JP2001054010A - 撮影装置、撮影方法、及び記録媒体 - Google Patents

撮影装置、撮影方法、及び記録媒体

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JP2001054010A
JP2001054010A JP11226944A JP22694499A JP2001054010A JP 2001054010 A JP2001054010 A JP 2001054010A JP 11226944 A JP11226944 A JP 11226944A JP 22694499 A JP22694499 A JP 22694499A JP 2001054010 A JP2001054010 A JP 2001054010A
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unit
recording
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imaging
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JP11226944A
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English (en)
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Masamichi Itabashi
正道 板橋
Yuji Takenaka
裕二 竹中
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主画像から所定の画像パターン条件を満たし
た注目部位を検出し、注目部位が含まれる副画像を最適
な撮影条件で撮影する撮影装置を提供する。 【解決手段】 本発明の撮影装置は、主画像及び副画像
を入力する入力部10と、主画像から所定の画像パター
ン条件を満たした注目部位を検出するとともに、入力部
10に対し注目部位を副画像として所定の撮影条件で撮
影させる制御ユニット24と、主画像と副画像とを記録
媒体に記録する記録部40と、主画像と副画像とを出力
する出力部50とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影装置に関し、
特に、第一の画像から所定の画像パターン条件を満たし
た注目部位を検出し、この注目部位に露光条件を合わせ
て第二の画像を撮影する撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像から所定の画像パターンを認
識する方法として、特開平8−305855号(公開日
平成8年11月22日)は、画像を精度よくパターン認
識し、分類する方法を開示している。特開平10−28
2541号(公開日平成10年10月23日)は、電源
電圧の変動に対応して露光時間を制御するカメラを開示
している。特開平11−41512号(公開日平成11
年2月12日)は、画像のうち人物以外の背景をぼかす
処理を施す装置を開示している。特開平11−6937
2号(公開日平成11年3月9日)は、画像の明度分布
に基づいて露出制御する方法を開示している。特開平1
1−112861号(公開日平成11年4月23日)、
特開平11−112863号(公開日平成11年4月2
3日)は、自動露光制御をするデジタルカメラを開示し
ている。
【0003】従来、目前にある複数の被写体に対しそれ
ぞれ個別の写真を得たい場合、得たい写真ごとに撮影を
行っていた。また、複数の被写体をそれぞれ撮影し、さ
らにこれら複数の被写体を一枚の全体写真として得たい
場合、全体と一部とを別々に撮影していた。例えば、工
事写真の場合、全体写真を撮った後、出来高を証明する
ために必要な部分を全体写真とは別に拡大写真として撮
影し、全体写真と部分拡大写真とを一緒にして工事写真
アルバムを作成し、発注者に提出していた。
【0004】一方、鮮明な写真を撮影するためには、撮
影ごとに露光条件等の撮影条件を最適な状態に整える必
要がある。例えば、工事写真は出来高を証明するために
必要なので撮影の失敗は許されず、また写真の鮮明さも
要求される。特に、定規や黒板等の写真は、目盛りや文
字が読みやすくなるように露光条件を最適な状態に調整
して撮影することが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多数の写真を
得たい場合に写真の数だけ撮影するのは多大な労力を要
するので、例えば、工事写真においては、全体写真を1
枚撮れば、必要な複数の部分写真を同時に得られる技術
の実現が望まれていた。また、多数の写真を撮影する場
合に、撮影ごとに露光条件等の撮影条件を最適に整える
のは容易ではない。
【0006】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる撮影装置、撮影方法、及び記録媒体を提供す
ることを目的とする。この目的は特許請求の範囲におけ
る独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。
また従属項は本発明のさらなる有利な具体例を規定す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態においては、画像を撮影する撮
影装置であって、前記画像を入力する入力部と、前記入
力部により入力された第一の画像から所定の画像パター
ン条件を満たした注目部位の位置情報を検出する注目部
位検出部と、前記入力部に対し、前記注目部位の少なく
とも一部を含む第二の画像を、前記位置情報に基づいて
入力させる制御ユニットと、前記第二の画像を記録する
記録部とを備える。
【0008】前記制御ユニットは、前記位置情報に基づ
いて、前記第一の画像における前記注目部位の領域の輝
度情報を検出し、前記輝度情報に基づいて露光条件を決
定する露光条件決定部と、前記入力部に対し、前記露光
条件に基づく露光時間で前記第二の画像を入力させる露
光制御部とを有してもよい。前記制御ユニットは、前記
位置情報に基づいて、前記第一の画像における前記注目
部位の領域の輝度情報を検出し、前記輝度情報に基づい
て露光条件を決定する露光条件決定部と、前記入力部に
対し、前記露光条件に基づく絞り値で前記第二の画像を
入力させる絞り制御部とをさらに有してもよい。前記記
録部は、前記露光条件をさらに記録する手段を有しても
よい。前記制御ユニットは、前記入力部に対し、前記位
置情報に基づいて前記第二の画像を所定のズーム倍率で
入力させるズーム制御部を有してもよい。前記入力部
は、撮影の方向を前記ズーム制御部による制御に基づい
て前記注目部位の方向へ調整する方向調整部を有しても
よい。
【0009】前記第一の画像と前記第二の画像とが関連
する画像であることを示す関連情報を生成する関連情報
生成部をさらに備え、前記記録部は、前記関連情報をさ
らに記録する手段を有してもよい。前記関連情報生成部
は、前記露光条件と、前記第一の画像及び前記第二の画
像のうち一方又は双方との対応関係を示す関連情報を生
成する手段を有し、前記記録部は、前記関連情報をさら
に記録する手段を有してもよい。前記第一の画像におけ
る前記注目部位の領域と、前記第一の画像における前記
注目部位の領域以外の領域とが異なる出力形式となる処
理を前記第一の画像に施す強調処理部をさらに備えても
よい。
【0010】前記入力部は、前記第一の画像及び前記第
二の画像のうち少なくとも一方を撮像する第一の撮像部
と、前記第一の画像及び前記第二の画像のうち少なくと
も一方を撮像する第二の撮像部とを異なる位置に有して
もよい。前記第一の撮像部は、前記第一の画像及び前記
第二の画像のうち少なくとも一方を光学的な情報から電
気的な情報へ変換する手段を含み、前記第二の撮像部
は、前記第一の画像及び前記第二の画像のうち少なくと
も一方の光学的な情報をフイルムに感光させる手段を含
んでもよい。前記ズーム制御部は、前記第一の撮像部と
前記第二の撮像部とに対し、異なるズーム倍率でそれぞ
れ画像を入力させる手段を含んでもよい。
【0011】前記フイルムは、所定の位置に磁気記録部
を有し、前記記録部は、前記磁気記録部に前記露光条件
及び前記関連情報のうち一方又は双方を記録する手段を
有してもよい。前記記録部は、前記第二の撮像部により
得られた第二の画像の前記露光条件及び前記関連情報を
記録媒体に記録する手段を有してもよい。
【0012】前記位置情報を前記第一の画像とともに出
力する出力部をさらに備えてもよい。前記第一の画像に
おける所望の注目領域を指定して、該注目領域の位置情
報を抽出する領域指定部をさらに備え、前記露光条件決
定部は、前記領域指定部から受け取る前記位置情報に基
づいて前記注目領域の輝度情報を検出する手段を含んで
もよい。
【0013】本発明の第2の形態においては、画像を撮
影する撮影方法であって、第一の画像を入力する段階
と、前記第一の画像から所定の画像パターン条件を満た
した注目部位の位置情報を検出する段階と、前記注目部
位の少なくとも一部を含む第二の画像を、前記位置情報
に基づいて入力させる段階と、前記第二の画像を記録す
る段階とを備える。
【0014】本発明の第3の形態においては、画像を撮
影するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、前記プログラムが、前記コンピュ
ータに働きかけて、第一の画像を入力するモジュール
と、前記コンピュータに働きかけて、前記第一の画像か
ら所定の画像パターン条件を満たした注目部位の位置情
報を検出するモジュールと、前記コンピュータに働きか
けて、前記注目部位の少なくとも一部を含む第二の画像
を、前記位置情報に基づいて入力させるモジュールと、
前記コンピュータに働きかけて、前記第二の画像を記録
するモジュールとを備える。
【0015】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションもまた発明となりうる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
【0017】以下、本発明を工事現場の写真画像の撮影
に用いた実施形態を説明する。本実施形態においては、
全体写真(主画像)から出来高を証明するために必要な
被写体を自動的に検出し、この被写体に露光条件等の撮
影条件を合わせた部分拡大写真(副画像)を撮影する。
そして、主画像と副画像とが対応する画像であることを
示す関連情報を生成する。工事写真において、出来高を
証明するために必要な被写体としては、例えば物の高さ
や距離の測定値を表示する定規、又は工事の内容を文字
で表示する黒板等が考えられる。なお、以下に用いる
「主画像」は、特許請求の範囲における「第一の画像」
を示す。また、以下に用いる「副画像」は、特許請求の
範囲における「第二の画像」を示す。本実施形態におけ
る撮影装置としては、スチールカメラ、静止画像を撮影
できるビデオカメラ等が考えられる。
【0018】まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、撮影装置の一例としてのデジタルカメラの構成
図である。デジタルカメラには、デジタルスチールカメ
ラや静止画像を撮影できるデジタルビデオカメラ等が含
まれる。本実施形態の撮影装置は、入力部10とメモリ
部20とレリーズスイッチ22と制御ユニット24と領
域指定部26と記録部40と出力部50とを備える。
【0019】入力部10は、被写体を撮影して主画像と
副画像とを得る。入力部10は、レンズ11と絞り12
とシャッター13とカラーフィルタ14とCCD(Char
ge coupled device:電荷結合素子)15とA/D変換部
16と方向調整部17とを有する。レンズ11は被写体
を結像し、絞り12は光量、光学収差、焦点深度等を調
整し、シャッター13は露光時間を調整する。カラーフ
ィルタ14はレンズ11を通して受光される光のRGB
成分を分解する。CCD15はレンズ11によって結像
された被写体画像を受光して電気信号に変換する。A/
D変換部16は、CCD15から受け取ったアナログ信
号をデジタル信号に変換し、メモリ部20に出力する。
方向調整部17は、レンズ11の角度を変えて撮影の方
向を撮影したい被写体の方向へ調整する。
【0020】なお、本実施形態では露光時間を調整する
手段として機械式のシャッター13を用いたが、他の形
態としては、例えばCCD15のスイッチング等を制御
(電子シャッタ)して露光時間を調整してもよい。
【0021】メモリ部20は入力されたデジタル信号を
格納する。即ち、メモリ部20は、入力部10が入力し
た被写体の主画像及び副画像を記憶する。レリーズスイ
ッチ22は、制御ユニット24に撮影動作の制御を開始
させる信号を出力する。即ち、撮影者がレリーズスイッ
チ22をオンにすると、制御ユニット24の制御により
入力部10が被写体を撮影する。
【0022】制御ユニット24は、入力部10による撮
影動作を制御する。即ち、制御ユニット24は、レンズ
11のズームとフォーカスと角度、絞り12の絞り値設
定、シャッター13のシャッタースピード、及びCCD
15の信号出力のうち少なくとも一つを制御する。ま
た、制御ユニット24は、メモリ部20から受け取った
主画像から所定の画像パターンを有する注目部位を検出
する。ここで注目部位とは、主画像の中に写る各被写体
のうち、副画像として別途撮影しようとする被写体を示
す。本実施形態においては、工事写真として撮影しよう
とする定規や黒板が注目部位である。制御ユニット24
は、注目部位に合わせた露光条件を決定する。そして、
制御ユニット24は、入力部10に対し注目部位の少な
くとも一部を含む副画像を撮影させる。さらに、制御ユ
ニット24は、メモリ部20から受け取った主画像と副
画像とが対応する画像であることを示す関連情報を生成
する。
【0023】領域指定部26は、主画像における所望の
注目領域を指定する。撮影者が注目領域を指定した場
合、領域指定部26は、指定された注目領域の位置情報
を生成して制御ユニット24に出力する。制御ユニット
24は、この位置情報に基づいて注目領域を副画像とし
て入力部10に撮影させてもよい。領域指定部26は、
例えば、トラックボールやコントロールボタン等のポイ
ンティングデバイスが考えられる。領域指定部26は、
モニタ画面に張られたパネルに人間が指で触れて位置を
指示するタッチパネルであってもよい。領域指定部26
は、パネル上で電子ペンを用いて位置を指示するペンタ
ブレットであってもよい。
【0024】記録部40は、制御ユニット24から受け
取った主画像、副画像、露光条件、関連情報等を記録媒
体に記録する。記録媒体としては、例えば、フロッピー
ディスク等の磁気記録媒体、メモリカード等の着脱自在
な不揮発性の半導体メモリ、カメラ内蔵型の半導体メモ
リ等が考えられる。
【0025】出力部50は、制御ユニット24から受け
取った主画像及び副画像を出力する。出力部50として
は、例えば主画像及び副画像を画面表示する、カメラ内
蔵型の液晶モニタ等が考えられる。また、出力部50と
して例えば主画像及び副画像を印刷する、カメラ内蔵の
小型プリンタ等が考えられる。
【0026】図2は、制御ユニット24の機能ブロック
図である。制御ユニット24は、注目部位検出部120
とパターン条件記憶部121と露光条件決定部122と
露光制御部123と絞り制御部124とズーム制御部1
25と撮像制御部126と関連情報生成部127と強調
処理部128とを有する。
【0027】注目部位検出部120は、メモリ部20よ
り受け取った主画像から、パターン条件記憶部121よ
り受け取る所定の画像パターン条件を満たした注目部位
を検出する。パターン条件記憶部121は、所定の画像
パターン条件を記憶する。本実施形態においては、画像
パターン条件として、定規や黒板の画像パターンの特徴
を定める条件をパターン条件記憶部121に記憶させて
おく。
【0028】注目部位検出部120は、主画像における
注目部位の位置情報を検出する。位置情報としては、例
えば注目部位が含まれる矩形領域の主画像における位置
を示す座標が考えられる。抽出された位置情報は、記録
部40により主画像及び副画像とともに記録媒体に記録
される。注目部位検出部120により抽出された位置情
報は、出力部50により液晶画面に表示させてもよい。
例えば、出力部50が主画像と副画像とを画面に表示す
るときに、出力部50は副画像として撮影された注目部
位の位置情報として主画像における座標の数値をさらに
液晶画面に表示してもよい。また例えば、出力部50
は、位置情報に基づいて、副画像として撮影された注目
部位の位置を示す矩形領域を主画像の中に破線表示させ
てもよい。
【0029】このように、注目部位検出部120が注目
部位の位置情報を検出し、記録部40が位置情報を記録
媒体に記録するので、この記録媒体に収められた画像を
閲覧する者は、副画像が主画像のどの部分を撮影したも
のであるかを確認することができる。また、出力部50
が位置情報を液晶画面に出力するので、撮影者は、副画
像が主画像のどの部分を撮影したものであるかを液晶画
面上で確認することができる。
【0030】露光条件決定部122は、注目部位検出部
120から受け取る位置情報に基づいて、主画像におけ
る注目部位の領域の輝度情報を検出する。露光条件決定
部122は、輝度情報に基づいて露光条件を決定する。
ここで、露光条件としては、シャッター13の露光時間
(シャッタースピード)、絞り12の絞り値等が含まれ
る。
【0031】露光制御部123は、入力部10に対し、
露光条件決定部122から受け取る露光条件に基づく露
光時間で副画像を入力させる。すなわち、露光制御部1
23は、露光条件に基づいてシャッター13のシャッタ
ースピードを制御して露光時間を調整する。
【0032】絞り制御部124は、入力部10に対し、
露光条件決定部122から受け取る露光条件に基づく絞
り値で副画像を入力させる。すなわち、絞り制御部12
4は、露光条件に基づいて絞り12の絞り値設定を制御
する。
【0033】ズーム制御部125は、入力部10に対
し、注目部位検出部120から受け取る注目部位の位置
情報に基づいて副画像を所定のズーム倍率で入力させ
る。すなわち、ズーム制御部125は、位置情報に基づ
いてレンズ11のズームとフォーカスとを制御する。こ
こでズーム制御部125は、注目部位が副画像において
所定の割合の大きさで含まれるズーム倍率で入力部10
に入力させてもよい。例えば、主画像から定規が含まれ
た領域を抽出する場合、定規の目盛りが読み易い程度の
大きさの割合で副画像を入力部10に入力させてもよ
い。また例えば、黒板を副画像として撮影する場合、黒
板以外の背景はさほど必要でないので、黒板が9割程度
の大きさで副画像に含まれるズーム倍率で入力部10に
入力させてもよい。例えば、ズーム制御部125は、注
目部位の一部が含まれる副画像を入力部10に入力させ
てもよい。
【0034】注目部位にズームして撮影するために、ズ
ーム制御部125は、方向調整部17に対しレンズ11
の角度を変えて撮影方向を調整させる。ズーム制御部1
25は、レンズ11のズーム、フォーカス、及び角度の
うち少なくとも一つを制御する制御信号を方向調整部1
7へ出力する。
【0035】撮像制御部126は、CCD15による信
号出力を制御することにより、入力部10が撮影する画
像をメモリ部20に入力させる。主画像を撮影する場合
は、レリーズスイッチ22から撮影信号を受け取ったと
きにCCD15を制御する。副画像を撮影する場合は、
注目部位の結像を制御する露光制御部123と絞り制御
部124とズーム制御部125とから撮影信号を受け取
ったときにCCD15を制御する。
【0036】このように、本実施形態においては、所定
の画像パターン条件をパターン条件記憶部121に記憶
させておき、注目部位検出部120が画像パターン条件
を満たす注目部位の位置情報を検出する。そして、露光
制御部123と絞り制御部124とズーム制御部125
とが最適な撮影条件で注目部位を入力部10に結像させ
る。そして、撮像制御部126が入力部10に注目部位
を撮影させる。したがって、例えば工事写真の場合、工
事現場の全体写真を撮影すれば、最適な撮影条件の下で
自動的に定規や黒板の写真も撮影することができる。
【0037】強調処理部128は、メモリ部20から受
け取る主画像に対し、注目部位検出部120から受け取
る注目部位の位置情報に基づいて、注目部位の領域と注
目部位の領域以外の領域とが異なる出力形式となる処理
を施す。例えば、強調処理部128は、主画像におい
て、注目部位の領域と注目部位の領域以外の領域とのコ
ントラストを高める処理を主画像に施してもよい。例え
ば、強調処理部128は、主画像において、微分フィル
タを用いたエッジ強調により注目部位の輪郭を強調する
処理を主画像に施してもよい。例えば、強調処理部12
8は、主画像において、注目部位の周囲に外枠線を加え
る処理を主画像に施してもよい。強調処理部128は、
主画像及び副画像を出力部50に出力させる形式を生成
してもよい。
【0038】このように、強調処理部128が主画像に
おける注目部位に所定の処理を施すので、主画像及び副
画像の閲覧者は、主画像の中のどの部分を副画像として
撮影したかを容易に把握することができる。
【0039】関連情報生成部127は、主画像と副画像
とが対応する画像であることを示す関連情報を生成す
る。関連情報生成部127は、露光条件、位置情報等
と、主画像及び副画像のうち一方又は双方との対応関係
を関連情報に含めてもよい。関連情報生成部127は、
関連情報を所定のデータファイルに収めて生成してもよ
い。関連情報生成部127は、関連情報を主画像及び副
画像のうち一方又は双方の画像データ中に含めさせても
よい。例えば、画像のデータ内に付帯情報領域を設け、
該付帯情報領域内に関連情報を含めさせてもよい。
【0040】関連情報生成部127は、主画像のファイ
ル名と副画像のファイル名とに基づいて関連情報を生成
してもよい。関連情報生成部127は、注目部位検出部
120が主画像から注目部位を検出しなかったことを示
す情報を含む関連情報を生成してもよい。
【0041】このように、関連情報生成部127が、主
画像と副画像との対応関係を示す関連情報を生成するの
で、主画像及び副画像の閲覧者は、主画像と副画像との
対応関係を容易に把握することができる。また、主画
像、副画像等が記録された記録媒体において、位置情報
に基づいて容易に所望の画像を検索することができる。
【0042】図3は、本実施形態における主画像、副画
像、位置情報、露光条件、及び関連情報の対応関係を示
す。主画像としては、主画像001〜003が入力部1
0により撮影される。副画像としては、副画像001〜
005が入力部10により撮影される。位置情報として
は、位置情報001〜005が注目部位検出部120に
より抽出される。露光条件としては、露光条件001〜
005が輝度検出部122により決定される。関連情報
としては、関連情報001〜003が関連情報生成部1
27により生成される。本実施形態の関連情報は、関連
情報生成部127により所定のデータファイルに収めら
れて生成される。
【0043】副画像001及び002は主画像001に
含まれる注目部位を撮影した画像なので、関連情報00
1には、主画像001、副画像001及び002、露光
条件001及び002、位置情報001及び002を示
す情報が含められる。副画像003〜005は主画像0
02に含まれる注目部位を撮影した画像なので、関連情
報002には、主画像002、副画像003〜005、
露光条件003〜005、位置情報003〜005を示
す情報が含められる。主画像003からは注目部位が検
出されず副画像が撮影されないので、関連情報003に
は主画像003を示す情報だけが含められる。関連情報
001〜003に含められる各画像を示す情報として
は、例えば、各画像が持つ固有の識別番号が考えられ
る。
【0044】このように、本実施形態においては、関連
情報生成部127が、主画像、副画像等の対応関係を示
す関連情報を生成するので、主画像及び副画像の閲覧者
は、主画像と副画像との対応関係を容易に把握すること
ができる。また、主画像、副画像等が記録された記録媒
体において、位置情報や関連情報に基づいて容易に所望
の画像を検索することができる。
【0045】図4は、出力部50により画面表示された
画像の一例を示す。出力部50が表示する画像は、主画
像60と副画像62a〜dとを含む。例えば出力部50
が液晶モニタの場合、強調処理部128は、液晶画面に
図4のような配置で主画像60と副画像62a〜dとを
表示させる出力形式を生成してもよい。また、強調処理
部128は、主画像60に対し、副画像62a〜dとし
て撮影された領域を破線64a〜dで表示する処理を施
してもよい。
【0046】このように、出力部50が主画像60を副
画像62a〜dとともに画面表示するので、ラボシステ
ムの操作者は主画像60を副画像62a〜dとの対応関
係を容易に把握することができる。また、主画像60に
副画像62a〜dとして抽出された領域を破線64a〜
dで表示する場合には、副画像62a〜dを主画像60
のどの領域から抽出したのかを、ラボシステムの操作者
が容易に把握することができる。印刷部50は、本図の
配置で撮影画像及び部分画像を印刷してもよい。
【0047】図5は、定規80の画像パターンを示す図
である。本実施形態における画像パターンの一つは、長
さを表示する定規80の画像である。パターン条件記憶
部121には、撮影する定規80の画像パターンの特徴
を定める画像パターン条件を記憶させておく。例えば、
複数の異なる色相で配色された定規80を撮影する場
合、パターン条件記憶部121には、長尺状の四角形の
形状、及び複数の異なる色相を有するという特徴を定規
80の画像パターン条件として記憶させておいてもよ
い。
【0048】本実施形態の場合、定規80の第一色部8
1と第三色部83とには青色を配し、また第二色部82
には赤色を配している。この場合、まず注目部位検出部
120が主画像から長尺状の四角形の形状を有する被写
体を検出する。そして、長尺状の被写体が青色と赤色と
の配色を有するかを注目部位検出部120が検出する。
被写体が青色と赤色との配色を有していた場合、その被
写体は画像パターン条件を満たした定規であると判断さ
れる。このように、パターン条件記憶部121に記憶さ
せた画像パターン条件が、複数の異なる色相を交互に配
色した定規80の特徴を定めているので、注目部位検出
部120により注目部位を容易に検出することができ
る。
【0049】なお、工事写真において撮影される定規
は、物の高さ等を測るために縦に支えられて撮影される
場合と、物の幅等を測るために横向きに倒されて撮影さ
れる場合とがある。これらいずれの場合であっても注目
部位検出部120が定規80を検出できるよう、パター
ン条件記憶部121には定規80の特徴として縦長の形
状と横長の形状との双方の条件を記憶させてもよい。
【0050】例えば、画像パターンの内側部分の明度と
異なる明度を持つ輪郭線、及び所定の位置に突形部分を
含む輪郭線を有するという特徴を定規80の画像パター
ン条件として記憶させておいてもよい。本実施形態の場
合、定規80の内側部分に白色を配し、定規の輪郭線8
4に黒色を配している。また、輪郭線84は、内側方向
へ突出する所定間隔の目盛り線を含む。さらに、輪郭線
84及び目盛り線は太線で形成される。パターン条件記
憶部121に記憶させた画像パターン条件が、内側部分
の明度と異なる明度を持つ輪郭線84や、目盛り線を含
む輪郭線84を有する定規80の特徴を定めているの
で、注目部位検出部120により注目部位を容易に検出
することができる。
【0051】図6は、黒板90の画像パターンを示す図
である。本実施形態における画像パターンの一つは、書
かれた文字を表示する黒板90の画像である。パターン
条件記憶部121には、撮影する黒板90の画像パター
ンの特徴を定める画像パターン条件を記憶させておいて
もよい。例えば、長方形の輪郭形状、画像パターンの内
側部分の色相と異なる色相を有する輪郭線、及び所定の
位置に突形部分を有する輪郭線を有するという特徴を黒
板90の画像パターン条件として記憶させておいてもよ
い。
【0052】本実施形態の場合、黒板90の内側部分
(文字表示部93)に濃緑色を配し、黒板90の輪郭線
91に黄色を配している。また、輪郭線91は、内側方
向へ突出する突形部分92a〜dを各辺の略中央にそれ
ぞれ有する。輪郭線91及び突形部分92は、黒板90
の検出を容易にするため略幅広に形成される。この場
合、注目部位検出部120は、まず略横長の長方形の形
状をした被写体を主画像から検出する。そして、注目部
位検出部120は、内側部分の色相と異なる色相を有す
る略幅広の輪郭線91を検出する。さらに、長方形の被
写体の輪郭線91が黄色であり、また文字表示部93が
濃緑色であるかを検出する。さらに、注目部位検出部1
20は、輪郭線91の各辺略中央に略幅広の突形部分9
2a〜dを有しているかを検出する。またさらに注目部
位検出部120は、輪郭線91と突形部分92a〜dが
略幅広であるかを検出する。こうして注目部位検出部1
20により検出された被写体が、黒板90であると判断
される。
【0053】このように、パターン条件記憶部121に
記憶させた画像パターン条件が、内側部分の色相と異な
る色相を持つ輪郭線91、及び突形部分92を含む輪郭
線91を有する黒板90の特徴を定めるので、注目部位
検出部120により注目部位を容易に検出することがで
きる。
【0054】図7は、本実施形態の撮影方法を示すフロ
ーチャートである。まず、撮影動作を開始し(S10
0)、撮影者がレリーズスイッチ22をオンにすると
(S102)、入力部10が主画像を撮影する(S10
4)。次に、制御ユニット24は主画像から注目部位の
位置情報を検出する(S106)。次に、制御ユニット
24が、入力部10による副画像の結像を制御する(S
108)。
【0055】次に、制御ユニット24は、入力部10に
対し副画像を撮影させる(S110)。次に、強調処理
部128は、主画像に対し、注目部位の領域と注目部位
の領域以外の領域とが異なる出力形式となる処理を施す
(S111)。次に、関連情報生成部127は主画像と
副画像とが対応する画像であることを示す関連情報を生
成する(S112)。次に、出力部50は、主画像及び
副画像を画面表示する(S114)。次に、記録部40
は、主画像及び副画像を関連情報等とともに記録媒体に
記録する(S116)。そして、撮影動作を終了する
(S118)。
【0056】図8は、図7における結像制御段階(S1
08)の詳細な動作を示すフローチャートである。ま
ず、露光条件決定部122が主画像における注目部位の
領域の輝度情報を検出する(S130)。次に、露光条
件決定部122は、輝度情報に基づいて絞り値を決定す
る(S132)。次に、露光条件決定部122は、輝度
情報に基づいて露光時間を決定する(S134)。次
に、ズーム制御部125が方向調整部17を介してレン
ズ11の角度を変えて撮影方向を調整する(S13
6)。次に、ズーム制御部125がレンズ11のズーム
とフォーカスとを制御する(S138)。次に、絞り制
御部124が絞り12の絞り値設定を制御する(S14
0)。次に、露光制御部123がシャッター13のシャ
ッタースピードを制御する(S142)。
【0057】次に、第2実施形態を説明する。本実施形
態のカメラにおいては、主画像はデジタル画像データと
して得られるだけでなく、同時にフイルム画像としても
得られる。副画像はフイルム画像として得られる。図9
は、本実施形態のフイルム撮像部71を備えたカメラの
構成図である。本実施形態のカメラは、入力部10とメ
モリ部20とレリーズスイッチ22と制御ユニット24
と領域指定部26と記録部40と出力部50とを備え
る。入力部10以外の構成は、第1実施形態における構
成とほぼ同様である。
【0058】入力部10は、第一の撮像部としてのデジ
タル撮像部70と第二の撮像部としてのフイルム撮像部
71とを異なる位置に有する。デジタル撮像部70は、
主画像及び副画像のうち少なくとも一方を光学的な情報
から電気的な情報へ変換し、A/D変換部16によるA
/D変換でデジタル画像を得る。フイルム撮像部71
は、主画像及び副画像のうち少なくとも一方の光学的な
情報をフイルムに感光させてフイルム画像を得る。
【0059】デジタル撮像部70は、レンズ11と絞り
12とシャッター13とカラーフィルタ14とCCD1
5と方向調整部17とを含む。本実施形態のデジタル撮
像部70の構成は、第1実施形態における入力部10に
含まれる構成と同様である。フイルム撮像部71は、フ
イルム用レンズ72とフイルム用絞り73とフイルム用
シャッター74と受光部75とフイルム用方向調整部7
6とを含む。受光部75は、フイルム用レンズ72、フ
イルム用絞り73、及びフイルム用シャッター74によ
って結像された被写体画像の光学的情報を受光してフイ
ルムに感光させる。フイルム用方向調整部76は、フイ
ルム用レンズ72の角度を制御してフイルム撮像部71
の撮影方向を調整する。フイルム用方向調整部76は、
方向調整部17が調整するデジタル撮像部70の撮影方
向と異なる方向にフイルム撮像部71の撮影方向を調整
してもよい。
【0060】デジタル撮像部70とフイルム撮像部71
とは、被写体をほぼ同時に撮影してデジタル画像とフイ
ルム画像とを得ることができる。また、デジタル撮像部
70とフイルム撮像部71とに、被写体を異なるズーム
倍率でそれぞれ撮影させてもよい。すなわち、レンズ1
1とフイルム用レンズ72とに異なるズーム倍率で画像
を結像させてもよい。
【0061】本実施形態によれば、主画像をデジタル撮
像部70とフイルム撮像部71とがほぼ同時に撮影す
る。そして、主画像から検出された注目部位に露光条件
や絞り条件を合わせた副画像をフイルム撮像部71が撮
影する。したがって、主画像をフイルム撮影した後に、
注目部位を含む副画像を最適な撮影条件の下で自動的に
フイルム撮影することができる。
【0062】なお、本実施形態において制御ユニット2
4により生成される位置情報、関連情報は、第1実施形
態において制御ユニット24により生成される各情報と
同様である。また、記録部40は、本実施形態において
制御ユニット24により生成される関連情報、位置情
報、露光条件等を、フイルム面等の所定の位置に磁気記
録部を有するAPS(Advanced Photo System)フイル
ムの磁気記録部に記録してもよい。さらに、記録部40
は、入力部10が主画像及び副画像をフイルムに感光さ
せる場合に、関連情報、位置情報、露光条件をメモリカ
ード等の記録媒体に記録してもよい。
【0063】また、他の形態として、第一の撮像部及び
第二の撮像部は、一つの光学系からデジタル画像とフイ
ルム画像との双方を得られる一つの撮像部であってもよ
い。他の形態として、第一の撮像部及び第二の撮像部
は、それぞれが一つの光学系からデジタル画像とフイル
ム画像との双方を得られる別々の撮像部であってもよ
い。他の形態として、第一の撮像部及び第二の撮像部
は、双方ともデジタル画像を得られる撮像部であっても
よい。
【0064】次に、第3実施形態を説明する。本実施形
態の基本的な構成及び動作は、図1乃至図9に示される
第1および第2実施形態の基本的な構成及び動作と同様
である。本実施形態の撮影装置は、カメラを内蔵したノ
ート型コンピュータやカメラを内蔵した携帯型電子端末
等の電子機器である。これらの場合、ノート型コンピュ
ータや携帯型電子端末の電子計算機部分は主に制御ユニ
ット24として機能する。
【0065】図10は、本実施形態における制御ユニッ
ト24のハードウェア構成図である。CPU30はRO
M32およびRAM34に格納されたプログラムに基づ
いて動作する。入力装置31を介して操作者によりデー
タが入力される。入力装置31は領域指定部26から受
け取る信号に基づいてデータを入力してもよい。ハード
ディスク33は、画像等のデータ、及びCPU30を動
作させるプログラムを格納する。CD−ROMドライブ
35はCD−ROM100からデータ又はプログラムを
読み取り、RAM34、ハードディスク33及びCPU
30の少なくともいずれかに提供する。
【0066】図11は、CPU30が実行するソフトウ
エアの機能構成を示すブロック図である。これらのソフ
トウエアは、CD−ROM100等の記録媒体に格納さ
れて利用者に提供される。記録媒体に格納されたソフト
ウエアは圧縮されていても非圧縮であってもよい。ソフ
トウエアは記録媒体からハードディスク33にインスト
ールされ、RAM34に読み出されてCPU30により
実行される。
【0067】記録媒体に格納されて提供されるソフトウ
エア、即ちハードディスク33にインストールされるソ
フトウェアは、機能構成として注目部位検出モジュール
220とパターン条件モジュール221と露光条件決定
モジュール222と露光制御モジュール223と絞り制
御モジュール224とズーム制御モジュール225と撮
像制御モジュール226と関連情報生成モジュール22
7と強調処理モジュール228とを備える。
【0068】注目部位検出モジュール220は、メモリ
部20より受け取った主画像から、パターン条件モジュ
ール221より受け取る所定の画像パターン条件を満た
した注目部位の位置情報を検出する。パターン条件モジ
ュール221は、所定の画像パターン条件を記憶する。
【0069】露光条件決定モジュール222は、位置情
報に基づいて主画像における注目部位の領域の輝度情報
を検出する。また、露光条件決定モジュール222は、
輝度情報に基づいて露光時間(シャッタースピード)、
絞り値等の露光条件を決定する。露光制御モジュール2
23は、露光条件決定モジュール222が決定した露光
条件に基づいてシャッター13のシャッタースピードを
制御する。絞り制御モジュール224は、露光条件決定
モジュール222が決定した露光条件に基づいて絞り1
2の絞り値設定を制御する。ズーム制御モジュール22
5は、注目部位の位置情報に基づいてレンズ11のズー
ム、フォーカス、および角度を制御する。撮像制御モジ
ュール226は、CCD15の信号出力を制御する。こ
れらの各モジュールにより制御ユニット24は、入力部
10に対し、注目部位の少なくとも一部を含む副画像を
位置情報に基づいて入力させる。
【0070】強調処理モジュール228は、主画像にお
いて、注目部位の領域と注目部位の領域以外の領域とが
異なる出力形式となる処理を主画像に施す。関連情報生
成モジュール227は、主画像と副画像とが対応する画
像であることを示す関連情報を生成する。
【0071】以上の各モジュールは、それぞれ制御ユニ
ット24が有する機能を示す。ただし、各モジュールは
ソフトウェアモジュールとしてそれぞれ独立に形成する
ことを要しない。
【0072】記録媒体の一例としてのCD−ROM10
0には、本出願で説明した処理部20の動作の一部又は
全ての機能を格納することができる。またCD−ROM
100には他の装置の動作の一部又は全ての機能を格納
することができる。これらのプログラムは記録媒体から
直接RAM34に読み出されて実行されてもよい。
【0073】記録媒体としては、CD−ROM100の
他にも、DVDやPD等の光学記録媒体、フロッピーデ
ィスクやミニディスク(MD)等の磁気記録媒体、MO
等の光磁気記録媒体、テープ状記録媒体、不揮発性の半
導体メモリカード等を用いることができる。上記のプロ
グラムを格納した記録媒体は、画像撮影装置を製造する
ためにのみ使用されるものであり、そのような記録媒体
の業としての製造および販売等が本出願に基づく特許権
の侵害を構成することは明らかである。
【0074】以上のように、第1〜第3実施形態によれ
ば、所定の画像パターン条件をパターン条件記憶部12
1に記憶させておき、注目部位検出部120が画像パタ
ーン条件を満たす注目部位を検出し、入力部10が注目
部位を副画像として撮影する。したがって、例えば工事
写真の場合、全体写真を撮影すれば自動的に定規や黒板
を検出し撮影することができる。
【0075】また、本実施形態によれば、注目部位検出
部120が注目部位の位置情報を検出し、記録部40が
位置情報を記録媒体に記録するので、この記録媒体に収
められた画像を閲覧する者は、副画像が主画像のどの部
分を撮影したものであるかを確認することができる。ま
た、出力部50が位置情報を液晶画面に出力するので、
撮影者は、副画像が主画像のどの部分を撮影したもので
あるかを液晶画面上で確認することができる。
【0076】また、本実施形態においては、所定の画像
パターン条件をパターン条件記憶部121に記憶させて
おき、注目部位検出部120が画像パターン条件を満た
す注目部位を検出する。そして、制御ユニット24が注
目部位を入力部10に入力させる。したがって、例えば
工事写真の場合、工事現場の全体写真を撮影すれば、自
動的に定規や黒板の写真も撮影することができる。
【0077】また、本実施形態においては、露光条件決
定モジュール222が主画像における注目部位の領域か
ら輝度情報を検出して、該輝度情報に基づいて露光条件
を決定する。したがって、入力部10は注目部位を副画
像として最適な露光条件で撮影することができる。
【0078】また、本実施形態によれば、関連情報生成
部127が、主画像と副画像とが対応する画像であるこ
とを示す関連情報を生成するので、主画像及び副画像の
閲覧者は、主画像と副画像との対応関係を容易に把握す
ることができる。
【0079】また、本実施形態によれば、主画像及び副
画像が位置情報及び関連情報とともに記録されるので、
記録媒体に記録された主画像及び副画像の閲覧者は位置
情報に基づいて容易に所望の画像を検索することができ
る。
【0080】また、本実施形態によれば、パターン条件
記憶部121に記憶させた画像パターン条件が、内側部
分の明度と異なる明度を有する輪郭線84や、目盛り線
が書かれた輪郭線84を有する定規80の特徴を定めて
いるので、注目部位検出部120により注目部位を容易
に検出することができる。
【0081】また、本実施形態によれば、パターン条件
記憶部121に記憶させた画像パターン条件が、内側部
分の色相と異なる色相を有する輪郭線91や、突形部分
92を有する輪郭線91を有する黒板90の特徴を定め
ているので、注目部位検出部120により注目部位を容
易に検出することができる。
【0082】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、主画像から検出された注目部位が含まれる副
画像を最適な撮影条件で撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの構成図である。
【図2】制御ユニット24の機能ブロック図である。
【図3】撮影画像、部分画像、位置情報、露光条件、及
び関連情報の対応関係を示す。
【図4】出力部50により画面表示された画像の一例を
示す。
【図5】定規80の画像パターンを示す図である。
【図6】黒板90の画像パターンを示す図である。
【図7】撮影方法を示すフローチャートである。
【図8】図7における結像制御段階(S108)の詳細
な動作を示すフローチャートである。
【図9】第2実施形態のフイルム撮像部71を備えたカ
メラの構成図である。
【図10】第3実施形態における制御ユニット24のハ
ードウェア構成図である。
【図11】CPU30が実行するソフトウエアの機能構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 入力部 11 レンズ 12 絞り 13 シャッター 14 カラーフィルタ 15 CCD 16 A/D変換部 17 方向調整部 20 メモリ部 22 レリーズスイッチ 24 制御ユニット 26 領域指定部 30 CPU 31 入力装置 32 ROM 33 ハードディスク 34 RAM 35 CD−ROMドライブ 40 記録部 50 出力部 60 主画像 62 副画像 64 破線 70 デジタル撮像部 71 フイルム撮像部 72 フイルム用レンズ 73 フイルム用絞り 74 フイルム用シャッター 75 受光部 76 フイルム用方向調整部 80 定規 81 第一色部 82 第二色部 83 第三色部 84 輪郭線 90 黒板 91 輪郭線 92 突形部分 93 文字表示部 100 CD−ROM 120 注目部位検出部 121 パターン条件記憶部 122 露光条件決定部 123 露光制御部 124 絞り制御部 125 ズーム制御部 126 撮像制御部 127 関連情報生成部 128 強調処理部 220 注目部位検出モジュール 221 パターン条件モジュール 222 露光条件決定モジュール 223 露光制御モジュール 224 絞り制御モジュール 225 ズーム制御モジュール 226 撮像制御モジュール 227 関連情報生成モジュール 228 強調処理モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 Z 5C052 Fターム(参考) 2H002 CC01 CC21 DB14 DB15 DB24 DB25 DB29 DB30 DB31 DB32 EB09 FB02 FB31 FB37 FB51 GA16 GA35 GA55 GA57 GA77 HA11 JA09 JA11 2H054 AA01 BB07 2H103 AA01 AA05 AA31 AA38 ZA55 2H104 AA18 AA19 5C022 AA13 AB06 AB17 AB19 AB66 AB68 AC42 AC69 5C052 AA12 AB04 CC01 DD02 DD04 DD08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮影する撮影装置であって、 前記画像を入力する入力部と、 前記入力部により入力された第一の画像から所定の画像
    パターン条件を満たした注目部位の位置情報を検出する
    注目部位検出部と、 前記入力部に対し、前記注目部位の少なくとも一部を含
    む第二の画像を、前記位置情報に基づいて入力させる制
    御ユニットと、 前記第二の画像を記録する記録部とを備えることを特徴
    とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記制御ユニットは、 前記位置情報に基づいて、前記第一の画像における前記
    注目部位の領域の輝度情報を検出し、前記輝度情報に基
    づいて露光条件を決定する露光条件決定部と、 前記入力部に対し、前記露光条件に基づく露光時間で前
    記第二の画像を入力させる露光制御部とを有することを
    特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記制御ユニットは、 前記位置情報に基づいて、前記第一の画像における前記
    注目部位の領域の輝度情報を検出し、前記輝度情報に基
    づいて露光条件を決定する露光条件決定部と、 前記入力部に対し、前記露光条件に基づく絞り値で前記
    第二の画像を入力させる絞り制御部とをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記記録部は、前記露光条件を記録する
    手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の
    撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記制御ユニットは、前記入力部に対
    し、前記位置情報に基づいて前記第二の画像を所定のズ
    ーム倍率で入力させるズーム制御部を有することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記入力部は、撮影の方向を前記ズーム
    制御部による制御に基づいて前記注目部位の方向へ調整
    する方向調整部を有することを特徴とする請求項5に記
    載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記第一の画像と前記第二の画像とが関
    連する画像であることを示す関連情報を生成する関連情
    報生成部をさらに備え、 前記記録部は、前記関連情報をさらに記録する手段を有
    することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記関連情報生成部は、前記露光条件
    と、前記第一の画像及び前記第二の画像のうち一方又は
    双方との対応関係を示す関連情報を生成する手段を有
    し、 前記記録部は、前記関連情報を記録する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の撮影
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第一の画像における前記注目部位の
    領域と、前記第一の画像における前記注目部位の領域以
    外の領域とが異なる出力形式となる処理を前記第一の画
    像に施す強調処理部をさらに備えることを特徴とする請
    求項1乃至8のいずれかに記載の撮影装置。
  10. 【請求項10】 前記入力部は、前記第一の画像及び前
    記第二の画像のうち少なくとも一方を撮像する第一の撮
    像部と、前記第一の画像及び前記第二の画像のうち少な
    くとも一方を撮像する第二の撮像部とを異なる位置に有
    することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載
    の撮影装置。
  11. 【請求項11】 前記第一の撮像部は、前記第一の画像
    及び前記第二の画像のうち少なくとも一方を光学的な情
    報から電気的な情報へ変換する手段を含み、 前記第二の撮像部は、前記第一の画像及び前記第二の画
    像のうち少なくとも一方の光学的な情報をフイルムに感
    光させる手段を含むことを特徴とする請求項10に記載
    の撮影装置。
  12. 【請求項12】 前記ズーム制御部は、前記第一の撮像
    部と前記第二の撮像部とに対し、異なるズーム倍率でそ
    れぞれ画像を入力させる手段を含むことを特徴とする請
    求項10又は11に記載の撮影装置。
  13. 【請求項13】 前記フイルムは、所定の位置に磁気記
    録部を有し、 前記記録部は、前記磁気記録部に前記露光条件及び前記
    関連情報のうち一方又は双方を記録する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項11又は12に記載の撮影装置。
  14. 【請求項14】 前記記録部は、前記第二の撮像部によ
    り得られた第二の画像の前記露光条件及び前記関連情報
    を記録媒体に記録する手段を有することを特徴とする請
    求項11乃至13のいずれかに記載の撮影装置。
  15. 【請求項15】 前記位置情報を前記第一の画像ととも
    に出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求
    項1乃至14のいずれかに記載の撮影装置。
  16. 【請求項16】 前記第一の画像における所望の注目領
    域を指定して、該注目領域の位置情報を抽出する領域指
    定部をさらに備え、 前記露光条件決定部は、前記領域指定部から受け取る前
    記位置情報に基づいて前記注目領域の輝度情報を検出す
    る手段を含むことを特徴とする請求項2乃至15のいず
    れかに記載の撮影装置。
  17. 【請求項17】 画像を撮影する撮影方法であって、 第一の画像を入力する段階と、 前記第一の画像から所定の画像パターン条件を満たした
    注目部位の位置情報を検出する段階と、 前記注目部位の少なくとも一部を含む第二の画像を、前
    記位置情報に基づいて入力させる段階と、 前記第二の画像を記録する段階とを備えることを特徴と
    する撮影方法。
  18. 【請求項18】 画像を撮影するプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記プログラムが、 前記コンピュータに働きかけて、第一の画像を入力する
    モジュールと、 前記コンピュータに働きかけて、前記第一の画像から所
    定の画像パターン条件を満たした注目部位の位置情報を
    検出するモジュールと、 前記コンピュータに働きかけて、前記注目部位の少なく
    とも一部を含む第二の画像を、前記位置情報に基づいて
    入力させるモジュールと、 前記コンピュータに働きかけて、前記第二の画像を記録
    するモジュールとを備えることを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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