JPH11178520A - 乳原料及びゲル化剤を含有する食品及びその製造法 - Google Patents
乳原料及びゲル化剤を含有する食品及びその製造法Info
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- JPH11178520A JPH11178520A JP9356559A JP35655997A JPH11178520A JP H11178520 A JPH11178520 A JP H11178520A JP 9356559 A JP9356559 A JP 9356559A JP 35655997 A JP35655997 A JP 35655997A JP H11178520 A JPH11178520 A JP H11178520A
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Abstract
ておらず、きめが細かく舌触りのよい食感を有する、乳
原料及びゲル化剤を含有する食品の提供、及びその製造
法の提供。 【解決手段】乳原料及びゲル化剤を含有する食品であっ
て、発酵セルロースを含有することを特徴とする食品、
好ましくはプリンなどのチルドデザート。乳原料、ゲル
化剤及び発酵セルロースを含有する食品組成物を冷却す
る工程を含むことを特徴とするチルドデザートの製造方
法。
Description
剤を含有する食品及びその製造方法に関する。詳細に
は、本発明は、内容成分が均質で「荒れる」という現象
が生じておらず、より好ましくはきめが細かく舌触りの
よい食感を有する食品、好適にはプリン、ムース、ババ
ロア、ゼリーまたは杏仁豆腐等のチルドデザートに関す
る。
有する食品を、製造工程で「荒れ」を発生させず、きめ
細かで滑らかな食感を呈するように製造する方法に関す
る。
れ」とは、乳由来のタンパクが凝集すること等によって
内容成分の均質性が損なわれること及びその均質性が損
なわれた状態を意味する。「荒れた」食品は、通常、外
見上、内容成分が凝集・混濁・懸濁したようなざらざら
した質感を呈している。また、舌触りも悪く、さらに凝
集成分の沈降等によって味が不均一となり、その結果、
商品価値が著しく損なうという問題がある。
ートは、その製造において、100℃以上で加熱殺菌し
た組成物を最終商品の容器への充填した後、直ちに10
℃以下まで急冷しなければ「荒れ」が生じてしまい、商
品価値を著しく損なうことが知られている。
装置を必要とし、また光熱費がかかる等の問題がある。
また、「荒れ」の現象を防止するには冷却速度が重要な
ファクターとなるが、特に比較的大きな製品を製造する
場合は製品の内部域と外部域とでは冷却むらが生じるた
め、厳しい管理が要求される。
まりやニーズの多様化に応じて多岐に亘る食品の開発が
求められているが、例えば (i)カルシウムを多く含む食
品(Ca強化食品など)、(ii)紅茶,コーヒーなどのエ
キスを含む食品、(iii)ココアを含む食品、(iv)抹茶を
含む食品、並びに(v)イチゴ,オレンジ等の果汁を含む
食品等においては、たとえ急冷しても「荒れ」が発生
し、高い品質を有する商品を提供することが困難である
という問題があった。
に製造でき、多くの食品に応用できる方法の開発が求め
られいた。
的に使用することにより改善を図る方法がある。しかし
ながら、その方法では未だ充分な効果は得られておら
ず、また逆に食感が悪くなる等のマイナスの効果を生じ
る場合もある。例えば、安定化剤として寒天を主として
用いれば、チルドデザートの安定性はある程度向上する
が、食感がゴリゴリしたものとなり、つるりとした滑ら
かな食感が要求される例えばプリン、ムース、ババロア
等のチルドデザートには適用できない。
ートの多岐に亘る食感に悪影響を与えることなく、「急
冷しなければ荒れる」という現象を充分に改善する技術
はこれまで知られていなかった。
に鑑みて開発されたもので、「荒れ」を生じず内容成分
が均質であり食感がきめ細やかな食品を提供することを
目的とするものである。さらに、本発明は、上記の性質
を有する食品を簡便かつ低コストで製造する方法を提供
することを目的とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねていたところ、乳原料及び
ゲル化剤を含有する食品に発酵セルロースを配合するこ
とにより、製造に際して、従来は「荒れ」を防止するた
めに必須とされていた急冷工程を省いて自然冷却して
も、「荒れ」を全く生じず内容成分が均一であることを
見出した。また、発酵セルロースを配合することによ
り、艶やかできめ細かな舌触りを有した商品価値の高い
食品が安定して調製できることを見出した。
の効果は、従来急冷しても「荒れ」の発生を防止するこ
とが困難であったCa強化食品、紅茶等のエキス,ココ
ア又は抹茶等を含む食品及び果汁入り食品にも有意に有
効であることを確認して、本発明を完成するに至った。
は、従来「荒れ」の問題がなかった乳原料及びゲル化剤
を含む食品であっても、発酵セルロースを配合すること
によって、乳原料等の内容成分がより均質にかつ安定に
分散されてより、一層きめ細かになり舌触りのよい食感
を呈するようになることを確認した。これにより、乳原
料及びゲル化剤を含む食品、特に食感の良さが求められ
る食品への広い応用が期待される。
含有する食品であって、発酵セルロースを含有すること
を特徴とする食品に関する。
するものであって、発酵セルロースを含有することを特
徴とするチルドデザートに関する。
でも、特にプリン、ムース、ババロア、ゼリーまたは杏
仁豆腐に関する。
含む食品の製造工程において、乳原料、ゲル化剤及び発
酵セルロースを含む食品組成物を冷却により固化させる
工程を含む、上記食品の製造方法に関する。
くとも乳原料及びゲル化剤を含有するものである。
びそれらの加工品等が挙げられ、加工品としては、例え
ば全脂練乳、脱脂練乳、全脂粉乳、脱脂粉乳などが挙げ
られる。これらは単独で含まれていてもよいし、また2
種以上の組み合わせで含まれていてもよい。また、脱脂
乳を含有する場合は、バター、生クリーム、ヤシ油、パ
ーム油等の油成分を含有していてもよい。含まれる乳原
料の量は特に制限されないが、通常は、食品100重量
部あたり、無脂乳固形分で0.1〜30重量部、好まし
くは0.3〜15重量部、より好ましくは0.5〜8重
量部の範囲が例示される。なお、プリンの場合は3〜8
重量部の範囲が特に好ましい。
は、通常食品に使用されるものであって、食品を液状か
ら固形状態にするいわゆるゲル化作用を有するものであ
れば特に制限されず、例えばカラギナン、キサンタンガ
ム、ファーセレラン、アルギン酸、アルギン酸塩、ペク
チン、ジェランガム、寒天、ゼラチン等の天然ガム類が
広く例示される。これらは単独で含まれていてもよい
し、また2種以上の組み合わせで含まれていてもよい。
化剤の種類、製品の種類等に応じて種々選択されるもの
であり一義的に定めることができないが、製品の一例と
してプリンの場合を挙げるとすると、食品100重量部
あたり、0.05〜4重量部、好ましくは0.1〜2重
量部、より好ましくは0.2〜1.5重量部の範囲が例
示される。
加えて、必要に応じて増粘剤を配合することもできる。
増粘剤としては、通常食品に使用できるものであれば特
に制限されず、例えばローカストビーンガム、グアーガ
ム、アラビアガム、プルラン等の増粘多糖類を挙げるこ
とができる。
乳原料を含む内容成分がゲル化剤の作用に基づいて固化
してなるものであるが、好適には半固形状物、より好ま
しくは更にきめ細かでつるりとした滑らかな舌触り・食
感が要求されるものである。具体的にはプリン、ムー
ス、ババロア、ゼリー、杏仁豆腐などのいわゆるチルド
デザートが例示される。好ましくはプリン、より好まし
くはミルクプリンである。
等のエキス成分、ココア,抹茶等の粉末成分、イチゴ,
オレンジ等の果汁等を含んでいても、また人為的にカル
シウム量を強化させたものであってもよく、このような
場合に従来法では防止できなかった「荒れ」の防止効果
が顕著に発揮され、特に有用とされる。
は、食品100重量部中、カルシウムが0.09〜3重
量部、好ましくは0.09〜1重量部、より好ましくは
0.18〜1重量部を含むものである。
品加工品のみならず、該食品加工品を調製するための食
品組成物をも広く包含するものである。このような食品
組成物としては例えばプリン、ムース、ババロア、ゼリ
ー、杏仁豆腐などのチルドデザート調製用の組成物、豆
腐類調製用組成物等が挙げられ、その形状は粉末状、顆
粒状、液状等、特に制限されるものではない。
を含有する食品であって、その中に発酵セルロースを含
有することを特徴とするものである。
ルロース生産菌が生産するセルロースであれば特に限定
されない。通常、セルロース生産菌を既知の方法、例え
ば特開昭61−212295号公報、特開平3−157
402号公報、特開平9−121787号公報に記載さ
れる方法に従って培養し、得られる発酵セルロースを所
望に応じて適宜精製することによって製造することがで
きる。
ー属、シュードモナス属、アグロバクテリウム属等に属
する細菌が挙げられるが、好適にはアセトバクター属で
ある。発酵セルロースを生産するアセトバクター属の細
菌として、より具体的には、アセトバクター・パスツリ
アヌス株(例えば、ATCC10245等)、アセトバ
クター・エスピーDA株(例えば、FERM P−12
924等)、アセトバクター・キシリナム株(例えば、
ATCC23768、ATCC23769、ATCC1
0821、ATCC1306−21等)を挙げることが
できる。好ましくは、アセトバクター・キシリナム株で
ある。
び条件としては、特に制限されず、常法に従うことがで
きる。例えば、培地は、基本的に窒素源、炭素源、水、
酸素及びその他の必要な栄養素を含有しており、上記微
生物が増殖して目的の発酵セルロースを産生することが
できるものであればよく、例えばHestrin-Schramm培地
を挙げることができる。なお、セルロースの生産性を向
上させるために、培地中にセルロースの部分分解物、イ
ノシトール、フイチン酸等を添加することもできる(特
開昭56−46759号公報、特開平5−1718号公
報)。培養条件としては、例えばpH5〜9、培養温度
20〜40℃の範囲が採用され、発酵セルロースが十分
産生されるまで培養が続けられる。培養方法は、静置培
養、撹拌培養、通気培養のいずれでもよいが、好適には
通気撹拌培養である。
多段階接種法(関連文献があれば教示ください。)が好
ましい。この場合、通常、2段階の予備接種プロセス、
一次接種発酵プロセス、二次接種発酵プロセス及び最終
発酵プロセスからなる5段階の発酵プロセスが採用さ
れ、各プロセスで増殖された細菌について細胞の形態お
よびグラム陰性であることを確認しながら、次プロセス
の発酵器に継代される。
から分離処理され、洗浄されて、適宜精製される。精製
方法は特に制限されないが、通常、培地から回収した発
酵セルロースを洗浄後、脱水し、再度水でスラリー化し
た後に、アルカリ処理によって微生物を除去し、次いで
該アルカリ処理によって生じた溶解物を除去する方法が
用いられる。具体的には、次の方法が例示される。
を脱水し、固形分約20%のケーキとした後、このケー
キを水で再スラリー化して固形分を1から3%にする。
これに水酸化ナトリウムを加えて、pH13程度にして
撹拌しながら数時間、系を65℃に加熱して、微生物を
溶解する。次いで、硫酸でpHを6〜8に調整し、該ス
ラリーを脱水して再度水でスラリー化し、かかる脱水・
スラリー化を数回繰り返す。
て乾燥処理を施すことができる。乾燥処理としては特に
制限されることなく、自然乾燥、熱風乾燥、凍結乾燥、
スプレードライ等の公知の方法を用いることができる。
好ましくはスプレードライ法である。
から黄褐色の無臭の物質であり、水に急速に分散できる
非常に微細な繊維性粒子からなる。なお、本発明で用い
られる発酵セルロースは、上記方法で調製される発酵セ
ルロースと同一若しくは類似の性質を有し、本発明の目
的を達成しえるものであれば、その調製方法によって限
定されるものではない。
9−121787号公報に記載されるように、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム(CMC−Na)、キサ
ンタンガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、ペ
クチン等の高分子物質の一種もしくは二種以上と複合化
していてもよい。
ゲル化剤を含有する食品の製造工程において、冷却固化
以前に添加、配合されることにより、食品本来の味や風
味を損なうことなく、冷却工程で生じる「荒れ」という
現象を防止することができる。また、できあがった食品
の均質性を高め、視覚的に艶やかできめ細かな質感を付
与するとともに、つるりとした滑らかな舌触りを付与す
る。
る食品において、「荒れ」という現象は、条件によって
程度は異なるが、乳化が破壊されているために外観上の
色合いをくすませる要因となる。しかし、本発明によれ
ば、くすんだ色合いになることを抑制し、乳や果汁など
の色が活きた新鮮な色合いの商品を提供することができ
る。
事の締めくくりに喫食し、飽食時に供されることも多い
ので、(i)形、色、艶やかさ等の見た目の美しさで食欲
をそそること、(ii)食べて美味しいことは勿論、さっぱ
りしていて喉ごしがよいこと等が求められる。このこと
からも、上記の本発明の効果は、品質が高く消費者受け
のする商品を提供する上で、極めて有用なものといえ
る。
は、かかる発酵セルロースの効果は、製造工程での冷却
方法・条件の如何に関わらず、損なわれることがないと
いうことである。すなわち、本発明の上記性質を有する
食品は、発酵セルロースを原料の一つとして含むだけ
で、従来必須であった急冷工程を省いた簡素化工程によ
り、簡便かつ低コストで、安定した品質をもって調製さ
れる。
スの「荒れ防止剤」としての用途を提供するものともい
える。つまり、本発明は、乳原料及びゲル化剤を含む食
品、好ましくはチルドデザートの製造工程で生じ得る
「荒れ」を防止するために有用な「荒れ防止剤」を提供
するものでもある。
の含有量は、食品の種類、内容成分、含まれる乳原料や
ゲル化剤の種類や量等によって種々異なり、一概に規定
することはできないが、通常、食品100重量部に対し
て、0.01〜5重量部、好ましくは0.03〜1重量
部の範囲が例示される。また、具体的に食品が、例えば
プリンの場合は、プリン100重量部に対して、通常
0.01〜1重量部、好ましくは0.03〜0.5重量
部、より好ましくは0.05〜0.3重量部の範囲が例
示される。
に、食品の分野で広く用いられている糖類、香料、中和
剤、カラメル、乳化剤、食塩、食用油脂、安定剤、酸化
防止剤、保存料、色素、酸味料などが含まれていてもよ
い。また、本発明の食品加工品又は食品組成物は、pH
2〜10、好ましくはpH3〜8の範囲で調整されてい
ることが望ましい。
成分が安定して均質で、見た目の美しさときめ細かな舌
触りを有しており商品価値の高い食品を得ることができ
る製造方法を提供するものである。
ができるが、好ましくはプリン、ババロア、ムース、ゼ
リー、杏仁豆腐等のチルドデザートであり、より好まし
くは従来「荒れ」等の問題が生じるが故に製造に際して
急冷を必須としていたチルドデザートである。
は: (i) 乳、乳製品、糖類、卵、ゲル化剤を分散・溶解
し、フレーバー、着色料などを添加・配合して食品組成
物を調製する (ii) 均質化する(例えば、100〜200 kg/cm2程度のホ
モゲナイズ) (iii) 殺菌又は滅菌する(100〜150 ℃、数秒間) (iv) 冷却する(60〜70℃) (v) 充填する (vi) カラメルソースを充填する (vii) 蓋剤をシールする (viii)急冷する(10℃以下) (ix) 製品化 といった一連の工程が採用されており、中でも特に(vii
i)の急冷工程は「荒れ」のないプリンを製造するために
必要不可欠な工程である。また「荒れ」は冷却速度によ
って生じたり生じなかったりと極めてセンシティブな現
象であるため、かかる急冷工程での冷却速度は厳しく管
理されている。
ル化剤を含む食品の製造工程において、乳原料、ゲル化
剤を含む食品組成物中に更に発酵セルロースを配合して
用いること特徴とし、該食品組成物を冷却によって固化
して食品を製造するものである。この方法によると、取
り立てて急冷しなくても簡便に「荒れ」のないきめ細か
い、内容成分の均質な食品を製造することができる。
より一旦高温となった食品を固化するまで冷やすことを
いい、冷却条件によって何ら限定されるものではない。
例えば、冷却温度は本発明の食品が固化する温度であれ
ば何℃でもよく、固化に要する時間も特に制限されな
い。従って、空冷、放冷、水冷等の各種の冷却手段を、
条件に制限されることなく幅広く用いることができる。
(viii)工程で急速に冷却できるように予め温度を下げて
おく等の目的で必要とされるものである。従って、本発
明において急冷を採用しない場合は、かかる工程を省く
ことも可能である。
加熱殺菌する以外は特に温度制御を行う必要がなく、簡
便に且つ低コストで、さらには安定して上述する「荒
れ」のない上質の食品を製造する方法である点でも有用
である。
の量は、製造する食品の種類などに応じて種々選択さ
れ、一概に規定はできないが、具体的には前述の範囲が
例示される。
及び実験例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれ
らに何ら限定されるものではない。
さらにこれに発酵セルロース(三栄源エフ・エフ・アイ
株式会社製)を表1に示す配合割合で添加、必要に応じ
て加熱混合、溶解して、常法に従って100〜200 kg/cm2
程度でホモゲナイズして均質化し、食品組成物を調製し
た。これを125℃で4秒間、加熱・殺菌後、容器に充
填後、常温で放冷してプリンを調製した。
系(比較例1)、キサンタンガム(比較例2)、デンプ
ン(比較例3)、メタリン酸ナトリウム(比較例4)を
それぞれ表1の配合量で用いて、実施例1と同様にプリ
ンを調製した。尚、各配合は、それぞれのガム類のプリ
ンへの最適配合量を用いた。
リンについて、安定化効果、食感等の評価を比較した。
結果を表1に示す。
効果以外に、発酵セルロースに離水を改善する効果が認
められた。
プリン組成物を同様に調製し、125℃で4秒間、加熱
・殺菌後、容器に充填した後、急冷してプリンを調製し
たが、この場合でも「荒れ」は生じず、きめ細かで艶や
かな外観を呈し、かつ口どけのよい食感の優れたプリン
が調製できた。
リン調製用組成物を、実施例1と同様に調製し、これを
125℃で4秒間、加熱・殺菌後、容器に充填後、常温
で放冷により自然冷却してカルシウム強化プリンを調製
した。
組成物を実施例1と同様に調製し、これを125℃で4
秒間、加熱・殺菌後、容器に充填後、常温で水冷して紅
茶プリンを調製した。
組成物を実施例1と同様に調製し、これを125℃で4
秒間、加熱・殺菌後、容器に充填後、常温で放冷して抹
茶プリンを調製した。
リン調製用組成物を実施例1と同様に調製し、これを1
25℃で4秒間、加熱・殺菌後、容器に充填後、常温で
放冷してコーヒーミルクプリンを調製した。
ートプリン調製用組成物を実施例1と同様に調製し、こ
れを容器に充填後、120℃で20分間レトルト殺菌
し、その後水冷してレトルトチョコレートプリンを調製
した。
組成物を実施例1と同様に調製し、これを125℃で4
秒間加熱・殺菌後、容器に充填し、10℃で水冷後、−
20℃で冷凍して冷凍プリンを調製した。
物を実施例1と同様に調製し、容器に充填後、120℃
で20分間レトルト殺菌し、10℃で水冷し、チョコレ
ートムースを調製した。
1と同様に調製し、90℃で10分間加熱後、型に流し
込み、常温で放冷して固化させ、一辺が13mmのサイ
コロ型の杏仁豆腐を調製した。杏仁豆腐とミカン、パイ
ナップルを適当な大きさに切ったものを容器にいれ、シ
ロップを充填後、85℃で30分間加熱殺菌し、水冷し
て杏仁豆腐デザートを調製した。
コーヒープリン部を常法に従い調製し、それぞれを12
5℃で4秒間加熱・殺菌後、常温で放冷して65℃まで
下がった時点で、各部をプリン容器に等量ずつ同時に注
入し、縦に3層となった縦型3色プリンを調製した。
ス分を含んでいても、各部にもまた各部の境界付近にも
荒れや離水が認められず、しかも境界が明瞭なプリンで
あった。また、各プリン部の風味を損なうことなく、良
好な味を呈していた。
もかかわらず、荒れや凝集等が見られず、しかも境界が
明瞭な品質の良い3色プリンを調製できることがわかっ
た。
ーヒープリン部を注入する際に、容器の中心を通る垂線
を軸として容器を緩やかに水平方向に回転させること
で、容易に渦型の3色プリンを調製することができた。
ルを各ノズルの相対的な位置関係を保ったまま容器の中
心を通る垂線を軸として水平方向に回転させることによ
っても、同様の渦型3色プリンを調製することができ
た。
ン部、コーヒープリン部を実施例11の記載に従って調
製し、常温で放冷して65℃まで下がった時点で各部を
プリン容器に順に容器の3分の1量ずつ注入し、横に3
層となった横型3色プリンを調製した。
ーヒープリン部を注入する際に、各部を65℃に保温し
つつ、各部を順に1mlずつ注入し、各部を1回ずつ注
入し終えるごとに、容器を水平を保ったまま容器の中心
を通る垂線を軸として15度ずつ回転させ、又はノズル
を容器の中心を通る垂線を軸として15度ずつ回転さ
せ、斑模様のプリンを調製した。
Claims (4)
- 【請求項1】乳原料及びゲル化剤を含む食品であって、
発酵セルロースを含有することを特徴とする食品。 - 【請求項2】食品が、チルドデザートである請求項1記
載の食品。 - 【請求項3】チルドデザートがプリン、ムース、ババロ
ア、ゼリー又は杏仁豆腐のいずれかである請求項1また
は2記載の食品。 - 【請求項4】乳原料及びゲル化剤を含む食品の製造工程
において、乳原料、ゲル化剤及び発酵セルロースを含む
食品組成物を冷却により固化させる工程を含む、請求項
1乃至3のいずれかに記載の食品の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP35655997A JP3885182B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 乳原料及びゲル化剤を含有する食品及びその製造法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11178520A true JPH11178520A (ja) | 1999-07-06 |
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