JPH11180065A - フレキソ印刷版の衝撃を緩和する要素 - Google Patents

フレキソ印刷版の衝撃を緩和する要素

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JPH11180065A
JPH11180065A JP10280027A JP28002798A JPH11180065A JP H11180065 A JPH11180065 A JP H11180065A JP 10280027 A JP10280027 A JP 10280027A JP 28002798 A JP28002798 A JP 28002798A JP H11180065 A JPH11180065 A JP H11180065A
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、得られる印刷物が高品質となるよ
うに、印刷の圧力を増大させずに、印刷中使用される材
料と装置の厚さおよび高さの変動を補償し、特に長い印
刷行程を通して高品質の印刷を繰り返し行うことができ
るよう、ほぼもとの厚さに素早く戻る、印刷シリンダ上
のフレキソ印刷版の衝撃を緩和する要素を提供すること
にある。また、本発明は、圧縮性フォーム裏あて材料お
よびテープ材料の特性をシミュレートするが、使用する
期間によって疲労し圧縮性を失うことのない要素を提供
することである。 【解決手段】 本発明は、空隙の総体積が40パーセン
トを超える開放セルのレリーフ表面を有した、エラスト
マー材料のクッション層を含むことを特徴とする、印刷
の間中、印刷シリンダに取り付けられたフレキソ印刷版
の衝撃を緩和する要素から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷中にフレキソ
印刷版と印刷シリンダの間で使用されるクッション要素
に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキソ印刷は、エラストマー性または
ゴム状の凸版印刷表面を支える可撓基板を利用した印刷
プロセスに、広く適用される。例えば厚紙やプラスチッ
ク・フィルムなどの包装材料のように、特に柔軟で容易
に変形可能な表面上での印刷にフレキソ印刷版が使用さ
れることがよく知られている。フレキソ印刷版は、米国
特許第4323637号や同第4427749号などに
記載されている光重合性組成物を含有する感光性要素か
ら作成することができる。一般に光重合性組成物は、エ
ラストマー結合剤、少なくとも1種のモノマー、および
光開始剤を含む。感光性要素は一般に、支持体とカバー
シートもしくは多層カバー要素との間に挿んだ光重合性
層を有する。化学線で露光すると、露光領域で光重合性
層が重合し、露光された光重合性組成物を不溶性にす
る。適切な溶媒で処理することによって、フレキソ印刷
に使用できる印刷用凸部を残して、光重合性層の非露光
領域が除去される。
【0003】歴史的には、フレキソ印刷版を印刷シリン
ダに取り付けるため、通常スティッキーバックと呼ばれ
ている、両面を接着剤で被覆したビニル・シートが用い
られてきた。版は、この版と印刷シリンダの間にスティ
ッキーバックの一部または全部の層を挿んで取り付けら
れる。ビニル・シートは非圧縮性で薄く、その厚さが変
動する傾向がある。版、印刷シリンダ、ギア、基板、お
よび圧胴もそれぞれ、表面平滑度や高さもしくは厚さの
公差が変動する。このように不正確であることから、印
刷プロセスではより高い圧力をかけなければならない
が、このようにより高い圧力によって、フレキソ印刷版
が加圧下でたわむために印刷品質が低下する。望ましく
ない結果には、例えば長円形の点、文字や像の回りのハ
ローなど、きたない印刷外観とハーフ・トーンの不正確
な再現が含まれる。加えて、光重合技術によって形成
し、より薄い版の使用が増加しており、版、シリンダ、
ギア、基板など不均一材料での印刷に関連して生じる問
題がいっそう悪化する。
【0004】スティッキーバック・シートの欠点を克服
する努力の中で、印刷シリンダにフレキソ印刷版を取り
付ける際に、裏あて材またはテープとしての合成重合フ
ォームの層が使用される。重合フォーム材料は圧縮性で
あり、そのため版、版シリンダ、ギア、基板、および圧
胴の厚さや表面高さの変動を補償するに十分なクッショ
ン効果を有する。加えてこのフォーム材料は、印刷中に
素早くかつ繰り返し元の寸法に戻るよう、十分な弾性を
有していなければならない。しかしながら重合フォーム
材料は、通常は印刷中使用するにつれてフォームが圧縮
性や弾性を失うので疲労し、元の寸法に戻ることができ
ない。
【0005】米国特許第3285799号には、重合フ
ィルムおよび織布裏当て材と、インク転写層、弾性圧縮
性支持層から成る、オフセット印刷で長期間使用するた
めの印刷ブランケットが開示されている。この支持層
は、その外表面が溝によって細分され、平らな表面のラ
ンドが残る。ブランケットは、インクの像を印刷版から
紙に転写する媒介物として使用される。支持層は、少な
くともショアA硬さが60である。この支持層は、ブラ
ンケット表面1平方インチ(2.54cm2 り少なくと
も約0.005立方インチ(0.013cm3 )の空隙
を含むが、空隙の総体積は40%を超えない。
【0006】米国特許第5325776号には、フレキ
ソ印刷シリンダと柔軟な印刷版との間に位置する、衝撃
を緩和する裏あてシート材料が開示されている。この衝
撃緩和シートは、間隔の広い密閉したセル状の空隙を含
むエラストマー材料であり、この空隙は、力が加わる
と、封入された空気が空気で圧縮されるポケットをもた
らし、力が弱まると素早くもとに戻る。この密閉セル衝
撃緩和材料の短所は、セルが連続使用で破壊してその材
料が疲労し圧縮および弾性品質が弱まり、このため印刷
品質が低下することである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一目的は、得
られる印刷物が高品質となるように、印刷の圧力を増大
させずに、印刷中使用される材料と装置の厚さおよび高
さの変動を補償し、特に長い印刷行程を通して高品質の
印刷を繰り返し行うことができるよう、ほぼもとの厚さ
に素早く戻る、印刷シリンダ上のフレキソ印刷版の衝撃
を緩和する要素を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、圧縮性フォーム裏あ
て材料およびテープ材料の特性をシミュレートするが、
使用する期間によって疲労し圧縮性を失うことのない要
素を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、印刷
中、印刷シリンダに取り付けられたフレキソ印刷版の衝
撃を緩和する要素が提供される。この要素は、空隙の総
体積が40%を超過する開放セルのレリーフ表面を持っ
た、エラストマー材料のクッション層を含む。
【0010】本発明の第1の態様は、空隙の総体積が4
0パーセントを超える開放セルのレリーフ表面を有し
た、エラストマー材料のクッション層を含むことを特徴
とする、印刷の間中、印刷シリンダに取り付けられたフ
レキソ印刷版の衝撃を緩和する要素に関するものであ
る。
【0011】本発明の第2の態様は、印刷側と反対にあ
る裏面を有する印刷版とあいまって、前記クッション層
のレリーフ表面が前記版の裏面と向き合っている前記要
素に関するものである。
【0012】本発明の第3の態様は、印刷シリンダとあ
いまって、前記クッション層のレリーフ表面が前記印刷
シリンダと向き合っている前記要素に関するものであ
る。
【0013】本発明の第4の態様は、前記空隙の総体積
が50パーセントよりも大きい前記要素に関するもので
ある。
【0014】本発明の第5の態様は、前記空隙の総体積
が80パーセントよりも大きい前記要素に関するもので
ある。
【0015】本発明の第6の態様は、前記開放セルが均
一な大きさと形状のものである前記要素に関するもので
ある。
【0016】本発明の第7の態様は、前記開放セルが1
インチ(2.54cm)当たり100ライン未満であ
り、少なくとも70パーセントの空隙体積を有する前記
要素に関するものである。
【0017】本発明の第8の態様は、前記クッション層
が、エラストマー結合剤と、少なくとも1個のモノマー
と、化学線放射に対し感応性を有する開始剤とを含んだ
光重合性材料から作成される前記要素に関するものであ
る。
【0018】本発明の第9の態様は、前記クッション層
が、共役ジオレフィン炭化水素の天然もしくは合成重合
体と、熱可塑性−エラストマリック・ブロック共重合体
との群から選択されたエラストマー材料である前記要素
に関するものである。
【0019】本発明の第10の態様は、前記重合体が、
ポリイソプレン、1,2−ポリブタジエン、1,4−ポ
リブタジエン、ブタジエン/アクリロニトリル、ブタジ
エン/スチレンと、スチレン−ブタジエン−スチレンお
よびスチレン−イソプレン−スチレンのブロック共重合
体の群から選択される前記要素に関するものである。
【0020】本発明の第11の態様は、a)印刷シリン
ダ上の第1の粘着層と、b)空隙の総体積が40パーセ
ントを超え、開放セルのレリーフ表面を持つエラストマ
ー材料でできた前記第1の粘着層上のクッション層と、
c)前記クッション層に前記印刷版を固定するための、
前記クッション層上にある第2の粘着層の順に印刷シリ
ンダに取り付けられた印刷版の衝撃を緩和する要素に関
するものである。
【0021】本発明の第12の態様は、前記第1の粘着
層と前記印刷シリンダとの間に配置された円筒形スリー
ブをさらに含む前記要素に関するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】クッション要素は、フレキソ印刷
版と、印刷シリンダやスリーブなどの版支持体との間の
衝撃緩和層または減衰層として利用される。クッション
要素は、そのシリンダもしくはスリーブの一部でも、ま
たそれから完全に分離したものでもよい。クッション要
素は、開放セルのレリーフ表面を持ったエラストマー材
料を含む。フレキソ印刷版と共に用いる場合、クッショ
ン要素は印刷中、版、版シリンダ、ギア、基板、および
圧胴の厚さや表面高さの変動を補償するのに十分な圧縮
性を有する。加えてこのクッション要素は、印刷時に時
間が経過しても全くまたは最小限にしか疲労せず、圧縮
状態からもとの寸法に素早くかつ繰り返し戻るのに十分
な弾性を有する。
【0023】クッション要素は、エラストマー材料で形
成したクッション層を含む。エラストマー材料は、室温
で低応力下で変形可能であり、応力を除去すると元の寸
法に戻る。どのエラストマー材料も、そこに開放セルの
レリーフを形成できるものなら、クッション要素として
の使用に適している。エラストマー材料には、加硫天然
ゴム、加硫合成ゴム、ならびに変性高重合体が含まれ
る。エラストマー材料として適切なものには、ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ならびに
スチレン−ブタジエン共重合体、ニトリルゴム(例えば
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体)、エチレン−
プロピレン共重合体、ブチルゴム(例えばイソブチレン
−イソプレン共重合体)などのオレフィン共重合体が含
まれるが、これらに限定されるものではない。熱可塑性
のエラストマーもクッション層に適しており、ポリスチ
レン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SBS)、ポリ
スチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン(SIS)、
ポリスチレン−ポリ(エチレンブチレン)−ポリスチレ
ン(SEBS)などのスチレン−ジエン−スチレン三ブ
ロック共重合体、ならびに熱可塑性のポリエステル・エ
ラストマーおよびポリウレタン・エラストマー、熱可塑
性ポリオレフィンゴム(ポリオレフィン配合)が含まれ
るが、これらに限定されるものではない。適切なエラス
トマーには、クロロスルホン化ポリエチレン、ポリスル
フィド、ポリアルキレンオキシド、ポリフォスファゼ
ン、アクリレートおよびメタクリレートのエラストマー
性重合体および共重合体、酢酸ビニルおよび一部分水素
化誘導体のエラストマー性共重合体も含まれる。
【0024】クッション要素は、所期の目的で機能する
ならば、複数のエラストマー層を含むことができる。ク
ッション要素は、エラストマー層の支持体も含むことが
できる。この支持体は、寸法の安定している金属または
重合体のフィルム材料で作ることができる。一般に支持
体は、エラストマー層を確実に支持体に付着させるため
の、粘着性を増進させる表面または接着剤層を有する。
支持体の外表面上にある接着剤層を、粘着性材料もしく
はプライマの下塗り材の層、または米国特許第2760
863号に開示されるような、支持体とエラストマー層
との間に強い接着力を付与する固定層とすることができ
る。加えて支持体には、火炎処理もしくは電子処理が施
され、これによって、支持体とエラストマー層との間の
粘着性が増進される。
【0025】クッション層として用いられる、エラスト
マー材料の層は、ショアA硬さが65まで、少なくとも
約40であることが好ましい。クッション層は、印刷時
の加圧下で、開放セルのレリーフが転置するのに適する
ような厚さであればよい。クッション層の厚さを選択す
るのに影響を与える他の要因は、望ましいクッション効
果および弾性と、例えばピッチ高さなどの印刷条件であ
る。一般にクッション層は、その厚さが285ミル
(0.04〜0.72cm)までが適切であり、好まし
いのは45〜107ミル(0.11〜0.27cm)の
厚さである。クッション層は、0.5〜10ミル(0.
0013〜0.0254cm)の刷りに適応できるもの
とする。
【0026】クッション層の片側は、複数の開放セルを
有するレリーフ表面を含む。複数の開放セルは、任意の
パターンまたは均一なパターンとすることができ、好ま
しいのは均一なパターンの開放セルである。複数の開放
セルがこの層を覆い、もしくは実質上覆うことが好まし
く、これによって印刷中、印刷版に適切なクッション支
持体が備えられる。クッション層の全表面よりも少ない
領域で開放セルを持つことができるが、この開放セル
は、少なくとも印刷版の印刷領域に対応する領域内にな
ければならない。クッション層内の開放セルによって、
延長した期間に対し圧縮性の損失が全くないかもしくは
最小限の圧縮性の損失のみを伴う状態で、要素には印刷
中圧縮する能力が付与される。クッション層を形成する
エラストマー材料によって、延長した期間全く永久的変
形がないかもしくは最小限の永久的変形を伴う状態で、
印刷中、圧縮状態からそのもとの寸法に戻り続けるよう
な弾性が要素に付与される。
【0027】複数の開放セルの各開放セルは、そこから
エラストマー材料のいくつかの部分を除去して、層の表
面からレリーフを形成するエラストマー材料の体積と考
えられる。除去された材料から創出した空隙をクッショ
ン層の表面から観察でき、即ち完全に層の内部にある空
隙は存在しないため、それぞれの気泡は開放している。
開放セルは、レリーフ深さまで除去された材料の領域と
いう表現で説明することができ、または最も好ましいの
は、開放セルが空隙の体積パーセントという表現で説明
されることである。空隙の体積パーセントとは、除去さ
れたエラストマー材料の、気泡当たりの百分率である
(即ち、クッション層の単位体積当たり)。クッション
層の開放セルは、空隙の総体積が40パーセントを超
え、好ましいのは少なくとも80パーセントであり、最
も好ましいのは90〜98パーセントの空隙体積であ
る。このため、開放セルが40パーセントを超える空隙
体積を有する場合、エラストマー材料の60パーセント
未満が開放セルとして存在する。空隙の体積パーセント
が40パーセントよりも大きい体積に増加し、特に空隙
体積が80パーセントよりも大きくなると、クッション
層内の開放セルは層の面から突き出た鉛筆状の部材また
はフィンガとして現れる。クッション層の所定領域内に
ある開放セルは空隙の総体積が40パーセントを超え、
この層が十分に印刷版の衝撃を緩和することから、これ
ら開放セルの数に制限はない。層内の開放セルが少数で
あると、フレキソ印刷版の衝撃を緩和するのに十分でな
いことがある。クッション層に多数の開放セルが存在す
るのが好ましいため、このクッション層の開放セルは、
釘の基部(bed of nail )に似て、層の面から突き出た
複数の鉛筆状の部材またはフィンガとして現れる。
【0028】開放セルは、3〜50ミル(0.0076
〜0.127cm)のレリーフ深さを有し、好ましくは
3〜30ミル(0.0076〜0.076cm)、最も
好ましいのは20ミル(0.050cm)である。
【0029】複数の開放セルは、所望のパターンを形成
するのに矛盾のない方法でクッション層内に形成され
る、レリーフ・パターンを含む。例えば、感光性のエラ
ストマー材料を用いた写真製版によって形成でき、また
例えばナイフでその材料を切断し、もしくはCushner 他
のWO93/23252およびWO93/23253と
McCaughcy, Jr の米国特許第5259311号に開示さ
れるようにレーザで彫り込むなど機械的に形成でき、鋳
造やさらにエンボシングによっても形成することができ
る。クッション層は、感光性のエラストマー要素で作成
するのが好ましく、例えばChenの米国特許第43692
46号および米国特許第4323636号やGruetzmach
er他の米国特許第4427759号に開示されるよう
に、特に、レリーフ・パターンがマスク・フィルムと共
に層内に形成される、光重合性の印刷要素が好ましい。
レリーフ・パターンは、レーザ放射を用いたデジタル方
式で得られるマスク像と共に、光重合性の要素に形成す
ることもできる。赤外線感応層をそこに有する光重合性
要素は、Fan の米国特許第5262275号およびVanZ
oerenの米国特許第5056086号に開示されるよう
に、赤外線感応放射によって像が形成されるように(im
agewise )除去され、要素上のもとの位置にマスクを形
成する。
【0030】好ましい実施例では、クッション層は光重
合性材料の層を含む光重合性の印刷要素から形成され
る。光重合性材料はよく知られており、光重合性や光架
橋性、またはその双方を有する組織を包含する。光重合
性層は、エラストマー結合剤、少なくとも1個のモノマ
ー、および開始剤を含み、この開始剤は、化学線放射に
対し感応性を有する光開始剤であることが好ましい。ほ
とんどの場合、開始剤は可視光線もしくは紫外線に感応
する。フレキソ印刷版の形成に適するどの光重合性組成
物も、本発明に使用することができる。適切な組成物の
例は、例えばChen他の米国特許第4323637号やGr
uetzmacher他の米国特許第4427749号、あるいは
Feinberg他の米国特許第4894315号に開示されて
いる。
【0031】エラストマー結合剤は、水性溶媒、半水性
溶媒、または有機溶媒に対し、可溶性、膨潤性、または
分散性を有する単独のポリマーもしくはポリマーの混合
物とされる。水性または半水性の現像剤に対し可溶性ま
たは分散性を有する結合剤は、Alles の米国特許第34
58311号、Pohlの米国特許第4442302号、Pi
neの米国特許第4361640号、Inoue 他の米国特許
第3794494号、Proskow の米国特許第41770
74号、Proskow の米国特許第4431723号、およ
びWorns の米国特許第4517279号に開示されてい
る。有機溶媒に対し可溶性、膨潤性、または分散性を有
する結合剤は、共役ジオレフィン系炭化水素の天然もし
くは合成ポリマーを含み、例えばポリイソプレン、1,
2−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、ブタジ
エン/アクリロニトリル、ブタジエン/スチレン熱可塑
性−エラストマリック・ブロック共重合体、および他の
共重合体が含まれる。Chenの米国特許第4323636
号、Heinz 他の米国特許第4430417号、およびTo
da他の米国特許第4045231号で論じられているブ
ロック共重合体を用いることができる。結合剤は、光重
合性層の少なくとも65重量%存在することが好まし
い。ここで用いられる結合剤という用語は、Fryd他の米
国特許第4956252号に開示されているような、コ
ア・シェル・マイクロゲルと、マイクロゲルおよび前も
って形成された高分子ポリマーの混合物とを含む。
【0032】光重合性層は、結合剤が透明である範囲内
で互いに相溶性のある単独のモノマーまたはモノマーの
混合物を含有することができ、濁りのない感光性の層が
形成される。光重合性層内で使用できるモノマーは技術
的によく知られており、付加重合による、比較的低分子
量のエチレン不飽和化合物(一般に約30,000未
満)、好ましくは分子量が約5000未満のものを含む
が、これに限定されるものではない。モノマーの例は、
Chenの米国特許第4323636号、Fryd他の米国特許
第4753865号、Fryd他の米国特許第472687
7号、およびFeinberg他の米国特許第4894315号
にみることができる。モノマーは、光重合性層の少なく
とも5重量%存在することが好ましい。
【0033】光開始剤は、単独もしくは複数のモノマー
の重合を過剰な停止反応なしに開始させる遊離基を発生
させつつ化学線放射に感応する、単独の化合物または化
合物の組合せのいずれかとすることができる。光開始剤
は、一般に化学線、例えば可視光線または紫外線に感応
し、好ましいのは紫外線である。光開始剤は、熱に対し
不活性とするのが好ましく、185℃以下である。適切
な光開始剤の例として、置換された、もしくは置換され
ない多環状キノンを含む。適切な組織の例は、Gruetzma
cherの米国特許第4460675号およびFeinberg他の
米国特許第4894315号に開示されている。光開始
剤は、一般に光重合性組成物に対し、0.001重量%
〜10.0重量%存在する。
【0034】光重合性層は、所望の最終特性に応じて他
の添加剤を含有する。このような添加剤には、増感剤、
可塑剤、レオロジー変性剤、熱重合抑制剤、粘着付与
剤、着色剤、酸化防止剤、オゾン割れ防止剤、または充
填剤が含まれる。
【0035】クッション要素は、少なくとも1個の重合
体フィルムの支持体を含むことができる。支持体は、寸
法が安定して、処理される間安定な状態であるように非
反応性を有する重合体材料のいずれかによって作成され
る。支持体は、化学線に対し透明もしくはほぼ透明であ
ることが好ましい。化学線には可視光線または紫外線が
含まれる。適切な重合体材料の例には、付加重合体や線
状縮合重合体などによって形成された重合体フィルムが
含まれる。線状ポリエステルが好ましく、特にポリエチ
レンテレフタレート(PET)が好ましい。支持体は、
0.010〜約2インチ(0.025〜5.08cm)
の厚さを有し、10〜100ミル(0.025〜0.2
5cm)が好ましい。一般に、好ましい厚さは所望の最
終用途に依存する。
【0036】開放セルのレリーフ・パターンは、マスク
を通して化学線放射に曝し、化学線放射に曝されていな
い領域を洗い流すことによって、光重合性要素のエラス
トマー層に形成される。使用される放射線の種類は、光
重合性層の光開始剤の種類によって変化する。この露光
段階では、従来のどの化学線源も使用することができ
る。例えば可視光線やUV線などの化学線源を使用する
ことができる。最も適切なUV線源は水銀蒸気灯であ
り、特に太陽灯である。標準的な放射線源は、放射の中
央波長がおよそ354nmである、Sylvania 350Blackl
ight蛍光灯(FR48T12/350VL/VHO/1
80,115w)である。化学線放射に対する露光時間
は、放射線の強度およびスペクトルのエネルギー分布
と、その光重合性層からの距離と、光重合性層の性質お
よび量に依存して数秒〜数分の間で変化する。
【0037】レリーフ・パターンを形成するプロセス
は、支持体を通し化学線放射によってブランケット(ま
たは光重合性層のレリーフのない側面)を露光する、裏
面露光またはバックフラッシュ段階を含むこともでき
る。このようなブランケット露光は、重合体材料の薄い
層もしくはこの層の支持体側に平面を創出し、光重合性
層に感光性を付与するために用いられる。平面は、一般
にレリーフの深さを確立する。バックフラッシュ露光
は、他の像形成段階の前、間中、または後に行うことが
できる。従来の放射線源をバックフラッシュ露光段階で
使用することができ、数秒から約1分までの範囲で変化
する。
【0038】複数の開放セルを形成するために使用する
マスクは、ハーフトーン・スクリーン、即ち、等サイズ
のドットと等密度のドット構造を有するフィルムであっ
てもよい。スクリーンは、ドットサイズおよびそのドッ
トのスクリーン線数、即ち1インチ(2.54cm)当
たりのドット・ラインの数(ライン密度)によって記述
される。従来よりスクリーンは、特定密度(particular
density)のドットの、繰り返し可能な総合パターンを
有していることから、スクリーンを使用することによっ
て複数の開放セルの生成が簡単になる。ドットは、正方
形、楕円形、および好ましい円形のいずれかの形状であ
ればよい。スクリーン線数は、ドットの大きさが2〜3
から60パーセント・ドットの範囲で1インチ(2.5
4cm)当たり(lpi)350本(ドットの)までが
可能であり、これによって光重合性層に、所望の開放セ
ルのレリーフ・パターンを創出する。スクリーンは、針
路線密度が100lpi未満程度であり、30パーセン
ト未満程度のドットであることが好ましい。最も好まし
いのは、スクリーンが40lpiおよび2%ドットの線
密度を有するものである。また、異なる大きさのドット
の組合せやドット以外のパターンを有するスクリーンの
使用も可能である。空隙体積はドットの大きさと相反関
係にあるもので、即ち、例えばドットが20パーセント
であると、開放セル中の空隙体積は80パーセントを呈
する。線密度は、空隙の総体積の原因になる所定領域内
での開放セル数に影響を与える。線密度が高いほど開放
セルの数が増大し、合計で、指定された空隙の総体積が
生成される。
【0039】露光後、クッション要素を適切な現像剤で
洗浄することによってパターンを現像する。現像は通
常、ほぼ室温で実行される。現像剤は、有機溶媒、水性
もしくは半水性溶液、および水とすることができる。現
像剤の選択は、主に、除去される光重合性材料の化学的
性質に依存する。適切な有機溶媒の現像剤には、芳香族
もしくは脂肪族炭化水素、脂肪族もしくは芳香族含ハロ
ゲン炭化水素溶媒、またはこれら溶媒と適切なアルコー
ルとの混合物が含まれる。適切な半水性の現像剤は、通
常、水と、水混和性の有機溶媒と、アルカリ性材料とを
含有する。適切な水性現像剤は、通常、水とアルカリ性
材料を含有する。現像時間は変化するが、約2〜25分
の範囲内であることが好ましい。現像剤は、浸漬、噴
霧、ブラシやローラでの塗布など、いずれか便利な方法
で付着させることができる。ブラッシングの助剤は、層
の重合していない部分を除去するために使用される。し
かしながら、現像剤および機械的なブラッシング動作を
利用する自動処理装置でしばしば洗浄が実行され、これ
によって、層の露光されていない部分が除去される。
【0040】現像後、一般にレリーフ・パターンを含む
クッション要素は、インクを吸い取るか拭き取って乾か
し、その後、適切な時間と温度で強制空気炉もしくは赤
外炉内で乾燥させる。この要素を均一にポスト露光する
こともでき、これによって、光重合または光架橋プロセ
スが完結し、印刷の間や保管の間も安定した要素となる
のを確実にする。ポスト露光段階では、主露光と同様の
放射線源を利用する。粘着性の除去は、要素の表面がま
だねばねばする場合に利用できる、任意のポスト現像処
理である。粘着性の除去は、波長300nm未満の放射
線源に露光させることによって達成するのが好ましい。
【0041】代わりに、エラストマー層がレーザ放射に
よって彫り込まれ、開放セルのレリーフ・パターンが形
成される。レーザでエラストマー層を彫る適切な方法
が、Cushner 他のWO93/23252およびWO93
/23253と、McCaughey, Jr の米国特許第5259
311号に開示されており、これらを本明細書中に参考
として援用する。これらの例では、エラストマー層を補
強してからレーザで彫らせる。エラストマー層の補強
は、熱化学的、光化学的、もしくは機械的な手段、また
はこれらの組合せによって達成される。このためエラス
トマー材料は、レーザで彫ることを目的として、この層
を補強するのに適した成分、即ち補強剤も含む。熱化学
的補強は、熱に曝された場合に硬化反応に耐える材料
を、エラストマーに混ぜることによって達成される。光
化学的補強は、光硬化性材料を、エラストマー層に混
ぜ、上述のようにこの層を化学線放射に曝すことによっ
て達成される。機械的補強は、補強剤と呼ばれる材料
を、エラストマー材料に混ぜることによって達成され
る。補強剤の例には、カーボンブラックやシリカ、Ti
2 、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウムなどの分散粒
子、グラファイト、マイカ、アルミニウム、およびアル
ミナが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0042】レーザでの彫り込みには、レーザー放射の
吸収、局部的な加熱、および3次元での材料の除去が必
然的に伴う。スクリーン・マスクによって創出された開
放セルと同様もしくは類似の表面パターンは、エラスト
マー材料を、レーザ放射を用いて彫ることにより形成さ
れる。当業者に知られるように、どの形態のマスク像も
デジタル情報に変換して電子的にコンピュータに格納で
き、その後レーザで彫り込む。デジタル情報は、彫り込
みプロセスの間、レーザを調節するのに使用される。レ
ーザは、エラストマー材料に衝突して焦点もしくはその
近傍で彫り込みがなされるようにする。レーザでの彫り
込みの際に考慮すべき要因は、要素の深さ内でのエネル
ギーの析出、熱の散逸、融解、蒸発、酸化など熱的に誘
導された化学反応、彫り込まれた要素の表面を空気で運
ばれる材料、および彫り込まれた要素からの材料の機械
的な噴出、即ちぼたの除去を含むが、これらに限定され
るものではない。
【0043】エラストマー材料の彫り込みは熱的に引き
起こされる加工であり、そこでは焦点を合わせたレーザ
放射線のエネルギーが材料によって吸収される。レーザ
出力は、彫り込みが施される材料によって、強力に吸収
される波長でなければならない。エラストマー材料は、
それ自体がレーザ放射を吸収する傾向のものでもよく、
またはエラストマー材料は、その材料の吸収性を高める
少なくとも1種のレーザ放射吸収成分を含んでもよい。
レーザ放射吸収成分は、特に、赤外発光固体レーザの使
用に適した赤外線吸収染料および顔料を含む。カーボン
ブラックは、レーザ放射吸収成分、ならびにエラストマ
ー層を機械的に補強する補強剤の、双方の機能を果たす
ことの可能な好ましい顔料である。一般に、エラストマ
ー自体は10個(10)のマイクロメータの周りの放射
線を吸収でき、従って、炭酸ガスレーザなどこの波長で
機能するレーザによって彫り込むために、付加的なレー
ザ放射吸収成分を必要としない。対照的に、一般にエラ
ストマーは、1個(1)のマイクロメータの周りの放射
を吸収する力がなく、このため、通常は彫り込みを行う
ために、Nd:YAGレーザなどの赤外発光固体レーザ
によって発生した光エネルギーを吸収するための、レー
ザ放射吸収成分を必要とする。約350nm未満の波長
または約2ミクロンを超える波長を有するレーザも、エ
ラストマーを彫り込むのに適している。エラストマー層
を彫り込むレーザに適したエネルギー密度(流束量)の
範囲は、50〜200Joules/cm2 である。好
ましいレーザ書込みエンジン(laser write engine)
は、波長10.6ミクロンで機能する炭酸ガスレーザで
あり、ぼたを採取する外部ドラムを含んで光重合性のエ
ラストマー層が彫り込まれる。
【0044】特に天然もしくは合成のゴムなど、エラス
トマー材料のいく種類かは、開放セルをレーザで彫り込
むために補強する必要がない。
【0045】クッション要素は、印刷版と印刷シリンダ
の間に配置される。クッション層を印刷シリンダ上に取
り付ける場合、この層をレリーフ側下方(印刷シリンダ
方向)またはレリーフ側上方(印刷版方向)に配置する
ことができ、あるいは、1個または複数のクッション層
の上面と底面の双方がレリーフ表面を含有する場合、レ
リーフ側下方とレリーフ側上方の双方にに配置すること
ができる。また、従来技術のように取り外し可能なスリ
ーブは、印刷シリンダ上に取り付けることができ、クッ
ション層はスリーブに取り付けられる。クッション層
は、接着剤を用いて印刷シリンダ(またはスリーブ)に
取り付けられる。接着剤は、接着層または通常テープで
よく、通常スティッキーバックと呼ばれている、両面に
接着剤が付いたビニル・シートである。印刷版は、クッ
ション層との間のスティッキーバック・テープの第2層
によって、このクッション層に取り付けられる。クッシ
ョン層は、平面シートやシリンダを含む印刷版の、衝撃
を緩和するのに適したどの形態でもよい。本発明のクッ
ション要素と共に使用される印刷版は、好ましくはフレ
キソ印刷版である。
【0046】
【実施例】実施例1および比較例 実施例1A 以下の実施例では、エラストマー結合剤を含有した光重
合性材料からクッション層を作成することと、印刷時に
おけるクッション層内の空隙体積の影響を説明する。
【0047】マスクを、従来技術通りBarco Megasetter
像定着剤を使用して、ハロゲン化銀フィルム タイプP
FRM−7(デュポン社、Wilmington、DEから発売)
から作成し、DRD現像剤(デュポン社から発売)で処
理した。このフィルムからのマスクは多数の領域セグメ
ントを有し、そこでは各セグメントが、特定のスクリー
ン線密度(1インチ(2.54cm)当たりの線数)お
よび特定の連続階調のパーセント・ドット・サイズを有
していた。マスクは、6セグメント領域の像を有し、
(1)1インチ(2.54cm)当たり350本(lp
i)および50%ドット、(2)350lpiおよび2
0%ドット、(3)200lpiおよび50%ドット、
(4)100lpiおよび80%ドット、(5)100
lpiおよび50%ドット、(6)100lpiおよび
20%ドットであった。全ての像は、印刷シリンダの長
手方向の軸に比例する、52段階スクリーン・アングル
であった。
【0048】クッション層を、Cyrel (登録商標)67
HCSフレキソ印刷要素(デュポン社から発売)から作
成した。この要素のカバーシートを除去し、マスクを要
素上に配置した。要素は、デュポン社製2001露光装
置によるUV光露光装置内で、マスクを通して365n
mの化学線放射に曝され、OPTISOL (登録商標)溶媒洗
浄溶液を用いて列形光重合体処理装置内で処理し、これ
によって、要素の露光されていない領域が洗い流される
と共に、クッション層にレリーフパターンが形成され
た。クッション層を、強制空気炉内で2時間、華氏14
0度(60℃)で乾燥した。重合を確実に完結させてク
ッション層の粘着度を無くすため、ピーク放射線が36
5nmおよび230nmのUV光で10分間露光するこ
とによって、クッション層を後処理した。クッション層
は、ショアA硬さが50であった。クッション層は、マ
スク・セグメントに対応する6レリーフ領域を有し、例
えばこれらマスク・セグメントに対応するレリーフ領域
は、(1)50%空隙体積を有し、(2)80%空隙体
積を有し、(3)50%空隙体積を有し、(4)20%
空隙体積を有し、(5)50%空隙体積を有し、および
(6)80%空隙体積を有するものであった。
【0049】印刷版をCyrel (登録商標)フレキソ印刷
要素 タイプEXL67から作成した。ここでレリーフ
像は、マスクを通して像が形成されるように露光し、洗
浄し、上述のクッション層で説明したように後処理する
といった従来の方法によって形成した。この点に関し、
マスクは6個のセグメントを有して作成されたが、各セ
グメントは、版上のレリーフ像のパターンが6回繰り返
されるように、同様のものであった。各セグメントは、
1インチ(2.54cm)当たり65本、85本、12
0本、150本の線スクリーンのグレー・スケール、2
ポイントから10ポイントにわたる細いタイプから太い
タイプ、広いソリッド領域、印刷方向に基づいてウェブ
方向およびウェブに交差する方向に合わせて設けられた
バーコード、ハーフ・トーンの単色画像を含んだ。
【0050】所望のピッチ高さを達成するため、クッシ
ョン層を印刷シリンダ、または印刷シリンダに取り付け
られたCyrel (登録商標)スリーブに粘着テープで取り
付けた。ピッチ高さは、印刷シリンダを回転させるギア
の直径である。全ての要素、即ち(複数の)粘着層、ス
リーブ、クッション層、印刷版の直径の合計は、印刷シ
リンダに取り付けられた場合、最適な印刷の質でのピッ
チ高さに等しいものとする。粘着テープは、厚さ0.0
05インチ(0.013cm)のビニールで、両面が粘
着性を有するスティッキーバック・テープの層である。
クッション層は、レリーフ表面を有する側面を上に向け
(印刷シリンダから離して)、シリンダ上へと方向付け
た。フレキソ印刷版を、この版とクッション層の間の層
としての両面スティッキー・バック・テープにより、ク
ッション層の上面に取り付け、このため版のレリーフ像
は、印刷用に外側に向けられた。印刷版のレリーフ像の
各パターンは、クッション層のレリーフ領域セグメント
の1つに固定された。印刷版の各レリーフ像は同様の情
報を印刷するが、下にあるクッション層のセグメントの
ため、異なった状態で衝撃が緩和された。
【0051】クッション層が設けられた印刷シリンダと
印刷版を、中央インプレッションとチャンバを有するド
クター・ブレードとを備える幅60インチ(152.4
cm)のフレキソ印刷機(W&H製、ドイツ)に取り付
けた。セラミック表面を有し、750線スクリーン(li
ne screen )、体積14億5千万立法ミクロン(bc
m)、セル深さ5ミクロンのアニロックス(転写)・ロ
ール(Praxair 、シャーロット、ノースカロライナ州よ
り)を使用した。インクは、Progressive Ink (Lionvi
lle 、PA)から得られるアルコールに溶けやすいポリ
イミド樹脂加工インクであり、#2 Zahn カップでの
粘性が30秒となるよう調製された。インプレッション
設定をキス状態、即ちこれは印刷業者が説明するのに用
いる専門用語であるが、インクがいくらか飛ぶ程度に版
がようやく基板に接触する状態にし、その後、インプレ
ッション設定を0.002インチ(0.005cm)〜
0.006インチ(0.015cm)増加させた。印刷
された基板は、厚さ0.001インチ(0.0025c
m)の不透明なポリエチレン・フィルムとした。基板
に、1分当たり600フィート(182.88m)(f
pm)および100fpmの印刷速度で印刷した。印刷
の質を評価した。
【0052】比較として、フレキソ印刷要素を全て化学
線放射に曝し(マスクを通して像が形成されるようには
露光しない)、固体、即ちレリーフのないエラストマー
材料の層を形成した以外は、クッション層をCyrel (登
録商標)67HCSフレキソ印刷要素で作成した。要素
を処理してリリース層を除去し、乾燥させ、後処理、即
ち上述のようにポスト露光および光処理を行った。比較
用の固体クッション層を、上述の両面スティッキー・バ
ック・テープを用い、印刷版の付いた印刷シリンダに取
り付けた。印刷を、上述と同様の条件で実行した。
【0053】対照として、フレキソ印刷版を上述のよう
にして作成した。対照印刷版を、両面に接着剤が付いた
圧縮フォーム・テープ(タイプ 1120フォーム・テ
ープ、厚さ0.020インチ(0.05cm)、3M社
製)を使用し、このテープがスリーブと印刷版との間に
あるように、厚さ0.040インチ(0.102cm)
のCyrel (登録商標)スリーブに取り付けた。フォーム
・テープは、フレキソ印刷版を印刷シリンダに取り付け
るため従来通り使用された。印刷シリンダと印刷版の間
には、エラストマー材料からなるクッション層を用いな
かった。印刷を、上述と同様の条件で実行した。
【0054】結果は次の通りであった。
【0055】印刷速度600fpmの場合
【0056】
【表1】 マスク(スクリーン クッション層 lpi-ドット・サイズ%) (%空隙体積) 印刷の質 クッション・セグメント1 350-50 50 C クッション・セグメント2 350-20 80 C クッション・セグメント3 200-50 50 C クッション・セグメント5 100-50 50 B クッション・セグメント6 100-20 80 B クッション・セグメント4 100-80 20 D (比較) 比較 - 0 D (固体クッション層) 対照 - - A (圧縮フォーム・テープ)印刷の質を「A」から「D」
のスケールで評価した。ここで、「D」は劣る、即ち固
体および細い線像上に長円形、不明瞭なドット、および
不明瞭なハローができ、「C」は少し良い、「B」は良
い、そして「A」は大変良い、即ち固体および細い線像
上に鮮明なドットおよび清浄なエッジができると共に、
固体領域へのインクの塗りが滑らかであることを示す。
【0057】印刷速度が100fpmの場合、印刷の質
は、600fpmの場合と同様であった。各試験が最適
なインプレッション設定を必要とするためインプレッシ
ョン設定を変更すると、通常の印刷上のばらつきが目立
った。印刷の質が劣る結果の場合、印刷の質を改善する
ためのインプレッション設定は行われなかった。
【0058】比較用の印刷構造、即ち印刷版の下に存在
するクッション層として固体エラストマーを用いた印刷
では、固体および細い線像の周りに長円形、不明瞭なド
ット、および不明瞭なハローが生じることから質が劣っ
ていた。
【0059】対照用の印刷構造、即ち印刷版とシリンダ
の間にフォーム・テープを使用した印刷では、予想通
り、鮮明なドットと清浄なエッジが固体および細い線像
上に形成された。しかし、この対照用の印刷の質は、最
適化された場合、固体印刷領域上でのインクの塗りに滑
らかさが欠けていた。
【0060】開放セルの空隙体積を有するクッション層
を用いた印刷では、その質がクッション層の空隙体積に
応じ、少し良いから大変良いにまで変化した。印刷の質
は、クッション層の開放セルの空隙体積レリーフ、即ち
レリーフを形成するためのマスクに用いられる線スクリ
ーンとドットの大きさに直接関係した。即ち、ドット・
サイズが大きくて1インチ(2.54cm)当たりの線
スクリーンが多いと、その印刷結果はぎりぎりのレベ
ル、例えば不明瞭な部分やハローが印刷され、ドット・
サイズが小さくて1インチ(2.54cm)当たりの線
スクリーンが少ないと、非常に良い結果が得られ、これ
らは全て固体クッションの比較例に改良を加えたもので
ある。
【0061】100lpiスクリーンおよび20%ドッ
ト、即ち80%の空隙体積から形成されたクッション層
を用いた印刷では、対照にほぼ匹敵する印刷結果が得ら
れた。印刷の質は、空隙体積およびセグメント密度によ
って変化した。80%の空隙体積(および100lp
i)を持つクッション・セグメント6は、対照の印刷の
質とほぼ同様の質を有していた。
【0062】実施例1B クッション層に使用されるマスクを、52段階のスクリ
ーン・アングルの代わりに7段階のスクリーン・アング
ル(印刷シリンダの長手方向の軸に比例する)で形成し
た以外は、実施例1Aを繰り返した。このマスクで作成
したクッション層による印刷では、評価できる差異は何
も観察されなかった。
【0063】実施例2 本実施例ではさらに、印刷の際の、クッション層が有す
る開放セルの、空隙体積の影響を説明する。
【0064】クッション層に用いられるマスクが異なる
以外は、実施例1Aを繰り返した。マスクは18セグメ
ントの像を有し、線スクリーンの線密度が31lpi、
43lpi、62lpi、81lpi、99lpi、お
よび115lpiであり、各線密度に対する連続階調の
ドット・サイズが20%、10%、および5%であっ
た。これは、クッション層の空隙体積、80%、90
%、および95%にそれぞれ対応したものであった。
【0065】
【表2】 マスク クッション層 セグメント (スクリーンlpi− (%空隙体積) 印刷の質 ドット・サイズ%) 1 31-20 80 A 2 31-10 90 A 3 31-5 95 A 4 43-20 80 A 5 43-10 90 A 6 43-5 95 A 7 62-20 80 A 8 62-10 90 A 9 62-5 95 A 10 81-20 80 A 11 81-10 90 A 12 81-5 95 A 13 99-20 80 A 14 99-10 90 A 15 99-5 95 A 16 115-20 80 A 17 115-10 90 A 18 115-5 95 A フレキソ印刷工程において、異なる色に異なる線角度と
線スクリーンを用いた場合、モアレが問題となるかどう
かを決定するため、他の印刷像(グレー・スケール)を
版として使用した。角度37.5°マゼンタ、67.5
°黒、97.5°シアン、および82.5°黄における
スクリーン65、85、120、150lpiを試験
し、パターンの衝撃緩和によってモアレ・パターンが生
じないことが確実となった。
【0066】実施例3 本実施例では、クッション層の厚さ、硬さ、およびレリ
ーフ高さが最終的な印刷の質に与える効果を説明する。
【0067】実施例3A クッション層をCyrel (登録商標)CL30フレキソ印
刷要素(厚さ0.030インチ(0.076cm))で
作成し、マスクを20%の連続階調ドットで全て(即ち
1セグメント像のみ)90lpiとし、その空隙体積を
クッション層の80%とした以外は実施例1Aを繰り返
した。また、像および裏面露光を当業技術で知られるよ
うに変化させ、開放セルのレリーフ深さを23ミルとし
た。クッション層は、適度なショアA硬さが65であっ
た。
【0068】実施例3B クッション層を厚さ0.045インチ(0.114c
m)のCyrel (登録商標)PLS45フレキソ印刷要素
で作成した以外は、実施例3Aを繰り返した。同様に、
クッション層の一部が30ミルのレリーフ深さを有し、
クッション層の他の部分が15ミルのレリーフ深さを有
するよう、像および裏面露光を変化させた。マスクを2
0%の連続階調ドットで全て(1セグメントのみ)90
lpiとして、その空隙体積をクッション層の80%と
した。クッション層は、使用時のショアA硬さが48で
あった。
【0069】実施例3C 3つのクッション層を全て同じ厚さの0.067インチ
(0.17cm)に作成するが、使用時にはそれぞれの
硬さが異なること以外は実施例3Bを繰り返した。クッ
ション層はそれぞれ、Cyrel (登録商標)フレキソ印刷
要素(1)ショアA硬さが64を有するタイプ HOS
67と、(2)ショアA硬さが50を有するタイプ H
CS67と、(3)ショアA硬さが38を有するタイプ
TDR67で作成された。各クッション層は、像およ
び裏面露光を変化させることによって、一部が30ミル
のレリーフ深さを有し、他の部分が15ミルのレリーフ
深さを有していた。マスクを20%の連続階調ドットで
全て(1セグメントのみ)90lpiとして、クッショ
ン層の空隙体積を80%とした。
【0070】実施例3D 3つのクッション層を全て同じ厚さの0.107インチ
(0.27cm)に作成し、それぞれの硬さが異なるこ
と以外は実施例3Cを繰り返した。クッション層はそれ
ぞれ、Cyrel (登録商標)フレキソ印刷要素(1)ショ
アA硬さが64を有するタイプ HOS107と、
(2)ショアA硬さが50を有するタイプHCS107
と、(3)ショアA硬さが38を有するタイプ TDR
107で作成された。各クッション層は、レリーフ深さ
が30ミルおよび15ミルであり、20%の連続階調ド
ットで90lpiのマスク像を用いて露光した。
【0071】実施例3E クッション層を、ショアA硬さが50を有するCyrel
(登録商標)フレキソ印刷要素 タイプ HCS107
で作成すること以外は、実施例1を繰り返した。マスク
は6個のセグメントの像、即ち(1)90lpiスクリ
ーンおよび20%ドット、(2)90lpiスクリーン
および15%ドット、(3)90lpiスクリーンおよ
び5%ドット、(4)40lpiスクリーンおよび20
%ドット、(5)40lpiスクリーンおよび15%ド
ット、(6)40lpiスクリーンおよび5%ドットの
像を有していた。全て、レリーフ深さが25ミル(0.
025インチ(0.064cm))であった。
【0072】実施例3Aから3Eまでの全ては、実施例
1に示されるようにして印刷された。即ち、クッション
層のセグメントに対応する同一の像を有した6個のセグ
メントを、最適な印刷の質を得るために調整されたイン
プレッション設定、100および600fpmで印刷し
た。
【0073】結果は以下のようであった。
【0074】
【表3】 マスク (スクリーン クッション クッション lpi-ドット 層(%空隙 層の厚さ レリーフ深さ 実施例 ・サイズ%) 体積) (インチ) (ミル) 印刷の質 3A 90-20 80 0.030 23 C 3B 90-20 80 0.045 30 B 15 B 3C 90-20 80 0.067 (1 )30 B 15 B (2 )30 A 15 A (3 )30 A 15 A 3D 90-20 80 0.107 (1 )30 A 15 A (2 )30 A 15 A (3 )30 A 15 A 3E 90-20 80 0.107 25 A 90-15 85 A 90-5 95 A 40-20 80 A 40-15 95 A 40-5 95 A より小さなドットおよび針路線スクリーンによって、結
果が改善された。最良の結果は、95%の空隙体積を再
生する5%ドット、40lpiによって達成された。硬
さを変化させて(64、50、および38で試験を行っ
た)得られた印刷の質について、評価できる差異は何も
観察されなかった。しかしながら、より広いインプレッ
ション寛容度が得られることから、柔軟な硬さのクッシ
ョン層を取り扱う場合にいくつかの長所があるという感
触が、印刷作業者によって得られた。レリーフ深さを異
ならせても、その結果、印刷の質に重大な違いはみられ
なかった。一般に、厚さが0.045インチ(0.11
4cm)を超えるクッション層によって、印刷の質がよ
り薄いクッション層よりも良くなった。
【0075】
【発明の効果】本発明のクッション層の長所は多数あ
る。クッション層は、使用中の圧縮性および弾性に関し
てその寿命が延長し、長い印刷行程に使用できると共
に、他の印刷行程用クッション層として再使用すること
ができる。他の長所は、圧縮フォーム・テープが通常は
印刷版から離れるときに破壊するのとは異なり、クッシ
ョン層が、印刷版とは別々に扱えることである。他の長
所は、用いられる印刷の圧力が最適な印刷の質のため設
定されるように、クッション層が、厚さの変動または版
の表面、版シリンダ、基板、ギア、および圧胴を補正す
ることである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー アルバート ランダッツォ アメリカ合衆国 33076 フロリダ州 コ ーラル スプリングス ノース ウエスト 106ティーエイチ アヴェニュ 4790

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空隙の総体積が40パーセントを超える
    開放セルのレリーフ表面を有した、エラストマー材料の
    クッション層を含むことを特徴とする、印刷の間中、印
    刷シリンダに取り付けられたフレキソ印刷版の衝撃を緩
    和する要素。
  2. 【請求項2】 印刷側と反対にある裏面を有する印刷版
    とあいまって、前記クッション層のレリーフ表面が前記
    版の裏面と向き合っていることを特徴とする請求項1に
    記載の要素。
  3. 【請求項3】 印刷シリンダとあいまって、前記クッシ
    ョン層のレリーフ表面が前記印刷シリンダと向き合って
    いることを特徴とする請求項1に記載の要素。
  4. 【請求項4】 前記空隙の総体積が50パーセントより
    も大きいことを特徴とする請求項1に記載の要素。
  5. 【請求項5】 前記空隙の総体積が80パーセントより
    も大きいことを特徴とする請求項1に記載の要素。
  6. 【請求項6】 前記開放セルが均一な大きさと形状のも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の要素。
  7. 【請求項7】 前記開放セルが1インチ(2.54c
    m)当たり100ライン未満であり、少なくとも70パ
    ーセントの空隙体積を有することを特徴とする請求項1
    に記載の要素。
  8. 【請求項8】 前記クッション層が、エラストマー結合
    剤と、少なくとも1個のモノマーと、化学線放射に対し
    感応性を有する開始剤とを含んだ光重合性材料から作成
    されることを特徴とする請求項1に記載の要素。
  9. 【請求項9】 前記クッション層が、共役ジオレフィン
    炭化水素の天然もしくは合成重合体と、熱可塑性−エラ
    ストマリック・ブロック共重合体との群から選択された
    エラストマー材料であることを特徴とする請求項1に記
    載の要素。
  10. 【請求項10】 前記重合体が、ポリイソプレン、1,
    2−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、ブタジ
    エン/アクリロニトリル、ブタジエン/スチレンと、ス
    チレン−ブタジエン−スチレンおよびスチレン−イソプ
    レン−スチレンのブロック共重合体の群から選択される
    ことを特徴とする請求項9に記載の要素。
  11. 【請求項11】 a)印刷シリンダ上の第1の粘着層
    と、 b)空隙の総体積が40パーセントを超え、開放セルの
    レリーフ表面を持つエラストマー材料でできた前記第1
    の粘着層上のクッション層と、 c)前記クッション層に前記印刷版を固定するための、
    前記クッション層上にある第2の粘着層の順に印刷シリ
    ンダに取り付けられたことを特徴とする印刷版の衝撃を
    緩和する要素。
  12. 【請求項12】 前記第1の粘着層と前記印刷シリンダ
    との間に配置された円筒形スリーブをさらに含むことを
    特徴とする請求項11に記載の要素。
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