JPH11181381A - 剥離可能な接着剤、及び、剥離可能な接着シート - Google Patents

剥離可能な接着剤、及び、剥離可能な接着シート

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JPH11181381A
JPH11181381A JP37011197A JP37011197A JPH11181381A JP H11181381 A JPH11181381 A JP H11181381A JP 37011197 A JP37011197 A JP 37011197A JP 37011197 A JP37011197 A JP 37011197A JP H11181381 A JPH11181381 A JP H11181381A
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peelable adhesive
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adhesive
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peelable
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JP37011197A
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Kazuo Koda
一雄 幸田
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水性インキ受理性、印刷適性、耐ブロッキング
性等をおいて優れた特性を有する剥離可能な感圧接着
剤、及び、剥離可能な接着シートを提供する。 【解決手段】主として、ビニール変性ゴムラテックスと
水溶性アクリル系共重合物水溶液とからなる基剤100
重量部、及び、充填剤10〜100重量部からなること
を特徴とする剥離可能な接着剤、並びに、それを使用し
た剥離可能な接着シートを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、親展は
がき等のように、郵送中等の記載面の開示が必要でない
時には接着状態を保ち、受信人等が記載面を見る必要が
生じた時には容易に剥離することができるシート等に使
用される剥離可能な接着剤、及び、それを用いた剥離可
能な接着シートに関するものである。官公署や銀行等で
は、住民や顧客宛に多数の通知や案内等を郵送すること
が多く、その中には多様な個人情報が含まれていること
が多い。従って、これらの通知や案内等は封書にすべき
ではあるが、その手数が相当なものになることから、前
述の親展はがきを利用するようになってきた。この親展
はがきには、年金振込通知書のように一部を接着シート
で被覆するものや、健康保険料領収通知のようにV型に
折り曲げて内側の2面を秘匿するものや、銀行の定期預
金満期案内のようにZ型に折り曲げて内側の4面に非開
示の情報を記載できるようにしたもの等がある。本発明
は、主として、この親展はがき等に使用される剥離可能
な接着剤、及び、親展はがきのような剥離可能な接着シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前述の親展はがきには、秘匿情報
印刷後、折り畳んで高圧で押しつけ、相接する紙面の繊
維の表面の細かい毛羽立ち等を利用して接着していた
が、接着と剥離とを更に容易するため、それに適した接
着剤の開発も行われた。これまでの接着剤では、上下の
シートのそれぞれの接着層を合わせて接着すると、接着
層間の方が親和力が強いため、接着層間で剥離するより
は、シートと接着層の境界面や紙等ではその表層で剥離
することが多く、印刷された文字等の一部が反対側のシ
ートに裏文字になって転写されて判読困難になったり、
紙等の剥がれた表層に隠れて見えなくなたりする。その
ため、最初に、接着剤とは親和性のない微粒子を接着剤
の中に混入する方法が提案された。例えば、特開平4−
4283号公報には、非剥離性接着剤基剤に、その基剤
に非親和性を示す微粒状充填剤を配合した剥離可能な接
着剤組成物が開示されており、特開平4−59395号
公報には、このような接着剤組成物の層を設けた情報担
体用シートが開示されている。この非剥離性接着剤基剤
には、天然ゴムラテックス等を用いた感圧接着剤や、酢
酸ビニル共重合物等を用いた感熱接着剤や、ポリビニー
ルアルコール等のように湿らすと接着性が現れるものを
用いた再湿性接着剤が示されている。
【0003】しかしながら、再湿性接着剤は、乾燥時に
はそれなりの耐ブロッキング性があり印刷適性にも優れ
ているが、湿らせて接着してから、水分が蒸発して完全
に接着するまで、それなりの時間がかかる。また、感熱
接着剤は、接着する際に加熱ローラ等で加熱する必要が
ある。一方、感圧接着剤は、積み重ねたまま放置してお
くとブロッキングをおこし易いが、高速で処理するのに
適している。この感圧接着剤の耐ブロッキング性と印刷
適性を改善するため、特開平5−331439号公報に
は、前述の感圧接着剤を主とする非剥離性接着剤基剤と
充填剤に、更に水溶性高分子を配合した接着剤が開示さ
れている。
【0004】また、特開平5−295335号公報に
は、接着層の印刷適性を高め、かつ、剥離後の再接着を
防げるよう、一定の圧力以上になると急激に接着力が高
くなるゴムラテックスと保護コロイド系アクリル共重合
エマルジョンからなる基剤、又は、アクリル変性ゴムラ
テックスからなる基剤を用いた低温感熱接着剤が開示さ
れている。更に、特開平9−227847号公報には、
クラビアオフセット印刷機で接着層を形成するのに適し
た感圧接着剤として、天然ゴム系の粘着剤とアクリル系
粘着剤からなる基剤、及び、過酸化物で架橋した天然ゴ
ムとアクリル系粘着剤からなる基剤を用いた感圧接着剤
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の感圧接着剤は、
いずれも、親水性に乏しいため、水性インキ受理性、印
刷適性、耐ブロッキング性において、決して充分なもの
ではなかった。本発明が解決しようとする課題は、感圧
接着剤であって、再湿接着剤の優れた特性を有する接着
剤、すなわち、水性インキ受理性、印刷適性、耐ブロッ
キング性等において、更に優れた特性を有する剥離可能
な接着剤、及び、剥離可能な接着シートを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前述の課題
を解決するため、主として、ビニール変性ゴムラテック
ス100重量部と水溶性アクリル系共重合物水溶液5〜
60重量部とからなる基剤100重量部、及び、充填剤
10〜100重量部からなることを特徴とする剥離可能
な接着剤(以下「第1発明」という)、第1発明に係わ
る剥離可能な接着剤が塗布されていることを特徴とする
剥離可能な接着シート(以下「第2発明」という)、及
び、第2発明において少なくても一部に秘匿情報記載部
分を有することを特徴とする剥離可能な接着シート(以
下「第3発明」という)を提供する。
【0007】第1発明におけるビニール変性ゴムラテッ
クスは、ゴムラテックスエマルジョンにビニールモノマ
ーをグラフト重合させて製造される。使用されるゴムラ
テックスエマルジョンには、天然ゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロ
ロプレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、イソプレ
ン−イソブチレンゴム、メタクリル酸メチル−ブタジエ
ンゴム等のエマルジョンがあげられる。また、ビニール
モノマーには、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチ
ル、スチレン、酢酸ビニール、メタクリル酸、アクリル
酸、無水マレイン酸等があげられる。グラフト化率は、
0.5〜100重量%の範囲で、生成ポリマー中のビニ
ールモノマーの含有率は、0.5〜80重量%、好まし
くは、6〜25重量%である。このようなビニール変性
ゴムラテックスを使用することにより、ゴムの劣化が防
止され、耐ブロッキング性が向上し、塗布面の平滑性が
向上する。
【0008】第1発明における水溶性アクリル系共重合
物水溶液は、次の二つの方法によって製造される。第1
の方法は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等のア
クリル酸エステルや、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸−2−エ
チルヘキシル、メタクリル酸ヒドロキシエステル、メタ
クリル酸ヒドロキシプロピル等のメタクリル酸エステル
と、酢酸ビニール、スチレンのビニール化合物とを、ア
クリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等のビニール
基を含む二塩基酸、及び、有機過酸化物系触媒、又は、
アゾ化合物系触媒の存在下、メチルアルコール、エチル
アルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール
や、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソル
ブ等の両性溶媒中で、重合させ、酸性共重合物を作り、
アンモニア、モルホリン、(モノ、ジ、又は、トリ)エ
タノールアミン等のアミン類で中和し、必要に応じて、
残存モノマーや過剰の溶媒を減圧除去し、また、必要に
応じて、フタル酸エステル、脂肪族一塩基酸エステル、
脂肪族二塩基酸エステル、りん酸エステル等の可塑剤を
加え、加水して所定のアルカリ性の透明又は半透明な水
溶性アクリル系共重合物水溶液をえる方法である。
【0009】第2の方法は、前述のアクリル酸エステル
やメタクリル酸エステルとビニール化合物とを、アクリ
ル酸マイド、メタクリル酸アマイド等のアマイドや、ア
クリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルア
ミノエチル等のアクリル酸アミノエステルや、メタクリ
ル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミ
ノエチル等のメタクリル酸アミノエステル等のビニール
基を含むアミン類、及び、有機過酸化物系触媒、又は、
アゾ化合物系触媒の存在下、前述の両性溶媒中で重合さ
せ、塩基性共重合物を作り、酢酸、ぎ酸、しゅう酸、プ
ロピオン酸等の酸で中和し、必要に応じて、残存モノマ
ーや過剰の溶媒を減圧除去し、また、必要に応じて可塑
剤を加え、加水して所定の酸性の透明又は半透明な水溶
性アクリル系共重合物水溶液をえる方法である。
【0010】第1発明における充填剤には、シリカゲ
ル、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機化
合物粉末や、小麦澱粉等の有機高分子化合物粉末等、一
般に使用されている充填剤がそのまま使用される。
【0011】第1発明における基剤は、主として、前述
のようにして製造されたビニール変性ゴムラテックス1
00重量部に対して、この水溶性アクリル系共重合物水
溶液5〜60重量部を混合して製造される。水溶性アク
リル系共重合物水溶液が、5重量部未満であると、水性
インキ受理性やその他の特性において優れたものが得ら
れない。また、60重量部を超えると、感圧接着性が低
下するので好ましくない。また、この基剤の主たる成分
の他の成分として、基剤にたいして、安定剤3〜10重
量%、劣化防止剤0.01〜2重量%等を添加してもよ
い。第1発明における剥離可能な接着剤は、主として、
この基剤100重量部に対して充填剤10〜100重量
部を混合して製造される。充填剤の量が10重量部未満
であると剥離性が低くなり、100重量部を超えると接
着性が低くなるので好ましくない。なお、この接着剤に
対して、消泡剤0.01〜3重量%、防菌剤や防かび剤
0.05〜0.2重量%、塗布条件に合わせるための適
量の増粘剤を添加してもよい。このようにして製造され
た剥離可能な接着剤は、主として、親展はがき等に使用
されるが、その他の紙類、プラスチックフィルム、金属
箔、不織布、布等にも使用することができる。
【0012】第2発明に係わる剥離可能な接着シート
は、前述の第1発明に係わる剥離可能な接着剤が塗布さ
れていることを特徴としており、親展はがきに使用され
る用紙や金属箔等のシートに、通常の方法により塗布す
ることにより製造される。
【0013】第3発明に係わる剥離可能な接着シート
は、第2発明に係わる剥離可能な接着シートにおいて、
少なくても一部に秘匿情報記載部分を有することを特徴
としていおり、親展はがきのように、予め向かい合わせ
になる面に、第1発明に係わる剥離可能な接着剤を塗布
し、そこに秘匿情報を印刷又は記入するようにすること
によって製造される。
【0014】
【発明の実施の形態】1.剥離可能な接着剤等の製造 〔実施例1〕天然ゴムラテックスにメタクリル酸メチル
を常法によりグラフト重合させて、グラフト化率20重
量%、生成ポリマー中のメタクリル酸メチル濃度11.
5重量%、固形分55重量%のビニール変性ゴムラテッ
クス(以下「A」という)を得た。一方、還流温度のイ
ソプロピルアルコール中に、アクリル酸、アクリル酸ブ
チル、無水マレイン酸、スチレン、及び、重合触媒(ビ
スイソブチロニトリル)を滴下し、重合させ、固形分5
0重量%(重合率98%以上)の反応生成物溶液をえ、
40℃以下に冷却した後、アンモニア水を加えて、pH
9、固形分35重量%、最低造膜温度85℃の透明なア
クリル系共重合物水溶液(以下「B」という)を得た。
次いで、A100重量部に対して、B40重量部と、平
均粒径1.5μmのシリカゲル30重量部、小麦澱粉3
0重量部を添加混合して剥離可能な接着剤(以下「接着
剤1」という)を得た。
【0015】〔実施例2〕還流温度のイソプロピルアル
コール中に、アクリル酸、スチレン、及び、重合触媒
(ベンゾイルパーオキサイド)を滴下し重合させ、固形
分40重量%(重合率98%以上)なったところで反応
を止め、40℃以下に冷却し、可塑剤(りん酸トリブチ
ル)とアンモニア水を加えて中和した後、イソプロピル
アルコール含有量が3重量%以下になるまで蒸留除去
し、更にアンモニア水を加えて、pH9、固形分35重
量%、最低造膜温度85℃の透明なアクリル系共重合物
水溶液(以下「C」という)を得た。実施例1で得たA
100重量部に対して、C40重量部と、平均粒径1.
5μmのシリカゲル30重量部、小麦澱粉30重量部を
添加混合して剥離可能な接着剤(以下「接着剤2」とい
う)を得た。
【0016】〔比較例1〕実施例1で得たA140重量
部に対して、平均粒径1.5μmのシリカゲル30重量
部、小麦澱粉30重量部を添加混合して接着剤(以下
「接着剤3」という)を得た。
【0017】〔比較例2〕実施例1で得たA100重量
部とSBRラテックス(日本ゼオン(株)製ニポールL
X204)40重量部との混合物に、平均粒径1.5μ
mのシリカゲル30重量部、小麦澱粉30重量部を添加
混合して接着剤(以下「接着剤3」という)を得た。
【0018】2.特性の評価 実施例1、2、比較例1、2で得られた接着剤1〜4
を、それぞれ、上質紙に固形物に換算して50g/m
になるように塗布し、ほぼはがきと同じ大きさに細断し
て試験片を作成し、各特性を評価した。その結果を表1
に示した。この表において、耐ブロッキング性は、各試
験片の塗布面を重ね合わせて、20℃の恒温槽で30分
間30kg/cmの加重をかけた後の剥がれ易さで評
価し、軽く剥がれるものを○、力を要するが紙が破れず
に剥離できるものを△、紙が破れてしまうものを×とし
た。再剥離性は、各試験片の塗布面を重ね合わせて、2
0℃の恒温槽で5秒間120kg/cmの加重をかけ
て接着させた後の再剥離強度によって評価し、折り曲げ
ただけで剥離するものを△、通常の力で剥離するものを
○、紙が破けてしまう物を×とした。水性インキ受理性
は、各試験片の塗布面に、ゴム印で水性インキを印字し
た時の文字の鮮明さで評価し、鮮明なものを○、やや不
鮮明なものを△、インキのりの悪いものを×とした。印
刷適性は、複写機で塗布面に複写した時の文字の鮮明さ
評価し、鮮明なものを○、やや不鮮明なものを△、判読
困難なものを×とした。プリンター特性は、ワードプロ
セッサーで塗布面にリボンで印刷した時の文字の鮮明さ
で評価し、鮮明なものを○、やや不鮮明なものを△、判
読困難なものを×とした。表面タック性は、塗布面その
ものの表面、及び、塗布面に5秒間120kg/cm
の加重をかけてプレスした後の表面のベトツキ具合で評
価し、全くベトつかないものを○、滑りが悪いものを
△、多少ベトつくものを×とした。表1から、本発明に
係わる剥離可能な接着剤、及び、剥離可能な接着シート
が、極めて優れた特性を有することが明である。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明に係わる剥離可能な接着剤、及
び、剥離可能な接着シートは、前述のような構成と特性
を有するので、官公署、銀行、クレジット会社等におけ
る住民や顧客宛への通知や案内等の郵送業務等が効率化
され、多くの中小企業でもOA機器の整備により文書の
作成から発送まで全自動化することも可能になる。ま
た、郵便局における仕分け集配業務も効率化される。従
って、本発明は社会の文書流通に多大な貢献をもたらす
ものである。
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】第3発明に係わる剥離可能な接着シート
は、第2発明に係わる剥離可能な接着シートにおいて、
少なくても一部に秘匿情報記載部分を有することを特徴
としており、親展はがきのように、予め向かい合わせに
なる面に、第1発明に係わる剥離可能な接着剤を塗布
し、そこに秘匿情報を印刷又は記入するようにすること
によって製造される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】2.特性の評価 実施例1、2、比較例1、2で得られた接着剤1〜4
を、それぞれ、上質紙に固形物に換算して5g/m
なるように塗布し、ほぼはがきと同じ大きさに細断して
試験片を作成し、各特性を評価した。その結果を表1に
示した。この表において、耐ブロッキング性は、各試験
片の塗布面を重ね合わせて、20℃の恒温槽で30分間
30kg/cmの加重をかけた後の剥がれ易さで評価
し、軽く剥がれるものを○、力を要するが紙が破れずに
剥離できるものを△、紙が破れてしまうものを×とし
た。再剥離性は、各試験片の塗布面を重ね合わせて、2
0℃の恒温槽で5秒間120kg/cmの加重をかけ
て接着させた後の再剥離強度によって評価し、折り曲げ
ただけで剥離するものを△、通常の力で剥離するものを
○、紙が破けてしまう物を×とした。水性インキ受理性
は、各試験片の塗布面に、ゴム印で水性インキを印字し
た時の文字の鮮明さで評価し、鮮明なものを○、やや不
鮮明なものを△、インキのりの悪いものを×とした。印
刷適性は、複写機で塗布面に複写した時の文字の鮮明さ
評価し、鮮明なものを○、やや不鮮明なものを△、判読
困難なものを×とした。プリンター特性は、ワードプロ
セッサーで塗布面にリボンで印刷した時の文字の鮮明さ
で評価し、鮮明なものを○、やや不鮮明なものを△、判
読困難なものを×とした。表面タック性は、塗布面その
ものの表面、及び、塗布面に5秒間120kg/cm
の加重をかけてプレスした後の表面のベトツキ具合で評
価し、全くベトつかないものを○、滑りが悪いものを
△、多少ベトつくものを×とした。表1から、本発明に
係わる剥離可能な接着剤、及び、剥離可能な接着シート
が、極めて優れた特性を有することが明である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として、ビニール変性ゴムラテックス
    100重量部と水溶性アクリル系共重合物水溶液5〜6
    0重量部とからなる基剤100重量部、及び、充填剤1
    0〜100重量部からなることを特徴とする剥離可能な
    接着剤
  2. 【請求項2】 請求項1記載の剥離可能な接着剤が塗布
    されていることを特徴とする剥離可能な接着シート
  3. 【請求項3】 少なくとも一部に秘匿情報記載部分を有
    することを特徴とする請求項2記載の剥離可能な接着シ
    ート
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