JPH0337976Y2 - - Google Patents

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JPH0337976Y2
JPH0337976Y2 JP1462786U JP1462786U JPH0337976Y2 JP H0337976 Y2 JPH0337976 Y2 JP H0337976Y2 JP 1462786 U JP1462786 U JP 1462786U JP 1462786 U JP1462786 U JP 1462786U JP H0337976 Y2 JPH0337976 Y2 JP H0337976Y2
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JP
Japan
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photosensitive resin
plate
raised material
rubber
gauge
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、裏カーボン印刷用嵩上げ材に関
し、裏カーボン印刷に使用されているゴム版に代
わつて上記ゴム版よりも厚みが薄い感光性樹脂版
を使用する場合の嵩上げに利用される。
(従来の技術) 裏カーボン印刷には、一般に2層構造の厚み2
mmのゴム板の表面に所望の印捺画像の輪郭線を1
mmの深さにカツタで切り込み、不要部分(非画像
部分)を剥離してゴム版としていたが、最近は、
高精度の画像が得られる厚さ約1mmの感光性樹脂
版が使用されるようになつてきた。この場合、版
が貼着される印刷用シリンダにはゴム版用として
2mmのアンダカツトが施されているので、ゴム版
よりも薄い感光性樹脂版を用いるときは、ゴム版
との厚さの差に応じて嵩上げが必要になり、この
嵩上げのために、従来は、厚さ約1mmのゴムブラ
ンケツトやゴムシートを上記シリンダ表面に両面
接着テープで貼着し、このゴムブランケツトまた
はゴムシートの上に感光性樹脂版を上記と同様の
両面接着テープで貼着し、これらの合計厚みがゴ
ム版と等しくなるようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) 印刷用シリンダ表面には、版を貼着するときの
見当合せのためのゲージが刻まれているが、従来
のゴムブランケツトやゴムシート等の嵩上げ材
は、不透明であるため、上記シリンダ表面に嵩上
げ材を貼着することにより、上記のゲージが隠さ
れる結果になり、上の見当合せが不可能であつ
た。そこで、嵩上げ材の表面に見当合せ用のゲー
ジを印刷することが試みられたが、この場合は、
印刷終了後に感光性樹脂版を取外して嵩上げ材表
面を洗浄した際に上記のゲージが消失して再使用
が不可能になるという問題があつた。また、印刷
用シリンダに嵩上げ材を貼着する際、両者の間に
気泡が混入しても気泡の逃げ場が無いので、80〜
100℃の高温で印刷する際に上記の気泡が膨張し、
感光性樹脂版の表面の真円度に狂いが生じ、その
ため印刷斑が生じるという問題があつた。
この考案は、シリンダ表面のゲージを透視する
ことができ、したがつて上記ゲージの消失するこ
とがなく、かつシリンダとの間に気泡が生じるこ
とのない嵩上げ材を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この考案の嵩上げ材は、実質的に透明な合成樹
脂シートで形成され、その少なくとも片面に多数
本の通気溝が任意方向に設けられる。
(作用) この考案の嵩上げ材は、通気溝が存在する側が
印刷用シリンダの表面に接するように貼着され
る。このとき、嵩上げ材の貼着面には多数本の通
気溝が設けられているので、間に挾まれた空気は
全て通気溝を介して外方へ排出され、貼着用に気
泡が残ることはない。次いで、上記嵩上げ材の表
面に感光性樹脂版が貼着されるが、嵩上げ材が実
質的に透明であるから、シリンダ表面のゲージを
透視し、これを見当合せに用いる。
(実施例) 第1図は透明性の良好な感光性樹脂を用いた
A2サイズの嵩上げ材1の一部を示し、2は水現
像可能ナイロン系感光性樹脂(東洋紡績株式会社
製、商標名「プリンタイトSF95G」)からなる感
光性樹脂層、3は不飽和ポリエステル系接着剤
(東洋紡績株式会社製、商品名「バイロン30SS」)
からなる接着剤層、4はポリエステルからなるベ
ースフイルムであり、0.95mmの全厚みを有し、感
光性樹脂層2の表面(嵩上げ材1の裏面)には多
数本の通気溝2aが2.5×4.0mmのマス目状に設け
られている。なお、上記の通気溝2aは、幅0.4
mmの直線が上記のマス目状に描かれたポジフイル
ム(サイズ:A2)を用いて通常の製版法によつ
て深さ20〜100μに形成される。
上記の嵩上げ材1を、第2図に示すように、直
径304.8mm(12インチ)の印刷用シリンダ5の表
面に両面接着テープ(図示されていない)で貼着
し、その上に同種の感光性樹脂を用いた感光性樹
脂版6を両面接着テープで貼着した。この第2図
において、6aは感光性樹脂版6のベースフイル
ム、6bは感光性樹脂版6の感光性樹脂層であ
る。この実施例の嵩上げ材1は、感光性樹脂版6
と同種の感光性樹脂とベースフイルムとの積層シ
ートを用いて形成されているので、透明性が良好
であり、かつ通気溝2aの形成が容易である。
上記の実施例において、嵩上げ材1の感光性樹
脂層2は、ナイロン系、ポリウレタン系、ポリビ
ニルアルコール系、ポリエステル系、ポリ酢酸ビ
ニル系等の感光性樹脂を用いてもよい。また、感
光性樹脂とベースフイルムとの積層体以外のもの
でも、透明性の良好なものであれば任意の合成樹
脂シートを用いることができる。ただし、この場
合の通気溝2aは成型によつて形成される。ま
た、上記の実施例は、通気溝2aが片面に設けら
れたものであるが、両面に設けてもよい。また、
通気溝2aの方向は、幅方向または全長にまたが
るものであれば、いずれか一方向に設けてもよ
く、また斜めに設けてもよい。また、通気溝2a
の深さと幅は、気泡の生じない範囲で任意に設定
することができる。
(考案の効果) この考案は、透明な合成樹脂シートからなる嵩
上げ材であるから、印刷用シリンダに貼着した際
に、このシリンダ上の見当合せ用ゲージを上から
透視することができ、裏カーボン印刷用の感光性
樹脂版を貼着する際の位置合せを容易に行なうこ
とができ、表面の汚れを拭きとつた場合にも、上
記のゲージが消失することはない。そして、上記
合成樹脂シートの少なくとも裏面に通気溝が設け
てあるので、印刷用シリンダに貼着した際に、接
着面に気泡の生じることがなく、感光性樹脂版を
貼着して印刷する際に、その外周の真円度が保た
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の斜視図、第2図は
印刷用シリンダの断面図である。 1:嵩上げ材、2:嵩上げ材の感光性樹脂層、
3:接着剤層、4:嵩上げ材のベースフイルム、
5:印刷用シリンダ、6:感光性樹脂版、6a:
感光性樹脂版のベースフイルム、6b:感光性樹
脂版の感光性樹脂層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 実質的に透明な合成樹脂シートからなり、そ
    の少なくとも片面に多数本の通気溝が任意方向
    に設けられていることを特徴とする裏カーボン
    印刷用嵩上げ材。 (2) 合成樹脂シートがベースフイルム上に感光性
    樹脂層を設けたものである実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の裏カーボン印刷用嵩上げ材。
JP1462786U 1986-02-03 1986-02-03 Expired JPH0337976Y2 (ja)

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JP1462786U JPH0337976Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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JP1462786U JPH0337976Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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JPS62126964U JPS62126964U (ja) 1987-08-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3468757B2 (ja) * 2001-05-28 2003-11-17 東京応化工業株式会社 フレキソ印刷用嵩上げ部材及び感光性刷版巻装方法
JP4640669B2 (ja) * 2004-06-11 2011-03-02 日本発條株式会社 フレキソ印刷用クッション材

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JPS62126964U (ja) 1987-08-12

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