JPH11181681A - 液体柔軟仕上げ剤組成物 - Google Patents
液体柔軟仕上げ剤組成物Info
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- JPH11181681A JPH11181681A JP34293797A JP34293797A JPH11181681A JP H11181681 A JPH11181681 A JP H11181681A JP 34293797 A JP34293797 A JP 34293797A JP 34293797 A JP34293797 A JP 34293797A JP H11181681 A JPH11181681 A JP H11181681A
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Abstract
質に変化がない液体柔軟仕上げ剤組成物を得る。 【解決手段】 下記の(a)及び(b)成分を含有し、
pHが1.5〜5.5である液体柔軟仕上げ剤組成物。 (a)分子中に炭素数11〜36の直鎖もしくは分岐鎖
のアルキル基又はアルケニル基と、エステル結合、酸ア
ミド結合又はエーテル結合を含む、直鎖又は側鎖を有す
ることもある長鎖結合基を1又は2有する第3級アミン
化合物の4級化物、から選ばれる1種以上のカチオン性
界面活性剤3〜50重量%、(b)1,2-ベンズイソチア
ゾリン-3-オン1〜5000ppm。
Description
ても品質に変化がなく、特に詰替用製品として好適な液
体柔軟仕上げ剤組成物に関する。
家庭用柔軟剤として市販されている製品は、殆どが1分
子中に1〜2個の長鎖アルキル基を有する第4級アンモ
ニウム塩を主成分としたものである。これは第4級アン
モニウム塩が、少量で各種繊維に対して良好な柔軟性付
与効果を示すからである。また、最近では環境問題の点
から分子中にエステル基を含有するような、生分解性に
優れた柔軟剤成分も開発されている。
剤は、通常、プラスチックボトルに充填されて店頭に並
べられる。しかし、最近では環境に対する配慮から、親
容器となるプラスチックボトルに詰め替えることを前提
とした、親容器に比べると大幅にプラスチック量を減少
させ、かつ親容器の製品よりも安価な詰め替え用の袋状
の容器が使用されるようになっている。そして、この袋
状の容器の中身を繰り返しプラスチックボトに充填する
ことにより、ゴミを減量化している。
り返し親容器に充填していると、容器内で増殖した環境
常在の雑菌の影響で、新たに充填した柔軟仕上げ剤の色
調及び香りが変化しやすくなるという問題がある。この
ような問題は容器を廃棄して新しいものに買い換えれば
解決するものの、それではゴミの減量化という当初の目
的を達成できないし、繰り返し水洗することは煩雑であ
り、水資源の無駄遣いでもある。
柔軟剤成分とともに抗菌剤を併用したものが提案されて
いる。例えば、特開昭62−263380号公報には、
水難溶性第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤及
び3−イソチアゾロン系抗菌剤を含有する柔軟剤組成物
が提案され、好ましい3−イソチアゾロン系抗菌剤とし
て、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンが
例示されている。また、特表平8−507766号公報
にも、任意の抗菌剤として同様の化合物が例示されてい
る。これらの3−イソチアゾロン系抗菌剤は、数ppmで
作用を発揮する程の高い抗菌力を有しているが、アミン
類を含む組成物中において速やかに分解するため、長期
間高い抗菌力を維持することができないという問題があ
る。このような場合、アミン類を含有させない方法も考
えられるが、柔軟仕上げ成分である第4級アンモニウム
塩はアミンを原料とするため、不純物としてのアミンが
残存することを完全に排除することはできない。
は、カチオン性繊維柔軟剤、アミン類及び3−イソチア
ゾロン化合物を含有する、安定性が改善された液体繊維
柔軟剤組成物が提案されている。しかし、この組成物に
おいても抗菌成分の分解が進行し、経時的な安定性とい
う点では不十分である。
れた効果を維持したまま、長期間の保存時においても色
調、香り等の品質に変化のない、特に詰め替え用製品と
して好適な液体柔軟仕上げ剤を提供することを目的とす
る。
を達成するため、柔軟仕上げ効果を損なわないこと、ア
ミン類が共存した場合でも長期間安定して抗菌力(殺菌
力)を発揮し、色調及び香り等の品質の変化を防止でき
ること、という観点から研究を重ねた結果、特定の柔軟
基剤と抗菌成分の組み合わせを見出し、本発明を完成し
たものである。
分を含有し、pHが1.5〜5.5であることを特徴と
する液体柔軟仕上げ剤組成物を提供するものである。 (a)分子中に炭素数11〜36の直鎖もしくは分岐鎖
のアルキル基又はアルケニル基と、エステル結合、酸ア
ミド結合又はエーテル結合を含む、直鎖又は側鎖を有す
ることもある長鎖結合基を1又は2有する第3級アミン
化合物、それらの無機酸又は炭素数1〜6の有機酸の塩
及びそれらの4級化物、から選ばれる1種以上のカチオ
ン性界面活性剤3〜50重量%、(b)次の一般式(b
−1)又は(b−2):
一又は異なっていてもよく、炭素数2〜6のアルキレン
基又はアルキニレン基(エチニレン基のような3重結合
を有する2価の基)を示し、[X1]a、[X2]b及び[X3]c
は、それぞれが同一又は異なっていてもよく、水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素
数1〜4のヒドロキシアルキル基を示し、a、b及びc
は0〜6の数を示し、Y1、Y2及びY3は、それぞれが
同一又は異なっていてもよく、炭素数1〜18の置換又
は非置換のアルキル基、アルケニル基又はアルキニル基
を示す。]で表される化合物1〜5000ppm。
軟基剤となる成分である。(a)成分の第3級アミン化
合物における長鎖結合基としては、分子中に炭素数11
〜23の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニ
ル基を有しているものが好ましく、少なくとも1個のエ
ステル結合を有しているものが好ましい。また、無機酸
の塩としては塩酸塩であることが好ましく、炭素数1〜
6の有機酸の塩としては、グリコール酸塩、乳酸塩が好
ましい。さらに、長鎖結合基以外の結合基としてはメチ
ル基が好ましい。
る直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基部
分は、ステアリン酸、パルミチン酸等の飽和脂肪酸、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和高級脂肪
酸のほか、牛脂、豚脂、パーム油、パーム核油、オリー
ブ油等の天然油脂を分解、精製して得られる脂肪酸から
由来するものである。これらの中でも特に、オレイン
酸、ステアリン酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、パー
ム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、硬化パーム核油脂肪酸
が好適である。なお、不飽和高級脂肪酸としては、立体
異性体がシス体又はトランス体であっても、両者の混合
物であってもよいが、特にシス体/トランス体の比率が
25/75〜100/0(重量比)であることが好まし
い。
ル結合を含む場合には、牛脂、豚脂、パーム油、オリー
ブ油を還元して得られるアルコール由来のほか、それら
からゲルベ反応によって得られる合成アルコールも使用
できる。
記一般式(I)〜(IV)に示すものを挙げることができ
る。
は同一又は異なった炭素数11〜23の直鎖アルキル基
又は直鎖アルケニル基を示し、R6、R9、R12、R13 は
同一又は異なった炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロ
キシアルキル基を示し、R14は炭素数14〜36の分
岐アルキル基を示し、m、nは同一又は異なった1〜3
の数を示す]。
十分な柔軟性付与効果を与え、組成物の粘度を適度に保
持して使いやすくするため、3〜50重量%であり、好
ましくは3〜30重量%であり、特に好ましくは4〜2
8重量%である。
菌)作用を示す成分である。(b)成分の一般式(b−
1)又は(b−2)で表される化合物としては、1,2-ベ
ンズイソチアゾリン-3-オン(1,2-benzisothiazolin-3-
one)、2-メチル-4,5-トリメチレン-4-イソチアゾリン-
3-オン(2-methyl-4,5-trimethylene-4-isothiazolin-3
-one)、ジチオ-2,2-ビス(ベンズメチルアミド)(Dit
hio-2,2-bis(benzmethylamide))等を挙げることができ
る。
2-dithiobisbenzamideを、1,2-benzisothiazolin-3-one
/2,2-dithiobisbenzamide=100/0〜70/30の
割合で含有していてもよい。このような1,2-benzisothi
azolin-3-oneとしては、ZENECA(株)製のProxel BD(有
効分33重量%)、Proxel BD20(有効分20重量
%)、Proxel XL-2(有効分9.5重量%)、Proxel GX
L(有効分20重量%)、Proxel LV(有効分20%)、
Proxel TN(有効分60重量%)等の市販品を用いるこ
とができる。2-methyl-4,5-trimethylene-4-isothiazol
in-3-oneとしては、ZENECA(株)製のPromexal X50(有効
分5重量%)等の市販品を用いることができる。Dithio
-2,2-bis(benzmethylamide) としては、ZENECA(株)製の
Densil P等の市販品を用いることができる。
十分な抗菌効果を与えるとともに、経済性を考慮する
と、1〜5000ppmであり、好ましくは5〜1000p
pmであり、特に好ましくは10〜500ppmである。
定性を高めるため、さらに(c)アミン化合物を配合す
ることができる。(c)成分のアミン化合物としては、
上記の一般式(I)〜(IV)のアミン化合物、炭素数8〜
44の飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐鎖のアミ
ン又はそれらの15〜150モルのアルキレンオキシド
付加物、分子内に窒素原子3個以上を有し、窒素原子1
個当たりの炭素数が1以上の化合物のアルキレンオキシ
ド付加物であり、かつ重量平均分子量が3000〜50
000の水溶性高分子、トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、ジメチルアミン、N−メチルエタノール
アミン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン、2,
3−ジヒドロキシ−N,N−ジメチルプロピルアミン、
N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミ
ン、エチレンジアミン4酢酸又はこれらの塩等を挙げる
ことができる。
組成物の安定性を高めるため、0〜10重量%であり、
好ましくは0〜8重量%であり、特に好ましくは0.0
1〜8重量%である。
らに(d−1)〜(d−4)成分から選ばれる1種以上
の抗菌剤を配合することができる。
ル又はカルボン酸としては、エタノール、イソプロパノ
ール、プロピレングリコール、グリセリン、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ペンタエリスリ
トール、シクロヘキサノール、2−フェノキシエタノー
ル、デヒドロ酢酸又はその塩等を挙げることができ、こ
れらは1種又は2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。(d−1)成分の配合量は、組成物中において、
好ましくは0.1〜30重量%であり、特に好ましくは
0.1〜25重量%である。
アルコール、エステル、アルデヒド又はカルボン酸とし
ては、安息香酸又はその塩、ベンズアルデヒド、サリチ
ル酸又はその塩、パラヒドロキシ安息香酸又はその塩、
パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチ
ル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸
ブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル、3−メチル−3
−イソプロピルフェノール、o−フェニルフェノール、
2−イソプロピル−5−メチルフェノール、レゾルシ
ン、クレゾール等を挙げることができ、これらは1種又
は2種以上を組み合わせて用いることができる。(d−
2)成分の配合量は、組成物中において、好ましくは
0.01〜15重量%であり、特に好ましくは0.05
〜10重量%である。
しては、1,1'-ヘキサメチレンビス[5-(4-クロロフェニ
ル)ビグアナイド]ジグルコネート(1,1'-Hexamethylen
e bis[5-(4-chlorophenyl)biguanide]digulconate)、
1,1-ヘキサメチレンビス[5-(4-クロロフェニル)ビグア
ナイド]ジハイドロクロライド(1,1'-Hexamethylene bi
s[5-(4-chlorophenyl)biguanide]dihydrochloride)、
ポリヘキサメチレンビグアナイドハイドロクロライド
(Polyhexamethylene biguanidine hydrochloride) 等
を挙げることができ、これらは1種又は2種以上を組み
合わせて用いることができる。(d−3)成分の配合量
は、組成物中において、好ましくは0.1〜2重量%で
あり、特に好ましくは0.1〜1.5重量%である。
ゾール系抗菌剤としては、2-(4'-チアゾリル)−ベンズ
イミダゾール(2-(4'-Thiazolyl)-benzimidazole)、2-
(4-チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール(2-(4-Th
iocyanomethylthio)benzothiazole)、メチル-2-ベン
ズイミダゾールカルバミド(Methyl-2-benzimidazoleca
rbamide)等を挙げることができ、これらは1種又は2
種以上を組み合わせて用いることができる。(d−4)
成分の配合量は、組成物中において、好ましくは10pp
m〜0.5重量%であり、特に好ましくは10ppm〜0.
3重量%である。
成物を着色するため及び組成物に芳香を付すため、さら
に染料又は香料を含有させることができる。この染料と
しては、染料便覧(有機合成化学協会編,昭和45年7
月20日発行,丸善株式会社)に記載の水溶性染料(2
0℃における溶解度が0.01g/リットル以上)を挙
げることができ、その中でも好ましくは酸性染料、直接
染料、塩基性染料、反応性染料及び媒染・酸性媒染染料
から選ばれる1種以上を挙げることができる。染料の含
有割合は、0.1〜100ppmであることが好ましい。
また香料としては、シッフ塩基、テルペン類、アセター
ル類、アミノ酸類、ニトロ基類、ニトリル基類、アルデ
ヒド基類、アルコール類、エーテル類、オキシド類、ラ
クトン類、ケトン類、エステル類、フェノール類及び天
然/塩基類等から選ばれる1種以上を挙げることができ
る。香料の含有割合は、0.05〜1重量%であること
が好ましい。
らにその他の成分として、柔軟剤に配合される公知の脂
肪酸、脂肪酸と多価アルコールとのエステル化物、長鎖
アルコールのアルキレンオキシド付加物、シリコーン等
の添加物を含有させることができる。
度を調節するための無機塩、炭素数2〜7の有機塩を配
合することができる。無機塩としては、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、塩化アルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシ
ウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウ
ム等を挙げることができる。有機塩としては、p−トル
エンスルホン酸ナトリウム、グリコール酸ナトリウム、
酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、グリコール酸ナトリウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、グリコール酸カリ
ウム、乳酸ナトリウム等を挙げることができる。これら
の粘度調節成分の配合量は、組成物中において、好まし
くは0〜5000ppmであり、特に好ましくは0〜30
00ppmである。
物の安定性を高め、適度な香りを保つため、pHが1.
5〜5.5であり、好ましくはpHが1.5〜5.0で
ある。
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
軟仕上げ剤組成物を得た。なお、組成物のpHは、塩酸
又は水酸化ナトリウムを用いて調整した。これらの各組
成物について、下記に示す保存安定性試験及び抗菌性試
験を行った。結果を表6〜表9に示す。
容量700mlのプラスチック製の小袋に入れ、開封した
状態で温度25℃、相対湿度65%の恒温恒湿槽中で所
定期間保存し、保存前と保存後の(b)成分の含有量を
下記の条件でHPLCにより定量し、残存率を求めた。 (定量条件) カラム:Superspher RP-18 (直径4mm、長さ250m
m) 溶離液:メタノール/0.4%酢酸=35/65(容量
%) カラム温度:40℃ 流速:0.9ml/min 検出器:UV320nm (2)抗菌性試験 表6〜表9に示す各液体柔軟仕上げ剤組成物を製造後、
25℃で1日放置し、シュードモナス属の菌(シュード
モナス プチダ)を、2×105CFU/mlの濃度になるよ
うに接種した。その後、30℃で保存し、組成物中の菌
の濃度が100CFU/ml以下になるまでに要した日数を調
べた。この日数が短いほど抗菌性が高いことを示してい
る。
オノンG(10重量%)、テンタローム(10重量
%)、リリアール(20重量%)、イオノン(5重量
%)、バニリン(0.5重量%)、ラズベリーケトン
(0.2重量%)、アセチルセドレンクール(15重量
%)、ヘキシルシンナミックアルデヒド(18.3重量
%)、リモネン(1重量%)、Boisambrene forte
(0.1重量%)、ヘキシルサリシレート(0.2重量
%)、アルデヒドC−14ピーチ及びクマリン(0.2
重量%)、アニマリス(0.2重量%) e−13:保土ヶ谷化学工業(株)製 青色1号 e−14:保土ヶ谷化学工業(株)製 Aizen Cat
hilon Yellow K−3RLH
(b)成分の抗菌成分の残存率が高かった。よって、本
発明の液体柔軟仕上げ剤組成物は、(b)成分の残存率
及び製造当初の抗菌力から推定すると、6週間経過後に
おいても、実用上十分な抗菌力を有していることが明ら
かであった。また、染料及び香料を配合した実施例28
〜31の組成物においては、製造当初から6週間経過後
まで、色調や香りにまったく変化は認められなかった。
力は高かったが、その(b)成分の残存率から推定する
と、6週間経過後の抗菌力は、製品としては事実上不適
であることが明らかであった。また、染料及び香料を配
合した比較例5の組成物においては、6週間経過後には
明らかに色調及び香りの変化が認められた。
ては、(a)成分の柔軟基剤と(b)成分の抗菌剤が長
期間安定に存在できる。よって、一定の品質を維持する
ことができ、(a)成分の柔軟仕上げ作用と(b)成分
の抗菌作用を長期間持続して発揮することができる。ま
た、プラスチックの小袋のような詰め替え用製品に適用
した場合には、格別な洗浄処理等をすることなく、同じ
プラスチック製の親容器に繰り返し詰め替えて使用する
ことができるようになるため、省資源化及びゴミの減量
化の要請に応えることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記の(a)及び(b)成分を含有し、
pHが1.5〜5.5であることを特徴とする液体柔軟
仕上げ剤組成物。 (a)分子中に炭素数11〜36の直鎖もしくは分岐鎖
のアルキル基又はアルケニル基と、エステル結合、酸ア
ミド結合又はエーテル結合を含む、直鎖又は側鎖を有す
ることもある長鎖結合基を1又は2有する第3級アミン
化合物、それらの無機酸又は炭素数1〜6の有機酸の塩
及びそれらの4級化物、から選ばれる1種以上のカチオ
ン性界面活性剤3〜50重量%、 (b)次の一般式(b−1)又は(b−2): 【化1】 [式中、 R1、R2及びR3は、それぞれが同一又は異なっていて
もよく、炭素数2〜6のアルキレン基又はアルキニレン
基を示し、 [X1]a、[X2]b及び[X3]cは、それぞれが同一又は異な
っていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜
4のアルキル基又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル
基を示し、a、b及びcは0〜6の数を示し、 Y1、Y2及びY3は、それぞれが同一又は異なっていて
もよく、炭素数1〜18の置換又は非置換のアルキル
基、アルケニル基又はアルキニル基を示す。]で表され
る化合物1〜5000ppm。 - 【請求項2】 さらに(c)アミン化合物を含有する請
求項1記載の液体柔軟仕上げ剤組成物。 - 【請求項3】 さらに(d−1)〜(d−4)から選ば
れる1種以上を含有する請求項1記載の液体柔軟仕上げ
剤組成物。 (d−1)炭素数1〜8のアルコール又はカルボン酸
0.1〜30重量%、 (d−2)分子内に芳香環を有するアルコール、エステ
ル、アルデヒド又はカルボン酸0.01〜15重量%、 (d−3)ビグアナイド系抗菌剤0.1〜2重量%、 (d−4)イミダゾール系又はチアゾール系抗菌剤10
ppm〜0.5重量%。
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JP34293797A JP3257975B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 液体柔軟仕上げ剤組成物 |
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- 1997-12-12 JP JP34293797A patent/JP3257975B2/ja not_active Expired - Lifetime
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