JPH11254845A - 印刷機械用のコ―ティングユニットおよび凸版印刷板 - Google Patents
印刷機械用のコ―ティングユニットおよび凸版印刷板Info
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- JPH11254845A JPH11254845A JP11016263A JP1626399A JPH11254845A JP H11254845 A JPH11254845 A JP H11254845A JP 11016263 A JP11016263 A JP 11016263A JP 1626399 A JP1626399 A JP 1626399A JP H11254845 A JPH11254845 A JP H11254845A
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- B41F27/14—Devices for attaching printing elements or formes to supports for attaching printing formes to intermediate supports, e.g. adapter members
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 とりわけ版胴と圧胴によって形成される押圧
間隙、および網どりされたインキ着けローラーと版胴に
よって形成される接触箇所におけるより高い弾力性を可
能にし、且つ印刷材料のコーティング品質を目に見えて
改善できるコーティングユニット並びに弾力的な凸版印
刷板を創出する。 【解決手段】 圧胴と、圧胴と接触する弾力的な凸版印
刷版を支持する版胴と、網どりされたインキ着けローラ
ーを含む配量システムとを備え、インキ着けローラーが
版胴と接触している印刷機械用のコーティングユニット
であって、版胴１２の外被面上に配置された弾力的な凸
版印刷版１７が、少なくとも３層の層構造を有し、版胴
１２の外被面に対応配置された第一の層が、寸法的に安
定な柔軟な支持材料１８であり、支持材料１８上には高
い減衰特性を有する圧縮可能な第二の層１９が接着固定
されて配置されており、且つ第二の層１９には、印刷面
２１を備えた凸版を形成する第三の層２０が接着固定さ
れて配置されている。
間隙、および網どりされたインキ着けローラーと版胴に
よって形成される接触箇所におけるより高い弾力性を可
能にし、且つ印刷材料のコーティング品質を目に見えて
改善できるコーティングユニット並びに弾力的な凸版印
刷板を創出する。 【解決手段】 圧胴と、圧胴と接触する弾力的な凸版印
刷版を支持する版胴と、網どりされたインキ着けローラ
ーを含む配量システムとを備え、インキ着けローラーが
版胴と接触している印刷機械用のコーティングユニット
であって、版胴１２の外被面上に配置された弾力的な凸
版印刷版１７が、少なくとも３層の層構造を有し、版胴
１２の外被面に対応配置された第一の層が、寸法的に安
定な柔軟な支持材料１８であり、支持材料１８上には高
い減衰特性を有する圧縮可能な第二の層１９が接着固定
されて配置されており、且つ第二の層１９には、印刷面
２１を備えた凸版を形成する第三の層２０が接着固定さ
れて配置されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１による印
刷機械用のコーティングユニットならびに請求項１０に
よる凸版印刷版に関するものである。
刷機械用のコーティングユニットならびに請求項１０に
よる凸版印刷版に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】印刷機械用のコーティングユニットは、
欧州特許第０６２０１１５号明細書から公知になってい
る。印刷材料のインラインコーティングを行うために
は、少なくとも二つのラッカー塗装ユニットが備えられ
ている。この場合、印刷材料の搬送方向に配置されたラ
ッカー塗装ユニットは、フレキソ印刷機構として、印刷
材料を導く圧胴と接触している、弾力的な凸版印刷版を
支持する版胴と、再び版胴と接触している、グリッドを
有したインキ着けローラーと、調整可能なドクターブレ
ードにより形成されている。この場合には、ドクターブ
レードを備えた、とりわけセラミクス製ロールとして形
成されたグリッドを有したインキ着けローラーが、印刷
材料の着色（コーティング）のための配量システムを形
成する。
欧州特許第０６２０１１５号明細書から公知になってい
る。印刷材料のインラインコーティングを行うために
は、少なくとも二つのラッカー塗装ユニットが備えられ
ている。この場合、印刷材料の搬送方向に配置されたラ
ッカー塗装ユニットは、フレキソ印刷機構として、印刷
材料を導く圧胴と接触している、弾力的な凸版印刷版を
支持する版胴と、再び版胴と接触している、グリッドを
有したインキ着けローラーと、調整可能なドクターブレ
ードにより形成されている。この場合には、ドクターブ
レードを備えた、とりわけセラミクス製ロールとして形
成されたグリッドを有したインキ着けローラーが、印刷
材料の着色（コーティング）のための配量システムを形
成する。
【０００３】ドイツ特許出願公開第３３２７５２３号公
報からは、フォトポリマー化（感光性樹脂化）が可能な
印刷板が公知になっているが、これは、寸法的に安定し
た支持層に接着固定されて取り付けられた凸版を形成す
る更なる層をフレキソグラフィ−（曲面印刷法）印刷版
として保持するものである。
報からは、フォトポリマー化（感光性樹脂化）が可能な
印刷板が公知になっているが、これは、寸法的に安定し
た支持層に接着固定されて取り付けられた凸版を形成す
る更なる層をフレキソグラフィ−（曲面印刷法）印刷版
として保持するものである。
【０００４】このような印刷板が、弾力的な凸版印刷版
として、コーティングユニットの版胴上に固定されると
きは、印刷材料のコーティングの品質に損傷が生ずる。
版胴は、印刷およびコーティングを直接印刷材料にもた
らし、圧胴は逆圧胴として堅い表面を有するものであ
り、単に印刷材料ならびに弾力的な凸版印刷版のみが
（圧胴と版胴から形成される）印刷ゾーン内の弾力的材
料として存在するだけであるので、その弾力性は求める
品質にとってはもはや十分でないのである。同様にし
て、グリッドを有したインキ着けローラーと版胴の接触
箇所においても、求める印刷品質にとってもはや十分な
弾力性は存在しないのである。版胴と圧胴の押圧間隙、
或いは網どりローラーと版胴との接触箇所の弾力性を高
めるために、寸法的に安定した支持層の下に、直接版胴
上に弾力性の上張り、例えばゴム引き防水布或いは敷き
紙を組み込むことは公知である。このような配置は、コ
ーティングの品質の第一の改善をもたらすものであり、
もちろんその場合に、印刷板の弾力性は支持層に亘って
平面的に版胴の外被に及ぼされ、その結果として、上記
の押圧間隙内或いは同じく上記の接触箇所における弾力
性を改善する必要が生ずることがしばしばである。その
上、弾性の上張りの取付ならびに弾力的な凸版印刷板の
固定も、費用がかかるものである。
として、コーティングユニットの版胴上に固定されると
きは、印刷材料のコーティングの品質に損傷が生ずる。
版胴は、印刷およびコーティングを直接印刷材料にもた
らし、圧胴は逆圧胴として堅い表面を有するものであ
り、単に印刷材料ならびに弾力的な凸版印刷版のみが
（圧胴と版胴から形成される）印刷ゾーン内の弾力的材
料として存在するだけであるので、その弾力性は求める
品質にとってはもはや十分でないのである。同様にし
て、グリッドを有したインキ着けローラーと版胴の接触
箇所においても、求める印刷品質にとってもはや十分な
弾力性は存在しないのである。版胴と圧胴の押圧間隙、
或いは網どりローラーと版胴との接触箇所の弾力性を高
めるために、寸法的に安定した支持層の下に、直接版胴
上に弾力性の上張り、例えばゴム引き防水布或いは敷き
紙を組み込むことは公知である。このような配置は、コ
ーティングの品質の第一の改善をもたらすものであり、
もちろんその場合に、印刷板の弾力性は支持層に亘って
平面的に版胴の外被に及ぼされ、その結果として、上記
の押圧間隙内或いは同じく上記の接触箇所における弾力
性を改善する必要が生ずることがしばしばである。その
上、弾性の上張りの取付ならびに弾力的な凸版印刷板の
固定も、費用がかかるものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠陥
を回避し、とりわけ版胴と圧胴によって形成される押圧
間隙、およびグリッドを有したインキ着けローラーと版
胴によって形成される接触箇所におけるより高い弾力性
を可能にし、且つ印刷材料のコーティング品質を目に見
えて改善するような、冒頭に述べた種類のコーティング
ユニットならびに弾力的な凸版印刷板を創出する課題を
基礎に置くものである。
を回避し、とりわけ版胴と圧胴によって形成される押圧
間隙、およびグリッドを有したインキ着けローラーと版
胴によって形成される接触箇所におけるより高い弾力性
を可能にし、且つ印刷材料のコーティング品質を目に見
えて改善するような、冒頭に述べた種類のコーティング
ユニットならびに弾力的な凸版印刷板を創出する課題を
基礎に置くものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題は、特許請求項
１、８、９および１０の実施形態の特徴によって解決さ
れる。更なる実施形態は、下位請求項から明らかなとお
りである。
１、８、９および１０の実施形態の特徴によって解決さ
れる。更なる実施形態は、下位請求項から明らかなとお
りである。
【０００７】本発明によれば、弾力的な凸版印刷版を支
持する版胴と、これに対応配置された圧胴とを備えたコ
ーティングユニット内で、印刷材料は直接的な印刷プロ
セスでコーティングがなされる。すなわち、印刷材料の
コーティングは、直接着色された凸版印刷板から印刷材
料に対して直接行われる。この印刷方法においては、
（間接的な押圧の場合のような）中間支持体は存在しな
い。例えば間接的な印刷方法であるオフセット印刷の場
合には、通常はゴムブランケット胴が減衰機能を有する
中間支持体として機能する。
持する版胴と、これに対応配置された圧胴とを備えたコ
ーティングユニット内で、印刷材料は直接的な印刷プロ
セスでコーティングがなされる。すなわち、印刷材料の
コーティングは、直接着色された凸版印刷板から印刷材
料に対して直接行われる。この印刷方法においては、
（間接的な押圧の場合のような）中間支持体は存在しな
い。例えば間接的な印刷方法であるオフセット印刷の場
合には、通常はゴムブランケット胴が減衰機能を有する
中間支持体として機能する。
【０００８】本発明によれば、直接的な凸版印刷におい
て、弾力的な凸版印刷版の特殊な構造または弾力的な凸
版印刷板の特殊な特性によって押圧間隙或いは接触箇所
において希望通りの更に高い弾力性が達成される。これ
によって、コーティングユニット内の減衰挙動が高めら
れ、このことが、とりわけグリッドを有したインキ着け
ローラーの振動の少ない回転運動をもたらす。特殊な層
構造または特殊な特性を備えた弾力的な凸版印刷版は、
とりわけ印刷されるべき表面の隆起している要素の開始
側縁部或いは終了側縁部において、グリッドを有したイ
ンキ着けローラーのローラーショックの著しい減少をも
たらす。押圧間隙、ならびにとりわけグリッドを有した
インキ着けローラーと版胴との接触箇所における比較的
高い弾力性は、印刷材料のコーティングの品質を著しく
改善する。とりわけ品質的に不利な印刷材料表面を有す
る印刷材料の場合には、コーティング品質の著しい改善
を認めることが出来る。
て、弾力的な凸版印刷版の特殊な構造または弾力的な凸
版印刷板の特殊な特性によって押圧間隙或いは接触箇所
において希望通りの更に高い弾力性が達成される。これ
によって、コーティングユニット内の減衰挙動が高めら
れ、このことが、とりわけグリッドを有したインキ着け
ローラーの振動の少ない回転運動をもたらす。特殊な層
構造または特殊な特性を備えた弾力的な凸版印刷版は、
とりわけ印刷されるべき表面の隆起している要素の開始
側縁部或いは終了側縁部において、グリッドを有したイ
ンキ着けローラーのローラーショックの著しい減少をも
たらす。押圧間隙、ならびにとりわけグリッドを有した
インキ着けローラーと版胴との接触箇所における比較的
高い弾力性は、印刷材料のコーティングの品質を著しく
改善する。とりわけ品質的に不利な印刷材料表面を有す
る印刷材料の場合には、コーティング品質の著しい改善
を認めることが出来る。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明を、図面をもととして実施
例につき説明するならば、次の通りである。図１は、印
刷材料のコーティングのための二つの装置を有する印刷
機械；図２は、グリッドを有したインキ着けローラー１
６を備えた配量システム；図３は、弾力的な凸版印刷板
の構造を示す図である。
例につき説明するならば、次の通りである。図１は、印
刷材料のコーティングのための二つの装置を有する印刷
機械；図２は、グリッドを有したインキ着けローラー１
６を備えた配量システム；図３は、弾力的な凸版印刷板
の構造を示す図である。
【００１０】印刷機械は、複数の印刷機構１、たとえば
オフセット印刷機構によって列状の構造に形成されてお
り、円弧状の印刷材料の搬送方向に、第一のコーティン
グユニット２と第二のコーティングユニット３が、印刷
機構１の背後に配置されている。コーティングユニット
２および３の間には、加工がなされるべき印刷材料を乾
燥させるために、ドライヤーシステム４が配置されてい
る。第二のコーティングユニット３の後ろには、印刷材
料をブームスタック６上に整理する、とりわけ循環する
コンベヤーシステム７によって形成されているブーム５
が配置されている。印刷機構１は、基本的にはプレート
シリンダ８と、ゴムブランケット胴９ならびに供給シリ
ンダとしての圧胴１１から構成されている。プレートシ
リンダ８には、インク装置が対応配置されており、場合
によっては、更に湿潤装置がプレートシリンダ８の近く
に配置されているが、これについては、ここではその詳
細に立ち入らないものとする。印刷機構１と、コーティ
ングユニット２および３、ならびにドライヤーシステム
４との間には、印刷材料の運搬のために、それぞれ１本
の移送シリンダ１０が配置されている。
オフセット印刷機構によって列状の構造に形成されてお
り、円弧状の印刷材料の搬送方向に、第一のコーティン
グユニット２と第二のコーティングユニット３が、印刷
機構１の背後に配置されている。コーティングユニット
２および３の間には、加工がなされるべき印刷材料を乾
燥させるために、ドライヤーシステム４が配置されてい
る。第二のコーティングユニット３の後ろには、印刷材
料をブームスタック６上に整理する、とりわけ循環する
コンベヤーシステム７によって形成されているブーム５
が配置されている。印刷機構１は、基本的にはプレート
シリンダ８と、ゴムブランケット胴９ならびに供給シリ
ンダとしての圧胴１１から構成されている。プレートシ
リンダ８には、インク装置が対応配置されており、場合
によっては、更に湿潤装置がプレートシリンダ８の近く
に配置されているが、これについては、ここではその詳
細に立ち入らないものとする。印刷機構１と、コーティ
ングユニット２および３、ならびにドライヤーシステム
４との間には、印刷材料の運搬のために、それぞれ１本
の移送シリンダ１０が配置されている。
【００１１】第一のコーティングユニット２は、例えば
水性ベースの分散ラッカー処理のためのラッカー機構と
して形成され、且つ圧胴１１と、弾力的な凸版印刷板１
７を支持し且つ圧胴１１と押圧間隙を形成する版胴１２
と、第一の配量システム１３とから構成されている。配
量システム１３は、版胴１２と接触させることが可能な
グリッドを有したインキ着けローラー１６、ならびにこ
のインキ着けローラー１６と機能的に接続関係にあるド
クターブレード１５によって形成されている。
水性ベースの分散ラッカー処理のためのラッカー機構と
して形成され、且つ圧胴１１と、弾力的な凸版印刷板１
７を支持し且つ圧胴１１と押圧間隙を形成する版胴１２
と、第一の配量システム１３とから構成されている。配
量システム１３は、版胴１２と接触させることが可能な
グリッドを有したインキ着けローラー１６、ならびにこ
のインキ着けローラー１６と機能的に接続関係にあるド
クターブレード１５によって形成されている。
【００１２】第二のコーティングユニット３は、同じく
例えば水性ベースの分散ラッカー処理のためのラッカー
機構として形成され、且つ圧胴１１と、ゴムブランケッ
トを支持し且つ圧胴１１と押圧間隙を形成する版胴１２
と、第二の配量システム１４とから構成されている。配
量システム１４は、インキ着けローラーならびに配量ロ
ールによって２ロール式機構として形成されている。
例えば水性ベースの分散ラッカー処理のためのラッカー
機構として形成され、且つ圧胴１１と、ゴムブランケッ
トを支持し且つ圧胴１１と押圧間隙を形成する版胴１２
と、第二の配量システム１４とから構成されている。配
量システム１４は、インキ着けローラーならびに配量ロ
ールによって２ロール式機構として形成されている。
【００１３】配量システム１３および１４は、それぞれ
１個の別個に制御可能なコーティング液の循環のための
循環システムに連結可能である。
１個の別個に制御可能なコーティング液の循環のための
循環システムに連結可能である。
【００１４】コーティングユニット２においては、版胴
１２は、グリッドを有したインキ着けローラー１６と接
触し且つ版胴１２の外被面に配置されている弾力的な凸
版印刷板１７を支持している。この凸版印刷板１７は、
とりわけ少なくとも３層の層構造１８、１９、２０から
構成されている。この場合、版胴１２の外被面に対応配
置された第一の層は、寸法の安定した柔軟な支持材料１
８を備えている。（第一の層としての）支持材料１８上
には、高い減衰特性を有する第２の圧縮可能な層１９が
接着固定されて配置されており、且つまたこの圧縮可能
な層１９には、印刷面２１（ならびに印刷面でない凹
部）を備えた凸版を形成する第三の層２０が接着固定さ
れて配置されている。
１２は、グリッドを有したインキ着けローラー１６と接
触し且つ版胴１２の外被面に配置されている弾力的な凸
版印刷板１７を支持している。この凸版印刷板１７は、
とりわけ少なくとも３層の層構造１８、１９、２０から
構成されている。この場合、版胴１２の外被面に対応配
置された第一の層は、寸法の安定した柔軟な支持材料１
８を備えている。（第一の層としての）支持材料１８上
には、高い減衰特性を有する第２の圧縮可能な層１９が
接着固定されて配置されており、且つまたこの圧縮可能
な層１９には、印刷面２１（ならびに印刷面でない凹
部）を備えた凸版を形成する第三の層２０が接着固定さ
れて配置されている。
【００１５】第一の層の支持材料１８はとりわけ金属材
料であり、或いは該支持材料１８は、少なくとも一種類
の金属材料を含んでいる。優先される金属材料は、アル
ミニウム材料である。圧縮可能な層１９（第二の層）
は、エラストマーまたは軟性弾力性のゴム材料である。
凸版形成層２０は、感光性樹脂化が可能であり、且つ印
刷面２１を支持する、隆起した領域（例えば文字、画像
素子）ならびに印刷およびコーティングプロセスでは関
係のない凹部を示している。版胴１２の周囲には、３層
の層構造１８、１９、２０を備えた弾力的な凸版印刷板
１７を解放可能に固定するためのスライドレールが優先
して配置されている。今一つの実施形態においては、ス
ライドレールに支持層１８のみが解放可能に固定されて
おり、その場合に支持層１８は、再び圧縮層１９ならび
に凸版形成層２０を支持するように形成されている。層
１９、２０は、この実施形態ではスライドレールによっ
て把握されていない。凸版印刷板１７の厚さに応じて、
スライドレールはその受容領域において寸法を定めるこ
とが出来る。
料であり、或いは該支持材料１８は、少なくとも一種類
の金属材料を含んでいる。優先される金属材料は、アル
ミニウム材料である。圧縮可能な層１９（第二の層）
は、エラストマーまたは軟性弾力性のゴム材料である。
凸版形成層２０は、感光性樹脂化が可能であり、且つ印
刷面２１を支持する、隆起した領域（例えば文字、画像
素子）ならびに印刷およびコーティングプロセスでは関
係のない凹部を示している。版胴１２の周囲には、３層
の層構造１８、１９、２０を備えた弾力的な凸版印刷板
１７を解放可能に固定するためのスライドレールが優先
して配置されている。今一つの実施形態においては、ス
ライドレールに支持層１８のみが解放可能に固定されて
おり、その場合に支持層１８は、再び圧縮層１９ならび
に凸版形成層２０を支持するように形成されている。層
１９、２０は、この実施形態ではスライドレールによっ
て把握されていない。凸版印刷板１７の厚さに応じて、
スライドレールはその受容領域において寸法を定めるこ
とが出来る。
【００１６】弾力的な凸版印刷版は、少なくとも３層の
層構造１８、１９、２０に限定されるものではない。そ
れどころか、層構造１８−２０の機能は、更に異なる層
構造でもこれを達成することが可能である。それ故、２
層の層構造も実現可能であって、この場合には、凸版形
成層２０は支持材料１８と直接接着固定によって接続さ
れており、その場合に凸版形成層２０は、基本的に圧縮
不可能な印刷面２１と支持材料１８との間で圧縮可能で
ある。今一つの実施形態では、該凸版形成層２０それ自
体は、支持材料として、そしてまた圧縮可能な層として
機能し、それ故に、層２０において圧縮可能であり、印
刷面２１は、基本的には圧縮可能ではないのである。
層構造１８、１９、２０に限定されるものではない。そ
れどころか、層構造１８−２０の機能は、更に異なる層
構造でもこれを達成することが可能である。それ故、２
層の層構造も実現可能であって、この場合には、凸版形
成層２０は支持材料１８と直接接着固定によって接続さ
れており、その場合に凸版形成層２０は、基本的に圧縮
不可能な印刷面２１と支持材料１８との間で圧縮可能で
ある。今一つの実施形態では、該凸版形成層２０それ自
体は、支持材料として、そしてまた圧縮可能な層として
機能し、それ故に、層２０において圧縮可能であり、印
刷面２１は、基本的には圧縮可能ではないのである。
【００１７】上記の弾力的な凸版印刷板１７の層構造と
並んで、本発明の今一つの概念は、弾力的なレリーフを
形成する凸版印刷板１７が、印刷面２１とともに、振動
システム、例えばグリッドを有したインキ着けローラー
の振動制御を最小化する特性を有し、且つコーティング
ユニットにおいて使用されることにある。このような弾
力的な凸版印刷板１７は、基本的に圧縮不可能な印刷面
２１から出発して、凸版印刷版の範囲内で圧縮性の増大
を示す。例えば、この特性は、凸版印刷板１７に封入さ
れた減衰要素、例えば気孔によって達成可能であり、或
いは対応する重合体混合物によっても達成可能である。
並んで、本発明の今一つの概念は、弾力的なレリーフを
形成する凸版印刷板１７が、印刷面２１とともに、振動
システム、例えばグリッドを有したインキ着けローラー
の振動制御を最小化する特性を有し、且つコーティング
ユニットにおいて使用されることにある。このような弾
力的な凸版印刷板１７は、基本的に圧縮不可能な印刷面
２１から出発して、凸版印刷版の範囲内で圧縮性の増大
を示す。例えば、この特性は、凸版印刷板１７に封入さ
れた減衰要素、例えば気孔によって達成可能であり、或
いは対応する重合体混合物によっても達成可能である。
【００１８】作動方法は次の通りである。印刷運転作業
においては、弾力的な凸版印刷板１７が版胴１２ととも
にその軸を巡って回転する。押圧間隙（圧胴１１と版胴
１２との間）或いは接触箇所（版胴１２とグリッドを有
したインキ着けローラー１６との間）における開始縁部
または最終縁部を備えた隆起した印刷面２１が、それぞ
れ隣接する振動発生装置である圧胴１１およびグリッド
を有したインキ着けローラー１６に接触するに至ると、
圧胴１１は、その慣性モーメントの結果として、励起が
減少する。慣性モーメントの現象の結果として、従来の
解決方法においては、インキ着けローラーの１個のスプ
リング（ローラーショック）が振動励起を生じた。本発
明によるコーティングユニットならびに弾力的な凸版印
刷板１７の特性によって、とりわけ接触箇所（版胴１２
とグリッドを有したインキ着けローラー１６との間）に
著しい弾力性の高まりが達成可能であり、またそれぞれ
の振動システムの振動励起の危険が著しく軽減され、こ
のことは、最終結果において、著しく改善されたコーテ
ィング品質に反映されている。
においては、弾力的な凸版印刷板１７が版胴１２ととも
にその軸を巡って回転する。押圧間隙（圧胴１１と版胴
１２との間）或いは接触箇所（版胴１２とグリッドを有
したインキ着けローラー１６との間）における開始縁部
または最終縁部を備えた隆起した印刷面２１が、それぞ
れ隣接する振動発生装置である圧胴１１およびグリッド
を有したインキ着けローラー１６に接触するに至ると、
圧胴１１は、その慣性モーメントの結果として、励起が
減少する。慣性モーメントの現象の結果として、従来の
解決方法においては、インキ着けローラーの１個のスプ
リング（ローラーショック）が振動励起を生じた。本発
明によるコーティングユニットならびに弾力的な凸版印
刷板１７の特性によって、とりわけ接触箇所（版胴１２
とグリッドを有したインキ着けローラー１６との間）に
著しい弾力性の高まりが達成可能であり、またそれぞれ
の振動システムの振動励起の危険が著しく軽減され、こ
のことは、最終結果において、著しく改善されたコーテ
ィング品質に反映されている。
【図１】 印刷材料のコーティングのための二つの装置
を有する印刷機械である。
を有する印刷機械である。
【図２】 グリッドを有したインキ着けローラー１６を
備えた配量システムである。
備えた配量システムである。
【図３】 弾力的な凸版印刷板の構造を示す図である。
１ 印刷機構 ２ コーティングユニット ３ コーティングユニット ４ ドライヤーシステム ５ ブーム ６ ブームスタック ７ コンベヤシステム ８ プレートシリンダ ９ ゴムブランケット胴 １０ 移送シリンダ １１ 圧胴 １２ 版胴 １３ 配量システム １４ 配量システム １５ ドクターブレード １６ グリッドを有したインキ着けローラー １７ 弾力的な凸版印刷板 １８ 支持材料 １９ 圧縮可能な層 ２０ 凸版形成層 ２１ 印刷面
Claims (14)
- 【請求項１】 圧胴と、圧胴と接触する弾力的な凸版印
刷版を支持する版胴と、グリッドを有したインキ着けロ
ーラーを含む配量システムとを備え、該インキ着けロー
ラーが版胴と接触している印刷機械用のコーティングユ
ニットであって、 版胴（１２）の外被面上に配置された弾力的な凸版印刷
版（１７）が、少なくとも３層の層構造を有し、版胴
（１２）の外被面に対応配置された第一の層が、寸法的
に安定な柔軟な支持材料（１８）であり、該支持材料
（１８）上には高い減衰特性を有する圧縮可能な第二の
層（１９）が接着固定されて配置されており、且つ第二
の層（１９）には、印刷面（２１）を備えた凸版を形成
する第三の層（２０）が接着固定されて配置されている
ことを特徴とするコーティングユニット。 - 【請求項２】 第一の層の支持材料（１８）が金属性の
材料であるか、または少なくとも一種類の金属材料を含
有することを特徴とする、請求項１によるコーティング
ユニット。 - 【請求項３】 金属材料がアルミニウム材料であること
を特徴とする、請求項２によるコーティングユニット。 - 【請求項４】 第二の圧縮可能な層（１９）が、弾性プ
ラスチックまたは軟性の弾性ゴム材料であることを特徴
とする、請求項１によるコーティングユニット。 - 【請求項５】 凸版を形成する第三の層（２０）が、感
光性樹脂化されて凸版を形成していることを特徴とす
る、請求項１によるコーティングユニット。 - 【請求項６】 版胴（１２）の周囲に３層の層構造（１
８、１９、２０）を備えた弾力的な凸版印刷版（１７）
を取り外し可能に固定するためのスライドレールが配置
されていることを特徴とする、請求項１によるコーティ
ングユニット。 - 【請求項７】 版胴（１２）の周囲にスライドレールが
配置され、その中に少なくとも支持材料（１８）が取り
外し可能に固定されていることを特徴とする、請求項１
によるコーティングユニット。 - 【請求項８】 圧胴と、圧胴と接触する弾力的な凸版印
刷版を支持する版胴と、グリッドを有したインキ着けロ
ーラーを含む配量システムとを備え、該インキ着けロー
ラーが版胴と接触している印刷機械用のコーティングユ
ニットであって、 版胴（１２）の外被面上に配置された弾力的な凸版印刷
版（１７）が、２層の層構造を有し、その場合に、印刷
面（２１）を備えた凸版を形成する層（２０）が直接支
持材料（１８）に接着固定的に接続されており、その場
合に凸版を形成する層（２０）が、基本的に圧縮可能で
ない印刷面（２１）と支持材料（１８）との間で圧縮可
能であることを特徴とするコーティングユニット。 - 【請求項９】 圧胴と、圧胴と接触する弾力的な凸版印
刷版を支持する版胴と、グリッドを有したインキ着けロ
ーラーを含む配量システムとを備え、該インキ着けロー
ラーが版胴と接触している印刷機械用のコーティングユ
ニットであって、 版胴（１２）の外被面上に配置された弾力的な凸版印刷
版（１７）が、２層の層構造を有し、その場合に、印刷
面（２１）を備えた凸版を形成する層（２０）が支持材
料としての機能を果たしており、且つまた基本的に圧縮
可能でない印刷面（２１）それ自体の場合には、圧縮可
能であることを特徴とするコーティングユニット。 - 【請求項１０】 弾力的な凸版を形成する凸版印刷版
（１７）が、印刷面の付近で、振動システムの振動励起
を最小にする特性を有することを特徴とする、印刷機械
のコーティングユニット内で使用するための弾力的な凸
版印刷板。 - 【請求項１１】 振動システムがグリッドを有したイン
キ着けローラー（１６）であることを特徴とする、請求
項９による弾力的な凸版印刷板。 - 【請求項１２】 凸版印刷版（１７）が、収納された減
衰要素を備えていることを特徴とする、請求項９による
弾力的な凸版印刷板。 - 【請求項１３】 減衰要素がエアポケットであることを
特徴とする、請求項１１による弾力的な凸版印刷板。 - 【請求項１４】 凸版印刷版（１７）が、振動励起を最
小にする重合体混合物を有することを特徴とする、請求
項９による弾力的な凸版印刷板。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| DE29801017.8 | 1998-01-23 | ||
| DE29801017U DE29801017U1 (de) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | Beschichtungseinheit für eine Druckmaschine und Hochdruckplatte |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11254845A true JPH11254845A (ja) | 1999-09-21 |
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ID=8051581
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11016263A Pending JPH11254845A (ja) | 1998-01-23 | 1999-01-25 | 印刷機械用のコ―ティングユニットおよび凸版印刷板 |
Country Status (5)
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|---|---|
| EP (1) | EP0931648B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11254845A (ja) |
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| DE (2) | DE29801017U1 (ja) |
| DK (1) | DK0931648T3 (ja) |
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1999
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- 1999-01-16 DK DK99100750T patent/DK0931648T3/da active
- 1999-01-25 JP JP11016263A patent/JPH11254845A/ja active Pending
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