ
    み車(114)と、 前記巻真(110)を、その回転軸線方向の第1の巻真
    位置と、その回転軸線方向の第2の巻真位置と、その回
    転軸線方向の第3の巻真位置とに位置決めし、前記巻真
    (110)の回転軸線方向の移動に基づいて、前記巻真
    (110)が前記第1の巻真位置にあるときに前記つづ
    み車(114)をその回転軸線方向の第1のつづみ車位
    置に位置決めし、前記巻真(110)が前記第2の巻真
    位置及び前記第3の巻真位置にあるときに前記つづみ車
    (114)をその回転軸線方向の第2のつづみ車位置に
    位置決めするための切換装置(120、122、12
    4)と、 前記巻真(110)の回転軸線上に回転中心を有し、前
    記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるときに、
    第1の回転方向に揺動し、前記巻真(110)が前記第
    3の位置にあるときに、前記第1の回転方向と異なる第
    2の回転方向に揺動するように設けられた切換レバー
    (130)と、 前記切換レバー(130)の回転中心と同じ位置にある
    回転中心を有し、前記巻真(110)が前記第2の巻真
    位置及び前記第3の巻真位置にあるときに、前記つづみ
    車(114)の回転に基づいて回転するように設けられ
    た小鉄車(128)と、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記小鉄車(128)の回転に基づいて前記日表示
    部材(150)及び前記曜表示部材(152)の表示内
    容を修正するための、前記切換レバー(130)に設け
    られた第1の修正輪列(132、134)と、 前記巻真(110)が前記第3の巻真位置にあるとき
    に、前記小鉄車(128)の回転に基づいて前記時刻表
    示部材(256、276)の表示内容を修正するため
    の、前記切換レバー(130)に設けられた第2の修正
    輪列(160、162)と、を備えていることを特徴と
    する表示修正装置付き時計。
  15. 【請求項15】 前記第1の修正輪列が、前記小鉄車
    (128)の回転に基づいて回転するように設けられた
    1つ以上の修正伝え車(132、134)を含み、 前記時計は、前記巻真(110)が前記第2の巻真位置
    にあるときに、前記修正伝え車(132、134)の回
    転に基づいて揺動するように設けられた揺動レバー(1
    42)と、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記修正伝え車の回転に基づいて回転するように前
    記揺動レバー(142)に取付けられている修正車(1
    44)とを備え、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記巻真(110)が第1の巻真回転方向に回転す
    るときに前記揺動レバー(142)は第1の揺動レバー
    回転方向に回転して、前記修正車(144)が前記日表
    示部材(150)を修正するように構成され、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記巻真(110)が前記第1の巻真回転方向と異
    なる第2の巻真回転方向に回転するときに前記揺動レバ
    ー(142)は前記第1の揺動レバー回転方向と異なる
    第2の揺動レバー回転方向に回転して、前記修正車(1
    44)が前記曜表示部材(152)を修正するように構
    成されている、ことを特徴とする、請求項14に記載の
    表示修正装置付き時計。
  16. 【請求項16】 前記第2の修正輪列が、前記小鉄車
    (128)の回転に基づいて回転するように設けられた
    1つ以上の日の裏中間車(160、162)を含み、前
    記巻真(110)が前記第3の巻真位置にあるときに、
    前記第2の修正輪列の回転に基づいて前記日の裏中間車
    (160、162)の回転を介して回転するように設け
    られた日の裏車(166)を有することを特徴とする、
    請求項14又は請求項15に記載の表示修正装置付き時
    計。
  17. 【請求項17】 前記巻真(110)が前記第3の巻真
    位置にあるときに前記時刻表示部材(256、276)
    の作動を規正するための、前記切換装置(120、12
    2、124)の作動に基づいて作動する規正レバー(1
    70)を備えていることを特徴とする、請求項14から
    請求項16のいずれか1項に記載の表示修正装置付き時
    計。
  18. 【請求項18】 巻真の回転により表示内容を修正す
    ることができる表示修正装置付き時計において、 時刻表示する時刻表示部材(256、276)と、 日を表示する日表示部材(150)と、 曜を表示する曜表示部材(152)と、 回転軸線を有し、前記時刻表示部材(256、27
    6)、日表示部材(150)及び曜表示部材(152)
    の表示内容を修正するための巻真(110)と、 前記巻真(110)の回転軸線と同一の回転軸線を有
    し、前記巻真(110)の回転に基づいて回転するつづ
    み車(114)と、 前記巻真(110)を、その回転軸線方向の第1の巻真
    位置と、その回転軸線方向の第2の巻真位置と、その回
    転軸線方向の第3の巻真位置とに位置決めし、前記巻真
    (110)の回転軸線方向の移動に基づいて、前記巻真
    (110)が前記第1の巻真位置にあるときに前記つづ
    み車(114)をその回転軸線方向の第1のつづみ車位
    置に位置決めし、前記巻真(110)が前記第2の巻真
    位置及び前記第3の巻真位置にあるときに前記つづみ車
    (114)をその回転軸線方向の第2のつづみ車位置に
    位置決めするための切換装置(120、122、12
    4)と、 前記巻真(110)の回転軸線上に回転中心を有し、前
    記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるときに、
    第1の回転方向に揺動し、前記巻真(110)が前記第
    3の位置にあるときに、前記第1の回転方向と異なる第
    2の回転方向に揺動するように設けられた切換レバー
    (130)と、 前記切換レバー(130)の回転中心と同じ位置にある
    回転中心を有し、前記巻真(110)が前記第2の巻真
    位置及び前記第3の巻真位置にあるときに、前記つづみ
    車(114)の回転に基づいて回転するように設けられ
    た小鉄車(128)と、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記小鉄車(128)の回転に基づいて前記日表示
    部材(150)及び曜表示部材(152)の表示内容を
    修正するための、前記切換レバー(130)に設けられ
    た第1の修正輪列(132、134)と、 前記巻真(110)が前記第3の巻真位置にあるとき
    に、前記小鉄車(128)の回転に基づいて前記時刻表
    示部材の表示内容を修正するための、前記切換レバー
    (130)に設けられた第2の修正輪列(160、16
    2)とを備え、 前記第1の修正輪列は、前記巻真(110)の回転軸線
    を時計の基準軸線としたときに、該基準軸線に対して一
    方の側である第1領域に配置され、 前記第2の修正輪列は、前記基準軸線に対して他方の側
    である第2領域に配置されている、ことを特徴とする表
    示修正装置付き時計。
  19. 【請求項19】 前記第1の修正輪列が、前記小鉄車
    (128)の回転に基づいて回転するように設けられた
    1つ以上の修正伝え車(132、134)を含み、 前記時計は、前記巻真(110)が前記第2の巻真位置
    にあるときに、前記修正伝え車(132、134)の回
    転に基づいて揺動するように設けられた揺動レバー(1
    42)と、前記巻真(110)が前記第2の巻真位置に
    あるときに、前記修正伝え車(132、134)の回転
    に基づいて回転するように前記揺動レバー(142)に
    取付けられている修正車(144)とを備え、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記巻真(110)が第1の巻真回転方向に回転す
    るときに前記揺動レバー(142)は第1の揺動レバー
    回転方向に回転して、前記修正車(144)が前記日表
    示部材(150)を修正するように構成され、 前記巻真(110)が前記第2の巻真位置にあるとき
    に、前記巻真(110)が前記第1の巻真回転方向と異
    なる第2の巻真回転方向に回転するときに前記揺動レバ
    ー(142)は前記第1の揺動レバー回転方向と異なる
    第2の揺動レバー回転方向に回転して、前記修正車(1
    44)が前記曜表示部材(152)を修正するように構
    成されており、 前記第2の修正輪列が、前記小鉄車(128)の回転に
    基づいて回転するように設けられた1つ以上の日の裏中
    間車(160、162)を含み、 前記巻真(110)が前記第3の巻真位置にあるとき
    に、前記第2の修正輪列の回転に基づいて前記日の裏中
    間車(160、162)の回転を介して回転するよう
    に、前記基準軸線に対して前記第2領域に設けられた日
    の裏車(166)を有する、ことを特徴とする、請求項
    18に記載の表示修正装置付き時計。
  20. 【請求項20】 前記基準軸線に対して前記第1領域に
    設けられ、前記巻真(110)が前記第3の巻真位置に
    あるときに前記時刻表示部材の作動を規正するための、
    前記切換装置の作動に基づいて作動する規正レバー(1
    70)を備えていることを特徴とする、請求項18又は
    請求項19に記載の表示修正装置付き時計。
  21. 【請求項21】 巻真の回転により表示内容を修正す
    るための時計用修正装置において、 時計のムーブメントに対して移動しない回転中心を有
    し、巻真(110)の回転に基づいて回転可能なよう
    に、前記ムーブメントに対して回転可能に固定された修
    正用歯車(128)と、 前記修正用歯車(128)の回転中心と同じ軸線上に回
    転中心を有し、この回転中心から第1の方向に延びる第
    1部分(130a)と、前記回転中心から第2の方向に
    延びる第2部分(130b)とを備え、前記ムーブメン
    トに対して第1の回転方向に揺動可能であり、かつ、前
    記第1の回転方向と異なる第2の回転方向に揺動可能で
    あるように設けられた切換レバー(130)と、 前記修正用歯車(128)の回転に基づいて回転するよ
    うに、前記切換レバー(130)の前記第1部分(13
    0a)に設けられた、少なくとも1つの第1修正伝え車
    (132、134)と、 前記修正用歯車(128)の回転に基づいて回転するよ
    うに、前記切換レバー(130)の前記第2部分(13
    0b)に設けられた、少なくとも1つの第2修正伝え車
    (160、162)と、を備えていることを特徴とする
    時計用修正装置。
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