JPH11181930A - 壁および天井の固定部材ならびにこれを備えた組立式冷蔵庫 - Google Patents

壁および天井の固定部材ならびにこれを備えた組立式冷蔵庫

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JPH11181930A
JPH11181930A JP35079197A JP35079197A JPH11181930A JP H11181930 A JPH11181930 A JP H11181930A JP 35079197 A JP35079197 A JP 35079197A JP 35079197 A JP35079197 A JP 35079197A JP H11181930 A JPH11181930 A JP H11181930A
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JP
Japan
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panels
fixing member
panel
fixing
refrigerator
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JP35079197A
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Inventor
Kenji Nogami
謙治 野上
Tadashi Suganuma
正 菅沼
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付作業が単純であり、コストが安く、か
つ、取り付け場所の如何に関わらず作業が困難になるこ
とがないとともに横材などに対する固定位置の自由度が
大きくなるようにする。 【解決手段】 複数のパネル10で形成される壁や天井
を、縦材や横材からなる既設部材2 に固定する固定部材
3 に、隣り合うパネル10間に位置する部分と、パネル10
間から既設部材2 側に突出した部分3a,3d とを設ける。
パネル10間に位置する部分に、パネル10の既設部材側縁
間の間隙に位置する第1部分3bと、パネル10間内におい
て間隙に連通するとともに間隙より左右少なくともどち
らか一方に広がった空間に位置してパネルの移動を防止
する張出状第2部分3cとを設ける。パネル10間に位置す
る部分をパネルにより挟み、既設部材2 側に突出した部
分を固定手段により既設部材2 に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のパネルで形
成される壁や天井を、縦材や横材からなる既設部材に固
定する固定部材およびこれを備えた組立式冷蔵庫に関す
る。特に冷凍輸送船や輸送用飛行機内などに設置される
冷蔵庫や大型の冷蔵庫に関する。
【0002】なお、この明細書において、「冷蔵庫」と
は、冷凍庫やクリーンルームなどを含むものとする。
【0003】
【従来の技術】複数のパネルで壁および天井が形成され
る冷蔵庫を、冷凍輸送船内などの揺れの激しいところに
設置する場合は、揺れにより冷蔵庫が動かないように、
大型の冷蔵庫を設置する場合は、天井や壁が自重でたわ
まないように、冷蔵庫外にある縦材や横材などの既設部
材に、壁や天井を固定する必要がある。このような組立
式冷蔵庫として、図5に示したものがある。なお、以下
の説明において、前後左右は、冷蔵庫内側を前、冷蔵庫
外側を後といい、左右は、前から後を見たさいの左右を
いうものとする。すなわち図5においては、図5の手前
側が後、奥側が前、左が右、右が左になる。
【0004】この組立式冷蔵庫は、左右に伸びるように
並べられた2個の断熱パネル(50)と、断熱パネル(50)内
に設けられた第1固定部材(56)と、各断熱パネル(50)を
これの冷蔵庫外側すなわち後方の溝形横材(60)に固定す
る第2固定部材(57)とを備えている。
【0005】左右方向に並べられた断熱パネル(50)は、
それぞれ前後に間隔をあけて対向する2枚の金属製表面
板(51)(52)と両表面板(51)(52)の各辺同士の間に配され
た左右の合成樹脂製枠部材(53)(54)とを有し、表面板(5
1)(52)と左右の枠部材(53)(54)と上下の合成樹脂製枠部
材(図示略)とにより囲まれた中空部内に発泡樹脂製断
熱材(55)が充填されている。後の表面板(52)には、貫通
孔(52a) が形成されている。
【0006】右の枠部材(54)は、左方に開口した枠部材
(54)の長さ方向に伸びている凹条(54a) を、左の枠部材
(53)は、右方に突出した枠部材(53)の長さ方向に伸びて
いる凸条(53a) をそれぞれ有しており、この凹条(54a)
と凸条(53a) とを嵌め合わせて隣り合うパネル同士が連
結されるようになされている。
【0007】断熱材(55)の内部には、それぞれ金属製第
1固定部材(56)が埋入されている。第1固定部材(56)
は、後の表面板(52)の内面に面接触する板状部を備え、
この部分に表面板(52)の貫通孔(52a) に連通したねじ穴
(56a) が形成されている。
【0008】第2固定部材(57)は、L字状をなし、垂直
壁部が、表面板(52)の外面に面接触し、水平壁部が、左
右に伸びた横材(60)の上面に面接触し、垂直壁部におい
て表面板(52)の貫通孔(52a) に連通するように形成され
た貫通孔(57a) からボルト(58)が挿通されて第1固定部
材(56)のねじ孔(56a) にねじ合わされ、表面板(52)に第
2固定部材(57)が固定されている。
【0009】また、第2固定部材(57)は、これの水平壁
部の貫通孔(57b) を貫通して強度部材(60)の上壁のねじ
孔(60a) にねじ込まれたねじ(59)により、横材(60)に固
定され、パネル(50)が横材(60)に固定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の組立式冷蔵
庫の場合、パネル(50)を第2固定部材(57)に固定する工
程と、第2固定部材(57)を横材(60)に固定する工程を行
う必要があり、作業が複雑になるという問題がある。
【0011】また、パネル(50)の製造時において、パネ
ル(50)内に、ねじ孔(56a) を有する第1固定部材(56)を
埋入する必要があり、パネル(50)の製作コストおよびパ
ネル(50)の材料費に要するコストが高くなるという問題
がある。
【0012】さらに、第2固定部材(57)をパネル(50)に
固定するには、横材(60)の後側から、ボルト(58)により
固定する必要があるため、船舶の貯蔵庫内に貯蔵冷蔵庫
を設置するさいなど、貯蔵庫の壁と横材(60)との間隔が
小さい場合は、この小さい間隔において作業者が、作業
を行わなければならないため、作業が著しく困難になる
という問題がある。
【0013】そのうえ、第1固定部材(56)は、あらかじ
めパネル(50)の製作時に埋め込む必要があるため、第1
固定部材(56)の埋め込み位置により第2固定部材(57)の
横材(60)に対する取付位置が決定されてしまい、結果と
してパネル(50)の横材(60)に対する固定位置の自由度が
小さくなるという問題もある。
【0014】本発明の目的は、上記課題を解決した、作
業が単純であり、コストが安く、かつ、取り付け場所の
如何に関わらず作業が困難になることがないとともに横
材などに対する固定位置の自由度が大きい固定部材およ
びこれを備えた組立式冷蔵庫を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の固定部材は、複数のパネルで形成される壁
や天井を、縦材や横材からなる既設部材に固定する固定
部材であって、隣り合うパネル間に位置する部分と、パ
ネル間から既設部材側に突出した部分とを有し、パネル
間に位置する部分が、パネルの部材側縁間の間隙に位置
する第1部分と、パネル間内において間隙に連通すると
ともに間隙より左右少なくともどちらか一方に広がった
空間に位置してパネルの移動を防止する張出状第2部分
とを有し、パネル間に位置する部分がパネルにより挟ま
れ、既設の部材側に突出した部分が固定手段により既設
部材に固定されるようになされているものである。
【0016】さらに、本発明の組立式冷蔵庫は、複数の
パネルで壁および天井が形成される組立式冷蔵庫であっ
て、隣り合うパネル間に上記の固定部材が配されている
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1から図4を参照して本
発明の固定部材および組立式冷蔵庫の実施形態について
説明する。
【0018】本発明の組立式冷蔵庫は、複数のパネルで
壁および天井が形成され、隣り合うパネル間に、冷蔵庫
外に配置されている横材に、組立式冷蔵庫を固定する固
定部材が配されているものであり、図1および図2に、
本発明の第1の実施形態における組立式冷蔵庫の一部が
示されている。なお、上述したように、以下の説明にお
いても冷蔵庫内側を前、冷蔵庫外側を後といい、左右
は、前から後を見たさいの左右をいい、図1においては
手前側が前、奥側が後、左が左、右が右になり、図2に
おいては、下が前に、上が後になる。
【0019】図1および図2に示したように、冷蔵庫
は、左右に隣り合って並べられた断熱パネル(1) と、各
パネル(1) 間に配された固定部材(3) とを備えている。
そして、パネル(1) の後方に、左右に間隔をあけて配さ
れた支柱(図示せず)間にわたされた既設の溝形横材
(2) が位置している。
【0020】断熱パネル(1) は、前後に間隔をあけて対
向する2枚の金属製、例えばアルミニウム(アルミニウ
ム合金を含む)製またはカラー鋼板製の表面板(5)(6)と
両表面板(5)(6)の各辺同士の間に配された左右の合成樹
脂製枠部材(7)(8)とを有し、両表面板(5)(6)、左右の枠
部材(7)(8)および上下の合成樹脂製枠部材(図示略)に
より囲まれた中空部内に発泡樹脂製断熱材(19)が充填さ
れている。
【0021】左の枠部材(7) は、右方に開口した枠部材
(7) の長さ方向に伸びている凹条(7a)を有している。一
方、右の枠部材(8) は、左方に突出した長さ方向に伸び
ている凸条(8a)を有している。凹条(7a)の内側面には、
枠部材(7) の長さ方向に伸びた突部(7b)が形成されてい
る。凸条(8a)の側面は、突出方向中程より先端側が先端
側に向かって細くなるようにかつ突出方向中程より基端
側が基端側に向かって細くなるように折れ曲がってい
る。
【0022】また、右に位置する枠部材(8) の凸条(8a)
における右部の前方および後方には、左方に開口した溝
状部(8b)が形成されている。この、枠部材(7)(8)におい
ては、隣り合う枠部材(7)(8)の凹条(7a)と凸条(8a)とを
互いに嵌め合わせた状態で、突部(7b)により凸条(8a)が
狭持されて隣り合うパネル(1) 同士が連結されるように
なされ、この状態において両枠部材(7)(8)の後縁間に間
隙が形成され、この間隙の前方に、左が突部(7b)により
仕切られ、右が溝状部(8b)の底面により仕切られ、前が
凸条(8a)の後側面により仕切られ、後が凹条(7a)の後側
面および溝状部(8b)の後側面により仕切られた、枠部材
(7)(8)の後縁間の間隙より左右の幅が広い空間が形成さ
れている。
【0023】固定部材(3) は、隣り合うパネルの枠部材
(7)(8)間に位置する部分と、枠部材(7)(9)間から庫外側
に突出する部分とを有している。
【0024】枠部材(7)(8)間に位置する部分は、枠部材
(7)(8)の庫外側縁間の間隙に位置する前後に伸びる垂直
板状の第1部分(3b)と、枠部材(7)(8)間内において間隙
に連通している空間に位置するように第1部分(3b)前端
から左右に張りだした張出状第2部分(3c)とを有してい
る。なお、第2部分(3c)は、凹条(7a)の後面および凸条
(8a)の後面に沿うように平面から見た状態において左右
端部が中央部より前方に位置するよう折れ曲がってお
り、第1部分(3b)と第2部分(3c)とにより、Y字状部分
が形成される。また、第2部分(3c)の折れ曲りは、凸条
(8a)の側面の折れ曲がりに合致しており、第2部分(3c)
中央が、凸条(8a)の突出方向中程の後方に位置したとき
に、第2部分(3c)が凸条(8a)の側面に沿うようになされ
ている。
【0025】枠部材(7)(8)間から庫外側に突出した部分
は、第1部分(3b)より幅広の前後にのびる垂直板状部(3
a)と、垂直板状部(3a)の下端から右方に突出した水平板
状部(3d)とを有している。
【0026】この組立式冷蔵庫においては、隣り合うパ
ネル(1) の凹条(7a)と凸条(8a)とが互いに嵌め合わされ
た状態で、図2に示したように、第2部分(3c)が間隙よ
り庫内側の空間に位置して突部(7b)と溝状部(8b)の底面
とにより狭持されかつパネル(1) の前後方向の移動が防
止されている。次に、固定部材(3) の水平壁部に形成さ
れた貫通孔(3e)にねじ(9) を挿通させて横材(2) の上壁
にねじ込み固定部材(3) を横材(2) に固定する。このよ
うにして、固定部材(3) を介してパネル(1) を横材(2)
に固定する。
【0027】また、固定部材(3) は、枠部材(7)(8)の長
さ方向に沿って任意の位置を取ることができるので、横
材(2) の位置によって固定部材(3) の位置を枠部材(7)
(8)の長さ方向であれば自由に調整できる。
【0028】上記の様な固定部材(3) において、水平板
状部(3d)は、垂直板状部(3a)に連なる板状部分を有した
部材を形成し、この板状部分を折り曲げて形成すればよ
い。また、縦材に固定部材を固定する場合などは、垂直
板状部(3a)を、支柱の左側面などに固定するようにすれ
ばよく、このような場合は、水平板状部(3d)を設ける必
要はない。
【0029】上記の冷蔵庫においては、固定部材(3) の
第2部分(3c)がパネル(1) により挟まれているが、第1
部分(3b)が挟まれるようにしても両部分(3b)(3c)が共に
挟まれるようにしてもよい。
【0030】次に図3を参照して本発明の第2の実施形
態における組立式冷蔵庫について説明する。なお、以下
の説明において第1の実施形態に示されているものと同
一物および同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0031】この組立式冷蔵庫は、左右に伸びるように
並べられた2個の断熱パネル(10)と、両パネル(10)を連
結する連結部材(13)と、連結された両断熱パネル(10)を
溝形横材(2) に固定する固定部材(14)とを備えている。
【0032】断熱パネル(10)は、その左右端部に合成樹
脂製枠部材(12)(11)が固定されているものであり、両枠
部材(12)(11)が横断面十字状の金属製連結部材(13)を介
して連結されるようになされている。なお、連結部材(1
3)は、固定部材(14)との干渉を避けるため、上下に間隔
を置いて配されており、上の連結部材(13)と下の連結部
材(13)との間に固定部材(14)が配されるようになされて
いる。
【0033】左右枠部材(12)(11)は、それぞれ左右の向
きが異なるが、同一形状であり、以下、右枠部材(11)に
ついて説明する。
【0034】右枠部材(11)は、帯板状の基部(11a) と、
基部(11a) に前後に間隔をあけて形成された2個の中央
側突出壁(11b) と2個の外側突出壁(11c) とを備えてい
る。基部(11a) は、強度を増すために、外側突出壁(11
c) が形成されている部分において屈曲している。そし
て、基部(11a) の中央突出壁(11b) 同士の対および中央
突出壁(11b) と外側突出壁(11c) との対によりそれぞれ
溝(11d)(11e)が形成されている。なお、外側突出壁(11
c) の先端部は、前後に拡大されている。なお、左の枠
部材(12)における右枠部材(11)に対応する部分には、対
応する符号を付している。
【0035】連結部材(13)は、横断面略十字状をなし、
前後方向の長さが断熱パネルの厚さより短くかつ枠部材
(12)(11)に比し枠部材(11)(12)方向の長さが短い帯板状
部(13a) と、帯板状部(13a) の前後方向の中央から左方
および右方にそれぞれ突出した連結部材(13)の長さ方向
に伸びた張出部(13b) とを備えている。帯板状部(13a)
の前後端部の厚さは他の部分の厚さに比して厚く、この
部分が肉厚部(13c) となされており、肉厚部(13c) の肉
厚を調整することにより目地幅を所定の値に保つように
なされている。張出部(13b) の先端は、他部より厚い断
面半円状になされている。また、各張出部(13b) の左右
方向の中央には、前後に突出した凸条が形成されてい
る。
【0036】固定部材(14)は、隣り合うパネルの枠部材
(11)(12)間に位置する部分と、枠部材(11)(12)間から庫
外側に突出した部分とを有している。
【0037】枠部材(11)(12)間に位置する部分は、枠部
材(11)(12)の庫外側縁間の間隙に位置する第1部分(14
b) と、溝(11e)(12e)により形成された、枠部材(11)(1
2)間内において間隙に連通するとともに間隙より左右に
広がった空間に位置する張出状第2部分(14c) とを有し
ている。
【0038】庫外側に突出した部分は、前後に伸びる垂
直板状部(14a) および垂直板状部(14a) の下端から右方
に突出した水平板状部(14d) からなる。
【0039】この断熱パネル(10)においては、連結部材
(13)の各張出部(13b) が、各枠部材(11)(12)の溝(11d)
(12d)に嵌め入れられ、かつ肉厚部(13c) がそれぞれ外
側の突出壁(11c)(12c)により狭持されて断熱パネル(10)
が連結される。
【0040】そして、上の連結部材(13)と下の連結部材
(13)との間に位置した固定部材(14)の第1部分(14b)
が、隣り合う枠部材(11)(12)間の間隙に位置しかつ第2
部分(14c) が、それぞれ左右の枠部材(11)(12)の溝(11
e)(12e)により形成された空間に位置しかつ第2部分(14
c) が枠部材(11)(12)により狭持されている。また、第
2部分(14c) によりパネル(10)の前後方向への移動が防
止されている。この状態において固定部材(14)の水平板
状部(14d) が横材(2) の上面にねじや溶接などの固定手
段により固定されている。
【0041】次に図4を参照して本発明の第3の実施形
態における組立式冷蔵庫について説明する。この組立式
冷蔵庫は、左右に伸びるように並べられた2個の断熱パ
ネル(20)と、両パネル(20)を連結するとともに連結され
た両断熱パネル(20)を溝形横材(2) に固定する固定部材
(23)とを備えている。
【0042】断熱パネル(20)は、その左右端部に合成樹
脂製枠部材(22)(21)が固定されているものである。左右
枠部材(22)(21)は、それぞれ左右の向きが異なるが、同
一形状であり、それぞれ、幅方向の中央部に枠部材(22)
(21)の長さ方向に伸びた外方開口溝(22a)(21a)を有して
いる。
【0043】固定部材(23)は、隣り合うパネルの枠部材
(22)(21)間に位置する部分と、枠部材(22)(21)間から庫
外側に突出した部分とを有している。
【0044】枠部材(22)(21)間に位置する部分は、枠部
材(22)(21)の庫外側縁間の間隙に位置する第1部分(23
b) と、溝(22a)(21a)により形成された枠部材(22)(21)
間内において間隙に連通するとともに間隙より左右に広
がった空間に位置する張出状第2部分(23c) と第2部分
(23c) の左右端部に形成された肉厚部(23e) とを有して
いる。肉厚部(23e) の前後肉厚は、溝(22a)(21a)の開口
幅とほぼ同じ長さになされている。
【0045】庫外側に突出した部分は、前後に伸びる垂
直板状部(23a) と垂直板状部(23a) の後端下部から右方
に突出した水平板状部(23d) とを有している。
【0046】この組立式冷蔵庫おいては、断熱パネル(2
0)同士は、固定部材(23)の第1部分(23b) を両枠部材(2
2)(21)間の間隙に位置させるとともに各溝(22a)(21a)に
より形成された空間に固定部材(23)の第2部分(23c) を
位置させる。この状態においては、肉厚部(23e) の前後
端面および左の肉厚部(23e) の左側面および右の肉厚部
(23e) の右側面が溝(22a)(21a)の内面に当たって隣り合
う断熱パネル(20)同士が固定されるとともに固定部材(2
3)がパネル間に挟まれる。そして、固定部材(23)の水平
板状部(23d) を横材(2) に溶接やねじ止めなどの適当な
固定手段により固定する。このように、この冷蔵庫にお
いては、固定部材(23)が連結部材を兼ねているので、パ
ネル(20)同士を連結する部品数が少なくなる。
【0047】なお、パネルは、必ずしも断熱パネルであ
る必要はなく、表面板と枠部材とにより囲まれた中空部
内に断熱材(19)に代えて芯材が充填されていてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の固定部材は、複数のパネルで形
成される壁や天井を、縦材や横材からなる既設部材に固
定する固定部材であって、隣り合うパネル間に位置する
部分と、パネル間から既設部材側に突出した部分とを有
し、パネル間に位置する部分が、パネルの既設部材側縁
間の間隙に位置する第1部分と、パネル間内において間
隙に連通するとともに間隙より左右少なくともどちらか
一方に広がった空間に位置してパネルの移動を防止する
張出状第2部分とを有し、パネル間に位置する部分がパ
ネルにより挟まれ、既設部材側に突出した部分が固定手
段により既設部材に固定されるようになされているの
で、パネルと既設部材とを固定する作業が単純である。
【0049】また、本発明の組立式冷蔵庫は、複数のパ
ネルで壁および天井が形成される組立式冷蔵庫で、隣り
合うパネル間に上記の固定部材が配されているのでパネ
ルのコストが安く、かつ、隣り合うパネルを嵌め合わせ
ることなどにより、隣り合うパネル間に配された固定部
材が、パネル間に固定されるので、横材などの周囲の作
業空間が小さな場合であっても、作業が困難になること
がない。さらに、固定部材は、枠部材の長さ方向におけ
る任意の場所に取り付けることができ、冷蔵庫を横材な
どに固定する位置の自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における組立式冷蔵庫
の概略斜視図である。
【図2】同組立式冷蔵庫の要部の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における組立式冷蔵庫
の図2相当の図である。
【図4】本発明の第3の実施形態における組立式冷蔵庫
の図2相当の図である。
【図5】従来の組立式冷蔵庫の一部の概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
(1)(10)(20) パネル (2) 既設部材(横材) (3)(14)(23) 固定部材 (3a)(14a)(23a) 庫外に突出した部分 (3b)(14b)(23b) 第1部分 (3c)(14c)(23c) 第2部分 (3d)(14d)(23d) 庫外に突出した部分 (7)(8)(11)(12)(21)(22) 枠部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパネルで形成される壁や天井を、
    縦材や横材からなる既設部材に固定する固定部材であっ
    て、 隣り合うパネル間に位置する部分と、パネル間から既設
    部材側に突出した部分とを有し、 パネル間に位置する部分が、パネルの既設部材側縁間の
    間隙に位置する第1部分と、パネル間内において間隙に
    連通するとともに間隙より左右少なくともどちらか一方
    に広がった空間に位置してパネルの移動を防止する張出
    状第2部分とを有し、 パネル間に位置する部分がパネルにより挟まれ、既設部
    材側に突出した部分が固定手段により既設部材に固定さ
    れるようになされている、壁および天井の固定部材。
  2. 【請求項2】 複数のパネルで壁および天井が形成され
    る組立式冷蔵庫であって、 隣り合うパネル間に請求項1記載の固定部材が配されて
    いることを特徴とする組立式冷蔵庫。
JP35079197A 1997-12-19 1997-12-19 壁および天井の固定部材ならびにこれを備えた組立式冷蔵庫 Pending JPH11181930A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002371636A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Sanyo Showa Panel System Co Ltd パネルの連結兼目地部カバー装置

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JP2002371636A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Sanyo Showa Panel System Co Ltd パネルの連結兼目地部カバー装置

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