JP3468757B2 - フレキソ印刷用嵩上げ部材及び感光性刷版巻装方法 - Google Patents
フレキソ印刷用嵩上げ部材及び感光性刷版巻装方法Info
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- JP3468757B2 JP3468757B2 JP2001159730A JP2001159730A JP3468757B2 JP 3468757 B2 JP3468757 B2 JP 3468757B2 JP 2001159730 A JP2001159730 A JP 2001159730A JP 2001159730 A JP2001159730 A JP 2001159730A JP 3468757 B2 JP3468757 B2 JP 3468757B2
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- sheet
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- flexographic printing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N6/00—Mounting boards; Sleeves Make-ready devices, e.g. underlays, overlays; Attaching by chemical means, e.g. vulcanising
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキソ印刷用版
材に関するものであり、特に、感光性樹脂製の刷版(感
光性刷版)を輪転機の印刷シリンダに展着するときの下
地となるフレキソ印刷用嵩上げ部材に関するものであ
る。
材に関するものであり、特に、感光性樹脂製の刷版(感
光性刷版)を輪転機の印刷シリンダに展着するときの下
地となるフレキソ印刷用嵩上げ部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷されない部分が印刷され
る面より落ち込んでいる凸版印刷の分野に属するフレキ
ソ印刷(「フレキシブル印刷」ともいう)が行われてい
る。このフレキソ印刷においては、安価で簡略な製造工
程によって製造可能である利点があるため、感光性樹脂
製の刷版(以下感光性刷版という)が主に用いられてい
る。
る面より落ち込んでいる凸版印刷の分野に属するフレキ
ソ印刷(「フレキシブル印刷」ともいう)が行われてい
る。このフレキソ印刷においては、安価で簡略な製造工
程によって製造可能である利点があるため、感光性樹脂
製の刷版(以下感光性刷版という)が主に用いられてい
る。
【0003】また、上記フレキソ印刷においては、段ボ
ール材のように表面が粗いとともに波状の中芯を有して
いるため印刷時の印圧が不均一となってしまうような印
刷物に対しても良好な印刷性を得るために、上記感光性
刷版の厚みを7mm程度の厚さにしているのが一般的で
ある。つまり、厚さ約7mmの感光性刷版を使用してい
る。そのため、印刷機における印刷シリンダと加圧シリ
ンダの間隔も、該厚さ約7mmの感光性刷版に対応して
設定されているのが現状である。例えば、印刷シリンダ
と加圧シリンダの間隔は、7mmの幅に印刷物の厚みを
考慮した厚みを加算した値となっている。
ール材のように表面が粗いとともに波状の中芯を有して
いるため印刷時の印圧が不均一となってしまうような印
刷物に対しても良好な印刷性を得るために、上記感光性
刷版の厚みを7mm程度の厚さにしているのが一般的で
ある。つまり、厚さ約7mmの感光性刷版を使用してい
る。そのため、印刷機における印刷シリンダと加圧シリ
ンダの間隔も、該厚さ約7mmの感光性刷版に対応して
設定されているのが現状である。例えば、印刷シリンダ
と加圧シリンダの間隔は、7mmの幅に印刷物の厚みを
考慮した厚みを加算した値となっている。
【0004】また、印刷シリンダと加圧シリンダの径
(直径)についても、印刷シリンダに上記厚さ約7mm
の感光性刷版を巻き付けることにより同じ径になるよう
になっている。つまり、印刷機においては、印刷シリン
ダと同軸に設けられた歯車と、加圧シリンダと同軸に設
けられた歯車とを噛合させることにより、印刷シリンダ
の回転力を加圧シリンダに伝達して印刷シリンダと加圧
シリンダとが互いに回転するようにしており、印刷シリ
ンダに感光性刷版を巻き付けることにより、該感光性刷
版を含めた印刷シリンダの径と、加圧シリンダの径とを
同じにすることにより、円滑な回転動作となるようにし
ている。つまり、印刷シリンダ自体の径は、加圧シリン
ダの径に比べて感光性刷版の厚みの2倍の厚みだけ小さ
くしたものとなっている。
(直径)についても、印刷シリンダに上記厚さ約7mm
の感光性刷版を巻き付けることにより同じ径になるよう
になっている。つまり、印刷機においては、印刷シリン
ダと同軸に設けられた歯車と、加圧シリンダと同軸に設
けられた歯車とを噛合させることにより、印刷シリンダ
の回転力を加圧シリンダに伝達して印刷シリンダと加圧
シリンダとが互いに回転するようにしており、印刷シリ
ンダに感光性刷版を巻き付けることにより、該感光性刷
版を含めた印刷シリンダの径と、加圧シリンダの径とを
同じにすることにより、円滑な回転動作となるようにし
ている。つまり、印刷シリンダ自体の径は、加圧シリン
ダの径に比べて感光性刷版の厚みの2倍の厚みだけ小さ
くしたものとなっている。
【0005】一方、軽量化による作業性(特に、運搬に
おける作業性)の改善や、感光性刷版自体の破損防止
や、省資源、さらには、産廃への少ない影響等を考慮し
て、3mm程度の厚さに形成された感光性刷版、つま
り、厚さ約3mmの感光性刷版が存在するが、上記のよ
うに、印刷機における印刷シリンダと加圧シリンダの径
は、厚さ約7mmの感光性刷版用に設定されているの
で、厚さ約3mmの感光性刷版をそのまま利用すること
はできない。そこで、ゴム材等からなるクッション材を
印刷シリンダに接着剤で接着して巻き付けて固定し、そ
の上から、該厚さ約3mmの感光性刷版を巻き付けるよ
うにしていた。
おける作業性)の改善や、感光性刷版自体の破損防止
や、省資源、さらには、産廃への少ない影響等を考慮し
て、3mm程度の厚さに形成された感光性刷版、つま
り、厚さ約3mmの感光性刷版が存在するが、上記のよ
うに、印刷機における印刷シリンダと加圧シリンダの径
は、厚さ約7mmの感光性刷版用に設定されているの
で、厚さ約3mmの感光性刷版をそのまま利用すること
はできない。そこで、ゴム材等からなるクッション材を
印刷シリンダに接着剤で接着して巻き付けて固定し、そ
の上から、該厚さ約3mmの感光性刷版を巻き付けるよ
うにしていた。
【0006】なお、上記の感光性刷版は、合成ゴム等の
板状の感光性樹脂により形成され、現在では、塩素系溶
剤や石油系溶剤により製版されているのが一般的であ
る。
板状の感光性樹脂により形成され、現在では、塩素系溶
剤や石油系溶剤により製版されているのが一般的であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
クッション材を接着剤を用いて上記印刷シリンダの表面
に巻装して固定させた場合では、クッション材を容易に
剥がすことはできないため、その印刷機を厚さ約7mm
の感光性刷版に適用することはできなくなる。
クッション材を接着剤を用いて上記印刷シリンダの表面
に巻装して固定させた場合では、クッション材を容易に
剥がすことはできないため、その印刷機を厚さ約7mm
の感光性刷版に適用することはできなくなる。
【0008】また、上記のように、現在では、感光性刷
版の現像には塩素系溶剤や石油系溶剤が用いられている
が、将来仮に水系溶剤に取って代わった場合には、厚さ
約3mmの感光性刷版に対応可能とする必要性が益々大
きくなる。つまり、塩素系溶剤や石油系溶剤が規制され
ることにより、フレキソ印刷の分野においても水系溶剤
を用いる感光性刷版が普及することが考えられるが、該
水系溶剤を用いる感光性刷版は厚さ3mm以上とするの
がもともと困難であり、その一方で、厚さ約7mmの感
光性刷版が存在することからすると、厚さ約7mmの感
光性刷版と厚さ約3mmの感光性刷版とを併用可能とす
る必要性が大きくなる。
版の現像には塩素系溶剤や石油系溶剤が用いられている
が、将来仮に水系溶剤に取って代わった場合には、厚さ
約3mmの感光性刷版に対応可能とする必要性が益々大
きくなる。つまり、塩素系溶剤や石油系溶剤が規制され
ることにより、フレキソ印刷の分野においても水系溶剤
を用いる感光性刷版が普及することが考えられるが、該
水系溶剤を用いる感光性刷版は厚さ3mm以上とするの
がもともと困難であり、その一方で、厚さ約7mmの感
光性刷版が存在することからすると、厚さ約7mmの感
光性刷版と厚さ約3mmの感光性刷版とを併用可能とす
る必要性が大きくなる。
【0009】そこで、本発明は、厚さ約7mmの感光性
刷版用に設定された印刷機にも厚さ約3mmの感光性刷
版を容易に用いることができ、また、該印刷機におい
て、厚さ約7mmの感光性刷版との併用も容易となるフ
レキソ印刷用嵩上げ部材を提供することを目的とする。
刷版用に設定された印刷機にも厚さ約3mmの感光性刷
版を容易に用いることができ、また、該印刷機におい
て、厚さ約7mmの感光性刷版との併用も容易となるフ
レキソ印刷用嵩上げ部材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、フレ
キソ印刷において感光性刷版の嵩上げ部材として用いる
フレキソ印刷用嵩上げ部材であって、磁石部と、シート
状を呈するクッション部と、を有することを特徴とす
る。
決するために創作されたものであって、第1には、フレ
キソ印刷において感光性刷版の嵩上げ部材として用いる
フレキソ印刷用嵩上げ部材であって、磁石部と、シート
状を呈するクッション部と、を有することを特徴とす
る。
【0011】この第1の構成においては、磁石部が設け
られているので、感光性刷版を有する印刷シート(印版
ともいう)をシリンダに巻装する際に、この磁石部をシ
リンダに接着させた上で、このフレキソ印刷用嵩上げ部
材の上から、該印刷シートを巻き付けていく。これによ
り、印刷シートを嵩上げすることができるので、フレキ
ソ印刷用嵩上げ部材を所定の厚みとすることにより、厚
さ約7mmの感光性刷版用に設定された印刷機にも厚さ
約3mmの感光性刷版を容易に用いることができ、ま
た、本発明のフレキソ印刷用嵩上げ部材は、シリンダか
ら簡単に取り外せるので、印刷機において、厚さ約7m
mの感光性刷版との併用も容易となる。また、上記クッ
ション部と印刷シートとをシリンダに徐々に巻き付けて
いくことにより、上記フレキソ印刷用嵩上げ部材とシリ
ンダとの間の空気及びフレキソ印刷用嵩上げ部材と印刷
シートとの間の空気は徐々に押し出されるので、空気が
残留することにより不均一な印圧となって印刷性が低下
してしまうということがない。そのため、高い印刷性の
確保を図ることも可能になる。
られているので、感光性刷版を有する印刷シート(印版
ともいう)をシリンダに巻装する際に、この磁石部をシ
リンダに接着させた上で、このフレキソ印刷用嵩上げ部
材の上から、該印刷シートを巻き付けていく。これによ
り、印刷シートを嵩上げすることができるので、フレキ
ソ印刷用嵩上げ部材を所定の厚みとすることにより、厚
さ約7mmの感光性刷版用に設定された印刷機にも厚さ
約3mmの感光性刷版を容易に用いることができ、ま
た、本発明のフレキソ印刷用嵩上げ部材は、シリンダか
ら簡単に取り外せるので、印刷機において、厚さ約7m
mの感光性刷版との併用も容易となる。また、上記クッ
ション部と印刷シートとをシリンダに徐々に巻き付けて
いくことにより、上記フレキソ印刷用嵩上げ部材とシリ
ンダとの間の空気及びフレキソ印刷用嵩上げ部材と印刷
シートとの間の空気は徐々に押し出されるので、空気が
残留することにより不均一な印圧となって印刷性が低下
してしまうということがない。そのため、高い印刷性の
確保を図ることも可能になる。
【0012】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記磁石部と上記クッション部とが同一層上に並設
されていることを特徴とする。
て、上記磁石部と上記クッション部とが同一層上に並設
されていることを特徴とする。
【0013】また、第3には、上記第1又は第2の構成
において、上記磁石部と上記クッション部とが隣接して
配設されていることを特徴とする。
において、上記磁石部と上記クッション部とが隣接して
配設されていることを特徴とする。
【0014】また、第4には、上記第1から第3までの
いずれかの構成において、上記磁石部と上記クッション
部とが、可撓性を有することを特徴とする。よって、フ
レキソ印刷用嵩上げ部材をシリンダにぴったり隙間なく
固定させることが可能となる。
いずれかの構成において、上記磁石部と上記クッション
部とが、可撓性を有することを特徴とする。よって、フ
レキソ印刷用嵩上げ部材をシリンダにぴったり隙間なく
固定させることが可能となる。
【0015】また、第5には、上記第1から第4までの
いずれかの構成において、上記フレキソ印刷用嵩上げ部
材が、さらに、上記磁石部の上面と、上記クッション部
の上面とを被覆するシート状部で、シート状部材により
形成されたシート状部を有することを特徴とする。よっ
て、磁石部が設けられている側の面をシリンダに向けて
シリンダにフレキソ印刷用嵩上げ部材を取り付けて使用
することにより、感光性刷版を有する印刷シートが接す
る側の面には、該シート状部があるので、印刷インク等
がクッション部に付着するおそれを小さくすることが可
能となる。
いずれかの構成において、上記フレキソ印刷用嵩上げ部
材が、さらに、上記磁石部の上面と、上記クッション部
の上面とを被覆するシート状部で、シート状部材により
形成されたシート状部を有することを特徴とする。よっ
て、磁石部が設けられている側の面をシリンダに向けて
シリンダにフレキソ印刷用嵩上げ部材を取り付けて使用
することにより、感光性刷版を有する印刷シートが接す
る側の面には、該シート状部があるので、印刷インク等
がクッション部に付着するおそれを小さくすることが可
能となる。
【0016】また、第6には、フレキソ印刷において感
光性刷版の嵩上げ部材として用いるフレキソ印刷用嵩上
げ部材であって、シート状部材により形成されたシート
状部と、該シート状部の一方の面に固着された磁石部
と、該シート状部の該一方の面に該磁石部に隣接して固
着されたクッション部であって、シート状を呈するクッ
ション部と、を有することを特徴とする。
光性刷版の嵩上げ部材として用いるフレキソ印刷用嵩上
げ部材であって、シート状部材により形成されたシート
状部と、該シート状部の一方の面に固着された磁石部
と、該シート状部の該一方の面に該磁石部に隣接して固
着されたクッション部であって、シート状を呈するクッ
ション部と、を有することを特徴とする。
【0017】この第6の構成においては、磁石部が設け
られているので、感光性刷版を有する印刷シート(印版
ともいう)をシリンダに巻装する際に、この磁石部をシ
リンダに接着させた上で、このフレキソ印刷用嵩上げ部
材の上から、印刷シートを巻き付けていく。これによ
り、感光性刷版を嵩上げすることができるので、フレキ
ソ印刷用嵩上げ部材を所定の厚みとすることにより、厚
さ約7mmの感光性刷版用に設定された印刷機にも厚さ
約3mmの感光性刷版を容易に用いることができ、ま
た、本発明のフレキソ印刷用嵩上げ部材は、シリンダか
ら簡単に取り外せるので、印刷機において、厚さ約7m
mの感光性刷版との併用も容易となる。また、上記シー
ト状部が設けられているので、磁石部が設けられている
側の面をシリンダに向けてシリンダにフレキソ印刷用嵩
上げ部材を取り付けて使用することにより、印刷シート
が接する側の面には、該シート状部があるので、印刷イ
ンク等がクッション部に付着するおそれを小さくするこ
とが可能となる。また、上記クッション部と印刷シート
とをシリンダに徐々に巻き付けていくことにより、上記
フレキソ印刷用嵩上げ部材とシリンダとの間の空気及び
フレキソ印刷用嵩上げ部材と印刷シートとの間の空気は
徐々に押し出されるので、空気が残留することにより不
均一な印圧となって印刷性が低下してしまうということ
がない。そのため、高い印刷性の確保を図ることも可能
になる。
られているので、感光性刷版を有する印刷シート(印版
ともいう)をシリンダに巻装する際に、この磁石部をシ
リンダに接着させた上で、このフレキソ印刷用嵩上げ部
材の上から、印刷シートを巻き付けていく。これによ
り、感光性刷版を嵩上げすることができるので、フレキ
ソ印刷用嵩上げ部材を所定の厚みとすることにより、厚
さ約7mmの感光性刷版用に設定された印刷機にも厚さ
約3mmの感光性刷版を容易に用いることができ、ま
た、本発明のフレキソ印刷用嵩上げ部材は、シリンダか
ら簡単に取り外せるので、印刷機において、厚さ約7m
mの感光性刷版との併用も容易となる。また、上記シー
ト状部が設けられているので、磁石部が設けられている
側の面をシリンダに向けてシリンダにフレキソ印刷用嵩
上げ部材を取り付けて使用することにより、印刷シート
が接する側の面には、該シート状部があるので、印刷イ
ンク等がクッション部に付着するおそれを小さくするこ
とが可能となる。また、上記クッション部と印刷シート
とをシリンダに徐々に巻き付けていくことにより、上記
フレキソ印刷用嵩上げ部材とシリンダとの間の空気及び
フレキソ印刷用嵩上げ部材と印刷シートとの間の空気は
徐々に押し出されるので、空気が残留することにより不
均一な印圧となって印刷性が低下してしまうということ
がない。そのため、高い印刷性の確保を図ることも可能
になる。
【0018】また、第7には、上記第5又は第6の構成
において、上記シート状部が、フィルム部材により形成
されていることを特徴とする。
において、上記シート状部が、フィルム部材により形成
されていることを特徴とする。
【0019】また、第8には、上記第6又は第7の構成
において、上記クッション部と上記シート状部とが可撓
性を有することを特徴とする。また、第9には、上記第
6から第8までのいずれかの構成において、上記磁石部
が可撓性を有することを特徴とする。この第8及び第9
の構成によれば、フレキソ印刷用嵩上げ部材をシリンダ
にぴったり隙間なく固定させることが可能となる。
において、上記クッション部と上記シート状部とが可撓
性を有することを特徴とする。また、第9には、上記第
6から第8までのいずれかの構成において、上記磁石部
が可撓性を有することを特徴とする。この第8及び第9
の構成によれば、フレキソ印刷用嵩上げ部材をシリンダ
にぴったり隙間なく固定させることが可能となる。
【0020】また、第10には、上記第1から第9まで
のいずれかの構成において、上記クッション部が、連発
泡の素材により形成されていることを特徴とする。これ
により、クッション部とシリンダとの間に空気が残留し
たままになるおそれが少なく、クッション部内にも空気
が残留することがなく、よって、均一な印圧を得ること
ができ、良好な印刷品質を得ることができる。
のいずれかの構成において、上記クッション部が、連発
泡の素材により形成されていることを特徴とする。これ
により、クッション部とシリンダとの間に空気が残留し
たままになるおそれが少なく、クッション部内にも空気
が残留することがなく、よって、均一な印圧を得ること
ができ、良好な印刷品質を得ることができる。
【0021】また、第11には、上記第1から第10ま
でのいずれかの構成において、上記磁石部の厚みと、上
記クッション部の厚みとが略同一であることを特徴とす
る。また、第12には、上記第1から第10までのいず
れかの構成において、上記磁石部の厚みが、上記クッシ
ョン部の厚みよりも薄く形成されていることを特徴とす
る。
でのいずれかの構成において、上記磁石部の厚みと、上
記クッション部の厚みとが略同一であることを特徴とす
る。また、第12には、上記第1から第10までのいず
れかの構成において、上記磁石部の厚みが、上記クッシ
ョン部の厚みよりも薄く形成されていることを特徴とす
る。
【0022】また、第13には、上記第1から第12ま
でのいずれかの構成において、フレキソ印刷用嵩上げ部
材全体の厚みが、3.5mm〜4.5mmであることを
特徴とする。また、第14には、上記第1から第12ま
でのいずれかの構成において、フレキソ印刷用嵩上げ部
材全体の厚みが、4.0mmであることを特徴とする。
特に、フレキソ印刷用嵩上げ部材全体の厚みを4.0m
mとすることにより、厚さ約3mmの感光性刷版の嵩上
げに好適に用いることが可能となる。
でのいずれかの構成において、フレキソ印刷用嵩上げ部
材全体の厚みが、3.5mm〜4.5mmであることを
特徴とする。また、第14には、上記第1から第12ま
でのいずれかの構成において、フレキソ印刷用嵩上げ部
材全体の厚みが、4.0mmであることを特徴とする。
特に、フレキソ印刷用嵩上げ部材全体の厚みを4.0m
mとすることにより、厚さ約3mmの感光性刷版の嵩上
げに好適に用いることが可能となる。
【0023】また、第15には、フレキソ印刷において
感光性刷版(特に、感光性刷版を有する印刷シート)を
シリンダに巻装する感光性刷版巻装方法(印刷シート巻
装方法としてもよい)であって、上記第1から第14ま
でのいずれかの構成のフレキソ印刷用嵩上げ部材におけ
る磁石部をシリンダに接着させることにより、フレキソ
印刷用嵩上げ部材をシリンダに取り付ける取付け工程
と、シリンダに取り付けられたフレキソ印刷用嵩上げ部
材の上に、感光性刷版を有する印刷シートを積層させ
て、該フレキソ印刷用嵩上げ部材を介して該印刷シート
をシリンダに巻装させる巻装工程と、を有することを特
徴とする。つまり、上記第1から第14までのいずれか
の構成のフレキソ印刷用嵩上げ部材における磁石部をシ
リンダに接着させて、フレキソ印刷用嵩上げ部材をシリ
ンダに取り付けることにより、感光性刷版を嵩上げす
る。
感光性刷版(特に、感光性刷版を有する印刷シート)を
シリンダに巻装する感光性刷版巻装方法(印刷シート巻
装方法としてもよい)であって、上記第1から第14ま
でのいずれかの構成のフレキソ印刷用嵩上げ部材におけ
る磁石部をシリンダに接着させることにより、フレキソ
印刷用嵩上げ部材をシリンダに取り付ける取付け工程
と、シリンダに取り付けられたフレキソ印刷用嵩上げ部
材の上に、感光性刷版を有する印刷シートを積層させ
て、該フレキソ印刷用嵩上げ部材を介して該印刷シート
をシリンダに巻装させる巻装工程と、を有することを特
徴とする。つまり、上記第1から第14までのいずれか
の構成のフレキソ印刷用嵩上げ部材における磁石部をシ
リンダに接着させて、フレキソ印刷用嵩上げ部材をシリ
ンダに取り付けることにより、感光性刷版を嵩上げす
る。
【0024】これにより、感光性刷版を嵩上げすること
ができるので、フレキソ印刷用嵩上げ部材を所定の厚み
とすることにより、厚さ約7mmの感光性刷版用に設定
された印刷機にも厚さ約3mmの感光性刷版を容易に用
いることができ、また、本発明のフレキソ印刷用嵩上げ
部材は、シリンダから簡単に取り外せるので、印刷機に
おいて、厚さ約7mmの感光性刷版との併用も容易とな
る。
ができるので、フレキソ印刷用嵩上げ部材を所定の厚み
とすることにより、厚さ約7mmの感光性刷版用に設定
された印刷機にも厚さ約3mmの感光性刷版を容易に用
いることができ、また、本発明のフレキソ印刷用嵩上げ
部材は、シリンダから簡単に取り外せるので、印刷機に
おいて、厚さ約7mmの感光性刷版との併用も容易とな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づくフレキソ
印刷用嵩上げ部材としての下地シート1は、図1
(a)、(b)、図2、図3に示されるように、磁石部
10と、クッション部20と、ポリエステルフィルム
(シート状部)30とを有している。そして、上記下地
シート1は、後述するように印刷シート2を輪転機R1
の印刷シリンダR10に巻装する場合の下地材として機
能する。なお、図面における断面図は一部厚み方向に強
調して描かれている。例えば、図1(a)においては、
図面を見やすくするために厚み方向に強調して描かれて
いる。また、図2、図3においては、下地シート1が長
手方向(図1(b)では、X方向)に長く形成されてい
るので、一部破断して描かれている。
例を図面を利用して説明する。本発明に基づくフレキソ
印刷用嵩上げ部材としての下地シート1は、図1
(a)、(b)、図2、図3に示されるように、磁石部
10と、クッション部20と、ポリエステルフィルム
(シート状部)30とを有している。そして、上記下地
シート1は、後述するように印刷シート2を輪転機R1
の印刷シリンダR10に巻装する場合の下地材として機
能する。なお、図面における断面図は一部厚み方向に強
調して描かれている。例えば、図1(a)においては、
図面を見やすくするために厚み方向に強調して描かれて
いる。また、図2、図3においては、下地シート1が長
手方向(図1(b)では、X方向)に長く形成されてい
るので、一部破断して描かれている。
【0026】上記磁石部10は、磁性粉を含有すること
によって磁性を有している塩ビ磁石シートによって形成
されており、柔軟性、可撓性を有したものとなってい
る。そのため、円筒状の後述する印刷シリンダR10
(図6等参照)の表面に容易に巻装することが可能なも
のとなっている。そして、所定の幅、所定の長さを呈
し、略直方体形状のシート状に成形されている。この磁
石部10の平面形状は、具体的には、長方形状となって
いる。また、この磁石部10の厚みについては後述す
る。
によって磁性を有している塩ビ磁石シートによって形成
されており、柔軟性、可撓性を有したものとなってい
る。そのため、円筒状の後述する印刷シリンダR10
(図6等参照)の表面に容易に巻装することが可能なも
のとなっている。そして、所定の幅、所定の長さを呈
し、略直方体形状のシート状に成形されている。この磁
石部10の平面形状は、具体的には、長方形状となって
いる。また、この磁石部10の厚みについては後述す
る。
【0027】また、上記クッション部20は、シート状
を呈し、柔軟性、可撓性を有したものとなっている。そ
して、上記磁石部10と略同じ幅(好適には同じ幅)、
所定の長さを呈し、略直方体形状のシート状に形成され
ている。このクッション部20の平面形状は、具体的に
は、長方形状となっている。このクッション部20の長
さ、具体的には、図1(b)におけるX方向の長さは、
磁石部10よりも長く形成されている。また、クッショ
ン部20の厚みYa(図1参照)は、上記磁石部10の
厚みと略同一となっていて、約3.812mm(好適に
は、丁度3.812mm)であるが、実際には、使用時
にクッション部20の厚みが若干薄くなることを考慮し
て、磁石部10の厚みをクッション部20の厚みよりも
若干薄くするのが好ましい。つまり、印刷時に、被印刷
物が印刷シリンダと加圧シリンダの間を通過する際に、
クッション部20も若干へこみ、そのへこみ量は一般に
磁石部10よりも大きいことから、磁石部10の厚みを
クッション部20の厚みよりも若干薄くしておく。つま
り、クッション部20の厚みYaを3.812mmとし
た場合には、磁石部10の厚みを3.812mmよりも
若干薄くしておく。厚みの差としては、100分の1m
m単位の程度としておく。例えば、後述するように、印
刷シート2の厚み、つまり、感光性刷版40とフィルム
部材50の合計厚みを3.028mmとした場合には、
印刷シート2と下地シート1の合計の厚みが7mmを越
えるので、磁石部10の部分については丁度7mmとな
るように、磁石部10の厚みを3.812−0.028
=3.784mmとすることが考えられる。なお、磁石
部10の厚みを3.784mmにする場合に、これに合
わせてクッション部20の厚みについても3.784m
mとすることも考えられる。
を呈し、柔軟性、可撓性を有したものとなっている。そ
して、上記磁石部10と略同じ幅(好適には同じ幅)、
所定の長さを呈し、略直方体形状のシート状に形成され
ている。このクッション部20の平面形状は、具体的に
は、長方形状となっている。このクッション部20の長
さ、具体的には、図1(b)におけるX方向の長さは、
磁石部10よりも長く形成されている。また、クッショ
ン部20の厚みYa(図1参照)は、上記磁石部10の
厚みと略同一となっていて、約3.812mm(好適に
は、丁度3.812mm)であるが、実際には、使用時
にクッション部20の厚みが若干薄くなることを考慮し
て、磁石部10の厚みをクッション部20の厚みよりも
若干薄くするのが好ましい。つまり、印刷時に、被印刷
物が印刷シリンダと加圧シリンダの間を通過する際に、
クッション部20も若干へこみ、そのへこみ量は一般に
磁石部10よりも大きいことから、磁石部10の厚みを
クッション部20の厚みよりも若干薄くしておく。つま
り、クッション部20の厚みYaを3.812mmとし
た場合には、磁石部10の厚みを3.812mmよりも
若干薄くしておく。厚みの差としては、100分の1m
m単位の程度としておく。例えば、後述するように、印
刷シート2の厚み、つまり、感光性刷版40とフィルム
部材50の合計厚みを3.028mmとした場合には、
印刷シート2と下地シート1の合計の厚みが7mmを越
えるので、磁石部10の部分については丁度7mmとな
るように、磁石部10の厚みを3.812−0.028
=3.784mmとすることが考えられる。なお、磁石
部10の厚みを3.784mmにする場合に、これに合
わせてクッション部20の厚みについても3.784m
mとすることも考えられる。
【0028】なお、クッション部20の厚みを約3.8
12mmとする場合に、磁石部10の厚みをクッション
部20の厚みと同一とし、約3.812mm(好適に
は、丁度3.812mm)としてもよい。
12mmとする場合に、磁石部10の厚みをクッション
部20の厚みと同一とし、約3.812mm(好適に
は、丁度3.812mm)としてもよい。
【0029】このクッション部20は、ゴム、ウレタン
フォーム等の素材によって形成されたスポンジ体であ
り、また、このクッション部20は、連発泡の素材、つ
まり、連発泡体により形成されている。このように、上
記クッション部20が連発泡の素材により形成されてい
ることから、好適に空気を排気しえるものであるととも
に、圧縮残留歪が小さく寸法安定性に優れたものとなっ
ている。このクッション部20は、その側方の端部が磁
石部10の側方の端部と接するように配置されている。
フォーム等の素材によって形成されたスポンジ体であ
り、また、このクッション部20は、連発泡の素材、つ
まり、連発泡体により形成されている。このように、上
記クッション部20が連発泡の素材により形成されてい
ることから、好適に空気を排気しえるものであるととも
に、圧縮残留歪が小さく寸法安定性に優れたものとなっ
ている。このクッション部20は、その側方の端部が磁
石部10の側方の端部と接するように配置されている。
【0030】また、上記ポリエステルフィルム30は、
シート状を呈し、ポリエステル材によって形成されてお
り、上記磁石部10と上記クッション部20を並設した
ときの表面形状と略同一な外形寸法に成形されるととも
に、ポリエステルフィルム30の厚さYbは約0.18
8mm(好適には、丁度0.188mm)となってい
る。つまり、ポリエステルフィルム30はシート状部材
により形成され、その平面形状は、方形状(具体的に
は、長方形状)を呈している。
シート状を呈し、ポリエステル材によって形成されてお
り、上記磁石部10と上記クッション部20を並設した
ときの表面形状と略同一な外形寸法に成形されるととも
に、ポリエステルフィルム30の厚さYbは約0.18
8mm(好適には、丁度0.188mm)となってい
る。つまり、ポリエステルフィルム30はシート状部材
により形成され、その平面形状は、方形状(具体的に
は、長方形状)を呈している。
【0031】そして、そのように形成された上記磁石部
10と上記クッション部20を、図1(a)に示すよう
に、隣接した状態で並設して配設し、その上部側に上記
ポリエステルフィルム30を被覆して、接着剤にて全面
塗布して一体化し、上記下地シート1とする。つまり、
磁石部10とポリエステルフィルム30とは全面塗布に
より接着剤で接着され、また、クッション部20とポリ
エステルフィルム30とについても、全面塗布により接
着剤で接着されている。
10と上記クッション部20を、図1(a)に示すよう
に、隣接した状態で並設して配設し、その上部側に上記
ポリエステルフィルム30を被覆して、接着剤にて全面
塗布して一体化し、上記下地シート1とする。つまり、
磁石部10とポリエステルフィルム30とは全面塗布に
より接着剤で接着され、また、クッション部20とポリ
エステルフィルム30とについても、全面塗布により接
着剤で接着されている。
【0032】上記磁石部10と、クッション部20と、
ポリエステルフィルム30の各厚みは上記のようになっ
ているので、上記下地シート1の全体の厚さYcは、図
1に示すように、4mm(3.812+0.188)と
なる。特に、クッション部20とポリエステルフィルム
30の厚みの合計が4mmとなる。上記下地シート1の
全体の厚さYcを4mmとするのは、厚さ約7mmの感
光性刷版用に設定されている印刷機の輪転機において、
厚さ約3mmの感光性刷版40を有する印刷シート2
(後述)をセッティングできるようにするためである。
ポリエステルフィルム30の各厚みは上記のようになっ
ているので、上記下地シート1の全体の厚さYcは、図
1に示すように、4mm(3.812+0.188)と
なる。特に、クッション部20とポリエステルフィルム
30の厚みの合計が4mmとなる。上記下地シート1の
全体の厚さYcを4mmとするのは、厚さ約7mmの感
光性刷版用に設定されている印刷機の輪転機において、
厚さ約3mmの感光性刷版40を有する印刷シート2
(後述)をセッティングできるようにするためである。
【0033】なお、下地シート1は、全体としては、シ
ート状を呈し、その平面形状は略方形状(具体的には、
長方形状)を呈している。また、下地シート1の巻き付
け方向(図1(b)ではX方向)の長さは、使用する印
刷シリンダの大きさによって定められ、また、該巻き付
け方向と直角の方向(図1(b)ではY方向)の長さ
は、使用する印刷シート2の大きさによって定められ
る。
ート状を呈し、その平面形状は略方形状(具体的には、
長方形状)を呈している。また、下地シート1の巻き付
け方向(図1(b)ではX方向)の長さは、使用する印
刷シリンダの大きさによって定められ、また、該巻き付
け方向と直角の方向(図1(b)ではY方向)の長さ
は、使用する印刷シート2の大きさによって定められ
る。
【0034】このように形成された上記下地シート1に
おいては、上記磁石部10と、上記クッション部20
と、上記ポリエステルフィルム30とが全て柔軟性及び
可撓性を有したものであるため、図3に示すように、折
曲自在で十分に柔軟性及び可撓性を有したものとなる。
そのため、後述するように輪転機の円筒状の印刷シリン
ダの表面に容易に巻装することが可能となっている。
おいては、上記磁石部10と、上記クッション部20
と、上記ポリエステルフィルム30とが全て柔軟性及び
可撓性を有したものであるため、図3に示すように、折
曲自在で十分に柔軟性及び可撓性を有したものとなる。
そのため、後述するように輪転機の円筒状の印刷シリン
ダの表面に容易に巻装することが可能となっている。
【0035】次に、印刷シート(印版ともいう)2につ
いて説明する。印刷シート2は、図4(a)、(b)に
示すように、感光性刷版40と、フィルム部材50と、
一対のバー52とを有している。この印刷シート2は、
いわゆる厚さ約3mmの感光性刷版を用いたものであ
る。
いて説明する。印刷シート2は、図4(a)、(b)に
示すように、感光性刷版40と、フィルム部材50と、
一対のバー52とを有している。この印刷シート2は、
いわゆる厚さ約3mmの感光性刷版を用いたものであ
る。
【0036】ここで、上記感光性刷版40は、感光性樹
脂であるいわゆるエラスロン樹脂(商品名:東京応化工
業社製)によって従来と同様な製版工程である露光、未
露光部カット、現像、乾燥、後処理などの工程を経て、
所定の形状のレリーフ面を有するとともに、柔軟性及び
可撓性を有した刷版となっている。また、上記感光性刷
版40の厚さYd(図4参照)は、2.84mmに設定
されている。つまり、これが厚さ約3mmの感光性刷版
である。
脂であるいわゆるエラスロン樹脂(商品名:東京応化工
業社製)によって従来と同様な製版工程である露光、未
露光部カット、現像、乾燥、後処理などの工程を経て、
所定の形状のレリーフ面を有するとともに、柔軟性及び
可撓性を有した刷版となっている。また、上記感光性刷
版40の厚さYd(図4参照)は、2.84mmに設定
されている。つまり、これが厚さ約3mmの感光性刷版
である。
【0037】また、上記フィルム部材50は、透明のシ
ート状を呈し、ポリエステル材によって形成されてお
り、平面形状が方形状に形成されている。なお、このフ
ィルム部材50の大きさとしては、上記下地シート1の
全面を被覆可能となるように形成されている。つまり、
上記フィルム部材50の幅及び長さがともに上記下地シ
ート1よりも若干大きく形成されている。また、このフ
ィルム部材50の厚さYeは、0.188mmとなって
いる。これにより、感光性刷版40とフィルム部材50
との合計厚みは、3.028mmとなる。なお、このフ
ィルム部材50は、透明でなくてもよい。
ート状を呈し、ポリエステル材によって形成されてお
り、平面形状が方形状に形成されている。なお、このフ
ィルム部材50の大きさとしては、上記下地シート1の
全面を被覆可能となるように形成されている。つまり、
上記フィルム部材50の幅及び長さがともに上記下地シ
ート1よりも若干大きく形成されている。また、このフ
ィルム部材50の厚さYeは、0.188mmとなって
いる。これにより、感光性刷版40とフィルム部材50
との合計厚みは、3.028mmとなる。なお、このフ
ィルム部材50は、透明でなくてもよい。
【0038】また、バー52は、断面四角形状の棒状に
形成されていて、その長さは、フィルム部材50の幅、
つまり、フィルム部材50の巻き付け方向とは直角方向
の幅と略同一になっている。このバー52は、上記フィ
ルム部材50の後述する印刷シリンダへの巻き付け方向
となる側の両端部に、フィルム部材50の端部に沿って
接着剤によって取り付けられている。なお、該バー52
は軽量な樹脂材等で形成するのが好ましい。
形成されていて、その長さは、フィルム部材50の幅、
つまり、フィルム部材50の巻き付け方向とは直角方向
の幅と略同一になっている。このバー52は、上記フィ
ルム部材50の後述する印刷シリンダへの巻き付け方向
となる側の両端部に、フィルム部材50の端部に沿って
接着剤によって取り付けられている。なお、該バー52
は軽量な樹脂材等で形成するのが好ましい。
【0039】そして、上記フィルム部材50の表面に所
定のレリーフ面が形成された上記感光性刷版40を1
個、或いは複数個配設して、上記フィルム部材50と上
記感光性刷版40とを図示略の両面テープ及び接着剤に
よって固着して、上記印刷シート2を形成する。
定のレリーフ面が形成された上記感光性刷版40を1
個、或いは複数個配設して、上記フィルム部材50と上
記感光性刷版40とを図示略の両面テープ及び接着剤に
よって固着して、上記印刷シート2を形成する。
【0040】このように形成された上記印刷シート2
は、上記感光性刷版40と上記フィルム部材50がとも
に柔軟性及び可撓性を有したものであるため、図5に示
すように、折曲自在で十分に柔軟性及び可撓性を有した
ものとなる。そのため、後述するように輪転機の円筒状
の印刷シリンダの表面に容易に巻装することが可能とな
っている。
は、上記感光性刷版40と上記フィルム部材50がとも
に柔軟性及び可撓性を有したものであるため、図5に示
すように、折曲自在で十分に柔軟性及び可撓性を有した
ものとなる。そのため、後述するように輪転機の円筒状
の印刷シリンダの表面に容易に巻装することが可能とな
っている。
【0041】次に、本実施例の使用状態を説明する。本
実施例の下地シート1は、フレキソ印刷において、感光
性刷版を印刷シリンダに巻装する際に、下地として用い
る。つまり、感光性刷版の嵩上げ部材として用いる。
実施例の下地シート1は、フレキソ印刷において、感光
性刷版を印刷シリンダに巻装する際に、下地として用い
る。つまり、感光性刷版の嵩上げ部材として用いる。
【0042】図6は本実施例に使用する印刷機における
輪転機R1を示す斜視図である。上記輪転機R1は印刷
シリンダ(版胴)R10と、加圧シリンダ(圧胴)R1
aとを有している。上記印刷シリンダR10は、略円筒
状を呈しており、クロムメッキが施された外周面部に巻
込み軸R20及び複数の掛止溝R30が、上記印刷シリ
ンダR10の軸直方向に向けて形成されている。
輪転機R1を示す斜視図である。上記輪転機R1は印刷
シリンダ(版胴)R10と、加圧シリンダ(圧胴)R1
aとを有している。上記印刷シリンダR10は、略円筒
状を呈しており、クロムメッキが施された外周面部に巻
込み軸R20及び複数の掛止溝R30が、上記印刷シリ
ンダR10の軸直方向に向けて形成されている。
【0043】上記巻込み軸R20は、図6及び図7に示
すように、丸棒状に形成されており、この巻込み軸R2
0には、全長に渡って掛止溝R22が形成されている。
そして、上記印刷シリンダR10の軸直方向に形成され
た溝部内に配設されているガイドステーR24内に回転
自在に挿通されている。また、上記巻込み軸R20に
は、図示略のラチェット機構が係合されており、該ラチ
ェット機構の作用時には正回転(例えば、左回転)は許
容されるが、逆回転(例えば、右回転)はロックされる
ようになされている。なお、上記ラチェット機構の解除
時には上記巻込み軸R20の回転はフリーとなる。
すように、丸棒状に形成されており、この巻込み軸R2
0には、全長に渡って掛止溝R22が形成されている。
そして、上記印刷シリンダR10の軸直方向に形成され
た溝部内に配設されているガイドステーR24内に回転
自在に挿通されている。また、上記巻込み軸R20に
は、図示略のラチェット機構が係合されており、該ラチ
ェット機構の作用時には正回転(例えば、左回転)は許
容されるが、逆回転(例えば、右回転)はロックされる
ようになされている。なお、上記ラチェット機構の解除
時には上記巻込み軸R20の回転はフリーとなる。
【0044】上記掛止溝R30は、上記印刷シート2の
上記バー52を嵌め込むことによって上記バー52を掛
止することが可能になされている。そして、上記巻込み
軸R20及び複数の掛止溝R30を用いて、上記印刷シ
リンダR10の外周面に印刷シート2が巻装される。
上記バー52を嵌め込むことによって上記バー52を掛
止することが可能になされている。そして、上記巻込み
軸R20及び複数の掛止溝R30を用いて、上記印刷シ
リンダR10の外周面に印刷シート2が巻装される。
【0045】上記下地シート1と、印刷シート2の具体
的な装着方法について説明すると、図7に示すように、
まず、上記印刷シリンダR10の外周面に上記下地シー
ト1の磁石部10を、上記印刷シリンダR10の軸直方
向と一致させて上記磁石部10の磁力によって貼付す
る。磁石部10を貼付する位置は、掛止溝R30から若
干離れた位置が好ましい。これが、上記取付け工程に当
たる。
的な装着方法について説明すると、図7に示すように、
まず、上記印刷シリンダR10の外周面に上記下地シー
ト1の磁石部10を、上記印刷シリンダR10の軸直方
向と一致させて上記磁石部10の磁力によって貼付す
る。磁石部10を貼付する位置は、掛止溝R30から若
干離れた位置が好ましい。これが、上記取付け工程に当
たる。
【0046】続いて、図7に示すように、上述した方法
によって上記感光性刷版40が貼付された上記印刷シー
ト2の一側の上記バー52を、所定の位置の上記掛止溝
R30に嵌め込んで掛止する。その状態では、下地シー
ト1と印刷シート2とは、図7に示すように、垂下した
状態となっている。
によって上記感光性刷版40が貼付された上記印刷シー
ト2の一側の上記バー52を、所定の位置の上記掛止溝
R30に嵌め込んで掛止する。その状態では、下地シー
ト1と印刷シート2とは、図7に示すように、垂下した
状態となっている。
【0047】そして、徐々に上記下地シート1及び上記
印刷シート2を図8に示すように上記印刷シリンダ(シ
リンダ)R10に巻き付けていく。つまり、印刷シート
2を下地シート1に上に巻き付けていく。これが上記巻
装工程に当たる。
印刷シート2を図8に示すように上記印刷シリンダ(シ
リンダ)R10に巻き付けていく。つまり、印刷シート
2を下地シート1に上に巻き付けていく。これが上記巻
装工程に当たる。
【0048】すると、上記下地シート1と印刷シリンダ
R10との間の空気及び下地シート1と印刷シート2と
の間の空気は徐々に押し出されるので、それらの間に空
気が残留することがない。特に、上記クッション部20
は、上記のようなウレタンフォームによって形成されて
いるため、下地シート1を徐々に印刷シリンダR10に
巻き付けていくことにより、徐々にクッション部20と
印刷シリンダR10間にある空気を押し出すことがで
き、また、クッション部20内の空気も排出され、これ
により、好適に空気を排気しえるものである。そのた
め、上記感光性刷版40の下方に空気が入り込まないた
め、印刷時において上記感光性刷版40が不均一な印圧
となってしまうことがない。また、上記クッション部2
0の材質がウレタンフォームであるため、圧縮残留歪が
小さく寸法安定性に優れたものとなるため、高いレベル
で印刷性の確保を図ることも可能になる。
R10との間の空気及び下地シート1と印刷シート2と
の間の空気は徐々に押し出されるので、それらの間に空
気が残留することがない。特に、上記クッション部20
は、上記のようなウレタンフォームによって形成されて
いるため、下地シート1を徐々に印刷シリンダR10に
巻き付けていくことにより、徐々にクッション部20と
印刷シリンダR10間にある空気を押し出すことがで
き、また、クッション部20内の空気も排出され、これ
により、好適に空気を排気しえるものである。そのた
め、上記感光性刷版40の下方に空気が入り込まないた
め、印刷時において上記感光性刷版40が不均一な印圧
となってしまうことがない。また、上記クッション部2
0の材質がウレタンフォームであるため、圧縮残留歪が
小さく寸法安定性に優れたものとなるため、高いレベル
で印刷性の確保を図ることも可能になる。
【0049】そして、上記下地シート1及び上記印刷シ
ート2を図8に示すように上記印刷シリンダR10に巻
き付けていき、図9に示すように他側の上記バー52を
上記巻込み軸R20の掛止溝R22に嵌め込む。そし
て、その状態から上記巻込み軸R20を図10に示すよ
うにスパナなどによって正回転(例えば、右回転)さ
せ、上記バー52を上記巻込み軸R20に巻き込んでい
き上記下地シート1を引き込んで締め込む。そのため、
上記印刷シリンダR10の外周面に上記下地シート1及
び上記印刷シート2が、ぴったりと隙間やたわみが生じ
ることなく張り付くことになる。
ート2を図8に示すように上記印刷シリンダR10に巻
き付けていき、図9に示すように他側の上記バー52を
上記巻込み軸R20の掛止溝R22に嵌め込む。そし
て、その状態から上記巻込み軸R20を図10に示すよ
うにスパナなどによって正回転(例えば、右回転)さ
せ、上記バー52を上記巻込み軸R20に巻き込んでい
き上記下地シート1を引き込んで締め込む。そのため、
上記印刷シリンダR10の外周面に上記下地シート1及
び上記印刷シート2が、ぴったりと隙間やたわみが生じ
ることなく張り付くことになる。
【0050】この場合に、図11に示すように、上記感
光性刷版40が配設された部位における上記下地シート
1と上記印刷シート2との合計の厚さYt(図11参
照)は、上述した上記下地シート1の厚さYc(4m
m)+上記感光性刷版40の厚さYd(2.84mm)
+上記フィルム部材50の厚さYe(0.188mm)
である。従って、上記感光性刷版40が配設された部位
における上記下地シート1と上記印刷シート2との合計
の厚さYtは7.028mmとなる。
光性刷版40が配設された部位における上記下地シート
1と上記印刷シート2との合計の厚さYt(図11参
照)は、上述した上記下地シート1の厚さYc(4m
m)+上記感光性刷版40の厚さYd(2.84mm)
+上記フィルム部材50の厚さYe(0.188mm)
である。従って、上記感光性刷版40が配設された部位
における上記下地シート1と上記印刷シート2との合計
の厚さYtは7.028mmとなる。
【0051】なお、上記加圧シリンダR1aは、上記印
刷シリンダR10と略同一な外形寸法の略円筒状になさ
れており、外周面部にはクロムメッキが施されている。
また、該加圧シリンダR1aは、上記印刷シリンダR1
0の上部側に間隔調節が可能な状態で略平行に配設され
る。この場合の上記加圧シリンダR1aと上記印刷シリ
ンダR10との間隔は、該約7mmの厚さの感光性刷版
に対応して設定されている。つまり、該間隔は、7mm
の幅に印刷物の厚みを考慮した厚みを加算した値となっ
ている。
刷シリンダR10と略同一な外形寸法の略円筒状になさ
れており、外周面部にはクロムメッキが施されている。
また、該加圧シリンダR1aは、上記印刷シリンダR1
0の上部側に間隔調節が可能な状態で略平行に配設され
る。この場合の上記加圧シリンダR1aと上記印刷シリ
ンダR10との間隔は、該約7mmの厚さの感光性刷版
に対応して設定されている。つまり、該間隔は、7mm
の幅に印刷物の厚みを考慮した厚みを加算した値となっ
ている。
【0052】そして、上記加圧シリンダR1aと上記印
刷シリンダR10とを、図示略の駆動装置によって所定
のスピードで回転駆動させる。この場合に、図12に示
すように、はす歯歯車R40とはす歯歯車R50とが噛
み合うことによって上記加圧シリンダR1aと上記印刷
シリンダR10とは互いに回転が伝達され合うととも
に、上記加圧シリンダR1aと上記印刷シリンダR10
とは、常時逆方向に回転することになる。
刷シリンダR10とを、図示略の駆動装置によって所定
のスピードで回転駆動させる。この場合に、図12に示
すように、はす歯歯車R40とはす歯歯車R50とが噛
み合うことによって上記加圧シリンダR1aと上記印刷
シリンダR10とは互いに回転が伝達され合うととも
に、上記加圧シリンダR1aと上記印刷シリンダR10
とは、常時逆方向に回転することになる。
【0053】なお、印刷シリンダR10と加圧シリンダ
R1aの径については、厚さ約7mmの感光性刷版を印
刷シリンダR10に巻き付けることにより、該感光性刷
版を含めた径と加圧シリンダR1aの径とが同じになる
ように設定されているので、厚さ約3mmの感光性刷版
を下地シート1により嵩上げすることにより、下地シー
ト1と厚さ約3mmの感光性刷版を含めた印刷シリンダ
R10の径と、加圧シリンダR1aの径とが同じにな
り、円滑に回転することが可能となる。
R1aの径については、厚さ約7mmの感光性刷版を印
刷シリンダR10に巻き付けることにより、該感光性刷
版を含めた径と加圧シリンダR1aの径とが同じになる
ように設定されているので、厚さ約3mmの感光性刷版
を下地シート1により嵩上げすることにより、下地シー
ト1と厚さ約3mmの感光性刷版を含めた印刷シリンダ
R10の径と、加圧シリンダR1aの径とが同じにな
り、円滑に回転することが可能となる。
【0054】そのため、上記加圧シリンダR1aと上記
印刷シリンダR10との間隙に段ボール材などの印刷物
を挿通することによって印刷物が引き込まれて、上記印
刷シリンダR10の感光性刷版40と印刷物の表面が圧
接し、上記感光性刷版40から印刷物に速乾性インクが
転写されて印刷物に印刷が施される。
印刷シリンダR10との間隙に段ボール材などの印刷物
を挿通することによって印刷物が引き込まれて、上記印
刷シリンダR10の感光性刷版40と印刷物の表面が圧
接し、上記感光性刷版40から印刷物に速乾性インクが
転写されて印刷物に印刷が施される。
【0055】この場合に、上記感光性刷版40が配設さ
れた部位における上記下地シート1と上記印刷シート2
との合計の厚さYtは7.028mmであり、通常の厚
さ約7mmの感光性刷版に比べて若干厚みがあるが、使
用していくことによりクッション部20の厚みが若干小
さくなることを勘案すると、この程度の厚さが好適であ
るといえる。
れた部位における上記下地シート1と上記印刷シート2
との合計の厚さYtは7.028mmであり、通常の厚
さ約7mmの感光性刷版に比べて若干厚みがあるが、使
用していくことによりクッション部20の厚みが若干小
さくなることを勘案すると、この程度の厚さが好適であ
るといえる。
【0056】以上述べたように、本実施例の下地シート
1によれば、上記磁石部10とクッション部20とが同
一層上に並設して形成されているため、上記磁石部10
によって上記印刷シリンダR10に容易に装着できるの
で、厚さ約7mmの感光性刷版用に設定されている輪転
機R1に対して、厚さ約3mmの感光性刷版を容易に使
用でき、また、該厚さ約3mmの感光性刷版を使用した
後に厚さ約7mmの感光性刷版を使用する場合には、磁
石部10で接着している下地シート1を印刷シリンダR
10から剥がせばよいので、厚さ約7mmの感光性刷版
と厚さ約3mmの感光性刷版との併用が容易となる。ま
た、下地シート1は、約4mmの厚みに形成されている
ので、厚さ約3mmの感光性刷版の場合でも嵩上げをす
ることにより、厚さ約7mmの感光性刷版用の設定とな
っている印刷機にも適用することが可能となる。特に、
将来仮に水系溶剤を用いる感光性刷版が普及した場合で
も、本実施例の下地シート1により嵩上げすることによ
り、対応することが可能となる。
1によれば、上記磁石部10とクッション部20とが同
一層上に並設して形成されているため、上記磁石部10
によって上記印刷シリンダR10に容易に装着できるの
で、厚さ約7mmの感光性刷版用に設定されている輪転
機R1に対して、厚さ約3mmの感光性刷版を容易に使
用でき、また、該厚さ約3mmの感光性刷版を使用した
後に厚さ約7mmの感光性刷版を使用する場合には、磁
石部10で接着している下地シート1を印刷シリンダR
10から剥がせばよいので、厚さ約7mmの感光性刷版
と厚さ約3mmの感光性刷版との併用が容易となる。ま
た、下地シート1は、約4mmの厚みに形成されている
ので、厚さ約3mmの感光性刷版の場合でも嵩上げをす
ることにより、厚さ約7mmの感光性刷版用の設定とな
っている印刷機にも適用することが可能となる。特に、
将来仮に水系溶剤を用いる感光性刷版が普及した場合で
も、本実施例の下地シート1により嵩上げすることによ
り、対応することが可能となる。
【0057】また、特に、厚さ約3mmの感光性刷版を
使用する場合には、軽量化を図ることができて、該軽量
化により作業性を改善させることができる。軽量化の実
際の度合いとしては、厚さ約7mmの感光性刷版に比べ
て約2分の1程度の重量となる。また、厚さ約3mmの
感光性刷版は、厚さ約7mmの感光性刷版に比べて厚さ
が薄いために破損しにくく、また、感光性刷版に使用す
る樹脂の量も少なくて済むので、省資源となる。また、
廃棄する場合に、産業廃棄物の量も少なくできるので、
厚さ約7mmの感光性刷版を用いる場合に比べて有効で
ある。
使用する場合には、軽量化を図ることができて、該軽量
化により作業性を改善させることができる。軽量化の実
際の度合いとしては、厚さ約7mmの感光性刷版に比べ
て約2分の1程度の重量となる。また、厚さ約3mmの
感光性刷版は、厚さ約7mmの感光性刷版に比べて厚さ
が薄いために破損しにくく、また、感光性刷版に使用す
る樹脂の量も少なくて済むので、省資源となる。また、
廃棄する場合に、産業廃棄物の量も少なくできるので、
厚さ約7mmの感光性刷版を用いる場合に比べて有効で
ある。
【0058】また、上記のように、クッション部20自
体が連発泡の素材により形成されており、下地シート1
を徐々に印刷シリンダR10に巻き付けていくことによ
り、クッション部20と印刷シリンダR10との間に空
気が残留したままになるおそれが少なく、また、クッシ
ョン部20自体が連発泡の素材により形成されているの
で、クッション部20内にも空気が残留することがな
く、よって、印刷時に不均一な印圧となり、細かい文字
が印刷できないなどの印刷性の低下を招いてしまうとい
うことがない。そのため、高い印刷性の確保を図ること
が可能になる。
体が連発泡の素材により形成されており、下地シート1
を徐々に印刷シリンダR10に巻き付けていくことによ
り、クッション部20と印刷シリンダR10との間に空
気が残留したままになるおそれが少なく、また、クッシ
ョン部20自体が連発泡の素材により形成されているの
で、クッション部20内にも空気が残留することがな
く、よって、印刷時に不均一な印圧となり、細かい文字
が印刷できないなどの印刷性の低下を招いてしまうとい
うことがない。そのため、高い印刷性の確保を図ること
が可能になる。
【0059】また、本実施例の下地シート1には、ポリ
エステルフィルム30が設けられているので、特に、ク
ッション部20がインク等によって汚れることがない。
すなわち、下地シート1の平面の全面には、ポリエステ
ルフィルム30が設けられていて、下地シート1を印刷
シリンダR10へ貼付した際には、クッション部20が
印刷シリンダR10側にあるので、クッション部20が
ポリエステルフィルム30によりカバーされた状態とな
り、印刷インクが下地シート1に付着しても、該ポリエ
ステルフィルム30により保護されて、クッション部2
0や磁石部10が汚れることがない。
エステルフィルム30が設けられているので、特に、ク
ッション部20がインク等によって汚れることがない。
すなわち、下地シート1の平面の全面には、ポリエステ
ルフィルム30が設けられていて、下地シート1を印刷
シリンダR10へ貼付した際には、クッション部20が
印刷シリンダR10側にあるので、クッション部20が
ポリエステルフィルム30によりカバーされた状態とな
り、印刷インクが下地シート1に付着しても、該ポリエ
ステルフィルム30により保護されて、クッション部2
0や磁石部10が汚れることがない。
【0060】また、上記感光性刷版40がエラスロン樹
脂によって形成され、また、上記クッション部20がウ
レタンフォームによって形成されているため、2重の弾
性材による高い弾性力を得ることができる。従って、高
度な印刷性を有したものとなり、絵模様等の高い印刷精
度が要求されるような場合であってもきれいに印刷する
ことが可能になる。
脂によって形成され、また、上記クッション部20がウ
レタンフォームによって形成されているため、2重の弾
性材による高い弾性力を得ることができる。従って、高
度な印刷性を有したものとなり、絵模様等の高い印刷精
度が要求されるような場合であってもきれいに印刷する
ことが可能になる。
【0061】なお、本発明は、本実施例の構成のみに限
定されるものではなく、多様な態様が可能である。例え
ば、各部材の材質や大きさなどは、印刷物の特徴やイン
クの種類などに応じて適宜選定されるものである。
定されるものではなく、多様な態様が可能である。例え
ば、各部材の材質や大きさなどは、印刷物の特徴やイン
クの種類などに応じて適宜選定されるものである。
【0062】
【発明の効果】本発明に基づくフレキソ印刷用嵩上げ部
材によれば、感光性刷版を有する印刷シートを嵩上げす
ることができるので、フレキソ印刷用嵩上げ部材を所定
の厚み(特に、厚さ4mm)とすることにより、厚さ約
7mmの感光性刷版用に設定された印刷機にも厚さ約3
mmの感光性刷版を容易に用いることができ、また、本
発明のフレキソ印刷用嵩上げ部材は、シリンダから簡単
に取り外せるので、印刷機において、厚さ約7mmの感
光性刷版との併用も容易となる。また、上記クッション
部と印刷シートとをシリンダに徐々に巻き付けていくこ
とにより、上記フレキソ印刷用嵩上げ部材とシリンダと
の間の空気及びフレキソ印刷用嵩上げ部材と印刷シート
との間の空気は徐々に押し出されるので、空気が残留す
ることにより不均一な印圧となって印刷性が低下してし
まうということがない。そのため、高い印刷性の確保を
図ることも可能になる。
材によれば、感光性刷版を有する印刷シートを嵩上げす
ることができるので、フレキソ印刷用嵩上げ部材を所定
の厚み(特に、厚さ4mm)とすることにより、厚さ約
7mmの感光性刷版用に設定された印刷機にも厚さ約3
mmの感光性刷版を容易に用いることができ、また、本
発明のフレキソ印刷用嵩上げ部材は、シリンダから簡単
に取り外せるので、印刷機において、厚さ約7mmの感
光性刷版との併用も容易となる。また、上記クッション
部と印刷シートとをシリンダに徐々に巻き付けていくこ
とにより、上記フレキソ印刷用嵩上げ部材とシリンダと
の間の空気及びフレキソ印刷用嵩上げ部材と印刷シート
との間の空気は徐々に押し出されるので、空気が残留す
ることにより不均一な印圧となって印刷性が低下してし
まうということがない。そのため、高い印刷性の確保を
図ることも可能になる。
【0063】また、特に、シート状部を有する場合に
は、印刷インク等がクッション部に付着するおそれを小
さくでき、汚れ防止になる。
は、印刷インク等がクッション部に付着するおそれを小
さくでき、汚れ防止になる。
【0064】また、本発明に基づく感光性刷版巻装方法
によれば、感光性刷版を嵩上げすることができるので、
フレキソ印刷用嵩上げ部材を所定の厚みとすることによ
り、厚さ約7mmの感光性刷版用に設定された印刷機に
も厚さ約3mmの感光性刷版を容易に用いることがで
き、また、本発明のフレキソ印刷用嵩上げ部材は、シリ
ンダから簡単に取り外せるので、印刷機において、厚さ
約7mmの感光性刷版との併用も容易となる。
によれば、感光性刷版を嵩上げすることができるので、
フレキソ印刷用嵩上げ部材を所定の厚みとすることによ
り、厚さ約7mmの感光性刷版用に設定された印刷機に
も厚さ約3mmの感光性刷版を容易に用いることがで
き、また、本発明のフレキソ印刷用嵩上げ部材は、シリ
ンダから簡単に取り外せるので、印刷機において、厚さ
約7mmの感光性刷版との併用も容易となる。
【図1】本発明の実施例に基づく下地シートの構成を示
す図であり、(a)はその要部断面図であり、(b)は
その要部平面図である。
す図であり、(a)はその要部断面図であり、(b)は
その要部平面図である。
【図2】本発明の実施例に基づく下地シートを示す斜視
図である。
図である。
【図3】下地シートの折曲状態を示す説明図である。
【図4】印刷シートを示す図であり、(a)はその要部
断面図であり、(b)はその要部平面図である。
断面図であり、(b)はその要部平面図である。
【図5】本発明の実施例に基づく印刷シートを示す斜視
図である。
図である。
【図6】フレキソ印刷用輪転機の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】印刷シリンダに下地シート及び印刷シートを巻
き付ける際の状態を示す説明図である。
き付ける際の状態を示す説明図である。
【図8】印刷シリンダに下地シート及び印刷シートを巻
き付ける際の状態を示す説明図である。
き付ける際の状態を示す説明図である。
【図9】印刷シリンダに下地シート及び印刷シートを巻
き付ける際の状態を示す説明図である。
き付ける際の状態を示す説明図である。
【図10】印刷シリンダに下地シート及び印刷シートを
巻き付ける際の状態を示す説明図である。
巻き付ける際の状態を示す説明図である。
【図11】印刷シートと下地シートとが密着した状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図12】印刷シリンダに感光性刷版を貼付した状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 下地シート
2 印刷シート
10 磁石部
20 クッション部
30 ポリエステルフィルム
40 感光性刷版
50 フィルム部材
Claims (15)
- 【請求項1】 フレキソ印刷において感光性刷版の嵩上
げ部材として用いるフレキソ印刷用嵩上げ部材であっ
て、 磁石部と、 シート状を呈するクッション部と、を有することを特徴
とするフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項2】 上記磁石部と上記クッション部とが同一
層上に並設されていることを特徴とする請求項1に記載
のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項3】 上記磁石部と上記クッション部とが隣接
して配設されていることを特徴とする請求項1又は2に
記載のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項4】 上記磁石部と上記クッション部とが、可
撓性を有することを特徴とする請求項1又は2又は3に
記載のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項5】 上記フレキソ印刷用嵩上げ部材が、さら
に、 上記磁石部の上面と、上記クッション部の上面とを被覆
するシート状部で、シート状部材により形成されたシー
ト状部を有することを特徴とする請求項1又は2又は3
又は4に記載のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項6】 フレキソ印刷において感光性刷版の嵩上
げ部材として用いるフレキソ印刷用嵩上げ部材であっ
て、 シート状部材により形成されたシート状部と、 該シート状部の一方の面に固着された磁石部と、 該シート状部の該一方の面に該磁石部に隣接して固着さ
れたクッション部であって、シート状を呈するクッショ
ン部と、を有することを特徴とするフレキソ印刷用嵩上
げ部材。 - 【請求項7】 上記シート状部が、フィルム部材により
形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載
のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項8】 上記クッション部と上記シート状部とが
可撓性を有することを特徴とする請求項6又は7に記載
のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項9】 上記磁石部が可撓性を有することを特徴
とする請求項6又は7又は8に記載のフレキソ印刷用嵩
上げ部材。 - 【請求項10】 上記クッション部が、連発泡の素材に
より形成されていることを特徴とする請求項1又は2又
は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9に記載のフ
レキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項11】 上記磁石部の厚みと、上記クッション
部の厚みとが略同一であることを特徴とする請求項1又
は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は
10に記載のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項12】 上記磁石部の厚みが、上記クッション
部の厚みよりも薄く形成されていることを特徴とする請
求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又
は9又は10に記載のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項13】 フレキソ印刷用嵩上げ部材全体の厚み
が、3.5mm〜4.5mmであることを特徴とする請
求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又
は9又は10又は11又は12に記載のフレキソ印刷用
嵩上げ部材。 - 【請求項14】 フレキソ印刷用嵩上げ部材全体の厚み
が、4.0mmであることを特徴とする請求項1又は2
又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10
又は11又は12に記載のフレキソ印刷用嵩上げ部材。 - 【請求項15】 フレキソ印刷において感光性刷版をシ
リンダに巻装する感光性刷版巻装方法であって、 請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8
又は9又は10又は11又は12又は13又は14に記
載のフレキソ印刷用嵩上げ部材における磁石部をシリン
ダに接着させることにより、フレキソ印刷用嵩上げ部材
をシリンダに取り付ける取付け工程と、 シリンダに取り付けられたフレキソ印刷用嵩上げ部材の
上に、感光性刷版を有する印刷シートを積層させて、該
フレキソ印刷用嵩上げ部材を介して該印刷シートをシリ
ンダに巻装させる巻装工程と、を有することを特徴とす
る感光性刷版巻装方法。
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US10/380,162 US20040045467A1 (en) | 2001-05-28 | 2002-05-23 | Flexographic printing pad, and method for wrapping photosensitive printing plate |
EP02730695A EP1391320A4 (en) | 2001-05-28 | 2002-05-23 | LIFTING DEVICE FOR FLEXO PRESSURE PLATE AND METHOD FOR WRAPPING A PHOTO SENSITIVE PRESSURE PLATE |
PCT/JP2002/004996 WO2002096668A1 (fr) | 2001-05-28 | 2002-05-23 | Element de levage destine a la flexographie et procede d'enroulement d'une plaque machine photosensible |
CNB028025350A CN1219659C (zh) | 2001-05-28 | 2002-05-23 | 苯胺印刷用增高部件及感光性印版的卷装方法 |
KR1020037001198A KR100616393B1 (ko) | 2001-05-28 | 2002-05-23 | 플렉소 인쇄용 상승 부재 및 감광성 쇄판 권취 방법 |
TW091110918A TWI221446B (en) | 2001-05-28 | 2002-05-23 | Raising member for flexographic printing and method of winding photosensitive press plate |
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Publication Number | Publication Date |
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TW (1) | TWI221446B (ja) |
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JP2008132721A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Nitto Denko Corp | 印刷機用のクッションシート、印刷機、及び印刷方法 |
EP2821227B1 (fr) * | 2013-07-03 | 2018-08-15 | Miller Graphics France SAS | Dispositif de montage d'une forme imprimante sur un cylindre d'impression flexographique |
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---|---|---|---|---|
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CH600516A5 (ja) * | 1975-03-10 | 1978-06-15 | K & F Manufacturing Co | |
JPS5595575A (en) * | 1979-01-12 | 1980-07-19 | Oishi Sangyo Kk | Printing apparatus |
FR2559426A1 (fr) * | 1984-02-10 | 1985-08-16 | Ferre Jean Michel | Plaque flexographique |
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