JPH11182213A - 内燃機関のバルブ特性制御装置 - Google Patents
内燃機関のバルブ特性制御装置Info
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- JPH11182213A JPH11182213A JP9348252A JP34825297A JPH11182213A JP H11182213 A JPH11182213 A JP H11182213A JP 9348252 A JP9348252 A JP 9348252A JP 34825297 A JP34825297 A JP 34825297A JP H11182213 A JPH11182213 A JP H11182213A
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Abstract
ブ特性制御装置の提供。 【解決手段】 進角用作動油はオイルコントロールバル
ブ(90)からシリンダヘッド内油路(71)、カムキ
ャップ(80)の溝、傾斜油路、上側ベアリングメタル
(60A)の穴を経て、カムシャフト(50)の環状進
角油路(53)に達し、その後はカムシャフト内の油路
(53)、カムシャフトに接続されたロータ(40)内
の油路を経て、各進角油室(110)に分配される。遅
角用作動油はオイルコントロールバルブからシリンダヘ
ッド内油路(72)、断面三日月状の溝(78)と下側
ベアリングメタル(60B)の背面の間の油路(7
9)、切り欠き(62)を経て、カムシャフトの環状遅
角油路(54)に達し、その後はカムシャフト内の油路
(56)、カムシャフトとロータの間のギヤ(10)内
の油路(12)を経て各遅角油室(120)に分配され
る。
Description
置に関する、特に油圧によりカムシャフトを変位させて
バルブ特性を変更するバルブ特性制御装置の油路の構成
に関する。
置には、大きく分けて2つの種類がある。一方は、バル
ブの開弁期間そのものを変化させるものであり、他方は
開弁期間は変化させずに開弁期間を移動するものであ
る。前者の場合は、カムシャフトを軸方向に動かすもの
が多く後者の場合はカムシャフトのクランクシャフトに
対する回転位相を変化させるものが多いが、いずれも、
油圧によりカムシャフトを動かすものが殆どである。
6515号公報に開示されたバルブ特性制御装置があ
る。同公報の装置は、プーリとカムシャフトの間に形成
され作動油が供給されるとバルブの開閉位相を進角側に
移動する様にカムシャフトの回転位相を変更する進角油
室と、作動油が供給されるとバルブの開閉位相を進角側
に移動する様にカムシャフトの回転位相を変更する遅角
油室とを備えていて、カムシャフトを支持する軸支部材
内に配置された作動油供給制御弁から、進角油室と遅角
油室に作動油が供給される。
軸支部材内に形成された軸支部材内進角油路と軸支部材
内遅角油路とを通って、それぞれ、カムシャフトとカム
シャフトを軸支する軸支部材の摺動部に設けられた環状
進角油路と環状遅角油路に送られ、そこから、カムシャ
フト内に形成されカムシャフト内進角油路とカムシャフ
ト内遅角油路とを通って、進角油室及び遅角油室に導く
遅角油室に導入される。
路、および、軸支部材内遅角油路と環状遅角油路はそれ
ぞれ直接に連通されているので、軸支部材内進角油路と
軸支部材内遅角油路を離間させねばならない。その結
果、環状進角油路と環状遅角油路との間の距離も大きく
なってしまう。したがって、エンジンの軸方向の長さが
増大し、その結果、エンジンの搭載性が悪く、また、重
量が増加する、という問題がある。この問題は位相を変
えるタイプのバルブ特性制御装置に限られるものではな
く、作動油の給排のために同じ様な構造を有するバルブ
特性制御装置に共通の問題である。
み、エンジンの軸方向の長さを増大させないバルブ特性
制御装置を提供することを目的とする。
ば、カムシャフトで開閉駆動される内燃機関のバルブの
開閉の特性を制御するバルブ特性制御装置であって、作
動油が供給されるとカムシャフトを第1の方向に変位せ
しめる力を発生する第1油室と、作動油が供給されると
カムシャフトを第1の方向とは反対の第2の方向に変位
せしめる力を発生する第2油室と、カムシャフトを支持
する軸支部材内に配置され、第1油室と第2油室に供給
する作動油を制御する作動油供給制御弁であって、第1
油室に作動油を供給するときは第2油室の作動油を排出
し、第2油室に作動油を供給するときは第1油室の作動
油を排出するように制御する作動油供給制御弁と、作動
油供給制御弁から作動油を第1油室に導く第1油路及び
作動油供給制御弁から作動油を第2油室に導く第2油路
と、を具備し、第1油路と第2油路が、カムシャフトと
カムシャフトを軸支する軸支部材の摺動部に設けられた
環状第1油路と環状第2油路と、カムシャフト内に形成
され環状第1油路と第1油室とを結ぶカムシャフト内第
1油路と、カムシャフト内に形成され環状第2油路と第
2油室とを結ぶカムシャフト内第2油路と、軸支部材内
に形成され環状第1油路と作動油供給制御弁とを結ぶ軸
支部材内第1油路と、軸支部材内に形成され環状第2油
路と作動油供給制御弁とを結ぶ軸支部材内第2油路と、
から成り、環状油路と、軸支部材内油路のカム側開口部
の間にベアリングメタルが配設されていて、少なくとも
一方の軸支部材内油路は作動油供給制御弁からベアリン
グメタルの背面に到達した後、ベアリングメタルの背面
に沿って軸方向に延びる背面油路を経て、背面到達点と
軸方向位置が異なるところで対応する環状油路と連通し
ているバルブ特性制御装置が提供される。
は、作動油を作動油供給制御弁から軸支部材内第1油
路、環状第1油路、カムシャフト内第1油路を通って第
1油室に供給してカムシャフトを第1の方向に変位せし
めて、あるいは、作動油を作動油供給制御弁から軸支部
材内第2油路、環状第2油路、カムシャフト内第2油路
を通って第2油室に供給してカムシャフトを第2の方向
に変位せしめて、バルブ特性を変更するが、一方の油室
に向かう作動油は軸支部材内油路は作動油供給制御弁か
ら、環状油路と軸支部材内油路のカム側開口部の間に配
設されたベアリングメタルの背面に到達した後、ベアリ
ングメタルの背面に沿って軸方向に延びる背面油路を経
て、背面到達点と軸方向位置が異なるところで対応する
環状油路に流入する。
において、2つの環状油路の内の一方がベアリングメタ
ルで被われる領域内に設けられ、他方はベアリングメタ
ルで被われない領域内に設けられていて、ベアリングメ
タルで被われる領域内に設けられた環状の油路は、作動
油供給制御弁からベアリングメタルの背面に達している
対応する軸支部材内油路と、背面到達点と同じ軸方向位
置で、ベアリングメタルのカムシャフト支持面を貫通す
る貫通穴を介して、連通され、ベアリングメタルで被わ
れない環状の油路はベアリングメタルの端部に設けら
れ、ベアリングメタルの端部に沿って形成された迂回油
路を介して、対応する軸支部材内油路につながる背面油
路に連通されているバルブ特性制御装置が提供される。
は、一方の油室に供給される作動油は、作動油供給制御
弁よりベアリングメタルの背面に達した軸支部材内油路
から、同じ軸方向位置で、ベアリングメタルのカムシャ
フト支持面を貫通する穴を介して、ベアリングメタルで
被われる領域内に設けられた環状の油路に流入する。他
方の油室に供給される作動油は、作動油供給制御弁より
ベアリングメタルの背面に達した軸支部材内油路から、
ベアリングメタルの背面に沿ってベアリングメタルの端
部に延びている背面油路、ベアリングメタルの端部に沿
って形成された迂回通路を介して、ベアリングメタルの
端部に設けられたベアリングメタルで被われない環状の
油路に流入する。
において、ベアリングメタルが2分割され、貫通穴が設
けられたベアリングメタルと、迂回油路の設けられたベ
アリングメタルが異なるバルブ特性制御装置が提供され
る。この様に構成されたバルブ特性制御装置では、2つ
の油室に供給される作動油は、それぞれ、別個のベアリ
ングメタルに設けられた貫通穴と迂回通路を通って各軸
支部材内油路から対応する各環状油路に流入する。
において、ベアリングメタルで被われる領域内に設けら
れた環状の油路に対応する軸支部材内油路は、ベアリン
グメタルの背面に到達した後、ベアリングメタルの背面
に沿って周方向に延びる背面油路を経て貫通穴に達して
いるバルブ特性制御装置が提供される。この様に構成さ
れたバルブ特性制御装置では、一方の油室に供給される
作動油は、軸支部材内油路でベアリングメタルの背面に
到達した後、ベアリングメタルの背面に沿って周方向に
延びる背面油路、貫通穴を経て、ベアリングメタルで被
われる領域内に設けられた対応する環状の油路に流入す
る。
において、ベアリングメタルの端部にフランジが設けら
れ、前記迂回通路がフランジの基部を貫通して形成され
ているバルブ特性制御装置が提供される。この様に構成
されたバルブ特性制御装置では、一方の油室に供給され
る作動油は、軸支部材内油路でベアリングメタルの背面
に到達した後、ベアリングメタルの背面に沿って軸方向
に端部へ延びる背面油路、ベアリングメタルの端部のフ
ランジの基部を貫通して形成された迂回油路を経て、ベ
アリングメタルで被われない領域に設けられた対応する
環状の油路に流入する。
において、第1油室と第2油室に作動油を供給すること
によりカムシャフトのクランクシャフトに対する回転位
相を変更し、バルブが開いている開弁期間は変えずに、
バルブが開いている開弁期間をずらして、運転状態に応
じた最適なバルブ特性に変更するようにしたバルブ特性
制御装置が提供される。この様に構成されたバルブ特性
制御装置では、第1油室と第2油室に作動油を供給する
ことによりカムシャフトのクランクシャフトに対する回
転位相が変更され、バルブが開いている開弁期間は変え
ずに、バルブが開いている開弁期間をずらして、運転状
態に応じた最適なバルブ特性に変更される。
において、カムシャフトを進角方向に変位させるために
油室に要求される力と、カムシャフトを遅角方向に変位
させるために油室に要求される力に差があるときには、
ベアリングメタルに被われる領域内に設けられている環
状油路を通る作動油が、より大きな力が要求される油室
に供給されることを特徴とする請求項6に記載のバルブ
特性制御装置が提供される。
では大きな力が要求されるカムシャフトの変位をおこな
う油室に、ベアリングメタルに被われる領域内に設けら
れている環状油路を通って作動油が供給され、ベアリン
グメタルの端部を通らないので作動油の洩れが少なく、
大きな力が要求されるカムシャフトの変位の応答性がよ
い。
において、カムシャフトの変位によって、バルブのオー
バーラップの拡大と縮小をおこない、バルブのオーバー
ラップの縮小のために油室に要求される力がバルブのオ
ーバーラップの拡大のために油室に要求される力と同じ
あるいは、それ以上の場合は、ベアリングメタルに被わ
れる領域内に設けられた環状の油路を通る作動油が、オ
ーバーラップを縮小する方向にカムシャフトを変位せし
める油室に供給されるバルブ特性制御装置が提供され
る。吸気バルブと排気バルブが両方とも開いているオー
バーラップは小さい方がエンジンの燃焼は安定し、軽負
荷ではオーバーラップは小さくするのが好ましい。一
方、エンジンは負荷をあげたときよりも、下げたときの
ほうが変化が早い。したがって、オーバーラップの縮小
は素早く実施されねばならない。上記の様に構成された
バルブ特性制御装置では、ベアリングメタルに被われる
領域内に設けられた環状の油路を通り途中の洩れが少な
く作動油が供給され、応答性良くカムシャフトを変位す
る力を発生する油室が、オーバーラップを縮小させるの
で、ベアリングメタルに被われない領域内に設けられた
環状の油路を通り、途中の洩れが大きい作動油が供給さ
れる油室によりオーバーラップを縮小させる場合よりも
オーバーラップの縮小が素早くおこなわれる。
において、ベアリングメタルに被われる領域に設けられ
る環状油路がカムシャフトに形成されているバルブ特性
制御装置が提供される。この様に構成されたバルブ特性
制御装置では、カムシャフトに形成されている環状油路
を通る作動油の給排がおこなわれる。
明において、ベアリングメタルに被われる領域に設けら
れる環状油路が、ベアリングメタルの内面に形成されて
いるバルブ特性制御装置が提供される。この様に構成さ
れたバルブ特性制御装置では、ベアリングメタルの内面
に形成されている環状油路を通る作動油の給排がおこな
われる。
明において、ベアリングメタルに被われる領域に設けら
れる環状油路が、カムシャフトとベアリングメタルの内
面の両方に形成されているバルブ特性制御装置が提供さ
れる。この様に構成されたバルブ特性制御装置では、カ
ムシャフトとベアリングメタルの内面の両方に形成され
ている環状油路を通る作動油の給排がおこなわれる。
実施の形態を説明する。図1はエンジン(図示しない)
の吸気バルブを開閉するカムシャフトに取り付けられた
本発明の第1の実施の形態のベーンタイプのバルブ特性
制御装置100をカムシャフト50の中心軸線Xを通る
平面で切った断面図である。図1を参照すると、クラン
クシャフト(図示しない)によりチェーン(図示しな
い)を介して1/2の回転比で駆動されるギア10に、
ギア10と共働して進角油室110と遅角油室120を
形成するハウジング20とサイドカバ−30がB1(4
本の内1本のみ図示)により固定されている。ハウジン
グ20の内側にはロータ40が所定角度回動自在に配設
されている。ロータ40はカムシャフト50にボルトB
2で固定されている。
ルトB2を除去した状態でバルブ特性制御装置1を軸端
側(図1の左側)から見た図である。図2に示されるよ
うにハウジング20は外周部21と4つの内側突起部2
2からなる。内側突起部22の内周側にはシール部材2
3が配設されている。24はボルトB1が通る穴であ
る。図1においては、ハウジング20は、カムシャフト
50の中心軸線Xよりも上側では外周部21と内側突起
部22が一体でシール部材23と共に示され、カムシャ
フト50の中心軸線Xよりも下側ではハウジング20は
外周部21が示されている。破線20aは外周部21と
内側突起部22の境目である。
射状に外側に突き出た4つのベーン42から成る。ベー
ンの外周側にはシール部材43が配設されている。図1
においては、ロータ40は、カムシャフト50の中心軸
線Xよりも上側ではボス41のみが示され、カムシャフ
ト50の中心軸線Xよりも下側ではボス41とベーン4
2が一体でシール部材43と共に示されている。破線4
0aはボス41とベーン42の境目である。ボス41に
は進角時にカムシャフト内進角油路55を通って来た作
動油をボス41の中央部のボルトB2の周りに形成され
る中央油室44に導く2本の傾斜油路45と、中央油室
44から、ロータ40のベーン42とハウジング20の
内側突起部22の間に形成される進角油室110に作動
油を導入する4本の分配油路46が形成されている。
0は外側フランジ51と内側フランジ52の間で、半割
りの上側メタルベアリング60A、下側メタルベアリン
グ60Bを介して、シリンダヘッド70とカムキャップ
80により回転自在に支持されている。そして、外側フ
ランジ51と内側フランジ52の間で、内側フランジ5
2に近い方に環状進角油路53が、外側フランジ52に
近い方に環状遅角油路54が形成されている。環状進角
油路53は中心軸線Xに平行に形成されたカムシャフト
内進角油路55と短い油路55aを介して連通してい
る。そしてカムシャフト内進角油路55はロータ40の
傾斜油路45に連通している。環状遅角油路54は中心
軸線Xに平行に形成されたカムシャフト内遅角油路56
と短い油路56aを介して連通している。カムシャフト
内進角油路56は外側フランジ51よりも軸端側に設け
られている軸端側環状遅角油路57に連通している。軸
端側環状遅角油路57は、ギヤ10の内周側に設けられ
たギヤ内環状油路11とギヤ内分配油路12を介して、
遅角油室120に連通している(図2参照)。
作動油の供給を制御するオイルコントロールバルブ90
が嵌入されている。図3にオイルコントロールバルブ9
0の詳細を示す。図3に示されているようにオイルコン
トロールバルブ90はスリーブ91内で電磁ソレノイド
92のプランジャ93とスプリング94によってスプー
ル弁95を移動して作動油の流れ方向を切り換える。
ート91b、供給ポート91c、ドレインポート91
d、91eを有している。一方、スプール弁95は、4
つのランド95a、95b、95c、95dと、3つの
溝通路95e、95e、95fを有する。そして電磁ソ
レノイド92は電子コントロールユニット(以下EC
U)200からの信号によりデューテイ制御で励磁され
るがそのデューティ比を変えることによりスプール弁9
5の位置が変化させて作動油の進角油室110、遅角油
室120への給排を制御する。
るとスプール弁95は最も左側まで移動し進角ポート9
1aが供給ポート91cと連通され、遅角ポート91b
がドレインポート91eと連通され、バルブ特性制御装
置100の進角油室110に向けて作動油が供給されカ
ムシャフト50はクランクシャフトに対して進角方向に
移動する。また、デューテイ比0%(励磁されない)の
場合は、スプール弁95は最も右側まで移動し供給ポー
ト91cと遅角ポート91bが連通され、進角ポート9
1aがドレインポート91dと連通され、バルブ特性制
御装置1の進角油室120に向けて作動油が供給されカ
ムシャフト50はクランクシャフトに対して遅角方向に
移動する。図3はこの供給ポート91cと遅角ポート9
1bが連通された状態を示している。
ャフトに対する位相差を検出するカム角センサ212を
有していて、予め定めた位相差になると、電磁ソレノイ
ド92は中間のデューテイ比で励磁されスプール弁95
はランド95a、95b、95c、95dによって、進
角ポート91aと供給ポート91c、ドレインポート9
1dとの連通をそれぞれ遮断し、遅角ポート91bと供
給ポート91c、ドレインポート91dとの連通をそれ
ぞれ遮断する位置で停止し、カムシャフト50はクラン
クシャフトに対してその位相差を保つ。
コントロールバルブ90の進角ポート91aとカムシャ
フト50に形成された環状進角油路53を連通するため
のシリンダヘッド内進角油路である。また、72で示さ
れるのはオイルコントロールバルブ90の遅角ポート9
1bとカムシャフト50に形成された環状遅角油路54
を連通するためのシリンダヘッド内遅角油路である。同
じく、図1において73で示されるのはオイルコントロ
ールバルブ90の供給ポート91cとオイルポンプ(図
示しない)を連通するための供給油路であり74、75
で示されるのはオイルコントロールバルブ90のドレー
ンポート91d、91eとオイルパンを連通するための
ドレーン油路である。
であって、環状進角油路53とシリンダヘッド内進角油
路71との連通、および、環状遅角油路54とシリンダ
ヘッド内遅角油路72との連通を示している。図4に示
されるように、シリンダヘッド内進角油路71はオイル
コントロールバルブ90の進角ポート91aからカムキ
ャップ80に向かって上方に延伸しシリンダヘッド70
の上面76に突き抜けている。このシリンダヘッド内進
角油路71と上側ベアリングメタル60Aの外側を結ぶ
ようにカムキャップ80の下面81に溝82が形成され
ている。一方、上側ベアリングメタル60Aには穴61
が形成されていて、穴61の径は環状進角油路53の幅
よりも大きく設定されている。そして、この穴61とカ
ムキャップ80の下面81に溝82を連通するように傾
斜油路83が形成されている。なお、図5は上記の構成
を分かりやすく示す上側ベアリングメタル60Aとカム
キャップ80の分解組み立て図である。
イルコントロールバルブ90の進角ポート91aからカ
ムキャップ80に向かって上方に延伸するが途中で斜め
に曲がって下側ベアリングメタル60Bの外側の開口7
2aに達している。ここで、下側ベアリングメタル60
Bとシリンダヘッド70の構造を分解組み立て図で示し
た図6を参照すると、上記の開口72aの径よりも幅の
大きな断面三日月状の溝78が、この開口72aから軸
端方向に向かって、下側ベアリングメタル60Bを受け
るシリンダヘッド70の半円断面受け部77に形成され
ている。
そのフランジ部60Fが立ち上がる角部に切り欠き62
が形成されている。切り欠きを軸方向から見た大きさは
少なくとも溝78の三日月状の断面よりも大きく、切り
欠きを軸に直角な方向から見た時の幅は、この部分に内
接するカムシャフト50の環状遅角油路54の幅よりも
大きい。なお、ベアリングメタルにフランジを設けずに
同じ作用をする別体の部品を設けることもできる。
トロールバルブ90の進角ポート91aから、シリンダ
ヘッド内油路71、カムキャップ80の溝82、傾斜油
路83、上側ベアリングメタル60Aの穴61を通っ
て、カムシャフト50の環状進角油路53に達する。環
状進角油路53からは短い連絡油路55aを通ってカム
シャフト内進角油路55に入って軸端方向に進み、ロー
タ40の傾斜油路45を通って中央油室44に達し、そ
こから分配油路46を通って各進角油室110に分配さ
れる。
ルバルブ90の遅角ポート91bからシリンダヘッド内
油路72から、断面三日月状の溝78と下側ベアリング
メタル60Bの背面の間に形成される油路79に入って
軸端方向に進み、下側ベアリングメタル60Bの軸端の
角部に形成された切り欠き62を通ってカムシャフト5
0の環状遅角油路54に達する。環状遅角油路54から
は短い連絡油路56aを通ってカムシャフト内遅角油路
56に入って軸端方向に進み、短い連絡油路56bを通
って軸端側環状遅角油路57に達する。そこからは、軸
端側環状遅角油路57に対向してギヤ10に形成された
環状油路11を経て傾斜分配油路12に入り、各遅角油
室120に分配される。
ない従来技術と比較すると、従来技術では、シリンダヘ
ッド内の2本の油路の軸方向の位置が重ならないように
しなければならないのに対して、本発明では、図1に示
されているようにシリンダヘッド内の2本の通路の軸方
向の位置を重ねて配置することができ、2つ環状油路の
間の距離も必要最低限にされている。結果的にエンジン
の軸方向長さの増大が抑制されている。
角用の作動油が辿る経路を比較すると、遅角用に供給さ
れる作動油が辿る経路は各ベアリングメタルのフランジ
部とカムの外側フランジ51の間からの洩れが大きい。
れたバルブ特性制御装置100の制御について説明す
る。この制御は運転条件に応じたバルブ特性、すなわ
ち、クランクシャフト回転に対するカムシャフト50の
回転の位相差を求め、カムシャフト50の実際の位相差
が要求された値になるようにオイルコントロールバルブ
90でフィードバック制御するものである。そこで、E
CU200によりこの制御をおこなうわけであるが、E
CU200は相互に連結された入力インターフェイス2
10、中央演算処理装置(CPU)220、ランダムア
クセスメモリ(RAM)230、リードオンリメモリ
(ROM)240、出力インターフェイス250から成
るデジタルコンピュータである。
0には、上記の制御に必要な各センサからの信号が入力
される。まず、クランクポジションセンサ211から信
号が入力される。クランクポジションセンサ211の構
造の詳細は省略するが、例えば、クランクシャフトに取
り付けられた信号発生円板の突起に近接して電磁ピック
アップが配され、この電磁ピックアップが突起が通過す
る毎に信号電圧を発生する。信号発生円板の突起は10
°毎に設けられているが、2つ欠歯しているので34個
ある。欠歯箇所は例えば1番気筒の上死点に対して所定
の角度位置に設けられているので、欠歯箇所が発した信
号から上死点を正確に求めるもとができる。そして、1
0°おきに発生される信号はさらに分周され計測時点の
上死点からのクランク角度を精確にもとめることができ
る。
の適切な場所に信号発生突起が設けられ、その突起に近
接して電磁ピックアップが配され、この電磁ピックアッ
プが突起を通過する毎に信号電圧を発生する。この突起
は、カムシャフト50の1回転につき1回、すなわちク
ランクシャフト2回転につき1回信号を発生する。この
突起は、例えば、第1気筒のカムシャフトの最大リフト
時に信号を発生する様に設けられている。吸気管圧力セ
ンサ213は負荷としての吸気管圧力PMを検出する。
これらの信号は入力インターフェイス210でCPU2
20での演算処理に適した形に変換されてCPU220
に送られる。
に関して以下のような制御をおこなう。まず、クランク
ポジションセンサ211からの信号と、カム角センサ2
12からの信号に基づき、現在のカムシャフトの位相を
もとめる。この位相をあらわすパラメータとして第1気
筒の圧縮上死点からカム角センサが信号を発生する時
点、すなわち第1気筒のカム山の最大リフト時点、まで
のクランク角を計算する。圧縮上死点は前述のようにク
ランクポジションセンサが欠歯部の信号を発生してから
所定のクランク角を過ぎた点としてもとめる。また、ク
ランクポジションセンサ211からの信号に基づき、エ
ンジン回転数NEを演算する。このエンジン回転数NE
と、吸気管圧力センサ213が検出した吸気管圧力PM
にで規定される運転条件に対応する目標のカムシャフト
の位相をバルブタイミングをROM240に予め記憶し
ておいたマップから読み込む。マップには前述のカムシ
ャフトの位相の測定に用いたのと同じパラメータで記憶
されている。
転条件に対応した吸気カムシャフトのクランクシャフト
に対する位相である。軽負荷では燃焼の安定性を優先し
てオーバーラップが少なくなるように最大に遅角させ
る。負荷が大きくなるにつれ進角させてオーバーラップ
を大きくして内部EGR率を高めポンピングロスをなく
し燃費の向上とエミッションの向上をはかる。そして、
高回転高負荷では体積効率が向上するように、吸気バル
ブの閉じのタイミングをやや早めるようにされている。
の目標位相値に対して、実測したカムシャフトの位相が
遅れていた場合は、オイルコントロールバルブ90の電
磁ソレノイド92にデューテイ比100%の励磁電流を
送る指令を出し、バルブタイミング制御装置100の進
角油室110に作動油が流れるようにして、カムシャフ
トの位相を進めて目標の位相に近づける。逆に、マップ
からもとめたカムシャフトの目標位相値に対して、実測
したカムシャフトの位相が進んでいた場合は、オイルコ
ントロールバルブ90の電磁ソレノイド92を消磁する
指令を出して、バルブタイミング制御装置100の遅角
油室120に作動油が流れるようにして、カムシャフト
の位相を遅らせ目標の位相に近づける。そして、カムシ
ャフトの位相が目標値と一致したら中間のデューテイ比
の励磁電流を送り、その位相を保持する。
位相を、最も進角する場合、最も遅角する場合、その中
間にする場合のバルブ特性制御装置100のバルブハウ
ジング20の内側突起部22とロータ40のベーン42
の相対位置関係を示している。なお、各図において、ハ
ウジング20、および、ハウジング20により駆動され
るロータ40は図中矢印の様に時計周りに回転する。ま
た各図においては見やすくするために最小限の符号しか
示していない。
進角する場合は、オイルコントロールバルブ90の電磁
ソレノイド92をデューテイ比100%で励磁し太い破
線の矢印で示されるように導入された作動油で進角油室
110を満たし、逆に遅角油室120の作動油をすべて
排出し、デューテイ比を中間の値にしてその状態を保持
する。一方、図9の様にバルブの開閉位相を最も遅角す
る場合は、オイルコントロールバルブ90の電磁ソレノ
イド92を消磁し、太い破線の矢印で示されるように導
入された作動油で遅角油室120を満たし、逆に進角油
室110の作動油をすべて排出し、デューテイ比を中間
の値にしてその状態を保持する。
磁ソレノイド92をデューテイ比を100%に励磁して
はじめて進角ポート91aが開く、また、0%(消磁)
で初めて遅角ポート91bが開く,というものではな
く、100%よりも低い、あるいは0%よりも大きい、
デューテイ比から徐々に開き始め、100%、0%(消
磁)で最大開度に達するというものであり、常に、10
0%、0%にする必要はない。むしろ、常に、100
%、0%で制御しようとすると、オーバーシュートが発
生し目標位相に到達するのに時間がかかるので望ましく
ない。そこで、この実施の形態においては、目標位相と
の差に応じてデューテイ比を変更するようにさているが
詳細は省略する。
間にする場合は、より遅角状態から変化させる場合は上
述の前者の様にして進角油室110に作動油を導き遅角
油室120の作動油を抜いて所望の状態に達したところ
で保持し、より進角状態から変化させる場合は上述の後
者の様にして遅角油室120に作動油を導き進角油室1
10の作動油を抜いて所望の状態に達したところで保持
する。
入はハウジング20の内側突出部22がロータ40のベ
ーン42に近づこうとするのに抗して行わねばならず高
い油圧が要求される。一方、遅角油室120への作動油
の導入はハウジング20の内側突出部22自体がギヤ1
0を介してクランクシャフトの力によりロータ40のベ
ーン42に近づこうとするのを助勢するものであるので
高い油圧は要求されない。そこで、高い油圧が要求され
ない遅角用の作動油が洩れの大きい経路を辿り、高い油
圧が要求される進角用の作動油が洩れの小さい経路を辿
る様にされているわけである。
動するカムシャフトに適用されているので、このカムシ
ャフトの位相を進角させるということは、吸気バルブの
開きが早く排気バルブと吸気バルブが両方とも開いてい
るオーバーラップ期間を増大するということである。逆
に、このカムシャフトの位相を遅角させるということ
は、オーバーラップ期間を縮小するということである。
オーバーラップを小さくすると、吸気管側への混合気の
吹き返しを減らし、内部EGRを減らし、エンジンの燃
焼を安定させる。一方、オーバーラップを大きくする
と、内部EGRが増大しポンピングロスが減少して、燃
費が向上する。
イドリング、および、軽負荷では、カムシャフトの位相
を遅角させ、高負荷ではカムシャフトの位相を進角させ
ている。ここで高負荷から低負荷への変化の速さと、低
負荷から高負荷への変化を比較すると高負荷から低負荷
への変化の速さの方が速い。したがって、オーバーラッ
プを縮小する遅角の動作の方が速さを要求される。この
第1の実施の形態において、進角時の動作と、遅角時の
動作を、比較すると、遅角時はハウジング20の内側突
出部22自体がギヤ10を介してクランクシャフトの大
きな力でロータ40のベーン42に近づこうとするので
動作が速い。したがって、この第1の実施の形態におけ
る、進角用と、遅角用の油室の選択は、上記の要求に適
っているということである。
イプのバルブ特性制御装置を排気バルブに応用した場合
を考える。排気バルブに応用した場合は、オーバーラッ
プを縮小させるためには、排気バルブ用のカムシャフト
を進角させねばならなず、オーバーラップを縮小させる
ために油室は大きな力を発生することが要求される。逆
に、オーバーラップを拡大させるために、カムシャフト
を遅角させるので、前述のように油室は大きな力を発生
することが要求されない。オーバーラップの縮小はでき
るだけ素早くおこなわなければならないから、環状油路
がベアリングメタルに被われ洩れが少ない経路を通る作
動油によりオーバーラップの縮小がおこなわれる。
リとカムシャフトの間にヘリカルギヤを介装して、この
ヘリカルギヤを、第1の実施の形態と同様な、2つの環
状油路を通る作動油で移動せしめてカムシャフトを変位
せしめる場合を考える。図11が上記の第3の実施の形
態の構造を示す図である。図11において、510はク
ランクシャフト(図示しない)により駆動されるプーリ
である。プーリ510にはハウジング520が固定され
ている。一方、550はカムシャフトであって、カムシ
ャフト550にはピストン受け部材540がボルトB3
により固定されている。
側にそれぞれヘリカルスプライン531と532が形成
されていて、外周側のヘリカルスプライン531はハウ
ジング520に形成されたヘリカルシプライン521と
噛み合い、内周側のヘリカルスプライン532はピスト
ン受け部材540に形成されたヘリカルシプライン54
2と噛み合っている。
に油路555を通った作動油を供給し、また、軸方向外
側の油室534に油路556を通った作動油を供給する
ことにより、カムシャフト550のプーリ510に対す
る位相を変化せしめることができる。カムシャフト55
0のプーリ510に対する位相を変化させるときに、加
えられる力は、油室533と油室534に供給された作
動油による力のみであって、ピストン550の受圧面の
面積もほぼ等しくされている。この第2の実施の形態に
おいては、第1の実施の形態とは異なり、進角するのに
ピストンに要求される力と、遅角するのにピストンに要
求される力は変わらない。
ルコントロールバルブからの経路は省略してあるが、第
1の実施の形態におけるカム内第1油路55、カム内第
2油路までの油路と同じである。したがって、油路55
5に到達した作動油の方が途中の洩れが少なくピストン
530の動きが早く、カムシャフトの変位も早くなるな
るので、この油室533に作動油が供給された場合にオ
ーバーラップが縮小するようにされている。
施の形態はいずれも、バルブの開弁期間を変えずに移動
するようにカムシャフトの位相をずらすものであるが、
本発明は例えばカムシャフトを軸方向に変位させて開弁
期間を変える場合にも適用できるものである。
ンの軸方向の長さを増大させないバルブ特性制御装置が
提供され、バルブ特性制御装置を取り付けたエンジンの
重量増が抑制され、また、車両への搭載性も悪化しな
い。特に請求項7の発明のようにすれば、応答性よくカ
ムシャフトのクランクシャフトに対する位相の変化を実
現できる。特に請求項8の発明のようにすれば、オーバ
ーラップの縮小が素早くおこなわれる。特に請求項9の
発明のようにすれば、環状油路がカムシャフトに形成さ
れるので環状油路をベアリングメタルに形成する必要が
なくベアリングメタルの厚さを薄くすることができる。
特に請求項10の発明のようにすれば、環状油路がベア
リングメタルに形成されるのでカムシャフトの径を大き
くする必要がなく重量の増大が抑制される。特に請求項
11の発明のようにすれば、環状油路がカムシャフトと
ベアリングメタルに形成されるので大きな油路を確保す
ることが可能であり応答性を向上することができる。
ム中心軸を通る平面で切った断面図である。
である。
ルバルブ90とカムシャフト50内の油路の連通を示す
断面図である。
Aに設けられた油路を説明する分解組立て図である。
に設けられた油路を説明する分解組立て図である。
る。
ルブ特性制御装置100のバルブハウジング20とロー
タ40の相対位置関係を示している。
ルブ特性制御装置100のバルブハウジング20とロー
タ40の相対位置関係を示している。
最も遅角する場合の中間にする場合のバルブ特性制御装
置100のバルブハウジング20とロータ40の相対位
置関係を示している。
る。
Claims (11)
- 【請求項1】 カムシャフトで開閉駆動される内燃機関
のバルブの開閉の特性を制御するバルブ特性制御装置で
あって、 作動油が供給されるとカムシャフトを第1の方向に変位
せしめる力を発生する第1油室と、 作動油が供給されるとカムシャフトを第1の方向とは反
対の第2の方向に変位せしめる力を発生する第2油室
と、 カムシャフトを支持する軸支部材内に配置され、第1油
室と第2油室に供給する作動油を制御する作動油供給制
御弁であって、第1油室に作動油を供給するときは第2
油室の作動油を排出し、第2油室に作動油を供給すると
きは第1油室の作動油を排出するように制御する作動油
供給制御弁と、 作動油供給制御弁から作動油を第1油室に導く第1油路
及び作動油供給制御弁から作動油を第2油室に導く第2
油路と、を具備し、 第1油路と第2油路が、 カムシャフトとカムシャフトを軸支する軸支部材の摺動
部に設けられた環状第1油路と環状第2油路と、 カムシャフト内に形成され環状第1油路と第1油室とを
結ぶカムシャフト内第1油路と、カムシャフト内に形成
され環状第2油路と第2油室とを結ぶカムシャフト内第
2油路と、 軸支部材内に形成され環状第1油路と作動油供給制御弁
とを結ぶ軸支部材内第1油路と、軸支部材内に形成され
環状第2油路と作動油供給制御弁とを結ぶ軸支部材内第
2油路と、から成り、 環状油路と、軸支部材内油路のカム側開口部の間にベア
リングメタルが配設されていて、少なくとも一方の軸支
部材内油路は作動油供給制御弁からベアリングメタルの
背面に到達した後、ベアリングメタルの背面に沿って軸
方向に延びる背面油路を経て、背面到達点と軸方向位置
が異なるところで、対応する環状油路と連通しているこ
とを特徴とするバルブ特性制御装置。 - 【請求項2】 2つの環状油路の内の一方がベアリング
メタルで被われる領域内に設けられ、他方はベアリング
メタルで被われない領域内に設けられていて、 ベアリングメタルで被われる領域内に設けられた環状の
油路は、作動油供給制御弁からベアリングメタルの背面
に達している対応する軸支部材内油路と、背面到達点と
同じ軸方向位置で、ベアリングメタルのカムシャフト支
持面を貫通する貫通穴を介して、連通され、 ベアリングメタルで被われない環状の油路はベアリング
メタルの端部に設けられ、ベアリングメタルの端部に沿
って形成された迂回油路を介して、対応する軸支部材内
油路につながる背面油路に連通されていることを特徴と
する請求項1に記載のバルブ特性制御装置。 - 【請求項3】 ベアリングメタルが2分割され、貫通穴
が設けられたベアリングメタルと、迂回油路の設けられ
たベアリングメタルが異なることを特徴とする請求項2
に記載のバルブ特性制御装置。 - 【請求項4】 ベアリングメタルで被われる領域内に設
けられた環状の油路に対応する軸支部材内油路は、ベア
リングメタルの背面に到達した後、ベアリングメタルの
背面に沿って周方向に延びる背面油路を経て貫通穴に達
していることを特徴とする請求項1に記載のバルブ特性
制御装置。 - 【請求項5】 ベアリングメタルの端部にフランジが設
けられ、前記迂回通路がフランジの基部を貫通して形成
されていることを特徴とする請求項2に記載のバルブ特
性制御装置。 - 【請求項6】 第1油室と第2油室に作動油を供給する
ことによりカムシャフトのクランクシャフトに対する回
転位相を変更し、バルブが開いている開弁期間は変えず
に、バルブが開いている開弁期間をずらして、運転状態
に応じた最適なバルブ特性に変更することを特徴とする
請求項2に記載のバルブ特性制御装置。 - 【請求項7】 カムシャフトを進角方向に変位させるた
めに油室に要求される力と、カムシャフトを遅角方向に
変位させるために油室に要求される力に差があるときに
は、ベアリングメタルに被われる領域内に設けられてい
る環状油路を通る作動油が、より大きな力が要求される
油室に供給されることを特徴とする請求項6に記載のバ
ルブ特性制御装置。 - 【請求項8】 カムシャフトの変位によって、バルブの
オーバーラップの拡大と縮小をおこない、バルブのオー
バーラップの縮小のために油室に要求される力がバルブ
のオーバーラップの拡大のために要求される力と同じあ
るいは、それ以上の場合は、 ベアリングメタルに被われる領域内に設けられた環状の
油路を通る作動油がオーバーラップを縮小する方向にカ
ムシャフトを変位せしめる油室に供給されることを特徴
とする請求項2に記載のバルブ特性制御装置。 - 【請求項9】 ベアリングメタルに被われる領域に設け
られる環状油路が、カムシャフトに形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のバルブ特性制御装置。 - 【請求項10】 ベアリングメタルに被われる領域に設
けられる環状油路が、ベアリングメタルの内面に形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載のバルブ特性
制御装置。 - 【請求項11】 ベアリングメタルに被われる領域に設
けられる環状油路が、カムシャフトとベアリングメタル
の内面の両方に形成されていることを特徴とする請求項
1に記載のバルブ特性制御装置。
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