JPH11182512A - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置Info
- Publication number
- JPH11182512A JPH11182512A JP36502697A JP36502697A JPH11182512A JP H11182512 A JPH11182512 A JP H11182512A JP 36502697 A JP36502697 A JP 36502697A JP 36502697 A JP36502697 A JP 36502697A JP H11182512 A JPH11182512 A JP H11182512A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 数cmにも及ぶような広い範囲で高さの異な
る処理対象物wを面倒な調整操作を要することなく強固
に固定できるようにする。 【解決手段】 クランプアーム2にこれの揺動方向と交
差した案内路2aを設けると共に、このクランプアーム
2を揺動操作するための操作レバー3に関連して装設さ
れたトグル機構Tの出力部材9を前記案内路2aに案内
させる。
る処理対象物wを面倒な調整操作を要することなく強固
に固定できるようにする。 【解決手段】 クランプアーム2にこれの揺動方向と交
差した案内路2aを設けると共に、このクランプアーム
2を揺動操作するための操作レバー3に関連して装設さ
れたトグル機構Tの出力部材9を前記案内路2aに案内
させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理対象物を押圧
し或いは引張した状態に把持できるクランプ装置に関す
る。
し或いは引張した状態に把持できるクランプ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】処理対象物を固定するさいに使用される
クランプ装置として、図5に示すようなものがある。
クランプ装置として、図5に示すようなものがある。
【0003】図において、1は据付面部1aと一対の起
立壁面部1b、1bを有する基礎部材で、これにはクラ
ンプアーム2と操作レバー3がそれぞれの対応する軸4
又は5を介して揺動可能に装着されている。
立壁面部1b、1bを有する基礎部材で、これにはクラ
ンプアーム2と操作レバー3がそれぞれの対応する軸4
又は5を介して揺動可能に装着されている。
【0004】操作レバー3にはこれに連動するトグル機
構Tが形成されるのであって、具体的には操作レバー3
の長さ方向途中に軸7回りの揺動可能にリンク部材8を
装着し、このリンク部材8の下端部をクランプアーム2
の長さ方向途中に、出力部材として作用する軸9を介し
て結合させた構成となされている。
構Tが形成されるのであって、具体的には操作レバー3
の長さ方向途中に軸7回りの揺動可能にリンク部材8を
装着し、このリンク部材8の下端部をクランプアーム2
の長さ方向途中に、出力部材として作用する軸9を介し
て結合させた構成となされている。
【0005】8aはリンク部材8が軸9回りへ無制限に
揺動されるのを規制するための係止部である。10はク
ランプアーム2に上下位置調整可能に装着された押圧部
材である。
揺動されるのを規制するための係止部である。10はク
ランプアーム2に上下位置調整可能に装着された押圧部
材である。
【0006】上記したクランプ装置は基礎部材1の据付
面部1aを適宜な基台に据え付けた状態で使用されるの
であり、例えば次のように使用される。即ち、処理対象
物を固定させるさいは、先ず操作レバー3を軸5回りの
矢印方向fへ倒すのであり、これによりクランクプアー
ム2がトグル機構Tを介して上方へ引き上げられる。こ
の状態で、押圧部材10の下方に設置した適宜な支持台
上に処理対象物を載置する。
面部1aを適宜な基台に据え付けた状態で使用されるの
であり、例えば次のように使用される。即ち、処理対象
物を固定させるさいは、先ず操作レバー3を軸5回りの
矢印方向fへ倒すのであり、これによりクランクプアー
ム2がトグル機構Tを介して上方へ引き上げられる。こ
の状態で、押圧部材10の下方に設置した適宜な支持台
上に処理対象物を載置する。
【0007】次に操作レバー3を前とは逆向きf1へ比
較的小さな操作力で引き起こすのであり、これによりク
ランプアーム2が降下し、押圧部材10が処理対象物に
当接するものとなり、この時点で操作レバー3は小さな
操作力によってはそれ以上に変位しなくなる。
較的小さな操作力で引き起こすのであり、これによりク
ランプアーム2が降下し、押圧部材10が処理対象物に
当接するものとなり、この時点で操作レバー3は小さな
操作力によってはそれ以上に変位しなくなる。
【0008】この後、さらに大きな同じ向きの操作力を
操作レバー3に付与し、これを同じ方向へ変位させるの
であり、これにより出力部材9はトグル機構Tの倍力作
用によりクランプアーム2を強く押し下げ、押圧部材1
0は処理対象物を強く支持台上に押し付けるものとな
る。
操作レバー3に付与し、これを同じ方向へ変位させるの
であり、これにより出力部材9はトグル機構Tの倍力作
用によりクランプアーム2を強く押し下げ、押圧部材1
0は処理対象物を強く支持台上に押し付けるものとな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のクラン
プ装置では、固定される処理対象物の高さが僅かに(数
mm程度)変化しても、直ちに、トグル機構による倍力
作用が大きく減少してしまい、処理対象物を強く固定さ
せることができなくなる。また繰り返し使用により部品
の接触部にへたりが生じたようなとき、処理対象物との
相対関係を修正しないままでは、処理対象物の高さが減
少したときと同様に、それを固定させるための能力が急
激に減少する。
プ装置では、固定される処理対象物の高さが僅かに(数
mm程度)変化しても、直ちに、トグル機構による倍力
作用が大きく減少してしまい、処理対象物を強く固定さ
せることができなくなる。また繰り返し使用により部品
の接触部にへたりが生じたようなとき、処理対象物との
相対関係を修正しないままでは、処理対象物の高さが減
少したときと同様に、それを固定させるための能力が急
激に減少する。
【0010】このような事態に対処するには処理対象物
に対する押圧部材10の上下の位置調整を頻繁に行うこ
とが必要となり、このことが作業能率を損ねる要因とな
す。本発明は、主に斯かる実情を改善し得るものとした
クランプ装置を提供することを目的とする。
に対する押圧部材10の上下の位置調整を頻繁に行うこ
とが必要となり、このことが作業能率を損ねる要因とな
す。本発明は、主に斯かる実情を改善し得るものとした
クランプ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、クランプアームにこれの揺動方向と交
差した案内路を設けると共に、このクランプアームを揺
動操作するための操作レバーに関連して装設されたトグ
ル機構の出力部材を前記案内路に案内させる。
め、本発明では、クランプアームにこれの揺動方向と交
差した案内路を設けると共に、このクランプアームを揺
動操作するための操作レバーに関連して装設されたトグ
ル機構の出力部材を前記案内路に案内させる。
【0012】操作レバーが比較的小さな力で操作される
と、出力部材が案内路上を移動し、この移動に関連して
クランプアームが揺動する。このクランプアームの揺動
は処理対象物と関連した一定位置で規制されるが、この
一定位置で操作レバーに比較的大きな操作力が付与され
ると、出力部材がトグル機構の倍力作用によりクランプ
アームを強く押圧するものとなる。
と、出力部材が案内路上を移動し、この移動に関連して
クランプアームが揺動する。このクランプアームの揺動
は処理対象物と関連した一定位置で規制されるが、この
一定位置で操作レバーに比較的大きな操作力が付与され
ると、出力部材がトグル機構の倍力作用によりクランプ
アームを強く押圧するものとなる。
【0013】上記発明は、次のように具体化する。即
ち、クランプアームと操作レバーを基礎部材の特定個所
に軸着すると共に、トグル機構は操作レバーと概ね同心
で揺動されるように基礎部材に軸着された第一リンク部
材と、操作レバーに軸着された第二リンク部材とを具備
すると共に、これらリンク部材を出力部材を介してこの
出力部材回りの揺動可能に結合するほか、これらリンク
部材を弾力具により一定揺動方向へ付勢した構成とな
す。
ち、クランプアームと操作レバーを基礎部材の特定個所
に軸着すると共に、トグル機構は操作レバーと概ね同心
で揺動されるように基礎部材に軸着された第一リンク部
材と、操作レバーに軸着された第二リンク部材とを具備
すると共に、これらリンク部材を出力部材を介してこの
出力部材回りの揺動可能に結合するほか、これらリンク
部材を弾力具により一定揺動方向へ付勢した構成とな
す。
【0014】さらに好ましくは、第二リンク部材が出力
部材から一定大きさ以上の押圧力を受けたとき、出力部
材に結合された第二リンク部材が押圧力の向かう側へ弾
力に抗して退避移動する構成となす。
部材から一定大きさ以上の押圧力を受けたとき、出力部
材に結合された第二リンク部材が押圧力の向かう側へ弾
力に抗して退避移動する構成となす。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明に係るクランプ装置の側面図、図2は
前記クランプ装置の後面図、図3は図1のx−x部を示
す図、図4は図1のx1−x1部を示す図である。これ
らの図において従来例と実質的同一部位には同一の符号
が付してある。
る。図1は本発明に係るクランプ装置の側面図、図2は
前記クランプ装置の後面図、図3は図1のx−x部を示
す図、図4は図1のx1−x1部を示す図である。これ
らの図において従来例と実質的同一部位には同一の符号
が付してある。
【0016】クランプアーム2は二枚の板部材2a、2
bを接合させたものとなしてあって、一端部を基礎部材
1の一対の起立壁面部1b、1b間に挿入し、軸5を介
して装着してある。
bを接合させたものとなしてあって、一端部を基礎部材
1の一対の起立壁面部1b、1b間に挿入し、軸5を介
して装着してある。
【0017】クランプアーム2にはこれの揺動方向と交
差した案内路2aが設けてある。この案内路2aは任意
に形成し得るが、図示例では円弧状の透孔となしてあ
る。
差した案内路2aが設けてある。この案内路2aは任意
に形成し得るが、図示例では円弧状の透孔となしてあ
る。
【0018】押圧部材10としてはボルトが使用されて
おり、このボルト10はクランプアーム3の先端部の縦
方向孔個所に挿通され、ナット11を介して上下位置調
整可能に固定されている。
おり、このボルト10はクランプアーム3の先端部の縦
方向孔個所に挿通され、ナット11を介して上下位置調
整可能に固定されている。
【0019】操作レバー3の具体的構造を説明すると、
長さ中央部を凹み状に屈曲させた一対の板部材3a、3
aを対向させ、各板部材3a、3bを一対の起立壁面部
1b、1bの外側に位置させ、軸5を介して起立壁面部
1b、1bに装着してある。上端部3cは樹脂材で被覆
し、握り部となしてある。kは係止部である。
長さ中央部を凹み状に屈曲させた一対の板部材3a、3
aを対向させ、各板部材3a、3bを一対の起立壁面部
1b、1bの外側に位置させ、軸5を介して起立壁面部
1b、1bに装着してある。上端部3cは樹脂材で被覆
し、握り部となしてある。kは係止部である。
【0020】操作レバー3にはこれと関連して作動され
るトグル機構Tが設けてあり、具体的には次のようにな
してある。即ち、一対の起立壁面部1b、1bの間に一
対の第一リンク部材12a、12bを軸5回りの揺動可
能に装着すると共に、操作レバー3の長さ途中にU形の
第二リンク部材13をこれに形成された長孔13aに挿
通された軸7を介して装着する。
るトグル機構Tが設けてあり、具体的には次のようにな
してある。即ち、一対の起立壁面部1b、1bの間に一
対の第一リンク部材12a、12bを軸5回りの揺動可
能に装着すると共に、操作レバー3の長さ途中にU形の
第二リンク部材13をこれに形成された長孔13aに挿
通された軸7を介して装着する。
【0021】第二リンク部材13の中央辺部には図4に
示すようにこれに形成された透孔13bを通じてボルト
14を挿通させ、このボルト14を軸7の直径方向部位
に形成されたネジ孔7aに螺合させ、且つ、ボルト14
のネジ部14aにはこれの頭部と軸7との間に皿バネ1
5を積層状且つ圧縮状に外嵌させ、この皿バネ15の弾
力で第二リンク部材13が出力部材9側へその逆への後
退可能に押圧された状態となす。
示すようにこれに形成された透孔13bを通じてボルト
14を挿通させ、このボルト14を軸7の直径方向部位
に形成されたネジ孔7aに螺合させ、且つ、ボルト14
のネジ部14aにはこれの頭部と軸7との間に皿バネ1
5を積層状且つ圧縮状に外嵌させ、この皿バネ15の弾
力で第二リンク部材13が出力部材9側へその逆への後
退可能に押圧された状態となす。
【0022】そして、案内路2aに挿通された出力部材
9を介して第一リンク12a、12bと第二リンク13
とを出力部材9回りの揺動可能に結合させる。このさ
い、操作レバー3と出力部材9との間には線状バネ16
を装着し、このバネ16の弾力で第一リンク部材12
a、12b及び第二リンク部材13を各軸5、6の回り
へ揺動させて出力部材9が操作レバー3に対し前方の一
定位置に位置される構成となす。
9を介して第一リンク12a、12bと第二リンク13
とを出力部材9回りの揺動可能に結合させる。このさ
い、操作レバー3と出力部材9との間には線状バネ16
を装着し、このバネ16の弾力で第一リンク部材12
a、12b及び第二リンク部材13を各軸5、6の回り
へ揺動させて出力部材9が操作レバー3に対し前方の一
定位置に位置される構成となす。
【0023】次に上記の如く構成した本発明品の使用例
及び作用を説明する。クランプアーム2に負荷をかけな
い状態で操作レバー3を矢印方向fへ倒すと、出力部材
9は操作レバー3に対し図1に示す相対配置のまま案内
路2a内を同じ方向fへ移動しつつクランプアーム2を
軸6回りの上方へ変位させ、一方操作レバー3を矢印方
向f1へ引き上げると、出力部材9は操作レバー3に対
し図1に示す相対配置のまま案内路2a内を同じ方向f
1へ移動しつつクランプアーム2を軸6回りの下方へ変
位させるものとなる。
及び作用を説明する。クランプアーム2に負荷をかけな
い状態で操作レバー3を矢印方向fへ倒すと、出力部材
9は操作レバー3に対し図1に示す相対配置のまま案内
路2a内を同じ方向fへ移動しつつクランプアーム2を
軸6回りの上方へ変位させ、一方操作レバー3を矢印方
向f1へ引き上げると、出力部材9は操作レバー3に対
し図1に示す相対配置のまま案内路2a内を同じ方向f
1へ移動しつつクランプアーム2を軸6回りの下方へ変
位させるものとなる。
【0024】使用のさいは従来に準じて据え付ける。そ
して処理対象物wを固定させるさいは操作レバー3を矢
印方向fへ操作してクランプアーム2の先端部を上方へ
変位させ、この状態で支持台S上に処理対象物wを載置
する。
して処理対象物wを固定させるさいは操作レバー3を矢
印方向fへ操作してクランプアーム2の先端部を上方へ
変位させ、この状態で支持台S上に処理対象物wを載置
する。
【0025】この後、操作レバー3を矢印方向f1へ比
較的小さな操作力で操作する。これによりクランプアー
ム2は下方へ変位して、押圧部材10が図1に示すよう
に処理対象物に当接したとき、出力部材9は案内路2a
の案内範囲の途中でそれ以上の変位が不可能となり、操
作レバー3はそれ以上の変位を規制される。
較的小さな操作力で操作する。これによりクランプアー
ム2は下方へ変位して、押圧部材10が図1に示すよう
に処理対象物に当接したとき、出力部材9は案内路2a
の案内範囲の途中でそれ以上の変位が不可能となり、操
作レバー3はそれ以上の変位を規制される。
【0026】次に、図1の状態にあるトグル機構Tを作
動させるのであり、このため操作レバー3にさらに強い
同じ向きf1の操作力を付与する。これにより、第一リ
ンク部材9は殆ど揺動しないにも拘わらず操作レバー3
が軸5回りへ揺動して、出力部材9は軸5と軸7を結ん
だ線より僅かに後方へ向け移動する。
動させるのであり、このため操作レバー3にさらに強い
同じ向きf1の操作力を付与する。これにより、第一リ
ンク部材9は殆ど揺動しないにも拘わらず操作レバー3
が軸5回りへ揺動して、出力部材9は軸5と軸7を結ん
だ線より僅かに後方へ向け移動する。
【0027】この移動のさい、トグル機構Tによる倍力
作用により第二リンク部材13は出力部材9を強力に下
方へ押圧するものとなる。このさい、第二リンク部材1
3は出力部材9から反力を有けるのであり、この反力が
皿バネ15の弾力よりも大きくなったときは皿バネ15
が圧縮され、第二リンク部材13はその反力の方向へ退
避移動する。従って、出力部材9は各部に過大な応力を
発生させることなく軸5と軸7を結んだ線より僅かに後
方に達し、係止部kが第一リンク部材12a、12bを
係止することにより、その位置を安定的に保持される。
作用により第二リンク部材13は出力部材9を強力に下
方へ押圧するものとなる。このさい、第二リンク部材1
3は出力部材9から反力を有けるのであり、この反力が
皿バネ15の弾力よりも大きくなったときは皿バネ15
が圧縮され、第二リンク部材13はその反力の方向へ退
避移動する。従って、出力部材9は各部に過大な応力を
発生させることなく軸5と軸7を結んだ線より僅かに後
方に達し、係止部kが第一リンク部材12a、12bを
係止することにより、その位置を安定的に保持される。
【0028】処理対象物wの固定を解除するさいは操作
レバー3を矢印方向fへ強く引くのであり、これにより
各部は前とは逆に作動して出力部材9は図1に示す状態
に復帰される。この復帰の後、操作レバー3を比較的小
さな操作力で矢印方向fへ倒すようにする
レバー3を矢印方向fへ強く引くのであり、これにより
各部は前とは逆に作動して出力部材9は図1に示す状態
に復帰される。この復帰の後、操作レバー3を比較的小
さな操作力で矢印方向fへ倒すようにする
【0029】上記処理対象物wを高さの異なる別の処理
対象物と取り替えて、操作レバー3を矢印方向f1へ操
作すると、押圧部材10は、出力部材9が処理対象物の
高さと関連した図1に示す位置とは異なる位置にあると
き、処理対象物に当接するものとなる。この後は、先と
同様にトグル機構Tを作動させることによりその処理対
象物の固定解除を行う。
対象物と取り替えて、操作レバー3を矢印方向f1へ操
作すると、押圧部材10は、出力部材9が処理対象物の
高さと関連した図1に示す位置とは異なる位置にあると
き、処理対象物に当接するものとなる。この後は、先と
同様にトグル機構Tを作動させることによりその処理対
象物の固定解除を行う。
【0030】クランプアーム2が処理対象物wを完全に
押圧したときのその押圧力はボルト14の回転操作によ
り皿バネ15の圧縮弾力を変化させることで無段階に変
化される。
押圧したときのその押圧力はボルト14の回転操作によ
り皿バネ15の圧縮弾力を変化させることで無段階に変
化される。
【0031】上記実施例では、クランプアーム2の動作
を処理対象物wの押圧に利用したが、これに限るもので
はなく、その引張に利用することもできるのであり、ま
た押圧又は引張の方向も任意に変化させることができ
る。
を処理対象物wの押圧に利用したが、これに限るもので
はなく、その引張に利用することもできるのであり、ま
た押圧又は引張の方向も任意に変化させることができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、数
cmにも及ぶような広い範囲で高さの異なる処理対象物
を面倒な調整操作を要することなく強固に固定させるこ
とができる。
cmにも及ぶような広い範囲で高さの異なる処理対象物
を面倒な調整操作を要することなく強固に固定させるこ
とができる。
【0033】また繰り返し使用により部品の作動部分に
へたりなどが生じても固定力が大きく減少しなくなるた
め、従来よりも遙かに長い期間に亘り無調整で使用する
ことができるものである。
へたりなどが生じても固定力が大きく減少しなくなるた
め、従来よりも遙かに長い期間に亘り無調整で使用する
ことができるものである。
【0034】さらに従来のものでは操作レバーを固定側
へ操作したとき、処理対象物が固定された状態とそうで
ない状態とで同じ揺動位置に操作レバーが位置されるた
め処理対象物の固定忘れが生じ易いが、この発明によれ
ば、処理対象物が固定されてないときは操作レバーが大
きく固定側方向へ揺動してしまうため手感覚のみで直ち
に察知することができる。
へ操作したとき、処理対象物が固定された状態とそうで
ない状態とで同じ揺動位置に操作レバーが位置されるた
め処理対象物の固定忘れが生じ易いが、この発明によれ
ば、処理対象物が固定されてないときは操作レバーが大
きく固定側方向へ揺動してしまうため手感覚のみで直ち
に察知することができる。
【0035】請求項2に記載のものによれば、上記効果
が的確に得られるものとなり、また請求項3に記載のも
のによれば、構成部品にトグル機構による過度に大きな
応力が発生せず部品のへたりが生じ難いものとなり、ま
たトグル機構の作動が円滑となる。
が的確に得られるものとなり、また請求項3に記載のも
のによれば、構成部品にトグル機構による過度に大きな
応力が発生せず部品のへたりが生じ難いものとなり、ま
たトグル機構の作動が円滑となる。
【図1】本発明に係るクランプ装置の側面図である。
【図2】前記クランプ装置の後面図である。
【図3】図1のx−x部を示す図である。
【図4】図1のx1−x1部を示す図である。
【図5】従来例の図である。
1 基礎部材 2 クランプアーム 2a 案内路 3 操作レバー 9 出力部材 12a 第一リンク部材 12b 第一リンク部材 13 第二リンク部材 15 皿バネ(弾力具) T トグル機構
Claims (3)
- 【請求項1】 クランプアームにこれの揺動方向と交差
した案内路を設けると共に、このクランプアームを揺動
操作するための操作レバーに関連して装設されたトグル
機構の出力部材を前記案内路に案内させたことを特徴と
するクランプ装置。 - 【請求項2】 基礎部材の特定個所にクランプアームと
操作レバーを軸着すると共に、トグル機構は操作レバー
と概ね同心で揺動されるように基礎部材に軸着された第
一リンク部材と、操作レバーに軸着された第二リンク部
材とを具備すると共に、これらリンク部材を出力部材を
介してこの出力部材回りの揺動可能に結合するほか、こ
れらリンク部材及び出力部材を弾力具により一定揺動方
向へ付勢してなることを特徴とする請求項1記載のクラ
ンプ装置。 - 【請求項3】 第二リンク部材が出力部材から一定大き
さ以上の押圧力を受けたとき、出力部材に結合された第
二リンク部材が押圧力の向かう側へ弾力に抗して退避移
動することを特徴とする請求項1又は2記載のクランプ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36502697A JP3177836B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36502697A JP3177836B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182512A true JPH11182512A (ja) | 1999-07-06 |
JP3177836B2 JP3177836B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=18483254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36502697A Expired - Fee Related JP3177836B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177836B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008164042A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Niles Co Ltd | 押さえ治具 |
JP2009160723A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-23 | Imao Corporation:Kk | クランプ装置 |
CN102328173A (zh) * | 2011-07-11 | 2012-01-25 | 重庆市北碚区枫火机械制造有限公司 | 椭圆形消声器螺母焊接工装 |
CN102328168A (zh) * | 2011-07-11 | 2012-01-25 | 重庆市北碚区枫火机械制造有限公司 | 圆形消声器组焊工装 |
CN104552071A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-29 | 天津市欣跃今朝科技发展有限公司 | 汽车门把防变形固定夹具 |
CN107584293A (zh) * | 2017-08-30 | 2018-01-16 | 昆山力维拓工业自动化科技有限公司 | 一种金属加工设备 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP36502697A patent/JP3177836B2/ja not_active Expired - Fee Related
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