JPH11177804A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11177804A
JPH11177804A JP9337037A JP33703797A JPH11177804A JP H11177804 A JPH11177804 A JP H11177804A JP 9337037 A JP9337037 A JP 9337037A JP 33703797 A JP33703797 A JP 33703797A JP H11177804 A JPH11177804 A JP H11177804A
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JP
Japan
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image data
frame
digital image
recorded
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Application number
JP9337037A
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English (en)
Inventor
Koichi Sugawara
耕一 菅原
Takehisa Ono
剛久 大野
Hidekazu Kito
英一 鬼頭
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11177804A publication Critical patent/JPH11177804A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像のトリミング操作の操作性を向上させ
る。 【解決手段】 オペレータが操作台410の中央部に手
を置いて操作台410を回転又は移動させると、操作台
410の回転量及び平行移動量に応じて回転板424、
426、434、436が回転し、各回転板の回転量及
び回転方向に応じた信号がCPUに送信される。CPU
は、受信した信号より操作台410の平行移動量及び回
転量を検出し、プリントさせる画像領域を表す領域設定
枠を画面上で固定したまま、上記検出された平行移動量
及び回転量に応じてコマ画像を画面上で移動・回転させ
る。このようにオペレータは操作台410を平行移動さ
せたり回転させるといった簡単な操作を行うことで、コ
マ画像を画面上で移動・回転させることができるので、
プリントさせる画像領域を所望の画像領域に容易に設定
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に係
り、より詳しくは、デジタル画像データに基づく画像よ
り、記録材料に記録する画像部分を取り出す、いわゆる
画像のトリミングを行う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムに記録されたコ
マ画像に光を照射し、その透過光をCCD等の読取セン
サで受光することで、該読取センサによって上記コマ画
像を光電的に読み取る画像読取技術が知られている。
【0003】このような画像読取技術において、例え
ば、コマ画像のうちの一部の画像領域のみを読み取る場
合(いわゆるコマ画像のトリミングを行う場合)には、
専用のキャリアやマスクを用いて、該一部の画像領域か
らの透過光のみを読取センサで受光するのが一般的であ
った。
【0004】ところが、1つのキャリアやマスクでは、
一般的には、ある固定のサイズにしかコマ画像をトリミ
ングできないので、コマ画像を複数のサイズにトリミン
グするためには各サイズ毎にキャリアやマスクが必要と
なり、複数のキャリアやマスクを備えておく必要があっ
た。このため、これらのキャリアやマスクを保管・管理
するオペレータの負担が大きかった。
【0005】また、コマ画像をトリミングするサイズを
変更する度に、キャリアやマスクを交換する必要がある
ため、トリミング時のオペレータの操作が非常に煩雑で
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消するために成されたものであり、画像のトリミン
グ操作の操作性を向上させ、トリミング操作を行うオペ
レータの負荷を減らすことができる画像処理装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像処理装置は、デジタル画像デー
タに基づく画像、及び該デジタル画像データから記録材
料に記録する画像部分のデジタル画像データを抽出する
ための領域を表示する表示手段と、平行移動及び所定角
度の回転が可能な操作台と、前記操作台の平行移動量及
び回転角度を検出する検出手段と、前記検出手段により
検出された平行移動量及び回転角度に応じて、前記デジ
タル画像データに基づく画像又は前記領域が移動するよ
う前記表示手段を制御する制御手段と、前記表示手段に
表示された前記デジタル画像データに基づく画像及び前
記領域に基づいて、前記記録材料に記録する画像部分の
デジタル画像データを抽出する抽出手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の画像処理装置は、請
求項1記載の画像処理装置において、前記操作台を押圧
する押圧力を検出する押圧力検出手段と、前記押圧力検
出手段により検出された押圧力の変化に応じて、前記記
録材料に記録する画像の倍率が変化するよう制御する倍
率制御手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の画像処理装置は、デ
ジタル画像データに基づく画像、及び該デジタル画像デ
ータから記録材料に記録する画像部分のデジタル画像デ
ータを抽出するための領域を表示する表示手段と、平板
状の操作部を備え、該操作部の表面に接触があった場合
に該接触位置を検出する接触検出手段と、前記操作部の
表面の2点以上で接触があり且つ該接触位置が移動した
場合に、前記接触検出手段により検出された接触位置の
変化に応じて、前記デジタル画像データに基づく画像又
は前記領域が移動するよう前記表示手段を制御する制御
手段と、前記表示手段に表示された前記デジタル画像デ
ータに基づく画像及び前記領域に基づいて、前記記録材
料に記録する画像部分のデジタル画像データを抽出する
抽出手段と、を有することを特徴とする。
【0010】また、請求項4記載の画像処理装置は、請
求項3記載の画像処理装置において、前記接触位置の間
隔を検出する間隔検出手段と、前記間隔検出手段により
検出された間隔の変化に応じて、前記記録材料に記録す
る画像の倍率が変化するよう制御する画像倍率制御手段
と、をさらに有することを特徴とする。
【0011】上記請求項1記載の画像処理装置では、表
示手段が、デジタル画像データに基づく画像、及び該デ
ジタル画像データから記録材料に記録する画像部分のデ
ジタル画像データを抽出するための領域を表示する。
【0012】このとき、表示手段は、領域の境界を示す
枠線を表示しても良いし、該領域の4隅を示す点を表示
しても良い。また、該領域内と領域外とで色や濃度を変
えることにより、領域を表示しても良い。
【0013】このように画像及び領域が表示された状態
で、オペレータが操作台を平行移動させたり、回転させ
たりすると、検出手段は操作台の平行移動量及び回転角
度を検出し、制御手段は、検出された平行移動量及び回
転角度に応じて、デジタル画像データに基づく画像又は
領域が移動するよう表示手段を制御する。
【0014】これにより、表示手段により表示されるデ
ジタル画像データに基づく画像又は領域が、操作台の平
行移動量及び回転角度に応じて移動するので、記録材料
に記録される画像の領域が操作台の平行移動量及び回転
角度に応じて変化することになる。
【0015】そして、抽出手段は、表示されたデジタル
画像データに基づく画像及び領域において、該領域内の
画像領域のデジタル画像データを、記録材料に記録する
画像部分のデジタル画像データとして抽出する。
【0016】即ち、オペレータは、操作台を平行移動さ
せたり回転させるといった簡単な操作を行うことで、記
録材料に記録する画像部分を所望の画像領域に設定する
ことができる。これにより、画像のトリミング操作の操
作性は飛躍的に向上し、トリミング操作を行うオペレー
タの負荷を減らすことができる。
【0017】上記のような請求項1記載の画像処理装置
に、請求項2の発明のように、押圧力検出手段と倍率制
御手段とをさらに設けることにより、オペレータが操作
台を平行移動させたり回転させたりする際に、該操作台
を押圧すると、押圧力検出手段はその押圧力を検出し、
倍率制御手段は検出された押圧力の変化に応じて、記録
材料に記録する画像の倍率が変化するよう制御する。
【0018】例えば、記録材料に記録する画像の倍率を
大きくする場合、表示されたデジタル画像データに基づ
く画像に対し、表示される領域のサイズを相対的に大き
くしても良いし、逆に、表示された領域に対し、表示さ
れる画像のサイズを相対的に小さくしても良い。
【0019】このようにオペレータは、操作台を押圧し
該押圧力を変化させるといった簡単な操作を行うこと
で、記録材料に記録する画像の倍率を容易に変化させる
ことができる。これにより、画像のトリミング操作の操
作性をさらに向上させることができる。
【0020】次に、請求項3記載の画像処理装置では、
表示手段が、デジタル画像データに基づく画像、及び該
デジタル画像データから記録材料に記録する画像部分の
デジタル画像データを抽出するための領域を表示する。
【0021】このように画像及び領域が表示された状態
で、オペレータが接触検出手段の操作部の表面に(例え
ば2本以上の指によって)2点以上で接触し且つ該接触
位置を移動させると、接触検出手段は、これら2点以上
の接触位置を検出し、制御手段は、検出された接触位置
の変化に応じて、デジタル画像データに基づく画像又は
領域が移動するよう表示手段を制御する。
【0022】これにより、表示手段により表示されるデ
ジタル画像データに基づく画像又は領域が、2点以上の
接触位置の変化に応じて移動するので、記録材料に記録
される画像の領域が上記接触位置の変化に応じて変化す
ることになる。
【0023】さらに、抽出手段は、表示されたデジタル
画像データに基づく画像及び領域において、該領域内の
画像領域のデジタル画像データを、記録材料に記録する
画像部分のデジタル画像データとして抽出する。
【0024】即ち、オペレータは、接触検出手段の操作
部の表面に2点以上で接触し該接触位置を移動させると
いった簡単な操作を行うことで、記録材料に記録する画
像部分を所望の画像領域に設定することができる。これ
により、画像のトリミング操作の操作性は飛躍的に向上
し、トリミング操作を行うオペレータの負荷を減らすこ
とができる。
【0025】上記のような請求項3記載の画像処理装置
に、請求項4の発明のように、間隔検出手段と画像倍率
制御手段とをさらに設けることにより、オペレータが接
触検出手段の操作部の表面に2点以上で接触し該接触位
置を移動させる際に、接触位置の間隔を広くしたり狭く
したりすると、間隔検出手段は該接触位置の間隔を検出
し、画像倍率制御手段は、検出された間隔の変化に応じ
て、記録材料に記録する画像の倍率が変化するよう制御
する。
【0026】例えば、記録材料に記録する画像の倍率を
大きくする場合、表示されたデジタル画像データに基づ
く画像に対し、表示される領域のサイズを相対的に大き
くしても良いし、逆に、表示された領域に対し、表示さ
れる画像のサイズを相対的に小さくしても良い。
【0027】このようにオペレータは、操作部の表面へ
の接触位置の間隔を変化させるといった簡単な操作を行
うことで、記録材料に記録する画像の倍率を容易に変化
させることができる。これにより、画像のトリミング操
作の操作性をさらに向上させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図面を用
いて、請求項1、2に記載した発明に対応する第1の実
施形態を説明する。
【0029】[システム全体の概略構成]まず、本実施
形態に係るディジタルラボシステムについて説明する。
図1には本実施形態に係るディジタルラボシステム10
の概略構成が示されており、図2にはディジタルラボシ
ステム10の外観が示されている。図1に示すように、
このラボシステム10は、ラインCCDスキャナ14、
画像処理部16、レーザプリンタ部18、及びプロセッ
サ部20を含んで構成されており、ラインCCDスキャ
ナ14と画像処理部16は、図2に示す入力部26とし
て一体化されており、レーザプリンタ部18及びプロセ
ッサ部20は、図2に示す出力部28として一体化され
ている。
【0030】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるコマ画像を読み取るためのものであり、例えば13
5サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィル
ム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(IX
240サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、
120サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写
真フィルムのコマ画像を読取対象とすることができる。
ラインCCDスキャナ14は、上記の読取対象のコマ画
像をラインCCDで読み取り、画像データを出力する。
【0031】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって
得られた画像データ、コマ画像以外の原稿(例えば反射
原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像デー
タ、コンピュータで生成された画像データ等(以下、こ
れらをファイル画像データと総称する)を外部から入力
する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介して入力
したり、通信回線を介して他の情報処理機器から入力す
る等)ことも可能なように構成されている。
【0032】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0033】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照
射して、走査露光によって印画紙に画像を記録する。ま
た、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18で走査
露光によって画像が記録された印画紙に対し、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これによ
り、印画紙上に画像が形成される。
【0034】[ラインCCDスキャナの構成]次にライ
ンCCDスキャナ14の構成について説明する。図3に
はラインCCDスキャナ14の光学系の概略構成が示さ
れている。この光学系は、ハロゲンランプやメタルハラ
イドランプ等から成り写真フィルム22に光を照射する
光源30を備えており、光源30の光射出側には、写真
フィルム22に照射する光を拡散光とする光拡散ボック
ス36が順に配置されている。
【0035】写真フィルム22は、光拡散ボックス36
の光射出側に配置されたフィルムキャリア38(図5参
照、図3では図示省略)によって、コマ画像の画面が光
軸と垂直になるように搬送される。なお、図3では長尺
状の写真フィルム22を示しているが、1コマ毎にスラ
イド用のホルダに保持されたスライドフィルム(リバー
サルフィルム)やAPSフィルムについては、各々専用
のフィルムキャリアが用意されており(APSフィルム
用のフィルムキャリアは磁気層に磁気記録された情報を
読み取る磁気ヘッドを有している)、これらの写真フィ
ルムも搬送することが可能とされている。
【0036】また、光源30と光拡散ボックス36との
間には、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロ
ー)の調光フィルタ114C、114M、114Yが射
出光の光軸に沿って順に設けられており、写真フィルム
22を挟んで光源30と反対側には、光軸に沿って、コ
マ画像を透過した光を結像させるレンズユニット40、
ラインCCD116が順に配置されている。図3ではレ
ンズユニット40として単一のレンズのみを示している
が、レンズユニット40は、実際には複数枚のレンズか
ら構成されたズームレンズであってもよい。
【0037】ラインCCD116は、CCDセルが一列
に多数配置されかつ電子シャッタ機構が設けられたセン
シング部が、間隔を空けて互いに平行に3ライン設けら
れており、各センシング部の光入射側にR、G、Bの色
分解フィルタの何れかが各々取付けられて構成されてい
る(所謂3ラインカラーCCD)。ラインCCD116
は、各センシング部の受光面がレンズユニット40の結
像点位置に一致するように配置されている。
【0038】また、各センシング部の近傍には転送部が
各センシング部に対応して各々設けられており、各セン
シング部の各CCDセルに蓄積された電荷は、対応する
転送部を介して順に転送される。また図示は省略する
が、ラインCCD116とレンズユニット40との間に
はシャッタが設けられている。
【0039】図4にはラインCCDスキャナ14の電気
系の概略構成が示されている。ラインCCDスキャナ1
4は、ラインCCDスキャナ14全体の制御を司るマイ
クロプロセッサ46を備えている。マイクロプロセッサ
46には、バス62を介してRAM64(例えばSRA
M)、ROM66(例えば記憶内容を書換え可能なRO
M)が接続されていると共に、モータドライバ48が接
続されており、モータドライバ48にはフィルタ駆動モ
ータ54が接続されている。フィルタ駆動モータ54は
調光フィルタ114C、114M、114Yを各々独立
にスライド移動させることが可能とされている。
【0040】マイクロプロセッサ46は、図示しない電
源スイッチのオンオフに連動して光源30を点消灯させ
る。また、マイクロプロセッサ46は、ラインCCD1
16によるコマ画像の読み取り(測光)を行う際に、フ
ィルタ駆動モータ54によって調光フィルタ114C、
114M、114Yを各々独立にスライド移動させ、ラ
インCCD116に入射される光量を各成分色光毎に調
節する。
【0041】またモータドライバ48には、レンズユニ
ット40の複数枚のレンズの位置を相対的に移動させる
ことでレンズユニット40のズーム倍率を変更するズー
ム駆動モータ70、レンズユニット40全体を移動させ
ることでレンズユニット40の結像点位置を光軸に沿っ
て移動させるレンズ駆動モータ106が接続されてい
る。マイクロプロセッサ46は、コマ画像のサイズやト
リミングを行うか否か等に応じて、ズーム駆動モータ7
0によってレンズユニット40のズーム倍率を所望の倍
率に変更する。
【0042】一方、ラインCCD116にはタイミング
ジェネレータ74が接続されている。タイミングジェネ
レータ74は、ラインCCD116や後述するA/D変
換器82等を動作させるための各種のタイミング信号
(クロック信号)を発生する。ラインCCD116の信
号出力端は、増幅器76を介してA/D変換器82に接
続されており、ラインCCD116から出力された信号
は、増幅器76で増幅されA/D変換器82でディジタ
ルデータに変換される。
【0043】A/D変換器82の出力端は、相関二重サ
ンプリング回路(CDS)88を介してインタフェース
(I/F)回路90に接続されている。CDS88で
は、フィードスルー信号のレベルを表すフィードスルー
データ及び画素信号のレベルを表す画素データを各々サ
ンプリングし、各画素毎に画素データからフィードスル
ーデータを減算する。そして、演算結果(各CCDセル
での蓄積電荷量に正確に対応する画素データ)を、I/
F回路90を介してスキャン画像データとして画像処理
部16へ順次出力する。
【0044】なお、ラインCCD116からはR、G、
Bの測光信号が並列に出力されるので、増幅器76、A
/D変換器82、CDS88から成る信号処理系も3系
統設けられており、I/F回路90からは、スキャン画
像データとしてR、G、Bの画像データが並列に出力さ
れる。
【0045】また、モータドライバ48にはシャッタを
開閉させるシャッタ駆動モータ92が接続されている。
ラインCCD116の暗出力については、後段の画像処
理部16で補正されるが、暗出力レベルは、コマ画像の
読み取りを行っていないときに、マイクロプロセッサ4
6がシャッタを閉止させることで得ることができる。
【0046】[画像処理部の構成]次に画像処理部16
の構成について図5を参照して説明する。画像処理部1
6は、ラインCCDスキャナ14に対応してラインスキ
ャナ補正部122が設けられている。ラインスキャナ補
正部122は、ラインCCDスキャナ14から並列に出
力されるR、G、Bの画像データに対応して、暗補正回
路124、欠陥画素補正部128、及び明補正回路13
0から成る信号処理系が3系統設けられている。
【0047】暗補正回路124は、ラインCCD116
の光入射側がシャッタにより遮光されている状態で、ラ
インCCDスキャナ14から入力されたデータ(ライン
CCD116のセンシング部の各セルの暗出力レベルを
表すデータ)を各セル毎に記憶しておき、ラインCCD
スキャナ14から入力されたスキャン画像データから、
各画素毎に対応するセルの暗出力レベルを減ずることに
よって補正する。
【0048】また、ラインCCD116の光電変換特性
は各セル単位でのばらつきもある。欠陥画素補正部12
8の後段の明補正回路130では、ラインCCDスキャ
ナ14に画面全体が一定濃度の調整用のコマ画像がセッ
トされている状態で、ラインCCD116で前記調整用
のコマ画像を読み取ることによりラインCCDスキャナ
14から入力された調整用のコマ画像の画像データ(こ
の画像データが表す各画素毎の濃度のばらつきは各セル
の光電変換特性のばらつきに起因する)に基づいて各セ
ル毎にゲインを定めておき、ラインCCDスキャナ14
から入力された読取対象のコマ画像の画像データを、各
セル毎に定めたゲインに応じて各画素毎に補正する。
【0049】一方、調整用のコマ画像の画像データにお
いて、特定の画素の濃度が他の画素の濃度と大きく異な
っていた場合には、ラインCCD116の前記特定の画
素に対応するセルには何らかの異常があり、前記特定の
画素は欠陥画素と判断できる。欠陥画素補正部128は
調整用のコマ画像の画像データに基づき欠陥画素のアド
レスを記憶しておき、ラインCCDスキャナ14から入
力された読取対象のコマ画像の画像データのうち、欠陥
画素のデータについては周囲の画素のデータから補間し
てデータを新たに生成する。
【0050】また、ラインCCD116は3本のライン
(CCDセル列)が写真フィルム22の搬送方向に沿っ
て所定の間隔を空けて順に配置されているので、ライン
CCDスキャナ14からR、G、Bの各成分色の画像デ
ータの出力が開始されるタイミングには時間差がある。
ラインスキャナ補正部122は、コマ画像上で同一の画
素のR、G、Bの画像データが同時に出力されるよう
に、各成分色毎に異なる遅延時間で画像データの出力タ
イミングの遅延を行う。
【0051】ラインスキャナ補正部122の出力端はセ
レクタ132の入力端に接続されており、補正部122
から出力された画像データはセレクタ132に入力され
る。また、セレクタ132の入力端は入出力コントロー
ラ134のデータ出力端にも接続されており、入出力コ
ントローラ134からは、外部から入力されたファイル
画像データがセレクタ132に入力される。セレクタ1
32の出力端は入出力コントローラ134、イメージプ
ロセッサ部136A、136Bのデータ入力端に各々接
続されている。セレクタ132は、入力された画像デー
タを、入出力コントローラ134、イメージプロセッサ
部136A、136Bの各々に選択的に出力可能とされ
ている。
【0052】イメージプロセッサ部136Aは、メモリ
コントローラ138、イメージプロセッサ140、3個
のフレームメモリ142A、142B、142Cを備え
ている。フレームメモリ142A、142B、142C
は各々1フレーム分のコマ画像の画像データを記憶可能
な容量を有しており、セレクタ132から入力された画
像データは3個のフレームメモリ142の何れかに記憶
されるが、メモリコントローラ138は、入力された画
像データの各画素のデータが、フレームメモリ142の
記憶領域に一定の順序で並んで記憶されるように、画像
データをフレームメモリ142に記憶させる際のアドレ
スを制御する。
【0053】イメージプロセッサ140は、フレームメ
モリ142に記憶された画像データを取込み、階調変
換、色変換、画像の超低周波輝度成分の階調を圧縮する
ハイパートーン処理、粒状を抑制しながらシャープネス
を強調するハイパーシャープネス処理等の各種の画像処
理を行う。なお、上記の画像処理の処理条件は、オート
セットアップエンジン144(後述)によって自動的に
演算され、演算された処理条件に従って画像処理が行わ
れる。イメージプロセッサ140は入出力コントローラ
134に接続されており、画像処理を行った画像データ
は、フレームメモリ142に一旦記憶された後に、所定
のタイミングで入出力コントローラ134へ出力され
る。なお、イメージプロセッサ部136Bは、上述した
イメージプロセッサ部136Aと同一の構成であるので
説明を省略する。
【0054】ところで、本実施形態では個々のコマ画像
に対し、ラインCCDスキャナ14において異なる解像
度で2回の読み取りを行う。1回目の比較的低解像度で
の読み取り(以下、プレスキャンという)では、コマ画
像の濃度が極端に低い場合(例えばネガフィルムにおけ
る露光オーバのネガ画像)にも、ラインCCD116で
蓄積電荷の飽和が生じないように決定した読取条件(写
真フィルムに照射する光のR、G、Bの各波長域毎の光
量、CCDの電荷蓄積時間)でコマ画像の読み取りが行
われる。このプレスキャンによって得られた画像データ
(プレスキャン画像データ)は、セレクタ132から入
出力コントローラ134に入力され、更に入出力コント
ローラ134に接続されたオートセットアップエンジン
144に出力される。
【0055】オートセットアップエンジン144は、C
PU146、RAM148(例えばDRAM)、ROM
150(例えば記憶内容を書換え可能なROM)、入出
力ポート152を備え、これらがバス154を介して互
いに接続されて構成されている。
【0056】オートセットアップエンジン144は、入
出力コントローラ134から入力された複数コマ分のコ
マ画像のプレスキャン画像データに基づいて、ラインC
CDスキャナ14による2回目の比較的高解像度での読
み取り(以下、ファインスキャンという)によって得ら
れた画像データ(ファインスキャン画像データ)に対す
る画像処理の処理条件を演算し、演算した処理条件をイ
メージプロセッサ部136のイメージプロセッサ140
へ出力する。この画像処理の処理条件の演算では、撮影
時の露光量、撮影光源種やその他の特徴量から類似のシ
ーンを撮影した複数のコマ画像が有るか否か判定し、類
似のシーンを撮影した複数のコマ画像が有った場合に
は、これらのコマ画像のファインスキャン画像データに
対する画像処理の処理条件が同一又は近似するように決
定する。
【0057】なお、画像処理の最適な処理条件は、画像
処理後の画像データを、レーザプリンタ部18における
印画紙への画像の記録に用いるのか、外部へ出力するの
か等によっても変化する。画像処理部16には2つのイ
メージプロセッサ部136A、136Bが設けられてい
るので、例えば、画像データを印画紙への画像の記録に
用いると共に外部へ出力する等の場合には、オートセッ
トアップエンジン144は各々の用途に最適な処理条件
を各々演算し、イメージプロセッサ部136A、136
Bへ出力する。これにより、イメージプロセッサ部13
6A、136Bでは、同一のファインスキャン画像デー
タに対し、互いに異なる処理条件で画像処理が行われ
る。
【0058】更に、オートセットアップエンジン144
は、入出力コントローラ134から入力されたコマ画像
のプレスキャン画像データに基づいて、レーザプリンタ
部18で印画紙に画像を記録する際のグレーバランス等
を規定する画像記録用パラメータを算出し、レーザプリ
ンタ部18に記録用画像データ(後述)を出力する際に
同時に出力する。また、オートセットアップエンジン1
44は、外部から入力されるファイル画像データに対し
ても、上記と同様にして画像処理の処理条件を演算す
る。
【0059】入出力コントローラ134はI/F回路1
56を介してレーザプリンタ部18に接続されている。
画像処理後の画像データを印画紙への画像の記録に用い
る場合には、イメージプロセッサ部136で画像処理が
行われた画像データは、入出力コントローラ134から
I/F回路156を介し記録用画像データとしてレーザ
プリンタ部18へ出力される。また、オートセットアッ
プエンジン144はパーソナルコンピュータ158に接
続されている。画像処理後の画像データを画像ファイル
として外部へ出力する場合には、イメージプロセッサ部
136で画像処理が行われた画像データは、入出力コン
トローラ134からオートセットアップエンジン144
を介してパーソナルコンピュータ158に出力される。
【0060】パーソナルコンピュータ158は、CPU
160、メモリ162、ディスプレイ164、キーボー
ド166(図2も参照)、マウス177、後述する検定
画像の表示に関する指示を行うための操作台410(図
2も参照)、ハードディスク168、CD−ROMドラ
イバ170、搬送制御部172、拡張スロット174、
及び画像圧縮/伸長部176を備えており、これらがバ
ス178を介して互いに接続されて構成されている。搬
送制御部172はフィルムキャリア38に接続されてお
り、フィルムキャリア38による写真フィルム22の搬
送を制御する。また、フィルムキャリア38にAPSフ
ィルムがセットされた場合には、フィルムキャリア38
がAPSフィルムの磁気層から読み取った情報(例えば
画像記録サイズ等)が入力される。
【0061】また、メモリカード等の記憶媒体に対して
データの読出し/書込みを行うドライバ(図示省略)
や、他の情報処理機器と通信を行うための通信制御装置
は、拡張スロット174を介してパーソナルコンピュー
タ(パソコン)158に接続される。入出力コントロー
ラ134から外部への出力用の画像データが入力された
場合には、前記画像データは拡張スロット174を介し
て画像ファイルとして外部(ドライバや通信制御装置
等)に出力される。また、拡張スロット174を介して
外部からファイル画像データが入力された場合には、入
力されたファイル画像データは、オートセットアップエ
ンジン144を介して入出力コントローラ134へ出力
される。この場合、入出力コントローラ134では入力
されたファイル画像データをセレクタ132へ出力す
る。
【0062】なお、画像処理部16は、プレスキャン画
像データ等をパソコン158に出力し、ラインCCDス
キャナ14で読み取られたコマ画像をディスプレイ16
4に表示したり、印画紙に記録することで得られる画像
を推定してディスプレイ164に表示し、キーボード1
66を介してオペレータにより画像の修正等が指示され
ると、これを画像処理の処理条件に反映することも可能
とされている。
【0063】また、上記では、ラインCCDスキャナ1
4において、個々のコマ画像に対し異なる解像度で2回
の読み取りを行う例を記載したが、個々のコマ画像に対
し高解像度で1回のみ読み取りを行っても良い。
【0064】[検定作業時の画面表示について]本実施
形態のパソコン158のCPU160は、検定作業時に
おいて、図6に示すように、検定作業の対象として所定
数のコマ(ここでは、1コマ)のコマ画像を検定画像2
04としてディスプレイ164に表示する。
【0065】この図6に示すように、検定画像204に
は、その中央に対象のコマ画像230が表示され、コマ
画像230の右側には、シアン色の色補正を行うための
C色補正部240、マゼンタ色の色補正を行うためのM
色補正部242、黄色の色補正を行うためのY色補正部
244、画像全体の濃度補正を行うための濃度補正部2
46、及びプリント枚数を指定するための枚数指定部2
48が設けられている。
【0066】これらの各補正部や指示部における右側の
パラメータ値調整部(上向き矢印が表示された数値増加
部と下向き矢印が表示された数値減少部)をマウス17
7で以下のように操作することにより、各種補正や指示
を行うことができる。
【0067】例えば、画像全体の濃度をもっと低くした
い場合、オペレータは、濃度補正部246の数値減少部
246Bをマウス177でクリックする。1回のクリッ
クで、画面に表示された濃度値(例えば、濃度値
「1」)が1つ減少するので、濃度値が適度な値になっ
た時点でマウス177のクリックを停止することによ
り、画像全体の濃度を適度な値に設定することができ
る。
【0068】また、コマ画像230では、プリント出力
したい画像領域を示す領域設定枠232を、該領域設定
枠232の上下左右の4隅の拡縮ハンドル232A、2
32B、232C、232D(以下、これら4つを拡縮
ハンドル232xと総称する)をマウス177で移動す
ることにより、設定することができる。このとき、縦横
の比(=アスペクト比)は一定に保持しつつ領域設定枠
232を設定することができる。
【0069】なお、前述したコマ画像230を回転させ
る際の回転中心は、コマ画像230の中心点以外に、領
域設定枠232の中心点やその他任意の点に設定可能と
されている。また、上記領域設定枠232のアスペクト
比は、プリントサイズ(C、H、Pサイズの何れか)に
応じて設定可能とされている。
【0070】ところで、本実施形態では、オペレータ
は、後述する操作台410を平行移動させたり回転させ
ることで、表示されるコマ画像230を移動・回転可能
であり、操作台410を押圧することで、領域設定枠2
32を拡大又は縮小可能とされている。この操作の詳細
は後述する。
【0071】[操作台410の構成]次に、図7〜図1
1を用いて、操作台410の構成を説明する。
【0072】図11に示すように、操作台410は、上
面が長方形に成形され、基台412上に配置されてい
る。この操作台410は、図7〜図9に示すように基台
412に固定された3つのボールキャスター414によ
って3点で支持され、基台412に対し平行移動及び回
転可能に配置されている。
【0073】また、操作台410の下面には、操作台4
10の平行移動量及び回転量を検出するための2つのマ
ウスボール機構416、418が設けられている。図8
に示すように、2つのマウスボール機構416、418
は、それぞれ操作台410の外周部410A、410B
から等距離の位置(距離L1の位置)に設置され且つ操
作台410の中心点420から互いに等距離の位置(距
離L2の位置)に設置されている。
【0074】図10に示すように、マウスボール機構4
16は、基台412に当接し且つ操作台410の平行移
動及び回転に連動して回転するボール422と、ボール
422の回転量を検出するための回転板424、426
と、ボール422を外側から支持する支持部428と、
ボール422の上側に設けられ操作台410の押圧力を
検出する押圧力検出部430とを、含んで構成されてい
る。
【0075】このうち回転板424は図8に示すように
操作台410の外周部410Cに平行な軸J1を中心と
して、回転板426は操作台410の外周部410Bに
平行な軸J2を中心として、それぞれボール422の回
転に連動して回転するよう構成されている。また、押圧
力検出部430は、一端が操作台410内部の所定位置
に固定され他端がボール422の上部に固定された複数
のバネ432を含んで構成されている。なお、一方のマ
ウスボール機構418の構成も、上記マウスボール機構
416の構成と同様であり、マウスボール機構418に
はボール438の回転に連動して回転する回転板43
4、436が設けられている。
【0076】回転板424、426、434、436の
各々の回転量及び回転方向に応じた信号はパソコン15
8のCPU160に送信され、詳細は後述するが、CP
U160は上記信号に基づいて操作台410の平行移動
量及び回転量を検出する。また、押圧力検出部430の
バネ432の縮み量に応じた信号もCPU160に送信
され、CPU160はこの信号に基づいて操作台410
に対する押圧力を検出する。
【0077】さらに、CPU160は、ディスプレイ1
64に表示された領域設定枠232(図6参照)を固定
したまま、操作台410の平行移動量及び回転量に応じ
てコマ画像230を移動させる。また、CPU160
は、検出された押圧力に応じて、ディスプレイ164に
表示された領域設定枠232をアスペクト比一定のまま
拡大又は縮小させる。
【0078】このように本実施形態では、操作台410
を平行移動させる、操作台410を回転させる、操作台
410を押圧するといった簡単な操作によって、ディス
プレイ164に表示されたコマ画像230の移動、回転
及び領域設定枠232のサイズ変更が可能とされてい
る。
【0079】[操作台410の平行移動量及び回転量の
検出原理について]ここで、操作台410の平行移動量
及び回転量の検出原理を説明する。なお、オペレータは
操作台410の中央部の所定位置に手を置いて操作する
ものとし、操作台410を回転させる場合、該操作台4
10は中心点420を中心として回転するものとする。
【0080】以下では、マウスボール機構416の出力
(X1,Y1)、マウスボール機構418の出力(X
2,Y2)をそれぞれ以下のように定義する。
【0081】 出力(X1,Y1)=(回転板424の回転量,回転板
426の回転量) 出力(X2,Y2)=(回転板434の回転量,回転板
436の回転量) 但し、各回転量とも図7に示す矢印方向の回転量を正の
回転量とする。
【0082】操作台410が回転せずに平行移動した場
合、出力(X1,Y1)と出力(X2,Y2)とでは、
X1=X2且つY1=Y2が成立する。例えば、出力
(X1,Y1)=(10,10)、出力(X2,Y2)
=(10,10)となる。
【0083】また、操作台410が平行移動せずに回転
した場合、出力(X1,Y1)と出力(X2,Y2)と
では、X1+X2=0且つY1+Y2=0が成立する。
例えば、出力(X1,Y1)=(5,−5)、出力(X
2,Y2)=(−5,5)となる。
【0084】さらに、操作台410が平行移動し且つ回
転した場合、出力(X1,Y1)と出力(X2,Y2)
から、操作台410の平行移動量(X’,Y’)、ボー
ル422の設置位置における回転量(X1’,Y
1’)、及びボール438の設置位置における回転量
(X2’,Y2’)は以下のように検出することができ
る。
【0085】 平行移動量(X’,Y’)=((X1+X2)/2,(Y1+Y2)/2) ・・・(1) 回転量(X1’,Y1’)=(X1−X’,Y1−Y’) ・・・(2) 回転量(X2’,Y2’)=(X2−X’,Y2−Y’) ・・・(3) 例えば、出力(X1,Y1)=(15,5)、出力(X
2,Y2)=(5,15)である場合、平行移動量
(X’,Y’)=(10,10)、回転量(X1’,Y
1’)=(5,−5)、回転量(X2’,Y2’)=
(−5,5)が得られる。
【0086】[第1実施形態の作用]次に、本第1実施
形態の作用として、パソコン158のCPU160によ
って実行されるコマ画像の読取及び画像処理に係る制御
ルーチン(図12、図13)を説明する。なお、読取対
象の画像が記録されたフィルム22としては、APSフ
ィルムでも良いし、135フィルム等のその他のフィル
ムでも良い。
【0087】オペレータがフィルム22をフィルムキャ
リア38の挿入口38A(図2参照)に挿入して、所定
の処理開始指示を行うと、図12の制御ルーチンがCP
U160によって実行開始される。
【0088】図12のステップ302では、フィルム2
2をフィルムキャリア38の内部へ取り込み、次のステ
ップ304で1コマ目から順にプレスキャンを開始す
る。そして、全コマ画像についてプレスキャンが完了す
ると、ステップ308へ進みプレスキャンを停止し、次
のステップ310ではプレスキャンで得られた各コマ画
像の画像データより、各コマ画像に対するファインスキ
ャン時の読取条件を設定する。ここでは、撮影条件が同
一又は類似したコマ画像については、同じ読取条件を設
定することが望ましい。
【0089】次のステップ312では、図13の検定制
御処理のサブルーチンを実行する。この検定制御処理で
は、まず、最後にプレスキャンを行ったコマ画像の画像
データをフレームメモリ142から読み出して(ステッ
プ340)、読み出した画像データに基づくコマ画像
を、図6の検定画像204にコマ画像230として表示
する(ステップ342)。そして、検定開始を促すメッ
セージをディスプレイ164に表示して(ステップ34
4)、オペレータに検定処理させる。
【0090】検定処理において、オペレータが操作台4
10の中央部の所定位置に手を置いて操作台410を回
転又は移動させた場合、該操作台410の回転量及び平
行移動量に応じて回転板424、426、434、43
6が回転し、各回転板の回転量及び回転方向に応じた信
号がCPU160に送信される。CPU160は、受信
した信号より得られるマウスボール機構416の出力
(X1,Y1)、マウスボール機構418の出力(X
2,Y2)より、前述した要領で操作台410の平行移
動量及び回転量を検出する(ステップ348)。そし
て、画面上で領域設定枠232を固定したまま、検出さ
れた平行移動量及び回転量に応じてコマ画像230を移
動・回転させる(ステップ350)。なお、ここでは、
コマ画像230は固定したまま、平行移動量及び回転量
に応じて領域設定枠232を移動・回転させても良い。
【0091】また、検定処理において、オペレータが操
作台410を所定量以上の力で押圧した場合、該押圧力
に応じて押圧力検出部430のバネ432が縮み、その
縮み量に応じた信号がCPU160に送信される。CP
U160は、この信号より操作台410に対する押圧力
を検出し、検出した押圧力の変化量に応じて、ディスプ
レイ164に表示された領域設定枠232を拡大又は縮
小させる(ステップ354)。なお、ここでは、領域設
定枠232は固定したまま、押圧力に応じてコマ画像2
30を拡大又は縮小させても良い。
【0092】また、検定処理において、例えば、オペレ
ータがY色やM色に対し相対的にC色の濃度をもっと高
くしたい場合、図6の検定画像204に表示されたC色
補正部240の数値増加部240Aをマウス177でク
リックする。このようにオペレータにより色バランスや
画像全体の濃度の補正条件が入力された場合、入力され
た補正条件に基づいて検定対象のコマ画像に対し補正を
行い(ステップ358)、補正済のコマ画像を検定画像
204に表示して(ステップ360)、ステップ346
へ戻る。
【0093】その後、操作台410が移動・回転した
り、操作台410が押圧されたり、補正条件が入力され
る度に、前述したような各操作に対応した処理を行う。
【0094】そして、所望の画像操作及び補正条件の入
力が完了すると、オペレータは、所定の操作により、対
象のコマ画像の検定完了を指示する。なお、この時点で
オペレータは、検定完了したコマ画像を、後述するファ
インスキャン完了後にプリントするよう指示することが
できる。
【0095】オペレータにより検定完了が指示される
と、図13のサブルーチンから図12の主ルーチンへリ
ターンする。図12の主ルーチンにて次のステップ31
4では、検定作業が完了したコマ画像に対しファインス
キャンを実行する。このように、ファインスキャンは、
フィルム22を巻き戻しながら、プレスキャンとは逆の
コマ順に実行される。
【0096】なお、オペレータによって、コマ画像をプ
リントするよう指示されていた場合には、対象のコマ画
像のファインスキャン完了後に、ファインスキャンで得
られたデジタル画像データに基づく画像が、図2の出力
部28によりプリント出力される。
【0097】次のステップ316では、全コマに対し検
定作業とファインスキャンとが完了したか否かを判定す
る。全コマについては検定作業とファインスキャンとが
未完了であれば、ステップ312へ戻り、次のコマ画像
の検定作業へ移行する。
【0098】このようにして検定作業とファインスキャ
ンとを1コマずつ実行していき、全コマに対し検定作業
とファインスキャンとが完了した時点で、図12の制御
ルーチンを終了する。なお、ファインスキャンはフィル
ム22を巻き戻しながら実行していたため、全コマのフ
ァインスキャン完了をもってフィルム22の巻き戻しも
完了し、フィルム22はフィルムキャリア38より排出
される。
【0099】以上説明した第1実施形態では、検定作業
時にオペレータは、操作台410を平行移動させたり回
転させるといった簡単な操作を行うことで、コマ画像2
30を移動・回転させることができ、操作台410を押
圧するといった簡単な操作を行うことで、領域設定枠2
32の大きさを変化させることができるので、プリント
させる画像部分を所望の画像領域に容易に設定すること
ができる。即ち、画像のトリミング操作の操作性を飛躍
的に向上させ、トリミング操作を行うオペレータの負荷
を減らすことができる。
【0100】なお、上記実施形態では、各コマ画像に対
しプレスキャンとファインスキャンの2回の読み取りを
行う例を示したが、最初から各コマ画像に対し高解像度
でファインスキャンを行うことで、読取回数を1回とし
ても良い。例えば、ファインスキャンのみを行う場合
は、画素間引きした画像や階調限定した画像を検定画像
204として表示しても良い。
【0101】また、検定画像204に表示するコマ数は
図6のように1コマに限定されるものではなく、2コマ
以上のコマ画像を同時に検定画像204に表示しても良
い。
【0102】また、上記実施形態でのマウスボール機構
416(図10参照)は操作台410側に設置した構造
であったが、基台412側に設置した構造としても良
い。
【0103】[第2実施形態]次に、請求項3、4に記
載した発明に対応する第2実施形態を説明する。この第
2実施形態では、前述した操作台410に代わり、図1
4に示すタッチパネル410Sを用い、3本の指でタッ
チパネル410Sに接触しその接触を移動・回転させる
ことにより、図6のコマ画像230を移動させる例を説
明する。なお、第2実施形態におけるディジタルラボシ
ステム10の構成は第1実施形態と同様であり、以下で
は、タッチパネル410Sの構成を説明する。
【0104】[タッチパネル410Sの構成]図15に
示すように、タッチパネル410Sには、指等で表面に
接触した場合に電気的に導通する多数のスイッチ450
が縦横に所定の間隔で配置されている。図15において
縦に一列に配置されたスイッチ450を結ぶラインをス
キャンラインPS1 、PS2 、・・・PSn と称し、各
スキャンラインにはCPU160の制御により所定電位
のドライブ信号が増幅器452を介して入力される。
【0105】また、図15において横に一列に配置され
たスイッチ450を結ぶラインを入力ラインPR1 、P
2 、・・・PRm と称し、各入力ラインの出力側(図
15において左側)には所定電位のプルアップ電源45
6が接続され、増幅器454を介して信号が出力される
よう構成されている。
【0106】図16にはスイッチ450の1つの構成例
を示しており、この図16に示すようにスイッチ450
は、接触があるとオンする小型のメカスイッチ450A
を含んで構成されている。オペレータが指等でタッチパ
ネル410S表面に接触した場合、該接触位置に配置さ
れたスイッチ450がオンして該スイッチ450でスキ
ャンラインと入力ラインとが導通し、スキャンラインに
入力されたドライブ信号が入力ラインへ流れることにな
る。なお、メカスイッチ450Aに代わり、静電容量結
合型のスイッチ等を用いても良い。
【0107】[タッチパネル410Sのオンオフ状態の
判定方法]ここで、タッチパネル410Sのオンオフ状
態の判定方法を、図17のフローチャートに沿って説明
する。
【0108】まず、スキャンラインPSi を識別するた
めの変数i及び入力ラインPRj を識別するための変数
jをそれぞれ「1」に初期設定し(ステップ380)、
スキャンラインPSi (最初はPS1 )に所定電位のド
ライブ信号を入力することで該スキャンラインPSi
駆動する(ステップ382)。そして、全ての入力ライ
ンPRj の出力信号を読み取る(ステップ384)。こ
こでは、出力信号の電位を測定し、該電位が予め定めた
しきい値以上の場合入力ラインPRj の出力を「1」と
し、該電位が前記しきい値未満の場合入力ラインPRj
の出力を「0」とする。
【0109】なお、上記しきい値は、プルアップ電源4
56の電位よりも高く、スキャンラインPSi から入力
され増幅器452で増幅されたドライブ信号の電位より
も低く設定されている。よって、通常は入力ラインPR
j の出力は「0」であり、タッチパネル410S表面に
おけるスイッチ450の配置位置をオペレータが指等で
接触した場合のみ入力ラインPRj の出力が「1」とな
る。
【0110】そこで次に、入力ラインPRj (最初はP
1 )の出力が「1」であるか否かを判定し(ステップ
386)、出力が「1」であれば検知結果(i,j)
(最初は検知結果(1,1))を「1」にセットし(ス
テップ388)、出力が「0」であれば検知結果(i,
j)(最初は検知結果(1,1))を「0」にセットす
る(ステップ390)。以後、このような検知結果
(i,j)のセットをj=2、3、・・・mについて順
次実行していく。
【0111】i=1の場合で、j=1、2、3、・・・
mについて検知結果(i,j)のセットが完了すると
(ステップ394で肯定判定されると)、変数iを1つ
インクリメントした後(ステップ396)、上記スキャ
ンラインPSi の駆動(ステップ382)から以降の処
理を繰り返す。
【0112】このようにして変数i=1、2、・・・n
の各々において、j=1、2、3、・・・mについての
検知結果(i,j)がセットされる。
【0113】そして、全ての(n×m)個の検知結果
(i,j)がセットされると(ステップ398で肯定判
定されると)、検知結果(i,j)が「1」であるか
「0」であるかに基づいて、以下のようにしてタッチパ
ネル410Sのオンオフ状態を判定する(ステップ39
9)。即ち、検知結果(i,j)が「1」であれば、該
検知結果(i,j)に対応するスキャンラインPSi
入力ラインPRj との交点ではタッチパネル410Sへ
の接触があったと判定し、検知結果(i,j)が「0」
であれば、該検知結果(i,j)に対応するスキャンラ
インPSi と入力ラインPRj との交点ではタッチパネ
ル410Sへの接触が無かったと判定する。
【0114】これにより、タッチパネル410Sにおけ
るどの場所で接触があったかを検知することができる。
【0115】本実施形態では、オペレータは3本の指
(例えば、親指、人指し指、中指)で領域設定枠232
の3つの頂点(232D、232A、232B)に対応
するようにタッチパネル410Sに接触し、該接触位置
を移動させる。パソコン158のCPU160は、この
場合の3本の指の接触位置を上記の要領で検出し、該検
出結果から各接触位置の変化を求める。
【0116】ここで、CPU160は、上記3つの接触
位置の変化が、コマ画像230に対する領域設定枠23
2の位置変化に相当するとみなし、領域設定枠232を
固定したまま、該3つの接触位置の変化に応じてコマ画
像230を移動・回転させる。
【0117】また、CPU160は、所定の2本の指
(例えば、親指と中指)の接触位置の間隔が所定量以上
変化したか否かをチェックし、該間隔が所定量以上変化
しておれば、その間隔の変化量に応じて、ディスプレイ
164に表示された領域設定枠232をアスペクト比一
定のまま拡大又は縮小させる。
【0118】このように本実施形態では、3本の指でタ
ッチパネル410Sに接触し該接触位置を移動させた
り、所定の2本の指の間隔を変化させるといった簡単な
操作によって、ディスプレイ164に表示されたコマ画
像230の移動・回転及び領域設定枠232のサイズ変
更が可能とされている。
【0119】[第2実施形態の作用]次に、本第2実施
形態の作用として、パソコン158のCPU160によ
って実行される検定作業に係る制御処理(検定制御処
理)を説明する。この検定制御処理(図18)は、第1
実施形態で説明したコマ画像の読取及び画像処理に係る
制御ルーチン(図12)で実行されるサブルーチンであ
り、この主ルーチン(図12)は第1実施形態と同一で
あるので説明を省略し、以下では、本発明に係る検定制
御処理での画像表示制御を中心に説明する。
【0120】図18の検定制御処理では、既にプレスキ
ャンを行ったコマ画像の画像データをフレームメモリ1
42から読み出して(ステップ340)、読み出した画
像データに基づくコマ画像を、図6の検定画像204に
コマ画像230として表示する(ステップ342)。そ
して、検定開始を促すメッセージをディスプレイ164
に表示して(ステップ344)、オペレータに検定処理
させる。
【0121】検定処理において、オペレータが3本の指
(親指、人指し指、中指)で領域設定枠232の3つの
頂点(232D、232A、232B)に対応するよう
にタッチパネル410Sに接触し該接触位置を移動させ
た場合、前述した要領で3つの接触位置を検出し、該検
出結果から各接触位置の変化を求める(ステップ34
7)。そして、上記3つの接触位置の変化が、コマ画像
230に対する領域設定枠232の位置変化に相当する
とみなし、領域設定枠232を固定したまま、該3つの
接触位置の変化に応じてコマ画像230を移動・回転さ
せる(ステップ349)。なお、ここでは、コマ画像2
30は固定したまま、領域設定枠232を移動・回転さ
せても良い。
【0122】また、検定処理において、オペレータが所
定の2本の指(親指と中指)の接触位置の間隔を所定量
以上変化させた場合、その間隔の変化量に応じて、ディ
スプレイ164に表示された領域設定枠232をアスペ
クト比一定のまま拡大又は縮小させる(ステップ35
3)。なお、ここでは、領域設定枠232は固定したま
ま、間隔の変化量に応じてコマ画像230を拡大又は縮
小させても良い。
【0123】また、検定処理において、オペレータによ
り色バランスや画像全体の濃度の補正条件が入力された
場合、入力された補正条件に基づいて検定対象のコマ画
像に対し補正を行い(ステップ358)、補正済のコマ
画像を検定画像204に表示して(ステップ360)、
ステップ345へ戻る。
【0124】その後、上記3本の指による接触位置が移
動したり、上記2本の指の間隔が変化したり、補正条件
が入力される度に、前述したような各操作に対応した処
理を行う。
【0125】そして、所望の画像操作及び補正条件の入
力が完了すると、オペレータは、所定の操作により、対
象のコマ画像の検定完了を指示する。これにより、対象
のコマ画像の検定作業は終了し、図18のサブルーチン
から主ルーチン(図12)へリターンする。
【0126】以上説明した第2実施形態では、検定作業
時にオペレータは、タッチパネル410Sを3本の指で
接触し該接触位置を移動させるといった簡単な操作を行
うことで、表示されるコマ画像230を移動・回転させ
ることができ、上記3本のうち所定の2本の指の間隔を
変化させるといった簡単な操作を行うことで、領域設定
枠232の大きさを変化させることができるので、プリ
ントさせる画像部分を所望の画像領域に容易に設定する
ことができる。即ち、画像のトリミング操作の操作性を
飛躍的に向上させ、トリミング操作を行うオペレータの
負荷を減らすことができる。
【0127】なお、上記第2実施形態では、オペレータ
がタッチパネル410Sに3点で接触する例を示した
が、4点や5点でタッチパネル410Sに接触し、該タ
ッチパネル410Sの検出結果から得られた4つ又は5
つの接触位置のうち所定の規則で3つの接触位置を抽出
し採用しても良い。
【0128】また、上記実施形態のようにオペレータは
3本の指を用いなくとも、2本の指をタッチパネル41
0Sに接触させて移動させれば、これら2本の指の接触
位置変化よりコマ画像230と領域設定枠232との相
対的な位置変化量を求めて該相対的な位置変化量に基づ
いてコマ画像230又は領域設定枠232を移動させる
ことができる。また、オペレータは初期状態で、2本の
指を予め定めた間隔でタッチパネル410Sに接触させ
て移動させれば、該2本の指の間隔変化より領域設定枠
232のサイズを変化させることができる。
【0129】このようにオペレータは、タッチパネル4
10Sに2点で接触し、該2つの接触位置を移動させる
ことで、コマ画像230又は領域設定枠232を移動さ
せたり、領域設定枠232のサイズを変化させることが
できる。
【0130】更に、上記第1、第2実施形態では、フィ
ルム22に記録されたコマ画像を読み取って得られたデ
ジタル画像データを対象として検定作業を行う例を示し
たが、CD−R等の記録媒体に記録された画像を読み取
って得られたデジタル画像データを対象として検定作業
を行うケースや、外部の画像処理装置等から入力された
デジタル画像データを対象として検定作業を行うケース
についても、第1、第2実施形態と同様に本発明を適用
可能であり、同様の効果を得ることができる。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、3に記
載の発明によれば、オペレータは、操作台を平行移動・
回転させたり、操作部に2点以上で接触し該接触位置を
移動させたりといった極めて簡単な操作を行うことで、
記録材料に記録する画像部分を所望の画像領域に設定す
ることができるので、画像のトリミング操作の操作性を
飛躍的に向上させ、トリミング操作を行うオペレータの
負荷を減らすことができる。
【0132】また、請求項2、4に記載の発明によれ
ば、オペレータは、操作台を押圧し該押圧力を変化させ
たり、操作部の表面への接触位置の間隔を変化させたり
といった極めて簡単な操作を行うことで、記録材料に記
録する画像の倍率を容易に変化させることができるの
で、画像のトリミング操作の操作性をさらに向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態に係るディジタルラボシステム
の概略構成図である。
【図2】ディジタルラボシステムの外観図である。
【図3】ラインCCDスキャナの光学系の概略構成図で
ある。
【図4】ラインCCDスキャナの電気系の概略構成図で
ある。
【図5】画像処理部の概略構成図である。
【図6】検定画像を示す図である。
【図7】操作台を示す斜視図である。
【図8】操作台を示す平面図である。
【図9】操作台を示す正面図である。
【図10】マウスボール機構の構成図である。
【図11】操作台に手を置いた状態を示す図である。
【図12】第1、第2実施形態における主ルーチンを示
す流れ図である。
【図13】第1実施形態における検定制御処理のサブル
ーチンを示す流れ図である。
【図14】タッチパネルに所定の3本指を置いた状態を
示す図である。
【図15】タッチパネルの構成を示す電気回路図であ
る。
【図16】図15のスイッチの構成図である。
【図17】タッチパネルのオンオフ状態の判定方法を示
す流れ図である。
【図18】第2実施形態における検定制御処理のサブル
ーチンを示す流れ図である。
【符号の説明】
10 ディジタルラボシステム 158 パーソナルコンピュータ 160 CPU 164 ディスプレイ 230 コマ画像 232 領域設定枠 410 操作台 410S タッチパネル 416、418 マウスボール機構 430 押圧力検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データに基づく画像、及び
    該デジタル画像データから記録材料に記録する画像部分
    のデジタル画像データを抽出するための領域を表示する
    表示手段と、 平行移動及び所定角度の回転が可能な操作台と、 前記操作台の平行移動量及び回転角度を検出する検出手
    段と、 前記検出手段により検出された平行移動量及び回転角度
    に応じて、前記デジタル画像データに基づく画像又は前
    記領域が移動するよう前記表示手段を制御する制御手段
    と、 前記表示手段に表示された前記デジタル画像データに基
    づく画像及び前記領域に基づいて、前記記録材料に記録
    する画像部分のデジタル画像データを抽出する抽出手段
    と、 を有する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記操作台を押圧する押圧力を検出する
    押圧力検出手段と、 前記押圧力検出手段により検出された押圧力の変化に応
    じて、前記記録材料に記録する画像の倍率が変化するよ
    う制御する倍率制御手段と、 をさらに有する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 デジタル画像データに基づく画像、及び
    該デジタル画像データから記録材料に記録する画像部分
    のデジタル画像データを抽出するための領域を表示する
    表示手段と、 平板状の操作部を備え、該操作部の表面に接触があった
    場合に該接触位置を検出する接触検出手段と、 前記操作部の表面の2点以上で接触があり且つ該接触位
    置が移動した場合に、前記接触検出手段により検出され
    た接触位置の変化に応じて、前記デジタル画像データに
    基づく画像又は前記領域が移動するよう前記表示手段を
    制御する制御手段と、 前記表示手段に表示された前記デジタル画像データに基
    づく画像及び前記領域に基づいて、前記記録材料に記録
    する画像部分のデジタル画像データを抽出する抽出手段
    と、 を有する画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記接触位置の間隔を検出する間隔検出
    手段と、 前記間隔検出手段により検出された間隔の変化に応じ
    て、前記記録材料に記録する画像の倍率が変化するよう
    制御する画像倍率制御手段と、 をさらに有する請求項3記載の画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013080510A1 (en) * 2011-11-30 2013-06-06 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method for controlling display, and program therefor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013080510A1 (en) * 2011-11-30 2013-06-06 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method for controlling display, and program therefor
US9557904B2 (en) 2011-11-30 2017-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method for controlling display, and storage medium

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